JP3080032B2 - 加湿器 - Google Patents

加湿器

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JP3080032B2
JP3080032B2 JP09083465A JP8346597A JP3080032B2 JP 3080032 B2 JP3080032 B2 JP 3080032B2 JP 09083465 A JP09083465 A JP 09083465A JP 8346597 A JP8346597 A JP 8346597A JP 3080032 B2 JP3080032 B2 JP 3080032B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、加湿器に関し、特
に給水される水をヒータにより加熱して蒸発させ加湿に
供するようにした加湿器に関するものである。
【従来の技術】この種の加湿器は通常、給水タンクが着
脱できるように装着されて所定水位を保つように給水さ
れる水受皿と、給水される水をヒータにより加熱して蒸
発させ加湿に供する蒸発皿と、水受皿と蒸発皿とを同一
水位を保つように繋ぐ連絡路とを備え、蒸発皿では給水
タンクからの給水が行われて所定の水位を保っている
間、一定の量の蒸気を発生させて加湿を行うことができ
る。給水タンクが空になると、給水タンクを取り外して
水を補給し、再度装着することにより加湿器は繰り返し
使用される。一方、蒸発皿では水が蒸発して濃縮される
ことにより、蒸発皿およびこれに接続された前記連絡路
等に、水に含まれているミネラル分等が次第に付着し、
加湿器が繰り返し使用される度合いに応じて堆積してい
く。蒸発皿は上方に開放した構造が採られているので、
比較的洗浄しやすく付着したミネラル分を除去すること
はできる。しかし、前記連絡路が閉じられた管路である
と、これを洗浄することが難しく付着したミネラル分を
十分に除去することは困難である。このため、管路が詰
まって加湿器が早期に寿命に達してしまう問題が生じ
た。これを解消したものとして、図11に示すようなも
のが既に提供されている。このものは、図11に示され
るように、給水タンクaが着脱できるように装着されて
所定水位を保つように給水される水受皿bと、給水され
る水をヒータhにより加熱して蒸発させ加湿に供する蒸
発皿cと、水受皿bと蒸発皿cとを同一水位を保つよう
に繋ぐ上方に開放された連絡路dとを備えている。この
ように連絡路dが上方に開放していると、同じく上方に
開放されている蒸発皿cおよび水受皿bとともに、水ま
わりの全体を洗浄することができ、付着したミネラル分
等を除去しやすく、今までのような詰まりによる早期寿
命を招くようなことがない。ところが、連絡路が上方に
開放されていると、水の動きが自由になり、蒸発皿側の
熱湯が水受皿側の水の少しずつ入れ代わるようにして水
受皿側に移行し、耐熱構造を有しない水受皿側の部分に
熱劣化をもたらしたり、これを解消するのに水受皿側を
も耐熱構造にしてコストの高いものになってしまうと云
った問題が生じる。そこで、図11に示す従来のもの
は、連絡路dの途中に連絡路dを横断する深い溝eを設
け、この溝eに邪魔板fを上方から挿入している。この
邪魔板fは蓋部材と云った適当な着脱部材に一体に設け
られ、邪魔板fを潜って水受皿bの側から蒸発皿の側に
流れ込んでくる冷たい水の上に、蒸発皿cの側の加熱さ
れた熱湯があり、これが下にある冷たい水と入れ代わり
ながら下方に移行して邪魔板fを潜り水受皿側に移行す
ることがないようにしている。これにより、前記蒸発皿
cの側の熱湯が水受皿bの側にまで移行する問題が解消
される。
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記溝eは蒸
発皿cの側の熱湯が水受皿bの側に流れるのを十分に防
止するには、比較的深く狭いものが必要になり、洗浄に
不便になる。本発明の目的は、上方に開放された連絡路
を通じ蒸発皿側の熱湯が水受皿側に移行するのを、洗浄
に容易な構造で十分に防止できる加湿器を提供すること
にある。
【課題を解決するための手段】請求項1、2の発明の加
湿器は、給水タンクが着脱できるように装着されて所定
水位を保つように給水される水受皿と、給水される水を
ヒータにより加熱して蒸発させ加湿に供する蒸発皿と、
水受皿と蒸発皿とを同一水位を保つように繋ぐ上方に開
放された連絡路とを備え、従来のもの同様に、水受皿と
蒸発皿との連絡路のそれぞれは、上方に開放されている
ことにより洗浄しやすく付着したミネラル分等を除去し
やすいので、連絡路が詰まって早期に寿命に達するよう
なことが解消される。上記の目的を達成するために、請
求項1の発明は特に、前記連絡路が、水受皿に給水され
る水が蒸発皿の口部まわりをその両側に分岐して迂回し
た後合流して蒸発皿内に流れ込むような迂回路を有して
いることを特徴とするものであり、この迂回路は蒸発皿
の口部まわりをその両側に分岐して迂回できるように若
干拡がらせるだけであり、浅く洗浄しやすい上、構成部
材が特に立体化するようなことはなく、単純で低コスト
な構造のままで、長い連絡路を水受皿側から蒸発皿側に
そのまわり両側に水が分岐して後合流して蒸発皿に流入
するように定常的に流れる動きにより、蒸発皿側の熱湯
が水受皿側に移行するのを防止するとともに、蒸発皿側
の熱湯が水受皿側からの冷たい水と入れ代わりながら水
受皿側に移行したとしても連絡路が長く水受皿側には及
び難く、仮に及んだとしても水受皿側からの冷たい水と
の繰り返し混合によって温度を低下させることになるの
で、熱湯が水受皿側に移行する問題を解消することがで
きる。請求項2の発明は特に、前記連絡路は、下方に凹
陥した凹陥部に着脱できる筒壁が上方より嵌まり込ん
で、水受皿内の水がそのまわりに分流して下方に向かっ
て後合流して下端部から上方へ流入するように迂回して
蒸発皿内に流れ込む二重構造の迂回路を有していること
を特徴とするものであり、凹部に着脱できる筒壁が嵌ま
り合うだけで、水受皿内の水がそのまわりに分流して下
方に向かって後合流して下端部から上方へ流入するよう
に迂回して蒸発皿内に流れ込む狭い二重構造の迂回路を
構成して、蒸発皿内の高温水が水受皿内に及ぶ経路を長
くする上、狭い通路によって蒸発皿側の高温水が水受皿
側の低温水の下に潜り難くなることで、蒸発皿内の高温
水が水受皿内に流入するのを効果的に防止することがで
きるし、凹部が深くても筒壁を取り外すことにより上方
に広く開放することができるので洗浄しやすい。
【発明の実施の形態】以下、本発明の加湿器の幾つかの
実施の形態について図1〜図7に基づいて説明する。 (実施の形態1) 本実施の形態1の加湿器は図1に示すような全体構成を
有し、ゴム等よりなる脚1が設けられた合成樹脂製の底
部材2、この底部材2の開口縁に着脱できるように印籠
嵌め等される合成樹脂製の胴部材3、およびこの胴部材
3の開口縁に着脱できるように印籠嵌め等される合成樹
脂製の蓋部材4によって本体5が形成されている。胴部
材3の中間高さ位置には中間底3aが一体成形して設け
られ、この中間底3aに給水タンク6を着脱できるよう
に装着する水受皿7が一体成形して設けられるととも
に、水をヒータ8により加熱し蒸発させて加湿に供する
蒸発皿9を接続する蒸気発生口11が一体成形して設け
られている。給水タンク6はこれの口部6aに着脱でき
るようにねじ合わされた合成樹脂製の蓋12に常閉弁1
3を持った給水口14が設けられ、蓋12の部分を水受
皿7のタンク装着口7aに上方より嵌め合わせてタンク
受7bに着座させるようにして装着し、この装着状態に
て水受皿7の底部中央に一体成形して突設した突起15
が前記常閉弁13を押し開き、給水タンク6内の水が水
受皿7内に流出するようにしてある。水受皿7に流出し
た水は図1、図2に示す連絡路16を通じて蒸発皿9側
に、この蒸発皿9と同一水位となるように流れ込む。通
常使用状態で必要な例えば図1に仮想線で示すような所
定の水位となったとき、水面は前記給水口14の下端の
高さに達して給水口14を塞ぐ。これにより、給水タン
ク6は給水口14を通じた外気の導入ができなくなり、
内部の水の流出が停止する。蒸発皿9の側で水が蒸発し
て消費されて水位が低下していき、これを補うのに水受
皿7側から蒸発皿9側に水が流れて水受皿7の水位が下
がると、給水口14が水面によって閉じられていた状態
から開いた状態となるので、再度の水位の上昇により閉
じられるまで給水タンク6内の水が水受皿7に流出して
水の給水が行われる。この給水と、給水停止との繰り返
しによって蒸発皿9は常に一定の水位に保たれながら水
をヒータ8によって加熱して蒸発させ、設定された分の
蒸気を常時発生させて設定通りの加湿が達成されるよう
にする。蒸発皿9は図1に示すように、前記蒸気発生口
11の下面にシールパッキング21を介して当てがい、
複数のねじ22により下方からねじ止めされている。前
記連絡路16は図1、図2に示すように、水受皿7に給
水される水が蒸発皿9の口部9aのまわり、本実施の形
態1で具体例では口部9aに接続された蒸気発生口11
のまわりを迂回した後蒸発皿9内に流れ込むような迂回
路16aを有している。本実施の形態1の迂回路16a
は、水受皿7から蒸発皿9の側に延びる通路16bから
分岐するように、蒸気発生口11のまわりの内側環状壁
11aと外側環状壁11bとの間に形成された環状通路
であり、内側環状壁11aの連絡路16bとの接続位置
とほぼ真反対な位置には迂回路16aが蒸気発生口11
に通じるように切り欠かれた連通口23が設けられてい
る。これにより、水受皿7と蒸発皿9との連絡路16の
それぞれは、上方に開放されていることにより洗浄しや
すく付着したミネラル分等を除去しやすいので、連絡路
16が詰まって早期に寿命に達してしまうようなことが
解消される。同時に、迂回路16aは蒸発皿9の口部9
aないしは蒸気発生口11のまわりを若干拡がらせるだ
けであり、構成部材が特に立体化するようなことはな
く、単純で低コストな構造のままで、長い連絡路16を
水受皿7側から蒸発皿9側に水が定常的に流れる動きに
より、蒸発皿9側の熱湯が水受皿7側に移行するのを防
止するとともに、蒸発皿9側の熱湯が水受皿7側からの
冷たい水と入れ代わりながら水受皿側7に移行したとし
ても連絡路16が長く水受皿7側には及び難く、仮に及
んだとしても水受皿7側からの冷たい水との繰り返し混
合によって温度を低下させることになる。したがって、
熱湯が水受皿7側に移行する問題を解消することができ
る。迂回路16aの上には図1に示すように金属製また
は合成樹脂製で環状な蓋板24が当てがわれ、複数のね
じ25によって着脱できるように取付けてある。蓋板2
4の中央部の筒壁24aの外周のねじ部には蒸発皿9で
発生する蒸気を案内して蓋部材4の開口4aを通じて外
部に発散させる蒸気パイプ26が着脱できるようにねじ
合わせ装着されている。蒸気パイプ26は幾つかの合成
樹脂製の部材をねじや嵌合によって接続して形成され、
途中数カ所には外気を導入する吸気口26aや、導入し
た外気と発散する蒸気とを混合する混合部材26bが設
けられ、発散させる蒸気の温度を外気の導入、混合によ
って下げ、外部には適度に降温した蒸気が発散して使用
者等に熱い思いをさせるようなことを回避している。ヒ
ータ8は図1、図3に示すように、蒸発皿9の外周に巻
付けてねじ31、31により締付けたバンドヒータであ
るが、これの締付けをどのように強固に行っておいて
も、蒸発皿9の熱膨張や、熱収縮の繰り返しによって、
ヒータ8の締付けが徐々に緩み、限度を越えたとき不用
意に脱落する問題がある。これを解消するのに本実施の
形態1では、図1、図3に示すように蒸発皿9の底部に
その直径線上で下方から線材よりなるヒータ脱落防止金
具32を当てがい、その両端部32a、32aを、蒸発
皿9のフランジ外周に設けられた折り返し環状壁9bの
直径線上2か所に設けられた取付け孔9c、9cに係合
させて安定させることにより、ヒータ8た脱落しようと
してもこのヒータ脱落防止金具32に当たってそれ以上
外れることはなく、ヒータ8が不用意に脱落するような
ことを防止することができる。また、給水タンク6の蓋
12に、外周から給水タンク6内の水を流出させるのに
合わせて外気を中央部から給水タンク6内に導入される
ように、給水流出口12aと外気導入口12bとが設け
られ、導入される外気と流出する水とが衝突し合って互
いに乱れたり、音を発したりするようなことを防止し、
水が乱れなく静かに流出できるようにしている。また、
蒸気パイプ26の上端の蒸気放出端26dには、ハーブ
容器26eが設けられ、これにハーブを収容して用いる
と、この部分を通って外部に放出される蒸気にハーブの
成分が乗じて発散されるようにしている。また、水受皿
7には図2に示すような水位センサ27や、図3に示す
ような温度ヒューズ28が設けられ、給水タンク6から
の給水がない等の理由により、危険水位になったこと
や、水が無くなることにより異常に昇温したことをそれ
らによって自動検出し、そのような検出があったときに
はヒータ8を自動的にオフにし、また同時に音や各種表
示の警告を行うようにしている。これにより、使用の安
全が図れる。 (参考例1) 本参考例1は図4、図5に示すように、水受皿7から蒸
発皿9への連絡路16の途中に、蒸発皿9から水受皿7
に熱湯が逆流するのを防止する逆流防止手段41が設け
られている。このように連絡路16の途中にある逆流防
止手段41は、水受皿7側の水が蒸発皿9側での水の消
費に合わせて所定の水位を保つように蒸発皿9側に流れ
るのを邪魔せず、蒸発皿9側の熱湯が逆流防止手段41
を越えて水受皿7側に逆流するのを防止するので、蒸発
皿9側の熱湯が水受皿7側に移行するような問題を確実
に防止することができる。本参考例1の逆流防止手段4
1は、半部が連絡路16に臨むように設けた水車42を
設けるだけの簡単な構成としてあり、水車42は回転軸
42aの周りに放射状の羽根42bを所定数設けたもの
で、連絡路16の水受皿7側と蒸発皿9側とをどれかの
羽根42bが常に隔絶させているようにするのが好適で
ある。連絡路16に臨んでいる水車42の半部が、蒸発
皿9側での水の消費に合わせて、水受皿7の側の水が蒸
発皿9の側に定常的に流れることにより、定常的に図5
に矢印で示す方向に回転して、水受皿7側の水を蒸発皿
9側に送り出しているので、蒸発皿9の側の熱湯は前記
定常的に矢印の方向に回転している水車42を逆転させ
て、また前記隔絶状態を越えて水受皿7の側に逆流する
ことはなく、蒸発皿9側の熱湯が水受皿7側に逆流する
のを確実に阻止することができる。本参考例1では、底
部材2と胴部材3とは図4に示すようにねじ45により
一体に連結して不用意な分離が行われないようにしてい
る。このような構成は実施の形態1でも適用できる。ま
た、蒸気パイプ26を蒸気発生口11の上に着脱できる
ように嵌め合わせるだけで、ねじ止めなどなしに双方間
に蒸気の逃げ口ができないようにしている。これも実施
の形態1に適用してもよい。 (参考例2) 本参考例2は図7〜図9に示すように、参考例1とは異
なったフロート弁51よりなる逆流防止手段41を設け
てある。フロート弁51は胴部材3の中間底3aに一体
成形した突起52に上下動できるように嵌め合わされ、
突起52の上端にねじ50により取り付けたストッパ5
3と中間底3aとの間で水位に応じて上下動するように
設けられている。フロート弁51は例えば合成樹脂製の
中空部材として連絡路16の蒸発皿9の水位に応動でき
るようにするとよい。しかし、特に中空構造でなくて
も、水に浮く軽量材料よりなるものとして水位に応じて
上下動できるものでもよい。フロート弁51と突起52
との間には水受皿7側の水が蒸発皿9側に流れる隙間5
5が設けられ、フロート弁51が蒸発皿9側の水位の上
昇によってストッパ53に当接すると、前記隙間55の
上端がストッパ53によって閉じられるので、水受皿7
側の水は連絡路16の部分でフロート弁51とストッパ
53とによって遮断され、蒸発皿9の側には流れなくな
る。蒸発皿9の側で水が消費され水位が下がると、これ
に対応してフロート弁51も下がって前記ストッパ53
から離れるので、前記隙間55が開かれ水受皿7の側の
水が連絡路16を通じて蒸発皿9の側に流れる。以上の
ような動作を繰り返して、給水タンク6内の水が水受皿
7、およびフロート弁51がある連絡路16を通じて蒸
発皿9に給水され、所定の水位を保ちながら加湿が行わ
れる。この加湿状態にて、蒸発皿9の側から水受皿7の
側に熱湯が流れ、あるいは移行するような動きが万一、
生じても、このような熱湯の動きはフロート弁51をス
トッパ53に押しつける動きとなって、フロート弁51
を閉じてしまうことになり、熱湯がフロート弁51を越
えて水受皿7の側に逆流するのを確実に阻止し、蒸発皿
9の熱湯が連絡路16を通じて水受皿7の側に逆流する
ような不都合が解消される。本参考例2は図6、図8に
示すように、実施の形態1、参考例1の蒸気パイプ部分
を省略し、これに変わる単独で着脱できる蒸気カバー6
1を設け、この蒸気カバー61の下端にシールパッキン
グ21が形成する蒸気発生口11に被さり、このシール
パッキング21に着座して蒸発皿9に繋がる蒸気飛散防
止カバー61aを底部に有し、上端にハーブ室61bと
蒸気放出口61c、胴部まわりの広い面積範囲に外気吸
入口61dをそれぞれ有し、内部が広い空間になるよう
にしている。これにより、蒸気飛散防止カバー61aを
通じて内部に導入された蒸気は広い外気吸入口61dを
通じ外気を多量に吸込み広い部屋内で十分に熱交換しな
がら上昇して十分に温度降下した状態で上部の蒸気放出
口61cおよびハーブ室61bを通じて外部に出、簡単
な構造で安全が図れるようにしている。カバー61は下
端を胴部材3の蒸発皿9の部分の開口に着脱できるよう
に印籠嵌めするとともに、上端の一面に設けたフック6
1eが蓋部材4の一部の係合孔71と着脱できるように
係合して装着状態に安定するようにしている。なお、本
参考例2のカバー61も必要に応じて各種に分割した着
脱できる組み合わせ体に形成してもよいのは勿論であ
る。 (実施の形態2) 本実施の形態2は図9、図10に示すように、連絡路1
6は、途中が下方に凹陥した凹陥部81に着脱できる筒
壁82が上方より嵌まり込んで水受皿7内の水が上下に
迂回して実施の形態内に流れ込む二重構造の迂回路83
を有している。たの構造は実施の形態1等と実質的に変
わらないので、同一の部材および部分には同一の符号を
付して重複する説明は省略する。本実施の形態2の構成
では、凹部81に着脱できる筒壁82が上方から嵌まり
あって狭い二重構造の迂回路83を形成し、蒸発皿9内
の高温水が水受皿7内に及ぶ経路を長くする上、狭い通
路によって蒸発皿9側の高温水が水受皿7側の低温水の
下に潜り難くなることで、蒸発皿9内の高温水が水受皿
7内に流入するのを効果的に防止することができるし、
凹部81が深くても筒壁82を取り外すことにより上方
に広く開放することができるので洗浄しやすい。また、
筒壁82はねじ84により着脱できるようにした蒸気発
生口11と一体に形成して、この蒸気発生口11と一体
に着脱できる。しかし、筒壁82の着脱構造は種々に設
計することができる。迂回路83の部分の上部には軸8
5を中心に開閉できる図10に示すような蓋86を設
け、通常はこれを閉じておくことで蒸発皿9側の高温水
がこの部分で本体5内に発散し籠もるようなことを防止
するようにしてあり、蓋86を開けると筒壁82等の洗
浄に便利となる。蓋86には連絡路16内に上方から進
入する邪魔板86aを一体成形してあり、これによっ
も、蒸発皿9内の高温水が水受皿7側に移行するのを邪
魔することができる。
【発明の効果】請求項1の発明によれば、前記連絡路
が、水受皿に給水される水が蒸発皿の口部まわりをその
両側に分岐して迂回した後合流して蒸発皿内に流れ込む
ような迂回路を有していることを特徴とするものであ
り、この迂回路は蒸発皿の口部まわりを両側に分岐して
迂回できるように若干拡がらせるだけであり、浅く洗浄
しやすい上、構成部材が特に立体化するようなことはな
く、単純で低コストな構造のままで、長い連絡路を水受
皿側から蒸発皿側にそのまわり両側に水が分岐して後合
流して蒸発皿に流入するように定常的に流れる動きによ
り、蒸発皿側の熱湯が水受皿側に移行するのを防止する
とともに、蒸発皿側の熱湯が水受皿側からの冷たい水と
入れ代わりながら水受皿側に移行したとしても連絡路が
長く水受皿側には及び難く、仮に及んだとしても水受皿
側からの冷たい水との繰り返し混合によって温度を低下
させることになるので、熱湯が水受皿側に移行する問題
を解消することができる。請求項2の発明によれば、前
記連絡路は、下方に凹陥した凹陥部に着脱できる筒壁が
上方より嵌まり込んで、水受皿内の水がそのまわりに分
流して下方に向かって後合流して下端部から上方へ流入
するように迂回して蒸発皿内に流れ込む二重構造の迂回
路を有していることを特徴とするものであり、凹部に着
脱できる筒壁が嵌まり合うだけで、水受皿内の水がその
まわりに分流して下方に向かって後合流して下端部から
上方へ流入するように迂回して蒸発皿内に流れ込む狭い
二重構造の迂回路を構成して、蒸発皿内の高温水が水受
皿内に及ぶ経路を長くする上、狭い通路によって蒸発皿
側の高温水が水受皿側の低温水の下に潜り難くなること
で、蒸発皿内の高温水が水受皿内に流入するのを効果的
に防止することができるし、凹部が深くても筒壁を取り
外すことにより上方に広く開放することができるので洗
浄しやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の加湿器の全体構成を示す
断面図である。
【図2】図1の加湿器の平面図である。
【図3】図1の加湿器の蒸発皿のヒータ取付け状態を示
す斜視図である。
【図4】参考例1の加湿器の全体構成を示す断面図であ
る。
【図5】図4の加湿器の横断平面図である。
【図6】参考例2の加湿器の全体構成を示す断面図であ
る。
【図7】図6の加湿器の逆流防止手段を示す平面図であ
る。
【図8】図6の加湿器の一部を分解して示した斜視図で
ある。
【図9】本発明の実施の形態2の加湿器の全体構成を示
す断面図である。
【図10】図9の加湿器の連絡路の蓋を示す斜視図であ
る。
【図11】従来の加湿器の要部の断面図である。
【符号の説明】
6 給水タンク 7 水受皿 8 ヒータ 9 蒸発皿 11 蒸気発生口 14 給水口 16 連絡路 16a、83 迂回路 51 フロート弁 52 突起 53 ストッパ 55 隙間 81 凹陥部 82 筒壁

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水タンクが着脱できるように装着され
    て所定水位を保つように給水される水受皿と、給水され
    る水をヒータにより加熱して蒸発させ加湿に供する蒸発
    皿と、水受皿と蒸発皿とを同一水位を保つように繋ぐ上
    方に開放された連絡路とを備えた加湿器において、 前記連絡路は、水受皿に給水される水が蒸発皿の口部ま
    わりをその両側に分岐して迂回した後合流して蒸発皿内
    に流れ込むような迂回路を有していることを特徴とする
    加湿器。
  2. 【請求項2】 給水タンクが着脱できるように装着され
    て所定水位を保つように給水される水受皿と、給水され
    る水をヒータにより加熱して蒸発させ加湿に供する蒸発
    皿と、水受皿と蒸発皿とを同一水位を保つように繋ぐ上
    方に開放された連絡路とを備えた加湿器において、 前記連絡路は、下方に凹陥した凹陥部に、着脱できる筒
    壁が上方より嵌まり込んで、水受皿内の水がそのまわり
    に分流して下方に向かって後合流して下端部から上方へ
    流入するように迂回して蒸発皿内に流れ込む二重構造の
    迂回路を有していることを特徴とする加湿器。
JP09083465A 1997-04-02 1997-04-02 加湿器 Expired - Lifetime JP3080032B2 (ja)

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