JP3080242B2 - 紡績用ノズルの繊維屑除去方法 - Google Patents

紡績用ノズルの繊維屑除去方法

Info

Publication number
JP3080242B2
JP3080242B2 JP03040926A JP4092691A JP3080242B2 JP 3080242 B2 JP3080242 B2 JP 3080242B2 JP 03040926 A JP03040926 A JP 03040926A JP 4092691 A JP4092691 A JP 4092691A JP 3080242 B2 JP3080242 B2 JP 3080242B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
twisting
spinning
removal
fiber waste
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03040926A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04343717A (ja
Inventor
誠 丹
勝教 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP03040926A priority Critical patent/JP3080242B2/ja
Publication of JPH04343717A publication Critical patent/JPH04343717A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3080242B2 publication Critical patent/JP3080242B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気紡績機に用いる紡績
用ノズルの繊維屑を高圧空気により除去する繊維屑除去
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】空気紡績機においてはスライバーを上下
一対のローラを複数対設けてなるドラフト装置でドラフ
トし、ドラフトされたスライバーを紡績用ノズルに導入
し、ノズル内の導糸孔周囲から噴出する高圧空気流によ
りスライバーを旋回させて紡績を行っている。このよう
な紡績用ノズルにおいては、紡績中に短繊維や繊維屑か
らなるスラブ等がノズル内の入口に堆積してノズル詰ま
りを生じ紡績不能となることがあった。このようなノズ
ル詰まりを生じた時には、作業者がブラシ等でスラブ等
を取り除く作業を行っていた。そのためのメンテナンス
のための作業者を多数必要となり、また作業に時間がか
かるため紡績機を止めておく時間が長くなる欠点があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の点に鑑みて、本
発明は紡績用ノズルに付着した繊維屑を自動的に除去す
る方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、旋回空気流で加撚を行なう、第1加撚ノズルと第2
加撚ノズルを備え、該第1加撚ノズルと第2加撚ノズル
間に排気用切欠きを備えた紡績用ノズルにおいて、第1
加撚ノズル入口部に第1除去ノズルを、排気用切欠き部
に開口する第2ノズル入口部に第2除去ノズルを、第2
ノズル内のノズル出口開口近くに第3除去ノズルをそれ
ぞれ設け、第1及び第3除去ノズルと、第2除去ノズル
とのどちらかまたは両方を適宜選択して圧空噴出を行う
ようにした。請求項2の発明にあっては、除去ノズルの
圧空噴出時に第2加撚ノズルの紡出口を閉塞し、該紡出
口からの圧空流出を防止し、圧空を第2加撚ノズルの
口開口より流出させるようにした。
【0005】
【作用】本発明は上記のように構成したので、紡績ノズ
ルにおいて旋回空気流によりスライバーが第1ノズル内
に引き込まれると共に第1段の加撚が行われ、その空気
は排気用切欠きから排出される。次いでこの糸は第2ノ
ズルにおいて同様に旋回空気流により第2の加撚が行わ
れ、その空気は糸と共に紡績ノズルの後部から排出され
紡績が行われる。一方紡績ノズルのクリーニング時には
これらの第1,第2の加撚ノズルから噴出する加撚用空
気流を止め、第1除去ノズルと第3除去ノズルからは所
定時間連続的に高圧空気を供給するとともに、第2除去
ノズルからはこの所定時間内に間欠的に高圧空気を供給
し第1加撚ノズルの入口部及び第2加撚ノズル入口部に
堆積した繊維屑を重点的に除去する。
【0006】
【実施例】本発明を実施する装置の一例を図面に沿って
説明する。ドラフト装置1でドラフトされたスライバー
は、細い繊維束になってドラフト装置1のフロントロー
ラ対2から送り出され、このフロントローラ対2のトッ
プローラ4とボトムローラ3とのニップ部に近接して設
けた紡績ノズル5の第1加撚ノズル6の開口7に引き込
まれる。紡績ノズル5内においては第1加撚ノズル6に
おいてノズル部8からの高圧旋回空気流によって第1段
の加撚が行われる。その空気流は切欠き部9から外部に
排気され、糸は第2加撚ノズル10の開口11から第2加撚
ノズルに入り第2加撚ノズル10においても同様にノズル
部12からの高圧旋回空気流によって第2段の加撚が行わ
れる。その空気流は紡績ノズル5の後端面13に設けた紡
出口14から紡績された糸と共に排気される。
【0007】この紡績ノズル5には、第1加撚ノズル6
の先端7に近接した開口15を有する第1除去ノズル16を
設け、排気用切欠き9には開口17を有する第2除去ノズ
ル18を設け、第2加撚ノズル10には紡出口14に近かく開
口19を有する第3除去ノズル20を設けている。第1除去
ノズル16と第3除去ノズル20とは、エアダクト21から第
1電磁弁22を経た後に分岐した導管23,24に接続されて
おり、第2除去ノズル18の導管25はエアダクト21と第2
電磁弁26を介して連通している。第1電磁弁22及び第2
電磁弁26は制御装置27によってその開閉を制御される。
【0008】紡糸ノズル5の後部には、ロータリアクチ
ュエータ28の軸29と連結することにより回動自在に支持
されたアーム30を備え、アーム30の先端には紡糸ノズル
5の紡出口14を閉塞可能な位置に蓋31を設ける。第1,
第2の加撚ノズル6,10のノズル部8,12は、導管32に
よってエアダクト21に連なっている。
【0009】上記構成において、この紡績ノズル5で紡
績中第1加撚ノズル6の入口開口7及び第2加撚ノズル
10の入口開口11では糸が絞られ、また引っ掛かりを生じ
易すいので繊維屑がこの部位に堆積し易すく、目詰まり
を生じ糸が切断されことがある。このような目詰まりを
生じた時あるいは定期的に、制御装置27は信号を出力
し、紡績機の駆動装置33を停止し、第1電磁弁22及び第
2電磁弁26を開放し、ロータリアクチュエータ28を駆動
して蓋31によって紡出口14を閉じる。それにより糸の紡
出は止まると共に第1除去ノズル16から高圧空気が噴出
し、第1加撚ノズル6の入口開口7部分に堆積した繊維
屑を吹き飛ばす。また第3除去ノズル20からも高圧空気
が噴出し、第2加撚ノズル10の内部から第2加撚ノズル
10の入口開口11に向けて噴出する。この時、紡出口14は
閉じられているので、紡出口14から圧空が噴出すること
はなく、第2加撚ノズル10内の繊維屑は入口開口11から
吹き飛ばされる。
【0010】一方、第2電磁弁26の開放によって第2除
去ノズル18からも高圧空気が噴出し、第2加撚ノズル入
口開口11部分に堆積した繊維屑を吹き飛ばす。この時、
第3除去ノズル20から噴出した高圧空気が入口開口11か
ら噴出する際、第2加撚ノズル10内の繊維屑を排出する
と共に入口開口11に連らなるノズル部34に詰った繊維屑
をも吹き飛ばし、第2除去ノズル18からの噴気流によっ
て切欠き9から外部に排出するので第2加撚ノズル10か
ら出た繊維屑は第1加撚ノズル6内に入ることがない。
【0011】これらの作動状態は図2に示すようにt1
においてすべて同時に作動するが、t2 において第2電
磁弁26のみ閉じることにより第2除去ノズル18からの噴
出が止められる。それにより第2加撚ノズル10内からそ
のノズル部34を通り入口開口11から噴出する空気が、そ
のまま直進し第1加撚ノズル6の紡出口35から第1加撚
ノズル6内に入り、更にそのノズル部36を通り開口7か
ら噴出する。その際第1加撚ノズル6内の繊維屑を排出
すると共にノズル部36に詰った繊維屑を吹き飛ばし、第
1除去ノズル16からの噴気流によって外部へ排出する。
【0012】次いでt3 において再び第2電磁弁23は開
き前記と同様の繊維屑除去処理を行う。その後t4 にお
いて第1電磁弁22及び第2電磁弁26は閉じ、ロータリア
クチュエータ28の逆作動によって蓋31を開放して元の状
態に戻る。以後紡績機の駆動装置33を駆動し、紡績機は
再び紡績を開始する。
【0013】なお上記装置における各電磁弁等の作動時
刻は任意に設定でき、t1 からt4までの所定時間内に
第2電磁弁の開閉時刻及び開閉回数も任意に設定可能で
ある。
【0014】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、紡
績ノズルの詰まりを高圧空気の供給によって自動的に除
去することができ、紡績機のメンテナンスが容易になる
とともに目詰まりの除去時間が短縮でき、紡績の作動停
止時間が短縮して紡績機の操業率が向上する。
【0015】また第1加撚ノズルと第2加撚ノズル間の
切欠きに供給する第2除去ノズルからの高圧空気の噴出
を一時的に止めるので、第3除去ノズルから第2加撚ノ
ズルに供給された高圧空気は第2加撚ノズルの開口から
第1ノズル内部に入り、第1ノズル内部の繊維屑も除去
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施する装置の実施例の断面図。
【図2】上記装置の作動機器の作動タイミングを示す
図。
【符号の説明】
5 紡績ノズル 6 第1加撚ノズル 9 切欠き部 10 第2加撚ノズル 14 紡出口 16 第1除去ノズル 18 第2除去ノズル 20 第3除去ノズル 22 第1電磁弁 26 第2電磁弁 28 ロータリーアクチュエータ 31 蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D01H 1/115 D01H 11/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回空気流で加撚を行なう、第1加撚ノ
    ズルと第2加撚ノズルを備え、該第1加撚ノズルと第2
    加撚ノズル間に排気用切欠きを備えた紡績用ノズルにお
    いて、第1加撚ノズル入口部に第1除去ノズルを、排気
    用切欠き部に開口する第2ノズル入口部に第2除去ノズ
    ルを、第2ノズル内のノズル出口開口近くに第3除去ノ
    ズルをそれぞれ設け、第1及び第3除去ノズルと、第2
    除去ノズルとのどちらかまたは両方を適宜選択して圧空
    噴出を行うことを特徴とする繊維屑除去処理方法。
  2. 【請求項2】 除去ノズルの圧空噴出時に第2加撚ノズ
    ルの紡出口を閉塞し、該紡出口からの圧空流出を防止
    し、圧空を第2加撚ノズルの入口開口より流出させるこ
    とを特徴とする請求項1記載の紡績用ノズルの繊維屑除
    去処理方法。
JP03040926A 1991-02-12 1991-02-12 紡績用ノズルの繊維屑除去方法 Expired - Fee Related JP3080242B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03040926A JP3080242B2 (ja) 1991-02-12 1991-02-12 紡績用ノズルの繊維屑除去方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03040926A JP3080242B2 (ja) 1991-02-12 1991-02-12 紡績用ノズルの繊維屑除去方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04343717A JPH04343717A (ja) 1992-11-30
JP3080242B2 true JP3080242B2 (ja) 2000-08-21

Family

ID=12594109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03040926A Expired - Fee Related JP3080242B2 (ja) 1991-02-12 1991-02-12 紡績用ノズルの繊維屑除去方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3080242B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10358484A1 (de) 2003-12-11 2005-07-07 Wilhelm Stahlecker Gmbh Vorrichtung zum Herstellen eines gesponnenen Fadens aus einem Stapelfaserverband
JP2011038210A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 Murata Machinery Ltd 空気紡績装置及びこの空気紡績装置を備える紡績機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04343717A (ja) 1992-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101014732A (zh) 喷气纺纱装置
JP2011038210A (ja) 空気紡績装置及びこの空気紡績装置を備える紡績機
US4058963A (en) Open-end spinning machine with a plurality of spinning units and with at least one servicing device
JP4350129B2 (ja) 前もって中断させた紡績過程を復旧させるための方法および装置
JP3080242B2 (ja) 紡績用ノズルの繊維屑除去方法
CN101280478B (zh) 喷气涡流纺纱装置
US4036002A (en) Dirt removal in spinning device
JP2006316398A (ja) 紡績糸製造装置
DE68919816T2 (de) Verfahren und Vorrichtung zum Entfernen beschädigter Fasern beim Wiederansetzen des Fadens in einer Open-end-Spinneinrichtung.
US5182903A (en) Open-end spinning machine
DE3436295C2 (de) Vorrichtung zum Ausscheiden von Fasern in Offen-End-Spinneinheiten
US4166356A (en) Method of and apparatus for pneumatically removing a fibrous ribbon or a severed yarn end from the spinning rotor of an open-end spinning machine
JPS5818424A (ja) 糸吸込み装置
JPH11222735A (ja) 長く延びた繊維中間製品を引込む装置
US4539808A (en) Fiber control apparatus in an open-end spinning frame
JPS5953723A (ja) フラツトコ−ミング機におけるドロ−イング装置の清掃とスライバの限界用の空気噴射装置
CH690009A5 (de) Verfahren zum Anspinnen des Garnes an Offen-End-Spinnmaschinen und Vorrichtung zur Ausführung des Verfahrens.
CZ2001848A3 (cs) Způsob čiątění spřádacího rotoru rotorového dopřádacího stroje a zařízení k provádění způsobu
JP2844933B2 (ja) 粗糸替機の集綿装置
CZ281244B6 (cs) Způsob čištění rotoru rotorového dopřádacího stroje a zařízení k provádění způsobu
JPH042829A (ja) 結束紡積の糸通し方法
JP2517157B2 (ja) 紡機における清掃装置及び清掃方法
JP2022027645A (ja) 繊維機械の動作方法及び繊維機械
DE3705924A1 (de) Oe-spinnmaschine
JP2001073236A (ja) 紡績装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees