JP2992686B2 - 破壊具 - Google Patents

破壊具

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JP2992686B2
JP2992686B2 JP10019894A JP1989498A JP2992686B2 JP 2992686 B2 JP2992686 B2 JP 2992686B2 JP 10019894 A JP10019894 A JP 10019894A JP 1989498 A JP1989498 A JP 1989498A JP 2992686 B2 JP2992686 B2 JP 2992686B2
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rod
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勝通 伊藤
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Itoi Seisakusho KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路などの打撃面
が凍結して氷のようになった雪氷面を破壊するときなど
に使用する破壊具に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】雪国で
は道路などに積もった雪の上を大勢の人が歩いたり多く
の車輌が走行したりしたあと気温が下がると、積雪路面
などが堅く締まり氷のようになって凍結してアイスバー
ン状の打撃面が形成される。
【0003】このアイスバーン状の打撃面は非常に固く
て滑り易く、人の歩行の妨げとなりときには転倒をまね
いて頭部を強打したり、車輌などがスリップして思わぬ
事故が発生することが多かった。
【0004】そのため、この雪氷面をバールやツルハシ
などで破壊し、破壊した雪氷片を雪捨場などに運んで雪
国の交通の安全を計っているが、その際、バールを持ち
上げたりツルハシを振り上げたあと夫々の先端部で雪氷
面を打撃するとき所望の場所に打撃ができなかったりし
て労力をむだに費やしたり、手元が狂ってバールの先端
やツルハシの先端で足を突き刺してしまったりする欠点
があった。
【0005】本発明は、棒体の下端部に設けたビット体
を雪氷面などの所望の打撃面に当接させ、この状態で打
込錘体をスライド上昇させて落下させ、打込錘体の重み
と衝撃力によりビット体を打撃面の所望の位置に激しく
当接させて破壊できるよう構成して上記欠点を解決した
打撃面の破壊具を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0007】携帯できる長さに設定した棒体1の下端部
にビット体3を設け、棒体1の上端部にビット体3を雪
面や氷面などの打撃面aに当接して保持するグリップ4
を付設し、このビット体3・グリップ4間の棒体1に打
込錘体5をスライド自在に嵌設し、この打込錘体5を、
ビット体3を雪面や氷面などの打撃面aに当接させた状
態でビット体3・グリップ4間を落下させることでこの
落下衝撃力により雪面や氷面などの打撃面aを破壊し得
るように構成し、打込錘体5の上端に握持部5"を設
け、この握持部5"の上端部に握持した手の握り上面が
当接する係止鍔部5 2 "を設けたことを特徴とする破壊具
に係るものである。
【0008】また、打込錘体5の係止鍔部52"を上方よ
り見て角型若しくは細長楕円形状に形成したことを特徴
とする請求項記載の破壊具に係るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を作用効果を
示して実施の一例である図面に基づいて説明する。
【0010】請求項1の実施の形態について説明する。
【0011】ビット体3の先端を雪面や氷面などの打撃
面aの所望の場所に当接しグリップ4を把持してビット
体3を打撃面aに当接させた状態で保持したあと、この
状態で打込錘体5をスライド上昇せしめ、打込錘体5を
落下せしめて打込錘体5をビット体3の基部に当接さ
せ、打込錘体5の重みと衝撃力により打撃面aを破壊す
る。
【0012】また、打込錘体5の上端に握持部5"を設
け、この握持部5"の上端部に係止鍔部5 2 "を設けたの
で、打込錘体5の握持部5"を握り、打込錘体5をスラ
イド上昇せしめるとき誤って手が滑っても握持した手の
握り上面が係止鍔部5 2 "に当接して打込錘体5を落下せ
しめることが排除されるため安全なうえに、確実に打込
錘体5をスライド上昇せしめて落下させ、打撃面aを破
壊することができる。
【0013】請求項の実施の形態について説明する。
【0014】打込錘体5の係止鍔部52"を上方から見て
角型若しくは細長楕円形状に形成したので、平らに置い
たとき該破壊具が転がらないため、格納し易くまた安全
である。
【0015】本発明は上記のように構成したので、雪面
や氷面などの打撃面aをバールやツルハシ等で破壊する
従来の作業方法が、ややもすると打撃面aの所望の場所
での打撃破壊ができなくいたずらに労力を浪費したり、
手元が狂ってバールやツルハシの先端部で足を突き刺し
たりする危険がない極めて安全で、且つ、実用的で能率
の良い破壊具となる。
【0016】
【実施例】添付図面は本発明に好適な実施の一例を図示
したもので、携帯できる長さに設定した棒体1の下端部
にビット体3を設け、棒体1の上端部にビット体3を雪
面や氷面などの打撃面aに当接して保持するグリップ4
を付設し、このビット体3・グリップ4間の棒体1に打
込錘体5をスライド自在に嵌設する。
【0017】また、棒体1の下端部に打込錘体5の落下
衝撃力を支承するストッパ7を設ける。
【0018】従って、打込錘体5をスライド上昇せしめ
打込錘体5を落下せしめると、打込錘体5の下面がスト
ッパ7の上面に当接してビット体3の先端に打込錘体5
の重みと落下衝撃力を与えこの力により打撃面aを破壊
する。
【0019】また、このストッパ7で打込錘体5の重量
と落下衝撃力を支承するので、棒体1の下端部とビット
体3の基部の損傷が回避される。
【0020】また、棒体1の下端部に固定手段2を設け
てビット体3を着脱自在に固定する。
【0021】従って、打撃面aの材質,厚さ等によりそ
の打撃面aの破壊に最も合ったビット体3の刃先形状が
選択できるため極めて効率の良い使い易い打撃面aの破
壊具となる。
【0022】また、ビット体3が損傷したときには新し
いビット体3と取り替えることができるので経済的であ
る。
【0023】また、打込錘体5の上端に握持部5"を設
け、この握持部5"の上端部に握持した手の握り上面が
当接する係止鍔部52"を設る。
【0024】また、打込錘体5の係止鍔部52"を上方よ
り見て角型若しくは細長楕円形状に形成する。
【0025】図示した実施例では携帯できる長さの棒体
1を円筒形状のパイプで形成し、その下端部にビット体
3を着脱自在に固定する。図示したビット体3は先端に
斧型形状の刃先部を有し他端部に段部を介して径小頸軸
部を延設した形状に形成し、この径小頸軸部を棒体1の
下端部に嵌入し、棒体1の下端部に図のようなストッパ
7を被嵌し、ストッパ7の下端面をビット体3の段部面
に当接させてこのストッパ7・棒体1の下端部・ビット
体3の径小頸軸部とを固定手段2のピン8で一体物で固
定する。尚、ストッパ7の外周に溝部を削設し、この溝
部に合成樹脂製のリング帯9を被嵌してピン8が打撃に
より外に飛び出ないように設ける。
【0026】棒体1の上端部に弾性合成樹脂製のグリッ
プ4を被嵌し、ビット体3を打撃面aに当接させこのグ
リップ4を把持して棒体1を打撃面aにほぼ垂直に立設
して保持したり、場合によっては、例えば、壁面のよう
な打撃面aを破壊するとき、打撃面aに当接させた状態
でグリップ4を手前側に引き寄せて保持し、打込錘体5
をスライド上昇せしめ、打込錘体5を勢いよく突き出す
ように落下させて打撃面aを破壊できるように設ける。
【0027】ビット体3・グリップ4間の棒体1に打込
錘体5をスライド自在に嵌設する。図示した打込錘体5
は錘体の重量として厚肉円筒パイプ5'を使用し、この
厚肉円筒パイプ5'の上端部に弾性合成樹脂製の握持部
5"を被嵌止着し、この握持部5"の外周に握持部5"を
握り易くするため複数個のひだ状小突起51"で囲繞し、
且つ、上端部に握持した手の握り上面が当接し、打込錘
体5を上方に持ち上げるとき手が滑って誤って打込錘体
5を落下せしめることを排除して確実に打込錘体5を持
ち上げるようにする係止鍔体52"を設ける。
【0028】また、この係止鍔体52"を図2のように上
方より見てほぼ細長六角形状に形成し、平に置いたとき
転がらないように形成する。
【0029】また、実施例の打込錘体5の重量を主とし
て厚肉円筒パイプの長さで設定したので、例えば雪面や
氷面などを破壊するときには、その地区の積雪状態と気
候状況に合わせ使い易い重量に随意変更できるし、その
他の打撃面aを破壊するときにもそれを破壊するに見合
った重量の厚肉円筒パイプの長さを設定したり、他の形
状の打込錘体5を設定する等色々設計できる。尚、図中
符号4'は打込錘体5の上昇時に当接させてグリップ4
と握持部5"の損傷を防止するストッパである。
【0030】また、実施例では先端が斧型形状のビット
体3を図示しているが、打撃面aの材質,厚さ等により
刃先角度の異なった「たがね」状のものを使用したり先
端部が尖った「やじり」形状のものを適宜選択して使用
する。
【0031】
【発明の効果】本発明は上述のように、携帯できる長さ
に設定した棒体の下端部にビット体を設け、棒体の上端
部にビット体を雪面や氷面などの打撃面に当接して保持
するグリップを付設し、このビット体・グリップ間の棒
体に打込錘体をスライド自在に嵌設したため、ビット体
の先端を打撃面の所望の場所に当接しグリップを把持し
てビット体を打撃面に当接させた状態で保持したあと、
この状態で打込錘体をスライド上昇せしめ、打込錘体を
落下せしめて打込錘体をビット体の基部に当接させ、打
込錘体の重みと衝撃力により打撃面を所望の位置で破壊
することができるので、打撃面を破壊するとき常にビッ
ト体の先端が打撃面に接しているため、バールを持ち上
げたりツルハシを振り上げたあと夫々の先端部で打撃面
を打撃して打撃面を破壊する従来の作業方法が、ややも
すると打撃面の所望の場所での打撃破壊ができなくいた
ずらに労力を浪費したり、手元が狂ってバールやツルハ
シの先端部で足を突き刺したりする危険がなく、極めて
実用的で能率の良い打撃面の破壊具となる。
【0032】また、打込錘体の上端に握持部を設け、こ
の握持部の上端部に係止鍔部を設けたので、握持部を握
り打込錘体をスライド上昇せしめるとき、誤って手が滑
っても握持した手の握り上面が係止鍔部に当接して打込
錘体を落下せしめることが排除されるため安全なうえ
に、確実に打込錘体をスライド上昇せしめて落下させ打
撃面を破壊することができる。
【0033】また、打込錘体の係止鍔部を上方から見て
角型若しくは細長楕円形状に形成したので、平らに置い
たとき該破壊具が転がらないため格納し易くまた安全で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の使用状態を示す説明正面図
である。
【図2】本発明の一実施例の打込錘体の平面図である。
【図3】本発明の要部の一部を切り欠ける側面図であ
る。
【符号の説明】
1 棒体 3 ビット体 4 グリップ 5 打込錘体 5" 握持部 52" 係止鍔部 a 打撃面

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯できる長さに設定した棒体の下端部
    にビット体を設け、棒体の上端部にビット体を雪面や氷
    面などの打撃面に当接して保持するグリップを付設し、
    このビット体・グリップ間の棒体に打込錘体をスライド
    自在に嵌設し、この打込錘体を、ビット体を雪面や氷面
    などの打撃面に当接させた状態でビット体・グリップ間
    を落下させることでこの落下衝撃力により雪面や氷面な
    どの打撃面を破壊し得るように構成し、打込錘体の上端
    に握持部を設け、この握持部の上端部に握持した手の握
    り上面が当接する係止鍔部を設けたことを特徴とする破
    壊具。
  2. 【請求項2】 打込錘体の係止鍔部を上方より見て角型
    若しくは細長楕円形状に形成したことを特徴とする請求
    記載の破壊具。
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