JP3077109B1 - 装飾板付コンクリート製品の型枠 - Google Patents
装飾板付コンクリート製品の型枠Info
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- JP3077109B1 JP3077109B1 JP11292012A JP29201299A JP3077109B1 JP 3077109 B1 JP3077109 B1 JP 3077109B1 JP 11292012 A JP11292012 A JP 11292012A JP 29201299 A JP29201299 A JP 29201299A JP 3077109 B1 JP3077109 B1 JP 3077109B1
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B28—WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
- B28B—SHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
- B28B19/00—Machines or methods for applying the material to surfaces to form a permanent layer thereon
- B28B19/0053—Machines or methods for applying the material to surfaces to form a permanent layer thereon to tiles, bricks or the like
- B28B19/0061—Means for arranging or fixing the tiles, bricks or the like in the mould
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
【要約】
【課題】 装飾板付きコンクリート製品の型枠内に目地
材を流し込む作業を不要とし、製造効率を向上する。 【解決手段】 装飾板を埋め込む面を形成する型枠面の
内面の装飾板の目地部分に目地よりも幅広の軟質のパッ
キン材を貼付する。該型枠面のパッキン材で囲まれた各
領域に空気孔を貫通形成する。該型枠面の外面に、前記
全ての空気孔を覆うように減圧室を形成する。パッキン
材の上に装飾板を置き、減圧室を減圧状態にすると、装
飾板が型枠面に吸着され、パッキン材が変形して目地部
分の形状が形成されるので目地材を流し込む必要がな
い。
材を流し込む作業を不要とし、製造効率を向上する。 【解決手段】 装飾板を埋め込む面を形成する型枠面の
内面の装飾板の目地部分に目地よりも幅広の軟質のパッ
キン材を貼付する。該型枠面のパッキン材で囲まれた各
領域に空気孔を貫通形成する。該型枠面の外面に、前記
全ての空気孔を覆うように減圧室を形成する。パッキン
材の上に装飾板を置き、減圧室を減圧状態にすると、装
飾板が型枠面に吸着され、パッキン材が変形して目地部
分の形状が形成されるので目地材を流し込む必要がな
い。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面に自然石、タ
イルなどの装飾板を埋め込んだ装飾板付コンクリート製
品を製造する型枠に関する。
イルなどの装飾板を埋め込んだ装飾板付コンクリート製
品を製造する型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】装飾性を高めるため、床用パネル、舗装
用パネル、壁用パネル、擁壁用ブロック、積みブロック
などのコンクリート製品の表面に自然石などの装飾板を
埋め込む場合がある。図10は、装飾板付パネル状コン
クリート製品を製造する従来の型枠30の断面図であ
る。型枠30は底面31、側面32により浅い箱状に形
成されている。底面31の上には装飾板10を並べ、目
地部分には目地材33を施工する。目地材33は寒天液
などの硬化性の流動体である。目地材33が硬化した後
に、型枠内にコンクリートを充填する。コンクリートが
硬化した後に脱型して成形したコンクリート製品を型枠
から取り出す。最後にコンクリート製品の目地に付いた
目地材33を洗い流すと、図6、7に示すような、表面
に装飾板10が埋め込まれたパネル状コンクリート製品
が完成する。なお、型枠30の側面32は、脱型に便利
なように、底面31から取り外せるようになっていた
り、底面31に対して蝶着され、開閉できるようになっ
ているものもある。
用パネル、壁用パネル、擁壁用ブロック、積みブロック
などのコンクリート製品の表面に自然石などの装飾板を
埋め込む場合がある。図10は、装飾板付パネル状コン
クリート製品を製造する従来の型枠30の断面図であ
る。型枠30は底面31、側面32により浅い箱状に形
成されている。底面31の上には装飾板10を並べ、目
地部分には目地材33を施工する。目地材33は寒天液
などの硬化性の流動体である。目地材33が硬化した後
に、型枠内にコンクリートを充填する。コンクリートが
硬化した後に脱型して成形したコンクリート製品を型枠
から取り出す。最後にコンクリート製品の目地に付いた
目地材33を洗い流すと、図6、7に示すような、表面
に装飾板10が埋め込まれたパネル状コンクリート製品
が完成する。なお、型枠30の側面32は、脱型に便利
なように、底面31から取り外せるようになっていた
り、底面31に対して蝶着され、開閉できるようになっ
ているものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の型枠30
には、次のような問題点があった。 型枠内に目地材を流し込む作業が煩雑である。 目地材が硬化する時間が必要なので、作業能率が悪
い。 脱型後、目地材を洗い流す作業が煩雑で、作業場所
が汚れる。 コンクリートのトロが目地材の隙間から装飾板の表
面に回り込み、コンクリート製品の仕上がりが汚くなる
と共に、型枠が汚れやすく清掃作業に手間取る。本発明
は、上記〜の問題点を解決することを課題としてな
されたものである。
には、次のような問題点があった。 型枠内に目地材を流し込む作業が煩雑である。 目地材が硬化する時間が必要なので、作業能率が悪
い。 脱型後、目地材を洗い流す作業が煩雑で、作業場所
が汚れる。 コンクリートのトロが目地材の隙間から装飾板の表
面に回り込み、コンクリート製品の仕上がりが汚くなる
と共に、型枠が汚れやすく清掃作業に手間取る。本発明
は、上記〜の問題点を解決することを課題としてな
されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、装飾板を埋め
込む面を形成する型枠面の内面の装飾板の目地部分に目
地よりも幅広の軟質のパッキン材を貼付し、該型枠面の
パッキン材で囲まれた各領域に少なくとも1個の空気孔
を貫通形成すると共にパッキン材の過度の変形を防止す
るスペーサを形成し、該型枠面の外面に、前記全ての空
気孔を覆うように減圧室を形成し、該減圧室に空気抜き
口を設けた型枠であって、前記パッキン材の上に装飾板
を置き、前記減圧室を減圧状態にすることで装飾板を吸
着固定するものであることを特徴とする装飾板付コンク
リート製品の型枠である。
込む面を形成する型枠面の内面の装飾板の目地部分に目
地よりも幅広の軟質のパッキン材を貼付し、該型枠面の
パッキン材で囲まれた各領域に少なくとも1個の空気孔
を貫通形成すると共にパッキン材の過度の変形を防止す
るスペーサを形成し、該型枠面の外面に、前記全ての空
気孔を覆うように減圧室を形成し、該減圧室に空気抜き
口を設けた型枠であって、前記パッキン材の上に装飾板
を置き、前記減圧室を減圧状態にすることで装飾板を吸
着固定するものであることを特徴とする装飾板付コンク
リート製品の型枠である。
【0005】減圧室を減圧状態とすることで、装飾板が
型枠面に吸着され、パッキン材が変形して目地部分の形
状が形成される。装飾板は吸着されてパッキン材に密着
するので、コンクリートのトロ漏れが防止できる。型枠
面のパッキン材で囲まれた各領域にスペーサを設けたの
で、パッキン材が所定量だけ変形したところで装飾板の
表面がスペーサに当接し、パッキン材の変形が停止する
から、パッキン材の過度の変形を防止できる。
型枠面に吸着され、パッキン材が変形して目地部分の形
状が形成される。装飾板は吸着されてパッキン材に密着
するので、コンクリートのトロ漏れが防止できる。型枠
面のパッキン材で囲まれた各領域にスペーサを設けたの
で、パッキン材が所定量だけ変形したところで装飾板の
表面がスペーサに当接し、パッキン材の変形が停止する
から、パッキン材の過度の変形を防止できる。
【0006】装飾板は型枠面に吸着固定されるので、型
枠面を縦向きとすることができ、したがって、パネル状
コンクリート製品に限らず、擁壁用ブロックなど種々の
形状のコンクリート製品に適用できる。
枠面を縦向きとすることができ、したがって、パネル状
コンクリート製品に限らず、擁壁用ブロックなど種々の
形状のコンクリート製品に適用できる。
【0007】パネル状コンクリート製品を製造する本発
明の型枠の場合、上面を開口面とし、側面を装飾板を埋
め込む面を形成する型枠面とすることができる。装飾板
は型枠面に吸着固定されているから、このように縦の状
態にしても装飾板が型枠面から落下することがない。縦
の状態でコンクリートを流し込むことによって、作業場
における型枠が占める面積を小さくし、パネル状コンク
リート製品を効率よく製造することができる。
明の型枠の場合、上面を開口面とし、側面を装飾板を埋
め込む面を形成する型枠面とすることができる。装飾板
は型枠面に吸着固定されているから、このように縦の状
態にしても装飾板が型枠面から落下することがない。縦
の状態でコンクリートを流し込むことによって、作業場
における型枠が占める面積を小さくし、パネル状コンク
リート製品を効率よく製造することができる。
【0008】なお、本発明においてコンクリートとは、
セメント、砂利、砂、水を混練した通常のコンクリート
のみならず、セメント、砂、水を混練したモルタル、繊
維補強コンクリート、バインダーに樹脂を用いたレジン
コンクリートやレジンモルタル、溶剤で溶融した樹脂な
ど、建築・土木構造物を組成する硬化性物質全般を含む
ものである。
セメント、砂利、砂、水を混練した通常のコンクリート
のみならず、セメント、砂、水を混練したモルタル、繊
維補強コンクリート、バインダーに樹脂を用いたレジン
コンクリートやレジンモルタル、溶剤で溶融した樹脂な
ど、建築・土木構造物を組成する硬化性物質全般を含む
ものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、実施例を表した図面に基づ
いて本発明を詳細に説明する。図1は実施例の型枠1の
断面図、図2は型枠1の上面図、図3は減圧室7を減圧
状態にした型枠1の断面図、図4は図3の型枠1にコン
クリートを流し込んだ状態の断面図、図5は実施例の型
枠13の断面図、図8は実施例の型枠20の断面図であ
る。
いて本発明を詳細に説明する。図1は実施例の型枠1の
断面図、図2は型枠1の上面図、図3は減圧室7を減圧
状態にした型枠1の断面図、図4は図3の型枠1にコン
クリートを流し込んだ状態の断面図、図5は実施例の型
枠13の断面図、図8は実施例の型枠20の断面図であ
る。
【0010】図1〜4の型枠1は、パネル状コンクリー
ト製品を製造する型枠で、底面2及び側面3により概略
箱状をなし、上面が開口面となっている。この場合、底
面2が装飾板10を埋め込む面を形成する型枠面となっ
ている。底面2の上には、装飾板10の目地部11に相
当する部分にパッキン材5が貼付されている。パッキン
材5は独立気泡スポンジ、軟質プラスチック、発泡プラ
スチック、エラストマーなどのコンクリートのトロを通
過させない軟質部材である。底面2のパッキン材5で囲
まれた各領域には、それぞれ1個の空気孔6が貫通形成
されている。また、底面2上のパッキン材5で囲まれた
各領域にはスペーサ9が貼付されている。スペーサ9は
鉄片、硬質プラスチック片など、ある程度硬質な任意の
材料を使用できる。底面2の外面(下面)には、前記全
ての空気孔6を覆うように減圧室7が形成されている。
減圧室7には空気抜き口8が形成されている。空気抜き
口8には真空ポンプなどの減圧装置が接続される。空気
抜き口8は減圧室7の任意の位置に設けることができ
る。
ト製品を製造する型枠で、底面2及び側面3により概略
箱状をなし、上面が開口面となっている。この場合、底
面2が装飾板10を埋め込む面を形成する型枠面となっ
ている。底面2の上には、装飾板10の目地部11に相
当する部分にパッキン材5が貼付されている。パッキン
材5は独立気泡スポンジ、軟質プラスチック、発泡プラ
スチック、エラストマーなどのコンクリートのトロを通
過させない軟質部材である。底面2のパッキン材5で囲
まれた各領域には、それぞれ1個の空気孔6が貫通形成
されている。また、底面2上のパッキン材5で囲まれた
各領域にはスペーサ9が貼付されている。スペーサ9は
鉄片、硬質プラスチック片など、ある程度硬質な任意の
材料を使用できる。底面2の外面(下面)には、前記全
ての空気孔6を覆うように減圧室7が形成されている。
減圧室7には空気抜き口8が形成されている。空気抜き
口8には真空ポンプなどの減圧装置が接続される。空気
抜き口8は減圧室7の任意の位置に設けることができ
る。
【0011】図1、2に示すように、型枠1の底面2の
パッキン材5の上に装飾板10を載せる。次ぎに、図示
しない減圧装置を作動させて減圧室7を減圧する。する
と、空気孔6から空気が吸い出され、装飾板10が底面
2の方向に吸引される。この状態を図3に示す。装飾板
10が吸引されることでパッキン材5が変形し、装飾板
10がスペーサ9に当接するとパッキン材5の変形が停
止する。目地部分11において、パッキン材5は膨らん
だ状態となり、目地の形状が形成される。
パッキン材5の上に装飾板10を載せる。次ぎに、図示
しない減圧装置を作動させて減圧室7を減圧する。する
と、空気孔6から空気が吸い出され、装飾板10が底面
2の方向に吸引される。この状態を図3に示す。装飾板
10が吸引されることでパッキン材5が変形し、装飾板
10がスペーサ9に当接するとパッキン材5の変形が停
止する。目地部分11において、パッキン材5は膨らん
だ状態となり、目地の形状が形成される。
【0012】次ぎに、図4に示すように、型枠1内にコ
ンクリートを流し込む。吸引されている装飾板10はパ
ッキン材に押圧され、密着しているので、コンクリート
のトロが漏れることがない。コンクリートが硬化した後
に脱型し、成形したパネル状コンクリート製品18を取
り出す。脱型に際しては、減圧室7に空気を送り込み加
圧状態にすると、成形したコンクリート製品を容易に脱
型することができる。これにより、図6、7に示すよう
に、表面に装飾板10が埋め込まれたパネル状コンクリ
ート製品18が完成する。装飾板10の周りの目地19
は、装飾板10の表面よりもやや凹んだ状態となる。
ンクリートを流し込む。吸引されている装飾板10はパ
ッキン材に押圧され、密着しているので、コンクリート
のトロが漏れることがない。コンクリートが硬化した後
に脱型し、成形したパネル状コンクリート製品18を取
り出す。脱型に際しては、減圧室7に空気を送り込み加
圧状態にすると、成形したコンクリート製品を容易に脱
型することができる。これにより、図6、7に示すよう
に、表面に装飾板10が埋め込まれたパネル状コンクリ
ート製品18が完成する。装飾板10の周りの目地19
は、装飾板10の表面よりもやや凹んだ状態となる。
【0013】図5に示す型枠13は、やはりパネル状コ
ンクリート製品を製造する型枠で、底面14、側面1
5、16などにより概略箱状をなし、上面が開口面とな
っている。この場合、側面15が装飾板10を埋め込む
面を形成する型枠面となっている。側面15の内面の装
飾板10の目地部に相当する部分にパッキン材5が貼付
されている。側面15のパッキン材5で囲まれた各領域
には、それぞれ1個の空気孔6が貫通形成されている。
また、側面15のパッキン材5で囲まれた各領域にはス
ペーサ9が貼付されている。側面15の外面には、前記
全ての空気孔6を覆うように減圧室7が形成されてい
る。減圧室7には空気抜き口8が形成されている。側面
16は底面14に蝶番17により蝶着され、矢印Bに示
すように開閉自在となっている。
ンクリート製品を製造する型枠で、底面14、側面1
5、16などにより概略箱状をなし、上面が開口面とな
っている。この場合、側面15が装飾板10を埋め込む
面を形成する型枠面となっている。側面15の内面の装
飾板10の目地部に相当する部分にパッキン材5が貼付
されている。側面15のパッキン材5で囲まれた各領域
には、それぞれ1個の空気孔6が貫通形成されている。
また、側面15のパッキン材5で囲まれた各領域にはス
ペーサ9が貼付されている。側面15の外面には、前記
全ての空気孔6を覆うように減圧室7が形成されてい
る。減圧室7には空気抜き口8が形成されている。側面
16は底面14に蝶番17により蝶着され、矢印Bに示
すように開閉自在となっている。
【0014】型枠13に装飾板10をセットするには、
型枠13を減圧室7が下側となるように倒し、側面16
を開く。装飾板10をパッキン材5の上に置いた後、減
圧室7を減圧状態にする。これにより装飾板10は吸引
されるから、底面14が下向きとなるように立てても落
下しない。次ぎに、開口面からコンクリート12を流し
込み、図5の状態となる。コンクリート12が硬化した
後脱型すれば、図6、7に示すパネル状コンクリート製
品18が完成する。
型枠13を減圧室7が下側となるように倒し、側面16
を開く。装飾板10をパッキン材5の上に置いた後、減
圧室7を減圧状態にする。これにより装飾板10は吸引
されるから、底面14が下向きとなるように立てても落
下しない。次ぎに、開口面からコンクリート12を流し
込み、図5の状態となる。コンクリート12が硬化した
後脱型すれば、図6、7に示すパネル状コンクリート製
品18が完成する。
【0015】型枠13は、縦にした状態でコンクリート
を流し込む(いわゆる縦打ちの型枠)であるので、工場
のスペースを有効に利用でき、製造効率を向上すること
ができる。
を流し込む(いわゆる縦打ちの型枠)であるので、工場
のスペースを有効に利用でき、製造効率を向上すること
ができる。
【0016】図8に示す型枠20は、L形の擁壁用ブロ
ックを上下反転した状態で製造する型枠で、逆L字状の
キャビティー21を有する。装飾板10を埋め込む型枠
面22は蝶番17で矢印C方向に開閉自在となってい
る。型枠面22の内側の装飾板10の目地部に相当する
部分にパッキン材5が貼付されている。型枠面22のパ
ッキン材5で囲まれた各領域には、それぞれ1個の空気
孔6が貫通形成されている。また、パッキン材5で囲ま
れた各領域にはスペーサが貼付されているが、図8にお
いてはスペーサはを省略している。型枠面22の外側に
は、前記全ての空気孔6を覆うように減圧室7が形成さ
れている。減圧室7には空気抜き口8が形成されてい
る。なお、図8における符号23は台座、24は補強部
材である。
ックを上下反転した状態で製造する型枠で、逆L字状の
キャビティー21を有する。装飾板10を埋め込む型枠
面22は蝶番17で矢印C方向に開閉自在となってい
る。型枠面22の内側の装飾板10の目地部に相当する
部分にパッキン材5が貼付されている。型枠面22のパ
ッキン材5で囲まれた各領域には、それぞれ1個の空気
孔6が貫通形成されている。また、パッキン材5で囲ま
れた各領域にはスペーサが貼付されているが、図8にお
いてはスペーサはを省略している。型枠面22の外側に
は、前記全ての空気孔6を覆うように減圧室7が形成さ
れている。減圧室7には空気抜き口8が形成されてい
る。なお、図8における符号23は台座、24は補強部
材である。
【0017】型枠20に装飾板10をセットするには、
型枠面22開き、その内側の面を上に向ける。装飾板1
0をパッキン材5の上に置いた後、減圧室7を減圧状態
にする。これにより装飾板10は吸引される。型枠面2
2を閉じ上方からキャビティー21内にコンクリート1
2を流し込む。硬化後に型枠面22を開き、ブロックを
脱型する。このようにして、図9に示すL形のコンクリ
ートブロック25が完成する。ブロック25の壁面には
装飾板10が埋め込まれている。
型枠面22開き、その内側の面を上に向ける。装飾板1
0をパッキン材5の上に置いた後、減圧室7を減圧状態
にする。これにより装飾板10は吸引される。型枠面2
2を閉じ上方からキャビティー21内にコンクリート1
2を流し込む。硬化後に型枠面22を開き、ブロックを
脱型する。このようにして、図9に示すL形のコンクリ
ートブロック25が完成する。ブロック25の壁面には
装飾板10が埋め込まれている。
【0018】
【発明の効果】本発明の型枠は次の効果を有するもので
ある。 型枠内に目地材を流し込む煩雑な作業が不要とな
る。 目地材が硬化する時間も不要であるので、作業能率
向上する。 脱型後、目地材を洗い流す煩雑な作業も不要とな
り、作業場所が汚れることもない。 コンクリートのトロ漏れが防止でき、コンクリート
製品の仕上がりが綺麗になり、型枠の清掃も容易とな
る。 縦打ちの型枠とすることができるので、工場のスペ
ースを有効に利用でき、製造効率を向上できる。
ある。 型枠内に目地材を流し込む煩雑な作業が不要とな
る。 目地材が硬化する時間も不要であるので、作業能率
向上する。 脱型後、目地材を洗い流す煩雑な作業も不要とな
り、作業場所が汚れることもない。 コンクリートのトロ漏れが防止でき、コンクリート
製品の仕上がりが綺麗になり、型枠の清掃も容易とな
る。 縦打ちの型枠とすることができるので、工場のスペ
ースを有効に利用でき、製造効率を向上できる。
【図1】実施例の型枠1の断面図である。
【図2】型枠1の上面図である。
【図3】減圧室7を減圧状態にした型枠1の断面図であ
る。
る。
【図4】図3の型枠1にコンクリートを流し込んだ状態
の断面図である。
の断面図である。
【図5】実施例の型枠13の断面図である。
【図6】装飾板付パネル状コンクリート製品18の斜視
図である。
図である。
【図7】図6におけるAA線断面図である。
【図8】実施例の型枠20の断面図である。
【図9】擁壁用コンクリートブロック25の断面図であ
る。
る。
【図10】従来の型枠30の断面図である。
1 型枠 2 底面 3 側面 5 パッキン材 6 空気孔 7 減圧室 8 空気抜き口 9 スペーサ 10 装飾板 11 目地部 12 コンクリート 13 型枠 14 底面 15 側面 16 側面 17 蝶番 18 パネル状コンクリート製品 19 目地 20 型枠 21 キャビティー 22 型枠面 23 台座 24 補強部材 25 ブロック 30 型枠 31 底面 32 側面 33 目地材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B28B 1/00 - 1/54 B28B 7/00 - 7/46 B28B 11/00 - 19/00
Claims (6)
- 【請求項1】 装飾板を埋め込む面を形成する型枠面の
内面の装飾板の目地部分に目地よりも幅広の軟質のパッ
キン材を貼付し、該型枠面のパッキン材で囲まれた各領
域に少なくとも1個の空気孔を貫通形成すると共にパッ
キン材の過度の変形を防止するスペーサを形成し、該型
枠面の外面に、前記全ての空気孔を覆うように減圧室を
形成し、該減圧室に空気抜き口を設けた型枠であって、
前記パッキン材の上に装飾板を置き、前記減圧室を減圧
状態にすることで装飾板を吸着固定するものであること
を特徴とする装飾板付コンクリート製品の型枠 - 【請求項2】 概略箱状をなし、装飾板を埋め込む面を
形成する型枠面の内面の装飾板の目地部分に目地よりも
幅広の軟質のパッキン材を貼付し、該型枠面のパッキン
材で囲まれた各領域に少なくとも1個の空気孔を貫通形
成すると共にパッキン材の過度の変形を防止するスペー
サを形成し、該型枠面の外面に、前記全ての空気孔を覆
うように減圧室を形成し、該減圧室に空気抜き口を設け
た型枠であって、前記パッキン材の上に装飾板を置き、
前記減圧室を減圧状態にすることで装飾板を吸着固定す
るものであることを特徴とする装飾板付パネル状コンク
リート製品の型枠 - 【請求項3】 請求項2の型枠において、前記型枠の上
面を開口面とし、前記型枠の下面を装飾板を埋め込む面
を形成する型枠面としたことを特徴とする装飾板付パネ
ル状コンクリート製品の型枠 - 【請求項4】 請求項2の型枠において、前記型枠の上
面を開口面とし、前記型枠の側面を装飾板を埋め込む面
を形成する型枠面としたことを特徴とする装飾板付パネ
ル状コンクリート製品の型枠 - 【請求項5】 請求項4の型枠において、前記装飾板を
埋め込む面を形成する型枠面に対向する型枠面を開閉自
在としたことを特徴とする装飾板付パネル状コンクリー
ト製品の型枠 - 【請求項6】 請求項4の型枠において、前記装飾板を
埋め込む面を形成する型枠面を開閉自在としたことを特
徴とする装飾板付パネル状コンクリート製品の型枠
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11292012A JP3077109B1 (ja) | 1999-10-14 | 1999-10-14 | 装飾板付コンクリート製品の型枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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