JP3079742U - 光プラグ - Google Patents

光プラグ

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JP3079742U JP2001000795U JP2001000795U JP3079742U JP 3079742 U JP3079742 U JP 3079742U JP 2001000795 U JP2001000795 U JP 2001000795U JP 2001000795 U JP2001000795 U JP 2001000795U JP 3079742 U JP3079742 U JP 3079742U
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正治 増尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定部材が抜けたり、がたが生じない信頼性
の高い光プラグを提供する。 【解決手段】 光ファイバ1をファイバ保持部材20の
ファイバ挿入孔21及びフェルール10のファイバ挿入
孔11へ挿入し、挿入溝23−1,23−2に固定部材
30を圧入して該固定部材30の連結部32を収納凹部
22−1内に収納する。これにより、圧入された固定部
材30が光ファイバ1の外被1bに食込んで該光ファイ
バ1が挾持される。ファイバ保持部材20はカバー40
で覆われるので、このカバー40の内周面によって固定
部材30が押圧される。これにより、光プラグの挿入、
抜去を頻繁に繰返しても、固定部材30が抜けたり、が
たが生じたりすることがない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、デジタルオーディオ等において画像データ伝送等を行うデジタル高 速インタフェース用等の光ファイバを接続するための光プラグに関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような分野の技術としては、例えば、文献1(実公平8−2643 号公報)に記載された光ファイバ用コネクタ、文献2(実公昭62−17772 号公報)に記載された光ファイバ保持用クランプ、及び文献3(実用新案登録番 号第2509081号公報)に記載されたケーブルコネクタ等のようなものがあ った。
【0003】 この種の光コネクタでは、コネクタ本体にファイバ挿入孔が設けられると共に 、このファイバ挿入孔に対して直交する方向に挿入溝が設けられている。そして 、ファイバ挿入孔に光ファイバを挿入し、フォーク状の挾持部を有する固定金具 を挿入溝に圧入し、該挾持部を光ファイバの外被に食込ませることにより、光フ ァイバをコネクタ本体に固定するようになっている。ファイバ挿入孔に挿入され た光ファイバは、圧入された固定金具の挾持部によって食込んだ状態で固定され るので、比較的簡単に光ファイバの引抜き強度を向上させることができる。
【0004】 また、圧入された固定金具の抜出しを防止するために、固定金具に折曲げ突起 や係止爪を設けて抜止め対策をしたり、あるいはファイバ挿入孔に対して直交方 向に延びる挿入溝の平面からみた幅を部分的に狭くし、固定金具の挾持部に対す る挾持強度を向上させて抜止め対策をしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記文献1〜3に記載された従来の光コネクタでは、次の(1 )及び(2)のような課題があった。 (1) デジタルオーディオ等の機器の小型化に対応して光コネクタを小型化し ようとすると、固定金具の抜止め対策のための該固定金具の加工や挿入溝の形成 が難しく、十分な抜止め強度を得ることができなくなってしまう。
【0006】 (2) 固定金具を光ファイバの外被に食込ませて該光ファイバをコネクタ本体 に固定する構造を、そのまま光プラグに適用すると、光プラグがレセプタクル等 に対して挿入、抜去が頻繁に行われるので、固定金具が挿入溝から抜けたり、あ るいはがたが生じるおそれがある。また、経時的変化等によって固定金具による 固定箇所が劣化し、固定強度が低下して固定金具が抜けたり、がたが生じるおそ れがある。 本考案は、前記従来技術が持っていた課題を解決し、挿入、抜去が頻繁に行わ れたり、小型化等しても、固定部材が抜けたり、あるいはがたが生じない信頼性 の高い光プラグを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本考案のうちの第1の考案は、光を伝送するファ イバ心線の周りが外被で被覆された光ファイバの端部を受入れて保持する第1の ファイバ挿入孔を有するフェルールと、前記フェルールの外側の一部を覆うと共 に、該フェルールの前記第1のファイバ挿入孔から突出する前記光ファイバの一 部を覆う筒状のファイバ保持部材と、前記ファイバ保持部材の外側から圧入され て該ファイバ保持部材内の前記光ファイバを挟持する固定部材と、前記ファイバ 保持部材の外側を覆うカバーとを備えた光プラグであって、前記ファイバ保持部 材、固定部材及びカバーを次のように構成している。
【0008】 前記ファイバ保持部材は、前記第1のファイバ挿入孔と連通し、該第1のファ イバ挿入孔から突出する前記光ファイバを受入れて保持する第2のファイバ挿入 孔と、外側に形成された収納凹部と、前記収納凹部の内部底面から前記第2のフ ァイバ挿入孔方向に延び、かつ互いに平行に形成された複数の挿入溝とを有して いる。前記固定部材は、前記複数の挿入溝内に同時に圧入されて前記第2のファ イバ挿入孔内の前記光ファイバの外被に食込んで該光ファイバを挟持する複数の 挟持部と、前記複数の挟持部の一端を連結し、該挟持部の前記圧入時に前記収納 凹部内に収納される連結部とを有している。さらに前記カバーは、前記固定部材 の連結部を押圧した状態で前記ファイバ保持部材の外側を覆う構成にしている。
【0009】 このような構成を採用したことにより、フェルールの第1のファイバ挿入孔及 びファイバ保持部材の第2のファイバ挿入孔に挿入された光ファイバは、該ファ イバ保持部材の挿入溝に圧入された固定部材の挾持部によって光ファイバの外被 が食込んだ状態で固定され、該光ファイバのファイバ挿入孔からの引抜きが防止 される。圧入された固定部材の連結部はファイバ保持部材の収納凹部に収納され 、カバーによって押圧されるので、該固定部材が抜けたり、あるいはがたが生じ ることがない。しかも、カバーにより連結部を押圧して固定部材の抜けやがたを 防止する単純な構造であるため、固定部材や挿入溝の形状等を単純化でき、これ によって製造の簡単化が図れる。
【0010】 第2の考案は、第1の考案の光プラグにおいて、複数の挿入溝は、それぞれ第 2のファイバ挿入孔と交差し、一端が収納凹部の内部底面に位置し、他端が該収 納凹部と反対側のファイバ保持部材の外側まで貫通する構成にしている。これに より、例えば、固定部材を挿入溝に圧入するために圧入治具等にファイバ保持部 材を位置決めして固定する場合、収納凹部と反対側のファイバ保持部材の外側ま で貫通する挿入溝を位置決め固定のために利用でき、圧入作業の容易化が図れる 。
【0011】 第3の考案は、第2の考案の光プラグにおいて、複数の挿入溝の他端側におけ るファイバ保持部材の外側にも、固定部の連結部を収納するための収納凹部を形 成している。これにより、固定部材の圧入時に、片側の収納凹部を圧入治具等へ の位置決め固定に利用すれば、圧入時の作業性が向上する。また、いずれか一方 の収納凹部に固定部材を圧入すればよいので、該固定部材を圧入するときの方向 性の自由度が増す。さらに、片側の収納凹部への1個の固定部材の圧入だけでは 光ファイバに対する引抜き強度が不足する場合、両側の収納凹部にそれぞれ固定 部材を圧入することにより、引抜き強度の向上を図ることも可能である。
【0012】 第4の考案は、第1〜第3の考案のいずれか1つの光プラグにおいて、位置決 め固定したファイバ保持部材に固定部材を圧入する際の位置決め固定用の係止部 を、該ファイバ保持部材の外側に形成している。これにより、固定部材の圧入時 に、係止部を利用してファイバ保持部材の位置決め及び固定を行えば、圧入作業 の容易化が図れる。
【0013】 第5の考案は、第1〜第4の考案のいずれか1つの光プラグにおいて、ファイ バ保持部材は、樹脂をモールド成形して形成している。これにより、任意の形状 のファイバ保持部材の製造が容易に行える。 第6の考案は、第1〜第5の考案のいずれか1つの光プラグにおいて、固定部 材は、金属又は硬質性樹脂で形成している。固定部材を硬質性樹脂で形成した場 合、光ファイバに対するストレスの軽減を図ることが可能である。
【0014】 第7の考案は、第1〜第6の考案のいずれか1つの光プラグにおいて、カバー は、ファイバ保持部材を着脱自在に被覆する構造、又は樹脂をモールド成形して ファイバ保持部材に被着する構造にしている。カバーを着脱自在の構造にした場 合、故障の際の修理が容易になる。カバーを樹脂を用いたモールド成形で形成し た場合、ファイバ保持部材にカバーを被着する際に作業性が向上する。
【0015】
【考案の実施の形態】
(第1の実施形態) 図1(a)〜(e)は本考案の第1の実施形態を示す直線形の丸形光プラグの 構成図であり、同図(a)はカバーを切欠いた側面図、同図(b)はファイバ保 持部材及びカバーを切欠いた縦断面図、同図(c)はフェルール及びファイバ保 持部材の縦断面図、同図(d)は同図(c)のA1−A2断面図、同図(e)は 同図(c)のB1−B2断面図である。また、図2(a)、(b)は図1の部分 構成図であり、同図(a)はファイバ保持部材の平面図、同図(b)は固定部材 の斜視図である。
【0016】 この直線形の丸形光プラグは、デジタルオーディオ等に接続される光ファイバ 1の端部に直線状に取付けられ、レセプタクル等に着脱自在に挿入されて該光フ ァイバ1とレセプタクル等とを光結合するものである。光ファイバ1は、プラス チック系ファイバ、ガラス系ファイバ等の種々のファイバで構成され、光伝送領 域であるコア、及びこれを取巻くクラッド等で形成されたファイバ心線1aと、 このファイバ心線1aの周りを保護するプラスチック系樹脂製等の外被1bとを 有している。
【0017】 光プラグは、光ファイバ1の端部を保持するためのほぼ円筒状のフェルール1 0を有し、このフェルール10の外周の一部を覆うと共に該フェルール10から 突出する光ファイバ1の一部を覆うほぼ円筒状のファイバ保持部材20が設けら れている。ファイバ保持部材20には、この外側から圧入されて内部の光ファイ バ1を挾持する固定部材30が取付けられ、さらに該ファイバ保持部材20の外 周がほぼ円筒状のカバー40で覆われている。
【0018】 フェルール10は、金属等によって形成され、口径が数mm、長さが数十mm の大きさである。フェルール10の内部中心には、光ファイバ1の端部を受入れ て保持するための第1のファイバ挿入孔11が形成されている。ファイバ挿入孔 11の先端側は、光ファイバ1の外被1bが剥離されて露出したファイバ心線1 aを受入れて保持するために、口径が小さくなっている。フェルール10の外周 の先端側には、レセプタクル等と係合するためのロック用係合部12が形成され ている。ロック用係合部12は、段差状に口径が狭くなっており、フェルール1 0の先端に向かって口径が徐々に広くなっている。フェルール10の外周の後端 側には、フランジ13が形成されている。
【0019】 ファイバ保持部材20は、例えば、樹脂をモールド成形して形成され、フェル ール10のロック用係合部12の後端側外周を覆うと共に、フランジ13から後 方に突出している。ファイバ保持部材20の内部中心には、フェルール10の第 1のファイバ挿入孔11と連通する第2のファイバ挿入孔21が形成され、ファ イバ挿入孔11から突出する光ファイバ1を該ファイバ挿入孔21によって保持 するようになっている。フランジ13から後方に突出するファイバ保持部材20 の外周の両側には、固定部材30の頭部の連結部32を収納するための収納凹部 22−1,22−2が形成されている。
【0020】 一方の収納凹部22−1の内部底面と他方の収納凹部22−2の内部底面との 間には、ファイバ挿入孔21と交差して貫通する複数(例えば、2つ)の挿入溝 23−1,23−2が形成されている。複数の挿入溝23−1,23−2は互い に平行に形成され、各収納凹部22−1,22−2の内部底面側の開口部23a は、ファイバ挿入孔21と直交する方向に数mmの長さを有している。各挿入溝 23−1,23−2は、各開口部23aからファイバ挿入孔21の中心附近の狭 間部23bに向かって幅が徐々に狭くなっている。収納凹部22−1,22−2 の後端側のファイバ保持部材20の外周には、環状凹部からなるカバー係止部2 4が形成されている。
【0021】 収納凹部22−1又は22−2に圧入される固定部材30は、金属又は硬質性 樹脂等で形成されており、複数(例えば、2つ)のフォーク状の挾持部31−1 ,31−2と、これらの挾持部31−1,31−2を連結する連結部32とで構 成されている。複数の挾持部31−1,31−2は、互いに平行になるように連 結部32で連結されており、幅数mmの開口部31aをそれぞれ有している。各 開口部31aは、ファイバ挿入孔21内の光ファイバ1の外被1bに食込んで該 光ファイバ1を挾持する機能を有している。各挾持部31−1,31−2の外側 の両側面には、挿入溝23−1,23−2への圧入時にこれらの挿入溝23−1 ,23−2の壁面に食込む鋸状の係止部31bが形成されている。このような複 数の挾持部31−1,31−2の一端を連結する連結部32は、固定部材30の 圧入時にファイバ保持部材20の収納凹部22−1又は22−2内に収納され、 該収納凹部22−1又は22−2の頂部から出張らないようになっている。
【0022】 カバー40は、ファイバ保持部材20のほぼ全周を被覆する固定部材被覆部4 1と、該ファイバ保持部材20から突出する光ファイバ1の一部を被覆するファ イバ被覆部42とで構成されている。カバー40は、樹脂等で形成されてファイ バ保持部材20を着脱自在に被覆する構造、あるいは樹脂のモールド成形によっ てファイバ保持部材20に被着する構造になっている。固定部材被覆部41の内 周面には、環状凸部からなる係合部41aが形成され、この係合部41aをファ イバ保持部材20のカバー係止部24に嵌合することにより、該固定部材被覆部 41がファイバ保持部材20に装着されるようになっている。
【0023】 次に、図1及び図2に示す光ファイバ付き光プラグの製造、組立ての例を説明 する。 下金型及び上金型からなる樹脂モールド成形用の金型に、フェルール10をセ ット(装着)する。金型に樹脂を注入し、フェルール10の外周の一部を覆うよ うにファイバ保持部材20をモールド成形する。これにより、フェルール10の 係合部12の後端側がファイバ保持部材20で覆われると共に、フランジ13の 後端側のファイバ保持部材20の箇所に、ファイバ挿入孔21、収納凹部22− 1,22−2、挿入溝23−1,23−2、及びカバー係止部24が同時に形成 される。
【0024】 収納凹部嵌合用の凸部を有する圧入治具に、該凸部がファイバ保持部材20の 収納凹部22−2と嵌合するように、該ファイバ保持部材20を位置決めして該 圧入治具に固定する。予め光ファイバ1の端部の外被1bを所定の長さだけ剥離 してファイバ心線1aを露出させておく。露出したファイバ心線1aをファイバ 保持部材20の後端からファイバ挿入孔21へ挿入し、該ファイバ心線1aの先 端をファイバ挿入孔11の先端まで挿入する。
【0025】 圧入治具により、固定部材30の挾持部31−1,31−2をファイバ保持部 材20の挿入溝23−1,23−2の開口部23aから圧入し、該固定部材30 の連結部32を収納凹部22−1内へ押込む。すると、挾持部31−1,31− 2の外側両側面の係止部31bが挿入溝23−1,23−2の壁面に食込むと共 に、該挾持部31−1,31−2の開口部31aが光ファイバ1の外被1bに食 込み、該光ファイバ1が挾持部31−1,31−2で挾持されてファイバ挿入孔 11,21に固定される。
【0026】 カバー40が着脱自在構造の場合には、このカバー40を予め光ファイバ1に 通しておく。カバー40の固定部材被覆部41をファイバ保持部材20の後端側 から押込み、該固定部材被覆部41の内周面の係合部41aをファイバ保持部材 20の外周面のカバー係止部24へ嵌入する。これにより、固定部材被覆部41 の内周面によって固定部材30の連結部32が押圧された状態で、カバー40が ファイバ保持部材20及び光ファイバ1に装着される。
【0027】 一方、カバー40を樹脂モールド成形で形成する場合には、光ファイバ付きフ ァイバ保持部材20を金型にセットし、樹脂を注入すれば、ファイバ保持部材2 0及び光ファイバ1を覆うカバー40が形成される。このカバー40の固定部材 被覆部41の内周面により、固定部材30の連結部32が押圧された状態で、該 カバー40が装着される。
【0028】 このようにして製造、組立てられた光ファイバ付き光プラグは、使用時におい て、レセプタクル等にフェルール10を挿入すると、このフェルール10の係合 部12がレセプタクル等に係合し、光ファイバ1とレセプタクル等とが光結合さ れる。
【0029】 この第1の実施形態では、次の(a)〜(f)のような効果がある。 (a) 光ファイバ1をファイバ保持部材20の後端からファイバ挿入孔21, 11へ挿入した後、固定部材30の挾持部31−1,31−2を挿入溝23−1 ,23−2へ圧入して該光ファイバ1の外被1bに食込ませることにより、光フ ァイバ1をフェルール10及びファイバ保持部材20に固定する構造であるため 、該光ファイバ1を強固に固定できる。しかも、圧入された固定部材30の連結 部32が収納凹部21−1内に収納され、カバー40によって押圧された状態に なるので、たとえ光プラグの挿入、抜去が頻繁に行われても、該固定部材30が 抜けたり、がたが生じることがない。
【0030】 (b) 挿入溝23−1,23−2に圧入された固定部材30は、係止部31b が該挿入溝23−1,23−2の壁面に食込み、しかも該挿入溝23−1,23 −2のファイバ挿入孔中心附近の幅の狭い狭間部23bによって固定部材30の 挾持部31−1,31−2が挾持されるので、ファイバ保持部材20に固定部材 30がより強固に固定される。但し、係止部31bや狭間部23bのない構造の 単純なものは、製造が簡単になって小型化しやすいため、光プラグを小型化する 場合、係止部31bや狭間部23bを設けなくてもよい。このような係止部31 bや狭間部23bを設けなくても、カバー40の内周面の押圧力によって固定部 材30を十分に固定できる。
【0031】 (c) 挿入溝23−1,23−2に圧入された固定部材30の連結部32が収 納凹部22−1内に収納されて該連結部32が出張らない。このため、カバー4 0の部分的な膨みがなくなり、均一な押圧力が得られると共に、該カバー40の 亀裂等を防止できる。
【0032】 (d) 挿入溝23−1,23−2は、ファイバ保持部材20の両側面を貫通す る構造であるため、樹脂モールド成形時において狭間部23bを容易に形成でき る。しかも、ファイバ保持部材20の両側面に収納凹部22−1,22−2を形 成しているので、固定部材30の圧入方向の自由度が大きくなり、さらに、片側 の収納凹部22−2を圧入治具への位置決め、固定用に使用できるので、固定部 材30を垂直方向に圧入しやすくなって圧入作業が容易になる。
【0033】 (e) 固定部材30を金属で形成した場合、大きな機械的強度が得られる。固 定部材30を金属で形成した場合、光ファイバ1へ与えるストレスが大きいとき には、この固定部材30を硬質性樹脂等で形成することにより、ストレスを小さ くできる。
【0034】 (f) カバー40を樹脂のモールド成形で形成すれば、ファイバ保持部材20 への密着性が良くなる。また、カバー40を着脱自在構造にすれば、仮に光プラ グの使用中に固定部材30にがたが生じた場合、カバー40を外し、収納凹部2 2−1に接着剤等を塗布することにより、がたを防止できるので、修理が容易に なる。
【0035】 (第2の実施形態) 図3(a)、(b)は本考案の第2の実施形態を示す丸形光プラグにおけるフ ェルール及びファイバ保持部材の構成図であり、同図(a)は平面図、及び同図 (b)は縦断面図であり、図1及び図2中の要素と共通の要素には共通の符号が 付されている。
【0036】 この丸形光プラグでは、ファイバ保持部材20の両側面を貫通して平行な4つ の挿入溝23−1〜23−4が形成されている。3つの挿入溝23−1〜23− 3の一端には、図1の固定部材30と同一構造の固定部材30−1を収納するた めの収納凹部22−1が形成され、さらに3つの挿入溝23−2〜23−4の他 端には、図1の固定部材30と同一構造の固定部材30−2を収納するための収 納凹部22−2Aが形成されている。
【0037】 このような構成のファイバ保持部材20では、ファイバ挿入孔21に光ファイ バ1を挿入した後、挿入溝23−1,23−2の一端から固定部材30−1を圧 入して内部の光ファイバ1の外被1bに食込ませると共に、挿入溝23−3,2 3−4の他端から固定部材30−2を圧入して該光ファイバ1の外被1bに食込 ませるようになっている。 本実施形態では、2つの固定部材30−1,30−2をファイバ保持部材20 の両側から圧入して光ファイバ1を固定するようにしているので、光ファイバ1 の固定強度を第1の実施形態よりも大きくすることができる。
【0038】 (第3の実施形態) 図4(a)、(b)は本考案の第3の実施形態を示す丸形光プラグにおけるフ ァイバ保持部材の構成図であり、同図(a)は正面図、及び同図(b)は底面図 であり、図1及び図2中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。 この丸形光プラグのファイバ保持部材20では、片側に収納凹部22−1が形 成され、この収納凹部22−1の内部底面に、垂直方向に延びる貫通しない2つ の挿入溝23−1A,23−2Aが平行に形成されている。さらに、ファイバ保 持部材20の反対側には、圧入治具に位置決め、固定するための丸穴25が形成 されている。
【0039】 例えば、固定部材30をファイバ保持部材20に圧入する場合、丸穴25を用 い、圧入治具にファイバ保持部材20を位置決めして固定し、固定部材30を挿 入溝23−1A,23−2Aに圧入し、ファイバ挿入孔21内の光ファイバ1の 外被1bに食込ませれば、該光ファイバ1をファイバ挿入孔21に固定できる。 その後、カバー40でファイバ保持部材20を覆えば、該カバー40の内周面に より固定部材30が押圧されて固定される。
【0040】 本実施形態では、貫通しない挿入溝23−1A,23−2Aに固定部材30を 圧入し、カバー40によって該固定部材30を押圧しているので、第1の実施形 態と同様の固定強度が得られる。しかも、ファイバ保持部材20に丸穴25を形 成しているので、この丸穴25を用いることにより、圧入治具への位置決め、固 定が容易になる。なお、丸穴25は角穴等の他の形状にしてもよい。
【0041】 (第4の実施形態) 図5(a)、(b)は本考案の第4の実施形態を示す丸形光プラグにおけるフ ァイバ保持部材の構成図であり、同図(a)は正面図、及び同図(b)は底面図 であり、図1〜図4中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
【0042】 この丸形光プラグのファイバ保持部材20では、片側に設けた収納凹部22− 1の内部底面に、垂直方向に延びる貫通しない3つの挿入溝23−1A〜23− 3Aが形成されている。ファイバ保持部材20の反対側には、圧入治具への位置 決め固定用あるいは転がり防止用の溝26が、該ファイバ保持部材20の長手方 向に沿って形成されている。さらに、挿入溝23−1A〜23−3Aに圧入する 固定部材30Aにも、平行な3つの挾持部31−1〜31−3が設けられている 。
【0043】 例えば、ファイバ保持部材20に光ファイバ1を固定する場合、溝26によっ てファイバ保持部材20を圧入治具に位置決め固定し、固定部材30Aの挾持部 31−1〜31−3を挿入溝23−1A〜23−3Aに圧入してファイバ挿入孔 21内の光ファイバ1の外被1bに食込ませる。その後、ファイバ保持部材20 をカバー40で覆えば、このカバー40の内周面により固定部材30Aが押圧さ れて固定される。
【0044】 本実施形態では、固定部材30Aの3つの挾持部31−1〜31−3を光ファ イバ1に食込ませて挾持するようにしているので、光ファイバ1の固定強度を第 1の実施形態よりも大きくできる。 なお、溝26に代えて、例えば、図5の破線に示すような平面部27をファイ バ保持部材20の反対側等に設けることにより、圧入治具への位置決め固定、あ るいはファイバ保持部材20の転がり等を防止できる。
【0045】 (第5の実施形態) 図6は、本考案の第5の実施形態を示す固定部材の斜視図である。 この固定部材30Bでは、図2(b)と同様の2つの平行な挾持部31−1, 31−2を有し、これらの一端が断面円弧状の連結部32Aで連結されている。 この断面円弧状の連結部32Aに対応して、例えば、図1の収納凹部22−1の 底面を断面円弧状に形成しておく。これにより、固定部材30Bを収納凹部22 −1に圧入すれば、連結部32Aの外周面とファイバ保持部材20の外周面との 段差がなくなり、この上に被せられるカバー40の押圧力によって均一に固定部 材30Bを固定することができる。
【0046】 (変形例) なお、本考案は上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。この変 形例としては、例えば、次の(i)〜(iv)のようなものがある。 (i) 実施形態では丸形光プラグについて説明したが、フェルール10等の形 状を図示以外の形状にして角形光プラグ等の他の形の光プラグに変更することも 可能である。
【0047】 (ii) ファイバ保持部材20の収納凹部22−1,22−2,…を図示以外の 形状にしたり、あるいは挿入溝23−1,23−2,…を所望の固定強度に応じ て図示以外の任意の数に変更してもよい。これに対応して、固定部材30,30 −1,…における挾持部31−1,31−2,…の数を図示以外の任意の数に変 更したり、あるいは連結部32,…を図示以外の他の形状に変更することも可能 である。
【0048】 (iii) 実施形態では直線形の光プラグについて説明したが、ファイバ保持部材 20やカバー40の形状や構造を変えて光ファイバ1をL字状に引出し、L字形 の光プラグに変更することも可能である。
【0049】 (iv) ファイバ挿入孔21,11への光ファイバ1の挿入、固定方法は、種々 の方法を採用できる。例えば、ファイバ心線1aの端面処理をした光ファイバ1 をファイバ挿入孔21,11へ挿入して位置決めした後、固定部材30,…を圧 入して該光ファイバ1を固定してもよい。また、光ファイバ1をファイバ挿入孔 21,11へ挿入してファイバ心線1aの先端をフェルール10の先端から突出 させ、この部分を切断、研磨、溶融等で端面処理した後、この光ファイバ1を位 置決めして固定部材30,…で固定してもよい。
【0050】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案のうちの第1の考案によれば、固定部材の 複数の挾持部を複数の挿入溝内に同時に圧入して第2のファイバ挿入孔内の光フ ァイバの外被に食込ませ、該複数の挾持部を連結する連結部をファイバ保持部材 の収納凹部内に収納し、この上を覆うカバーによって該連結部を押圧するように したので、光プラグの挿入、抜去を頻繁に繰返しても、固定部材が抜けたり、が たが生じたりすることがない。しかも、カバーにより連結部を押圧して固定部材 の抜けやがたを防止する単純な構造であるため、固定部材や挿入溝の形状等を単 純化でき、これによって光プラグの製造や組立てを容易にできる。
【0051】 第2の考案によれば、複数の挿入溝が収納凹部と反対側のファイバ保持部材の 外側まで貫通する構成にしたので、例えば、ファイバ保持部材を樹脂のモールド 成形で形成する場合、挿入溝を容易に形成できる。しかも、例えば、固定部材を 挿入溝に圧入するために、圧入治具等にファイバ保持部材を位置決めして固定す る場合、収納凹部と反対側のファイバ保持部材の外側まで貫通する挿入溝を位置 決め固定のために利用でき、これによって圧入作業が容易になる。
【0052】 第3の考案によれば、複数の挿入溝の他端側にも収納凹部を形成しているので 、例えば、固定部材の圧入時に、片側の収納凹部を圧入治具等への位置決め固定 に利用すれば、圧入時の作業が容易になる。さらに、いずれか一方の収納凹部に 固定部材を圧入すればよいので、該固定部材を圧入するときの方向性の自由度が 増し、作業が容易になる。しかも、光ファイバの固定強度が不足するときには、 両側の収納凹部にそれぞれ固定部材を圧入することにより、固定強度を大きくで きる。
【0053】 第4の考案によれば、位置決め固定用の係止部をファイバ保持部材の外側に形 成したので、固定部材の圧入時に係止部を利用してファイバ保持部材の位置決め 及び固定を行うことにより、圧入作業が容易になる。 第5の考案によれば、ファイバ保持部材を樹脂のモールド成形で形成したので 、任意の形状のファイバ保持部材を容易に製造できる。
【0054】 第6の考案によれば、固定部材を金属で形成したので、大きな機械的強度が得 られる。また、固定部材を硬質性樹脂で形成した場合、光ファイバに対するスト レスを軽減できる。 第7の考案によれば、カバーを着脱自在の構造にしたので、例えば、固定部材 にがたが生じる等の故障が生じた場合、カバーを取外すことによって容易に修理 できる。また、カバーを樹脂のモールド成形で形成した場合、任意の形状のカバ ーをファイバ保持部材に簡単に被着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施形態を示す直線形の丸形光
プラグの構成図である。
【図2】図1の部分構成図である。
【図3】本考案の第2の実施形態を示すフェルール及び
ファイバ保持部材の構成図である。
【図4】本考案の第3の実施形態を示すファイバ保持部
材の構成図である。
【図5】本考案の第4の実施形態を示すファイバ保持部
材の構成図である。
【図6】本考案の第5の実施形態を示す固定部材の斜視
図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ 1a ファイバ心線 1b 外被 10 フェルール 11 第1のファイバ挿入孔 20 ファイバ保持部材 21 第2のファイバ挿入孔 22−1,22−2,22−2A 収納凹部 23−1,23−1A,23−2,23−2A,23−
3,23−3A,23−4 挿入溝 25 丸穴 26 溝 27 平面部 30,30−1,30−2,30A,30B 固定部
材 31−1,31−2,31−3 挾持部 32,32A 連結部 40 カバー

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を伝送するファイバ心線の周りが外被
    で被覆された光ファイバの端部を受入れて保持する第1
    のファイバ挿入孔を有するフェルールと、 前記フェルールの外側の一部を覆うと共に、該フェルー
    ルの前記第1のファイバ挿入孔から突出する前記光ファ
    イバの一部を覆う筒状のファイバ保持部材と、 前記ファイバ保持部材の外側から圧入されて該ファイバ
    保持部材内の前記光ファイバを挟持する固定部材と、 前記ファイバ保持部材の外側を覆うカバーとを備えた光
    プラグであって、 前記ファイバ保持部材は、前記第1のファイバ挿入孔と
    連通し、該第1のファイバ挿入孔から突出する前記光フ
    ァイバを受入れて保持する第2のファイバ挿入孔と、外
    側に形成された収納凹部と、前記収納凹部の内部底面か
    ら前記第2のファイバ挿入孔方向に延び、かつ互いに平
    行に形成された複数の挿入溝とを有し、 前記固定部材は、前記複数の挿入溝内に同時に圧入され
    て前記第2のファイバ挿入孔内の前記光ファイバの外被
    に食込んで該光ファイバを挟持する複数の挟持部と、前
    記複数の挟持部の一端を連結し、該挟持部の前記圧入時
    に前記収納凹部内に収納される連結部とを有し、 前記カバーは、前記固定部材の連結部を押圧した状態で
    前記ファイバ保持部材の外側を覆う構成にしたことを特
    徴とする光プラグ。
  2. 【請求項2】 複数の挿入溝は、それぞれ第2のファイ
    バ挿入孔と交差し、一端が収納凹部の内部底面に位置
    し、他端が該収納凹部と反対側のファイバ保持部材の外
    側まで貫通する構成にしたことを特徴とする請求項1記
    載の光プラグ。
  3. 【請求項3】 複数の挿入溝の他端側におけるファイバ
    保持部材の外側にも、固定部の連結部を収納するための
    収納凹部を形成したことを特徴とする請求項2記載の光
    プラグ。
  4. 【請求項4】 位置決め固定したファイバ保持部材に固
    定部材を圧入する際の位置決め固定用の係止部を、該フ
    ァイバ保持部材の外側に形成したことを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか1項に記載の光プラグ。
  5. 【請求項5】 ファイバ保持部材は、樹脂をモールド成
    形して形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    か1項に記載の光プラグ。
  6. 【請求項6】 固定部材は、金属又は硬質性樹脂で形成
    したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記
    載の光プラグ。
  7. 【請求項7】 カバーは、ファイバ保持部材を着脱自在
    に被覆する構造、又は樹脂をモールド成形してファイバ
    保持部材に被着する構造にしたことを特徴とする請求項
    1〜6のいずれか1項に記載の光プラグ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022209995A1 (ja) * 2021-03-30 2022-10-06 古河電気工業株式会社 照射プローブシステムおよび照射プローブ

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