JPH065863U - 石材研磨用ダイヤモンド砥石装置 - Google Patents

石材研磨用ダイヤモンド砥石装置

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JPH065863U
JPH065863U JP5106792U JP5106792U JPH065863U JP H065863 U JPH065863 U JP H065863U JP 5106792 U JP5106792 U JP 5106792U JP 5106792 U JP5106792 U JP 5106792U JP H065863 U JPH065863 U JP H065863U
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diamond
diamond grindstone
grindstone
polishing
stone
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JP5106792U
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Inventor
清一郎 市川
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清一郎 市川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】回転基盤の上・下両面にダイヤモンド砥石を設
けたことにより、ダイヤモンド砥石盤の寿命を倍増させ
る。 【構成】多数のダイヤモンド砥石2を上・下両面A,B
に有する回転基盤6からなるダイヤモンド砥石盤10を
取付け部材12にて支持し、回転駆動軸22にて回転さ
せる。該状態において、ダイヤモンド砥石盤10に設け
られているダイヤモンド砥石2はその先端の幅が極小で
あるために摩耗が早いので、取付け部材12に対してダ
イヤモンド砥石盤10を適時反転させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、石材研磨用ダイヤモンド砥石装置、特に鏡面仕上げに用いて好適な ダイヤモンド砥石装置に係り、詳しくは回転基盤にダイヤモンド砥石を固定して なるダイヤモンド砥石盤を用いた石材研磨用ダイヤモンド砥石装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、墓石等の石材を研磨加工するには、粒径の大きい(粒度の小さい)ダイ ヤモンド砥石から順次粒径の小さい(粒度の大きい)砥石を用いて、石材表面の 粗さを順次高度に仕上げていく。そして、石材表面を鏡面に仕上げる最後の段階 では、いくら粒径の小さな砥石を用いても、ダイヤモンド砥石では鏡面仕上げと はならず、従って、従来、フェルト及びFe23 ,Cr23 等の研磨微粉末 を合成樹脂等の結合剤中にボンディングしたバフ砥石が用いられる。そして、該 バフ砥石は、間歇的に僅かに水が供給され、前記研磨微粉末が滲出した状態で石 材表面上で高速回転にして、該石材表面を鏡面に仕上げる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、該バフ砥石による鏡面の仕上げ加工は、極めて微妙で面倒な作業で あり、熟練を必要とすると共に、自動門型研磨機等の自動機械を用いることがで きず作業能率が低い。また、該バフ砥石は、ドライ状態に近い状態で用いるため 、石材表面が高温化し、該熱の影響を受けて石材表面の組織が変化し、このため 、鏡面仕上げ面の耐久性が極めて低く、早期にくもりを生じて石材の商品価値を 低下してしまう。
【0004】 本出願人は、粒径の小さなダイヤモンド砥石を用いる場合、図5に示すように 、石材1の研磨面aとダイヤモンド砥石2との間に水の膜wが介在し、該水膜w がダイヤモンド砥粒3による切り刃と研磨面aとの間に研削に充分な接触圧力を 生ずることを阻害し、これによりダイヤモンド砥粒3による研磨を不可能にして いる、と推考し、該ダイヤモンド砥石の石材研磨面を接触する部分が、2.5[ mm]より薄い幅からなる形状として、研削に必要な接触圧力を得るように構成 した石材研磨用ダイヤモンド砥石装置を提案した(特開平3−131478号公 報)。
【0005】 しかし、該薄い幅からなるダイヤモンド砥石では、研磨面に接触する部分の摩 耗が早く、砥石の交換が頻繁になると共に、ダイヤモンド砥石のコストが高くつ くなどの問題点がある。
【0006】 そこで、本考案は、回転基盤の上・下両面にダイヤモンド砥石を固定すること により、砥石の交換回数を半減させると共に、ダイヤモンド砥石のコストを低減 させたダイヤモンド砥石装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上述事情に鑑みなされたものであって、多数のダイヤモンド砥石( 2)を、回転基盤(6)の上・下両面(A,B)に固定したダイヤモンド砥石盤 (10)と、該ダイヤモンド砥石盤(10)を回転軸(22)に取付ける取付け 部材(12)と、を備え、前記ダイヤモンド砥石盤(10)の上・下いずれの面 (A,B)にても前記取付け部材(12)に固定し得るように構成した、ことを 特徴とする。
【0008】 また、前記ダイヤモンド砥石(2)の幅が、2.5[mm]以下であると好ま しい。
【0009】
【作用】
以上の構成に基づき、多数のダイヤモンド砥石(2)を上・下両面(A,B) に有するダイヤモンド砥石盤(10)を、取付け部材(12)にて支持し、回転 軸(22)に伝えられた駆動力によって回転させる。該状態において、ダイヤモ ンド砥石盤(10)の先端部に設けられているダイヤモンド砥石(2)は、例え ば幅が2.5[mm]以下の極小であるために摩耗が早いので、取付け部材(1 2)に取付けられているダイヤモンド砥石盤(10)を適時に反転させる。
【0010】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によると、多数のダイヤモンド砥石(2)を上・ 下両面(A,B)に有するダイヤモンド砥石盤(10)の上・下いずれの面(A ,B)にても取付け部材(12)に固定し得るように構成したので、ダイヤモン ド砥石盤(10)を上下面(A,B)に用いることにより寿命を倍増することが できる。これにより、ダイヤモンド砥石のコストを低減させることができ、また ダイヤモンド砥石盤(10)の保管スペース及び作業中におけるダイヤモンド砥 石盤(10)の交換回数を減少することができる。
【0011】 なお、カッコ内の符号は、図面と対照するものであるが、何等構成を限定する ものではない。
【0012】
【実施例】
以下、図面に沿って本考案の実施例について説明する。
【0013】 石材研磨用ダイヤモンド砥石装置5は、図1ないし図4に示すように、平面視 円盤状からなる回転基盤6を有しており、該回転基盤6の中央部には貫通孔17 が設けられ、該貫通孔17の円周上にはボルト孔20が等間隔に設けられている 。また、該回転基盤6の上・下面A,Bには、接合部7及びダイヤモンド砥石2 からなり、かつ短辺が円弧からなる長方形状のダイヤモンド砥石ユニット9が、 貫通孔17を中心に内径側には少なく多径側には多く、放射状に固定されている 。そして更に、該回転基盤6の上面Aには、カップ状の取付け部材12が取付け られており、該取付け部材12には、底部が扇状形の却部27と深溝11がそれ ぞれ等間隔に設けられ、該却部27の下面26には、ボルト穴21が形成されて いる。そして、取付け部材12の下部に設けられた却部27と深溝11とは、回 転基盤6の内径側に設けられたダイヤモンド砥石ユニット9を跨ぐようにボルト 13にてダイヤモンド砥石盤10に取付けられている。そして、ダイヤモンド砥 石盤10と取付け部材12とは、ボルト13により脱着が可能であると共に、ダ イヤモンド砥石盤10を反転して回転基盤6の上・下両面A,Bのいずれにも取 付け部材12を取付けることができる。
【0014】 また、該取付け部材12の上面中央部にはボス部15が形成されており、該ボ ス部15の側面には貫通孔15aが形成されている。そして、回転駆動軸22は その中央部に水供給用孔16が形成されていると共に、その下端部には前記貫通 孔15aに係合して一体に連結するピン23が植設されている。そして更に図示 しない上部には、モータからの回転が伝達されるプーリが固定されていると共に 水供給用ホースが連結されている。
【0015】 また、取付け部材12はその中央部に連通孔25が形成され、前述した水供給 用の孔16を有する回転駆動軸22に供給された水は、該連通孔25を通って導 かれ、そしてダイヤモンド砥石盤10の中央部に形成された貫通孔17から下面 Bのダイヤモンド砥石9方向に流下する。
【0016】 一方、ダイヤモンド砥石ユニット9は、図4に詳示するように、合成樹脂から なる接合部7が基台6の上面A(下面B)に埋込まれ、かつ該接合部7の他側面 にダイヤモンド砥石2が埋込まれている。該ダイヤモンド砥石2は、フェノール 樹脂等の合成樹脂からなる結合剤19中に、極めて粒径の小さなダイヤモンド粉 末例えば30[μm]以下望ましくは8[μm]以下のダイヤモンド砥粒3を比 較的高い集中度で点在すると共にAl23 等のフィラー材を混入してなり、研 磨面aと接触する部分bが、2.5[mm]より薄い幅c、望ましくは2.0[ mm]より薄い幅からなる、薄幅形状となっている。
【0017】 本実施例は以上のような構成からなるので、ダイヤモンド砥石装置5は、モー タにより回転駆動軸22が回転されると共にその中央孔16にホースから水が供 給され、この状態でダイヤモンド砥石盤10に設けたダイヤモンド砥石2の先端 部bを墓石等の石材1の研磨面aに接触させる。これにより、ダイヤモンド砥石 2は、石材1の研磨面aに対して所定周速度で回転し、そのダイヤモンド砥粒3 による微少切り刃により研磨面aを微少量研削して、石材1の表面を鏡面に仕上 げる。このとき、図6に示すように、ダイヤモンド砥石2の接触部bは、極めて 幅狭の形状からなるので、水wが研磨面aとの間に介在しても、接触面積が極め て小さい関係上、研磨面aとの間に大きな接触圧を確保することができ、粒径の 極小なダイヤモンド砥粒3であっても、その微小な切り刃により研磨面を鏡面状 に仕上げることができる。
【0018】 そして、ダイヤモンド砥石2の接触部bの研磨面aに対する接触面積が極めて 小さいために、ダイヤモンド砥石2の摩耗が早く、作業時おいて頻繁に交換しな ければならなかったが、本実施例によるダイヤモンド砥石装置5では、前述のよ うに回転基盤6の上面A及び下面Bにダイヤモンド砥石ユニット9を多数設けた ダイヤモンド砥石盤10を用いることにより、該ダイヤモンド砥石盤10を取付 け部材12に対して適時反転して使用することができるので、ダイヤモンド砥石 盤10の寿命が倍増した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る石材研磨用ダイヤモンド砥石装置
を示す平面図。
【図2】本考案に係る石材研磨用ダイヤモンド砥石装置
を示す底面図。
【図3】図1のA−A線による断面図。
【図4】図1のB−B線による断面図。
【図5】従来のダイヤモンド砥石による使用状態を示す
断面図。
【図6】本考案に係るダイヤモンド砥石の使用状態を示
す断面図。
【符号の説明】
2 ダイヤモンド砥石 6 回転基盤 10 ダイヤモンド砥石盤 12 取付け部材 22 回転軸(回転駆動軸) A 回転基盤の上面 B 回転基盤の下面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のダイヤモンド砥石を、回転基盤の
    上・下両面に固定したダイヤモンド砥石盤と、 該ダイヤモンド砥石盤を回転軸に取付ける取付け部材
    と、を備え、 前記ダイヤモンド砥石盤の上・下いずれの面にても前記
    取付け部材に固定し得るように構成した、 ことを特徴とする石材研磨用ダイヤモンド砥石装置。
  2. 【請求項2】 前記ダイヤモンド砥石の幅が、2.5
    [mm]以下である、 請求項1記載の石材研磨用ダイヤモンド砥石装置。
JP5106792U 1992-06-27 1992-06-27 石材研磨用ダイヤモンド砥石装置 Pending JPH065863U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS636101A (ja) * 1986-06-25 1988-01-12 ユニ・チヤ−ム株式会社 おむつカバ−
JPH08118239A (ja) * 1994-10-24 1996-05-14 Osaka Diamond Ind Co Ltd 石材研磨又は研削用砥石
WO1997027974A1 (fr) * 1996-02-01 1997-08-07 Yanase Kabushiki Kaisha Dispositif de polissage rotatif

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01188276A (ja) * 1988-11-10 1989-07-27 Kawada Eng:Kk 石材やコンクリートの練成物等の表面研磨湿式砥石における摩耗終了時の分る砥石の製法
JPH03131478A (ja) * 1989-10-09 1991-06-05 Seiichiro Ichikawa 石材研磨用ダイヤモンド砥石

Patent Citations (2)

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