JP3074543U - 両面を使用できる回転研磨工具 - Google Patents

両面を使用できる回転研磨工具

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JP3074543U JP2000004855U JP2000004855U JP3074543U JP 3074543 U JP3074543 U JP 3074543U JP 2000004855 U JP2000004855 U JP 2000004855U JP 2000004855 U JP2000004855 U JP 2000004855U JP 3074543 U JP3074543 U JP 3074543U
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勇 柳瀬
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柳瀬株式会社
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Abstract

(57)【要約】 [課題]回転研磨工具の研磨部材が摩耗した際に廃棄す
る部材を減らすこと。 [解決手段]回転研磨工具(100)の両面に、接着剤
を介して、研磨部材(2)(3)とから成る。表面の研
磨部材(2)が摩耗し使えなくなると、グラインダーか
ら回転研磨工具(100)を取外し、裏返して、裏面の
新しい研磨部材(3)を使用することができる。研磨部
材(2)(3)を両面使用できるので、従来の回転研磨
工具2枚分の仕事を、1枚で行える。つまり、従来の回
転研磨工具を2枚使用すれば、2枚の部材を廃棄しなけ
ればならないが、本願考案品は、従来2枚必要なところ
を1枚で良いので、1枚の部材のみ廃棄すれば良い。結
果的に半分の廃棄量になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 [考案の属する技術分野]本願考案は、各種駆動機構を有するグラインダー等の 回転駆動機の回転軸に取り付け、固定して使用する回転研磨工具の改良に関する ものである。
【0002】 [従来の技術]今日、グラインダーに取り付ける研磨工具は、サンドペーパー( 研磨布紙)をはじめ、ナイロン不織布・ゴム・綿・ダイヤモンドなど多種類にわ たっている。 また、この研磨素材を固定するために、オフセット型の形状(4)をした基盤が 用いられている。(図3)
【0003】また、従来の回転研磨工具では、研磨素材が摩耗した際は、基盤( 4)とともに、回転研磨工具の全体が破棄されるものであった。
【0004】 [考案が解決しようとする課題]従来のような合成樹脂や金属で形成された基盤 (4)に研磨部材(5)が接着されたものにあっては、上記の通り、研磨部材( 5)が摩耗して使用不可能になった際には、その研磨工具全体がそのまま破棄さ れることになる。 しかし、このように基盤(4)と共に研磨工具全体を破棄し てしまうのでは、環境への多大な悪影響が懸念される。 また、省資源という観 点からも決して好ましいものではない。 さらに、当業者にあっては、材料コス トも無視できるものではない。 そこで、本願発明においては、上記問題等の解決を目的とし、以下の事項を課 題とする。
【0005】まず、研磨部材(5)が摩耗して使用不能となった際に、回転研磨 工具の廃棄部分を極めて少ないものとすること。 このことで、産業廃棄物を減 少させ、環境に対する悪影響を無くし、省エネルギーに寄与することができ、し かも製造コストの低減化にもつながる。 さらに、あらゆる種類の研磨部材、例えば、サンドペーパー、綿、ゴム、ダイヤ モンド等の研磨部材を利用して回転研磨工具を製造できることも本願発明の課題 である。
【0006】 [課題を解決するための手段]上記問題を解決するために、円盤状の研磨部材保 持部(1)の両面には、サンドペーパー等の研磨部材(2)(3)から形成され ている。 この研磨部材(2)(3)は、サンドペーパー(研磨布紙)以外のナ イロン不織布、綿、ゴム、ダイヤモンド等でも形成できる。
【0007】片面の研磨部材(2)が摩耗し使えなくなると、回転軸(11)か ら取り外し、裏面の研磨部材(3)を使用することができる。 つまり、従来からある回転工具2枚分が、本願考案品の1枚になり、破棄する基 盤(4)も1枚になる。 このことで、環境保護、省エネおよび製造コストの低 減化に寄与できる。
【0008】 [考案の実施の形態]以下添付の図面と共に本願発明の実施の形態について説明 する。図1乃至図2が本願発明の各種実施形態を図示している。 図1が本願考案の斜視図、図2がその中央縦断面図であり、かつグラインダーの 回転軸に固定されようとする中央縦断面図である。 図3はグラインダーの回転軸に従来の回転研磨工具が固定されようとする状態の 中央縦断面図である。
【0009】図2、図3に示されたグラインダー(10)は、電動式のものであ って、その回転軸(11)の先端には、雄ネジ部(12)が形成されているもの である。
【0010】本考案の回転研磨工具(100)を使用して研磨を行い、研磨部材 (2)が摩耗して使用不能となった場合には、裏側の研磨部材(3)を使用して 研磨作業が行える。 回転研磨工具(100)を回転軸(11)の雄ネジ部(12)から簡単に取り外 し、研磨部材(3)面を表にして、再度、回転軸(11)の雄ネジ部(12)に 係合させて、使用することができる。
【0011】以上、本願考案に関する各種実施形態について説明したが、本願考 案は、研磨部材保持部(1)の両面に、研磨部材(2)(3)を接着した回転研 磨工具である。 すなわち、研磨部材は両面に使えるよう成っている。
【0012】 [考案の効果]従来の回転研磨工具(200)は片面にしか研磨部材(5)が接 着されていないので、研磨部材(5)が摩耗すれば、研磨部材保持部(4)を破 棄する必要があった。 しかし、本願考案の回転研磨工具(100)は、研磨部材が両面(2)(3)に 接着されているので、表面の研磨部材(2)が摩耗して使えなくなると、裏面の 研磨部材(3)を使用できる。 このことで、消耗後の破棄する研磨部材保持部は、従来品に比べ、半分以下にな る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係わる回転研磨工具の実施形態を示
す中央縦断面図である。
【図2】図1に示した実施形態の中央縦断面図である。
【図3】従来からある回転研磨工具の実施形態を示す中
央縦断面図である。
【符号の説明】
1 … 基盤 , 研磨部材保持部 2 … 研磨部材(サンドペーパーなど) 3 … 研磨部材(サンドペーパーなど) 4 … オフセット型基盤 5 … 研磨部材(サンドペーパーなど) 10 … グラインダー 11 … 回転軸 12 … 雄ネジ部 100… 回転研磨工具 200… 回転研磨工具

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状の基盤(1)の両面に、接着剤を
    介し矩形サンドペーパー(研磨布紙)を放射状に重ね合
    せ、集合・配列した事を特徴とする回転研磨工具。(図
    1)
  2. 【請求項2】 請求項1において、放射状に配列された
    サンドペーパーの重ね合わせる方向は、使用研磨面に向
    かって、回転軸回転方向に対し、同方向であることを特
    徴とする回転研磨工具。
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