JPH0847535A - 気管チューブ固定用バイトブロック - Google Patents

気管チューブ固定用バイトブロック

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JPH0847535A
JPH0847535A JP18483194A JP18483194A JPH0847535A JP H0847535 A JPH0847535 A JP H0847535A JP 18483194 A JP18483194 A JP 18483194A JP 18483194 A JP18483194 A JP 18483194A JP H0847535 A JPH0847535 A JP H0847535A
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JP
Japan
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tracheal tube
mouthpiece
cushion
bite block
mouth
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JP18483194A
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English (en)
Inventor
Naoki Yahagi
作 直 樹 矢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バイトブロックに対して気管チューブを確実
に保持させることができ、外力が作用してもバイトブロ
ック及び気管チューブが位置ずれを起こさないようにす
ることを目的としている。 【構成】 気管チューブ2を挿通した状態で口に銜える
マウスピース3と、前記気管チューブ2に外装されて当
該気管チューブ2とマウスピース3の間に介装されるク
ッション4とからなり、前記マウスピース3には、気管
チューブ2に外装したクッション4を側面開口部5から
押し込んで収容する収容部6が形成され、その前後両面
には、前記クッション4を前記収容部6に押し込んだと
きに気管チューブ2がマウスピース3の前後に貫通する
ようにすり割り7が形成され、その上下両面には当該マ
ウスピース3を口で銜えたときに上下前歯の表裏に位置
する一対のフランジ8a,8b,9a,9bが所定間隔で形成さ
れたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、口から気管内へ挿入さ
れた気管チューブを口に固定するための気管チューブ固
定用バイトブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】呼吸の困難な重症患者の治療や手術を行
なう場合、口から気管内へ気管チューブを挿入して呼吸
を確保するようにしており、この気管チューブが治療中
にずれたり噛み潰されたりしないようにするためバイト
ブロックが使用される。図4は従来のバイトブロック3
0の使用状態を示す説明図であって、バイトブロック3
0は噛んでも潰れない程度の剛性を有するプラスチック
製の円柱部31にフランジ32が形成されて成る。
【0003】そして、気管チューブ33を患者の気管内
に挿入した後、前歯で噛まれる部分にバイトブロック3
0を添わせて、そのバイトブロック30を患者に銜えさ
せることにより、気管チューブ33が噛み潰されるのを
防止すると共に、フランジ32を患者の前歯と唇の間に
位置させてバイトブロック30がずれるのを防止し、バ
イトブロック30の円柱部31及び気管チューブ33の
口から突出した部分を一体にして絆創膏で口元に止める
ようにしている。このようにすれば、気管チューブ33
を絆創膏で口に止めてその位置ずれを防ぐことができ、
しかも、気管チューブ33はバイトブロック30で保護
されるので前歯で噛み潰されることもない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バイト
ブロック30は、そのフランジ32が前歯と唇の間に位
置されており口腔の内側へ位置ずれすることは少ない
が、患者は意識的に唇に力を入れてフランジ32を押さ
えることができない容体にある場合が多いので、無意識
に舌でバイトブロック30を押したりしたときに、絆創
膏が簡単に剥がれてバイトブロック30が口腔の外側に
位置ずれしてしまい、気管チューブ33を噛み潰してし
まうという問題があった。
【0005】また、気管チューブ33を引っ張る方向に
外力が作用したときにバイトブロック30自体は位置ず
れしなかったとしても、気管チューブ33は絆創膏で止
められているだけなので、その絆創膏が剥がれて口から
出し入れするように動いてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、バイトブロックに対して気管チュー
ブを確実に保持させることができ、外力が作用してもバ
イトブロック及び気管チューブが位置ずれを起こさない
ようにすることを技術的課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、気管内へ挿入する気管チューブを口に固
定するための気管チューブ固定用バイトブロックであっ
て、気管チューブを挿通した状態で口に銜えるマウスピ
ースと、前記気管チューブに外装されて当該気管チュー
ブとマウスピースの間に介装されるクッションとからな
り、前記マウスピースには、気管チューブに外装したク
ッションを側面開口部から挿し込んで収容する収容部が
形成され、その前後両面には、前記クッションを前記収
容部に挿し込んだときに気管チューブがマウスピースの
前後に貫通するようにすり割りが形成され、その上下両
面には当該マウスピースを口で銜えたときに上下前歯の
表裏に位置する一対のフランジが所定間隔で形成された
ことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、クッションを気管チューブに
外装して、マウスピースの収容部に収容すると、クッシ
ョンがマウスピースと気管チューブの隙間を埋めて、気
管チューブがマウスピースに対して固定されるので、気
管チューブが口腔内で踊ることがない。また、マウスピ
ースの上下両面に形成された一対のフランジの間を前歯
で噛むように銜えると、夫々のフランジが前歯の表及び
裏に位置するので、口が閉じてさえいれば、マウスピー
スが前後に位置ずれしても、フランジが前歯に当たって
止まるので、マウスピース及び気管チューブが前後に位
置ずれすることがない。
【0008】この状態で、気管チューブの口から突出し
ている部分を絆創膏で口に止めれば、気管チューブはマ
ウスピースに対して固定されており、マウスピースはフ
ランジを介して前後に移動しないように前歯に止められ
ているので、気管チューブに外力が作用したとしても、
気管チューブはマウスピースから抜け出すことがなく、
したがって口にとめた絆創膏がはがれることもない。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
具体的に説明する。図1は本発明に係るバイトブロック
を示す分解斜視図、図2は使用状態を示す断面図、図3
は使用状態を示す説明図である。
【0010】図中1は、気管内へ挿入する気管チューブ
2を口に固定するための気管チューブ固定用バイトブロ
ックであって、気管チューブ2を挿通した状態で口に銜
えるマウスピース3と、前記気管チューブ2に外装され
て当該気管チューブ2とマウスピース3の隙間に介装さ
れるクッション4とからなる。マウスピース3には、気
管チューブ2に外装したクッション4を側面開口部5か
ら挿し込んで収容する収容部6が形成されている。
【0011】前記クッション4は、シリコンゴム等で前
記収容部6よりやや大きめに形成され、その長手方向に
沿って気管チューブ2を挿通する挿通孔4aが穿設され
ると共に、その挿通孔4aを縦に開いて気管チューブ2
に装着することができるように側面に切れ目4bが入っ
ている。したがって,クッション4をその切れ目4bに
沿って開き、気管チューブ2を挿通孔4aに入れて、マ
ウスピース3の側面開口部5から収容部6に押し込む
と、若干収縮した状態で収容部6に押し込まれることと
なり、気管チューブ2がマウスピース3に対して確実に
保持される。
【0012】また、マウスピース3の前後両面には、ク
ッション4を収容部6に挿し込んだときに気管チューブ
2をマウスピース3の前後に貫通させることができるよ
うにすり割り7,7が形成されている。さらに、マウス
ピース3の上下両面には、マウスピース3を口で銜えた
ときに上下前歯の表裏に位置する一対のフランジ8a,
8b,9a,9bが所定間隔で形成されている。
【0013】なお、11は、マウスピース3を絆創膏で
口元に止めるためのウイングであって、マウスピース3
に着脱可能に外嵌されるU字形のクリップ12の上面に
形成されている。このクリップ12は、マウスピース3
に強固に取り付けることができるようにマウスピース3
を上下から挟み付ける板ばねに形成されると共に、その
先端にはマウスピース3の側面開口部5側と係合する突
起13が形成されている。
【0014】以上が本発明の一例構成であって、次にそ
の作用について説明する。まず、気管チューブ2を口か
ら気管内に挿入していき、所定の位置まで挿入したとこ
ろで、気管チューブ2が前歯で噛まれる部分にバイトブ
ロック1を装着する。バイトブロック1を装着する際
は、気管チューブ2の所要箇所にクッション4を外装
し、そのクッション4をマウスピース3の側面開口部5
から収容部6内に押し込む。
【0015】このクッション4は収容部6よりやや大き
めに形成されているので、収容部6に押し込むと、当該
クッション4を介して気管チューブ2がマウスピース3
に確実に保持される。そして、フランジ8a,8bの間
に上の前歯、フランジ9a,9bの間に下の前歯が位置
するようにマウスピース3を口に銜えさせ、フランジ8
aに取り付けられたウイング11を唇の外に出して絆創
膏で止め、バイトブロック1の装着を完了する。
【0016】このとき、気管チューブ2にクッション4
を外嵌して収容部6内に押し込むと、クッション4がマ
ウスピース3と気管チューブ2の隙間を埋めて気管チュ
ーブ2がマウスピース3に対して確実に保持されると共
に、クッション4の位置ずれがマウスピース3の前後面
で阻止される。したがって、気管チューブ2が口腔内で
踊ったり、マウスピース3のエッジ部分で折れることが
ない。
【0017】また、マウスピース3の上下両面に形成さ
れた一対のフランジ8a,8b,9a,9bの間を前歯
で噛むように銜えさせ、ウイング11を絆創膏で口に止
めたり、ウイング11がない場合には気管チューブ2の
口から突出している部分を絆創膏で口に止めれば、マウ
スピース3を前後に位置ずれさせるような力が作用して
も、フランジ8a,8b,9a,9bが前歯に当たって
止まるので、マウスピース3及び気管チューブ2が前後
に位置ずれすることがなく、気管チューブ2を引っ張る
ような力が作用したとしても、収容部6の前後面でクッ
ション4の位置ずれが阻止されるので、気管チューブ2
がマウスピース3から抜け出すことがない。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ク
ッションは収容部よりやや大きめに形成されているの
で、クッションを気管チューブに外装した状態で収容部
に押し込むと、クッションが気管チューブとマウスピー
スの隙間に詰められて、気管チューブをマウスピースに
確実に保持することができ、また、マウスピースの上下
両面に形成された一対のフランジの間を前歯で噛むよう
に銜えさせれば、マウスピースを前後に位置ずれさせる
ような力が作用しても、フランジが前歯に当たって止ま
るので、マウスピース及び気管チューブが前後に位置ず
れすることなく確実に保持できるという優れた効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る気管チューブ固定用バイトブロッ
クを示す分解斜視図。
【図2】使用状態を示す断面図。
【図3】使用状態を示す説明図。
【図4】従来のバイトブロックを示す説明図。
【符号の説明】
1・・・気管チューブ固定用バイトブロック 2・・・気管チューブ 3・・・マウスピース 4・・・クッション 5・・・側面開口部 6・・・収容部 7・・・すり割り 8a,8b,9a,9b・・・フランジ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気管内へ挿入する気管チューブ(2)を
    口に固定するための気管チューブ固定用バイトブロック
    であって、気管チューブ(2)を挿通した状態で口に銜
    えるマウスピース(3)と、前記気管チューブ(2)に
    外装されて当該気管チューブ(2)とマウスピース
    (3)の間に介装されるクッション(4)とからなり、
    前記マウスピース(3)には、気管チューブ(2)に外
    装したクッション(4)を側面開口部(5)から押し込
    んで収容する収容部(6)が形成され、その前後両面に
    は、前記クッション(4)を前記収容部(6)に押し込
    んだときに気管チューブ(2)がマウスピース(3)の
    前後に貫通するようにすり割り(7)が形成され、その
    上下両面には当該マウスピース(3)を口で銜えたとき
    に上下前歯の表裏に位置する一対のフランジ(8a,8b,
    9a,9b)が所定間隔で形成されたことを特徴とする気管
    チューブ固定用バイトブロック。
JP18483194A 1994-08-05 1994-08-05 気管チューブ固定用バイトブロック Pending JPH0847535A (ja)

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