JP3075821U - 嬰児幼児頭部保護帽子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全でかつ快適に被着することができる嬰児
幼児頭部保護帽子を提供する。 【解決手段】 嬰児幼児頭部保護帽子は頭形殻１１と帽
子カバー２１からなる。頭形殻１１は、発泡材料で一体
形成された緩衝部材で構成し、該頭形殻の前縁は唇状凸
縁１２を有し、後縁は後脳部に延伸し、耳部に凸キャッ
プ部１３が設けられ、内外に複数の貫通孔14が形成され
る。前記帽子カバー21は、通気布からなる裏、表層布2
2、23によりジャケット状に形成された収納スペース24
を有し、前記帽子カバーの適当位置にジッパー25を有す
る開口が形成され、前記頭形殻を前記収納スペース内に
配置するように構成するとともに帽子カバーに帽子紐26
を設けている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、嬰児幼児用の頭部保護帽子に関する。

【０００２】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主な目的は、幼児頭部安全のために設計した嬰児幼児頭部保護帽子を 提供するものである。本考案による嬰児幼児頭部保護帽子の主要部分は唇凸縁、 凸キャップ部及び多数通気孔の付いた頭形殻で構成され、ジッパーで開け口が設 けられ、そして帽子紐が施され、特殊な構成の仕組みと設計で、嬰児幼児頭部の 衝撃を保護し、被り心地が快適で安全で、しかも美観に優れた実用的な嬰児幼児 頭部保護帽子を提供する。

【０００３】

【課題を解決するための手段】

上記目的は本考案の以下の手段により達成される。

【０００４】 請求項１の考案は、頭形殻と帽子カバーを有し、前記頭形殻は、発泡材料で一 体形成された緩衝部材で構成し、該頭形殻の前縁は唇状凸縁を有し、後縁は後脳 部に延伸し、耳部に凸キャップ部が設けられ、内外に複数の貫通孔が形成され、 前記帽子カバーは、通気布からなる裏、表層布によりジャケット状に形成され た収納スペースを有し、前記帽子カバーの適当位置にジッパーを有する開口が形 成され、前記頭形殻を前記収納スペース内に配置するように構成するとともに帽 子カバーに帽子紐を設けたことを特徴とする嬰児幼児頭部保護帽子である。

【０００５】 請求項２の考案は、請求項１に記載の嬰児幼児頭部保護帽子において、帽子カ バーの帽子紐がゴムテープであることを特徴とする。

【０００６】 請求項３の考案は、請求項１に記載の嬰児幼児頭部保護帽子において、帽子カ バー及び帽子紐の端部は相互に取り外しできるタイプの面ファスナーであること を特徴とする。

【０００７】 請求項４の考案は、請求項１に記載の嬰児幼児頭部保護帽子において、帽子カ バーの前縁にひさしを付け、前記頭形殻と前記唇状凸縁の支え力により日よけ及 びスタイリング機能を兼備させたことを特徴とする。

【０００８】 請求項５の考案は、請求項１に記載の嬰児幼児頭部保護帽子において、帽子カ バーのジッパーに替えて内外層布の開口の布を一部重ねて交差させるように構成 したことを特徴とする。

【０００９】 請求項６の考案は、頭形殻と帽子カバーを有し、前記頭形殻は、複数の相互に 結合した凹部で形成され、該凹部の結合部に通気孔を形成してなる頭形エアーバ ッグで形成し、該頭形殻の前縁は唇状凸縁を有し、後縁は後脳部に延伸し、耳部 に凸キャップ部が設けられ、内外に複数の貫通孔が形成され、 前記帽子カバーは、通気布からなる裏、表層布にジャケット状に形成された収 納スペースを有し、前記帽子カバーの適当位置にジッパーを有する開口が形成さ れ、前記頭形殻を前記収納スペース内に配置するように構成するとともに帽子カ バーに帽子紐を設けたことを特徴とする嬰児幼児頭部保護帽子である。

【００１０】 請求項７の考案は、請求項６に記載の嬰児幼児頭部保護帽子において、頭形殻 体の頭形エアーバッグに通気槽が形成され、外部空気との空気接触面積の増大さ せるように構成したことを特徴とする。

【００１１】

【考案の実施の形態】

以下、本考案をより詳細に説明するために実施例を図面に基づいて説明する。

【００１２】 図1は本考案による嬰児幼児用頭部保護帽子の立体組立図である。図2は、本考 案による嬰児幼児用頭部保護帽子の分解構成図である。図3は内部状態を示す立 体透視図である。図4は当創作の嬰児幼児用頭部保護帽子の局部断面図である。 図5は使用状態を説明する図である。図6は本考案の実施例の局部断面図である。 図7は、本考案の実施例の局部断面図である。

【００１３】 先ず、図1と図2を参照されたい。本考案は、一種の嬰児幼児頭部保護帽子を提 供するものである。主要構成は、頭形殻１１と帽子カバー２１からなる。頭形殻 １１は、PU、EVA或いはPS等の発泡材料で一体成型された緩衝材からなり、その 頭形殻１１の前縁に唇状凸縁１２、後脳部に延伸した後縁、耳部に設けられた凸 キャップ部１３が設けられ、頭形殻１１の内外に幾つかの貫通孔１４が散ばって 設けられる。

【００１４】 帽子カバー２１は通気布製で裏、表層布２２、２３でジャケット状の収納スペ ース２４が形成され、帽子カバー２１の適当位置にジッパー２５を設けた開口が 形成され、頭形殻１１をジャケット２４内に配置できるような仕組みとなってお り、両帽子カバー２１の適当な位置には帽子紐２６がが設けられている。

【００１５】 上述した構成で作り上げた保護帽子は、図5に示すように、嬰児幼児頭部の衝 撃保護として用いられ、被り心地が快適であり、安全でしかも美観としても優れ 実用性を備えるものである。帽子カバー２１の帽子紐２６がゴムテープの場合は 、保護帽子による安定性、方便性及び快適さを提供する。帽子カバー２１及び帽 子紐２６の端部は相互に取り外しできるタイプの面ファスナーで繋ぐようにする と、帽子紐２６の必要な長さを調整でき、その上、引っ張り力が大きすぎる際は 自動的に剥離する効果があり、衝撃防止或いは過度の引っ張り力で引き締められ る危険を防ぐことが可能となる。また帽子カバー２１の前縁１２にもう一つひさ し２８を付け、頭形殻１１と唇状凸縁１２の支え力を合わせて、スタイリング、 日よけ及び美観兼備の実用性を実現することができる。尚、帽子カバー２１ジッ パー２５の代わりに内外層布２２、２３の開口の布を一部重なって交差させるこ とによって、同様の目的も達成でき、ジッパー２５の縫製を省き、コストダウン できる。

【００１６】 尚、図6示すように、頭形殻１１は頭形エアーバッグ３１で代用することがで きる。その頭形エアーバッグ３１は幾つかの相互に交差した凹部３２で形成され 、また、図６、７に示すように、当該頭形殻体１１と頭形エアーバッグ３１も、 適切な位置で形成された通気槽は、外部空気との空気接触面積の増大により、被 る時後頭部が生じる過剰な熱気及び不快適感を有効的に排除する機能を有する。

【００１７】 図６、７に示すように、当該頭形カラー１１と頭形エアーバッグ３１も適切な 位置に通気槽１５が形成され、通気面積を増進し、快適安全及び美観兼備の実用 性を実現する。本考案の主要原理は唇状凸縁及び凸キャップ部１３を有する頭形 殻１１を利用して、ジッパー２５を施すことで形成した開口及び帽子紐２６を繋 いで、作られる保護帽子である。

【００１８】

【考案の効果】

本考案による特殊組み合わせの設計構造は、辱状凸縁１２がぶつかられる際は 先に当たるため、緩衝距離を増加し、顔面の傷害を減少することが可能となる。

【００１９】 凸キャップ部１３が嬰児幼児の耳を覆うことによって、保護帽子は耳への圧迫 が避けられ、しかも頭形殻１１全体は衝撃の力及びエネルギーを吸収分散するこ とによって、嬰児幼児の頭部傷害を減少することができる。

【００２０】 また、通気孔１４は散熱できる他、緩衝の効果を増加できる。帽子カバー２１ はジッパー２５の開口から頭形殻１１を取り外しできるタイプである。帽子カバ ー２１は洗浄することができる。そして帽子カバー２１の紐２６はゴム紐の機能 の外、面ファスナー２７を使い合わせることによって、長さの調整が便利にする ことができる。これにより、快適性及び適切な安定性を提供すると同時に引っ張 る力で引き締められる時、自動的に剥離して切れる仕様とすることができ、危険 を防止する上で優れた機能を発揮する。このように、本考案による嬰児幼児頭部 保護帽子は、頭部安全性向上した上、徹底的に嬰児幼児頭部の衝撃保護を提供し 、快適、安全及び美観的に優れた実用性の高い保護帽子を実現することができる 。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による嬰児幼児用頭部保護帽子の立体組
立図である。

【図２】本考案による嬰児幼児用頭部保護帽子の分解構
成図である。

【図３】内部状態を示す立体透視図である。

【図４】本考案の嬰児幼児用頭部保護帽子の局部断面図
である。

【図５】使用状態を説明する図である。

【図６】本考案の実施例の局部断面図である。

【図７】本考案の実施例の局部断面図である。

【符号の説明】

１１ 頭形殻 １２ 唇状凸縁 １３ 凸キャップ １４ 貫通孔 ２１ 帽子カバー ２２ 裏布層 ２３ 表布層 ２４ 収納スペース ２５ ジッパー ２６ 帽子紐

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 頭形殻と帽子カバーを有し、前記頭形殻
   は、発泡材料で一体形成された緩衝部材で構成し、該頭
   形殻の前縁は唇状凸縁を有し、後縁は後脳部に延伸し、
   耳部に凸キャップ部が設けられ、内外に複数の貫通孔が
   形成され、 前記帽子カバーは、通気布からなる裏、表層布によりジ
   ャケット状に形成された収納スペースを有し、前記帽子
   カバーの適当位置にジッパーを有する開口が形成され、
   前記頭形殻を前記収納スペース内に配置するように構成
   するとともに帽子カバーに帽子紐を設けたことを特徴と
   する嬰児幼児頭部保護帽子。
2. 【請求項２】 帽子カバーの帽子紐がゴムテープである
   請求項１に記載の嬰児幼児頭部保護帽子。
3. 【請求項３】 帽子カバー及び帽子紐の端部は相互に取
   り外しできるタイプの面ファスナーである請求項１に記
   載の嬰児幼児頭部保護帽子。
4. 【請求項４】 帽子カバーの前縁にひさしを付け、前記
   頭形殻と前記唇状凸縁の支え力により日よけ及びスタイ
   リング機能を兼備させたことを特徴とする請求項１に記
   載の嬰児幼児頭部保護帽子。
5. 【請求項５】 帽子カバーのジッパーに替えて内外層布
   の開口の布を一部重ねて交差させるように構成した請求
   項１に記載の嬰児幼児頭部保護帽子。
6. 【請求項６】 頭形殻と帽子カバーを有し、前記頭形殻
   は、複数の相互に結合した凹部で形成され、該凹部の結
   合部に通気孔を形成してなる頭形エアーバッグで形成
   し、該頭形殻の前縁は唇状凸縁を有し、後縁は後脳部に
   延伸し、耳部に凸キャップ部が設けられ、内外に複数の
   貫通孔が形成され、 前記帽子カバーは、通気布からなる裏、表層布にジャケ
   ット状に形成された収納スペースを有し、前記帽子カバ
   ーの適当位置にジッパーを有する開口が形成され、前記
   頭形殻を前記収納スペース内に配置するように構成する
   とともに帽子カバーに帽子紐を設けたことを特徴とする
   嬰児幼児頭部保護帽子。
7. 【請求項７】 頭形殻体の頭形エアーバッグに通気槽が
   形成され、外部空気との空気接触面積の増大させるよう
   に構成した請求項６に記載の嬰児幼児頭部保護帽子。