JP3076237U - プリーツ状紙製消臭器 - Google Patents
プリーツ状紙製消臭器Info
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- JP3076237U JP3076237U JP2000007407U JP2000007407U JP3076237U JP 3076237 U JP3076237 U JP 3076237U JP 2000007407 U JP2000007407 U JP 2000007407U JP 2000007407 U JP2000007407 U JP 2000007407U JP 3076237 U JP3076237 U JP 3076237U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 紙製のメリットを最大限に生かしつつ構造的
に強くしかも反応する表面積を多く確保し大型化にも対
応可能でかつ商品価値の高い外観を実現し、同時に地球
環境に優しい紙製消臭器の提供。 【解決手段】 折りたたまれたプリーツ状消臭紙2の表
裏に、扇形に開いて収納ケースに入れる時に180°も
しくは90°に保持できるような台紙側板または台紙補
正板5を有するコの字形で紙製の台紙3が糊貼りされて
なる消臭紙ユニット1が通気口のある収納ケースに納め
られて構成される。
に強くしかも反応する表面積を多く確保し大型化にも対
応可能でかつ商品価値の高い外観を実現し、同時に地球
環境に優しい紙製消臭器の提供。 【解決手段】 折りたたまれたプリーツ状消臭紙2の表
裏に、扇形に開いて収納ケースに入れる時に180°も
しくは90°に保持できるような台紙側板または台紙補
正板5を有するコの字形で紙製の台紙3が糊貼りされて
なる消臭紙ユニット1が通気口のある収納ケースに納め
られて構成される。
Description
【0001】
本考案は、家庭用及び自動車用紙製消臭器に係るものである。
【0002】
従来、家庭用及び自動車用紙製消臭器に関していえば、形態的には単に紙に消 臭成分を持たせたものをそのままシート状で使用するか、表面積を大きくするた めにハニカム構造やコルゲート加工など立体化してその用に供するのが一般的で あった。性能的には優れた消臭性能を有するものが増えている。紙製のメリット としては素材及び設備費が比較的廉価であり、軽量コンパクトで廃棄も問題が少 ない点であるしリサイクルも可能である。シートなら印刷も容易にできる。欠点 は、紙素材であることから、耐水性や立体化しても形崩れしやすいといった形状 保持強度の面と、デザインの単純性が指摘できる。これを解決すべく出願人は実 願平11−9031にて有為な紙製消臭器を申請している。
【0003】
従来の技術でも述べたように、紙製故に構造が簡単なものが多い。しかし一方 で、それだけに製品として外見的に貧弱なものも多かった。それがために性能的 には従来の吸着型や反応型と同等以上のものを有しても商品価値は低く見られて きたし、さらには紙という素材感から来る価格イメージとの遊離もある。出願人 の前記出願でも十分とは言い切れないものであった。また、近年問題となってい るシックハウス症候群などに対応でき得る大型のものも要望されている。木炭が 注目されているが、これに比肩できる紙製消臭器がないともいえる。
【0004】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、紙製のメリットを最大限に生かしつつ構造的に強く しかも反応する表面積を多く確保し大型化にも対応可能でかつ商品価値の高い外 観を実現し、同時に地球環境に優しい製品を消費者に提供することにある。
【0005】
前記目的は、テープ状の消臭紙をプリーツ加工したプリーツ状消臭紙の表裏に 、扇形に開いて収納ケースに入れる時に180°もしくは90°に保持できるよ うな台紙側板または台紙補正板を有するコの字形で紙製の台紙が糊貼りされてな る消臭紙ユニットが通気口のある収納ケースに納められて構成されるプリーツ状 紙製消臭器によって実現できるが、消臭紙ユニットが単体の場合と複数の場合で は台紙の構造はやや異なる。つまり、単体の場合は一枚の台紙補正板によって扇 形の形状が保持できるようになるが、扇形を連続させる複数の場合は台紙補正板 では保持しにくいので両側の台紙側板によって安定的に保持させるが、いずれも 収納ケースに納められて所定の扇形が保持される。収納ケースは紙製が望ましい が、インテリア性や防水性を求められる場合は薄いPPシートなどの樹脂加工品 でも構わない。この場合、消臭紙ユニットが交換できるように考慮する。薄いP Pシートは0,5mm程度で透明着色されたものが美麗である。これを超音波溶 着でスリーブに加工し消臭紙ユニットが脱落しないような戻り止めの構造がされ てある。但し、簡単に手で装着交換できる構造が望ましい。さらには空気の接触 を大きくするためスリーブの両面にデザインされた開口部を抜き加工する。また 、設置場所をも考慮すれば壁や動揺する自動車内にも対応できるのが望ましい。 フックの設置、両面粘着シールなども必要に応じて設置する。紙製の収納ケース はテイシュボックスのような簡便さが欲しい。ミシン目で開口できるようにする のが望ましい。これは消臭紙ユニットが1個から10個などの大型サイズまでに 使用できる。いずれにしてもプリーツ状消臭紙は基本的には同一で、用途に応じ てデザインできるものでありたい。
【0006】
以上のごとく考案された本考案の紙製消臭器の作用は、請求項1に関して言え ば、折りたたまれたプリーツ状消臭紙の表裏に、扇形に開いて収納ケースに入れ る時に180°もしくは90°に保持できるような台紙側板または台紙補正板を 有するコの字形で紙製の台紙が糊貼りされてなる消臭紙ユニットが通気口のある 収納ケースに納められて構成されるので、コンパクトながら消臭機能を大きく確 保させ、しかも構造的に強くさせる作用を持つ。
【0007】 さらに、請求項2に関して言えば、台紙補正板を有するコの字形で紙製の台紙 に糊貼りされてなる消臭紙ユニットを180°の扇形に開いて保持し、これを上 部左右に止め爪で係止されるベロを有した通気口のあるスリーブ状の収納ケース に納められるので、折りたたまれた消臭紙ユニットの元に戻ろうとする力に抗し て180°の扇形に開いて確実に保持する作用を有し、かつスリーブ状の収納ケ ースは180°の扇形に開いた消臭紙ユニットが横に倒れようとするのを防止す る作用を有する。また、止め爪は内側に曲げられたベロが戻ろうとする力に抗し 、しかも手で簡単にベロを戻すことができる作用を有する。
【0008】 請求項3では、折りたためるように折線の入った台紙側板を有するコの字形で 紙製の台紙が糊貼りされてなる複数の消臭紙ユニットを90°の扇形に開いて保 持し、これをミシン目の入った開口部を有する紙製の収納ケースに納められて構 成されるので、多量の消臭紙ユニットを確実に90°の扇形に開いて保持できる 作用を有する。
【0009】
実施例について図面を参照して説明する。 図1〜4において、プリーツ状消臭紙2はプリーツ加工に適した腰のあるもの で湿気に強く、80〜100g/m2程度の和紙系が望ましい。性能は例えば冷 蔵庫では3ヶ月〜6ヶ月の設定とし、吸着及び選択消臭のものであるが、抗菌性 能を持つのが望ましい。原紙を幅80mmに、プリーツ幅は30mm程度でプリ ーツ切片は32〜50程度。プリーツ加工はビク抜きで5mmピッチ程度のミシ ン目を入れると同時に所定寸法に打ち抜き、手で寄せて連続した山形にする。こ れを共通のプリーツ状消臭紙2にしてバリエーションを作る。台紙3は、台紙補 正板5の付いたものと台紙側板4の付いたものに分けて説明すれば、前者後者と も310g/m2程度のボール紙を用い打ち抜いて所定の形状に成形する。折線 7は同時に加工する。前もって加工してあるプリーツ状消臭紙2を所定の台紙3 に糊で貼り付け消臭紙ユニット1とする。これを小さくたたんで密封性のある袋 などに保管する。特に図1の台紙補正板5の付いた台紙3はプリーツ状消臭紙2 をシングルで使用する場合に用い、図3の台紙側板4の付いた台紙3はプリーツ 状消臭紙2を複数列重なるように配置する場合に用いるが4〜8列収納できるの が望ましい。なお、糊は両面テープでも構わない。図2の収納ケース9は0,5 〜0,6程度の透明着色のPPシートを所定の形状に打ち抜き、超音波溶着など でスリーブ状に成形する。止め爪13、フック14、通気口11は同時に打ち抜 き、筋押しも同様である。図1の消臭紙ユニット1を図2の収納ケース9に納め る時は、4つの止め爪13を内側に押し入れ、その後2つのベロ12を内側に押 し込み止め爪13に引っかけ戻らないようにさせる。包装は密封度の高いシュリ ンクフィルムで包装する。図4の収納ケース9はコートボール紙例えば270〜 310g/m2を用い、テイシュペーパーボックス様の構造とするが、図3の複 列の消臭紙ユニット1を90°の扇形になるよう起こし、箱の横から挿入して糊 付けした時点で消臭紙ユニット1の扇形が保持される。この収納ケース9にはミ シン目の入った開口部10が設けられるが上面と正面にかかるように設置するの が望ましい。なお、この収納ケース9の側面にも通気口を11を適宜設けてもよ い。包装は密封度の高いシュリンク包装が望ましい。
【0010】
本考案は、上述の通り構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0011】 請求項1、請求項2、請求項3記載のプリーツ状紙製消臭器は、台紙が所定の 扇形を確実に保持でき、見た目も美麗であるばかりかコンパクトで高い集積効果 も期待できる。また、収納ケースには簡単に印刷も施せるためノベルティなどに も使用でき有用である。
【0012】
【図1】台紙補正板を有する台紙に糊貼りされた消臭紙
ユニットの斜視図である。
ユニットの斜視図である。
【図2】台紙補正板を折り返した消臭紙ユニットをスリ
ーブ状収納ケースに納めた斜視図である。
ーブ状収納ケースに納めた斜視図である。
【図3】台紙側板を有する台紙に糊貼りされた複数の消
臭紙ユニットの斜視図である。
臭紙ユニットの斜視図である。
【図4】図4の複数の消臭紙ユニットを箱に収納した斜
視図である。
視図である。
1 消臭紙ユニット 2 プリーツ状消臭紙 3 台紙 4 台紙側板 5 台紙補正板 6 切り込み 7 折線 8 折り返された台紙補正板 9 収納ケース 10 ミシン目の入った開口部 11 通気口 12 ベロ 13 止め爪 14 フック 15 サイド通気口
Claims (3)
- 【請求項1】 折りたたまれたプリーツ状消臭紙(2)
の表裏に、扇形に開いて収納ケースに入れる時に180
°もしくは90°に保持できるような台紙側板(4)ま
たは台紙補正板(5)を有するコの字形で紙製の台紙
(3)が糊貼りされてなる消臭紙ユニット(1)が通気
口(11)のある収納ケース(9)に納められて構成さ
れるプリーツ状紙製消臭器。 - 【請求項2】 台紙補正板(5)を有するコの字形で紙
製の台紙(3)が糊貼りされてなる消臭紙ユニット
(1)を180°の扇形に開いて保持し、これを上部左
右に止め爪(13)で係止されるベロ(12)を有した
通気口(11)のあるスリーブ状の収納ケース(9)に
納められて構成される請求項1記載のプリーツ状紙製消
臭器。 - 【請求項3】 折りたためるように折線(7)の入った
台紙側板(4)を有するコの字形で紙製の台紙(3)が
糊貼りされてなる複数の消臭紙ユニット(1)を90°
の扇形に開いて保持し、これをミシン目の入った開口部
(10)を有する紙製の収納ケース(9)に納められて
構成される請求項1記載のプリーツ状紙製消臭器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007407U JP3076237U (ja) | 2000-09-08 | 2000-09-08 | プリーツ状紙製消臭器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007407U JP3076237U (ja) | 2000-09-08 | 2000-09-08 | プリーツ状紙製消臭器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3076237U true JP3076237U (ja) | 2001-03-30 |
Family
ID=43209306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000007407U Expired - Fee Related JP3076237U (ja) | 2000-09-08 | 2000-09-08 | プリーツ状紙製消臭器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3076237U (ja) |
-
2000
- 2000-09-08 JP JP2000007407U patent/JP3076237U/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |