JP3143282U - お墓、仏壇用写真飾り台 - Google Patents

Abstract

【課題】故人の写真又はペット類の写真を摺動石盤に焼き付けておき、台に差し込んで飾る事のできるお墓・仏壇用飾り台を提供する。
【解決手段】お墓、仏壇用写真飾り台の材質は、墓用の石材、人造石材等であり、飾り台の裏面には、命日、戒名・法名、俗名を刻み込み、飾り台の摺動面の中央部には磁石を埋設し、その摺動石盤の裏面の中央部には磁石を埋設してなり、永久磁石の吸引力により、飾り台からの摺動石盤の脱落防止をすると共に摺動石盤の表側には、故人の写真又はペット類の写真を摺動石盤に焼き付けておき、法事、お盆、お彼岸等に、焼き付けた写真を飾り台に差し込んでの飾り台の最下段の中央部には紋章を設けてなる写真飾り台をお墓、仏壇にお供えし飾るものである。
【選択図】図１

Description

本考案に係るお墓、仏壇用写真飾り台は、お墓、仏壇に先祖の写真又はペット類の写真を石材に焼き付けておき、法事、お盆、お彼岸等に応答の写真を飾り台に差し込んで飾ることに関するものである。

従来、わが国においては、法事、お盆、お彼岸等に関しては、仏壇にお線香を上げて先祖の供養をするか、お墓に出向いてお線香を上げて先祖の供養をするのみであった。最近では、亡くなった人の写真又はペット類の写真をお墓、仏壇に供えてお線香を上げて供養をする人が多くなり、コンパクトなお墓、仏壇用写真飾り台が考案されたものである。

このお墓、仏壇用写真飾り台と近い技術としては、「戒名入りフォトプレート」特開２００６−１５８４０５と「墓石載置用遺影装置構造体およびそれを載置した墓石」実用新案登録第３０８４１１３号および「遺影用の石材製写真たて」実用新案登録第３１２８００６号の特開および実用新案登録の文献がある。

「戒名入りフォトプレート」特開２００６−１５８４０５においては、家庭に用いる位牌は、戒名等を表示する表示部が設けられているものが広く用いられているが、全ての家庭に普及されることなく仏壇のある家庭のみに存在するのが現状であった。また、記載されている文字等も時間とともに変色、褪色していた。

額縁の嵌め込み部に、少なくとも戒名と、顔写真と俗名と命日と享年とメッセージ等を印刷したタイルを取付けた戒名入りフォトプレートである。また、そのタイルは額縁に嵌め込むことができるために視覚的にも仏具としてのイメージを少なくすることができ、故人などに対する親しみをより多くより深く感じさせることができる。

また、タイルの表面は印刷過程において過熱・加圧され印刷面を保護する保護層が形成されるため、変色や褪色を抑えられ、半永久的に文字や写真などを残すことができる。また、着脱可能なために使用者の気持ちに応じてタイルを変化させることができる。

「墓石載置用遺影装置構造体およびそれを載置した墓石」実用新案登録第３０８４１１３号においては、納骨者の遺影を装着し、お墓参りの人が該遺影と対面して個人を偲ぶことのできる墓石載置用構造体およびそれを載置した墓石を提供する。

写真を焼付加工した遺影転写陶磁器板を嵌装してなる、墓石載置用遺影装着構造体、特に好ましくは少なくとも線香を焚く機能１を有する本体１０と写真立て部材２０とから構成され、かつ上記写真立て部材２０に、納骨者の遺影８を装着してなる墓石載置用写真立て付香炉およびこの構造体を載置してなる墓石である。

そして、「遺影用の石材製写真たて」実用新案登録第３１２８００６号においては、本考案は、葬祭の行事で使用するのにふさわしい、荘厳性のある石材製写真立てであって、写真立て本体と台座部材の嵌合保持も安定的に行える遺影用の石材製写真立てを提供するものである。

円盤状を呈する写真立て本体と、この写真立て本体の下部を差し込んで垂直状に保持するための差込穴部を刻設した台座部材とからなり、この写真たて本体と台座部材の双方を石材にて成形し、前記写真立て本体の正面には写真を設置するための円形凹段部を刻設し、前記台座部材の差込穴部の幅寸法を写真立て本体の直径より小寸に成形し、差込穴部の奥行き寸法を写真立て本体の厚さ寸法より僅かに大きく成形したことを特徴とする遺影用の石材製写真立てである。

これらの改善策として、本考案に係るお墓、仏壇用写真飾り台は、「戒名入りフォトプレート」特開２００６−１５８４０５と「墓石載置用遺影装置構造体およびそれを載置した墓石」実用新案登録第３０８４１１３号及び「遺影用の石材製写真たて」実用新案登録第３１２８００６号のそれぞれの問題点を解消して考案されたもので、小型でしかも写真は一人で大きくペットにも使用できる便利なお墓、仏壇用写真飾り台である。

本考案が、上記従来技術の解決しようとする点は、本考案は、既存のお墓、仏壇用写真飾りと異なり、法事、お盆、お彼岸等に応答の写真を飾り台に差し込んで飾ることであり、その特定の故人の冥福を祈ることを特徴とする点であり、ペット類についても同じである。

本考案のお墓、仏壇用写真飾り台は、お墓、仏壇に故人の写真又はペット類の写真を摺動石盤の表側に焼き付けておき、法事、お盆、お彼岸等に、写真を焼き付けた摺動石盤を飾り台の摺動面に差し込んでお墓、仏壇にお供えし飾ることを特徴とする写真飾り台である。

写真飾り台１の摺動面の中央部には永久磁石を埋設し、その摺動石盤の裏面の中央部には永久磁石を埋設してなることを特徴とし、磁器の力で相互に吸引し、飾り台と写真を焼き付けた摺動石盤と外れることはなく、その家の家紋が知ることができる写真飾り台である。

以上説明したように本考案の写真飾り台は、その材質は墓用石材、人造石材等で作られており荘厳であり、摺動石盤の表面には故人の写真を焼付加工が施されて変色など無く、摺動石盤の裏面と飾り台の表面の中央には永久磁石が埋設され、摺動石盤がずれ落ちるのを防止されており、お墓に、仏壇へと持ち運びには便利である。

また、写真飾り台の表面下段には家紋が刻まれ、その裏面には戒名、法名、俗名、命日などを刻み、故人を偲ぶことができるものである。
そして、自分の飼っていた、愛するペット類についても、同じように摺動石盤の表面にはペット類の写真を焼付加工が施してその霊を偲ぶことができるものである。

本考案は、図１に示すようにお墓、仏壇用写真飾り台の表面に写真を焼き付けた摺動石盤を設け、その下段には家紋を設け、飾り台の裏面には命日、法名・戒名、俗名が刻まれていることを特徴とする写真飾り台の装置である。

本考案の実施の態様を以下、図面を参考に説明する。図１は、本考案に係るお墓、仏壇用写真飾り台１の全体斜視図である。飾り台３の材質は、お墓用の石材か又は人造石で成形され、摺動石盤４の表面には写真２が焼き付けられている。その写真２は、故人の顔写真か又は元気なときの行動写真でもよく故人を偲ぶことができるものである。

また、自分の飼っていた、愛するペット類の写真２を、摺動石盤の表面に焼付加工を施して、その霊を偲ぶことができるものである。
そして、飾り台３下段中央には家紋７を刻み一見してその家の家紋を知ることができる。

図２は、本考案に係るお墓、仏壇用写真飾り台から摺動石盤を外した説明斜視図であり、飾り台３摺動面５の中央部には永久磁石６ａを埋設していることを表している。

図３は、摺動石盤４の裏面斜視図で説明図であり、摺動石盤４の裏面の中央部には永久磁石６ｂを埋設してなることを特徴とし、図４は、図１の中央断面図であり、磁器の力で相互に吸引し、飾り台３と写真２を焼き付けた摺動石盤４と外れることを防止しているものである。

図５は、飾り台３の裏面斜視図であり、裏面には命日８、法名・戒名９、俗名１０が刻まれている。
また、ペットについては、図示していないが摺動石盤４の表面の右下に横書きで、没日、法名・戒名、愛称、得意の芸などを刻まれている。

以上説明したことから明らかなように、本考案は、図１に示すようにお墓、仏壇用写真飾り台３の表面に写真を焼き付けた摺動石盤４を設け、その下段には家紋を設け、飾り台３の裏面には命日８、法名・戒名９、俗名が刻まれていることを特徴とする飾り台３であって、法事、お盆、お彼岸等に、お墓、仏壇に供えて故人又はペットを偲ぶことができるものである。

本考案に係るお墓、仏壇用写真飾り台の全体斜視図である。 本考案に係るお墓、仏壇用写真飾り台から摺動石盤を外した説明斜視図である。 摺動石盤裏面斜視図で説明図である。 図１の中央断面図である。 飾り台の裏面斜視図である。

符号の説明

１ 写真飾り台
２ 写真
３ 飾り台
４ 摺動石盤
５ 摺動面
６ａ 永久磁石
６ｂ 永久磁石
７ 家紋

Claims (3)

1. お墓、仏壇用写真飾り台１は、お墓、仏壇に故人の写真又はペット類の写真２を摺動石盤４の表側に焼き付けておき、法事、お盆、お彼岸等に、写真２を焼き付けた摺動石盤４を飾り台３の摺動面５に差し込んでお墓、仏壇にお供えし飾ることを特徴とする写真飾り台１である。
2. 写真飾り台１の摺動面５の中央部には永久磁石６ａを埋設し、その摺動石盤３の裏面の中央部には永久磁石６ｂを埋設してなることを特徴とする請求項１の記載の写真飾り台１である。
3. 飾り台の最下段の中央部には家紋７を設けてなることを特徴とする請求項１の記載の写真飾り台１である。

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