JP3074767U - 香料入りパイプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、香料入りパイプの構造
を簡単化して製作を容易にし、廉価に提供し得るように
したこと。 【解決手段】 ハッカ等を収容するパイプ本体の
後端に吸い口を着脱可能に連結し、前端にキャップを設
けたパイプにおいて、前記パイプ本体の前端より所定間
隔を存した内側に薄層の遮蔽膜を形成し、前記キャップ
にはパイプ本体の内側に嵌合する一対の突出片を対設す
るト共に、その各突出片の先端にパイプ本体の内側に形
成した段部に係止する先鋭の円弧状突部を設け、かつパ
イプ本体の前端又はキャップの内面に通気間隙を形成す
る突起を突設し、使用時にキャップを強く押し込み、突
出片の先端で前記遮蔽膜を破断してパイプ本体の前端を
開口させるようにしたこと。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ハッカ等の香料入りパイプに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

この種のパイプには、実開平３−９６７８号公報に掲載されたものがある。 上記のものは、ハッカ等を収容するパイプ本体の後端にマウスピースを連結し た禁煙パイプにおいて、上記パイプ本体のぜんたんを隔壁によって閉じ、該パイ プ本体の前端部に、上記隔壁を覆う先端キャップを回転自在に嵌着し、これら隔 壁と先端キャップのうちの一方に、円周方向に延びて幅員が徐々に細くなる調整 長孔を、また他方にこの調整なが長孔と連通する円形の吸気孔をそれぞれ設けた ことを特徴とするものである。 即ち上記のパイプは、先端キャップを回転させることにより吸気量を任意に調 整し、またパイプ本体の前端を密封するように構成したものであるから、その構 造が複雑となり製作に手数を要し高価になる等の問題があつた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の目的は、香料入りパイプの構造を簡単化することにより製作を容易に し、廉価に提供し得るようにしことにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の手段は次のとおりである。 ハッカ等の香料を収容するパイプ本体の後端に吸い口を着脱可能に連結し、前 端にキャップを設けたパイプにおいて、前記パイプ本体の前端より所定間隔を存 した内側に薄層の遮蔽膜を形成し、前記キャップにはパイプ本体の内側に嵌合す る一対の突出片を対設すると共に、その各突出片の先端にパイプ本体の内側に形 成した段部に係止する先鋭の円弧状突部を設け、かつパイプ本体の前端又はキャ ップの内面に通気間隙を形成する突起を突設し、使用時にキャップを強く押し込 み、突出片の先端で前記遮蔽膜を破断してパイプ本体の前端を開口させるように したこと。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図面は本考案の実施例を示すもので、符号１は筒状のパイプ本体で、前端より 所定間隔を存した内側に薄層の遮蔽膜２を一体的に形成してある。３は吸い口で 、前記パイプ本体１の後端に着脱可能に連結する。４はキャップで内面に前記パ イプ本体１の前端に挿嵌する一対の突出片５、５を対向して突設し、その各々の 外側面基部にそれぞれ突起６、６を突設すると共に、その突起６、６が嵌入する 溝部７、７をパイプ本体１の内面に、前記突起６、６より若干浅く凹設し、キャ ップ３を閉じた際、図１及び図２に示すように、パイプ本体１の前端とキャップ ３との間に通気間隙８が形成されるようになっている。

【０００６】 そして前記突出片５、５の先端にはそれぞれ先鋭の円弧状突部９、９が設けて あり、使用時にキャップ４を強く押し込んで、前記円弧状突部９、９によりパイ プ本体１内に設けた遮蔽膜２を破断して開口させ、これと同時に円弧状突部９、 ９がパイプ本体１内に設けた段部１０に係止して安定するようにしたものである 。尚図中の符号１１はハッカ等の香料を含侵させたフイルターを示す。 また本考案においては、パイプ本体１内に、ハッカ等の香料を含侵させたフイ ルター１１を収容して吸い口を嵌合させ、そしてキャップ４の突出片５,５をパ イプ本体１の前端部に挿入してセットを完了させる。この際前記突起６,６の先 端がパイプ本体１の前端に当接した状態にしておくことにより、キャップ本体４ が不慮に押されても突出片５,５によつて遮断膜２が破断される虞はない。 そして前記セット完了後、バリヤ性の優れたフイルムで１本ずつ被覆して蜜封 保存する。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は以上のような構成であるから、従来のものに比べその構造が極めて簡 単であるから製作が容易であり、廉価に提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る香料入りパイプの平面図

【図２】図１のＡ−Ａ線における拡大断面図

【図３】キャップを分離した状態を示す一部の拡大断面
図

【図４】キャップの突出片を、パイプ本体の前端に挿嵌
する状態を示す断面図

【符号の説明】

１ パイプ本体 ２ 遮蔽膜 ３ 吸い口 ４ キャップ ５ 突出片 ６ 突起 ７ 溝部 ８ 通気間隙 ９ 先鋭の円弧状突部 １０ 段部 １１ フイルター

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ハッカ等の香料を収容するパイプ本体の後
   端に吸い口を着脱可能に連結し、前端にキャップを設け
   たパイプにおいて、前記パイプ本体の前端より所定間隔
   を存した内側に薄層の遮蔽膜を形成し、前記キャップに
   はパイプ本体の内側に嵌合する一対の突出片を対設する
   と共に、その各突出片の先端にパイプ本体の内側に形成
   した段部に係止する先鋭の円弧状突部を設け、かつパイ
   プ本体の前端又はキャップの内面に通気間隙を形成する
   突起を突設し、使用時にキャップを強く押し込み、突出
   片の先端で前記遮蔽膜を破断してパイプ本体の前端を開
   口させるようにしたことを特徴とする香料入りパイプ。