JP2940535B2 - 電気ポット - Google Patents

電気ポット

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JP2940535B2
JP2940535B2 JP293998A JP293998A JP2940535B2 JP 2940535 B2 JP2940535 B2 JP 2940535B2 JP 293998 A JP293998 A JP 293998A JP 293998 A JP293998 A JP 293998A JP 2940535 B2 JP2940535 B2 JP 2940535B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内容液を加熱して貯
湯する電気ポットに関し、特に内容液を注出口まで揚液
する遠心ポンプを備え、電動で給湯するタイプの家庭用
の電気ポットなどとして利用される。
【0002】
【従来の技術】遠心ポンプは沸騰あるいは沸騰直後の湯
の揚液には向かないことを特開平03−45642号公
報は開示している。これは、湯の温度が高いほど湯中に
空気が多く入り込んでいて、この空気が遠心ポンプのケ
ーシング内に入り込むことにより、ケーシング内でイン
ペラが空回りするためである旨指摘している。また、一
般の遠心ポンプのポンプ室はポンプ効率を高めるため、
渦巻き状に順次その容積が増大しており、減圧により気
泡が発生しやすく、結果としてポンプ室全体の容積が大
きいため空気が入り込みやすく、上記インペラの空回り
が生じやすい旨開示している。
【0003】上記公報はこれらに対応するものとして、
インペラとケーシングとの間にほぼ一定の隙間を形成し
た遠心ポンプを提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等が上記公報
に提案されている遠心ポンプにつき種々に実験と研究を
重ねたところ、インペラの空回りは解消されるが、吐出
流量の減少がときとして生じた。
【0005】これにつき、図6の(a)(b)を参照し
ながら説明する。ケーシングa内にはどうしても気泡b
が入り込む。これが少量である間、あるいは入り込み初
期には、図6の(a)に示すようにケーシングaの圧力
の高い内周部に位置して、回転するインペラcの外周と
の間の狭く一定幅の隙間dのために、インペラcの外周
の動きを内容液とともに強く受けて送りだされ、内容液
の吐出にさほどの影響はない。
【0006】しかし、入り込んだ気泡bの量が多いとき
や、うまく吐出されず長く残ったときなどは、図6の
(b)に示すように気泡bがケーシングa内の圧力の低
いインペラcの中央部に集まって滞留する現象がときと
して生じ、インペラcの空回りはないものの遠心ポンプ
の吐出流量が減少し、思うような流量で注出できない事
態を招く。このため、安定した流量での注出を実現する
には遠心ポンプを設置する向が特定していて配管自由度
の低いものとなったり、他の工夫が必要であったりし
て、実用し難い。
【0007】本発明の目的は、遠心ポンプの設置条件や
基準形状を特に問わず実用しやすいもので、安定した注
出状態、注出流量が得られる電気ポットを提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明の電気ポットは、外装体と、この外
装体内に設けられて貯湯する内容器と、この内容器に収
容された内容液を加熱するヒータと、内容器内の内容液
を注出口へ揚液する遠心ポンプとを備え、この遠心ポン
プは、モータにより駆動されるインペラを、ケーシング
の外周部にほぼ接線方向に設けられた吐出口の、インペ
ラの回転方向下流側の開口端部の側に偏心して位置し、
これによってインペラとケーシングとの間に、前記吐出
口の開口端部からインペラの回転方向下流側の吐出口の
開口部に向かって拡大する隙間が形成されており、この
隙間の途中のインペラの外周に近接した位置から吐出口
まで延びるケーシングにほぼ沿った隔壁が設けられて、
前記隙間の途中から吐出口に至るケーシングに沿った外
側通路を形成していることを主たる特徴としている。
【0009】このような構成では、インペラのケーシン
グに対する、吐出口のインペラの回転方向下流側の開口
端部の側への偏心により、インペラとケーシングとの間
に前記吐出口の開口端部からインペラの回転方向下流側
の吐出口開口部に向かって拡大する隙間を形成すること
になるので、ケーシングがインボリュート形状を有する
かどうかに係わらず、ケーシング内の内容液をインペラ
の回転によって通路の拡大を伴い高いポンプ効率で送り
だし、遠心ポンプ本来の特性を損なわない利点を発揮す
るのに併せ、内容液がヒータにより加熱されて沸騰状態
にあったり、沸騰後で空気を多く含んでいるような事情
から気泡がケーシング内に入り込むことがあっても、前
記隙間の途中のインペラの外周に近接した位置から吐出
口まで延びるケーシングにほぼ沿った隔壁が、ケーシン
グ内に入り込んだ気泡がケーシングの圧力の高い内周部
に位置して、インペラとの間の狭い隙間にてインペラの
外周の動きを内容液とともに強く受ける段階から、隔壁
とケーシングとの間に形成されている外側通路へと案内
して、気泡が混入した内容液がケーシングの中央側にま
わり込むのを防止しながら、前記外側通路が通じている
吐出口まで確実に吐出させ、これ以降の隔壁とインペラ
との間の狭い隙間部分を確実に吐出口の側に移動させら
れる内側の内容液との合流もあって内容液を注出口まで
確実に送り出せるし、ケーシング内に気泡が滞留するよ
うなことがないので注出流量が気泡の滞留によって減少
するようなことも解消する。従って、遠心ポンプの設置
条件や基準形状を特に問わず実用しやすいもので、安定
した注出状態、注出流量が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
その実施例とともに添付の図面を参照しながら詳細に説
明する。
【0011】本実施の形態は家庭用電気ポットに適用し
た場合の一例であり、図1に示すように、ステンレス鋼
やアルミニウムよりなる内容器2を鋼板製の外装ケース
3内に収容して器体4を構成している。この内容器2の
底部下面にヒータ1が当てがわれて湯沸かしや保温を行
うようにしている。ヒータ1の背部には遮熱板7cが設
けられ、内容器2の底部に金具7dおよびねじ7eによ
って取付けられている。
【0012】内容器2は外装ケース3の上端に嵌め合わ
せた合成樹脂製の肩部材5によって上端フランジを下方
から受けられている。一方、外装ケース3の下端には合
成樹脂製の環状な底部材6が当てがわれるとともに、底
部材6の中央開口には底蓋9が下方から当てがわれ、こ
の底蓋9と前記内容器2の底部とをねじ7aおよび連結
金具7bによって遮熱板7c、金具7dを介し連結し、
外装ケース3、内容器2および肩部材5、底部材6、底
蓋9の相互を一体化している。底部材6には回路ボック
ス8が一体形成されている。底蓋9の外周に回転座体1
1を回転可能に嵌め合わせ保持している。これによって
器体4を定置したとき回転座体11上で器体4が滑動し
て回転される。
【0013】内容器2の底部には内容液を注出する注出
管路12が接続されている。この注出管路12は内容器
2と外装ケース3との間の空間で、肩部材5の前部に設
けられた嘴状突出部13内にまで立ち上がり、この部分
で逆U字状の屈曲部12bをなして注出口14が下向き
に開口している。注出管路12の内容器2よりも下にな
った部分には、注出管路12に流入する内容液を前記注
出口14に送り出す遠心ポンプ15が設けられ、図2、
図3に示すモータ10によって駆動するようにしてい
る。12aは内容器2の注出管路12への流出口であ
る。
【0014】前記嘴状突出部13の下側に当てがい外装
ケース3の前部に取付た下カバー16に注液ガイド17
が一体に設けられ、前記注出口14から吐出される内容
液は注出口14の注液ガイド17内でスリット14aに
より一旦大気に開放された後、前記注液ガイド17によ
り周りへ飛散しないように案内され注液される。
【0015】内容器2の底部下面の中央部には、ヒータ
1の中央孔を通じて温度センサ21が当てがわれ、内容
液の温度を検出して、回路ボックス8に収容される制御
回路22に内容液の温度情報を与える。これによって制
御回路22は内容液を湯沸かししたり、所定の温度に保
温したりするようにヒータ1を通電制御し、また、これ
らのために内容液の沸騰の有無や内容液温度を判断す
る。回路ボックス8の下部開口には底部材6に一体成形
し、あるいは単独部材に形成した合成樹脂製のカバー8
2が施され、器体が流し台のシンクタンクに置かれたよ
うな場合に底部に侵入することがある侵入水があって
も、これが制御回路22に及ぶようなことを防止するよ
うにしてある。
【0016】器体4の上端には器体蓋31が設けられて
いる。器体蓋31はその後部で肩部材5の内側に一部が
開放するように設けられた軸受部32にヒンジピン33
によって開閉および着脱が可能なように枢着されてい
る。器体蓋31の着脱は器体蓋31に一体のヒンジピン
33が軸受部32の開放部から出し入れできる状態にま
で器体蓋31を開くことによって可能となる。したがっ
て器体蓋31が閉じ状態にあるとき器体蓋31が不用意
に外れるようなことが回避される。
【0017】器体蓋31の前端部にはロック部材34が
設けられ、器体蓋31が閉じられたとき肩部材5の一部
に設けた係止部5aに弾性係合することにより器体蓋3
1を閉じ状態に係止する。このロック部材34はこれに
働かされたばねに抗し外部のロック解除部材30により
後退方向に押動されて、前記係止部との係合が外れ器体
蓋31の閉じ位置への係止を解除する。
【0018】器体蓋31の裏板35の内側には金属板か
らなる内蓋36が当てがわれ、ビス83によりビス止め
されている。内蓋36の外周にはシールパッキング38
が装着され、これが内容器2の口部に当接して内容器2
を閉じるようにしている。また、裏板35との間もシー
ルしている。
【0019】内蓋36と前記器体蓋31の裏板35との
間には、内容器2内で発生する蒸気を外部に逃がす蒸気
通路39が設けられ、内容器2内が蒸気の発生によって
異常昇圧するのを回避するようにしている。
【0020】この蒸気通路39の途中には器体4の転倒
時に内容液が蒸気通路39を通じて流出するのを防止す
る転倒時止水弁41や、器体4の転倒時に内容液が蒸気
通路39を通じて外部に流出しようとしても、これを蒸
気通路39の途中に溜め込み、外部への流出を遅らせる
液溜め40aと40bが設けられている。
【0021】肩部材5の嘴状突出部13の上面には、遠
心ポンプ15を働かせたり、電気ポットが有する各種モ
ードを設定したりする操作パネル44が設けられ、操作
パネル44の内側に設けられた操作基板45上の各種ス
イッチを押圧操作し、また操作基板45上に設けられた
LED等の各種表示部の点灯、消灯を外部に表示できる
ようにしてある。
【0022】また注出管路12の逆U字状の屈曲部12
bの直ぐ下には転倒時止水弁61が設けられている。
【0023】遠心ポンプ15は、図2〜図4に示すよう
に、横軸15aまわりに回転するインペラ15bを収容
したケーシング15cの側面中央に流入口15dを、外
周部に接線方向に向く吐出口15eをそれぞれ有してい
る。
【0024】この遠心ポンプ15は加熱される内容液を
送り出す内容器2よりも下位にあって、内容液が自然に
流入し充満していると、従来同様にこれが呼び水となっ
てインペラ15bが回転駆動されるのと同時に、流入し
充満している内容液を送り出して揚液し、内容器2から
流入する内容液を連続して送り出し注出できる。
【0025】特に、遠心ポンプ15は、図5の(a)
(b)に示すように、モータ10により駆動されるイン
ペラ15bを、ケーシング15cの外周部にほぼ接線方
向に設けられた吐出口15eの、インペラ15bの回転
方向下流側の開口端部15fの側に偏心して位置してい
る。これによってインペラ15とケーシング15cとの
間に、前記吐出口15eの開口端部15fからインペラ
15bの回転方向下流側の開口部15fに向かって拡大
する隙間Sが形成されている。この隙間Sの途中のイン
ペラ15bの外周に近接した位置S1から吐出口15e
まで延びるケーシング15cにほぼ沿った隔壁15hが
設けられて、前記隙間Sの途中から吐出口15eに至る
ケーシング15cに沿った外側通路15jを形成してい
る。
【0026】このようにすると、インペラ15bのケー
シング15cに対する、吐出口15eのインペラ15b
の回転方向下流側の開口端部15fの側への偏心によ
り、インペラ15bとケーシング15cとの間に前記吐
出口15eの開口端部15fからインペラ15bの回転
方向下流側の吐出口開口部15gに向かって拡大する隙
間Sを形成することになるので、ケーシング15cがイ
ンボリュート形状を有するかどうかに係わらず、ケーシ
ング15c内の内容液をインペラ15bの回転によって
通路の拡大を伴い高いポンプ効率で送りだし、遠心ポン
プ本来の特性を損なわない利点を発揮する。
【0027】これに併せ、内容液がヒータ1により加熱
されて沸騰状態にあったり、沸騰後で空気を多く含んで
いるような事情から、図5の(a)示すように、ケーシ
ング15c内に気泡100が入り込むことがあっても、
前記隙間Sの途中のインペラ15bの外周に近接した位
置S1から吐出口15eまで延びるケーシング15cに
ほぼ沿った隔壁15hが、ケーシング15c内に入り込
んだ気泡100がケーシング15cの圧力の高い内周部
に位置して、インペラ15bとの間の狭い隙間S2の範
囲にて、インペラ15bの外周の動きを内容液とともに
強く受ける段階から、隔壁15hとケーシング15cと
の間に形成されている外側通路15jへと案内して、気
泡100が混入した内容液がケーシング15cの中央側
にまわり込むのを防止して、前記外側通路15jが通じ
ている吐出口15eまで確実に吐出させ、これ以降の隔
壁15hとインペラ15bとの間の狭い隙間S3の部分
を確実に吐出口15eの側に移動させられる内側の内容
液との合流もあって内容液を注出口15eまで確実に送
り出せるし、ケーシング15c内に気泡100が滞留す
るようなことがないので注出流量が気泡100の滞留に
よって減少するようなことも解消する。従って、遠心ポ
ンプ15の設置条件や基準形状を特に問わず実用しやす
いもので、安定した注出状態、注出流量が得られる。
【0028】1つの実施例として、遠心ポンプ15は図
2に示すように、インペラ15bを、このインペラ15
bが収容されたポンプ室15kから隔絶されたマグネッ
ト15mの吸引力によって非接触で回転駆動する電動ポ
ンプであって、マグネット15mおよびこのマグネット
15mを一体に保持する金属製のバックアッププレート
15nをモータ10の回転軸10aに圧入して取り付け
たものとしてある。また、インペラ15bにはマグネッ
ト15mの吸引力によって駆動力を受けるための磁性体
15jが内蔵されている。
【0029】本発明は本実施の形態のような電気ポット
タイプのものの他、種々の貯湯容器での加熱される内容
液を遠心ポンプによって揚液して送出し外部あるいは他
の容器に送水し、あるいは循環させる場合に有効であ
る。
【0030】ところで、本実施例のような電気ポット
は、内容器2内の内容液をヒータ1により加熱して湯沸
しや保温を行って貯湯し、これを遠心ポンプ15の働き
で内容器2に接続された注出管路12を通じて器体4外
に注出し、いつでも使用に供することができ、回路ボッ
クス8の上に今1つの遮熱板81を設けたことにより、
各種高機能、高性能に対応する電子回路等を含む高度な
制御回路22でも回路ボックス8とこれの上の遮熱板8
1とによってヒータ1の熱、および上方より落下する漏
水や結露水から保護することができる。これに加え前記
底遮熱板7cは内容器2の底部下面のヒータ1の下に位
置して、自身の遮熱性と自身と前記遮熱板81との間に
できる断熱隙間71とによって回路ボックス8内の制御
回路22の保護機能をさらに向上することができる。
【0031】また、遮熱板81は回路ボックス8の上面
にこれに一体形成された複数のスペーサ突起8aを介し
当てがってねじ72で取付けてある。これにより、回路
ボックス8との間にスペーサ突起8aによる所定の間隙
73を形成して断熱空間を得、回路ボックス8と遮熱板
81とによる制御回路22の熱保護をさらに向上するこ
とができる。
【0032】また、回路ボックス8内にはこれの天井壁
8bに下向きに一体形成した複数のスペーサ突起8dを
介して制御回路22を装備した回路基板22aを当てが
い、双方間に断熱隙間74を形成し遮熱板81等による
制御回路22の保護機能をさらに高めることができる。
【0033】
【発明の効果】本発明の電気ポットによれば、ケーシン
グ内の内容液をインペラの回転によって通路の拡大を伴
い高いポンプ効率で送りだし、遠心ポンプ本来の特性を
損なわない利点を発揮するのに併せ、内容液がヒータに
より加熱されて沸騰状態にあったり、沸騰後で空気を多
く含んでいるような事情から気泡がケーシング内に入り
込むことがあっても、これがインペラとの間の狭い隙間
にてインペラの外周の動きを内容液とともに強く受ける
段階から、隔壁とケーシングとの間に形成されている外
側通路へと前記隔壁により案内して、気泡が混入した内
容液がケーシングの中央側にまわり込むのを防止しなが
ら、前記外側通路が通じている吐出口まで確実に吐出さ
せ、これ以降の隔壁とインペラとの間の狭い隙間部分を
確実に吐出口の側に移動させられる内側の内容液との合
流もあって内容液を注出口まで確実に送り出せるし、ケ
ーシング内に気泡が滞留するようなことがないので注出
流量が気泡の滞留によって減少するようなことも解消す
る。従って、遠心ポンプの設置条件や基準形状を特に問
わず実用しやすいもので、安定した注出状態、注出流量
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施の形態を示す電気ポット
の断面図である。
【図2】図1の電気ポットに用いた遠心ポンプの断面図
である。
【図3】図2の遠心ポンプの外観側面図である。
【図4】図2の遠心ポンプの外観正面図である。
【図5】図2の遠心ポンプの内部構造を示し、その
(a)は気泡の送りだし状態を説明した内部正面図、そ
の(b)は斜視図である。
【図6】従来の遠心ポンプの内部構造を示し、その
(a)は気泡を送りだせる状態の正面図、その(b)は
気泡が滞留している状態の正面図である。
【符号の説明】
1 ヒータ 2 内容器 10 モータ 12 注出管路 15 遠心ポンプ 15b インペラ 15c ケーシング 15d 流入口 15e 吐出口 15f 開口端部 15g 開口部 15h 隔壁 15j 外側通路 100 気泡 S 隙間

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装体と、この外装体内に設けられて貯
    湯する内容器と、この内容器に収容された内容液を加熱
    するヒータと、内容器内の内容液を注出口へ揚液する遠
    心ポンプとを備え、この遠心ポンプは、モータにより駆
    動されるインペラを、ケーシングの外周部にほぼ接線方
    向に設けられた吐出口の、インペラの回転方向下流側の
    開口端部の側に偏心して位置し、これによってインペラ
    とケーシングとの間に、前記吐出口の開口端部からイン
    ペラの回転方向下流側の吐出口の開口部に向かって拡大
    する隙間が形成されており、この隙間の途中のインペラ
    の外周に近接した位置から吐出口まで延びるケーシング
    にほぼ沿った隔壁が設けられて、前記隙間の途中から吐
    出口に至るケーシングに沿った外側通路を形成している
    ことを特徴とする電気ポット。
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