JP3073175U - 化粧板付線香立て - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 線香を無駄なく使用出来、線香が燃えた後の
灰の収納場所を設け、且つ、使用環境と調和した装飾を
施した化粧板を設けた線香立てを提供する。 【解決手段】 線香の一端のごくわずかな部分をクリッ
プ構造にて、灰収納部を設けた線香立てに挟着し、前面
に装飾を施した化粧板を設けた基台に装着する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は墓石、仏壇等において使用する線香立てに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

これまで上記場所で線香を使用する場合は、線香立てに線香を差し入れて使用 していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、実使用に際し、墓石においては、線香を立てる器の中へ線香を 40ミリから50ミリ程差し入れ立てられていたが、線香と器が接触する部分で線香 の火が消えてしまい、差し入れた40ミリから50ミリの線香が燃えることなく無駄 になっていた。 また仏壇においては線香を灰皿の灰に差し込んだり、或いは４本くらいに折っ た後、線香をねかせて使用していた。 さらに従来の線香立ては壷形状をしたも のが多くデザイン的なバリエーションに乏しいと共に、線香が燃えた後の灰の掃 除処理にも手間を要した。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案はこれら従来の欠点を解決する為に、線香の一端のごくわずかな部分を ワンタッチで線香立てに取付け、線香が燃えることによって生ずる灰を受ける部 分を有する線香立てを装着する基台の前面には装飾を施した化粧板を設けた。

【０００５】

【考案の実施の形態】

線香立てを装着する基台は墓石、若しくは仏壇等に直接、または別部材を介し て固定する。 前述の基台には線香を使用する前面に装飾を施した化粧板を設ける。 灰収納部を有する線香立てに設けた挟着部に線香の一端を取り付けた後、線香 立てを基台に装着する。

【０００６】

【実施例】

以下は本考案の一実施例である。 線香立て（１）を保持する基台（３）の下端部分には支柱（５）を設け墓石、 若シくは仏壇等に固定している。尚、本部分は直接埋め込みネジ、ナット等で固 定する方法でも、別部材を介して固定してもよい。 基台（３）には線香（６）を使用する前面に蓮の花等の装飾を施した化粧板（ ４）を設けており、周囲との調和を図るべく美観を持たせている。 尚、装飾デザインは宗派に応じて他の適切な意匠を施してもよい。 線香立て（１）に設けたクリップ構造からなる挟着部（２）に線香（６）の一 端10ミリ程を挟み込んで取付けた後、線香立て（１）を基台（３）に装着して使 用する。 本実施例においては、線香立て（１）、クリップ構造からなる挟着部分（２） 、基台（３）、化粧板（４）の材質にはステンレスを使用しており、美観、質感 を持たせている。 材質は他に真鍮、樹脂等でもよい。 線香が燃えて発生する灰は、カップ形状をした線香立て（１）の灰収納部（１ ａ）に蓄積される為、周辺に灰が飛散することなく、清掃が容易である。 また基台（３）の下端に水抜き穴（３ａ）を設けたことで、基台（３）自身も 線香立て（１）と共に清掃が容易な構造としてある。

【０００７】

【考案の効果】

本考案化粧板付線香立てを用いて線香を使用することで、線香を無駄なくほぼ 使い切ることが可能となり、線香を風力の影響から転倒することなく保持した状 態で安心して使用出来る。また基台前面に装飾を施した化粧板を設けたことで、 線香立て全体として美観を持たせることが出来る。 さらに、線香が燃えることで発生した灰を線香立て内に収納出来る構造とした 為、清掃を容易に行うことが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案化粧板付線香立てに線香を使用している
状態を示した分解斜視図

【図２】本考案化粧板付線香立てに線香を使用している
状態を示した正面図

【図３】本考案化粧板付線香立てに線香を使用している
状態を示した平面図

【付号の説明】

１ 線香立て １a 灰収納部 ２ 挟着部 ３ 基台 ３a 水抜き穴 ４ 化粧板 ５ 支柱 ６ 線香

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 線香保持部を設けた化粧板付線香立て
2. 【請求項２】 装飾を施した化粧板を設けた請求項１記
   載の化粧板付線香立て
3. 【請求項３】 線香の灰収納部を設けた請求項１記載の
   化粧板付線香立て