JP3072378U - 砥石チップ保持体,砥石及び研磨機 - Google Patents

砥石チップ保持体,砥石及び研磨機

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JP3072378U JP2000002238U JP2000002238U JP3072378U JP 3072378 U JP3072378 U JP 3072378U JP 2000002238 U JP2000002238 U JP 2000002238U JP 2000002238 U JP2000002238 U JP 2000002238U JP 3072378 U JP3072378 U JP 3072378U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 石材などの表面に起伏や湾曲などがあって
も、良好に研磨を行うことができる砥石チップ保持体,
砥石及び研磨機を提供する。 【解決手段】 略長円形状の砥石チップ20は、長方形
状の上板22上に接着剤によって固定される。長方形状
の下板26には、ボルト24がねじ込み固定される。こ
のような上板22と下板26を、ゴム材(ゴム板)28
を挟んで接着剤により接合する。このようにして、砥石
チップ保持体30が得られる。砥石チップ保持体30
は、下板26に設けたボルト24を回転ディスク12の
貫通孔14に挿通するとともに、ナット32で締め付け
ることで、回転ディスク12に固定される。研磨対象の
表面に起伏や湾曲などがあっても、それに対応してゴム
材28が伸縮するため、良好に研磨が行われる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、石材表面などの研磨に好適な砥石チップ保持体,砥石及び研磨機に 関するものである。
【0002】
【背景技術】
石材などを研磨する場合、研磨対象である石材表面は、完全な平坦面であるこ とはなく、厳密には傾斜,起伏,湾曲が存在する。これらのうち、石材表面が一 定方向にのみ傾斜している場合は、研磨機に対する石材の設置が傾いた場合と同 様に考えることができる。研磨機は、研磨用砥石が研磨対象に対して傾くことが できる構造となっている。従って、石材表面が傾斜していても、良好に研磨作業 を行うことができる。しかしながら、石材表面に複雑な傾斜,起伏,湾曲が存在 する場合は、その程度によっては良好に研磨を行うことができない可能性がある 。
【0003】 このような点に着目したものとして、実開平4−112776号公報に開示さ れた床面研磨研掃機のチップ保持構造がある。これは、研磨,研掃用のチップを 保持するチップホルダを、コイルバネと剛性体を選択的に介在させて保持するよ うにしたものである。床面を研磨するときは、コイルバネを介在させることで、 チップが床面の傾斜や起伏に沿うようになる。このため、床面の汚れ落としなど に有効である。一方、床面を研磨するときは、剛性体を介在させることで、チッ プが床面の傾斜あるいは起伏に関係なく当接する。このため、床面の研磨に有効 である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、石材などのような比較的硬く面積も広いものの表面を研磨する 場合には、砥石チップ自体の面積も大きくなる。このようなものをコイルバネを 用いて保持するためには、コイルバネの押圧力がチップ全体に均等に加わるよう にしなければならならず、構造が極めて複雑となる,研磨用砥石の重量が重くな ってしまうなどの問題点がある。
【0005】 本考案は、以上の点に着目したもので、石材などの表面に起伏や湾曲などがあ っても、良好に研磨を行うことができる砥石チップ保持体,砥石及び研磨機を提 供することを、その目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案の砥石チップ保持体は、砥石チップを保持す る砥石チップ保持体であって、上板と下板との間に弾性材を挟み込んで結合する とともに、前記上板に少なくとも一つの砥石チップを固定したことを特徴とする 。主要な形態の一つは、前記下板に、回転ディスクに対する取付用のボルトを設 けたことを特徴とする。本考案の砥石は、前記いずれかの砥石チップ保持体を、 回転ディスクに対して放射状に取り付けたことを特徴とする。主要な形態の一つ は、前記回転ディスクの外周側の砥石チップ数が、前記回転ディスクの内周側の 砥石チップ数よりも多いことを特徴とする。本考案の研磨機は、前記いずれかの 砥石を取り付けたことを特徴とする。本考案の前記及び他の目的,特徴,利点は 、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態について詳細に説明する。図1には、本実施形態にか かる砥石の主要平面が示されている。また、同図の#2−#2線に沿って矢印方 向に見た断面が、図2に示されている。更に、図3には、組み立ての様子が示さ れている。これらの図において、砥石10の回転ディスク12には、図3(A) に示すように、放射状であって点対称となる位置にチップ取り付け用の貫通孔1 4が所定数形成されている。図示の例では、45度の角度の方向に、それぞれ一 組づつ貫通孔14が設けられている。回転ディスク12の中央には、研磨機に対 する取り付け及び給水を行うための貫通孔16が設けられている。
【0008】 一方、略長円形状の砥石チップ20は、図3(B)に示すように、長方形状の 上板22上に接着剤によって固定されている。なお、砥石チップ20には、表面 に適宜の研磨用の水を導入するとともに、削りカスを排出するための溝21が必 要に応じて形成されている。前記回転ディスク12の各貫通孔14に挿通される ボルト24は、図3(C)に示すように、長方形状の下板26にねじ込まれて立 設されている。図示の例では、2つのボルト24が下板26に対称位置で設けら れている。もちろん、下板26にボルト24を溶接などの方法で固定するように してもよい。このような上板22と下板26は、図3(D)に示すように、長方 形状のゴム材(ゴム板)28を挟んで接着剤により接合される。このようにして 、砥石チップ保持体30が得られる。なお、図3(E)に示すように、砥石チッ プ20が一つの砥石チップ保持体31も、同様にして製作される。
【0009】 回転ディスク12としては、例えばアルミニウム,鉄,アクリルなどの材料を 使用する。砥石チップ20としては、ダイヤモンド粒,金属紛,セラミック(ガ ラス)紛など、各種の砥粒や結合剤を用いたものを使用してよいが、ダイヤモン ド粒を用いたダイヤモンドチップが好適である。上板22,ボルト24,下板2 6としては、例えばアルミニウムや鉄を使用する。ゴム材28も、天然ゴムや人 造ゴムなど各種のものを使用してよい。
【0010】 これらの砥石チップ保持体30,31は、回転ディスク12の周方向に交互に 固定される。ボルト24は、回転ディスク12の貫通孔14にそれぞれ挿通され 、図2に示すようにナット32で固定される。すなわち、回転ディスク12の外 周側では、上板22のすべてに砥石チップ20が設けられる。しかし、回転ディ スク12の内周側では、上板22の一つおきに、砥石チップ20が設けられる。 これは、回転ディスク12の内周側と外周側で周速が異なるためである。回転デ ィスク12の1回転当たりの砥石チップ20の研磨量は、内周側よりも外周側の ほうが大きい。このため、外周側の砥石チップ20のほうが、内周側の砥石チッ プ20よりも磨耗の度合いが高い。そこで、外周側のチップ数を内周側よりも多 くすることで、磨耗の程度が均一になるようにしている。図示の例では、外周側 のチップ数が内周側のチップ数の2倍となっている。
【0011】 次に、以上のように構成された砥石10は、図4に示すような締結具50によ って研磨機に回転可能に取り付けられる。同図において、締結具50の支持板5 2には、1対の支持軸54が立設されている。砥石10は、この支持板52に対 し、ベアリング機構によって回転可能に取り付けられている。支持軸54は、研 磨機側のテーブル56を貫通しており、更にコイルバネ58を貫通している。そ して、支持軸54の先端にナット60をねじ止めすることで、コイルバネ58が 係止されている。一方、研磨機の駆動モータの回転軸62には結合ピン64が設 けられており、これが砥石10の回転軸66に設けた溝68に結合する構成とな っている。また、テーブル56全体が2次元移動可能となっており、この移動に よって砥石10が研磨対象面上を移動する構成となっている。
【0012】 次に、本実施形態の作用を説明する。まず、駆動モータの回転軸62が、図4 の矢印F4aで示す方向から砥石10の回転軸66を押す。すると、コイルバネ 58がテーブル56によって圧縮され、砥石10全体が矢印F4b方向に下がり 、研磨対象面に砥石チップ20が当接するようになる。更に、この動作によって 、回転軸62のピン64が砥石10の回転軸66の溝68にはまり込んで結合す る。この状態で、駆動モータを回転すると、駆動力が回転軸62→ピン64→回 転軸66→砥石10という具合に伝達され、砥石10が回転する。これにより、 砥石チップ20が研磨対象面を研磨するようになる。なお、このとき、回転軸6 2側から研磨用の水が砥石10側に供給される。
【0013】 図5には、研磨時の様子が示されている。研磨対象70の表面に起伏があると 、図5(A)→同図(B)→同図(A)→……のように変化する。すなわち、ゴ ム材28が起伏に沿って伸縮し、砥石チップ20が起伏に沿って変位するように なり、研磨対象70は起伏に沿って研磨されるようになる。しかも、砥石チップ 20の全体がゴム材28を介在して回転ディスク12に固定されている。別言す れば、多数のバネで砥石チップ20が回転ディスク12に支持されていると考え ることができるため、研磨面の起伏に沿って砥石チップ20が良好に変位する。
【0014】 このように、本実施形態によれば、砥石チップ20がゴム材28を介在して回 転ディスク12に取り付けられている。このため、研磨対象の表面に起伏や湾曲 などがあっても、良好に研磨を行うことができる。また、砥石チップ20が磨耗 ないし破損したときは、該当する砥石チップ保持体30もしくは31のみを回転 ディスク12から簡単に取り外して交換することができる。
【0015】 図6には、本考案の他の実施形態が示されている。この例は、下板26を上板 22及びゴム材28よりも延長し、この延長部分においてボルト100及びナッ ト102により回転ディスク12に砥石チップ保持体30,31を固定するよう にしたものである。
【0016】 なお、本考案には数多くの実施形態があり、以上の開示に基づいて多様に改変 することが可能である。例えば、次のようなものも含まれる。 (1)研磨機のテーブルに、荒さの異なる砥石チップを設けた砥石を複数設ける ようにしてもよい。この場合は、研磨の工程に応じて該当する荒さの砥石を選択 する。 (2)砥石の回転と二次元移動を行う機構としては各種のものが知られており、 いずれを用いるようにしてもよい。 (3)回転ディスクに対する砥石チップの取り付け個数は、必要に応じて適宜設 定してよい。砥石の荒さに応じて、取り付け個数が異なるような設定とすること もできる。 (4)前記実施形態では、弾性材としてゴム材を使用することで砥石チップを変 位させたが、砥石チップが研磨面に沿って良好に変位するような性質があれば、 プラスチック材など、ゴム材以外の各種の材料を使用してよい。 (5)研磨対象としては、石材がもっとも好適な例であるが、それに限定される ものではない。人造の石材にも適用可能である。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、上板と下板との間に弾性材を挟み込ん で結合するとともに、前記上板に砥石チップを固定することとしたので、研磨対 象面に起伏や湾曲などがあっても、良好に研磨を行うことができるという効果が ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態にかかる砥石の主要平面を
示す図である。
【図2】図1の#2−#2線に沿って矢印方向に見た図
である。
【図3】砥石チップ保持体の組み立ての様子を示す図で
ある。
【図4】研磨機に対する砥石の取付構造を示す図であ
る。
【図5】研磨時の様子を示す図である。
【図6】本考案の他の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
10…砥石 12…回転ディスク 14…貫通孔 16…貫通孔 20…砥石チップ 21…水切用の溝 22…上板 24…ボルト 26…下板 28…ゴム材 30,31…砥石チップ保持体 32…ナット 50…締結具 52…支持板 54…支持軸 56…テーブル 58…コイルバネ 60…ナット 62…回転軸 64…結合ピン 66…回転軸 68…溝 70…研磨対象 100…ボルト 102…ナット

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 砥石チップを保持する砥石チップ保持体
    であって、 上板と下板との間に弾性材を挟み込んで結合するととも
    に、前記上板に少なくとも一つの砥石チップを固定した
    ことを特徴とする砥石チップ保持体。
  2. 【請求項2】 前記下板に、回転ディスクに対する取付
    用のボルトを設けたことを特徴とする請求項1記載の砥
    石チップ保持体。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の砥石チップ保持体
    を、回転ディスクに対して放射状に取り付けたことを特
    徴とする砥石。
  4. 【請求項4】 前記回転ディスクの外周側の砥石チップ
    数が、前記回転ディスクの内周側の砥石チップ数よりも
    多いことを特徴とする請求項3記載の砥石。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の砥石を取り付けた
    ことを特徴とする研磨機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9469011B2 (en) 2014-04-08 2016-10-18 Milano Seisakusyo Co., Ltd. Grinder and grinding machine
JP2017185586A (ja) * 2016-04-06 2017-10-12 株式会社ディスコ 研削ホイール、および研削砥石

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9469011B2 (en) 2014-04-08 2016-10-18 Milano Seisakusyo Co., Ltd. Grinder and grinding machine
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