JP3075368B2 - ピストンリング - Google Patents
ピストンリングInfo
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23P—METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
- B23P15/00—Making specific metal objects by operations not covered by a single other subclass or a group in this subclass
- B23P15/06—Making specific metal objects by operations not covered by a single other subclass or a group in this subclass piston rings from one piece
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J9/00—Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction
- F16J9/26—Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction characterised by the use of particular materials
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49229—Prime mover or fluid pump making
- Y10T29/49274—Piston ring or piston packing making
- Y10T29/49281—Piston ring or piston packing making including coating or plating
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10T29/49229—Prime mover or fluid pump making
- Y10T29/49274—Piston ring or piston packing making
- Y10T29/49282—Piston ring or piston packing making including grinding or honing
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関用のピストン
リング、特に鋼製コンプレッションリングの改良に関す
る。
リング、特に鋼製コンプレッションリングの改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、社会的ニーズにより、過給機装置
仕様も含む高回転高出力型仕様、又は高圧縮比仕様等の
出力アップを狙った内燃機関が開発されており、この内
燃機関に使用するピストンリングもこれに見合ってグレ
ードアップさせていかなければならない状況にある。ま
た、公害問題により燃料の無鉛化が進んでいるが、有鉛
燃料も諸外国を中心に未だ広く使用されているのが実状
である。この有鉛燃料を使用する内燃機関のシリンダ内
においては、HClやH2 SO4 等の腐食雰囲気が強
く、その腐食雰囲気による摩耗をできる限り抑制すべ
く、ピストンリングの少なくとも摺動面に窒化処理を施
したものが開発されており、耐摩耗性及び耐腐食性につ
いては効果がある。しかしながら、高回転高出力型仕様
の内燃機関であるがゆえに、ピストンリングが折損して
しまう例もあり、耐折損性の向上も図らなければならな
い。
仕様も含む高回転高出力型仕様、又は高圧縮比仕様等の
出力アップを狙った内燃機関が開発されており、この内
燃機関に使用するピストンリングもこれに見合ってグレ
ードアップさせていかなければならない状況にある。ま
た、公害問題により燃料の無鉛化が進んでいるが、有鉛
燃料も諸外国を中心に未だ広く使用されているのが実状
である。この有鉛燃料を使用する内燃機関のシリンダ内
においては、HClやH2 SO4 等の腐食雰囲気が強
く、その腐食雰囲気による摩耗をできる限り抑制すべ
く、ピストンリングの少なくとも摺動面に窒化処理を施
したものが開発されており、耐摩耗性及び耐腐食性につ
いては効果がある。しかしながら、高回転高出力型仕様
の内燃機関であるがゆえに、ピストンリングが折損して
しまう例もあり、耐折損性の向上も図らなければならな
い。
【0003】図1は、ピストリングとしての従来の鋼製
コンプレッションリングの一部を示しており、鋼製母材
1の表面に、窒化処理により窒化層2が形成されてい
る。この窒化処理に伴なって窒化層2の表層部には化合
物層(以下白層という)と称する非常に脆硬な(高硬度
で且つ脆い)ポーラス状の層が生じるが、摺動面3のみ
は後加工によって、脆硬なポーラス状の白層を除去する
ことにより製品化している。従って、コーナー部4,
5、又はコーナー部4,5を含む上面6、下面7には脆
硬なポーラス状の白層が残存している。上記鋼製母材1
の組成としては、例えば重量比率(%)にて、C:0.
85〜0.95、Si:0.35〜0.50、Mn:
0.25〜0.40、Cr:17.00〜18.00、
Mo:1.00〜1.25、V:0.08〜0.15、
残部Feと不可避の不純物とからなる組成のもの、又は
重量比率(%)にて、C:0.87〜0.93、Si:
0.20〜0.40、Mn:0.20〜0.40、C
r:21.00〜22.00、Mo:0.20〜0.4
0、Ni:0.90〜1.10、残部Feと不可避の不
純物とからなる組成のものがある。
コンプレッションリングの一部を示しており、鋼製母材
1の表面に、窒化処理により窒化層2が形成されてい
る。この窒化処理に伴なって窒化層2の表層部には化合
物層(以下白層という)と称する非常に脆硬な(高硬度
で且つ脆い)ポーラス状の層が生じるが、摺動面3のみ
は後加工によって、脆硬なポーラス状の白層を除去する
ことにより製品化している。従って、コーナー部4,
5、又はコーナー部4,5を含む上面6、下面7には脆
硬なポーラス状の白層が残存している。上記鋼製母材1
の組成としては、例えば重量比率(%)にて、C:0.
85〜0.95、Si:0.35〜0.50、Mn:
0.25〜0.40、Cr:17.00〜18.00、
Mo:1.00〜1.25、V:0.08〜0.15、
残部Feと不可避の不純物とからなる組成のもの、又は
重量比率(%)にて、C:0.87〜0.93、Si:
0.20〜0.40、Mn:0.20〜0.40、C
r:21.00〜22.00、Mo:0.20〜0.4
0、Ni:0.90〜1.10、残部Feと不可避の不
純物とからなる組成のものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このコンプレッション
リングを、上述した一部の内燃機関のピストン溝内に取
付けて使用すると、コンプレッションリングは、半径方
向への拡縮動作及び軸方向への上下の挙動によりピスト
ン溝と衝突を繰り返すため、運転中コーナー部4,5付
近に脆硬なポーラス状の白層が残存しているとその部分
にクラック等が発生し、この部分が起点となってクラッ
クが進行し、やがて折損に至るケースが多かった。
リングを、上述した一部の内燃機関のピストン溝内に取
付けて使用すると、コンプレッションリングは、半径方
向への拡縮動作及び軸方向への上下の挙動によりピスト
ン溝と衝突を繰り返すため、運転中コーナー部4,5付
近に脆硬なポーラス状の白層が残存しているとその部分
にクラック等が発生し、この部分が起点となってクラッ
クが進行し、やがて折損に至るケースが多かった。
【0005】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたもので、疲労強度を向上させることができるピス
トンリングを得ることを目的とする。
されたもので、疲労強度を向上させることができるピス
トンリングを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るピストンリ
ングは、摺動面と、この摺動面に各コーナー部を介して
続く第1、第2の面とを有する鋼製母材の表面を窒化法
により処理して窒化層を形成したピストンリングにおい
て、上記摺動面の白層は除去され、上記第1、第2の面
と上記コーナー部との白層は、少なくともその一部にお
いて5μ以下の厚みで存在する。この場合、本発明のピ
ストンリングは、上記コーナー部において、上記白層が
5μ以下の厚みで存在するものであってもよい。
ングは、摺動面と、この摺動面に各コーナー部を介して
続く第1、第2の面とを有する鋼製母材の表面を窒化法
により処理して窒化層を形成したピストンリングにおい
て、上記摺動面の白層は除去され、上記第1、第2の面
と上記コーナー部との白層は、少なくともその一部にお
いて5μ以下の厚みで存在する。この場合、本発明のピ
ストンリングは、上記コーナー部において、上記白層が
5μ以下の厚みで存在するものであってもよい。
【0007】上記白層の除去手段としては、H2 SO4
又はHCl等を含んだ低濃度の酸性の水溶液に浸漬させ
てもよいが、研削により機械的に白層を除去してもよ
い。
又はHCl等を含んだ低濃度の酸性の水溶液に浸漬させ
てもよいが、研削により機械的に白層を除去してもよ
い。
【0008】
【作用】鋼製母材のコーナー部と第1、第2の面に当初
残存する窒化層の白層は、例えば厚みが20μと厚いの
で、この白層に衝撃等が加えられるとクラックが入って
破壊され易いが、本発明の如く上記白層の厚みを5μ以
下にまですれば、薄くなった白層自体の靭性が向上して
耐折損性が良好となる。また、クラックが入ってもクラ
ックの深さが浅くきずが小さいので、切欠効果が小さく
疲労強度が向上する。
残存する窒化層の白層は、例えば厚みが20μと厚いの
で、この白層に衝撃等が加えられるとクラックが入って
破壊され易いが、本発明の如く上記白層の厚みを5μ以
下にまですれば、薄くなった白層自体の靭性が向上して
耐折損性が良好となる。また、クラックが入ってもクラ
ックの深さが浅くきずが小さいので、切欠効果が小さく
疲労強度が向上する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図2はピストンリングとしての鋼製コンプレッ
ションリング10の断面図で、窒化処理前の状態を示し
ている。例えばSUS420J2 等のステンレス鋼で形
成された鋼製母材11は、外周側に位置してシリンダと
摺接する摺動面12と、この摺動面12にコーナー部1
3を介して続く第1の面としての上面14と、摺動面1
2にコーナー部15を介して続く第2の面としての下面
16と、内周側に位置する内周面17とを有している。
この図2に示す鋼製母材11の表面を窒化法によって処
理(窒化処理、軟窒化処理のいずれの場合であってもよ
い)すると、図3に示すように、鋼製母材11の全表面
に窒化層が形成される。この窒化層の表層部には光学的
顕微鏡下で白く見えるいわゆる白層20(化合物層)が
生じ、この白層は非常に脆硬なポーラス状の層となって
いる。また、窒化層はこの白層20に続いて拡散層19
が母材11側に形成されている。白層と拡散層には鉄、
Cr等が窒素と化合した化合物が存在するが、表面から
窒素が内部に次第に拡散しているので窒素の濃度は内部
にいくに従って順次薄くなっている。
明する。図2はピストンリングとしての鋼製コンプレッ
ションリング10の断面図で、窒化処理前の状態を示し
ている。例えばSUS420J2 等のステンレス鋼で形
成された鋼製母材11は、外周側に位置してシリンダと
摺接する摺動面12と、この摺動面12にコーナー部1
3を介して続く第1の面としての上面14と、摺動面1
2にコーナー部15を介して続く第2の面としての下面
16と、内周側に位置する内周面17とを有している。
この図2に示す鋼製母材11の表面を窒化法によって処
理(窒化処理、軟窒化処理のいずれの場合であってもよ
い)すると、図3に示すように、鋼製母材11の全表面
に窒化層が形成される。この窒化層の表層部には光学的
顕微鏡下で白く見えるいわゆる白層20(化合物層)が
生じ、この白層は非常に脆硬なポーラス状の層となって
いる。また、窒化層はこの白層20に続いて拡散層19
が母材11側に形成されている。白層と拡散層には鉄、
Cr等が窒素と化合した化合物が存在するが、表面から
窒素が内部に次第に拡散しているので窒素の濃度は内部
にいくに従って順次薄くなっている。
【0010】摺動面12に形成された窒化層における白
層20を、図4に示すように本実施例では、次工程の機
械加工によって除去して所定硬度以上の拡散層を露出さ
せ、上下面14,16及びコーナー部13,15の白層
20の厚みを機械加工により5μ以下(零μを含む)に
まで除去している。従来、この図4に示す状態のコンプ
レッションリング10は白層20の厚みが20μ程度で
あるので、半径方向への拡縮動作及び軸方向への上下動
によりピストン溝と衝突を繰り返すと、その衝撃により
上記残存白層20にクラックが発生する恐れがあり、ま
た白層20が脱落して摩耗粉となると相手材を含めて異
常摩耗を誘発し易いが、白層20の厚みが5μ以下であ
ればかかる恐れはなくなる。また、図5に示すように、
図4に示すコンプレッションリング10の各コーナー部
13,15及び上下面14,16に残存している窒化層
の白層20を完全に除去してもよい。この白層の除去手
段としては、H2 SO4 又はHCl等の低濃度の酸性水
溶液を用いてもよいが、砥石を備えた研削機による機械
加工を用いてもよい。(実験例) 以下、発明者の行なった実験について説明する。
層20を、図4に示すように本実施例では、次工程の機
械加工によって除去して所定硬度以上の拡散層を露出さ
せ、上下面14,16及びコーナー部13,15の白層
20の厚みを機械加工により5μ以下(零μを含む)に
まで除去している。従来、この図4に示す状態のコンプ
レッションリング10は白層20の厚みが20μ程度で
あるので、半径方向への拡縮動作及び軸方向への上下動
によりピストン溝と衝突を繰り返すと、その衝撃により
上記残存白層20にクラックが発生する恐れがあり、ま
た白層20が脱落して摩耗粉となると相手材を含めて異
常摩耗を誘発し易いが、白層20の厚みが5μ以下であ
ればかかる恐れはなくなる。また、図5に示すように、
図4に示すコンプレッションリング10の各コーナー部
13,15及び上下面14,16に残存している窒化層
の白層20を完全に除去してもよい。この白層の除去手
段としては、H2 SO4 又はHCl等の低濃度の酸性水
溶液を用いてもよいが、砥石を備えた研削機による機械
加工を用いてもよい。(実験例) 以下、発明者の行なった実験について説明する。
【0011】実験A 実験A乃至Dでは、白層を上記厚み(5μ以下(零μを
含む))にまで除去するのに低濃度の酸性薬品を用いて
いる。即ち、図3に示すコンプレッションリング10を
上記酸性薬品に浸漬させて上記白層の除去を行なった。
上記白層の除去条件としては、薬品の濃度、処理温度及
び処理時間の三つの要因があるが、作業性、安全性及び
コストを考慮して白層の残存厚みが5μ以下になるよう
に決めればよい。
含む))にまで除去するのに低濃度の酸性薬品を用いて
いる。即ち、図3に示すコンプレッションリング10を
上記酸性薬品に浸漬させて上記白層の除去を行なった。
上記白層の除去条件としては、薬品の濃度、処理温度及
び処理時間の三つの要因があるが、作業性、安全性及び
コストを考慮して白層の残存厚みが5μ以下になるよう
に決めればよい。
【0012】実験Aでは下記の試験方法により疲労試験
を行ない、従来の方法で製作した供試材と、本発明によ
る方法で製作した供試材との疲労強度の比較を行なっ
た。 試験装置:ピストンリング疲労試験機 試験条件:応力→0kg/mm2 から50kg/mm2 までの
繰り返し。 雰囲気→pH3.5、H2 SO4 水溶液中でピストンリ
ングが折損するまでの繰返し数で評価。
を行ない、従来の方法で製作した供試材と、本発明によ
る方法で製作した供試材との疲労強度の比較を行なっ
た。 試験装置:ピストンリング疲労試験機 試験条件:応力→0kg/mm2 から50kg/mm2 までの
繰り返し。 雰囲気→pH3.5、H2 SO4 水溶液中でピストンリ
ングが折損するまでの繰返し数で評価。
【0013】供試材 ・従来品:重量比率(%)として、C:0.87、S
i:0.42、Mn:0.30、Cr:17.50、M
o:1.03、V:0.10及び残部Feと不可避の不
純物とからなる組成の鋼製母材に窒化処理を施し、従来
の方法であるから表面の脆硬な白層については摺動面の
み除去されている。コーナー部に白層が20μ程度形成
されている。
i:0.42、Mn:0.30、Cr:17.50、M
o:1.03、V:0.10及び残部Feと不可避の不
純物とからなる組成の鋼製母材に窒化処理を施し、従来
の方法であるから表面の脆硬な白層については摺動面の
み除去されている。コーナー部に白層が20μ程度形成
されている。
【0014】・本発明品:鋼製母材(上記従来品と同一
の組成)に窒化処理(比較のため従来品と同一の処理条
件)を施し、低濃度の酸性水溶液に浸漬し、表面の非常
に脆硬な白層を除去した。なお、この白層の除去条件及
びその時の白層残存量は以下の通りである。 ・白層除去条件:(イ)処理液:硫酸(H2 SO4 )水
溶液 (ロ)処理濃度:1.2% (ハ)処理温度:35℃ (ニ)処理時間:13分 (ホ)白層の残存量(完成品にて) 摺動面 0μ 上面 0μ 下面 0μ 内周面 0μ コーナー部 0μ 結果:試験結果を表1に示す。この表1に示すよう
に、従来品に比較し、本発明品は、おおよそ10倍以上
の疲労強度をもっていることが分かる。
の組成)に窒化処理(比較のため従来品と同一の処理条
件)を施し、低濃度の酸性水溶液に浸漬し、表面の非常
に脆硬な白層を除去した。なお、この白層の除去条件及
びその時の白層残存量は以下の通りである。 ・白層除去条件:(イ)処理液:硫酸(H2 SO4 )水
溶液 (ロ)処理濃度:1.2% (ハ)処理温度:35℃ (ニ)処理時間:13分 (ホ)白層の残存量(完成品にて) 摺動面 0μ 上面 0μ 下面 0μ 内周面 0μ コーナー部 0μ 結果:試験結果を表1に示す。この表1に示すよう
に、従来品に比較し、本発明品は、おおよそ10倍以上
の疲労強度をもっていることが分かる。
【0015】
【表1】
【0016】実験B 上記実験Aとは異なる材質の鋼製母材の供試材を用い
て、従来品と本発明品との疲労強度の比較を行なった。 試験装置:実験Aと同じ 試験条件:実験Aと同じ 供試材 ・従来品:重量比率(%)として、C:0.91、S
i:0.30、Mn:0.29、Cr:21.63、M
o:0.30、Ni:0.99及び残部Feと不可避の
不純物とからなる組成の鋼製母材に窒化処理を施し、従
来の方法であるから表面の脆硬な白層は摺動面のみ除去
されている。コーナー部に白層が20μ程度形成されて
いる。
て、従来品と本発明品との疲労強度の比較を行なった。 試験装置:実験Aと同じ 試験条件:実験Aと同じ 供試材 ・従来品:重量比率(%)として、C:0.91、S
i:0.30、Mn:0.29、Cr:21.63、M
o:0.30、Ni:0.99及び残部Feと不可避の
不純物とからなる組成の鋼製母材に窒化処理を施し、従
来の方法であるから表面の脆硬な白層は摺動面のみ除去
されている。コーナー部に白層が20μ程度形成されて
いる。
【0017】・本発明品:鋼製母材(上記従来品と同一
の組成)に窒化処理(従来品と同一条件)を施し、低濃
度の酸性水溶液に浸漬し、表面の非常に脆硬な白層を除
去した。なお、この白層の除去条件及びその時の白層残
存量は以下の通りである。 ・白層除去条件:全て実験Aと同じ ・白層の残存量(完成品として) 摺動面 0μ 上面 0μ 下面 0μ 内周面 3μ コーナー部 3μ 結果:試験結果を表2に示す。この表2から分かるよ
うに、従来品に比較し、本発明品はおおよそ10倍以上
の疲労強度を持っている。
の組成)に窒化処理(従来品と同一条件)を施し、低濃
度の酸性水溶液に浸漬し、表面の非常に脆硬な白層を除
去した。なお、この白層の除去条件及びその時の白層残
存量は以下の通りである。 ・白層除去条件:全て実験Aと同じ ・白層の残存量(完成品として) 摺動面 0μ 上面 0μ 下面 0μ 内周面 3μ コーナー部 3μ 結果:試験結果を表2に示す。この表2から分かるよ
うに、従来品に比較し、本発明品はおおよそ10倍以上
の疲労強度を持っている。
【0018】
【表2】
【0019】実験C 実験Bと同一の組成の供試材を使用し、試験条件を変更
して、従来品と本発明品との疲労強度の比較を行なっ
た。 試験装置:実験Aと同じ 試験条件:エアー中にて、S−N曲線から疲労強度を
求める。
して、従来品と本発明品との疲労強度の比較を行なっ
た。 試験装置:実験Aと同じ 試験条件:エアー中にて、S−N曲線から疲労強度を
求める。
【0020】供試材 ・従来品:実験Bと同じ ・本発明品:実験Bと同じ 結果:試験結果を表3に示す。この表3に示すよう
に、従来品に比較し、本発明品の疲労強度は高いレベル
にある。
に、従来品に比較し、本発明品の疲労強度は高いレベル
にある。
【0021】
【表3】
【0022】実験D 下記供試機関により実機耐久試験を行ない、折損の有無
を確認した。 供試機関:水冷2.8l、直4ディーゼル機関 試験条件:アイドル⇔4750rpm (アップダウ
ン)、20万サイクル(約420Hr) 供試材:第1気筒:実験Bの本発明品 第2気筒:実験Aの従来品 第3気筒:実験Bの従来品 第4気筒:実験Aの本発明品 結果:試験結果を表4に示す。この表4に示すよう
に、今回の試験では第2,第3気筒のピストンリングが
折損してしまった。
を確認した。 供試機関:水冷2.8l、直4ディーゼル機関 試験条件:アイドル⇔4750rpm (アップダウ
ン)、20万サイクル(約420Hr) 供試材:第1気筒:実験Bの本発明品 第2気筒:実験Aの従来品 第3気筒:実験Bの従来品 第4気筒:実験Aの本発明品 結果:試験結果を表4に示す。この表4に示すよう
に、今回の試験では第2,第3気筒のピストンリングが
折損してしまった。
【0023】
【表4】
【0024】以上、実験A乃至Dの結果から明らかなよ
うに、本発明による白層の除去で、疲労強度の大幅な向
上が得られ、また、運転中の折損も無かった。従って、
本発明によるコンプレッションリングを使用すれば、特
に高回転高出力型の内燃機関において非常に有効であ
る。実験E 実験Eでは、コンプレッションリング10の各コーナー
部13,15及び上下面14,16(図5)に残存して
いる白層を5μ以下の厚みにまで除去する手段として、
研削により行なっている。この研削には砥石又はバイト
等が用いられ、白層の残存厚みが5μ以下になるまで研
削している。
うに、本発明による白層の除去で、疲労強度の大幅な向
上が得られ、また、運転中の折損も無かった。従って、
本発明によるコンプレッションリングを使用すれば、特
に高回転高出力型の内燃機関において非常に有効であ
る。実験E 実験Eでは、コンプレッションリング10の各コーナー
部13,15及び上下面14,16(図5)に残存して
いる白層を5μ以下の厚みにまで除去する手段として、
研削により行なっている。この研削には砥石又はバイト
等が用いられ、白層の残存厚みが5μ以下になるまで研
削している。
【0025】実験Eでは下記試験方法により疲労試験を
行ない、従来の方法で製作したものと、本発明による方
法で製作したものとの疲労強度の比較を行なった。 試験装置:実験Aと同じ 試験条件:実験Aと同じ 供試材 ・従来品:実験Bの従来品と同じ ・本発明品:鋼製母材(実験Bと同じ)に窒化処理を施
し、コーナー部及び上下面の白層を、砥石を用いて研削
除去した。研削方法については湿式加工とした。なお、
その時の白層の残存量は以下の通りであった。
行ない、従来の方法で製作したものと、本発明による方
法で製作したものとの疲労強度の比較を行なった。 試験装置:実験Aと同じ 試験条件:実験Aと同じ 供試材 ・従来品:実験Bの従来品と同じ ・本発明品:鋼製母材(実験Bと同じ)に窒化処理を施
し、コーナー部及び上下面の白層を、砥石を用いて研削
除去した。研削方法については湿式加工とした。なお、
その時の白層の残存量は以下の通りであった。
【0026】 ・白層の残存量(完成品として) 摺動面 0μ 上面 0μ 下面 0μ 内周面 15μ コーナー部 0μ 結果:試験結果を表5に示す。この表5に示すよう
に、従来品に比較し、本発明品は疲労強度が大幅に向上
している。
に、従来品に比較し、本発明品は疲労強度が大幅に向上
している。
【0027】
【表5】
【0028】以上実験Eの結果から明らかなように、本
発明による白層の除去により疲労強度の向上が得られ
た。この場合、内周面の研削は行なわないので、内周面
には白層が残存しているが、これはコンプレッションリ
ングの疲労強度には全く影響を与えない。なお、上下面
14,16及びコーナー部13,15の白層は厚み零に
まで完全に除去してもよいが、これでは加工コストがか
かりすぎ過剰品質となる。即ち、加工を簡略化してコス
ト低減を図りながら疲労強度の向上をも実現するには、
上述のように上記白層の厚みは5μ以下であれば十分で
あり、最小限の品質で最大限の効果を挙げることができ
る。
発明による白層の除去により疲労強度の向上が得られ
た。この場合、内周面の研削は行なわないので、内周面
には白層が残存しているが、これはコンプレッションリ
ングの疲労強度には全く影響を与えない。なお、上下面
14,16及びコーナー部13,15の白層は厚み零に
まで完全に除去してもよいが、これでは加工コストがか
かりすぎ過剰品質となる。即ち、加工を簡略化してコス
ト低減を図りながら疲労強度の向上をも実現するには、
上述のように上記白層の厚みは5μ以下であれば十分で
あり、最小限の品質で最大限の効果を挙げることができ
る。
【0029】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、白
層にクラックが入り難くなり、ピストンリングの疲労強
度が向上し、耐折損性が向上する。
層にクラックが入り難くなり、ピストンリングの疲労強
度が向上し、耐折損性が向上する。
【図1】従来のコンプレッションリングの一部を示す断
面斜視図である。
面斜視図である。
【図2】図2乃至図5は本発明の一実施例を示す図で、
図2は窒化処理前のコンプレッションリングの断面図で
ある。
図2は窒化処理前のコンプレッションリングの断面図で
ある。
【図3】図2に示すコンプレッションリングの表面に窒
化処理を行なって窒化層を形成した状態を示す断面図で
ある。
化処理を行なって窒化層を形成した状態を示す断面図で
ある。
【図4】図3に示すコンプレッションリングの摺動面の
白層を機械加工により除去し、各コーナー部及び上下面
の白層を5μ以下の厚みにまで除去した状態を示す断面
図である。
白層を機械加工により除去し、各コーナー部及び上下面
の白層を5μ以下の厚みにまで除去した状態を示す断面
図である。
【図5】図4に示すコンプレッションリングの各コーナ
ー部及び上下面に残存している窒化層の白層を完全に除
去した状態の断面図である。
ー部及び上下面に残存している窒化層の白層を完全に除
去した状態の断面図である。
10…鋼製コンプレッションリング(ピストンリング) 11…鋼製母材 12…摺動面 13,15…コーナー部 14…上面(第1の面) 16…下面(第2の面) 18…窒化層 19…拡散層 20…白層
フロントページの続き (72)発明者 川嶋 聡 埼玉県与野市本町西五丁目2番6号 日 本ピストンリング株式会社与野工場内 (56)参考文献 特開 昭60−172773(JP,A) 実開 昭63−164661(JP,U) 実開 昭63−168362(JP,U) 実開 昭61−110853(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16J 9/26 C23C 8/26
Claims (2)
- 【請求項1】 摺動面と、この摺動面に各コーナー部を
介して続く第1、第2の面とを有する鋼製母材の表面を
窒化法により処理して窒化層を形成したピストンリング
において、 上記摺動面の白層は除去され、上記第1、第2の面と上
記コーナー部との白層は、少なくともその一部において
5μ以下の厚みで存在することを特徴とするピストンリ
ング。 - 【請求項2】 前記コーナー部において、前記白層が5
μ以下の厚みで存在することを特徴とする請求項1記載
のピストンリング。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03136728A JP3075368B2 (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | ピストンリング |
US07/893,847 US5405154A (en) | 1991-06-07 | 1992-06-04 | Piston ring |
DE4218668A DE4218668C2 (de) | 1991-06-07 | 1992-06-05 | Kolbenring |
GB9212073A GB2256467B (en) | 1991-06-07 | 1992-06-08 | Piston ring |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03136728A JP3075368B2 (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | ピストンリング |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04362371A JPH04362371A (ja) | 1992-12-15 |
JP3075368B2 true JP3075368B2 (ja) | 2000-08-14 |
Family
ID=15182118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03136728A Expired - Lifetime JP3075368B2 (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | ピストンリング |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5405154A (ja) |
JP (1) | JP3075368B2 (ja) |
DE (1) | DE4218668C2 (ja) |
GB (1) | GB2256467B (ja) |
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BR102014004402B1 (pt) * | 2014-02-25 | 2022-08-09 | Mahle Metal Leve S/A | Anel de pistão e seu processo de fabricação |
BR102015010736B1 (pt) * | 2015-05-05 | 2021-05-25 | Mahle Metal Leve S/A | anel de pistão |
DE102016113198A1 (de) * | 2016-07-18 | 2018-01-18 | Abb Turbo Systems Ag | Kolbenring, Turbolader mit Kolbenring und Verfahren zum Herstellen eines Kolbenrings |
US20200284344A1 (en) * | 2019-03-04 | 2020-09-10 | Tenneco Inc. | Piston ring with inlaid dlc coating and method of manufacturing |
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US1435592A (en) * | 1920-03-11 | 1922-11-14 | D & M Autoparts Co | Method of making piston rings |
US1783047A (en) * | 1927-06-01 | 1930-11-25 | Lewis C Marshall | Method of making steel piston rings |
US2380654A (en) * | 1942-11-30 | 1945-07-31 | Muskegon Piston Ring Co Inc | Method of piston ring manufacture |
DE2406420A1 (de) * | 1973-02-16 | 1974-08-29 | Nippon Piston Ring Co Ltd | Verfahren zur herstellung einer oeldichtung fuer drehkolbenmaschinen mit innerer verbrennung |
JPS60155056A (ja) * | 1984-01-23 | 1985-08-14 | Nippon Piston Ring Co Ltd | 鋼製圧縮ピストンリング |
JPS60153455A (ja) * | 1984-01-23 | 1985-08-12 | Nippon Piston Ring Co Ltd | 鋼製ピストンリング |
JPH061064B2 (ja) * | 1984-03-07 | 1994-01-05 | 日本ピストンリング株式会社 | ピストンリングの製造方法 |
US4570946A (en) * | 1985-02-27 | 1986-02-18 | Nippon Piston Ring Co., Ltd. | Nitrided piston ring with outer layer on surface |
JPS63280960A (ja) * | 1987-05-13 | 1988-11-17 | Hitachi Metals Ltd | スチ−ル製ピストンリング |
JPH0231219B2 (ja) * | 1987-08-05 | 1990-07-12 | Riken Kk | Pisutonringu |
JPH0285569A (ja) * | 1988-09-19 | 1990-03-27 | Riken Corp | ピストンリング |
JPH02134468A (ja) * | 1988-11-11 | 1990-05-23 | Teikoku Piston Ring Co Ltd | ピストンリング |
JP2572445B2 (ja) * | 1989-06-05 | 1997-01-16 | 株式会社日立製作所 | 輪郭補正回路 |
JP2859339B2 (ja) * | 1989-12-29 | 1999-02-17 | 日本ピストンリング株式会社 | ピストンリング及びその製造方法 |
-
1991
- 1991-06-07 JP JP03136728A patent/JP3075368B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1992
- 1992-06-04 US US07/893,847 patent/US5405154A/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-06-05 DE DE4218668A patent/DE4218668C2/de not_active Revoked
- 1992-06-08 GB GB9212073A patent/GB2256467B/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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DE4218668C2 (de) | 1995-09-14 |
GB2256467A (en) | 1992-12-09 |
DE4218668A1 (de) | 1992-12-10 |
JPH04362371A (ja) | 1992-12-15 |
GB2256467B (en) | 1994-12-07 |
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