JP3075034U - 物干し器における竿止め装置 - Google Patents

物干し器における竿止め装置

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JP3075034U JP2000005177U JP2000005177U JP3075034U JP 3075034 U JP3075034 U JP 3075034U JP 2000005177 U JP2000005177 U JP 2000005177U JP 2000005177 U JP2000005177 U JP 2000005177U JP 3075034 U JP3075034 U JP 3075034U
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康男 岩本
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タイヨー産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 物干し竿の落下事故を防止する。 【構成】 係合突部22を差し込み可能な差し込み口2
4と、その下方に位置して物干し竿11を竿受け部12
に受け支えた状態において物干し竿11が長さ方向に引
張られたときに係合突部22と係合し、抜け止めとなる
係合枠27とを竿受け部12に設け、竿受け部12に受
け支えられた状態にある物干し竿11の上部に接離可能
な竿押さえ部材28を柱体13に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は外方へ突出した係合突部を端部に有する物干し竿と、物干し竿を受け 支える竿受け部を有する自立型の一対の柱体とを備えた物干し器における竿止め 装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
物干し竿を使用する物干し器では、竿受け部を上部に有する自立型の柱体を所 要の間隔をおいて配置し、物干し竿を掛け渡すのが普通である(登録第3061 556号の実用新案の全体構成参照)。小型のものは室内でも使用可能であり、 中でもキャスター付きのものは移動が容易である。従って、物干し竿を掛けたま ま物干し器を移動させようとするケースも出て来る。
【0003】 しかしながら、物干し竿は竿受け部に支えられているだけで固定されてはいな いので外れ易いという問題がある。例えば室内で使用中にぶつかっただけでも物 干し竿を落下させる恐れがあり、幼児などがいる家庭では特に注意を要する。な お、物干し竿を固定して落下を防止しようとするものに特開平8−187394 号の考案があるが、同考案のものは挟持片によって物干し竿を挟持するため特別 の挟持手段が必要である上、抜け止めには余り効果を期待できない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前記の点に着目してなされたものであって、その課題は物干し竿を使 用する物干し器において物干し竿の落下事故を防止することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するため本考案は、係合突部を差し込み可能な差し込み口と 物干し竿を竿受け部に受け支えた状態において物干し竿が長さ方向に引張られた ときに係合突部と係合して抜け止めとなる係合枠を竿受け部に設け、竿受け部に 受け支えられた状態にある物干し竿の上部に接離可能な竿押さえ部材を柱体に設 けるようにするという手段を講じたものである。
【0006】
【考案の実施の形態】
本考案の装置は、物干し竿を受け支える竿受け部を上部に有する自立型の一対 の柱体から成る物干し器において、物干し竿が外れるのを防ぐための竿止め装置 である。従って本考案は、物干し竿と、その両端部を受け支える一対の柱体から 成る物干し器を対象とする。
【0007】 自立型の一対の柱体とは、個々の柱体が夫々単独で自立可能であり、かつそれ を2個一対として使用するということである。柱体は単なる柱状のものであるか ら、不使用時には隅に片付けておくことができ、場所を取らない。
【0008】 また物干し竿を受け支えるということは、物干し竿を載せる水平部分があれば 達成される。しかし一方では柱に腕木を取り付けて竿受けとすることも昔から周 知である。本考案において竿受け部に受け支えられた物干し竿は、左右へのびた 物干し竿を正面にして前後方向と下方へは動かない状態にあることが望ましい。
【0009】 本考案では、物干し竿と竿受け部とを係合可能にする係合突部を物干し竿の端 部に設ける。この係合は、物干し竿の端部の抜け止めのための係合であり、係合 突部の相手側係合部は竿受け部に設けられる。相手側係合部のことをこの考案で は係合枠という。
【0010】 竿受け部には、物干し竿の係合突部を差し込み可能な差し込み口と、その下方 に位置して物干し竿を竿受け部に受け支えた状態において、物干し竿が長さ方向 に引っ張られたときに係合突部と係合して抜け止めとなる係合相手とが設けられ る。竿受け部に受け支えられた物干し竿が下方と前後方向へ移動できない状態に あることは既に説明した。本考案では上記に加えて係合突部と係合相手との係合 により、物干し竿の長さ方向つまり左右方向への移動も両端の係合突部間に拘束 されることとなる。竿受け部としては、柱体の所要箇所に、物干し竿を受け支え る横枠を設けるとともに、上部に係合突部を差し込み可能な差し込み口を有し、 下部に係合突部が係合可能な幅の狭い係合部を有する係合枠を、上記横枠と一体 に設けることができる。
【0011】 これにより、物干し竿の下方、前後方向及び左右方向への移動は略拘束される が、上方へ押されると係合突部は差し込み口を通過し得る位置へ移動するので、 本考案では、竿受け部に置かれた物干し竿の上部に接離可能な竿押さえ部材を設 ける。この竿押さえ部材は横枠と略平行な軸周りに回転可能に設けて、竿受け部 に置かれた物干し竿に上方から当接可能であり、かつ物干し竿のセット又は取り 外しのため係合突部を通過させるときは回転して退避可能な構成とすることがで きる。
【0012】
【実施例】
以下図示の実施例を参照して本考案をより詳細に説明する。図1は、本考案に おける物干し器10の全体を示しており、同物干し器10は、物干し竿11と、 物干し竿11を受け支える竿受け部12を有する自立型の柱体13一対とからな る。
【0013】 柱体13は、夫々前後2本の縦枠14、15と それらを上中下3箇所で結合 した結合部材16、17、18とによって枠形に形成されており、かつ脚部19 には自立可能な移動手段20としてキャスター輪から成る4個の車輪が備え付け られている。よって各柱体13、13は前後左右に自由に移動可能である。
【0014】 本考案の竿止め装置21では、物干し竿11と、竿受け部12とを係合可能と する係合突部22を物干し竿11の端部に設ける(図2参照)。例示した物干し 竿11の場合、端部に嵌合部材23を嵌めており、同嵌合部材23に円形のつば 状の部分が係合突部22として設けられている。係合突部22はつば状であるた め物干し竿11の向きに関係なく係合が可能になり、また突出してはいても円形 のため危険性が少ない。このような嵌合部材23は合成樹脂成形により係合突部 22と一体構造の物として製造することができる。
【0015】 上記の係合突部22を差し込み可能な差し込み口24と、差し込み口24から 差し込んだ物干し竿11を受け支える竿受け部25とを柱体上部に設ける。差し 込み口24は係合突部22を差し込み可能な大型開口であり、差し込まれた物干 し竿11の端部は、差し込み口24の下方の竿受け部12に受け支えられる。 図1に例示の竿受け部12は、上部結合部材16と中部結合部材17に設けら れており、前後の縦枠14、15を連絡する上下の横枠25、26とこれらを結 合する波型の係合枠27が、そのまま竿受け部12を形作っている。横枠25、 26を連絡する係合枠27は、中央上部に大型の差し込み口24を有し、その下 方は狭まったテーパ形状を有している。横枠25、26及び係合枠27は鋼線に よって形成されており、各線材の交叉部を溶接することにより組み立てた構造を 有している。
【0016】 このような竿受け部12にある物干し竿11に上方から接離可能な竿押さえ部 材28を横枠と略平行な軸周りに回転可能なように上部横枠26に取り付ける。 例示した竿押さえ部材28は上記と同様の線材を加工して横長の吊り枠状に形成 し、横長の軸部を竿押さえ部材28とし、その両端に吊り手29、29を設けて 上部横枠26に回転可能に吊り下げた構成を有する。
【0017】 故に、物干し竿11を物干し器10に取り付けるときは、一方の柱体13の差 し込み口24から物干し竿端部の係合突部22を差し込み(図4(b))、竿押 さえ部材28を押しのけて(図4(c))、竿受け部12に落とし込み(図4( d))、次いで他方の柱体13の差し込み口24から物干し竿11の他端部の係 合突部22を差し込み、同様に竿受け部12に落とし込む。受け支えられた物干 し竿11は係合突部22が係合枠27と横枠25及び竿押さえ部材29に係合し た状態にあるので長さ方向へ引っ張られても抜け出て落下するおそれはなく、引 っ張り力は柱体13を移動させることになる。物干し竿11を取り外すには竿押 さえ部材28を逆方向へ回転させ(図4(e))、係合部22の右側方向へ移動 させるようにして、物干し竿11を横枠25の上まで少し持ち上げて引けば良い (図4(f)の鎖線参照)。
【0018】 なお全体の構造例について簡単に説明しておくと、例示の柱体13は前後の縦 枠14、15をパイプにより形成し、上、中、下3箇所の結合部材16、17、 18で前後の縦枠14、15を結合し、脚部19を同様にねじ止めして組み立て られる。このため柱体13の上、中、下3箇所には横枠端部のおねじ部31を通 す小孔が設けられており、各おねじ部31をナット32で締め付ける構造となっ ている。上、中の結合部材16、17は上下2本の横枠25、26に略M型の結 合枠27を溶接した一体構造を有するので、前後の縦枠14、15の結合と同時 に、竿受け部12の取り付けを完了することになる。
【0019】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成され、かつ作用するものであるから、物干し竿の端部 に設けた係合突部が物干し器の竿受け部に設けられた係合枠に係合可能であり、 物干し竿が長さ方向に引っ張られたときに、竿受け部から抜け出さないため物干 し竿の落下事故を防止することができ、特に物干し竿は、竿押さえ部材によって 上部を押さえられるので、上方へ押し上げられたときに係合突部が差し込み口へ 移動するのを防止することができ、従って係合突部と係合部は常時係合可能な状 態となり、取扱いを誤って物干し竿を取り落とすというおそれもなく、物干し竿 を掛けたまま物干し器を移動させようとした場合でも、物干し竿を簡単に落とし てしまうことはない。また竿受け部にて係合状態にある物干し竿を取り外すには 竿押さえ部材を逆方向へ回転させ、物干し竿を少し押し上げて竿受け部に引っ掛 っている係合突部を外し、手前に引くことで差し込み口を通過させれば良く、取 り扱いも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る物干し器における竿止め装置の実
施例を示す全体斜視図。
【図2】同上要部の拡大斜視図。
【図3】物干し竿と竿受け部との関係を示す正面図。
【図4】(a)本考案に係る装置の使用例を示す説明
図。 (b)竿押さえ部材を押しのけた状態を示す説明図。 (c)押しのけた竿押さえ部材が物干し竿の上部に接し
た状態を示す説明図。 (d)物干し竿を引っ張っている状態を示す説明図。 (e)竿押さえ部材を逆方向へ回転させている状態を示
す説明図。 (f)物干し竿を外した状態を回転させている状態を示
す説明図。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外方へ突出した係合突部を端部に有する
    物干し竿と、物干し竿を受け支える竿受け部を有する自
    立型の一対の柱体とを備えた物干し器において、係合突
    部を差し込み可能な差し込み口と、その下方に位置して
    物干し竿を竿受け部に受け支えた状態において物干し竿
    が長さ方向に引張られたときに係合突部と係合して抜け
    止めとなる係合枠を竿受け部に設け、竿受け部に受け支
    えられた状態にある物干し竿の上部に接離可能な竿押さ
    え部材を柱体に設けたことを特徴とする物干し器におけ
    る竿止め装置。
  2. 【請求項2】 竿押さえ部材を横枠と略平行な軸周りに
    回転可能に設け、物干し竿を竿受け部に受け支えさせる
    とき、及び物干し竿を竿受け部から取り外すときに、物
    干し竿の係合突部で竿押さえ部材を回転させて係合突部
    が竿受け部を通過可能とした請求項1記載の物干し器に
    おける竿止め装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108514141A (zh) * 2018-06-07 2018-09-11 汝阳县绿康农业科技开发有限公司 一种多层敲打式红薯片晾晒装置

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