JP3076417B2 - エンジンの排気浄化装置 - Google Patents
エンジンの排気浄化装置Info
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- F01N13/08—Other arrangements or adaptations of exhaust conduits
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- F01N13/107—More than one exhaust manifold or exhaust collector
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01N—GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
- F01N2550/00—Monitoring or diagnosing the deterioration of exhaust systems
- F01N2550/02—Catalytic activity of catalytic converters
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はエンジンの排気浄化装
置、特に排気ガス中に含まれる有害成分を触媒作用によ
って減少させる触媒コンバータを燃焼室下流側の排気通
路に設置すると共に、この触媒コンバータの上流側に排
気ガス中の残存酸素濃度を検出する排気センサを設置し
て、この排気センサの検出値に応じて燃焼室に供給され
る混合気の空燃比を目標空燃比にフィードバック制御す
るようにしたエンジンの排気浄化装置に関する。
置、特に排気ガス中に含まれる有害成分を触媒作用によ
って減少させる触媒コンバータを燃焼室下流側の排気通
路に設置すると共に、この触媒コンバータの上流側に排
気ガス中の残存酸素濃度を検出する排気センサを設置し
て、この排気センサの検出値に応じて燃焼室に供給され
る混合気の空燃比を目標空燃比にフィードバック制御す
るようにしたエンジンの排気浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用などのエンジンにおいては、燃焼
後の排気ガス中に含まれる有害成分を減少させるため
に、上記有害成分のうち特に環境に対する影響の大きい
一酸化炭素(CO )、炭化水素(HC)及び窒素酸化物
(NOX)の3成分に優れた浄化特性を発揮する三元触
媒を用いた触媒コンバータを排気系に設置すると共に、
上記三元触媒の触媒作用が効率よく発揮されるように燃
焼室に供給される混合気の空燃比を所定の目標空燃比
(例えば、理論空燃比;空気/燃料=14.7)に維持
する空燃比制御を行うようにしたものがある。この空燃
比制御は、具体的には、上記触媒コンバータの上流側に
空気過剰率λ(実空燃比/理論空燃比)が1の状態を境
として出力状態が変化する排気センサを設置し、この排
気センサの検出値が空燃比のリッチ状態(燃料が過濃な
状態)を示すときには燃料供給量を減量すると共に、上
記検出値が空燃比のリーン状態(燃料が希薄な状態)を
示すときには燃料供給量を増量することによって、燃焼
室に供給される混合気の空燃比が上記目標空燃比に収束
するように行われる。
後の排気ガス中に含まれる有害成分を減少させるため
に、上記有害成分のうち特に環境に対する影響の大きい
一酸化炭素(CO )、炭化水素(HC)及び窒素酸化物
(NOX)の3成分に優れた浄化特性を発揮する三元触
媒を用いた触媒コンバータを排気系に設置すると共に、
上記三元触媒の触媒作用が効率よく発揮されるように燃
焼室に供給される混合気の空燃比を所定の目標空燃比
(例えば、理論空燃比;空気/燃料=14.7)に維持
する空燃比制御を行うようにしたものがある。この空燃
比制御は、具体的には、上記触媒コンバータの上流側に
空気過剰率λ(実空燃比/理論空燃比)が1の状態を境
として出力状態が変化する排気センサを設置し、この排
気センサの検出値が空燃比のリッチ状態(燃料が過濃な
状態)を示すときには燃料供給量を減量すると共に、上
記検出値が空燃比のリーン状態(燃料が希薄な状態)を
示すときには燃料供給量を増量することによって、燃焼
室に供給される混合気の空燃比が上記目標空燃比に収束
するように行われる。
【0003】ところで、上記触媒コンバータに用いられ
ている三元触媒は、例えば有鉛ガソリンを注油すること
などにより触媒成分に不純物が付着し、経年変化に応じ
て設定された使用期間内においても性能劣化を生じると
いう問題がある。
ている三元触媒は、例えば有鉛ガソリンを注油すること
などにより触媒成分に不純物が付着し、経年変化に応じ
て設定された使用期間内においても性能劣化を生じると
いう問題がある。
【0004】このような問題に対しては、例えば特開昭
63−97852号公報に開示されているように、エン
ジンの排気系に設けられた触媒コンバータの下流側に酸
素濃度を検出する第2の排気センサを設置し、この排気
センサの空燃比フィードバック制御時における出力反転
回数によって触媒作用の劣化を判定するようにしたもの
がある。これは、触媒作用の劣化時には酸素吸蔵能力の
低下により、触媒下流側の酸素濃度が上流側とほとんど
差がなくなることに着目して、間接的に触媒の劣化を判
定しようとするものである。
63−97852号公報に開示されているように、エン
ジンの排気系に設けられた触媒コンバータの下流側に酸
素濃度を検出する第2の排気センサを設置し、この排気
センサの空燃比フィードバック制御時における出力反転
回数によって触媒作用の劣化を判定するようにしたもの
がある。これは、触媒作用の劣化時には酸素吸蔵能力の
低下により、触媒下流側の酸素濃度が上流側とほとんど
差がなくなることに着目して、間接的に触媒の劣化を判
定しようとするものである。
【0005】一方、この種のエンジンおいては、例えば
特開昭64−8332号公報に示されるように、主とし
て低温時における排気浄化性能の向上を図るために、エ
ンジンの排気系における前後2箇所に分けて触媒コンバ
ータを設置する場合がある。
特開昭64−8332号公報に示されるように、主とし
て低温時における排気浄化性能の向上を図るために、エ
ンジンの排気系における前後2箇所に分けて触媒コンバ
ータを設置する場合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように排気系の
上流及び下流にそれぞれ触媒コンバータを設置したもの
においては、従来のように下流側触媒コンバータの下流
に排気センサを設置し、その出力変動に基づいて触媒の
劣化を判定しようとすると次のような問題を発生するこ
とになる。つまり、上流側及び下流側触媒コンバータに
作用する排気ガスの雰囲気がそれぞれ異なるため、各触
媒コンバータの劣化の程度も異なることになって信頼性
の上で問題が生じることになる。
上流及び下流にそれぞれ触媒コンバータを設置したもの
においては、従来のように下流側触媒コンバータの下流
に排気センサを設置し、その出力変動に基づいて触媒の
劣化を判定しようとすると次のような問題を発生するこ
とになる。つまり、上流側及び下流側触媒コンバータに
作用する排気ガスの雰囲気がそれぞれ異なるため、各触
媒コンバータの劣化の程度も異なることになって信頼性
の上で問題が生じることになる。
【0007】これに対しては、排気系における上流及び
下流側の触媒コンバータの中間部に、上流側触媒コンバ
ータの劣化判定用の排気センサを設置することが考えら
れるが、触媒コンバータが単独の場合に比べて上流及び
下流側触媒コンバータで排気ガス中の酸素が多量に吸着
されることになるため、上流側触媒コンバータの上流の
排気センサの検出値に基づいて空燃比のフィードバック
制御する場合には、下流側触媒コンバータの下流におけ
る排気ガス中の酸素分圧が極めて変動しにくく、このた
め触媒能力が極めて劣化した場合でないと下流側触媒コ
ンバータの下流の排気センサの出力に変化が現れず、特
にこの下流側触媒コンバータの劣化判定精度が低下する
ことになる。
下流側の触媒コンバータの中間部に、上流側触媒コンバ
ータの劣化判定用の排気センサを設置することが考えら
れるが、触媒コンバータが単独の場合に比べて上流及び
下流側触媒コンバータで排気ガス中の酸素が多量に吸着
されることになるため、上流側触媒コンバータの上流の
排気センサの検出値に基づいて空燃比のフィードバック
制御する場合には、下流側触媒コンバータの下流におけ
る排気ガス中の酸素分圧が極めて変動しにくく、このた
め触媒能力が極めて劣化した場合でないと下流側触媒コ
ンバータの下流の排気センサの出力に変化が現れず、特
にこの下流側触媒コンバータの劣化判定精度が低下する
ことになる。
【0008】この発明は、排気系の上流及び下流にそれ
ぞれ触媒コンバータを設置したエンジンの排気浄化装置
の劣化判定時における上記の問題に対処するもので、特
に下流側の触媒コンバータの劣化度合を適切に判定し得
るようにすることを目的とする。
ぞれ触媒コンバータを設置したエンジンの排気浄化装置
の劣化判定時における上記の問題に対処するもので、特
に下流側の触媒コンバータの劣化度合を適切に判定し得
るようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本願の請求項
1の発明(以下、第1発明という)に係るエンジンの排
気浄化装置は、エンジンの排気系の上流及び下流にそれ
ぞれ排気ガス浄化用触媒が設けられていると共に、エン
ジンの空燃比を調整する空燃比調整手段と、上流側触媒
の上流側に設置た第1排気センサの検出値に応じて空燃
比のフィードバック制御を行う第1空燃比制御手段とが
設けられたエンジンにおいて、上記排W気系における
上、下流側触媒の中間部に設置された第2排気センサ
と、同じく下流側触媒の下流側に設置された第3排気セ
ンサと、上記第2排気センサの排気ガス中の残存酸素濃
度に対応する検出値が所定値を挟んでリッチ側とリーン
側とに反転するように上記空燃比調整手段によって空燃
比をフィードバック制御する第2空燃比制御手段と、所
定の条件下で該第2空燃比制御手段による空燃比制御を
実行すると共に、この空燃比制御中における第3排気セ
ンサの検出値に基づいて上記下流側触媒の劣化判定を行
う下流側触媒劣化判定手段とを備える。そして、上記劣
化判定手段を、上記第2排気センサの検出値がリーン側
からリッチ側に反転した際の第2空燃比制御手段による
リーンスキップ値を上記第1空燃比制御手段によるリー
ンスキップ値より大きく設定するように構成したことを
特徴とする。
1の発明(以下、第1発明という)に係るエンジンの排
気浄化装置は、エンジンの排気系の上流及び下流にそれ
ぞれ排気ガス浄化用触媒が設けられていると共に、エン
ジンの空燃比を調整する空燃比調整手段と、上流側触媒
の上流側に設置た第1排気センサの検出値に応じて空燃
比のフィードバック制御を行う第1空燃比制御手段とが
設けられたエンジンにおいて、上記排W気系における
上、下流側触媒の中間部に設置された第2排気センサ
と、同じく下流側触媒の下流側に設置された第3排気セ
ンサと、上記第2排気センサの排気ガス中の残存酸素濃
度に対応する検出値が所定値を挟んでリッチ側とリーン
側とに反転するように上記空燃比調整手段によって空燃
比をフィードバック制御する第2空燃比制御手段と、所
定の条件下で該第2空燃比制御手段による空燃比制御を
実行すると共に、この空燃比制御中における第3排気セ
ンサの検出値に基づいて上記下流側触媒の劣化判定を行
う下流側触媒劣化判定手段とを備える。そして、上記劣
化判定手段を、上記第2排気センサの検出値がリーン側
からリッチ側に反転した際の第2空燃比制御手段による
リーンスキップ値を上記第1空燃比制御手段によるリー
ンスキップ値より大きく設定するように構成したことを
特徴とする。
【0010】また、本願の請求項2の発明(以下、第2
発明という)に係るエンジンの排気浄化装置は、上記第
1発明と同様に、エンジンの排気系の上流及び下流にそ
れぞれ排気ガス浄化用触媒が設けられていると共に、エ
ンジンの空燃比を調整する空燃比調整手段と、上流側触
媒の上流側に設置た第1排気センサの検出値に応じて空
燃比のフィードバック制御を行う第1空燃比制御手段と
が設けられたエンジンにおいて、上記排気系における
上、下流側触媒の中間部に設置された第2排気センサ
と、同じく下流側触媒の下流側に設置された第3排気セ
ンサと、上記第2排気センサの排気ガス中の残存酸素濃
度に対応する検出値が所定値を挟んでリッチ側とリーン
側とに反転するように上記空燃比調整手段によって空燃
比をフィードバック制御する第2空燃比制御手段と、所
定の条件下で該第2空燃比制御手段による空燃比制御を
実行すると共に、この空燃比制御中における第3排気セ
ンサの検出値に基づいて上記下流側触媒の劣化判定を行
う下流側触媒劣化判定手段とを備える。そして、この劣
化判定手段を、上記第2排気センサの検出値がリッチ側
からリーン側に反転した際の第2空燃比制御手段による
リッチスキップ値を上記第1空燃比制御手段によるリッ
チスキップ値より小さく設定するように構成したことを
特徴とする。
発明という)に係るエンジンの排気浄化装置は、上記第
1発明と同様に、エンジンの排気系の上流及び下流にそ
れぞれ排気ガス浄化用触媒が設けられていると共に、エ
ンジンの空燃比を調整する空燃比調整手段と、上流側触
媒の上流側に設置た第1排気センサの検出値に応じて空
燃比のフィードバック制御を行う第1空燃比制御手段と
が設けられたエンジンにおいて、上記排気系における
上、下流側触媒の中間部に設置された第2排気センサ
と、同じく下流側触媒の下流側に設置された第3排気セ
ンサと、上記第2排気センサの排気ガス中の残存酸素濃
度に対応する検出値が所定値を挟んでリッチ側とリーン
側とに反転するように上記空燃比調整手段によって空燃
比をフィードバック制御する第2空燃比制御手段と、所
定の条件下で該第2空燃比制御手段による空燃比制御を
実行すると共に、この空燃比制御中における第3排気セ
ンサの検出値に基づいて上記下流側触媒の劣化判定を行
う下流側触媒劣化判定手段とを備える。そして、この劣
化判定手段を、上記第2排気センサの検出値がリッチ側
からリーン側に反転した際の第2空燃比制御手段による
リッチスキップ値を上記第1空燃比制御手段によるリッ
チスキップ値より小さく設定するように構成したことを
特徴とする。
【0011】そして、本願の請求項3の発明(以下、第
3発明という)に係るエンジンの排気浄化装置は、エン
ジンの排気系が気筒群ごとに設けられた複数の上流側排
気通路と、これらの上流側排気通路が集合された下流側
排気通路とで構成され、かつ上流側排気通路と下流側排
気通路とにそれぞれ排気ガス浄化用触媒が設けられてい
ると共に、上記各上流側排気通路における上流側触媒の
上流側にそれぞれ設置された第1排気センサの検出値に
応じて気筒群ごとに空燃比のフィードバック制御を行う
空燃比制御手段が設けられたエンジンにおいて、上記排
気系における上、下流側触媒の中間部に設置された第2
排気センサと、同じく下流側触媒の下流側に設置された
第3排気センサと、所定の条件下で下流側触媒の劣化判
定を行う下流側触媒劣化判定手段とを備える。そして、
上記劣化判定手段を、上記第2排気センサの検出値に応
じて気筒群を同期させて空燃比のフィードバック制御を
行うと共に、第3排気センサの検出値に基づいて劣化判
定を行うように構成したことを特徴とする。
3発明という)に係るエンジンの排気浄化装置は、エン
ジンの排気系が気筒群ごとに設けられた複数の上流側排
気通路と、これらの上流側排気通路が集合された下流側
排気通路とで構成され、かつ上流側排気通路と下流側排
気通路とにそれぞれ排気ガス浄化用触媒が設けられてい
ると共に、上記各上流側排気通路における上流側触媒の
上流側にそれぞれ設置された第1排気センサの検出値に
応じて気筒群ごとに空燃比のフィードバック制御を行う
空燃比制御手段が設けられたエンジンにおいて、上記排
気系における上、下流側触媒の中間部に設置された第2
排気センサと、同じく下流側触媒の下流側に設置された
第3排気センサと、所定の条件下で下流側触媒の劣化判
定を行う下流側触媒劣化判定手段とを備える。そして、
上記劣化判定手段を、上記第2排気センサの検出値に応
じて気筒群を同期させて空燃比のフィードバック制御を
行うと共に、第3排気センサの検出値に基づいて劣化判
定を行うように構成したことを特徴とする。
【0012】さらに、本願の請求項4の発明(以下、第
4発明という)に係るエンジンの排気浄化装置は、エン
ジンの排気系が気筒群ごとに設けられた複数の上流側排
気通路と、これらの上流側排気通路が集合された下流側
排気通路とで構成され、かつ上流側排気通路と下流側排
気通路とにそれぞれ排気ガス浄化用触媒が設けられてい
ると共に、上記各上流側排気通路における上流側触媒の
上流側にそれぞれ設置された第1排気センサの検出値に
応じて気筒群ごとに空燃比のフィードバック制御を行う
空燃比制御手段が設けられたエンジンにおいて、上記排
気系における上、下流側触媒の中間部に設置された第2
排気センサと、同じく下流側触媒の下流側に設置された
第3排気センサと、所定の条件下で下流側触媒の劣化判
定を行う下流側触媒劣化判定手段とを備える。そして、
上記劣化判定手段を、上記第2排気センサの排気ガス中
の残存酸素濃度に対応する検出値が所定値を挟んでリッ
チ側とリーン側とに反転するように空燃比のフィードバ
ック制御を行うと共に、第3排気センサの検出値に基づ
いて劣化判定を行うように構成したことを特徴とする。
4発明という)に係るエンジンの排気浄化装置は、エン
ジンの排気系が気筒群ごとに設けられた複数の上流側排
気通路と、これらの上流側排気通路が集合された下流側
排気通路とで構成され、かつ上流側排気通路と下流側排
気通路とにそれぞれ排気ガス浄化用触媒が設けられてい
ると共に、上記各上流側排気通路における上流側触媒の
上流側にそれぞれ設置された第1排気センサの検出値に
応じて気筒群ごとに空燃比のフィードバック制御を行う
空燃比制御手段が設けられたエンジンにおいて、上記排
気系における上、下流側触媒の中間部に設置された第2
排気センサと、同じく下流側触媒の下流側に設置された
第3排気センサと、所定の条件下で下流側触媒の劣化判
定を行う下流側触媒劣化判定手段とを備える。そして、
上記劣化判定手段を、上記第2排気センサの排気ガス中
の残存酸素濃度に対応する検出値が所定値を挟んでリッ
チ側とリーン側とに反転するように空燃比のフィードバ
ック制御を行うと共に、第3排気センサの検出値に基づ
いて劣化判定を行うように構成したことを特徴とする。
【0013】
【作用】
上記第1〜第2発明によれば、下流側触媒の劣
化判定時には上流側及び下流側触媒の中間部に設置した
第2排気センサの検出値に応じて、具体的には該第2排
気センサの排気ガス中の残存酸素濃度に対応する検出値
が所定値を挟んでリッチ側とリーン側とに反転するよう
に、空燃比のフィードバック制御が行われる。その場合
に、劣化判定手段は、第1発明では、第2排気センサの
検出値がリーン側からリッチ側に反転した際の第2空燃
比制御手段によるリーンスキップ値を通常の空燃比制御
時のリーンスキップ値より大きく設定し、また、第2発
明では、第2排気センサの検出値がリッチ側からリーン
側に反転した際の第2空燃比制御手段によるリッチスキ
ップ値を通常の空燃比制御時のリッチスキップ値より小
さく設定するので、いずれの発明においても、下流側触
媒の直上流はリーン状態に制御され、これにより下流側
触媒の劣化度合を適切に判定することが可能となる。
化判定時には上流側及び下流側触媒の中間部に設置した
第2排気センサの検出値に応じて、具体的には該第2排
気センサの排気ガス中の残存酸素濃度に対応する検出値
が所定値を挟んでリッチ側とリーン側とに反転するよう
に、空燃比のフィードバック制御が行われる。その場合
に、劣化判定手段は、第1発明では、第2排気センサの
検出値がリーン側からリッチ側に反転した際の第2空燃
比制御手段によるリーンスキップ値を通常の空燃比制御
時のリーンスキップ値より大きく設定し、また、第2発
明では、第2排気センサの検出値がリッチ側からリーン
側に反転した際の第2空燃比制御手段によるリッチスキ
ップ値を通常の空燃比制御時のリッチスキップ値より小
さく設定するので、いずれの発明においても、下流側触
媒の直上流はリーン状態に制御され、これにより下流側
触媒の劣化度合を適切に判定することが可能となる。
【0014】また、通常時においては上流側触媒の上流
に設置した第1排気センサの検出値に応じて空燃比のフ
ィードバック制御が行われることになるので、良好な空
燃比制御精度が確保されることにもなる。
に設置した第1排気センサの検出値に応じて空燃比のフ
ィードバック制御が行われることになるので、良好な空
燃比制御精度が確保されることにもなる。
【0015】そして、第3、第4発明によれば、エンジ
ンの排気系が気筒群ごとに設けられた複数の上流側排気
通路と、これらの上流側排気通路が集合した下流側排気
通路とで構成されたエンジンにおいて、上記上流側排気
通路と下流側排気通路とにそれぞれ排気ガス浄化用触媒
が設けられていると共に、通常時には上記上流側排気通
路における上流側触媒の上流部分にそれぞれ設置された
第1排気センサの検出値に応じて気筒群ごとに空燃比の
フィードバック制御が行われ、また下流側触媒の劣化判
定時には上流側及び下流側触媒の中間部の第2排気セン
サの検出値に応じて空燃比のフィードバック制御が行わ
れるので、気筒群ごとの空燃比制御精度を低下させるこ
となく、下流側触媒の劣化判定が行われることになる。
ンの排気系が気筒群ごとに設けられた複数の上流側排気
通路と、これらの上流側排気通路が集合した下流側排気
通路とで構成されたエンジンにおいて、上記上流側排気
通路と下流側排気通路とにそれぞれ排気ガス浄化用触媒
が設けられていると共に、通常時には上記上流側排気通
路における上流側触媒の上流部分にそれぞれ設置された
第1排気センサの検出値に応じて気筒群ごとに空燃比の
フィードバック制御が行われ、また下流側触媒の劣化判
定時には上流側及び下流側触媒の中間部の第2排気セン
サの検出値に応じて空燃比のフィードバック制御が行わ
れるので、気筒群ごとの空燃比制御精度を低下させるこ
となく、下流側触媒の劣化判定が行われることになる。
【0016】
【実施例】以下、V型エンジンに適用した本発明の第1
実施例を図面に基づいて説明する。
実施例を図面に基づいて説明する。
【0017】図1に示すように、エンジン1の本体部分
を構成するシリンダブロック2の上面には、左右1対の
シリンダヘッド31,32が互いに反対方向へ傾斜した状
態で取り付けられており、これらにより第1、第2バン
ク11,12が構成されている。そして、これらの第1、
第2バンク11,12には、それぞれ複数のシリンダ4…
4(各1個のみ図示)が列状に設けられている。
を構成するシリンダブロック2の上面には、左右1対の
シリンダヘッド31,32が互いに反対方向へ傾斜した状
態で取り付けられており、これらにより第1、第2バン
ク11,12が構成されている。そして、これらの第1、
第2バンク11,12には、それぞれ複数のシリンダ4…
4(各1個のみ図示)が列状に設けられている。
【0018】上記第1、第2バンク11,12におけるシ
リンダヘッド31,32には、吸、排気弁5,6を介して
燃焼室7,7に通じる吸気ポート8,8及び排気ポート
9,9がそれぞれ設けられており、上記吸気ポート8,
8には吸気系におけるサージタンク10から分岐された
分岐通路11,11がそれぞれ接続されている。
リンダヘッド31,32には、吸、排気弁5,6を介して
燃焼室7,7に通じる吸気ポート8,8及び排気ポート
9,9がそれぞれ設けられており、上記吸気ポート8,
8には吸気系におけるサージタンク10から分岐された
分岐通路11,11がそれぞれ接続されている。
【0019】ここで、この実施例における吸気系の構成
について説明すると、この吸気系は上記サージタンク1
0に通じる1本の上流側吸気通路12を有し、この上流
側吸気通路12には、上流側から吸入空気量を検出する
エアフローセンサ13と、吸入空気量ないしエンジン出
力を調節するスロットルバルブ14とが設置されている
と共に、サージタンク10に接続された上記分岐通路1
1,11の下流には燃料噴射弁15,15がそれぞれ設
置されている。
について説明すると、この吸気系は上記サージタンク1
0に通じる1本の上流側吸気通路12を有し、この上流
側吸気通路12には、上流側から吸入空気量を検出する
エアフローセンサ13と、吸入空気量ないしエンジン出
力を調節するスロットルバルブ14とが設置されている
と共に、サージタンク10に接続された上記分岐通路1
1,11の下流には燃料噴射弁15,15がそれぞれ設
置されている。
【0020】一方、このエンジン1の排気系は、上記第
1、第2バンク11,12における排気ポート9,9にそ
れぞれ通じる1対の上流側排気通路161,162と、こ
れらの上流側排気通路161,162が集合する1本の下
流側排気通路17とで構成されており、このうち上流側
排気通路161,162には排気ガスを浄化する比較的小
容量の前置触媒コンバータ18a,18bがそれぞれ設
置されていると共に、下流側排気通路17には大容量の
メイン触媒コンバータ19が設置されている。
1、第2バンク11,12における排気ポート9,9にそ
れぞれ通じる1対の上流側排気通路161,162と、こ
れらの上流側排気通路161,162が集合する1本の下
流側排気通路17とで構成されており、このうち上流側
排気通路161,162には排気ガスを浄化する比較的小
容量の前置触媒コンバータ18a,18bがそれぞれ設
置されていると共に、下流側排気通路17には大容量の
メイン触媒コンバータ19が設置されている。
【0021】そして、この実施例においては、上記上流
側排気通路161,162における各前置触媒コンバータ
18a,18bの上流側に、排気ガス中の残存酸素濃度
を検出する排気センサ201,202がそれぞれ設置され
ていると共に、同じく上流側排気通路161,162にお
ける各前置触媒コンバータ18a,18bの下流側に
も、排気ガス中の残存酸素濃度を検出する排気センサ2
03,204がそれぞれ設置されている。ここで、上記各
排気センサ201〜204を区別するために、第1バンク
11からの上流側排気通路161の上流側における排気セ
ンサ201をAセンサ、第2バンク12からの上流側排気
通路162の上流側における排気センサ202をBセン
サ、第1バンク11からの上流側排気通路161の下流側
における排気センサ203をCセンサ、第2バンク12か
らの上流側排気通路162の下流側における排気センサ
204をDセンサとそれぞれ称呼するものとする。
側排気通路161,162における各前置触媒コンバータ
18a,18bの上流側に、排気ガス中の残存酸素濃度
を検出する排気センサ201,202がそれぞれ設置され
ていると共に、同じく上流側排気通路161,162にお
ける各前置触媒コンバータ18a,18bの下流側に
も、排気ガス中の残存酸素濃度を検出する排気センサ2
03,204がそれぞれ設置されている。ここで、上記各
排気センサ201〜204を区別するために、第1バンク
11からの上流側排気通路161の上流側における排気セ
ンサ201をAセンサ、第2バンク12からの上流側排気
通路162の上流側における排気センサ202をBセン
サ、第1バンク11からの上流側排気通路161の下流側
における排気センサ203をCセンサ、第2バンク12か
らの上流側排気通路162の下流側における排気センサ
204をDセンサとそれぞれ称呼するものとする。
【0022】一方、下流側排気通路17におけるメイン
触媒コンバータ19の下流側には、同じく排気ガス中の
残存酸素濃度を検出する排気センサ(以下、便宜的にE
センサという)205が設置されている。
触媒コンバータ19の下流側には、同じく排気ガス中の
残存酸素濃度を検出する排気センサ(以下、便宜的にE
センサという)205が設置されている。
【0023】そして、空燃比制御と触媒の劣化判定とを
行う電子制御式のコントロールユニット(以下、ECU
という)21が備えられており、このECU21は上記
エアフローセンサ13からの吸入空気量信号と、スロッ
トルバルブ14の開度を検出するスロットル開度センサ
22からのスロットル開度信号と、当該車両の車速を検
出する車速センサ23からの車速信号と、エンジン回転
数を検出する回転センサ24からのエンジン回転数信号
と、エンジン冷却水の温度を検出する水温センサ25か
らの水温信号と、上記A〜Eセンサ201〜205によっ
てそれぞれ検出される酸素濃度信号とを入力し、これら
の信号に基づいて燃焼室7に供給される混合気の空燃比
制御と触媒劣化判定処理とを行う。なお、ECU21は
各前置触媒コンバータ18a,18b及びメイン触媒コ
ンバータ19の劣化警告用の警告灯26の点灯制御も行
うようになっている。
行う電子制御式のコントロールユニット(以下、ECU
という)21が備えられており、このECU21は上記
エアフローセンサ13からの吸入空気量信号と、スロッ
トルバルブ14の開度を検出するスロットル開度センサ
22からのスロットル開度信号と、当該車両の車速を検
出する車速センサ23からの車速信号と、エンジン回転
数を検出する回転センサ24からのエンジン回転数信号
と、エンジン冷却水の温度を検出する水温センサ25か
らの水温信号と、上記A〜Eセンサ201〜205によっ
てそれぞれ検出される酸素濃度信号とを入力し、これら
の信号に基づいて燃焼室7に供給される混合気の空燃比
制御と触媒劣化判定処理とを行う。なお、ECU21は
各前置触媒コンバータ18a,18b及びメイン触媒コ
ンバータ19の劣化警告用の警告灯26の点灯制御も行
うようになっている。
【0024】ここで、ECU21が行う空燃比制御の概
略を説明すると、ECU21は各種信号を読み込んだ上
で、吸入空気量信号が示す吸入空気量とエンジン回転数
信号が示すエンジン回転数とに基づいて1サイクルあた
りに燃焼室7に吸入される空気量を演算して、それに対
応する基本燃料噴射量を設定する。次いで、ECU21
は空燃比のフィードバック条件が成立しているか否かを
判定する。すなわち、ECU21はエンジン負荷を代表
するスロットル開度とエンジン回転数とをパラメータと
するエンジン1の運転状態が所定のフィードバック領域
に属すると共に、水温信号が示すエンジン冷却水温が所
定値以上になったときなどにフィードバック条件が成立
したと判定して、第1、第2バンク11,12に対する空
燃比フィードバック制御をそれぞれ実行する。
略を説明すると、ECU21は各種信号を読み込んだ上
で、吸入空気量信号が示す吸入空気量とエンジン回転数
信号が示すエンジン回転数とに基づいて1サイクルあた
りに燃焼室7に吸入される空気量を演算して、それに対
応する基本燃料噴射量を設定する。次いで、ECU21
は空燃比のフィードバック条件が成立しているか否かを
判定する。すなわち、ECU21はエンジン負荷を代表
するスロットル開度とエンジン回転数とをパラメータと
するエンジン1の運転状態が所定のフィードバック領域
に属すると共に、水温信号が示すエンジン冷却水温が所
定値以上になったときなどにフィードバック条件が成立
したと判定して、第1、第2バンク11,12に対する空
燃比フィードバック制御をそれぞれ実行する。
【0025】この空燃比フィードバック制御は、例えば
第1バンク11に対しては概略次のようにして行われ
る。すなわち、ECU21はAセンサ201からの酸素
濃度信号が空燃比のリーン状態を示すときには、燃料が
増量するようにフィードバック補正量CFBを設定する一
方、酸素濃度信号が空燃比のリッチ状態を示すときに
は、燃料が減量するようにフィードバック補正量CFBを
設定する。さらに、このフィードバック補正量CFBや水
温補正量などによって上記基本燃料噴射量を補正するこ
とにより最終噴射量を設定する。そして、この最終噴射
量が得られるように第1バンク11における燃料噴射弁
15に対して燃料噴射信号を出力する。
第1バンク11に対しては概略次のようにして行われ
る。すなわち、ECU21はAセンサ201からの酸素
濃度信号が空燃比のリーン状態を示すときには、燃料が
増量するようにフィードバック補正量CFBを設定する一
方、酸素濃度信号が空燃比のリッチ状態を示すときに
は、燃料が減量するようにフィードバック補正量CFBを
設定する。さらに、このフィードバック補正量CFBや水
温補正量などによって上記基本燃料噴射量を補正するこ
とにより最終噴射量を設定する。そして、この最終噴射
量が得られるように第1バンク11における燃料噴射弁
15に対して燃料噴射信号を出力する。
【0026】なお、上記フィードバック補正量CFBは、
具体的には次のようにして求められる。すなわち、EC
U21は、図2に示すように、Aセンサ201の出力電
圧VAが所定の基準電圧VA0よりも大きくなった時点で
空燃比がリーン状態からリッチ状態に反転したと判定し
て、その時点におけるフィードバック補正量CFBの値を
所定のリーン遅延定数DLの間だけ所定のリッチ積分定
数IRを用いて更新し続け、上記遅延定数DLが経過した
後に所定のリーンスキップ値PLだけ一挙に減少させ、
その後所定のリーン積分定数ILを用いて徐々に減少さ
せる。そして、Aセンサ201の出力電圧VAが上記基準
電圧VA0よりも低下した時点で空燃比が今度はリッチ状
態からリーン状態に反転したと判定して、その時点にお
けるフィードバック補正量CFBの値を所定のリッチ遅延
定数DRの間だけ上記リーン積分定数ILを用いて更新し
続け、上記遅延定数DRが経過した後に所定のリッチス
キップ値PRだけ一挙に増大させ、その後上記リッチ積
分定数IRを用いて徐々に増大させる。
具体的には次のようにして求められる。すなわち、EC
U21は、図2に示すように、Aセンサ201の出力電
圧VAが所定の基準電圧VA0よりも大きくなった時点で
空燃比がリーン状態からリッチ状態に反転したと判定し
て、その時点におけるフィードバック補正量CFBの値を
所定のリーン遅延定数DLの間だけ所定のリッチ積分定
数IRを用いて更新し続け、上記遅延定数DLが経過した
後に所定のリーンスキップ値PLだけ一挙に減少させ、
その後所定のリーン積分定数ILを用いて徐々に減少さ
せる。そして、Aセンサ201の出力電圧VAが上記基準
電圧VA0よりも低下した時点で空燃比が今度はリッチ状
態からリーン状態に反転したと判定して、その時点にお
けるフィードバック補正量CFBの値を所定のリッチ遅延
定数DRの間だけ上記リーン積分定数ILを用いて更新し
続け、上記遅延定数DRが経過した後に所定のリッチス
キップ値PRだけ一挙に増大させ、その後上記リッチ積
分定数IRを用いて徐々に増大させる。
【0027】一方、ECU21は上記フィードバック条
件が成立していないと判定したときには、スロットル開
度、エンジン回転数、水温などをパラメータとして設定
された燃料噴射マップから読み出した燃料噴射量となる
ように、上記燃料噴射弁15に対して燃料噴射信号を出
力するオープンループ制御を実行することになる。
件が成立していないと判定したときには、スロットル開
度、エンジン回転数、水温などをパラメータとして設定
された燃料噴射マップから読み出した燃料噴射量となる
ように、上記燃料噴射弁15に対して燃料噴射信号を出
力するオープンループ制御を実行することになる。
【0028】また、ECU21は第2バンク12に対し
ても、所定のフィードバック条件を満足しているときに
Bセンサ202の出力に基づく空燃比のフィードバック
制御を行うようになっている。
ても、所定のフィードバック条件を満足しているときに
Bセンサ202の出力に基づく空燃比のフィードバック
制御を行うようになっている。
【0029】次に、本発明の特徴部分である触媒劣化判
定処理について説明すると、この触媒劣化判定処理は図
3のフローチャートに従って次のように行われる。
定処理について説明すると、この触媒劣化判定処理は図
3のフローチャートに従って次のように行われる。
【0030】ECU21はステップS1で所定の触媒劣
化検出条件が成立したかどうかを判定する。つまり、E
CU21は空燃比フィードバック条件が成立し、かつス
ロットル開度や車速などが所定の条件を満たしていると
きに、触媒劣化検出条件が成立したと判定するのであ
る。
化検出条件が成立したかどうかを判定する。つまり、E
CU21は空燃比フィードバック条件が成立し、かつス
ロットル開度や車速などが所定の条件を満たしていると
きに、触媒劣化検出条件が成立したと判定するのであ
る。
【0031】ECU21は上記触媒劣化検出条件が成立
したと判定したときには、ステップS2に進んでDセン
サ204の検出値に応じた空燃比のフィードバック制御
を第1、第2バンク11,12に対して行う。つまり、図
4(a),(b)に示すように、Dセンサ204の出力
が空燃比のリッチ状態を示すときには、例えば通常時の
リーンスキップ値P Lよりも大きく設定した触媒劣化判
定用リーンスキップ値P' Lを用いてフィードバック補正
量CFBを更新すると共に、Dセンサ204の出力が空燃
比のリーン状態を示すときには、例えば通常時のリッチ
スキップ値P Rよりも小さく設定した触媒劣化検出用リ
ッチスキップ値P' Rを用いてフィードバック補正量CFB
を更新するようになっている。
したと判定したときには、ステップS2に進んでDセン
サ204の検出値に応じた空燃比のフィードバック制御
を第1、第2バンク11,12に対して行う。つまり、図
4(a),(b)に示すように、Dセンサ204の出力
が空燃比のリッチ状態を示すときには、例えば通常時の
リーンスキップ値P Lよりも大きく設定した触媒劣化判
定用リーンスキップ値P' Lを用いてフィードバック補正
量CFBを更新すると共に、Dセンサ204の出力が空燃
比のリーン状態を示すときには、例えば通常時のリッチ
スキップ値P Rよりも小さく設定した触媒劣化検出用リ
ッチスキップ値P' Rを用いてフィードバック補正量CFB
を更新するようになっている。
【0032】そして、ECU21はステップS3で所定
時間内におけるDセンサ204から入力した出力電圧VD
の基準電圧VD0に対する反転回数NDと、Eセンサ205
から入力した出力電圧VEの基準電圧VE0に対する反転
回数NEとをそれぞれカウントすると共に、ステップS
4で反転回数NDに対する反転回数NEの割合が所定の劣
化判定基準値K1よりも大きくなったか否かを判定し
て、YESと判定したときにはステップS5で触媒劣化
が確定したか否かを判定し、YESと判定したときにス
テップS6を実行して警告灯26を点灯させる。なお、
ECU21は例えば反転回数NDに対する反転回数NEの
割合が上記劣化判定基準値K1よりも大きくなることが
連続して3回生じたときに触媒劣化を確定するようにな
っている。
時間内におけるDセンサ204から入力した出力電圧VD
の基準電圧VD0に対する反転回数NDと、Eセンサ205
から入力した出力電圧VEの基準電圧VE0に対する反転
回数NEとをそれぞれカウントすると共に、ステップS
4で反転回数NDに対する反転回数NEの割合が所定の劣
化判定基準値K1よりも大きくなったか否かを判定し
て、YESと判定したときにはステップS5で触媒劣化
が確定したか否かを判定し、YESと判定したときにス
テップS6を実行して警告灯26を点灯させる。なお、
ECU21は例えば反転回数NDに対する反転回数NEの
割合が上記劣化判定基準値K1よりも大きくなることが
連続して3回生じたときに触媒劣化を確定するようにな
っている。
【0033】また、ECU21は上記ステップS4、S
5においてNOと判定したときにはステップS7へ移
り、A,Bセンサ201,202の検出値に応じた空燃比
のフィードバック制御を第1、第2バンク11,12に対
して個々に行う。そして、ステップS8で所定時間内に
おけるAセンサ201から入力した出力電圧VAの反転回
数NAと、Cセンサ203から入力した出力電圧VCの反
転回数NCとをそれぞれカウントし、またステップS9
で所定時間内におけるBセンサ202から入力した出力
電圧VBの反転回数NBと、Dセンサ204から入力した
出力電圧VDの反転回数NDとをそれぞれカウントする。
5においてNOと判定したときにはステップS7へ移
り、A,Bセンサ201,202の検出値に応じた空燃比
のフィードバック制御を第1、第2バンク11,12に対
して個々に行う。そして、ステップS8で所定時間内に
おけるAセンサ201から入力した出力電圧VAの反転回
数NAと、Cセンサ203から入力した出力電圧VCの反
転回数NCとをそれぞれカウントし、またステップS9
で所定時間内におけるBセンサ202から入力した出力
電圧VBの反転回数NBと、Dセンサ204から入力した
出力電圧VDの反転回数NDとをそれぞれカウントする。
【0034】次いで、ステップS10で反転回数NAに
対する反転回数NCの割合が所定の劣化判定基準値K2よ
りも大きくなったか否かを判定して、YESと判定した
ときにはステップS11をスキップしてステップS12
へ移り、触媒劣化が確定したか否かを判定してYESと
判定したときにステップS13を実行して警告灯26を
点灯させる。一方、上記ステップS10でNOと判定し
たときには、ステップS11へ進んで反転回数NBに対
する反転回数NDの割合が所定の劣化判定基準値K3より
も大きくなったか否かを判定して、YESと判定したと
きにはステップS12で触媒劣化が確定したか否かを判
定することになる。
対する反転回数NCの割合が所定の劣化判定基準値K2よ
りも大きくなったか否かを判定して、YESと判定した
ときにはステップS11をスキップしてステップS12
へ移り、触媒劣化が確定したか否かを判定してYESと
判定したときにステップS13を実行して警告灯26を
点灯させる。一方、上記ステップS10でNOと判定し
たときには、ステップS11へ進んで反転回数NBに対
する反転回数NDの割合が所定の劣化判定基準値K3より
も大きくなったか否かを判定して、YESと判定したと
きにはステップS12で触媒劣化が確定したか否かを判
定することになる。
【0035】次に、実施例の作用を図4,図5を参照し
て説明する。
て説明する。
【0036】すなわち、メイン触媒コンバータ19の劣
化判定時においては、上流側排気通路162における前
置触媒コンバータ18bの下流側に設置したDセンサ2
04の検出値に基づく空燃比のフィードバック制御が行
われる。その場合に、メイン触媒コンバータ19の活性
時には、メイン触媒コンバータ19の下流に設置したE
センサ205の出力電圧VEがリッチ側に偏った状態で推
移することになって、Dセンサ204の反転回数NDに対
するEセンサ205の反転回数NEの割合が上記劣化判定
基準値K1よりも大きくなることがなく、これにより劣
化状態と判定されることがない。
化判定時においては、上流側排気通路162における前
置触媒コンバータ18bの下流側に設置したDセンサ2
04の検出値に基づく空燃比のフィードバック制御が行
われる。その場合に、メイン触媒コンバータ19の活性
時には、メイン触媒コンバータ19の下流に設置したE
センサ205の出力電圧VEがリッチ側に偏った状態で推
移することになって、Dセンサ204の反転回数NDに対
するEセンサ205の反転回数NEの割合が上記劣化判定
基準値K1よりも大きくなることがなく、これにより劣
化状態と判定されることがない。
【0037】これに対して、Eセンサ205の出力電圧
VEが、同図(c)の破線で示すように、基準電圧VE0
を超えてリーン側へ反転する度合が多くなると、Dセン
サ204の反転回数NDに対するEセンサ205の反転回
数NEの割合が上記劣化判定基準値K1よりも大きくなる
ことが多くなり、触媒劣化が確定的に判定されたときに
警告灯26が点灯状態になって運転者に異常を知らせる
ことになる。
VEが、同図(c)の破線で示すように、基準電圧VE0
を超えてリーン側へ反転する度合が多くなると、Dセン
サ204の反転回数NDに対するEセンサ205の反転回
数NEの割合が上記劣化判定基準値K1よりも大きくなる
ことが多くなり、触媒劣化が確定的に判定されたときに
警告灯26が点灯状態になって運転者に異常を知らせる
ことになる。
【0038】特に、この実施例においては、図5(c)
の(ア),(イ)のように、Eセンサ205の出力電圧
VEが基準電圧VE0を超えてリーン側へ反転する時間の
短い場合には反転回数から除去するようになっている。
これにより、ノイズによる判定誤差が抑制されることに
なる。
の(ア),(イ)のように、Eセンサ205の出力電圧
VEが基準電圧VE0を超えてリーン側へ反転する時間の
短い場合には反転回数から除去するようになっている。
これにより、ノイズによる判定誤差が抑制されることに
なる。
【0039】一方、前置触媒コンバータ18a,18b
の劣化判定時においては、第1、第2バンク11,12に
対する空燃比のフィードバック制御が、前置触媒コンバ
ータ18a,18bの上流側に配置されたA、Bセンサ
201,202の検出値に基づいて互いに独立して行われ
る。その場合に、一方の上流側排気通路161に設置さ
れた前置触媒コンバータ18aの活性時には、図5
(c)に示すように、その上流側排気通路161におけ
る前置触媒コンバータ18aの下流側に設置されたCセ
ンサ203の出力電圧VCがリッチ側に偏った状態で推移
することになって、Aセンサ201の反転回数NAに対す
る反転回数NCの割合が上記劣化判定基準値K2よりも大
きくなることがなく、これにより劣化状態と判定される
ことがない。
の劣化判定時においては、第1、第2バンク11,12に
対する空燃比のフィードバック制御が、前置触媒コンバ
ータ18a,18bの上流側に配置されたA、Bセンサ
201,202の検出値に基づいて互いに独立して行われ
る。その場合に、一方の上流側排気通路161に設置さ
れた前置触媒コンバータ18aの活性時には、図5
(c)に示すように、その上流側排気通路161におけ
る前置触媒コンバータ18aの下流側に設置されたCセ
ンサ203の出力電圧VCがリッチ側に偏った状態で推移
することになって、Aセンサ201の反転回数NAに対す
る反転回数NCの割合が上記劣化判定基準値K2よりも大
きくなることがなく、これにより劣化状態と判定される
ことがない。
【0040】これに対して、Cセンサ203の出力電圧
VCが、同図(c)の破線で示すように、基準電圧VC0
を超えてリーン側へ反転する度合が多くなると、Aセン
サ201の反転回数NAに対するCセンサ203反転回数
NCの割合が上記劣化判定基準値K2よりも大きくなるこ
とが多くなり、触媒劣化が確定的に判定されたときに警
告灯26が点灯状態になって運転者に異常を知らせるこ
とになる。
VCが、同図(c)の破線で示すように、基準電圧VC0
を超えてリーン側へ反転する度合が多くなると、Aセン
サ201の反転回数NAに対するCセンサ203反転回数
NCの割合が上記劣化判定基準値K2よりも大きくなるこ
とが多くなり、触媒劣化が確定的に判定されたときに警
告灯26が点灯状態になって運転者に異常を知らせるこ
とになる。
【0041】なお、この場合においても、図5(c)の
(ウ),(エ)のように、Cセンサ203の出力電圧VC
が基準電圧VC0を超えてリーン側へ反転する時間の短い
場合には反転回数から除去するようになっている。
(ウ),(エ)のように、Cセンサ203の出力電圧VC
が基準電圧VC0を超えてリーン側へ反転する時間の短い
場合には反転回数から除去するようになっている。
【0042】なお、他方の上流側排気通路162に設置
された前置触媒コンバータ18bに対しては、その上流
側のBセンサ202の出力電圧VBの反転回数NBと、下
流側のDセンサ204の出力電圧VDの反転回数NDとを
比較することにより劣化判定が行われることになる。
された前置触媒コンバータ18bに対しては、その上流
側のBセンサ202の出力電圧VBの反転回数NBと、下
流側のDセンサ204の出力電圧VDの反転回数NDとを
比較することにより劣化判定が行われることになる。
【0043】このように互いに独立した2本の上流側排
気通路161,162にそれぞれ設置された前置触媒コン
バータ18a,18bに対しては、上流側に配置された
A、Bセンサ201,202の検出値に基づいて気筒群ご
とに行われるフィードバック制御の際における各前置触
媒コンバータ18a,18bの下流に配置されたC、D
センサ203,204に生じる出力変化に基づいてそれぞ
れ劣化判定が行われることになるので、それぞれの前置
触媒コンバータ18a,18bの劣化状態が精度良く判
定されることになる。
気通路161,162にそれぞれ設置された前置触媒コン
バータ18a,18bに対しては、上流側に配置された
A、Bセンサ201,202の検出値に基づいて気筒群ご
とに行われるフィードバック制御の際における各前置触
媒コンバータ18a,18bの下流に配置されたC、D
センサ203,204に生じる出力変化に基づいてそれぞ
れ劣化判定が行われることになるので、それぞれの前置
触媒コンバータ18a,18bの劣化状態が精度良く判
定されることになる。
【0044】なお、この発明は上記したようにV型エン
ジンに限定されるものでなく、排気系が上流側で複数に
分離しているエンジンについて広く適用することができ
る。
ジンに限定されるものでなく、排気系が上流側で複数に
分離しているエンジンについて広く適用することができ
る。
【0045】また、図6に示すように、エンジン30に
設けた1本の排気通路31に、前置触媒コンバータ32
とメイン触媒コンバータ33とが直列に配置されている
場合にも実施することができる。その場合には、前置触
媒コンバータ32の上流と、この前置触媒コンバータ3
2とメイン触媒コンバータ33との中間部と、メイン触
媒コンバータ33の下流側とに排気センサ34,34,
35がそれぞれ設置されることになる。そして、メイン
触媒コンバータ33の劣化判定時にはその上流の排気セ
ンサ35の検出値に応じて空燃比のフィードバック制御
が行われると共に、該コンバータ33下流の排気センサ
36の検出値に基づいて劣化判定が行われ、また前置触
媒コンバータ32の劣化判定時には、上流側の排気セン
サ34の検出値に応じて空燃比のフィードバック制御が
行われると共に、その下流側の排気センサ35の検出値
に基づいて劣化判定が行われることになる。
設けた1本の排気通路31に、前置触媒コンバータ32
とメイン触媒コンバータ33とが直列に配置されている
場合にも実施することができる。その場合には、前置触
媒コンバータ32の上流と、この前置触媒コンバータ3
2とメイン触媒コンバータ33との中間部と、メイン触
媒コンバータ33の下流側とに排気センサ34,34,
35がそれぞれ設置されることになる。そして、メイン
触媒コンバータ33の劣化判定時にはその上流の排気セ
ンサ35の検出値に応じて空燃比のフィードバック制御
が行われると共に、該コンバータ33下流の排気センサ
36の検出値に基づいて劣化判定が行われ、また前置触
媒コンバータ32の劣化判定時には、上流側の排気セン
サ34の検出値に応じて空燃比のフィードバック制御が
行われると共に、その下流側の排気センサ35の検出値
に基づいて劣化判定が行われることになる。
【0046】
【発明の効果】以上のように本願の第1〜第2発明によ
れば、下流側触媒の劣化判定時には上流側及び下流側触
媒の中間部に設置した第2排気センサの検出値に応じ
て、具体的には該第2排気センサの排気ガス中の残存酸
素濃度に対応する検出値が所定値を挟んでリッチ側とリ
ーン側とに反転するように、空燃比のフィードバック制
御が行われる。その場合に、劣化判定手段は、第1発明
では、第2排気センサの検出値がリーン側からリッチ側
に反転した際の第2空燃比制御手段によるリーンスキッ
プ値を通常の空燃比制御時のリーンスキップ値より大き
く設定し、また、第2発明では、第2排気センサの検出
値がリッチ側からリーン側に反転した際の第2空燃比制
御手段によるリッチスキップ値を通常の空燃比制御時の
リッチスキップ値より小さく設定するので、いずれの発
明においても、下流側触媒の直上流はリーン状態に制御
され、これにより下流側触媒の劣化度合を適切に判定す
ることが可能となる。
れば、下流側触媒の劣化判定時には上流側及び下流側触
媒の中間部に設置した第2排気センサの検出値に応じ
て、具体的には該第2排気センサの排気ガス中の残存酸
素濃度に対応する検出値が所定値を挟んでリッチ側とリ
ーン側とに反転するように、空燃比のフィードバック制
御が行われる。その場合に、劣化判定手段は、第1発明
では、第2排気センサの検出値がリーン側からリッチ側
に反転した際の第2空燃比制御手段によるリーンスキッ
プ値を通常の空燃比制御時のリーンスキップ値より大き
く設定し、また、第2発明では、第2排気センサの検出
値がリッチ側からリーン側に反転した際の第2空燃比制
御手段によるリッチスキップ値を通常の空燃比制御時の
リッチスキップ値より小さく設定するので、いずれの発
明においても、下流側触媒の直上流はリーン状態に制御
され、これにより下流側触媒の劣化度合を適切に判定す
ることが可能となる。
【0047】また、通常時においては上流側触媒の上流
に設置した第1排気センサの検出値に応じて空燃比のフ
ィードバック制御が行われることになるので、良好な空
燃比制御精度が確保されることにもなる。
に設置した第1排気センサの検出値に応じて空燃比のフ
ィードバック制御が行われることになるので、良好な空
燃比制御精度が確保されることにもなる。
【0048】そして第3、第4発明によれば、エンジン
の排気系が気筒群ごとに設けられた複数の上流側排気通
路と、これらの上流側排気通路が集合した下流側排気通
路とで構成されたエンジンにおいて、上記上流側排気通
路と下流側排気通路とにそれぞれ排気ガス浄化用触媒が
設けられていると共に、通常時には上記上流側排気通路
における上流側触媒の上流部分にそれぞれ設置された第
1排気センサの検出値に応じて気筒群ごとに空燃比のフ
ィードバック制御が行われ、また下流側触媒の劣化判定
時には上流側及び下流側触媒の中間部の第2排気センサ
の検出値に応じて空燃比のフィードバック制御が行われ
るので、気筒群ごとの空燃比制御精度を低下させること
なく、下流側触媒の劣化判定が行われることになる。
の排気系が気筒群ごとに設けられた複数の上流側排気通
路と、これらの上流側排気通路が集合した下流側排気通
路とで構成されたエンジンにおいて、上記上流側排気通
路と下流側排気通路とにそれぞれ排気ガス浄化用触媒が
設けられていると共に、通常時には上記上流側排気通路
における上流側触媒の上流部分にそれぞれ設置された第
1排気センサの検出値に応じて気筒群ごとに空燃比のフ
ィードバック制御が行われ、また下流側触媒の劣化判定
時には上流側及び下流側触媒の中間部の第2排気センサ
の検出値に応じて空燃比のフィードバック制御が行われ
るので、気筒群ごとの空燃比制御精度を低下させること
なく、下流側触媒の劣化判定が行われることになる。
【0049】
【図1】 V型エンジンに適用した第1実施例のシステ
ム構成図である。
ム構成図である。
【図2】 通常時のフィードバック補正量の変化を示す
タイムチャート図である。
タイムチャート図である。
【図3】 触媒劣化判定処理を示すフローチャート図で
ある。
ある。
【図4】 メイン触媒コンバータの劣化判定動作を示す
タイムチャート図である。
タイムチャート図である。
【図5】 前置触媒コンバータの劣化判定動作を示すタ
イムチャート図である。
イムチャート図である。
【図6】 直列型エンジンに適用した第2実施例を示す
エンジンの概略構成図である。
エンジンの概略構成図である。
1 エンジン 161,162 上流側排気通路 18a,18b 前置触媒コンバータ 19 メイン触媒コンバータ 201 Aセンサ 202 Bセンサ 203 Cセンサ 204 Dセンサ 205 Eセンサ 21 ECU
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−339149(JP,A) 特開 平3−199643(JP,A) 特開 昭63−45449(JP,A) 特開 昭63−97852(JP,A) 特開 平4−112949(JP,A) 実開 昭63−115556(JP,U) 実開 昭63−82045(JP,U) 実開 昭63−79449(JP,U) 実開 昭63−79448(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 3/20 F01N 3/24 F02D 41/14 310
Claims (4)
- 【請求項1】 エンジンの排気系の上流及び下流にそれ
ぞれ排気ガス浄化用触媒が設けられていると共に、エン
ジンの空燃比を調整する空燃比調整手段と、上流側触媒
の上流側に設置た第1排気センサの検出値に応じて空燃
比のフィードバック制御を行う第1空燃比制御手段とが
設けられたエンジンの排気浄化装置であって、上記排気
系における上、下流側触媒の中間部に設置された第2排
気センサと、同じく下流側触媒の下流側に設置された第
3排気センサと、上記第2排気センサの排気ガス中の残
存酸素濃度に対応する検出値が所定値を挟んでリッチ側
とリーン側とに反転するように上記空燃比調整手段によ
って空燃比をフィードバック制御する第2空燃比制御手
段と、所定の条件下で該第2空燃比制御手段による空燃
比制御を実行すると共に、この空燃比制御中における第
3排気センサの検出値に基づいて上記下流側触媒の劣化
判定を行う下流側触媒劣化判定手段とが備えられ、この
劣化判定手段は、上記第2排気センサの検出値がリーン
側からリッチ側に反転した際の第2空燃比制御手段によ
るリーンスキップ値を、上記第1空燃比制御手段による
リーンスキップ値より大きく設定することを特徴とする
エンジンの排気浄化装置。 - 【請求項2】 エンジンの排気系の上流及び下流にそれ
ぞれ排気ガス浄化用触媒が設けられていると共に、エン
ジンの空燃比を調整する空燃比調整手段と、上流側触媒
の上流側に設置た第1排気センサの検出値に応じて空燃
比のフィードバック制御を行う第1空燃比制御手段とが
設けられたエンジンの排気浄化装置であって、上記排気
系における上、下流側触媒の中間部に設置された第2排
気センサと、同じく下流側触媒の下流側に設置された第
3排気センサと、上記第2排気センサの排気ガス中の残
存酸素濃度に対応する検出値が所定値を挟んでリッチ側
とリーン側とに反転するように上記空燃比調整手段によ
って空燃比をフィードバック制御する第2空燃比制御手
段と、所定の条件下で該第2空燃比制御手段による空燃
比制御を実行すると共に、この空燃比制御中における第
3排気センサの検出値に基づいて上記下流側触媒の劣化
判定を行う下流側触媒劣化判定手段とが備えられ、この
劣化判定手段は、上記第2排気センサの検出値がリッチ
側からリーン側に反転した際の第2空燃比制御手段によ
るリッチスキップ値を、上記第1空 燃比制御手段による
リッチスキップ値より小さく設定することを特徴とする
エンジンの排気浄化装置。 - 【請求項3】 エンジンの排気系が気筒群ごとに設けら
れた複数の上流側排気通路と、これらの上流側排気通路
が集合された下流側排気通路とで構成され、かつ上流側
排気通路と下流側排気通路とにそれぞれ排気ガス浄化用
触媒が設けられていると共に、上記各上流側排気通路に
おける上流側触媒の上流側にそれぞれ設置された第1排
気センサの検出値に応じて気筒群ごとに空燃比のフィー
ドバック制御を行う空燃比制御手段が設けられたエンジ
ンの排気浄化装置であって、上記排気系における上、下
流側触媒の中間部に設置された第2排気センサと、同じ
く下流側触媒の下流側に設置された第3排気センサと、
所定の条件下で下流側触媒の劣化判定を行う下流側触媒
劣化判定手段とが備えられ、この劣化判定手段は、上記
第2排気センサの検出値に応じて気筒群を同期させて空
燃比のフィードバック制御を行うと共に、第3排気セン
サの検出値に基づいて劣化判定を行うように構成されて
いることを特徴とするエンジンの排気浄化装置。 - 【請求項4】 エンジンの排気系が気筒群ごとに設けら
れた複数の上流側排気通路と、これらの上流側排気通路
が集合された下流側排気通路とで構成され、かつ上流側
排気通路と下流側排気通路とにそれぞれ排気ガス浄化用
触媒が設けられていると共に、上記各上流側排気通路に
おける上流側触媒の上流側にそれぞれ設置された第1排
気センサの検出値に応じて気筒群ごとに空燃比のフィー
ドバック制御を行う空燃比制御手段が設けられたエンジ
ンの排気浄化装置であって、上記排気系における上、下
流側触媒の中間部に設置された第2排気センサと、同じ
く下流側触媒の下流側に設置された第3排気センサと、
所定の条件下で下流側触媒の劣化判定を行う下流側触媒
劣化判定手段とが備えられ、この劣化判定手段は、上記
第2排気センサの排気ガス中の残存酸素濃度に対応する
検出値が所定値を挟んでリッチ側とリーン側とに反転す
るように空燃比のフィードバック制御を行うと共に、第
3排気センサの検出値に基づいて劣化判定を行うように
構成されていることを特徴とするエンジンの排気浄化装
置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03207473A JP3076417B2 (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | エンジンの排気浄化装置 |
US07/917,263 US5233829A (en) | 1991-07-23 | 1992-07-23 | Exhaust system for internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03207473A JP3076417B2 (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | エンジンの排気浄化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0526032A JPH0526032A (ja) | 1993-02-02 |
JP3076417B2 true JP3076417B2 (ja) | 2000-08-14 |
Family
ID=16540342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03207473A Expired - Fee Related JP3076417B2 (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | エンジンの排気浄化装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5233829A (ja) |
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