JP3077116B2 - 車両用ホイール - Google Patents
車両用ホイールInfo
- Publication number
- JP3077116B2 JP3077116B2 JP03225237A JP22523791A JP3077116B2 JP 3077116 B2 JP3077116 B2 JP 3077116B2 JP 03225237 A JP03225237 A JP 03225237A JP 22523791 A JP22523791 A JP 22523791A JP 3077116 B2 JP3077116 B2 JP 3077116B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle wheel
- rim
- bar code
- bead seat
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、バーコードを切削加
工により形成した車両用ホイールに関するものである。
工により形成した車両用ホイールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば鋳造製車両用ホイールの場合、鋳
造された車両用ホイールは、仕上げ工程において、ディ
スクの取付面ならびにリム外周の全部、リム内周の一部
および前面の一部が、旋盤により切削されるものであ
り、従来、切削加工された車両用ホイールに、加工担当
ライン名または同一デザインにおける左右の装着側の表
示等は、着色塗料をホイールの裏面に塗布することによ
り識別を行なっていた。
造された車両用ホイールは、仕上げ工程において、ディ
スクの取付面ならびにリム外周の全部、リム内周の一部
および前面の一部が、旋盤により切削されるものであ
り、従来、切削加工された車両用ホイールに、加工担当
ライン名または同一デザインにおける左右の装着側の表
示等は、着色塗料をホイールの裏面に塗布することによ
り識別を行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来におい
ては、多品種の車両用ホイールを識別することが困難で
あるばかりか、塗料による車両用ホイールの裏面への塗
布作業は、作業環境の悪化と生産性の低下を余儀なくさ
れていた。
ては、多品種の車両用ホイールを識別することが困難で
あるばかりか、塗料による車両用ホイールの裏面への塗
布作業は、作業環境の悪化と生産性の低下を余儀なくさ
れていた。
【0004】この発明は、かかる不都合を解消すること
である。
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するためにされたもので、バーコードを切削加工に
より形成した車両用ホイールにおいて、そのバーコード
を、前記リムのビードシート部とビードシート部との間
に表示させるとともに前記前記バーコードのバーをリム
外周面の全周にわたって設けたことを特徴とする車両用
ホイールである。
解決するためにされたもので、バーコードを切削加工に
より形成した車両用ホイールにおいて、そのバーコード
を、前記リムのビードシート部とビードシート部との間
に表示させるとともに前記前記バーコードのバーをリム
外周面の全周にわたって設けたことを特徴とする車両用
ホイールである。
【0006】
【作用】この発明に係る車両用ホイールは、上記のよう
に、バーコードを切削加工により形成したので、その車
両用ホイールの固有情報、例えば、加工担当ライン名ま
たは同一デザインにおける左右の装着側の表示等を、容
易に識別できるばかりか、そのバーコードを、リムのビ
ードシート部とビードシート部との間に表示させている
ため、そのバーコードを切削加工により、目標の表面あ
らさより粗く形成しても、タイヤのビード部とのシール
性に影響を及ぼさないものである。更に、前記バーコー
ドのバーをリム外周面の全周にわたって設けたため、3
60°の全面からバーコードを光学的に読み取ることが
できるばかりか、指先等により接触して識別することも
できるものである。
に、バーコードを切削加工により形成したので、その車
両用ホイールの固有情報、例えば、加工担当ライン名ま
たは同一デザインにおける左右の装着側の表示等を、容
易に識別できるばかりか、そのバーコードを、リムのビ
ードシート部とビードシート部との間に表示させている
ため、そのバーコードを切削加工により、目標の表面あ
らさより粗く形成しても、タイヤのビード部とのシール
性に影響を及ぼさないものである。更に、前記バーコー
ドのバーをリム外周面の全周にわたって設けたため、3
60°の全面からバーコードを光学的に読み取ることが
できるばかりか、指先等により接触して識別することも
できるものである。
【0007】
【実施例】この発明の車両用ホイールの実施例を図面に
基づいて説明する。図1はアルミニウム合金による鋳造
製車両用ホイールの鋳造後の断面図であり、車両用ホイ
ール1のディスク部2の外周側には円環状のリム部3が
形成され、そのリム部3の両端部に、タイヤのビード部
(図示しない)との接触面となるビードシート部4が形
成され、そのビードシート部4,4の間には、タイヤを
そのビードシート部4に嵌め込むときに、タイヤの一方
のビード部を一時的に落とし込むための凹み溝としてウ
エル部5が形成されている。
基づいて説明する。図1はアルミニウム合金による鋳造
製車両用ホイールの鋳造後の断面図であり、車両用ホイ
ール1のディスク部2の外周側には円環状のリム部3が
形成され、そのリム部3の両端部に、タイヤのビード部
(図示しない)との接触面となるビードシート部4が形
成され、そのビードシート部4,4の間には、タイヤを
そのビードシート部4に嵌め込むときに、タイヤの一方
のビード部を一時的に落とし込むための凹み溝としてウ
エル部5が形成されている。
【0008】図1において、2点鎖線によつて表示され
ている部分は、鋳造後の仕上げ工程によって、旋盤によ
り切削加工が施されるものである。
ている部分は、鋳造後の仕上げ工程によって、旋盤によ
り切削加工が施されるものである。
【0009】まず、鋳造された車両用ホイール1は、仕
上げ第一工程として、そのディスク部2のディスク取付
面21ならびにリム内周面31およびリム外周面32の
一側aが旋盤により切削され、つづいて、仕上げ第二工
程として、デザイン面22ならびにリム前面33および
リム外周面32の他側bが、旋盤により切削されるもの
である。
上げ第一工程として、そのディスク部2のディスク取付
面21ならびにリム内周面31およびリム外周面32の
一側aが旋盤により切削され、つづいて、仕上げ第二工
程として、デザイン面22ならびにリム前面33および
リム外周面32の他側bが、旋盤により切削されるもの
である。
【0010】図2は、旋盤により切削加工された状態の
車両用ホイール1の要部斜視図である。
車両用ホイール1の要部斜視図である。
【0011】上記仕上げ第一および二工程において、リ
ム外周面32のウエル部5の切削加工を施すときに、2
種類のバイトの送り量を交互に使用して切削を行い、そ
の同一の送り量の長さを何種類かに変化させ、そのウエ
ル部5の表面の全周にわたって複数条のバーコード6を
形成させるものである。
ム外周面32のウエル部5の切削加工を施すときに、2
種類のバイトの送り量を交互に使用して切削を行い、そ
の同一の送り量の長さを何種類かに変化させ、そのウエ
ル部5の表面の全周にわたって複数条のバーコード6を
形成させるものである。
【0012】このときの2種類のバイトの送り量として
は、表面あらさが1.5Sから6S程度を得るための送
り量として、0.35mm/rev であり、表面あらさが1
2Sから25S程度を得るための送り量として、0.6
mm/rev である。
は、表面あらさが1.5Sから6S程度を得るための送
り量として、0.35mm/rev であり、表面あらさが1
2Sから25S程度を得るための送り量として、0.6
mm/rev である。
【0013】図3は、バーコード5の一例を示すもの
で、右側装着用の車両用ホイール1には、ウエル部6の
表面の全周全幅にわたって、バイトの送り量を、表面あ
らさが1.5Sから6S程度を得るように、0.35mm
/rev のみで切削し、左側装着用の車両用ホイール1に
は、ウエル部5の表面の全周で車軸方向に10mm幅の
み、バイトの送り量を、表面あらさが12Sから25S
程度を得るように、0.6mm/revによって切削するもの
(他は0.35mm/rev)である。
で、右側装着用の車両用ホイール1には、ウエル部6の
表面の全周全幅にわたって、バイトの送り量を、表面あ
らさが1.5Sから6S程度を得るように、0.35mm
/rev のみで切削し、左側装着用の車両用ホイール1に
は、ウエル部5の表面の全周で車軸方向に10mm幅の
み、バイトの送り量を、表面あらさが12Sから25S
程度を得るように、0.6mm/revによって切削するもの
(他は0.35mm/rev)である。
【0014】他のバーコードの表示方法として、図3に
示すように、表面あらさが1.5Sから6S程度のもの
と、表面あらさが12Sから25S程度のものとを交互
に配置し、その幅は、5mm, 10mm, 5mmとか 5mm,7
mm ,5mm等のように変化させて表示することができるも
のである。
示すように、表面あらさが1.5Sから6S程度のもの
と、表面あらさが12Sから25S程度のものとを交互
に配置し、その幅は、5mm, 10mm, 5mmとか 5mm,7
mm ,5mm等のように変化させて表示することができるも
のである。
【0015】この場合、表面あらさの差として、6S程
度以下のものと12S程度以上である場合は、人間が肉
眼で充分認識できるものであり、バーコードの幅として
も、5mm以上ある場合は、人間が肉眼で充分認識できる
ものである。
度以下のものと12S程度以上である場合は、人間が肉
眼で充分認識できるものであり、バーコードの幅として
も、5mm以上ある場合は、人間が肉眼で充分認識できる
ものである。
【0016】
【発明の効果】この発明の車両用ホイールは、バーコー
ドを切削加工により形成させた構成としているため、そ
の車両用ホイールの固有情報、例えば、加工担当ライン
名または同一デザインにおける左右の装着側の表示等
を、容易に識別できるとともに、そのバーコードを、リ
ムのビードシート部とビードシート部との間に表示させ
た構成としているため、そのバーコードを目標の表面あ
らさより粗く形成しても、タイヤのビード部とのシール
性に影響を及ぼさないものである。更に、前記バーコー
ドのバーをリム外周面の全周にわたって設けたため、3
60°の全面からバーコードを光学的に読み取ることが
できるばかりか、指先等により接触して識別することも
できるものである。
ドを切削加工により形成させた構成としているため、そ
の車両用ホイールの固有情報、例えば、加工担当ライン
名または同一デザインにおける左右の装着側の表示等
を、容易に識別できるとともに、そのバーコードを、リ
ムのビードシート部とビードシート部との間に表示させ
た構成としているため、そのバーコードを目標の表面あ
らさより粗く形成しても、タイヤのビード部とのシール
性に影響を及ぼさないものである。更に、前記バーコー
ドのバーをリム外周面の全周にわたって設けたため、3
60°の全面からバーコードを光学的に読み取ることが
できるばかりか、指先等により接触して識別することも
できるものである。
【図1】この発明の車両用ホイールの実施例の断面図で
ある。
ある。
【図2】この発明の車両用ホイールの実施例の要部斜視
図である。
図である。
【図3】この発明の車両用ホイールの実施例の要部拡大
図である。
図である。
1 鋳造ホイール 2 ディスク部 3 リム部 4 ビードシート部 5 ウエル部 6 バーコード
Claims (1)
- 【請求項1】 バーコードを切削加工により形成した車
両用ホイールにおいて、そのバーコードを、前記リムの
ビードシート部とビードシート部との間に表示させると
ともに前記前記バーコードのバーをリム外周面の全周に
わたって設けたことを特徴とする車両用ホイール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03225237A JP3077116B2 (ja) | 1991-08-10 | 1991-08-10 | 車両用ホイール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03225237A JP3077116B2 (ja) | 1991-08-10 | 1991-08-10 | 車両用ホイール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06179303A JPH06179303A (ja) | 1994-06-28 |
JP3077116B2 true JP3077116B2 (ja) | 2000-08-14 |
Family
ID=16826147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03225237A Expired - Fee Related JP3077116B2 (ja) | 1991-08-10 | 1991-08-10 | 車両用ホイール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3077116B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20070144007A1 (en) * | 2003-06-09 | 2007-06-28 | Smyth Larry C | Method for marking a vehicle wheel for subsequent identification and tracking |
JP5863467B2 (ja) | 2012-01-12 | 2016-02-16 | 三菱重工マシナリーテクノロジー株式会社 | タイヤ試験機のリム交換装置 |
WO2024004046A1 (ja) * | 2022-06-28 | 2024-01-04 | ファナック株式会社 | 加工制御装置及びプログラム |
-
1991
- 1991-08-10 JP JP03225237A patent/JP3077116B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06179303A (ja) | 1994-06-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |