JP3077568U - 多機能救命用具 - Google Patents

多機能救命用具

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ズィグル、クルト
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イー・エル・エス、インザセン−レツングスズィステーム、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツング
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    • B60R22/32Devices for releasing in an emergency, e.g. after an accident ; Remote or automatic unbuckling devices
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  • Knives (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車内に閉じ込められ、或いは安全ベルト
で固定された乗員を解放するために使用される救命用具
であって、必要な場合に衝撃用具や切断用具が利用に供
され、切断装置が保護されたかたちで救命用具内に配置
されているようにすること。 【解決手段】 救命用具1は窓ガラスを破壊するための
打撃部分2と、安全ベルトを切断するための切断装置3
を備えており、打撃部分は一方の端部に配置され、切断
装置は空所4内に存在し、打撃部分を備えた部分6に、
鍵束に救命用具を取り付けるための穿孔10が配置さ
れ、切断装置が穿孔から離れた側の部分5に配置され、
双方の部分5、6は相互に引き離し可能に相互に嵌め込
まれている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 本考案は、例えば窓ガラスを破壊するための打撃部分と、安全ベルトを切断す るための切断装置を備えた、とりわけ自動車内に閉じ込められ、および/または 安全ベルトで座席に身体を固定されている乗員を解放するための、請求項1の上 位概念による、多機能救命用具に関する。
【0002】 ドイツ特許出願公開第3530363号公報からは、柄形ケーシング部分の一 方の末端に、握りこぶし様に拡大されたケーシング部分を有し、その中に一方の 側からナイフまで延びるスリットが、そしてその反対側には打撃部分が納められ た、この種の救命用具が公知である。この救命用具は、通常のハンマーのように 使用することが出来、また切り離されるべき安全ベルトは、ナイフまで延びる案 内スリットの中に挿入され、そこでばらばらにされる。このような造りの場合の 欠点は、使用する際には操作性に優れているが、ナイフが救命用具に不安定な形 で配置されていることである。従って、救命用具を運搬する際に、誤って物体が ナイフに到達して、これを損傷するか、或いは特殊な場合には、救命用具を携帯 する人さえも怪我をさせる恐れがある。いま一つの欠点は、ハンマー形の形態で あるがために、その寸法を相対的に大きくしなければならないことである。これ によって、この救命用具は、利用者がこの救命用具を絶えず携帯することが出来 ないほどに大きなものとなる。それゆえ、人が救命用具を必要とする、正にその 時点に、救助されるべき人の近くに存在しないということも起り得る。
【0003】 ドイツ実用新案第8412077号明細書には、上部末端に打撃部分を備えた 柄形のケーシングを有する救命用具が開示されている。鋭角で跳ね返り、且つス リットを形成する継ぎ足し部分には、安全ベルトを切断するための1個のナイフ が配置されている。他方の末端には、安全ベルトを切断する際に操作するために 設けられた、受け金状の取っ手が備えられている。この装置の場合にも、前記の 救命用具の場合と同様に、誤って物体がスリット内に入り込み、ナイフによって 損傷されるという危険が存在する。何故ならば、ナイフが保護されずに救命用具 に配置されているからである。
【0004】 従って、本考案の課題は、必要な場合に、少なくとも衝撃用具や切断用具が利 用に供され、その場合に切断装置が保護されたかたちで救命用具内に配置されて いるような、多機能の救命用具を創出することである。
【0005】 本考案のいま一つの課題は、極めて小さな空間に、比較的多くの機能が統合さ れ、その結果として、人または人が携帯するその他の物体が、救命用具によって 損傷を受ける危険に立ち至ることなしに、問題なく、何時でも人が携帯すること が出来る救命用具を創出することである。
【0006】 この課題は、請求項1の特徴によって解決される。
【0007】 救命用具の一方の端部に打撃部分が配置されているときは、装置の残りの部分 は、有利なかたちで、必要な場合に使用することが出来るような、取っ手部分と して用いられる。本考案によれば、切断装置は救命用具の空所内に存在し、必要 な場合、その使用の前にそこから取り外すことが出来る。これによって、切断装 置は、必要とされないときには、切断装置による損傷の危険が生ずることがない ように安全に保管されるのである。例えば自動車内で安全ベルトを切断するため に使用される切断装置は、極めて鋭く形成されており、怪我をする危険が極めて 大きい。切断装置が救命用具内で保護されずに配置されているときは、この様に 鋭く形成された切断装置の場合には、救命用具を携帯する人を傷つける危険が生 ずる恐れがある。また、切断装置を携行する際に、救命用具の付近に存在するそ の他の物体を台無しにする危険も存在する。救命用具の空所は、切断装置が埋没 できるスリットとして形成することが出来る。同じように空所は、キャップまた は鞘の方式で、切断装置全体に亘ってこれを嵌め込み、またはねじ込むような実 施形態も可能であり、これによって切断装置は、他の物体に接触しないように安 全に保護される。必要とする場合が生じたときには、鞘またはキャップを切断装 置から取り外し、或いは救命用具のスリット状の空所から切断装置を跳ね上げた り、引き出したりすることが出来る。
【0008】 救命用具が基本的に柄形に形成されていれば、組み込むための空間は小さくて 済み、また、それによって問題なしに人がこれを携帯することが出来る。さらに 、救命用具を柄形に形成することは、一方においては窓ガラスを打ち砕き、他方 においては安全ベルトを切り刻むことを可能にする。何故ならば、手に具合良く 、握り易いからである。
【0009】 この救命用具は有利なかたちで少なくとも二つの部分で形成されている。これ によって、本考案のとりわけ簡単な構成により、切断装置の保護が行われる。切 断装置が必要とされないときには、切断装置全体を覆ってキャップまたは鞘が嵌 められているが、必要が生じたときには、このキャップまたは鞘は、簡単且つ迅 速に切断装置から取り除くことが出来るようになっている。双方の部分は、有利 なかたちで相互にねじ止めされており、その結果、双方の部分が間違って切り離 されるようなことがなく、それゆえ怪我をする危険が生じないのである。
【0010】 双方の部分が相互に嵌め合わされているときは、相応の締付結合によって、同 じく切断装置の安全な保護が与えられ、他方においては、必要とされる場合に切 断装置からの保護装置の極めて迅速な取り外しが保証されるのである.。
【0011】 このような二部分構成の場合には、有利なかたちで、切断装置が第一の部分に 配置されている。第二の部分は、使用しない場合に切断装置を格納する空所を備 えている。
【0012】 有利な実施形態においては、切断装置は、回転可能またはスライド可能に救命 用具に接続されている。回転運動またはスライド運動によって、切断装置は救命 用具の空所内に埋没され、これによって保護され保管がなさされる。
【0013】 鉤形のナイフを備えた切断装置は、有利なものとして実証されている。鉤形の ナイフによって、ナイフへの安全ベルトの自動的な送り込みが保証され、これに よって安全ベルトの安全且つ迅速な取り外しが可能である。
【0014】 本考案の有利な実施形態として、第一の部分に切断装置が、そして第二の部分 には打撃部分が、それぞれ配置されているものがある。従って、異なる材料を救 命用具に使用することが可能である。それゆえに、救命用具の少なくとも一方の 部分、とりわけ打撃部分が鋼製であるときは、特に有利である。この救命用具の 大きな質量により、救助を行う場合に窓ガラスの確実な突き壊しが可能である。 救命用具の他方の部分は、例えばアルミニウム製にすることが出来、これによっ て全体としての重量が重過ぎることがないので、救命用具の携帯が可能になる。
【0015】 救命用具を常に使用可能な状態に置くためには、磁石を具備することが有利で あり、これによって救命用具を、とりわけ自動車内の金属部分に固定することが 出来る。いま一つの固定の可能性は、救命用具が、縦軸に対して横に延びる、貫 通する孔を備えることであって、これによって救命用具を、例えばキーハンガー に取り付けることが出来る。切断装置を救命用具の空所内に保管することによっ て可能になる、救命用具のコンパクトで小型の造りによって、救命用具をキーハ ンガーとして形成することは、特に有利なものとして実証されている。
【0016】 自動車の窓ガラスの確実な破壊を保証するためには、打撃部分が、するどい稜 角を有するかまたは先細りの、基本的に円錐形に形成されているときに有利であ る。この稜角または尖端によって、わずかな力で窓ガラスの破壊が可能である。 これによって、救命用具を操作する人が怪我することなしに、有利なかたちで窓 ガラスを破壊することが可能である。
【0017】 救命用具を操作する手の滑りを回避するためには、救命用具の部分が、例えば 網目、溝またはウエブか、或いは同様の作用をするギザギザ部分のような、扱い やすい表面を有することが有利である。これによって、一方においては、窓ガラ スのの破壊および安全ベルトの切断の際に、救命用具が確実に手中に保持され且 つ操作されることが保証され、他方において、相応の取り扱いやすい表面によっ て、救命用具の迅速な解分離、或いは切断装置の露出が保証されることも有利で ある。
【0018】 救命用具をさらに多面的に使用することが出来るようにするために、そして使 用者に対して常に救命用具を携帯するという意欲を与えるために、救命用具内に 追加的に照明用具が配置されるように、これを考慮することが出来る。この照明 用具が、救命用具の、打撃部分から離れた側の端部に存在するときは、特に有利 なものとして実証されている。救命用具それ自体は、有利なかたちで救命用具の 一方の部分内に、照明用具を点灯するための電池を収納するための開口部を備え るように形成することが出来る。この部分は、さらに、照明用具を作用させるス イッチを備えることが出来る。このスイッチは、スライダスイッチとして形成す ることも出来、或いは救命用具が多数部分から成る場合には、或る部分をひねる ように、これを形成することも出来る。
【0019】 救命用具は、護身装置を収容するためにも使用することが出来る。このために 救命用具の空所内に発射装置を備えたガス容器が配置されるように、考慮するこ とが出来る。その中でも有利なのは、一方の部分に流出口を設けることであって 、ガス容器から解放されるガスは、これを通って流出することが出来る。この種 の護身装置は、攻撃者から身を護るために、有利なかたちで使用することが出来 、ガスの使用によって攻撃者を追い払うことが出来る。
【0020】 護身装置としては、救命用具が電気ショック装置を備えることを考慮すること も出来、電気ショックの放出によって、攻撃者を追い払うことも出来る。
【0021】 従って、本考案による多機能救命用具は、多面的に使用可能である。この救命 用具は、以下に記載する実施例に限定されるものではない。それゆえに、本考案 は他の方式でも、例えば角形の形態にすることも、或いは握り枠を有する表面を 備えることも出来るのである。
【0022】 本考案のさらなる利点は、以下の実施例において説明する。
【0023】 図1は、第一の部分5および第二の部分6から構成される、本考案による救命 用具を示す。第一の部分5には、切断装置3が配置されている。切断装置3は、 第二の部分6の空所4の中に保護されて配置されている。従って、切断装置3に よる損傷または負傷の回避が確保される。第二の部分6は、一方の端部に円錐形 の末端16を備えた打撃部分2を備えている。円錐形の末端16は、これが使用 された場合に窓ガラスを確実に破壊するのに役立つ。第二の部分6には穿孔10 が設けられていて、これに鍵束のリングを通すことが出来る。これによって救命 用具1の確実な保管が可能になる。さらに、穿孔10を使用して救命用具1が自 動車鍵束に取り付けられているときは、救命用具1は、必要な場合に常に使用で きる状態になっている。
【0024】 第一の部分5と第二の部分6は、ねじ7を使用して相互に接続されている。第 一の部分5と第二の部分6を互いに反対方向にねじることによって、切断装置3 の解放を迅速に行うことが出来る。第一の部分5と第二の部分6の表面を取り扱 い易くするために、第一の部分5に多数のウエブ8が配置されている。これらの ウエブ8は、救命用具1を取り扱う手が、衝撃運動の際に救命用具1から滑らな いように作用する。第二の部分に存在するギザギザ部分9は、手や指が滑ること なしに、第一の部分5と第二の部分6を互いに反対方向へ確実に捻ることが出来 るように形成されたものである。
【0025】 第一の部分5には切断装置3が配置されている。この場合には、切断装置3は 鉤形の刃身を備えたナイフ11から成る。ナイフ11は、ピン12によって第一 の部分5に接続されている。第二の部分6にある空所4は、ナイフ11を完全に 収容することが出来るように形成されている。ピン12は、安全ベルトがナイフ 11の刃先に捕らえられて切断される切断運動の際に、ナイフ11が第一の部分 5からもぎ取られないことを保証する。
【0026】 ウエブ8は、第一の部分5の材料から成形することも、或いはゴム製リングか ら造ることも出来、この場合には、ゴム製リングは第一の部分5全体に亘って被 せられ、且つ第一の部分5の小溝で止められている。
【0027】 第一の部分5がアルミニウム製であり、第二の部分6が鋼製であることは、有 利なものとして実証されている。従って、余り大きくてはならない救命用具1の 重量と、他方において窓ガラスを打ち砕く際の打撃部分2の衝撃力の度合いと抵 抗力との間の優れた妥協が保証されているのである。
【0028】 鍵束に取付けるための穿孔10は、第一の部分5にも配置することが出来る。 従って、救命用具1に吊下げられる鍵束が、窓ガラスの打ち壊しを妨害しないこ とが保証される。もちろん、試験の結果は、打撃部分2の円錐形の尖端16の付 近に存在する鍵束も、窓ガラスの破壊を可能にすることを示している。すなわち 、打撃部分2の円錐形の造りによって、それだけで、極めてわずかな力の行使で 、普通の自動車の窓ガラスを破壊することがが可能なのである。
【0029】 図2においては、救命用具1の一方の端部に、打撃部分2が統合されている。 打撃部分2は、基本的に窓ガラスを打ち砕くための鋭い尖端を備えた、円錐形に 延びる末端から構成される。救命用具1は、空所4を備えており、その中にナイ フ11が部分的に埋没されている。この実施例の場合には、空所4は、縦長のス リットとして救命用具1の中に形成されている。ナイフ11は、回転軸14を巡 って回転可能である。図に記載されたナイフ11の位置においては、ナイフ11 は保護された位置に存在する。軸14を巡る回転後、ナイフ11は、救命用具1 の軸方向の延長に出て来る。図面に表示された位置から開かれた位置にナイフ1 1を移動することが出来るように、ナイフ11の刃身には切れ込み13が設けら れている。この切れ込み13でナイフ11を掴んで、空所4から動かすことが出 来る。
【0030】 嵌め込まれた状態では、ナイフ11の湾曲した刃身は、空所4の底部の方向に 向けられている。従って、損傷に対する追加的な保護が保証される。
【0031】 救命用具1を快適に携行することが出来るように、リング18が設けられてい る。リング18は、一方の端部、とりわけ打撃部分2から離れた側の端部に配置 されている。救命用具1は、リング18を使用して鍵束またはチェーンに取り付 けるか、または自動車内の鉤に吊下げることが出来、その結果、何時でも手に取 ることが出来る状態にある。
【0032】 ナイフ11は、図面に記載されていないばねを使用して、思いがけなく空所4 からはねて出ないよう、保護されている。さらにばねは、ナイフ11を飛び出し た位置に安定的に保持出来るようにするために、使用することが出来る。
【0033】 図3は、照明装置20が合体された、本考案による救命用具1を示す。照明装 置20は、救命用具1の第一の部分5に配置されている。第一の部分5は、同時 に打撃部分2のためのグリップとして使用される。
【0034】 照明装置20は、ランプ21、とりわけハロゲンランプと、電池22を備えて いる。ランプ21と電池22は、空所26内に配置されている。空所26内には 、ランプ21に電流を供給する接触配線24が収納されている。電流供給は、ス イッチ23を使用して遮断することが出来る。ランプ21および電池22は、こ の実施例においては、ガラス製カバー25によって互いに押し付けられている。 この目的のために、ガラス製カバー25は第一の部分5にねじ込まれている。
【0035】 第一の部分5は、付随的に1個の磁石15を備えている。救命用具1は、この 磁石15を使用して金属性物体に配置することが出来る。このことは、とりわけ 自動車内に持ち込むのに極めて有利である。
【0036】 救命用具1の第2の部分は、同時に切断装置3のキャップとして、そしてまた 打撃部分2としても使用される。第二の部分6内には、切断装置3が差し込まれ る空所4が配置されている。この実施例の場合には、切断装置3は、第二の部分 によって、第二の部分がゴム製リング17を超えて押し込まれるようにして覆わ れている。これによって、第一の部分5と第二の部分の接続による、確固とした 嵌合いがもたらされる。この実施形態の場合に有利なことは、双方の部分を極め て迅速に引き離すことが出来ることであって、その結果として、切断装置3を極 めて迅速に使用することができる。
【0037】 切断装置3のナイフ11は、ここでも湾曲しており、その結果として、安全ベ ルトを切断する際に、確実な操作が行われる。第一の部分5からのナイフ11の 脱落を回避するため、ナイフ11は、ピン12によって第一の部分5に固定され ている。
【0038】 図4には、護身装置を包含する、本考案による救命用具1が示されている。護 身装置は、ガス容器30と、単に図式的に描かれた発射装置31から構成される 。ガス容器30は、救命用具1の空所内に配置され、キャップ32によって、そ こに固定されている。キャップ32は流出口33を備えていて、そこから、必要 の生じた場合で且つまたガス容器30が解放された後で、ガスを流出する。この ような救命用具1は、襲われた際に極めて有利なものとなり得るものであって、 流出するガスによって攻撃者を驚かせ、逃亡させるものである。救命用具1が多 面的に使用可能であり、小さなわずかな構造空間しか占めないことによって、利 用者は何時でも携帯することが出来るのである。それゆえ、このように襲われた 場合でも、何時でも利用可能なのである。
【0039】 護身装置は、この実施例の場合には、図3による実施例の場合と同様に、救命 用具1の、打撃部分2から離れた側の端部に配置されており、これによって打撃 部分2と護身装置との独立した形成が可能である。
【0040】 図4による実施例の場合の切断装置3は、救命用具1の空所4内に埋没されて いる。軸14および切り込み13を使用して、ナイフ11を備えた切断装置3を この空所4から回しながら取り出すことが出来る。ナイフ11は、これまでの実 施例とは対照的に、基本的に救命用具1の縦軸から直角に突き出す。救命用具1 は、これによってコルク栓抜きと類似したT字型物体の形状で、利用者の手中に 収めることが出来る。これによって、救命用具のさらに優れた把握がもたらされ 、これによって安全ベルトを切断する際に、さらに大きな力を及ぼすことが可能 である。
【0041】 図5は、空所内に切断装置3を合体した打撃部分2を備えた救命用具1を示す ものである。ナイフ11を備えた切断装置3は、救命用具1の縦軸に沿って移動 可能に配置されている。この場合、切断装置3は、救命用具1の外側から操作可 能なスライダ19を使用して動かされる。必要が生じた場合には、スライダ19 の縦方向移動によって、切断装置3が救命用具1の空所から外に移動して、これ によって迅速な使用を行うことが出来る。切断装置3の固定は、図に記載されて いない固定装置によって行われるが、これはスライダ19を操作する場合に、例 えばスライダ19を下方に押すことによって、その機能が外される。
【0042】 本考案は、実施例に限定されるものではない。実施例からの変形および個々の 実施例の組合せも、本考案に属するものと見なすことが出来る。本考案にもかか わらず、救命用具1を円形または非円形断面や、その他の変形形状のような、さ まざまな形に造形することもある。同様に、ナイフ11は、湾曲した形状とは別 に、例えば縦長に、或いは案内溝を備えた形で形成することが出来る。この場合 に重要なことは、いずれの場合にも、安全ベルトの安全且つ迅速な切断である。
【0043】 第一の部分5と第二の部分6との接続は、溝プラグを使用しても、これを行う ことが出来る。この場合には、例えば第一の部分5のピンは、第二の部分6の曲 げられた溝に通され、その結果として双方の部分5および6を捻ることによって 双方の部分の固定或いは解放が行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャップを備えた、本考案による二部分から成
る救命用具である。
【図2】跳ね上げ可能な切断装置を備えた、本考案によ
る救命用具である。
【図3】照明装置を備えた、本考案による救命用具であ
る。
【図4】護身装置を備えた、本考案による救命用具であ
る。
【図5】移動可能な切断装置を備えた、本考案による救
命用具である。
【符号の説明】
1 救命用具 2 打撃部分 3 切断装置 4 空所 5 穿孔

Claims (16)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 例えば窓ガラスを破壊するための打撃部
    分(2)と、安全ベルトを切断するための切断装置
    (3)とを備えた、とりわけ自動車内に閉じ込められ、
    および/または安全ベルトで座席に身体を固定された乗
    員を解放するための、多機能救命用具であって、救命用
    具(1)の一端に打撃部分(2)が備えられ、且つまた
    切断装置(3)が救命用具(1)の空所(4)内に存在
    し、必要な場合にその使用前にそこから取り外し可能で
    あり、救命用具(1)が、少なくとも二つの部分から形
    成されており、双方の部分(5、6)が互いに嵌め込ま
    れ、その結果、双方の部分(5、6)を極めて迅速に相
    互に引き離すことが出来る救命用具において、打撃部分
    (2)を備えた部分(6)に、鍵束に救命用具(1)を
    取付けるための1個の穿孔(10)が配置されているこ
    と、および切断装置(3)が、救命用具(1)の穿孔
    (10)から離れた側の部分(5)に配置されているこ
    とを特徴とする救命用具。
  2. 【請求項2】 救命用具(1)が基本的に柄形に形成さ
    れていることを特徴とする、請求項1による救命用具。
  3. 【請求項3】 切断装置(3)が、1個のピン(12、
    14)を使用して第一の部分(5)に接続されているこ
    とを特徴とする、請求項1または2による救命用具。
  4. 【請求項4】 切断装置(3)が空所(4)を有する第
    二の部分(6)によって覆われていることを特徴とす
    る、請求項1から3のいずれか一つによる救命用具。
  5. 【請求項5】 切断装置(3)が、回転可能またはスラ
    イド可能に救命用具(1)に接続されていることを特徴
    とする、請求項1から4のいずれか一つによる救命用
    具。
  6. 【請求項6】 切断装置(3)が鉤形のナイフであるこ
    とを特徴とする、請求項1から5のいずれか一つによる
    救命用具。
  7. 【請求項7】 救命用具(1)が、とりわけ自動車の金
    属部分に固定するための1個の磁石(15)を備えてい
    ることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一つに
    よる救命用具。
  8. 【請求項8】 穿孔(10)が、救命用具(1)を貫通
    し、且つ縦軸に対して横に延びて配置されていることを
    特徴とする、請求項1から7のいずれか一つによる救命
    用具。
  9. 【請求項9】 救命用具(1)の双方の部分(5、6)
    のうち、少なくとも一方が、鋼製であることを特徴とす
    る、請求項1から8のいずれか一つによる救命用具。
  10. 【請求項10】 打撃部分(2)が、鋭い稜角の、また
    は先細りの、基本的に円錐形に形成された末端を有する
    ことを特徴とする、請求項1から9のいずれか一つによ
    る救命用具。
  11. 【請求項11】 双方の部分(5、6)が、例えば刻み
    目、溝またはウエブのような、滑らない表面を有するこ
    とを特徴とする、請求項1から10のいずれか一つによ
    る救命用具。
  12. 【請求項12】 打撃部分(2)から離れた側の救命用
    具(1)の端部に、1個の照明器具(20)が配置され
    ていることを特徴とする、請求項1から11のいずれか
    一つによる救命用具。
  13. 【請求項13】 一方の部分に照明器具(20)を操作
    するための電池(22)とスイッチ(23)が配置され
    ていることを特徴とする、請求項1から12のいずれか
    一つによる救命用具。
  14. 【請求項14】 救命用具(1)の一方の部分に、護身
    装置が配置されていることを特徴とする、請求項1から
    13のいずれか一つによる救命用具。
  15. 【請求項15】 護身装置が発射装置(31)を備えた
    ガス容器(30)であり、ガスの流出口(33)が一方
    の部分(5または6)内に設けられていることを特徴と
    する、請求項14による救命用具。
  16. 【請求項16】 護身装置が電気ショック装置であるこ
    とを特徴とする、請求項14による救命用具。
JP2000007533U 1997-09-26 2000-10-20 多機能救命用具 Expired - Fee Related JP3077568U (ja)

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DE29717194U DE29717194U1 (de) 1997-09-26 1997-09-26 Multifunktionales Rettungsgerät
DE29717194.1 1997-09-26

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