JP3076928B2 - バーコードを有する円周面切削加工物およびその製造方法 - Google Patents
バーコードを有する円周面切削加工物およびその製造方法Info
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- JP3076928B2 JP3076928B2 JP03225235A JP22523591A JP3076928B2 JP 3076928 B2 JP3076928 B2 JP 3076928B2 JP 03225235 A JP03225235 A JP 03225235A JP 22523591 A JP22523591 A JP 22523591A JP 3076928 B2 JP3076928 B2 JP 3076928B2
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- bar code
- bar
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、バーコードを有する
円周面切削加工物およびその製造方法に関するものであ
る。
円周面切削加工物およびその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば鋳造製車両用ホイールの場合、鋳
造された車両用ホイールは、仕上げ工程において、ディ
スクの取付面ならびにリム外周の全部、リム内周の一部
および前面の一部が、旋盤により切削されるものであ
り、従来、切削加工された車両用ホイールに、加工担当
ライン名または同一デザインにおける左右の装着側の表
示等は、着色塗料をホイールの裏面に塗布することによ
り識別を行なっていた。
造された車両用ホイールは、仕上げ工程において、ディ
スクの取付面ならびにリム外周の全部、リム内周の一部
および前面の一部が、旋盤により切削されるものであ
り、従来、切削加工された車両用ホイールに、加工担当
ライン名または同一デザインにおける左右の装着側の表
示等は、着色塗料をホイールの裏面に塗布することによ
り識別を行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来におい
ては、多品種の車両用ホイールを識別することが困難で
あるばかりか、塗料による車両用ホイールの裏面への塗
布作業は、作業環境の悪化と生産性の低下を余儀なくさ
れていた。
ては、多品種の車両用ホイールを識別することが困難で
あるばかりか、塗料による車両用ホイールの裏面への塗
布作業は、作業環境の悪化と生産性の低下を余儀なくさ
れていた。
【0004】この発明は、かかる不都合を解消すること
である。
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するためにされたもので、円周面の全周にわたって
バーを切削加工したことを特徴とするバーコードを有す
る円周面切削加工物である。
解決するためにされたもので、円周面の全周にわたって
バーを切削加工したことを特徴とするバーコードを有す
る円周面切削加工物である。
【0006】
【作用】この発明に係るバーコードを有する円周面切削
加工物は、上記のように、円周面の全周にわたってバー
を切削加工したため、360°の全面からバーコードを
光学的に読み取ることができるばかりか、指先等により
接触して識別することもできるものである。
加工物は、上記のように、円周面の全周にわたってバー
を切削加工したため、360°の全面からバーコードを
光学的に読み取ることができるばかりか、指先等により
接触して識別することもできるものである。
【0007】また、バーコードを有する円周面切削加工
物の製造方法に係る発明は、切削と同時に円周面の全周
にわたってバーを成形するものであるため、その切削加
工時にバーコードも合わせて成形することができる結
果、バーコードを簡易に成形することができる。
物の製造方法に係る発明は、切削と同時に円周面の全周
にわたってバーを成形するものであるため、その切削加
工時にバーコードも合わせて成形することができる結
果、バーコードを簡易に成形することができる。
【0008】
【実施例】バーコードを有する円周面切削加工物の実施
例として「車両用ホイール」を採用し、以下、図面に基
づいて説明する。図1はアルミニウム合金による鋳造製
車両用ホイールの鋳造後の断面図であり、車両用ホイー
ル1のディスク部2の外周側には円環状のリム部3が形
成され、そのリム部3の両端部に、タイヤのビード部
(図示しない)との接触面となるビードシート部4が形
成され、そのビードシート部4,4の間には、タイヤを
そのビードシート部4に嵌め込むときに、タイヤの一方
のビード部を一時的に落とし込むための凹み溝としてウ
エル部5が形成されている。
例として「車両用ホイール」を採用し、以下、図面に基
づいて説明する。図1はアルミニウム合金による鋳造製
車両用ホイールの鋳造後の断面図であり、車両用ホイー
ル1のディスク部2の外周側には円環状のリム部3が形
成され、そのリム部3の両端部に、タイヤのビード部
(図示しない)との接触面となるビードシート部4が形
成され、そのビードシート部4,4の間には、タイヤを
そのビードシート部4に嵌め込むときに、タイヤの一方
のビード部を一時的に落とし込むための凹み溝としてウ
エル部5が形成されている。
【0009】図1において、2点鎖線によつて表示され
ている部分は、鋳造後の仕上げ工程によって、旋盤によ
り切削加工が施されるものである。
ている部分は、鋳造後の仕上げ工程によって、旋盤によ
り切削加工が施されるものである。
【0010】まず、鋳造された車両用ホイール1は、仕
上げ第一工程として、そのディスク部2のディスク取付
面21ならびにリム内周面31およびリム外周面32の
一側aが旋盤により切削され、つづいて、仕上げ第二工
程として、デザイン面22ならびにリム前面33および
リム外周面32の他側bが、旋盤により切削されるもの
である。
上げ第一工程として、そのディスク部2のディスク取付
面21ならびにリム内周面31およびリム外周面32の
一側aが旋盤により切削され、つづいて、仕上げ第二工
程として、デザイン面22ならびにリム前面33および
リム外周面32の他側bが、旋盤により切削されるもの
である。
【0011】図2は、旋盤により切削加工された状態の
車両用ホイール1の要部斜視図である。
車両用ホイール1の要部斜視図である。
【0012】上記仕上げ第一および二工程において、リ
ム外周面32のウエル部5の切削加工を施すときに、2
種類のバイトの送り量を交互に使用して切削を行い、そ
の同一の送り量の長さを何種類かに変化させ、そのウエ
ル部5の表面の全周にわたってバーを成形し、車軸方向
と平行に複数条のバーコード6を形成させるものであ
る。
ム外周面32のウエル部5の切削加工を施すときに、2
種類のバイトの送り量を交互に使用して切削を行い、そ
の同一の送り量の長さを何種類かに変化させ、そのウエ
ル部5の表面の全周にわたってバーを成形し、車軸方向
と平行に複数条のバーコード6を形成させるものであ
る。
【0013】このときの2種類のバイトの送り量として
は、表面あらさが1.5Sから6S程度を得るための送
り量として、0.35mm/rev であり、表面あらさが1
2Sから25S程度を得るための送り量として、0.6
mm/rev である。
は、表面あらさが1.5Sから6S程度を得るための送
り量として、0.35mm/rev であり、表面あらさが1
2Sから25S程度を得るための送り量として、0.6
mm/rev である。
【0014】図3は、バーコード6の一例を示すもの
で、右側装着用の車両用ホイール1には、ウエル部5の
表面の全周全幅にわたって、バイトの送り量を、表面あ
らさが1.5Sから6S程度を得るように、0.35mm
/rev のみで切削し、左側装着用の車両用ホイール1に
は、ウエル部5の表面の全周で車軸方向に10mm幅の
み、バイトの送り量を、表面あらさが12Sから25S
程度を得るように、0.6mm/revによって切削するもの
(他は0.35mm/rev)である。
で、右側装着用の車両用ホイール1には、ウエル部5の
表面の全周全幅にわたって、バイトの送り量を、表面あ
らさが1.5Sから6S程度を得るように、0.35mm
/rev のみで切削し、左側装着用の車両用ホイール1に
は、ウエル部5の表面の全周で車軸方向に10mm幅の
み、バイトの送り量を、表面あらさが12Sから25S
程度を得るように、0.6mm/revによって切削するもの
(他は0.35mm/rev)である。
【0015】他のバーコードの表示方法として、図3に
示すように、表面あらさが1.5Sから6S程度のもの
と、表面あらさが12Sから25S程度のものとを交互
に配置し、その幅は、5mm, 10mm, 5mmとか 5mm,7
mm ,5mm等のように変化させて表示することができるも
のである。
示すように、表面あらさが1.5Sから6S程度のもの
と、表面あらさが12Sから25S程度のものとを交互
に配置し、その幅は、5mm, 10mm, 5mmとか 5mm,7
mm ,5mm等のように変化させて表示することができるも
のである。
【0016】この場合、表面あらさの差として、6S程
度以下のものと12S程度以上である場合は、人間が肉
眼で充分認識できるものであり、バーコードの幅として
も、5mm以上ある場合は、人間が肉眼で充分認識できる
ものである。
度以下のものと12S程度以上である場合は、人間が肉
眼で充分認識できるものであり、バーコードの幅として
も、5mm以上ある場合は、人間が肉眼で充分認識できる
ものである。
【0017】
【発明の効果】この発明に係るバーコードを有する円周
面切削加工物は、円周面の全周にわたってバーを切削加
工したため、360°の全面からバーコードを光学的に
読み取ることができるばかりか、指先等により接触して
識別することもできるものである。
面切削加工物は、円周面の全周にわたってバーを切削加
工したため、360°の全面からバーコードを光学的に
読み取ることができるばかりか、指先等により接触して
識別することもできるものである。
【0018】また、バーコードを有する円周面切削加工
物の製造方法に係る発明は、切削と同時に円周面の全周
にわたってバーを成形するものであるため、その切削加
工時にバーコードも合わせて成形することができる結
果、バーコードを簡易に成形することができる。
物の製造方法に係る発明は、切削と同時に円周面の全周
にわたってバーを成形するものであるため、その切削加
工時にバーコードも合わせて成形することができる結
果、バーコードを簡易に成形することができる。
【図1】この発明の実施例の断面図である。
【図2】この発明の実施例の要部斜視図である。
【図3】この発明の実施例の要部拡大図である。
1 鋳造ホイール(バーコードを有する円周面切削加工
物) 2 ディスク部 3 リム部 4 ビードシート部 5 ウエル部 6 バーコード
物) 2 ディスク部 3 リム部 4 ビードシート部 5 ウエル部 6 バーコード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−125412(JP,A) 特開 平2−6782(JP,A) 特開 平2−247087(JP,A) 特開 平1−233675(JP,A) 特開 昭52−61061(JP,A) 特開 平2−158893(JP,A) 実開 平2−13269(JP,U) 実開 平3−55640(JP,U) 実開 昭62−125968(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 1/12 G06K 19/00 - 19/06
Claims (2)
- 【請求項1】 円周面の全周にわたってバーを切削加工
したバーコード を有する円周面切削加工物。 - 【請求項2】 切削と同時に円周面の全周にわたってバ
ーを成形するこ とを特徴とするバーコードを有する円周
面切削加工物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03225235A JP3076928B2 (ja) | 1991-08-10 | 1991-08-10 | バーコードを有する円周面切削加工物およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03225235A JP3076928B2 (ja) | 1991-08-10 | 1991-08-10 | バーコードを有する円周面切削加工物およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0696297A JPH0696297A (ja) | 1994-04-08 |
JP3076928B2 true JP3076928B2 (ja) | 2000-08-14 |
Family
ID=16826114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03225235A Expired - Fee Related JP3076928B2 (ja) | 1991-08-10 | 1991-08-10 | バーコードを有する円周面切削加工物およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3076928B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4678175B2 (ja) * | 2004-11-26 | 2011-04-27 | 株式会社ジェイテクト | 車輪用軸受装置 |
WO2006057252A1 (ja) * | 2004-11-26 | 2006-06-01 | Jtekt Corporation | 車輪用転がり軸受装置及びその製造方法並びに軸受部材の旋削装置 |
JP5890107B2 (ja) * | 2011-04-19 | 2016-03-22 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
JP2024033059A (ja) * | 2022-08-30 | 2024-03-13 | スター精密株式会社 | 工作機械、及び、管理システム |
-
1991
- 1991-08-10 JP JP03225235A patent/JP3076928B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0696297A (ja) | 1994-04-08 |
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |