JPH039678Y2 - - Google Patents

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JPH039678Y2
JPH039678Y2 JP15994787U JP15994787U JPH039678Y2 JP H039678 Y2 JPH039678 Y2 JP H039678Y2 JP 15994787 U JP15994787 U JP 15994787U JP 15994787 U JP15994787 U JP 15994787U JP H039678 Y2 JPH039678 Y2 JP H039678Y2
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pipe body
pipe
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tip cap
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、ハツカ等の香料や薬剤等を収容し、
その香気または薬効成分を吸気することによって
禁煙(または節煙)の習慣をつけさせる禁煙パイ
プに関する。
「従来の技術」 従来、禁煙パイプにおいて、吸気するハツカ等
の濃度を調整するために、パイプ本体またはマウ
スピースへの吸気量を調整できるようにしたもの
として、例えば実開昭62−30846号公報に記載の
ものが知られている。
これは、パイプ本体に連結されたマウスピース
(吸口部材)の外周に調整リングを回転自在に装
着し、この調整リングの内周面には、その外部に
開口する複数本の空気吸引通路を縦長溝によって
平行に設け、またマウスピースには、その内部の
吸引通路と連通する断面扇形の空気吸引孔を設け
ている。そして、調整リングを回転させてその何
本の空気吸引通路をマウスピースの空気吸引孔と
整合させるかにより、吸気量を段階的に調整でき
るようにしたものである。さらに、これにおいて
は、調整リングの回転量を制限するために、その
内周面にさらに凸部によるストツパを、またマウ
スピースの外周面には該ストツパの運動を許容す
る断面扇形の凹所を設けている。
「考案が解決しようとする問題点」 しかし、これでは、調整リングの内周面に複数
本の縦溝(空気吸引通路)及び凸部(ストツパ)
を設けなければならないとともに、マウスピース
にも、大きい空気吸引孔及び凹所を設けなければ
ならなく、その形状が複雑で、これらの金型及び
成形費用が高価になり、また強度的にも弱くなる
等の欠点がある。さらに、調整度合いを確認する
ことができなく、もしそれを行えるようにするに
は、調整リングまたはマウスピースに目盛り等が
必要となる。
本考案の目的は、単純な構造で吸気量を調整で
き、従来に比べて安価に製造できるに加え、強度
上の問題もなく、また調整度合いを目盛り等がな
くとも確認できる禁煙パイプを提供することにあ
る。
「問題点を解決するための手段」 本考案の禁煙パイプでは、パイプ本体の前端を
隔壁によって閉じ、該パイプ本体の前端部に、上
記隔壁を覆う先端キヤツプを回転自在に嵌着し、
これら隔壁と先端キヤツプのうちの一方に、円周
方向に延びて幅員が徐々に細くなる調整長孔を、
また他方にこの調整長孔と連通する円形の吸気孔
をそれぞれ設ける。
「作 用」 従って、先端キヤツプを回転させると、吸気孔
と調整長孔との連通面積が変化し、パイプ本体内
に吸入される空気の絞り量(吸気量)が調整され
る。調整長孔は円周方向に徐々に幅員が細くなっ
ているのに対し、吸気孔は円形であるため、この
吸気孔を通じて見える調整長孔の幅員の大小によ
って調整度合いを知ることができる。吸気孔が調
整長孔から完全に外れる位置まで先端キヤツプを
回すと、該先端キヤツプによってパイプ本体の前
端を密封できる。
「実施例」 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
この禁煙パイプは、第1図及び第2図に示すよ
うに互いに分離できる円筒形のパイプ本体1とマ
ウスピース2と吸口蓋3と先端キヤツプ4とで構
成され、これらはそれぞれ合成樹脂で一体成型さ
れている。5はパイプ本体1内に収納されるスポ
ンジ状チツプで、ハツカ等の香料や薬剤等を少な
くとも一種含む。
パイプ本体1は円筒形で、その前端に内周径及
び外周径とも段差的に細くなる前端突部6を一体
に突出し、該前端突部6の先端を隔壁7によって
閉じている。この隔壁7の偏心位置には、第3図
に示すように円周方向に徐々に幅員が細くなる円
弧状(コンマ状)の調整長孔8が設けられてい
る。また、前端突部6の外周には、その全周にわ
たる浅い環状凹部9が形成されている。
マウスピース2は、円筒形の中間部10と上下
両側を圧潰した楕円形状をなす後側部11と中間
部10より段差的に小さくなる円筒形の前端部1
2とからなる。後側部11の後端の中央には円形
の小さい排気孔13が穿設されているとともに、
その周囲にほぼ長方形の凹部14が形成され、さ
らに外周に縁取り突部15が形成されている。前
端部12は、パイプ本体1の後端部内に嵌脱自在
に嵌合する外径になっており、その外周面には、
パイプ本体1への嵌合を容易にするとともに嵌合
後の不用意な抜脱を防止するため、パイプ本体1
の内周面の中途に形成された小さい環状突部16
と先端が係合する浅い環状凹部17が形成されて
いる。
吸口蓋3は、マウスピース2の後端の縁取り突
部15の外周に嵌脱自在に嵌合する楕円形状の凹
部18を形成するとともに、この凹部18内の中
央に、パイプ本体1の排気孔13中に嵌脱自在に
嵌合するピン19を一体に突設している。
先端キヤツプ4はパイプ本体1と同じ外径の短
い円筒形で、その内周の中間部に隔壁20を一体
に設け、第4図に示すようにこの隔壁20の偏心
位置に、パイプ本体1の調整長孔8と対応する円
形の吸気孔21を設けている。そして、先端キヤ
ツプ4は、隔壁20より後側の部分が、パイプ本
体1の前端突部6の外周に嵌脱自在にしかも回転
自在に嵌合できるようになっており、その内周面
の後端には、この前端突部6の凹部9に嵌合する
環状突部22が形成されている。
この禁煙パイプは次のようにして組み立てられ
る。第2図に示すように、パイプ本体1内にチツ
プ5を挿入してマウスピース2の前端部12をパ
イプ本体1内の後端部内に嵌合させ、また先端キ
ヤツプ4の隔壁20より後側部分をパイプ本体1
の前端突部6の外周に嵌合させ、さらに吸口蓋3
の凹部18をマウスピース2の後端の縁取り突部
15の外周に嵌合させる。
このような組み立て状態において、チツプ5
は、パイプ本体1の内周面の段部23とマウスピ
ース2の前端との間で前後揺動を規制されてパイ
プ本体1内に収容される。マウスピース2は、そ
の環状凹部17の先端にパイプ本体1の環状突部
16が係合するため、パイプ本体1からの不用意
な抜脱を規制される。先端キヤツプ4は、その内
周面の環状突部22がパイプ本体1の前端突部6
の環状凹部9に嵌合するため、該前端突部6に対
して回転自在であるがそれからの不用意な抜脱を
規制される。
この禁煙パイプは、不使用時には、パイプ本体
1の後端に吸口蓋3を被せてそのピン19で排気
孔13を閉じ、また先端キヤツプ4の吸気孔21
をパイプ本体1の調整長孔8より外れる位置に設
定して隔壁20で調整長孔8を閉じ、チツプ5か
らの香気等が外部へ放散しないようにしておく。
使用するに当たっては、吸口蓋3を外し、先端
キヤツプ4を回転させて吸気孔21を調整長孔8
に一致させる。この場合、それらの一致による連
通面積(通気面積)は、吸気孔21の全表面積を
最大として、調整長孔8の幅員の広い部分では大
きく、幅員の狭い部分では小さくなるため、先端
キヤツプ4を回すことによって吸気量を任意に調
整できる。しかも、その吸気量の度合いは、吸気
孔21を通じて見える調整長孔8の幅員の大小に
よって確認できる。吸気孔21は先端キヤツプ4
内の奥部にあるため、衛生的である。
上記実施例では、調整長孔8をパイプ本体1の
隔壁7に、また吸気孔21を先端キヤツプ4の隔
壁20に設けたが、これとは逆に調整長孔8を先
端キヤツプ4の隔壁20に、吸気孔21をパイプ
本体1の隔壁7に設けても効果は同じである。
「考案の効果」 以上述べた通り本考案の禁煙パイプによれば次
のような効果がある。
先端キヤツプを回転させると、その吸気孔と
パイプ本体の調整長孔との連通面積が変化し、
パイプ本体内への吸気量を任意に調整できるた
め、単純な構造で吸気量を調整でき、従来に比
べて安価に製造できるに加え、強度上の問題も
ない。
調整長孔は円周方向に徐々に幅員が細くなっ
ているのに対し、吸気孔は円形であるため、こ
の吸気孔を通じて見える調整長孔の幅員の大小
によって調整度合いを知ることができる。
吸気孔が調整長孔から完全に外れる位置まで
先端キヤツプを回すと、該先端キヤツプによっ
てパイプ本体の前端を密封できるため、不使用
時における香気等の放散を防止できる。
先端キヤツプの内部の中間に隔壁を形成し、
該隔壁に吸気孔を設けた場合には、吸気孔が先
端キヤツプ内の奥部に位置するため、衛生的で
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の禁煙パイプの一例を示し、第1
図は分解斜視図、第2図は組み立て状態の断面
図、第3図はパイプ本体の前端の正面図、第4図
は先端キヤツプの正面図である。 1……パイプ本体、2……マウスピース、4…
…先端キヤツプ、7……隔壁、8……調整長孔、
20……隔壁、21……吸気孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ハツカ等を収容するパイプ本体の後端にマウ
    スピースを連結した禁煙パイプにおいて、上記
    パイプ本体の前端を隔壁によって閉じ、該パイ
    プ本体の前端部に、上記隔壁を覆う先端キヤツ
    プを回転自在に嵌着し、これら隔壁と先端キヤ
    ツプのうちの一方に、円周方向に延びて幅員が
    徐々に細くなる調整長孔を、また他方にこの調
    整長孔と連通する円形の吸気孔をそれぞれ設け
    たことを特徴とする禁煙パイプ。 2 前記先端キヤツプを円筒形とし、その内部の
    中間に隔壁を形成し、該隔壁に前記吸気孔を設
    けたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載の禁煙パイプ。
JP15994787U 1987-10-21 1987-10-21 Expired JPH039678Y2 (ja)

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JPH0166898U JPH0166898U (ja) 1989-04-28
JPH039678Y2 true JPH039678Y2 (ja) 1991-03-11

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