JP3079992B2 - ストレッチフィルム包装機 - Google Patents

ストレッチフィルム包装機

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JP3079992B2
JP3079992B2 JP08066500A JP6650096A JP3079992B2 JP 3079992 B2 JP3079992 B2 JP 3079992B2 JP 08066500 A JP08066500 A JP 08066500A JP 6650096 A JP6650096 A JP 6650096A JP 3079992 B2 JP3079992 B2 JP 3079992B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はストレッチフィルム
包装機に関し、更に詳しくは所定の包装位置に張架され
たストレッチフィルム(以下、単にフィルムという)
に、商品をエレベータヘッド上に載せそのエレベータの
上昇によってフィルムの下側から突き上げて該商品の上
面をフィルムで覆い包装する、所謂エレベータタイプの
包装機に関する。
【0002】
【従来の技術】所謂エレベータタイプのストレッチフィ
ルム包装機において、エレベータヘッドを構成するヘッ
ド素子の間隔を、包装しようとする商品の縦幅や使用す
るフィルム幅に応じて自動的に変更するように構成した
ものが特開平7−232706号公報で提案されてい
る。この提案の構造は、軸方向に摺動可能に構成したヘ
ッド素子取付部材をバネで最大間隔方向に付勢しておく
と共に、ワイヤにより所定位置に移動させるものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】その為に、上記構造は
次のような欠点を有する。 ワイヤを巻き取るモータをエレベータ上に配置しなけ
ればならないので、エレベータの重量が重くなり、その
為にエレベータを上下させる駆動モータが大型化する
上、消費電力が増加する。 最大処理時約1.5秒で上下動を繰り返すエレベータ
上に配置されたモータに電力を供給する電源線の接続、
配線等の処理が面倒である。 エレベータが上下動する際、ワイヤに加わるテンショ
ンが変化してヘッドサイズが変化し、ヘッド上の商品の
姿勢が乱れる虞がある。 バネの付勢力が弱いと商品がヘッド上に搬入される
時、商品によってヘッドサイズが変化してしまうため、
前記バネの付勢力を強くする必要があるが、その分出力
が大きな大型のモータを使用しなければならない。 バネ定数の温度変化や経年変化により調整位置が変わ
ってしまう。
【0004】又、前記提案とは別に、サイズ調整用のモ
ータをエレベータ上に配置しないでヘッドサイズの調整
を行うようにしたものが開発されているが、このものは
ヘッドサイズを調整する場合にはエレベータを通常の位
置よりも下側の調整位置に移動させて行うようになって
いる。その為に、エレベータの駆動中にはヘッドサイズ
の調整を行うことは出来ない。従って、ヘッドサイズの
調整を行う場合には通常の包装動作を一旦中止した状態
で行う必要がある。
【0005】本発明は上記した従来の技術が有する問題
点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
エレベータ上にヘッドサイズ調整用のモータを配置する
必要がなく、且つエレベータの駆動中(上下動中)であ
ってもヘッドサイズの調整が可能なヘッドサイズ調整構
造を備えたストレッチフィルム包装機を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
に本発明が講じた技術的手段は、所定の包装位置に張架
されているストレッチフィルムに、エレベータヘッド上
から搬入された商品をエレベータを上昇させることで前
記フィルムに対し下側から突き上げて商品の上面をフィ
ルムで覆うストレッチフィルム包装機において、前記エ
レベータヘッドを複数個のヘッド素子で構成し、そのう
ち少なくとも1個のヘッド素子を取り付けたヘッド素子
取付部材を、他のヘッド素子との間隔を可変する方向に
スライド可能となしてエレベータに配置し、且つ前記ヘ
ッド素子取付部材は、機枠に対して水平方向にスライド
可能に配設した上下動案内部材に上下方向に移動自在に
係合し、その上下動案内部材を駆動手段により水平方向
移動させることでヘッド素子の間隔を広狭調整し、エ
レベータヘッドのサイズを可変することを特徴とする。
【0007】上記ヘッド素子の間隔を広狭調整する方向
は商品が送り込まれる方向の奥行き(縦幅)方向又は奥
行き方向と直交する横幅方向の何れの方向でもよく、或
いは奥行き及び横幅の両方向を調整するようにしてもよ
い。又、広狭調整する方向を奥行方向又は横幅の何れか
一方とした場合、残りの方向の広狭調整はヘッド素子を
中央部分と左右部分、或いは中央部分と前後部分とに分
割し、使用するヘッド素子を選択することによってヘッ
ドサイズの調整(変更)を行うようにしてもよい。(特
公平5−58967号公報参照) ヘッド素子の間隔をスライド動作によって広狭調整する
ヘッドサイズの可変手段は、ヘッド素子を取り付けた取
付部材をある方向に直線的に往復動作し得るものであれ
ばよく、その駆動手段としてはモータの回転を直線運動
に変換するベルトやチェーン、或いは直線的に往復動作
するエアシリンダやボールネジ機構等、何れでもよいも
のである。
【0008】又、所定の包装位置に張架するストレッチ
フィルムのフィルムロールからの引き出し移送方向は、
エレベータヘッド上に搬入する商品の搬送方向と直交す
る方向とする。そして、フィルムをフィルムロールから
引き出して包装部に移送張架するフィルム移送は、包装
部を挟む如く配置した一対のフィルム移送手段で該フィ
ルムの幅方向両側の端部を挟持して行い、且つ前記エレ
ベータヘッド上に搬入される商品の奥行き方向の寸法の
大きさに応じてヘッドサイズを広狭調整すると共に、前
記一対のフィルム移送手段の間隔を可変して前記フィル
ムを幅方向へ拡張する。上記ヘッドサイズの調整量(可
変量)及びフィルムの拡張量は搬入手段でエレベータヘ
ッド上に搬送される商品のサイズによって自動的に、又
は該商品の品番の入力、トレイ種別の入力などによる手
動入力によって決定することができる。更に、上記のエ
レベータヘッドを構成する複数個のヘッド素子は、商品
の搬入方向手前側に配置したスライドしない固定のヘッ
ド素子と、該固定のヘッド素子より商品の搬入方向奥側
に配置したスライド可能な可動のヘッド素子とで構成さ
れており、スライド可能な可動のヘッド素子は1行でも
2行以上の複数行でもよい。そして、その固定のヘッド
素子の列における少なくとも両側に位置するヘッド素子
の倒れる方向は左右折り込み板の進行方向とし、可動の
ヘッド素子の列における少なくとも両側に位置するヘッ
ド素子の倒れる方向は左右折り込み板及び後折り込み板
の進行方向と略45゜をなす方向とする。又、少なくと
も商品の搬入方向に沿って2行以上設けたヘッド素子
は、商品の搬入方向と直交する方向に沿って4列以上設
けられ、その列方向は中央部ヘッド素子列とその両側部
に位置する外側部ヘッド素子列とに区分けし、中央部ヘ
ッド素子列は前記外側部ヘッド素子列とは独立して上下
動可能に構成する。又、中央部ヘッド素子列の可動ヘッ
ドを取り付けた取付部材と、前記側部ヘッド素子列の
可動ヘッドを取り付けた取付部材とは前記上下動案内部
材に対して上下方向に移動自在に係合させて一緒にスラ
イドさせる。更に、スライド可能な可動のヘッド素子の
行が複数行である場合、そのスライド動作は各行が一体
となって移動しても、各行が夫々別々にスライドして行
相互の間隔が可変されるようにしてもよい。
【0009】上記の構成により、駆動手段が駆動すると
上下動案内部材は機枠に沿ってスライド移動され、それ
により上下動案内部材に対して上下方向に移動可能に係
合支持されたヘッド素子を取り付けたヘッド素子取付部
材も一緒にスライドされ、ヘッド素子の間隔が広狭調整
され、エレベータヘッドのサイズが可変される。そし
て、上記のヘッド素子を、商品の搬入方向手前側に配置
したスライドしない固定のヘッド素子と、商品の搬入方
向奥側に配置したスライド可能な可動のヘッド素子とで
構成した場合は、搬入される商品の奥行き寸法(縦幅)
に応じて可動のヘッド素子が搬入方向に沿ってスライド
調整され、前記したヘッドサイズが可変される。しか
も、その可動のヘッド素子は両側列と中央列の倒れる方
向を変えてあるため、可動のヘッド素子行における両側
列に左右折り込み板又は後折り込み板の何れが先に当接
しても倒れ、フィルム端部を商品の底部側に折り込む動
作がスムーズに行われる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1及び図2に示すストレッチフィ
ルム包装機は、機枠Aの前方に商品(被包装物)を載置
する商品載置部(計量部)aを設け、該商品載置部aに
載せた商品をプッシャコンベアBにより機枠A内部に設
けたエレベータ1まで搬送する。この商品載置部aに載
せられた商品の横幅を測定するセンサS1 が該商品載置
部の手前側に配置され、プッシャコンベアBの側近には
該プッシャコンベアBによって搬送される商品の奥行
き,高さの各寸法を測定するセンサS2 ,S3 が設けら
れている。上記エレベータ1の上方には包装部bが設け
られ、その包装部bの側方(図2の右側)にフィルムロ
ール配置部2とその配置部2にセットされたフィルムロ
ール3から繰り出されるフィルム3’の先端部を保持す
るフィルム保持手段Cが設けられ、そのフィルム保持手
段Cで保持されているフィルムの両端部を挟持して引き
出し、包装部bまで移送するフィルム移送手段Dが前記
フィルム保持手段Cの先端に接近させて配置され、且つ
フィルム保持手段Cとフィルム移送手段Dとの間には該
フィルム移送手段Dで挟持され引き出されたフィルム
3’を所定長さに切断するカッターEが配置されてい
る。又、フィルム移送手段Dの上方には左右折り込み板
4,4’と後折り込み板5、及び後折り込み板5の上方
に位置して排出プッシャ6が配設されている。
【0011】因って、エレベータ1上に載せられた商品
は、エレベータ1の上昇により上記包装部bに展張され
たフィルム3’に対して突き上げられ、引き伸ばされた
状態のフィルムの端部を、左右折り込み板4,4’と後
折り込み板5とにより商品の底面に折り込んだ後、排出
プッシャ6により商品を機枠A前側の排出部(ヒートシ
ール部)7へ向けて水平に押動させながら、上記フィル
ム3’の前側端部を前折り込みローラ7’で商品の底部
に折り込んでフィルムの折り込みが完了される。尚、ス
トレッチ包装機が計量包装値付機の場合には上記排出プ
ッシャ6による移送中にラベルが貼付される。
【0012】フィルム保持手段Cは、フィルムロール配
置部2にセットされたフィルムロール3のフィルム3’
の先端部を保持するもので、図2に示すようにフィルム
の下側に位置して前後方向に所定の間隔をおいて平行に
配置した無端ベルト8に亘って架設固定されたフィルム
受け板8’と、そのフィルム受け板8’の表面に支持さ
れるフィルムを前記フィルム受け板8’とで挟んで保持
する同形状の保持板9と、前記フィルム受け板8’に取
り付けた保持ローラ10とで構成され、保持板9は機枠A
に対して開閉回動自在とした保護カバー11の内側に上下
摺動自在に支持されると共に、無端ベルト8に架設固定
されているフィルム受け板8’と係着して一緒に上下摺
動し、フィルム受け板8’と保持板9とで挟着保持する
フィルム3’の先端をフィルム移送手段Dに受け渡し得
るように構成されている。
【0013】更に、前記した無端ベルト8はモータ13の
回転軸に固定したプーリと、繰出しローラ(フィルム供
給ローラ)14と同軸のプーリ15と、従動プーリ16とに亘
って巻回されており、モータ13の駆動によって無端ベル
ト8がフィルムの移動方向に沿って上下(正逆回転)す
るように構成されている。又、上記したフィルム保持手
段Cにフィルムロール3のフィルムを引き出し供給する
繰出しローラ14の駆動は後述するフィルム移送手段Dの
駆動系にプーリを介して連結され、その中間の伝達プー
リ(図示せず)はブレーキ及びクラッチ付きのものが用
いられて繰出しローラの駆動、停止が前記フィルム保持
手段Cとは別々に制御され、且つフィルムを切断するカ
ッタの作動と同時に停止するよう制御されている。更に
又、フィルム保持手段Cを構成するフィルム受け板8’
と保持板9の上端部にはフィルム幅の異なるフィルムロ
ールに対応し得るように幅方向の一方端を基準として複
数の切り欠きが形成され、その切り欠きにより後述する
フィルム移送手段Dへのフィルムの受け渡しが行われる
ように構成されている。尚、前記のフィルム保持手段C
は幅方向に二分割してフィルムロール配置部2にセット
するフィルムロールに対応できるようにフィルム幅に応
じて保持手段の一方又は両方を幅方向に移動できるよう
に構成するも任意である。
【0014】フィルム移送手段Dは、フィルムの幅方向
の側端部を挟持する上下一対の無端状の弾性ベルト18,
18’と、下側の弾性ベルト18’を上側の弾性ベルト18側
へ圧接するクランプ板19と、下側の弾性ベルト18’の始
端側は前記したフィルム保持手段C側に向けて下向きに
傾斜させ、その下向きに傾斜した始端側の上面に重ね合
わせて配置すると共に、その先端側を開閉移動自在とし
た押えベルト20とで構成され、それらが図1及び図3に
示すように包装部bを挟んで前後に、フィルムロール3
から引き出されたフィルム3’の側端部を挟持する位置
に配置されている。そして、その前後一対の構成部材は
取り付け枠21,21’に支持され、その取り付け枠21,2
1’は該取り付け枠21,21’の下側に直角に交差して配
置された2本の案内杆22,22’に連結部材23,23’を介
して支持されており、一方のフィルム移送手段D1 を取
り付けた取り付け枠21は固定され、他方のフィルム移送
手段D2 を取り付けた取り付け枠21’は案内杆22,22’
に沿って移動自在に構成され、その可動側のフィルム移
送手段D2 には間隔拡張手段(図示省略)が連結されて
固定側のフィルム移送手段D1 との間隔を広狭調節し得
るように構成されている。
【0015】上記のフィルム移送手段を構成する上下一
対の無端状の弾性ベルト18,18’はフィルムを挟持して
搬送し得るよう同方向に駆動回転され、その駆動方式は
減速機付モータ24で下側の弾性ベルト18’が巻回されて
いる駆動ローラ18’a を回転し、且つその駆動ローラの
軸に固着したチェーンスプロケット(図示せず)と上側
の弾性ベルト18が巻回されている駆動ローラ18a の軸に
固着したチェーンスプロケット(図示せず)とに亘って
チェーンを巻回して動力伝達が行われ上側の弾性ベルト
18も回転するように構成されている。又、上側の弾性ベ
ルト18に対して下側の弾性ベルト18’を圧接するクラン
プ板19は図示した3分割に限らず4個以上の分割でも良
く、そうしたクランプ板は搬送及び拡張が均等に行われ
るように包装部bの中心に対して左右対称となるように
配置されている。
【0016】前記したフィルム移送手段Dと繰出しロー
ラ14との作動で引き出されたフィルムを所定長さに切断
するカッタEは電磁ソレノイド25によって構成された制
御手段によりフィルム3’に対してほぼ直角に出没する
ように構成され、電磁ソレノイド25への通電の制御によ
ってフィルム3’の切断が行われるように構成されてい
る。
【0017】上記したフィルム移送手段Dによって所定
長さ引き出され且つカッタEで切断されたフィルムは包
装部bに張架されるが、その張架されたフィルムに対し
て商品を下方より突き上げるエレベータ1はその上部の
エレベータヘッドFが搬入される商品のサイズに応じて
ヘッドサイズを可変調整し得るように構成されている。
以下、そのエレベータヘッドFの構成を図4乃至図7に
基づいて説明する。エレベータヘッドFは、商品の搬入
部寄りに配置した平面形状が長方形状をした固定のヘッ
ド素子 101と、その固定のヘッド素子 101の前方(商品
の搬入方向に沿った前方)に配置した2本の丸棒杆から
なる可動のヘッド素子 102とで構成され、固定のヘッド
素子 101と可動のヘッド素子 102とは夫々前記したプッ
シャコンベアBのプッシャベルトB’を挟むように幅方
向に5列設けられている。そして、固定のヘッド素子 1
01と可動のヘッド素子 102は夫々中央の3列101a、102a
と左右両側列のヘッド素子101b,101c、102b,102cとに
分割され、搬入される商品のサイズによって中央の3列
101a、102aのみが上下するようにしたり、或いは中央の
3列101a、102aと左右両側列の101b,101c、102b,102c
の全部(5列)が一体となって上下するように構成され
ている(図8参照)。
【0018】その中央3列の上下動と全体(5列)の上
下動の切り換えは既に提案されている特公平5−589
67号公報に示されている構成と同様、中央の3列と左
右両側を別々の上下構造とし、その両方の上下構造を電
磁クラッチ26で連結し、該クラッチ26をONにすると図
8(a),(c)に示すように幅方向5列の固定のヘッ
ド素子 101と可動のヘッド素子 102の全てが上下され、
電磁クラッチ26をOFFにすると図8(b),(d)に
示すように幅方向における中央3列の固定のヘッド素子
101と可動のヘッド素子 102のみが上下される。即ち、
電磁クラッチ26はヘッドサイズを商品の幅方向に関して
「大」にするか「小」にするかを選択する電磁クラッチ
で、前記したようにエレベータヘッドにおける中央3列
のヘッド素子と左右両側のヘッド素子の上下動作を断続
するものである。
【0019】以下、その構造を説明する。即ち、図4に
示すように回動軸27及び電磁クラッチ26を介して一端部
が連結された前側レバー28と後側レバー29とが平行に配
置されており、後側レバー29がカム54の回転に伴い揺動
動作をする。そして、この後側レバー29の揺動は回動軸
27及び電磁クラッチ26を介して前側レバー28に伝達され
る。従って、電磁クラッチ26がONの場合には前側レバ
ー28と後側レバー29とが揺動動作をし、電磁クラッチ26
がOFFの場合には後側レバー29のみが揺動動作をす
る。後側のレバー29は中央3列のヘッド素子を上下動す
るためのレバーで、この後側レバー29の先端部は連結杆
30を介して中央3列のヘッド素子を配設した中央ヘッド
用基台31に連結されている。前側のレバー28は、中央3
列のヘッドの左右両側に配置されたヘッド素子を上下動
するためのレバーで、この前側のレバー28の先端部は連
結杆32を介して左右両側ヘッド素子を配置した左右ヘッ
ド用基台33に連結されている(図6参照)。そして、前
記した中央ヘッド用基台31と左右ヘッド用基台33は、上
下端部を機枠に固定したガイド杆34,35に上下摺動可能
に取り付けられると共に、それら両基台31,33は左右ヘ
ッド用基台33が下で、その上に中央ヘッド用基台31が配
置されている。従って、前記電磁クラッチ26がOFFさ
れ中央ヘッド用基台31のみが上下動する場合でも左右ヘ
ッド用基台33は邪魔となることはない。
【0020】又、可動のヘッド素子 102は前記した固定
のヘッド素子 101に対して商品の搬入方向(奥行き方
向)にスライド移動可能に構成され、それによって固定
のヘッド素子 101との間隔を広狭調整し得るように構成
されている。即ち、図6(左右両側列ヘッドの場合)及
び図7(中央3列ヘッドの場合)に示すように、固定ヘ
ッド素子 101は前記中央ヘッド用基台31,左右ヘッド用
基台33に固定された略L字状の固定取付部材36,37の上
部に取り付けられており、可動ヘッド素子 102は固定取
付部材36,37の上部に奥行き方向にスライド可能に配置
した略L字状の可動取付部材38,39の上部に取り付けら
れている。又、前記した可動取付部材38,39の水平杆部
の下面にはローラ40,41が取り付けられ、そのローラ4
0,41が固定取付部材部36,37の水平杆部上面を回転移
動することで可動取付部材38,39のスライド動作を容易
ならしめている。また、中央部3列のヘッド素子を取り
付けた可動取付部材38は、中央部のガイド機構42で固定
取付部材36上を奥行き方向に向かってガイドされ、左右
ヘッドの可動取付部材39は左右両側のガイド機構43で固
定取付部材37にガイドされている。更に、図12に示すよ
うに固定取付部材36,37の上に取り付けられる5列の固
定ヘッド素子 101は真中のヘッド素子を起立固定し、左
右両側2列のヘッド素子 101は倒れるように構成され、
その倒れる方向は左右折り込み板4,4’の進行方向と
されている。また、可動取付部材38,39の上に取り付け
られる2行5列の可動のヘッド素子 102は全てが倒れる
ように構成され、その倒れる方向は真中のヘッド素子が
後折り込み板5の進行方向で、左右両側2列のヘッド素
子は左右折り込み板4,4’と後折り込み板5の交角、
略45゜の方向である。即ち、可動のヘッド素子におけ
る両側列の倒れる方向は、左右折り込み板4,4’及び
後折り込み板5のいずれが当接しても倒れるように構成
されている。
【0021】その可動のヘッド素子 102をスライド移動
させるヘッドサイズ可変手段Gは、機枠Aにヘッドサイ
ズ可変モータ44を取り付け、そのヘッドサイズ可変モー
タ44の回転軸に固着した駆動プーリ45と従動プーリ46と
に亘ってベルト47を巻回し、そのベルト47上に断面コ形
をした上下動案内部材48が起立固定されると共に、その
上下動案内部材48は高さ方向の上下2か所が機枠Aに固
定した水平案内杆49にスライド可能に係合されている。
そして、前記した上下動案内部材48に前記した中央3列
の可動ヘッド素子 102を取り付けた可動取付部材38と連
結した腕杆50側端のローラ51と、左右の1列の可動ヘッ
ド素子 102を取り付けた可動取付部材39にガイド機構43
を介して連結した腕杆52側端のローラ53が夫々上下摺動
可能に嵌合されている。これにより、ヘッドサイズ可変
モータ44が駆動してベルト47が回転すると該ベルト47に
固定された上下動案内部材48が水平案内杆49に沿って商
品の搬入方向(奥行き方向)に移動し、それに伴いロー
ラ51,53を介して腕杆50,52も一緒に移動され、可動取
付部材38,39が固定取付部材36,37上をスライド移動
し、その結果固定のヘッド素子 101との間隔が可変され
る。そして、上記の間隔を広げたり、狭めたりする調節
は前記したヘッドサイズ可変モータ44の正回転、逆回転
に因って行われる。尚、前記ベルト47の所定位置にはフ
ラグ部(図示せず)が形成され、このフラグ部をセンサ
ーで検出することで初期位置(ヘッドサイズ最小位置)
を検出している。更に、前記の如く腕杆50,52はローラ
51,53が上下動案内部材48に夫々上下摺動可能に嵌合さ
れているから、ヘッド素子の間隔を調整した状態でヘッ
ド素子を上下動させることが可能である。また、ヘッド
素子を上下動させている途中でヘッド素子の間隔を調整
することも可能である。
【0022】又、上記したヘッドサイズ可変手段Gの駆
動を制御することで奥行き方向におけるヘッドサイズが
可変されるが、その可変量は搬入される商品の奥行き寸
法(縦幅)によって決定され、その商品の奥行き寸法は
前記した搬入手段のプッシャコンベアBの側近に設けた
センサS2 によって該商品の搬入途上に測定され、その
測定値に基づいて決定され、そのセンサS2 の測定値に
基づいて前記したヘッドサイズ可変モータ44が制御され
る。
【0023】前記したエレベータヘッドのサイズ調整の
基になる商品のサイズを検出する商品サイズ検出センサ
は、商品の横幅(X)を測定するセンサS1 と、商品の
縦幅(Y)を測定するセンサS2 と、商品の高さ(Z)
を測定するセンサS3 とからなり、商品の横幅(X)の
測定は該商品載置台aの手前側に設置されたセンサS1
によって商品搬入開始時に行われる。又、商品の縦幅
(Y)及び高さ(Z)はプッシャコンベアBの側近に設
けられたセンサS2 とセンサS3 によって商品の搬入途
中に検出される。即ち、商品はその後側をプッシャベル
トに取り付けられたプッシャに押されて移動する。その
プッシャの移動距離は該プッシャコンベアの駆動がパル
スモータに因って行なわれているため、駆動パルスをカ
ウントすることで検出することができる。
【0024】いま発光素子と受光素子からなるセンサS
2 にプッシャで移動された商品の前側端部が検出された
とすると、その時のプッシャの移動距離から商品の縦幅
(Y)が算出される。即ち、基準位置からのプッシャの
移動距離をL1 とし、基準位置からセンサS2 が設置さ
れている位置までの距離をL2 とすると、 商品の縦幅(Y)=L2 −L1 により商品の縦幅(Y)を測定することができる。この
商品の縦幅(Y)によってエレベータ1のヘッドサイズ
における奥行き寸法が決定される(図9参照)。又、商
品の高さ(Z)は図10に示すように、商品の搬入が行な
われるプッシャコンベアBを挟んで発光素子と受光素子
とからなるセンサS3 が高さ方向に所定の間隔をおいて
3対配置され、発光素子からの光が商品で遮られること
で夫々のセンサがONするようになっており、それによ
って商品の高さ(Z)を3段階に区分けするようになっ
ている。即ち、一番下のセンサS3aのみがONのときは
「低」、一番下のセンサS3aと真中のセンサS3bがON
のときは「中」、3対のセンサS3a乃至S3cがONのと
きは「高」と検出される。尚、一番下のセンサS3aは前
記した商品の縦幅(Y)を測定するセンサS2 を兼用し
ている。
【0025】又、前記したセンサS3 で検出される3段
階の高さ(Z)と前記した横幅(X)の検出データによ
って包装に使用されるフィルムのカット長さが決定され
る。更に、商品の縦幅(Y)と高さ(Z)によってフィ
ルムのプリストレッチ量が決定される。基本的には、商
品の横幅(X)でフィルム長さ、商品の縦幅(Y)でヘ
ッドサイズ及びフィルムのプリストレッチ量を決定する
が、商品の高さが高いと包装に要するフィルム量がより
多く必要となるため、フィルム長さについては商品の高
さ(Z)が高い場合長くし、フィルムプリストレッチ量
についてはプリストレッチする量を増加させる。しか
し、商品を載承支持するエレベータのヘッドサイズに関
しては商品の縦幅(Y)のみで決定する。又、図示の実
施の形態では商品の横幅(X)に応じてヘッドサイズに
おける横幅サイズを切り換えている。即ち、商品の横幅
(X)が所定以上の場合「大ヘッド」(図8(a) ,(c)
参照)にし、商品の横幅(X)が所定以下の場合「小ヘ
ッド」(図8(b) ,(d) 参照)にする。
【0026】次に前記した包装機のメカニカルタイムチ
ャートを図11に基づいて説明する。実施の形態に示した
包装機は2サイクルで1商品の包装を完成するタイプ
で、1サイクルの前半でエレベータの上昇、フィルムの
左右及び後の折り込みを行い、1サイクルの後半で包装
後の商品搬出及びフィルムの前折り込みを行う。また、
上記の動作と並行して次の商品のエレベータヘッド上へ
の搬入、及び次の商品を包装するためのフィルムの引き
出し,センタリングが行われる。又、フィルムを繰り出
す繰出しローラ14の駆動・停止、カッタEの作動・停
止、フィルム保持手段Cの上下動、フィルム移送手段D
の駆動・停止の各制御はエレベータ1を駆動するカム54
の回転角度に基づいて行われ、そのカムが1回転すると
包装の1サイクルの動作が行われる。このカムの回転角
度の検出は、カム54の軸に取付けられているロータリー
エンコーダ55からの出力パルスをカウントし、そのカウ
ント値で検出される。尚、図11に表示した目盛りは前記
したカム54の回転角とともにカウント値、時間を示す。
【0027】 少なくとも(イ)までに商品のサイズ
の測定検出が完了している。(ロ)は縦幅(Y)が最大
である商品がエレベータヘッド上に搬入開始されるタイ
ミングである。この(イ)と(ロ)の間にヘッドサイズ
の調整(拡げる)(チ)を行う必要がある。 又、エレベータヘッドの下降時に下降動作と並行し
てヘッドサイズの初期位置(最小サイズ)への復帰
(ト)を行うのが本実施の形態の特徴である。 (ハ)はフィルムカットのタイミングで、(ハ)以
前のフィルムフィードは所定長さのフィルムのフィルム
ロールからの繰り出し、(ハ)以後のフィルムフィード
は所定長さにカットされたフィルムのセンタリングであ
る。 フィルムカット後、フィルムのプリストレッチを行
う(ニ)。フィルムのプリストレッチの始めの期間フィ
ルムフィード(センタリング)と並行して行われてい
る。そして、フィルムのプリストレッチはエレベータヘ
ッドの上昇途中まで行われる。しかし、少なくともエレ
ベータヘッド上の商品がフィルムに当接する前までには
前記フィルムのプリストレッチは完了しているように構
成されている。 尚、フィルムのプリストレッチはエレベータ上の商
品の上面がフィルムに当接した時、及びフィルムの後折
り込みの初期に弱められる。つまり、フィルムフィード
手段の間隔を狭くする(閉じる)方向に移動される。但
し、この狭くする位置はエレベータのヘッドサイズに応
じて変化する。つまり、(ホ)ではフィルム移送手段D
の間隔を初期位置(最も狭い間隔=フィルムフィード時
の間隔)までには狭くしない。これは、エレベータヘッ
ドのヘッドサイズが可変されているためである。ヘッド
サイズが拡大されている場合、(ホ)でフィルム移送手
段の間隔を初期位置まで復帰させると、エレベータが下
降する時エレベータヘッドが衝突してしまう。従って、
(ホ)では調整したヘッドサイズに対応した位置まで狭
める。 (ヘ)でフィルム移送手段の間隔を初期位置まで復
帰させる。この時、エレベータヘッドも初期位置への復
帰を行っている(ト)。 前記の如く、エレベータヘッドの初期位置への復帰
(ト)をエレベータヘッドの下降時に並行して行ってい
る。これは、少なくとも(ロ)までにエレベータヘッド
の調整(チ)を完了する必要があるが,そのためには商
品のサイズの検出完了後(イ)、直ちに行う必要があ
る。しかし、エレベータヘッドの下降後にエレベータヘ
ッドの初期位置への復帰(ト)を行った場合には調整
(チ)が開始出来なくなり、その分処理能力が低下す
る。(これは、エレベータヘッドのサイズ調整を必ず一
旦初期位置へ復帰させた後に行うという条件があるから
である。こうしないと、調整する場合の基準位置がとれ
ないからである。)
【0028】上記した実施の形態はフィルムを包装する
商品の縦幅(Y)に応じた量幅方向にプリストレッチす
ることにより幅狭の1種類のフィルムで、フィルムを交
換すること無く包装を行うタイプの包装機であったの
で、ヘッドサイズの調整において奥行き方向の調整のみ
スライド方式(本発明の方式)とし、幅方向のサイズ調
整は従来と同様、使用ヘッドの選択により行っている。
上記奥行き方向の調整も前記した実施の形態に示した2
行の可動ヘッド素子が一体となってスライドする構成に
限定されず、図13に示すように可動のヘッド素子の各行
をそれぞれ独立してスライドするように構成してもよ
い。しかし、この構成に限定されるものではなく、幅方
向のサイズ調整は行わなくしてもよいし、また奥行き方
向の調整と同様スライド方式としてもよい。又、包装機
の構成によっては幅方向のヘッドサイズの調整にスライ
ド方式を採用し、奥行き方向はサイズ調整を行わない構
成とするなど任意である。例えば、実施の形態で示した
3行5列のヘッド素子で構成されたエレベータヘッドの
場合、5列のヘッド素子を3列と2列のグループに分割
し、そのいずれか一方のグループを他方のグループに対
して間隔を広狭調節し得るようにしたり、5列の真中を
固定しその両側の各2列を幅方向に間隔を広狭調節し得
るようにしてもよいものである。勿論、ヘッド素子の
数、行数、列数は実施の形態に限定されるものではな
い。更に、実施の形態におけるヘッドサイズ可変の駆動
手段はステッピングモータであったが、これに限定され
ず、直流モータでもよく、またエアシリンダでもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明は請求項1記載の構成により、ヘ
ッドサイズを調整するモータがエレベータ上に配置され
ていないので、エレベータを駆動するモータに小型のも
のが使用でき、その分消費電力が少なくて済むという効
果が得られる。また、ヘッドサイズの調整をバネとワイ
ヤで行うものでないので、エレベータの上下動時にワイ
ヤのテンションが変化してサイズが変動することがな
く、しかもバネ定数の変化により調整位置が変化するこ
ともない。更に、エレベータの位置に関係なくサイズの
調整が出来るので、エレベータの上動あるいは下動中に
サイズの調整を行うことができる。このため、包装機の
通常の包装動作中にヘッドサイズの調整を行うことがで
き、サイズ調整のために一旦包装動作を中断させる必要
がない。また、毎回の包装毎にサイズを調整しても包装
処理能力に影響を与えない。請求項2の構成により、商
品の奥行き寸法(縦幅)に応じたヘッドサイズとするこ
とができるので、奥行き寸法の異なる商品でも包装を良
好に行うことが可能となる。。請求項4の構成により、
商品の縦幅に応じたサイズのヘッド及び商品の縦幅に応
じたフィルム幅にプリストレッチされたフィルムで包装
するので、奥行き寸法の異なる商品でもフィルムロール
を交換することなく包装を良好に行うことが可能とな
る。請求項5の構成により、ヘッドサイズを大型とした
場合、後折り込み板が左右折り込み板より先に左右の可
動ヘッドに当接することがあるが、この場合でも支障な
く包装することが可能となる。請求項6の構成により、
商品の横幅で使用するヘッド素子を選択することで、
横幅の異なる商品でも包装を良好に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るストレッチフィルム包装機の概略
を示す縦断側面図である。
【図2】図1の縦断正面図である。
【図3】搬入手段とフィルム移送手段の配置を示す平面
図である。
【図4】搬入手段及びエレベータの部分を示す拡大平面
図である。
【図5】同部分の拡大背面図である。
【図6】図5の(X)−(X)線に沿える縦断面図であ
る。
【図7】図5の(Y)−(Y)線に沿える縦断面図であ
る。
【図8】エレベータヘッドのサイズ調整を示す説明図で
ある。
【図9】商品の縦幅(Y)の検出原理を示す説明図であ
る。
【図10】商品の高さ(Z)の検出構造を示す説明図であ
る。
【図11】同装置のメカニカルタイムチャートである。
【図12】固定のヘッド素子と可動のヘッド素子の倒れる
方向を示す平面図である。
【図13】可動ヘッド素子のスライド動作の変形例を示す
説明図である。
【符号の説明】
B…搬入手段(プッシャコンベア) D…フィルム移
送手段 F…エレベータヘッド G…ヘッドサイ
ズ可変手段 a…商品載置部 b…包装部 1…エレベータ 4,4’…左右折り込
み板 5…後折り込み板 26…電磁クラッ
チ 36,37…固定のヘッド素子取付部材 38,39…可動の
ヘッド素子取付部材 48…上下動案内部材

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の包装位置に張架されているストレ
    ッチフィルムに、エレベータヘッド上から搬入された商
    品をエレベータを上昇させることで前記フィルムに対し
    下側から突き上げて商品の上面をフィルムで覆うストレ
    ッチフィルム包装機において、前記エレベータヘッドを
    複数個のヘッド素子で構成し、そのうち少なくとも1個
    のヘッド素子を取り付けたヘッド素子取付部材を、他の
    ヘッド素子との間隔を可変する方向にスライド可能とな
    してエレベータに配置し、且つ前記ヘッド素子取付部材
    は、機枠に対して水平方向にスライド可能に配設した上
    下動案内部材に上下方向に移動自在に係合し、その上下
    動案内部材を駆動手段により水平方向に移動させること
    でヘッド素子の間隔を広狭調整し、エレベータヘッドの
    サイズを可変することを特徴とするストレッチフィルム
    包装機。
  2. 【請求項2】 上記エレベータヘッドにおけるヘッド素
    子取付部材をスライドさせて行うサイズ調整の方向が、
    該エレベータヘッド上に搬入する商品の搬入方向に沿っ
    た奥行き方向であることを特徴とする請求項1記載のス
    トレッチフィルム包装機。
  3. 【請求項3】 所定の包装位置に張架するストレッチフ
    ィルムのフィルムロールからの引き出し移送方向が、エ
    レベータヘッド上に搬入する商品の搬送方向と直交する
    方向であることを特徴とする請求項2記載のストレッチ
    フィルム包装機。
  4. 【請求項4】 上記フィルムの移送を、包装部を挟む如
    く配置した一対のフィルム移送手段で該フィルムの幅方
    向両側の端部を挟持して行い、且つ前記エレベータヘッ
    ド上に搬入される商品の奥行き方向の寸法の大きさに応
    じてヘッドサイズを広狭調整すると共に、前記一対のフ
    ィルム移送手段の間隔を可変して前記フィルムを幅方向
    へ拡張するすることを特徴とする請求項3記載のストレ
    ッチフィルム包装機。
  5. 【請求項5】 前記ストレッチ包装機は商品の上面を覆
    ったフィルムの端部を商品の底部に折り込む左右折り込
    み板と後折り込み板とを備え、前記エレベータヘッドを
    構成するヘッド素子が、商品の搬入方向手前側に位置し
    たスライドしない固定のヘッド素子と、商品の搬入方向
    奥側に配置したスライド可能な可動のヘッド素子とで構
    成され、固定のヘッド素子の列における少なくとも両側
    に位置するヘッド素子の倒れる方向は左右折り込み板の
    進行方向とし、可動のヘッド素子の列における少なくと
    も両側に位置するヘッド素子の倒れる方向は左右折り込
    み板及び後折り込み板の進行方向と略45゜をなす方向
    であることを特徴とする請求項4記載のストレッチフィ
    ルム包装機。
  6. 【請求項6】 前記エレベータヘッドを構成する複数の
    ヘッド素子は、少なくとも商品の搬入方向に沿って2行
    以上で、かつ搬入方向と直交する方向に沿って4列以上
    設けると共に、該列方向に関して中央部ヘッド素子列と
    その両側部に位置する外側部ヘッド素子列とに区別し、
    該中央部ヘッド素子列は前記外側部ヘッド素子列とは独
    立して上下動可能に構成すると共に、前記中央部ヘッド
    素子列の可動ヘッドを取り付けた取付部材と前記側部
    ヘッド素子列の可動ヘッドを取り付けた取付部材とを前
    記上下動案内部材に対して上下方向に移動自在に係合し
    たことを特徴とする請求項2乃至5の何れかに記載のス
    トレッチフィルム包装機。
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