JP3076957U - 組立式段ボール収納ケース - Google Patents

組立式段ボール収納ケース

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JP3076957U
JP3076957U JP2000007698U JP2000007698U JP3076957U JP 3076957 U JP3076957 U JP 3076957U JP 2000007698 U JP2000007698 U JP 2000007698U JP 2000007698 U JP2000007698 U JP 2000007698U JP 3076957 U JP3076957 U JP 3076957U
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弘 吉川
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東洋ケース株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】流通・販売時は折り畳んだ商品形態として、購
入者が自宅で簡単に組立できる組立式の段ボール収納ケ
ースを提供する。 【解決手段】フレームFは一枚の段ボールで形成し、縦
折線P1,P2,P3,P4を介して左側板11と天板
12と右側板13と底板14とを連設し、左側板11と
天板12と右側板13と底板14との各下端に前面横折
線Q1,Q2,Q3,Q4を介してそれぞれ重合片2
1,22,23,24を連接すると共に左側板11と天
板12と右側板13と底板14との各上端に背面横折線
R1,R2,R3,R4を介してそれぞれ背板片31,
32,33,34を連接し、左側板11の左端に縦折線
P1を介して糊代15を連接する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、主として小物入れ、整理箱等として使われる組立式の段ボール製の 収納ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、小物入れや整理箱、チョストボックス等として使われる、組立式の 段ボールの収納ケースが開発されている。
【0003】 例えば、全体を段ボールで形成した収納ケースであって、外箱の前面部が開口 しかつ棚板を設けた収納棚ケースは、棚板の上に直接収納物を置いたり、また棚 板上に引出しを設けて引き出しの中に収納物を置くことができて便利であるので 種々の形状のものが市販されている。 このような段ボール棚ケースの棚板を外箱に固着する方法としては、棚板の両 端に固着部を設けて、糊付けやハトメにより外箱の左右側板の内側に固着する方 法が一般的である。 しかし、糊付けやハトメによる棚板の固着方法では、工場出荷時から棚板を外 箱に固着してあるので、折り畳み又は組立式の商品としては適さないものであっ た。
【0004】 そこで、購入者が購入後自宅で簡単に組立できる組立式又は折り畳み式の商品 形態として、図4に示すように、棚板の両端に係止片を設けるとともに外箱の左 右側板を2重にしてその内側の側板に係止片に係合する係止スリットを設けて、 係止片を係止スリットに差し込むことによって棚板を外箱に固定する方法が考え られている。
【0005】 しかしながら、このような棚板の固定方法では、外箱の側板部に係止スリット を設ける必要があり、製造工程が増える、構造的に強度が弱くなる、購入者が自 宅で組み立てる際組立が面倒であるなどの問題があった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、フレーム(外箱 )と棚板部をそれぞれ一枚の段ボールで形成し、流通・販売時は折り畳んだ商品 形態として、購入者が自宅で簡単に組立できる組立式の段ボール収納ケースを提 供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案の段ボール収納ケースは、全体が段ボール で形成され、前面が開口した箱状のフレームと一段又は複数段数の棚板部からな る。 フレームは一枚の段ボールで形成し、縦折線を介して左側板と天板と右側板と 底板とを連設し、左側板と天板と右側板と底板との各下端に前面横折線を介して それぞれ重合片を連接すると共に左側板と天板と右側板と底板との各上端に背面 横折線を介してそれぞれ背板片を連接し、左側板の左端に縦折線を介して糊代を 連接したものである。 また、棚板部は一枚の段ボールで形成し、棚板折腺を介して上棚板と下棚板と を連接し、上棚板及び下棚板の各左右端に側片折線を介してそれぞれ左上側片、 右上側片、左下側片、右下側片を連接すると共に各側片の長手方向の寸法は前記 フレームの重合片の短手方向の寸法分だけ短くなるよう各側片の側板折線に近い 側を切り欠いた切欠部を設けたものである。
【0008】
【考案の実施の形態】
本考案による収納ケースは、上記のように構成したことにより、フレームは、 各縦折線及び背面横折線で直角に折り、かつ前面横折線で重合片を箱の内側へ折 り込んで重合片と左側板と天板と右側板と底板とが重なる部分及び底板と糊代と が重なる部分をそれぞれ貼合して、前面を開口した箱状に組み立てられる。 また、棚板部は、棚板折線で折り曲げて上棚板と下棚板を重ね合わせ、各側片 を側板折線で直角に折って重ね合わせた上下棚板と各側片からなる断面形状がH 字状となるよう組み立てられる。 そして、前記フレームの開口した前面より前記棚板部を棚板折線側を手前にし て差し込み、重ね合わせた上下棚板がフレームの天板及び底板と平行になると共 に、各側片がフレームの左右側板に接しかつ各重合片がストッパーとして機能し て一旦差し込まれた棚板部はフレーム内部に固定されて収納ケースとして組み立 て完成される。
【0009】 フレームは、組立完成時には前面を開口した箱状の形状に組み立てられるが、 商品として工場出荷時から流通・販売時は前記縦折線で約180度(ほぼ折り曲 げない状態、以下同じ)及び約360度に折り曲げることにより扁平状に折り畳 んでおくことができる。 また、棚板部は、組立完成時には上下棚板と各側片からなる断面形状がH字状 の形状に組み立てられるが、組み立てる迄は前記側板折線で約180度又は約3 60度に折り曲げることにより扁平状に折り畳んでおくことができる。 これにより、フレーム及び棚板部の各部を扁平状に折り畳んで小型化した状態 で保管・流通・販売することができる。 以上は請求項1及び4に記載した考案の実施の形態であるが、請求項2又は3 に記載した段ボール収納ケースにおいても同様に、フレーム及び棚板部を組み立 て、収納ケースとして組み立て完成し、又は、フレーム及び棚板部を扁平状に折 り畳むことができる。
【0010】
【実施例1】 請求項1に記載した組立式段ボール収納ケースは、図1Aにその使用状態の斜 視図を示すごとく、全面が開口した箱状に組み立てられたフレームFに棚板部T を取り付けたものである。フレームFは一枚の段ボールを図1Bに示す形状に形 成し、かつ図中に点線で示した縦折線P1〜P4、前面横折線Q1〜Q4、背面 横折線R1〜R4の折り目を設けたものである。また、棚板部は一枚の段ボール を図1Cに示す形状に形成し、かつ図中に点線で示した棚板折線S1、側片折線 U1〜U4の折り目を設けたものである。
【0011】 フレームFは図1Bに示すように、縦折線P1〜P4を介して左側板11と天 板12と右側板13と底板14とを連設し、左側板11と天板12と右側板13 と底板14との各下端に前面横折線Q1〜Q4を介してそれぞれ重合片21〜2 4を連設すると共に左側板11と天板12と右側板13と底板14との各上端に 背面横折線R1〜R4を介してそれぞれ背板片31〜34を連設し、左側板11 の左端に縦折線P1を介して糊代15を連設したものである。フレームFを組み 立てるときは、各縦折線P1〜P4及び背面横折線R1〜R4の折り目を直角に 折り、かつ前面横折線Q1〜Q4の折り目で重合片21〜24を箱の内側へ折り 込んで重合片21,22,23,24と左側板11と天板12と右側板13と底 板14とが重なる部分及び底板14と糊代15とが重なる部分をそれぞれ接着剤 により貼り合わせて、前面が開口した箱状に組み立てる。フレームFの後面は背 面横折線R1〜R4の折り目で、最初に背板片34を底板14に対して直角に折 り、次に背板片31と33をそれぞれ左側板11と右側板13に対して直角に折 り、最後に背板片32の凸部を背板片34の凹部に差し込むようにかつ天板12 に対して直角になるように折ってフレームFを箱状に組み立て完了する。背板片 31〜34をこのように折り込むことで、左側板11と天板12と右側板13と 底板14とはそれぞれ直角を維持して強固に固定される。
【0012】 棚板部Tは図1Cに示すように、棚板折腺S1を介して上棚板41と下棚板4 2とを連設し、上棚板41及び下棚板42の各左右端に側片折線U1〜U4を介 してそれぞれ左上側片51、右上側片52、左下側片53、右下側片54を連設 すると共に各側片51〜54の長手方向の寸法は前記フレームFの重合片21, 22,23,24の短手方向の寸法分だけ短くなるように各側片51,52,5 3,54の棚板折線S1に近い側を切り欠いた切欠部K1,K2を設けたもので ある。棚板部Tを組み立てるときは、棚板折線S1の折り目で折り曲げて上棚板 41と下棚板42を重ね合わせ、各側片51,52,53,54を側片折線U1 ,U2,U3,U4の折り目で直角に折って重ね合わせた上下棚板41,42と 各側片51,52,53,54からなる断面形状がH字状となるように組み立て る。
【0013】 フレームFに棚板部Tを取り付けるには、フレームFの開口した前面より棚板 部Tを棚板折線S1側を手前にして差し込む。棚板部TはフレームFの内部にぴ ったり収まる寸法に形成されているので、各側片の折り角度を直角からやや斜め にすると容易に差し込むことができる。棚板部TがフレームFの背面に当たるま で差し込まれると、各側片51,52,53,54がフレームFの左右側板11 ,13に当接し、各重合片21,22,23,24が各側板11,13のストッ パーとなるので、一旦差し込まれた棚板部TはフレームF内に固定される。 このように組立を完了した段ボール収納ケースは、重ね合わせた上下棚板41 ,42はフレームFの天板12及び底板14と平行状態を維持してフレームF内 にしっかりと固定される。
【0014】 フレームFは一旦組み立てた後、背板片31,32,33,34の折り曲げを 戻して、縦折線P1,P2,P3,P4の折り目をそれぞれ約180度又は約3 60度に折り曲げることにより扁平状に折り畳むことができる。また、棚板部T は一旦組み立てた後、側片折線U1,U2,U3,U4の折り目をそれぞれ約1 80度又は約360度に折り曲げることにより扁平状に折り畳むことができる。 従って、本考案の組立式段ボール収納ケースは、フレームF及び棚板部Tはそれ ぞれ組立前の状態でも、一旦組立後に扁平状に折り畳んだ状態でも出荷・流通・ 販売することができるものである。
【0015】
【実施例2】 請求項2に記載した組立式段ボール収納ケースは、図2Aにその使用状態の斜 視図を示すごとく、全面が開口した箱状に組み立てられたフレームに二段の棚板 部を取り付けたものである。フレームは一枚の段ボールを図2Bに示す形状に形 成し、かつ図中に点線で示した縦折線P1〜P4、前面横折線Q1〜Q4、背面 横折線R1〜R4の折り目を設けたものである。このフレームは、図1A及びB 記載のフレームと同じ形状で、左側板11及び右側板13のフレームの高さ方向 の寸法を大きくしたものである。また、棚板部は一枚の段ボールを図2Cに示す 形状に形成し、かつ図中に点線で示した棚板折線S1,S2、側片折線U1〜U 4,V1〜V3の折り目を設けたものである。
【0016】 図2Cに示すように、棚板部Tの第1段は、棚板折腺S1を介して上棚板41 と下棚板42とを連設し、上棚板41及び下棚板42の各左右端に側片折線U1 ,U2,U3,U4を介してそれぞれ左上側片51、右上側片52、左下側片5 3、右下側片54を連設すると共に各側片51,52,53,54の長手方向の 寸法は前記フレームFの重合片21,22,23,24の短手方向の寸法分だけ 短くなるように各側片51,52,53,54の棚板折線S1に近い側を切り欠 いた切欠部K1,K2を設けたものである。 第2段は、第2棚板折腺S2を介して第2上棚板61と第2下棚板62とを連 設し、第2上棚板61の右端に側片折線V1を介して第2左上側片71を連設し 、第2下棚板62の右端に側片折線V2を介して第2左下側片72を連設すると 共に各側片71,72の長手方向の寸法は前記フレームFの重合片21,22, 23,24の短手方向の寸法分だけ短くなるように各側片71,72の第2棚板 折線S2に近い側を切り欠いた切欠部K3を設けたものである。更に第1段の右 上側片52と第2段の第2下棚板62は側片折線V3を介して連設されており、 棚板部Tは全体として一枚の段ボールにより形成されている。
【0017】 棚板部Tを組み立てるときは、第1段の棚板折線S1の折り目で折り曲げて上 棚板41と下棚板42を重ね合わせ、第2段の棚板折線S2の折り目で折り曲げ て第2上棚板61と第2下棚板62を重ね合わせる。そして、各側片51,52 ,53,54,71,72を側片折線U1,U2,U3,U4,V1,V2の折 り目で直角に折り、左上側片51と第2左下側片72とを重ねて接着剤により貼 り合わせる。このようにして、棚板が二段の棚板部Tを組み立てることができる 。フレームFの組み立て及びフレームFへの棚板部Tの取り付けは、実施例1の 棚板が一段の場合と同様に取り付け、組み立てることができる。
【0018】
【実施例3】 請求項3に記載した組立式段ボール収納ケースは、図3Aにその使用状態の斜 視図を示すごとく、全面が開口した箱状に組み立てられたフレームに三段の棚板 部を取り付けたものである。フレームは一枚の段ボールを図3Bに示す形状に形 成し、かつ図中に点線で示した縦折線P1〜P4、前面横折線Q1〜Q4、背面 横折線R1〜R4の折り目を設けたものである。このフレームは、図1A及びB 記載のフレームと同じ形状で、左側板11及び右側板13のフレームの高さ方向 の寸法を大きくしたものである。また、棚板部は一枚の段ボールを図3Cに示す 形状に形成し、かつ図中に点線で示した棚板折線S1,S2,S3、側片折線U 1〜U4,V1〜V3,W1〜W3の折り目を設けたものである。
【0019】 図3Cに示すように、棚板部Tの第1段は、棚板折腺S1を介して上棚板41 と下棚板42とを連設し、上棚板41及び下棚板42の各左右端に側片折線U1 ,U2,U3,U4を介してそれぞれ左上側片51、右上側片52、左下側片5 3、右下側片54を連設すると共に各側片51,52,53,54の長手方向の 寸法は前記フレームFの重合片21,22,23,24の短手方向の寸法分だけ 短くなるように各側片51,52,53,54の棚板折線S1に近い側を切り欠 いた切欠部K1,K2を設けたものである。 第2段は、第2棚板折腺S2を介して第2上棚板61と第2下棚板62とを連 設し、第2上棚板61の右端に側片折線V1を介して第2左上側片71を連設し 、第2下棚板62の右端に側片折線V2を介して第2左下側片72を連設すると 共に各側片71,72の長手方向の寸法は前記フレームFの重合片21,22, 23,24の短手方向の寸法分だけ短くなるように各側片71,72の第2棚板 折線S2に近い側を切り欠いた切欠部K3を設けたものである。 第3段は、第3棚板折線S3を介して第3上棚板81と第3下棚板82とを連 設し、第3上棚板81の右端に側片折線W1を介して第3右上側片91を連設し 、第3下棚板82の右端に側片折線W2を介して第3右下側片92を連設すると 共に各側片91,92の長手方向の寸法は前記フレームFの重合片21,22, 23,24の短手方向の寸法分だけ短くなるように各側片91,92の第3棚板 折線S3に近い側の切り欠いた切欠部K4を設けたものである。更に第1段の右 上側片52と第2段の第2下棚板62は側片折線V3を介して連設され、また、 第2段の左上側片71と第3段の第3下棚板82は側片折線W3を介して連設さ れており、棚板部Tは全体として一枚の段ボールにより形成されている。
【0020】 棚板部Tを組み立てるときは、第1段の棚板折線S1の折り目で折り曲げて上 棚板41と下棚板42を重ね合わせ、第2段の棚板折線S2の折り目で折り曲げ て第2上棚板61と第2下棚板62を重ね合わせ、第3段の棚板折線S3の折り 目で折り曲げて第3上棚板81と第3下棚板82を重ね合わせる。 そして、各側片51,52,53,54,71,72,91,92を側片折線 U1,U2,U3,U4,V1,V2,V3,W1,W2,W3の折り目で直角 に折り、左上側片51と第2左下側片72とを重ねて接着剤により貼り合わせる 。このようにして、棚板が三段の棚板部Tを組み立てることができる。フレーム Fの組み立て及びフレームFへの棚板部Tの取り付けは、実施例1の棚板が一段 の場合と同様に取り付け、組み立てることができる。
【0021】 実施例2及び実施例3のフレームF及び棚板部Tは、いずれも実施例1の場合 と同様に、一旦組み立てた後に扁平状に折り畳むことができる。実施例2の段ボ ール収納ケースについて、図6Aにフレームを組み立てた状態、同図Bにフレー ムをほぼ扁平状に折り畳んだ状態、同図Cに棚板部を組み立てた状態、同図Dに 棚板部をほぼ扁平状に折り畳んだ状態の各斜視図を示した。 このように、本考案の段ボール収納ケースは、いずれも、フレームF及び棚板 部Tはそれぞれ組立前の状態でも、一旦組立後に扁平状に折り畳んだ状態でも出 荷・流通・販売することができるものである。
【0022】 実施例2に説明した収納ケースの外形寸法は、幅355mm×高さ165mm ×奥行250mmで、フレーム・棚板部の材料として厚さ1.6mmのE段を使 用したものである。本考案は、この寸法・材料に限定されるものではなく、各種 のデザイン・寸法に応じて最適の段ボール材料を選定することが好ましい。また 、本考案の請求項1〜4に記載した手段を用いて、棚板部が四段以上の構成の収 納ケースを作ることもできる。 また、本考案の収納ケースの商品化に際しては、引き出しを付加することによ り更に商品性を高めることとなる。図5Aは本実施例の収納ケースに組み合わせ て使用する段ボール製引き出しの展開平面図であって、図中破線で示した折り目 で折って組み立てることにより、同図Bに示す形状に組み立てられ、実施例1〜 3の収納ケースに丁度収まる寸法・形状としている。
【0023】
【考案の効果】
本考案によれば、各部を一枚の段ボールから形成でき、特に棚板部は、複数の 棚段数のものが連接して形成され一枚の段ボールから無駄なく取ることができる ので、製造工程の簡略化及び製造コストの低減ができる。 また、各部が扁平状に折り畳みできるので、小型化した状態で保管・流通・販 売することができ、コストダウンを図ることができる。 また、組立式であるので、購入者は自分で簡単に組み立てることができ、DI Yを楽しむことができる。また、簡単にばらして保管・移動することもできる。
【提出日】平成12年11月15日(2000.11.15)
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 フレームFに棚板部Tを取り付けるには、フレームFの開口した
前面より棚板部Tを棚板折線S1側を手前にして差し込む。棚板部Tはフレーム
Fの内部にぴったり収まる寸法に形成されているので、各側片の折り角度を直角
からやや斜めにすると容易に差し込むことができる。棚板部TがフレームFの背
面に当たるまで差し込まれると、各側片51,52,53,54がフレームFの
左右側板11,13に当接し、各重合片21,22,23,24がストッパーと
なるので、一旦差し込まれた棚板部TはフレームF内に固定される。このように
組立を完了した段ボール収納ケースは、重ね合わせた上下棚板41,42はフレ
ームFの天板12及び底板14と平行状態を維持してフレームF内にしっかりと
固定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の段ボール収納ケースの使用状態を示
す斜視図(A)、フレームの展開平面図(B)、棚板部
の展開平面図(C)である。
【図2】実施例2の段ボール収納ケースの使用状態を示
す斜視図(A)、フレームの展開平面図(B)、棚板部
の展開平面図(C)である。
【図3】実施例3の段ボール収納ケースの使用状態を示
す斜視図(A)、フレームの展開平面図(B)、棚板部
の展開平面図(C)である。
【図4】従来の棚板取付方法を示す参考斜視図である。
【図5】引き出しの展開平面図(A)及び組み立てた状
態を示す斜視図(B)である。
【図6】実施例2の段ボール収納ケースの、フレームを
組み立てた状態(A)及び折り畳んだ状態(B)、棚板
部を組み立てた状態(C)及び折り畳んだ状態(D)を
示す各斜視図である。
【符号の説明】
F…フレーム T…棚板部 11…左側板 12…天板 13…右側板 14…底板 15…糊代 21,22,23,24…重合片 31,32,33,34…背板片 41…上棚板 42…下棚板 51…左上側片 52…右上側片 53…左下側片 54…右下側片 61…第2上棚板 62…第2下棚板 71…第2左上側片 72…第2左下側片 81…第3上棚板 82…第3下棚板 91…第3右上側片 92…第3右下側片 P1,P2,P3,P4…縦折線 Q1,Q2,Q3,Q4…前面横折線 R1,R2,R3,R4…背面横折線 K1,K2,K3,K4…切欠部 S1,S2,S3…棚板折線 U1,U2,U3,U4,V1,V2,V3,W1,W
2,W3…側片折線
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月15日(2000.11.
15)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム(F)と棚板部(T)とからな
    る収納ケースであって、フレーム(F)は縦折線(P
    1,P2,P3,P4)を介して左側板(11)と天板
    (12)と右側板(13)と底板(14)とを連設し、
    左側板(11)と天板(12)と右側板(13)と底板
    (14)との各下端に前面横折線(Q1,Q2,Q3,
    Q4)を介してそれぞれ重合片(21,22,23,2
    4)を連設すると共に左側板(11)と天板(12)と
    右側板(13)と底板(14)との各上端に背面横折線
    (R1,R2,R3,R4)を介してそれぞれ背板片
    (31,32,33,34)を連設し、左側板(11)
    の左端に縦折線(P1)を介して糊代(15)を連設し
    てなる一枚の段ボールを各縦折線(P1,P2,P3,
    P4)及び背面横折線(R1,R2,R3,R4)で直
    角に折り、かつ前面横折線(Q1,Q2,Q3,Q4)
    で重合片(21,22,23,24)を箱の内側へ折り
    込んで重合片(21,22,23,24)と左側板(1
    1)と天板(12)と右側板(13)と底板(14)と
    が重なる部分及び底板(14)と糊代(15)とが重な
    る部分をそれぞれ貼合して、前面を開口した箱状に組み
    立てるものであり、かつ、棚板部(T)は棚板折腺(S
    1)を介して上棚板(41)と下棚板(42)とを連設
    し、上棚板(41)及び下棚板(42)の各左右端に側
    片折線(U1,U2,U3,U4)を介してそれぞれ左
    上側片(51)、右上側片(52)、左下側片(5
    3)、右下側片(54)を連設すると共に各側片(5
    1,52,53,54)の長手方向の寸法は前記フレー
    ム(F)の重合片(21,22,23,24)の短手方
    向の寸法分だけ短くなるように各側片(51,52,5
    3,54)の棚板折線(S1)に近い側を切り欠いた切
    欠部(K1,K2)を設けてなる一枚の段ボールを棚板
    折線(S1)で折り曲げて上棚板(41)と下棚板(4
    2)を重ね合わせ、各側片(51,52,53,54)
    を側片折線(U1,U2,U3,U4)で直角に折って
    重ね合わせた上下棚板(41,42)と各側片(51,
    52,53,54)からなる断面形状がH字状となるよ
    うに組み立てるものであって、前記フレーム(F)の開
    口した前面より前記棚板部(T)を棚板折線(S1)側
    を手前にして差し込むと、各側片(51,52,53,
    54)がフレーム(F)の左右側板(11,13)に当
    接しかつ各重合片(21,22,23,24)が各側板
    (11,13)のストッパーとして機能し、一旦差し込
    まれた棚板部(T)は重ね合わせた上下棚板(41,4
    2)がフレーム(F)の天板(12)及び底板(14)
    と平行状態を維持してフレーム(F)内部に固定され
    る、ことを特徴とする組立式段ボール収納ケース。
  2. 【請求項2】棚板部(T)は、棚板折腺(S1)を介し
    て上棚板(41)と下棚板(42)とを連設し、上棚板
    (41)及び下棚板(42)の各左右端に側片折線(U
    1,U2,U3,U4)を介してそれぞれ左上側片(5
    1)、右上側片(52)、左下側片(53)、右下側片
    (54)を連設すると共に各側片(51,52,53,
    54)の長手方向の寸法は前記フレーム(F)の重合片
    (21,22,23,24)の短手方向の寸法分だけ短
    くなるように各側片(51,52,53,54)の棚板
    折線(S1)に近い側を切り欠いた切欠部(K1,K
    2)を設けたものを第1段とし、第2棚板折腺(S2)
    を介して第2上棚板(61)と第2下棚板(62)とを
    連設し、第2上棚板(61)の右端に側片折線(V1)
    を介して第2左上側片(71)を連設し、第2下棚板
    (62)の右端に側片折線(V2)を介して第2左下側
    片(72)を連設すると共に各側片(71,72)の長
    手方向の寸法は前記フレーム(F)の重合片(21,2
    2,23,24)の短手方向の寸法分だけ短くなるよう
    に各側片(71,72)の第2棚板折線(S2)に近い
    側を切り欠いた切欠部(K3)を設けたものを第2段と
    し、第1段の右上側片(52)と第2段の第2下棚板
    (62)とを側片折線(V3)を介して連設してなる一
    枚の段ボールで形成された二段の棚板部(T)であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の組立式段ボール収納ケー
    ス。
  3. 【請求項3】棚板部(T)は、棚板折腺(S1)を介し
    て上棚板(41)と下棚板(42)とを連設し、上棚板
    (41)及び下棚板(42)の各左右端に側片折線(U
    1,U2,U3,U4)を介してそれぞれ左上側片(5
    1)、右上側片(52)、左下側片(53)、右下側片
    (54)を連設すると共に各側片(51,52,53,
    54)の長手方向の寸法は前記フレーム(F)の重合片
    (21,22,23,24)の短手方向の寸法分だけ短
    くなるように各側片(51,52,53,54)の棚板
    折線(S1)に近い側を切り欠いた切欠部(K1,K
    2)を設けたものを第1段とし、第2棚板折腺(S2)
    を介して第2上棚板(61)と第2下棚板(62)とを
    連設し、第2上棚板(61)の右端に側片折線(V1)
    を介して第2左上側片(71)を連設し、第2下棚板
    (62)の右端に側片折線(V2)を介して第2左下側
    片(72)を連設すると共に各側片(71,72)の長
    手方向の寸法は前記フレーム(F)の重合片(21,2
    2,23,24)の短手方向の寸法分だけ短くなるよう
    に各側片(71,72)の第2棚板折線(S2)に近い
    側を切り欠いた切欠部(K3)を設けたものを第2段と
    し、第3棚板折線(S3)を介して第3上棚板(81)
    と第3下棚板(82)とを連設し、第3上棚板(81)
    の右端に側片折線(W1)を介して第3右上側片(9
    1)を連設し、第3下棚板(82)の右端に側片折線
    (W2)を介して第3右下側片(92)を連設すると共
    に各側片(91,92)の長手方向の寸法は前記フレー
    ム(F)の重合片(21,22,23,24)の短手方
    向の寸法分たけ短くなるように各側片(91,92)の
    第3棚板折線(S3)に近い側の切り欠いた切欠部(K
    4)を設けたものを第3段とし、第1段の右上側片(5
    2)と第2段の第2下棚板(62)とを側片折線(V
    3)を介して連設し、かつ、第2段の左上側片(71)
    と第3段の第3下棚板(82)とを側片折線(W3)を
    介して連設してなる一枚の段ボールで形成された三段の
    棚板部であることを特徴とする請求項1記載の組立式段
    ボール収納ケース。
  4. 【請求項4】 フレーム(F)は縦折線(P1,P2,
    P3,P4)でそれぞれ約180度又は約360度に折
    り曲げることにより扁平状に折り畳み自在とし、かつ、
    棚板部(T)は側片折線(U1,U2,U3,U4,V
    1,V2,V3,W1,W2,W3)でそれぞれ約18
    0度又は約360度に折り曲げることにより扁平状に折
    り畳み自在としたことを特徴とする請求項1又は2又は
    3記載の組立式段ボール収納ケース。
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