JP3079089B2 - 小魚等の煮沸加工装置 - Google Patents
小魚等の煮沸加工装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は小魚等の自動煮沸装
置に関し、特にはカエリ,シラス,イリコ,チリメンジ
ャコ等の小魚を食用或いはダシ取り用の干物として煮沸
加工したり、佃煮用の煮釜として使用する煮沸加工装置
に関するものである。
置に関し、特にはカエリ,シラス,イリコ,チリメンジ
ャコ等の小魚を食用或いはダシ取り用の干物として煮沸
加工したり、佃煮用の煮釜として使用する煮沸加工装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から知られている小魚等の煮沸加工
を工程別に説明すると、原料の供給工程、洗浄装置への
移送工程、洗浄工程、煮沸釜への移送工程、煮沸工程、
乾燥工程及び製品梱包工程とから成る。原料としての小
魚は原料槽からバケット等を利用した移送機構を介して
洗浄装置に送り込まれ、水パイプからの放水によって小
魚に万遍なく注水されて十分な洗浄が行われてから前記
煮沸釜に供給されて所定の温度及び時間で煮沸された後
に乾燥加工が行われて製品として完成する。
を工程別に説明すると、原料の供給工程、洗浄装置への
移送工程、洗浄工程、煮沸釜への移送工程、煮沸工程、
乾燥工程及び製品梱包工程とから成る。原料としての小
魚は原料槽からバケット等を利用した移送機構を介して
洗浄装置に送り込まれ、水パイプからの放水によって小
魚に万遍なく注水されて十分な洗浄が行われてから前記
煮沸釜に供給されて所定の温度及び時間で煮沸された後
に乾燥加工が行われて製品として完成する。
【0003】具体的な煮沸加工装置として、図10に示
したように複数段のU字状に迂回する水路により構成さ
れた煮沸釜1内の煮沸水路内に熱交換用の配管を長手方
向に沿って収納するとともに、水流を作るポンプ7を配
備し、必要に応じて煮沸水路内にスクリューフィーダを
通し、煮沸釜1内に煮汁を入れて加熱沸騰させてから原
料小魚を投入部2から煮沸釜1内に投入する。
したように複数段のU字状に迂回する水路により構成さ
れた煮沸釜1内の煮沸水路内に熱交換用の配管を長手方
向に沿って収納するとともに、水流を作るポンプ7を配
備し、必要に応じて煮沸水路内にスクリューフィーダを
通し、煮沸釜1内に煮汁を入れて加熱沸騰させてから原
料小魚を投入部2から煮沸釜1内に投入する。
【0004】原料小魚を一次側煮沸水路3から二次側煮
沸水路4を経由してコンベア5方向に搬送し、該コンベ
ア5により原料小魚を上昇させながら汁を切り、図示し
ない送風機等により空冷用エアを吹き付けて冷却乾燥す
る。また、スクリューフィーダを使用せずに単に水流だ
けで原料の小魚を煮沸しながら搬送する装置例も知られ
ている。
沸水路4を経由してコンベア5方向に搬送し、該コンベ
ア5により原料小魚を上昇させながら汁を切り、図示し
ない送風機等により空冷用エアを吹き付けて冷却乾燥す
る。また、スクリューフィーダを使用せずに単に水流だ
けで原料の小魚を煮沸しながら搬送する装置例も知られ
ている。
【0005】水流だけで原料の小魚を煮沸しながら搬送
する装置例の場合、図10のA−A線に沿う断面図であ
る図11に示したように、一次側煮沸水路3と二次側煮
沸水路4の底部近傍部位に熱交換用の配管6,6を長手
方向に沿って配置してあり、煮汁の加熱沸騰を行わせる
ようにしているのが通例である。
する装置例の場合、図10のA−A線に沿う断面図であ
る図11に示したように、一次側煮沸水路3と二次側煮
沸水路4の底部近傍部位に熱交換用の配管6,6を長手
方向に沿って配置してあり、煮汁の加熱沸騰を行わせる
ようにしているのが通例である。
【0006】熱交換用の配管6,6は、各煮沸水路の境
界部分に配置されており、図11中の矢印に示したよう
に一次側煮沸水路3と二次側煮沸水路4内の隣接する各
煮沸水路内を流れる煮汁の加熱効果を高めている。
界部分に配置されており、図11中の矢印に示したよう
に一次側煮沸水路3と二次側煮沸水路4内の隣接する各
煮沸水路内を流れる煮汁の加熱効果を高めている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の小魚等の煮沸加工装置は、各煮沸水路内の正
確な温度管理が行えない上、煮沸ざらえ時の煮沸釜内の
洗浄操作が行い難いという課題がある。
うな従来の小魚等の煮沸加工装置は、各煮沸水路内の正
確な温度管理が行えない上、煮沸ざらえ時の煮沸釜内の
洗浄操作が行い難いという課題がある。
【0008】前記したように小魚等の煮沸加工装置はス
クリューフィーダを用いて搬送する方式と水流だけで搬
送する方式とがあり、特に水流方式はポンプ7を回転駆
動させることによって煮沸水路に水流を起こし、この水
流により原料小魚を煮沸しながら送る方式である。
クリューフィーダを用いて搬送する方式と水流だけで搬
送する方式とがあり、特に水流方式はポンプ7を回転駆
動させることによって煮沸水路に水流を起こし、この水
流により原料小魚を煮沸しながら送る方式である。
【0009】熱交換用の配管6,6は各煮沸水路の境界
部分に配置されているため、隣接する各煮沸水路内を流
れる煮汁をも加熱することにより各煮沸水路内を流れる
煮汁の温度を正確に管理することは困難である。また、
熱交換用の配管6,6は各煮沸水路の底部近傍部位に固
定的に配置されているので、これらの配管6,6を簡単
に取り外すことはできず、従って煮沸ざらえ時に煮沸釜
内のあらゆる部位を洗浄することができない。
部分に配置されているため、隣接する各煮沸水路内を流
れる煮汁をも加熱することにより各煮沸水路内を流れる
煮汁の温度を正確に管理することは困難である。また、
熱交換用の配管6,6は各煮沸水路の底部近傍部位に固
定的に配置されているので、これらの配管6,6を簡単
に取り外すことはできず、従って煮沸ざらえ時に煮沸釜
内のあらゆる部位を洗浄することができない。
【0010】そこで本発明はこのような従来の小魚等の
煮沸装置が有している課題を解消して、各煮沸水路内を
流れる煮汁の温度を正確に管理するとともに煮沸ざらえ
時に煮沸釜内を容易に洗浄することができる小魚等の煮
沸加工装置を提供することを目的とするものである。
煮沸装置が有している課題を解消して、各煮沸水路内を
流れる煮汁の温度を正確に管理するとともに煮沸ざらえ
時に煮沸釜内を容易に洗浄することができる小魚等の煮
沸加工装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、煮沸釜内の煮沸水路内に熱交換用の配管を
長手方向に沿って収納するとともに水流を作るポンプを
配備し、煮沸釜内に入れた煮汁を加熱沸騰させて原料小
魚を煮沸しながら搬送するようにした煮沸加工装置にお
いて、熱交換用の配管が固定された杆体の上端部を支持
部材に固着したことにより、煮沸釜の上方から熱交換用
の配管を抜き差し自在に構成した小魚等の煮沸加工装置
を基本構成とする。
するために、煮沸釜内の煮沸水路内に熱交換用の配管を
長手方向に沿って収納するとともに水流を作るポンプを
配備し、煮沸釜内に入れた煮汁を加熱沸騰させて原料小
魚を煮沸しながら搬送するようにした煮沸加工装置にお
いて、熱交換用の配管が固定された杆体の上端部を支持
部材に固着したことにより、煮沸釜の上方から熱交換用
の配管を抜き差し自在に構成した小魚等の煮沸加工装置
を基本構成とする。
【0012】煮沸釜を複数個の隔壁によって一次側煮沸
水路と二次側煮沸水路に区画し、原料小魚を一次側煮沸
水路から二次側煮沸水路へ水流を用いて移送し、前記支
持部材の下面に、各一次側煮沸水路と二次側煮沸水路内
に収納可能な杆体を鉛直方向に固着し、各杆体の下端部
近傍に熱交換用の配管を固定してある。
水路と二次側煮沸水路に区画し、原料小魚を一次側煮沸
水路から二次側煮沸水路へ水流を用いて移送し、前記支
持部材の下面に、各一次側煮沸水路と二次側煮沸水路内
に収納可能な杆体を鉛直方向に固着し、各杆体の下端部
近傍に熱交換用の配管を固定してある。
【0013】また、各一次側煮沸水路と二次側煮沸水路
のそれぞれの底壁に巾方向の傾斜面を形成するか、円弧
状に形成してある。
のそれぞれの底壁に巾方向の傾斜面を形成するか、円弧
状に形成してある。
【0014】かかる小魚等の煮沸加工装置によれば、ポ
ンプの作用により煮汁とともに原料小魚を一次側煮沸水
路に投入し、煮汁を熱交換用の配管を用いて加熱しなが
ら水流を用いて移送し、二次側煮沸水路に沿って煮沸さ
れる。この時に各煮沸水路内を流れる煮汁の温度は個別
に管理され、煮沸釜の煮沸ざらえ時には煮沸釜から杆体
と熱交換用の配管を外部に抜き取ることができるため、
煮沸釜内のあらゆる部位と杆体及び配管の固着部分を集
中的に洗浄することができる。
ンプの作用により煮汁とともに原料小魚を一次側煮沸水
路に投入し、煮汁を熱交換用の配管を用いて加熱しなが
ら水流を用いて移送し、二次側煮沸水路に沿って煮沸さ
れる。この時に各煮沸水路内を流れる煮汁の温度は個別
に管理され、煮沸釜の煮沸ざらえ時には煮沸釜から杆体
と熱交換用の配管を外部に抜き取ることができるため、
煮沸釜内のあらゆる部位と杆体及び配管の固着部分を集
中的に洗浄することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明にかか
る小魚等の煮沸加工装置の実施形態を説明する。煮沸加
工装置自体の基本的構成は、図10に示した煮沸加工装
置と略一致しており、本実施形態例は同図のA−A線に
沿う断面図である図1に示したように、熱交換用の配管
6,6が固定された杆体11a,11aの上端部を支持
部材11に固着したことにより、煮沸釜1の上方から杆
体11a,11aと熱交換用の配管6,6とを抜き差し
自在に配置してある。
る小魚等の煮沸加工装置の実施形態を説明する。煮沸加
工装置自体の基本的構成は、図10に示した煮沸加工装
置と略一致しており、本実施形態例は同図のA−A線に
沿う断面図である図1に示したように、熱交換用の配管
6,6が固定された杆体11a,11aの上端部を支持
部材11に固着したことにより、煮沸釜1の上方から杆
体11a,11aと熱交換用の配管6,6とを抜き差し
自在に配置してある。
【0016】煮沸釜1は複数個の隔壁11bによって一
次側煮沸水路3と二次側煮沸水路4に区画されており、
図10に示すように原料小魚は一次側煮沸水路3から二
次側煮沸水路4へ水流を用いて移送される。そして、支
持部材11の下面には、各一次側煮沸水路3と二次側煮
沸水路4内に収納可能な杆体11a,11aが鉛直方向
に固着されていて、この杆体11a,11aの下端部近
傍に熱交換用の配管6,6が固定されている。
次側煮沸水路3と二次側煮沸水路4に区画されており、
図10に示すように原料小魚は一次側煮沸水路3から二
次側煮沸水路4へ水流を用いて移送される。そして、支
持部材11の下面には、各一次側煮沸水路3と二次側煮
沸水路4内に収納可能な杆体11a,11aが鉛直方向
に固着されていて、この杆体11a,11aの下端部近
傍に熱交換用の配管6,6が固定されている。
【0017】使用時には図1の矢印Cに示したように、
支持部材11に固着された杆体11a,11aを煮沸釜
1内に挿入すると、熱交換用の配管6,6が隔壁11b
によって区画された一次側煮沸水路3と二次側煮沸水路
4の各底壁近傍に配置され、支持部材11の端縁が煮沸
釜1の上縁部1aに接した状態として安定する。図2は
煮沸釜1から支持部材11を矢印Dのように抜き取った
状態を示している。
支持部材11に固着された杆体11a,11aを煮沸釜
1内に挿入すると、熱交換用の配管6,6が隔壁11b
によって区画された一次側煮沸水路3と二次側煮沸水路
4の各底壁近傍に配置され、支持部材11の端縁が煮沸
釜1の上縁部1aに接した状態として安定する。図2は
煮沸釜1から支持部材11を矢印Dのように抜き取った
状態を示している。
【0018】図3は煮沸釜1と一次側煮沸水路3,二次
側煮沸水路4及び熱交換用の配管6,6の位置関係を示
す概略図であって、図10のB−B線に沿う断面図とし
て示している。図4は他の実施形態を示す概略図であ
る。図4の例では各一次側煮沸水路3と二次側煮沸水路
4のそれぞれの底壁に巾方向の傾斜面1bが付されてお
り、この傾斜面1bに沿って配管6,6が斜めに配置さ
れている。図5,図6,図7,図8はこれらの実施形態
をまとめて示す概略図である。図8の例は一次側煮沸水
路3と二次側煮沸水路4の底壁1cが円弧状に形成され
ていて、原料小魚の滑らかな移送と清掃のしやすさをは
かっている。
側煮沸水路4及び熱交換用の配管6,6の位置関係を示
す概略図であって、図10のB−B線に沿う断面図とし
て示している。図4は他の実施形態を示す概略図であ
る。図4の例では各一次側煮沸水路3と二次側煮沸水路
4のそれぞれの底壁に巾方向の傾斜面1bが付されてお
り、この傾斜面1bに沿って配管6,6が斜めに配置さ
れている。図5,図6,図7,図8はこれらの実施形態
をまとめて示す概略図である。図8の例は一次側煮沸水
路3と二次側煮沸水路4の底壁1cが円弧状に形成され
ていて、原料小魚の滑らかな移送と清掃のしやすさをは
かっている。
【0019】このような本発明の実施形態によれば、ポ
ンプの作用により煮汁とともに原料小魚を一次側煮沸水
路3に投入し、煮汁を熱交換用の配管6,6を用いて加
熱しながら水流を用いて移送し、二次側煮沸水路4に流
入する。このように原料小魚と煮汁はU字状に迂回する
水路に沿って煮沸されながら、製品取出し用のコンベア
5(図10参照)に達する。
ンプの作用により煮汁とともに原料小魚を一次側煮沸水
路3に投入し、煮汁を熱交換用の配管6,6を用いて加
熱しながら水流を用いて移送し、二次側煮沸水路4に流
入する。このように原料小魚と煮汁はU字状に迂回する
水路に沿って煮沸されながら、製品取出し用のコンベア
5(図10参照)に達する。
【0020】また、図9に示したように熱交換用の配管
6,6は各一次側煮沸水路3と二次側煮沸水路4内に配
置されているため、隣接する煮沸水路内を流れる煮汁を
加熱することはなく、図9中に矢印により示したよう
に、各煮沸水路3,4内を流れる煮汁の温度を個別に管
理することができる。
6,6は各一次側煮沸水路3と二次側煮沸水路4内に配
置されているため、隣接する煮沸水路内を流れる煮汁を
加熱することはなく、図9中に矢印により示したよう
に、各煮沸水路3,4内を流れる煮汁の温度を個別に管
理することができる。
【0021】そして一次側煮沸水路3で下茹でされた原
料小魚を二次側煮沸水路4内で完全に煮てからコンベア
5に取り出すことができる。従って小魚の生煮え状態が
生じる惧れがない。
料小魚を二次側煮沸水路4内で完全に煮てからコンベア
5に取り出すことができる。従って小魚の生煮え状態が
生じる惧れがない。
【0022】次に煮沸釜1の煮沸ざらえ時には、煮沸釜
1から支持部材11を矢印Dのように抜き取ることによ
り、支持部材11の下面に固着された杆体11a,11
aと熱交換用の配管6,6を外部に抜き取ることができ
るため、煮沸釜1内のあらゆる部位を洗浄することがで
きるとともに、杆体11a,11aと熱交換用の配管
6,6との固着部分を集中的に洗浄することができる。
1から支持部材11を矢印Dのように抜き取ることによ
り、支持部材11の下面に固着された杆体11a,11
aと熱交換用の配管6,6を外部に抜き取ることができ
るため、煮沸釜1内のあらゆる部位を洗浄することがで
きるとともに、杆体11a,11aと熱交換用の配管
6,6との固着部分を集中的に洗浄することができる。
【0023】以上本発明にかかる小魚等の煮沸加工装置
の実施形態について説明したが、本発明によれば、一次
側煮沸水路3と二次側煮沸水路4内の各水路の正確な温
度管理が行える上、煮沸釜内の洗浄操作が容易に行える
ことが大きな特徴となっている。
の実施形態について説明したが、本発明によれば、一次
側煮沸水路3と二次側煮沸水路4内の各水路の正確な温
度管理が行える上、煮沸釜内の洗浄操作が容易に行える
ことが大きな特徴となっている。
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる小魚等の煮沸加工装置によれば、以下の各種効果を
発揮する。即ち、煮汁とともに一次側煮沸水路に投入し
た原料小魚は熱交換用の配管により加熱されながら水流
により移送され、二次側煮沸水路に沿って煮沸される際
に、各煮沸水路内を流れる煮汁の温度を個別に管理する
ことが可能となり、しかも煮沸水路が一次側と二次側に
配置されているため、一次側の煮沸釜で原料小魚を下茹
でしてから二次側の煮沸釜で完全に茹でることができ
て、生煮えをなくして完全に煮ることが可能となり、魚
質により煮沸行程に変化を持たせて製品の品質を良好に
維持することができる。
かる小魚等の煮沸加工装置によれば、以下の各種効果を
発揮する。即ち、煮汁とともに一次側煮沸水路に投入し
た原料小魚は熱交換用の配管により加熱されながら水流
により移送され、二次側煮沸水路に沿って煮沸される際
に、各煮沸水路内を流れる煮汁の温度を個別に管理する
ことが可能となり、しかも煮沸水路が一次側と二次側に
配置されているため、一次側の煮沸釜で原料小魚を下茹
でしてから二次側の煮沸釜で完全に茹でることができ
て、生煮えをなくして完全に煮ることが可能となり、魚
質により煮沸行程に変化を持たせて製品の品質を良好に
維持することができる。
【0025】各一次側煮沸水路と二次側煮沸水路のそれ
ぞれの底壁に巾方向の傾斜面を形成するか円弧状に形成
したことにより、原料小魚の滑らかな移送と清掃のしや
すさをはかることができる。
ぞれの底壁に巾方向の傾斜面を形成するか円弧状に形成
したことにより、原料小魚の滑らかな移送と清掃のしや
すさをはかることができる。
【0026】更に煮沸釜の煮沸ざらえ時には、煮沸釜か
ら杆体と熱交換用の配管を容易に外部に抜き取ることが
できるため、煮沸釜内のあらゆる部位と杆体及び配管の
固着部分を集中的に洗浄することができて、煮沸釜内を
清潔に維持して商品価値を高めた小魚等の煮沸加工装置
を提供することができて、小魚を食用或いはダシ取り用
の干物として加工する工場等で採用して有用である。
ら杆体と熱交換用の配管を容易に外部に抜き取ることが
できるため、煮沸釜内のあらゆる部位と杆体及び配管の
固着部分を集中的に洗浄することができて、煮沸釜内を
清潔に維持して商品価値を高めた小魚等の煮沸加工装置
を提供することができて、小魚を食用或いはダシ取り用
の干物として加工する工場等で採用して有用である。
【図1】本発明の煮沸加工装置の実施形態を示す正断面
図。
図。
【図2】図1の煮沸加工装置から熱交換用の配管を取り
出して示す正断面図。
出して示す正断面図。
【図3】煮沸釜と煮沸水路及び配管の位置関係を示す概
略図。
略図。
【図4】図3の変形例を示す概略図。
【図5】本発明の実施形態の概略図。
【図6】本発明の他の実施形態の概略図。
【図7】本発明の他の実施形態の概略図。
【図8】本発明の他の実施形態の概略図。
【図9】本発明の使用形態の例を示す概略図。
【図10】通常の小魚等の煮沸加工装置例を示す平面
図。
図。
【図11】図10のA−A線に沿う断面図。
1…煮沸釜 2…投入部 3…一次側煮沸水路 4…二次側煮沸水路 5…コンベア 6…(熱交換用の)配管 7…ポンプ 11…支持部材 11a…杆体 11b…隔壁 整理番号 P2818
Claims (5)
- 【請求項1】 煮沸釜内の煮沸水路内に熱交換用の配管
を長手方向に沿って収納するとともに水流を作るポンプ
を配備し、煮沸釜内に入れた煮汁を加熱沸騰させて原料
小魚を煮沸しながら搬送するようにした煮沸加工装置に
おいて、 熱交換用の配管が固定された杆体の上端部を支持部材に
固着したことにより、煮沸釜の上方から熱交換用の配管
を抜き差し自在に構成したことを特徴とする小魚等の煮
沸加工装置。 - 【請求項2】 煮沸釜を複数個の隔壁によって一次側煮
沸水路と二次側煮沸水路に区画し、原料小魚を一次側煮
沸水路から二次側煮沸水路へ水流を用いて移送すること
を特徴とする請求項1に記載の小魚等の煮沸加工装置。 - 【請求項3】 支持部材の下面に、各一次側煮沸水路と
二次側煮沸水路内に収納可能な杆体を鉛直方向に固着
し、各杆体の下端部近傍に熱交換用の配管を固定したこ
とを特徴とする請求項2に記載の小魚等の煮沸加工装
置。 - 【請求項4】 各一次側煮沸水路と二次側煮沸水路のそ
れぞれの底壁に巾方向の傾斜面を形成したことを特徴と
する請求項1又は2記載の小魚等の煮沸加工装置。 - 【請求項5】 各一次側煮沸水路と二次側煮沸水路のそ
れぞれの底壁を円弧状に形成したことを特徴とする請求
項1又は2記載の小魚等の煮沸加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10306521A JP3079089B2 (ja) | 1998-10-28 | 1998-10-28 | 小魚等の煮沸加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10306521A JP3079089B2 (ja) | 1998-10-28 | 1998-10-28 | 小魚等の煮沸加工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000125813A JP2000125813A (ja) | 2000-05-09 |
JP3079089B2 true JP3079089B2 (ja) | 2000-08-21 |
Family
ID=17958035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10306521A Expired - Fee Related JP3079089B2 (ja) | 1998-10-28 | 1998-10-28 | 小魚等の煮沸加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3079089B2 (ja) |
-
1998
- 1998-10-28 JP JP10306521A patent/JP3079089B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000125813A (ja) | 2000-05-09 |
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