JP3077755U - 遺影装着墓前載置用構造体 - Google Patents

遺影装着墓前載置用構造体

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 納骨者の遺影を装着し、お墓参りの人が該遺
影と対面して個人を偲ぶことのできる墓前載置用構造体
を提供する。 【解決手段】 写真を焼付加工した遺影転写陶磁器板を
嵌装してなる、遺影装着墓前載置用構造体、特に好まし
くは少なくとも線香を焚く機能1を有する本体10と写
真立て部材20とから構成され、かつ上記写真立て部材
20に、納骨者の遺影8を装着してなる墓前載置用写真
立て付香炉である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、納骨者の遺影を装着した墓前載置用構造体、例えば納骨者の遺影を 装着した写真立て部材を有し、線香を格納することができ、かつ香立てや花立て などを装備し得る上、供物台としても機能する墓前載置用香炉などの構造体に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
わが国においては、故人の霊を供養すると共に、故人の生きた証を記録として 子孫に伝えるために、一般に墓が立てられ、そこに名前を刻むことが行われてい る。 そして、故人の命日(祥月命日、月忌、一周忌、三回忌など)、お盆、お彼岸 などには、故人の霊を慰めると同時に、墓そのものをきれいにするために、お墓 参りが行われる。
【0003】 このお墓参りにおいては、通常花、故人の好物(お菓子や酒等)などが供えら れると共に、線香が焚かれ、また場合によりろうそくに火がともされる。したが って、墓前には、墓前載置用品として、一般に花立て、香炉、香立て(線香立て )、供物台などが載置される。これらは、通常それぞれ個別に載置されるが、そ れらの機能を一つの構造体で果たすことができれば、設置するスペースや経済面 などから、有利である。
【0004】 また、このようなお墓参りにおいては、その墓に納骨されている故人の遺影に 対面できれば、お墓参りをする人にとって、故人の生前の姿を見ることができ、 故人を偲ぶのに極めて好都合であると思われる。 しかしながら、遺影を装着した墓前載置用構造体、例えば多機能を有する香炉 などの構造体は、これまで知られていないのが実状である。 一方、近年、陶磁器製品に写真を焼付加工し、半永久的に保存する技術が開発 され、実用化されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、このような事情のもとで、納骨者の遺影を装着し、お墓参りの人が 該遺影と対面して故人を偲ぶことのできる墓前載置用構造体、例えば線香を格納 し、花立てや香立てなどを装備し得る多機能を有する香炉などの構造体を提供す ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案者は、前記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、写真を焼付加 工した遺影転写陶磁器板を嵌装してなる香炉などの墓前載置用構造体により、そ の目的を達成し得ることを見出し、この知見に基づいて本考案を完成するに至っ た。 すなわち、本考案は、写真を焼付加工した遺影転写陶磁器板を嵌装してなる、 遺影装着墓前載置用構造体を提供するものである。
【0007】
【考案の実施の形態】
本考案の遺影装着墓前載置用構造体(以下、単に本考案の構造体と称すことが ある。)は、納骨者の遺影転写陶磁器板を嵌装した構造体であり、構造体の種類 としては、墓前載置用品であればよく、特に限定されず、例えば香炉、供物台、 名刺受け、墓誌などいずれであってもよい。
【0008】 また、材質としては特に制限はなく、石材、セラミックス、ステンレス鋼など の金属、プラスチックからなる人工大理石など、いずれも用いることができるが 、耐久性や重厚感などから、石材が好適である。この石材としては、例えば花崗 岩、安山岩、閃緑岩、斑れい岩などが挙げられる。
【0009】 本発明の構造体としては、特に少なくとも線香を焚く香炉機能を有する本体と 、納骨者の遺影を装着した写真立て部材とから構成された香炉が好ましく、その 詳細について、以下、添付図面に従い説明する。
【0010】 図1および図2は、それぞれ本考案の構造体の一つの態様である香炉における 本体の1例および写真立て部材の1例の斜視図、図3は、図1のA−A線断面図 (a)およびB−B線断面図(b)である。図4および図5は、それぞれ本考案 に係る香炉において、写真立て部材を本体に立て掛けた場合の1例の斜視図およ び写真立て部材で本体に蓋をした場合の1例の斜視図である。
【0011】 本考案に係る香炉における本体は、少なくとも線香を焚く香炉機能を有するも のであればよいが、他の様々な機能、例えば図1に示すような機能を備えること ができる。該図1においては、本体10は、下部に線香を焚くための空間部(香 炉)1が設けられ、香炉機能を有すると共に、その上面には、花立て用嵌合孔2 、香立て用嵌合孔3、線香入れ4および水入れ5が設けられ、さらに、長手方向 端縁部に沿って、写真立て部材の下端部を嵌合させ、該写真立て部材を本体に立 て掛けるための溝6が設けられている。
【0012】 一方、図2に示すように、本考案に係る香炉における写真立て部材20におい ては、お墓参りの人と対面する側の面(蓋として機能する場合は、本体と接する 側の面)7に納骨者の遺影8が装着されている。なお、9はその背面である。
【0013】 この写真立て部材20は、図4に示すように、その下端部を本体10に設けら れている溝6に嵌合することにより、本体10に立て掛けられ、遺影8をお墓参 りの人に対面させることができる。また、本考案に係る香炉を使用しない場合に は、該写真立て部材20は、図5に示すように、本体10に対する蓋として機能 する。これにより、線香入れ4に格納された線香は、雨などにより濡れることが ない。
【0014】 本考案においては、この写真立て部材に納骨者の遺影を装着する方法として、 写真を焼付加工した遺影転写陶磁器板を嵌装する方法が用いられる。この場合、 陶磁器板の形状やサイズについては特に制限はないが、通常形状は、方形、円形 または長円形が適当であり、またサイズは、名刺判ないし八つ切判の写真に相当 するものの中から適宜選択される。陶磁器板の厚みは、通常5〜10mm程度であ る。また、陶磁器板に焼付加工するのに用いられる写真は、故人の生前の写真で あってもよいし、故人の肖像画を写真にとったものであってもよい。
【0015】 遺影転写陶磁器板を写真立て部材に嵌装する方法としては、例えば該写真立て 部材の遺影装着側の面に、上記陶磁器板が嵌装し得るように、この陶磁器板に相 当するサイズおよび深さを有する凹部を刻設し、この凹部に、遺影転写陶磁器板 を遺影が表側になるように嵌装し、固定する方法を用いることができる。この際 、半永久的に固定してもよく、取外し可能に固定してもよい。
【0016】 図6は、遺影転写陶磁器板の異なる例の斜視図であり、(a)は長方形状、( b)は円形状のものを示す。なお、8aおよび8bは、それぞれ転写された写真 (遺影)である。
【0017】 図7は、写真立て部材に遺影転写陶磁器板を嵌装する方法の1例を示す説明図 であって、図で示すように、写真立て部材20の遺影装着側の面7に刻設された 凹部11に、遺影転写陶磁器板12を、遺影8aが表側になるように嵌装する。
【0018】 図8は、写真立て部材に遺影転写陶磁器板を嵌装し、固定した状態の異なる例 を示す部分切断斜視図である。図8(a)は、写真立て部材20に刻設された凹 部11(図7参照)に長方形の遺影転写陶磁器板12を嵌装し、接着剤15によ り固定した状態を示す。この場合、半永久的に固定される。図8(b)は、写真 立て部材20に刻設された凹部11に、長方形の遺影転写陶磁器板12を嵌装し 、ゴム製L型枠体13を用い、該枠体を接着剤により固定することにより、遺影 転写陶磁器板12を取外し可能に固定した状態を示す。図8(c)は、写真立て 部材20に刻設された凹部11に、円形の遺影転写陶磁器板12を嵌装し、ゴム 製リング14を嵌込み、該ゴム製リングを接着剤により固定することによって、 遺影転写陶磁器板12を取外し可能に、固定した状態を示す。
【0019】 なお、遺影転写陶磁器板の作製や、写真立て部材への凹部の刻設が間に合わな い場合には、臨時的に、例えば透明なプラスチックケースに遺影を入れ、これを 粘着剤などにより、取外し可能に、写真立て部材に装着してもよい。 本考案の構造体においては、納骨者の遺影の装着は、もちろん、複数の故人の ものを装着することができる。
【0020】 次に本考案の構造体について、香炉を例に挙げ、その実施態様の1例を示す。 本体および写真立て部材共に花崗岩(御影石)製であって、前記図1および図2 において、本体10が全長600mm、全幅240mm、上面までの高さ235mm、 空間部1の寸法:280×130×高さ120mm、花立て用嵌合孔2:径80mm 、深さ70mm、香立て用嵌合孔3;径50mm×深さ30mm、線香入れ4:150 ×30×深さ30mm、水入れ5:200×40×深さ30mm、写真立て部材20 が全長500mm、全幅320mm、厚さ40mmである。また写真立て部材に嵌装さ せる遺影転写陶磁器板は、140×89×6mmの長方形状である。
【0021】
【考案の効果】
本考案の遺影装着墓前載置用構造体は、例えば納骨者の遺影を装着した写真立 て部材を有し、線香を格納することができ、かつ香立てや花立てなどを装備し得 る上、供物台としても機能する多機能性香炉などとして用いることができる。
【0022】 このように、本考案に係る香炉は、線香などを格納することができるので、気 楽にお墓参りすることができ、しかも故人の遺影に対面して、故人を偲ぶことが できる。 また、上記香炉において、写真立て部材は、香炉を使用しない場合は、香炉本 体の蓋として機能するので、格納された線香などが雨などにより、濡れることも ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る香炉における本体の1例の斜視図
である。
【図2】本考案に係る香炉における写真立て部材の1例
の斜視図である。
【図3】図1のA−A線断面図(a)およびB−B線断
面図(b)である。
【図4】本考案に係る香炉において、写真立て部材を本
体に立て掛けた場合の1例の斜視図である。
【図5】本考案に係る香炉において、写真立て部材で本
体に蓋をした場合の1例の斜視図である。
【図6】遺影転写陶磁器板の異なる例の斜視図である。
【図7】写真立て部材に遺影転写陶磁器板を嵌装する方
法の1例を示す説明図である。
【図8】写真立て部材に、遺影転写陶磁器板を嵌装し、
固定した状態の異なる例を示す部分切断斜視図である。
【符号の説明】
1 線香を焚くための空間部(香炉) 2 花立て用嵌合孔 3 香立て用嵌合孔 4 線香入れ 5 水入れ 6 溝 8 納骨者の遺影 10 本体 11 凹部 12 遺影転写陶磁器板 13 ゴム製L型枠体 14 ゴム製リング 20 写真立て部材

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真を焼付加工した遺影転写陶磁器板を
    嵌装してなる、遺影装着墓前載置用構造体。
  2. 【請求項2】 構造体が石材からなるものである請求項
    1に記載の遺影装着墓前載置用構造体。
  3. 【請求項3】 少なくとも線香を焚く機能を有する本体
    と、納骨者の遺影を装着してなる写真立て部材とから構
    成された墓前載置用香炉である、請求項1または2に記
    載の遺影装着墓前載置用構造体。
  4. 【請求項4】 不使用時には、写真立て部材が本体の蓋
    として機能する請求項3に記載の遺影装着墓前載置用構
    造体。
  5. 【請求項5】 本体に線香を格納し得ると共に、香立て
    および/または花立てを装備し得る請求項3または4に
    記載の遺影装着墓前載置用構造体。
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