JP3073829U - 消臭パッド及びこの消臭パッドを用いた下着 - Google Patents

消臭パッド及びこの消臭パッドを用いた下着

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JP3073829U JP2000003849U JP2000003849U JP3073829U JP 3073829 U JP3073829 U JP 3073829U JP 2000003849 U JP2000003849 U JP 2000003849U JP 2000003849 U JP2000003849 U JP 2000003849U JP 3073829 U JP3073829 U JP 3073829U
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重美 浅川
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有限会社 ケマテック
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一層消臭効果の高い消臭パッド及び消臭下着
を提供する。 【解決手段】 本考案による消臭パッドは、連続気泡を
有するウレタンスポンジ(4)と、このウレタンスポン
ジ(4)を収納する外装繊維素材(5)とを具え、前記
連続気泡を有するウレタンスポンジ(4)内部の内壁面
に消臭効果を有する多数の微細粒子が付着していること
を特徴とする。連続気泡を有するウレタンスポンジは、
極めて大きな内部表面積を有するので、極めて大きな消
臭剤層を保持することができ、この結果一層高い消臭効
果を発揮することができる。さらに、使用後に洗濯する
ことができるので、リサイクルにも最適である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、尿等により発生する匂いを消すことができる消臭パッド及びこの消 臭パッドを用いた下着に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
赤ちゃんの養育や高齢者の通常の生活において、失禁は回避できないものであ り、失禁等により発生する悪臭が周囲に生じないようにすることが望ましい。特 に、高齢者にとって失禁により周囲に悪臭を発生することは介護者にストレスを 与えるだけでなく高齢者自身に対して強い精神的ストレスとなるため、できるだ け悪臭の発生を防止できる下着等の開発が強く要請されている。
【0003】 従来、失禁に対応するものとして、紙おむつが実用化されている。紙おむつは 尿等が外部に漏れるのを有効に防止するため種々の開発が行われており、尿等が 外部に漏れるのを防止する点においてある程度の効果を果たしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の紙おむつは尿等の汚物の漏れを防止する作用においては十分な機能を発 揮することができるが、消臭性に関しては依然として不十分である。すなわち、 紙おむつ自体漏れ防止に対して効果が認められるが、尿等に対する消臭効果は依 然として低いものである。この場合、高い密封性の材料で紙おむつを構成すれば 、悪臭が周囲に漏れるのを防止できるが、通気性が不十分になってしまい、皮膚 病等の原因になってしまう。
【0005】 さらに、高齢者にとって紙おむつを装着するだけでなく、より消臭効果の高い 下着を見につけている場合、高齢者自身の周囲に対する配慮から生ずる精神的ス トレスも一層軽減される。
【0006】 従って、本考案の目的は、一層消臭効果の高い消臭パッド及び消臭下着を実現 することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案による消臭パッドは、連続気泡を有するウレタンスポンジと、このウレ タンスポンジを収納する外装繊維素材とを具え、前記ウレタンスポンジ内部の内 壁面に消臭効果を有する多数の微細粒子が付着していることを特徴とする。
【0008】 本考案者が種々の素材の消臭効果について実験及び解析を行った結果、連続気 泡を有するウレタンスポンジを基材として用いことにより最適な結果が得られる ことが判明した。すなわち、連続気泡を有するウレタンスポンジは、その内部に 多数の連続気泡を有するので、気泡を構成する多数の壁面を有することになる。 この結果、内部表面積は極めて大きなものとなり、内部表面上に消臭効果を有す る微細粒子を付着させれば、極めて大きな表面積の消臭粒子層を内部に形成する ことができる。しかも、連続気泡が形成されているので、消臭粒子を水溶液中に 分散させ、消臭粒子分散溶液中にウレタンスポンジを浸漬することにより、当該 溶液がウレタンスポンジの内部連続気泡中に浸透するので、消臭粒子をウレタン スポンジの内壁面上に容易に付着させることができる。この際、ウレタンスポン ジは親水性であるから、消臭粒子が分散した水溶液を用いることにより簡単な処 理で消臭粒子を内壁面上に付着又は接着させることができる。この結果、高い消 臭効果の消臭パッドを実現することができる。
【0009】 さらに、ウレタンスポンジは、極めて柔らかい柔軟性を有しているので、下着 に装着して使用した場合にも、使用者に違和感を与えず肌触り及び履き心地の良 好な消臭パッドが実現される。
【0010】 本考案による消臭パッドは、マジックテープ等の取付部材を用いることにより 、下着に直接装着することができ、取り外して洗濯することもできる。従って、 繰り返し使用できる利点も達成され、リサイクルの観点においても極めて有益で ある。また、使用後に匂いだけが吸着している場合、乾燥後水溶性消臭剤をスプ レイで噴霧し自然乾燥又は加熱乾燥することにより繰り返し効果的に使用するこ とができる。
【0011】 さらに、本考案による消臭パッドは、第1の連続気泡を有するウレタンスポン ジと、第2の連続気泡を有するウレタンスポンジと、これら第1及び第2のウレ タンスポンジを収納する外装繊維素材とを具える二重構造の消臭パッドであって 、 前記第1のウレタンスポンジを吸水性のウレタンスポンジとし、前記第2のウ レタンスポンジが、その内壁表面に消臭効果を有する多数の微細粒子が付着して いる消臭性ウレタンスポンジとし、吸水効果及び消臭効果の両方を達成するよう に構成したことを特徴とする。このように、吸水効果と消臭効果の両方を兼ね備 えることにより、たとえ失禁しても尿は吸水性の第1のウレタンスポンジにより 吸収され、匂いは消臭性のウレタンスポンジにより吸収されるので、尿及び匂い の両方が周囲に飛散する不都合を解消できる利点が達成される。
【0012】
【考案の実施の形態】
図1〜図3は本考案による消臭パッドの一例の構成を示す図であり、図1は人 間に装着した使用状態を示す斜視図、図2は展開図、及び図3は図2のI−I線 断面図である。本例の消臭パッドは紙おむつの上に装着することができ、或いは 使用者に直接装着することができる。本例では、消臭パッド1は本体2を有し、 本体2にはマジックテープ3a及び3bを設ける。そして、図1に示すように、 装着時にはマジックテープ3a,3bを締結することにより使用者の身体に固定 することができる。
【0013】 図3は消臭パッド1の本体2の断面構造を示す。本例の消臭パッドは連続気泡 を有するウレタンスポンジ4と、このウレタンスポンジ4を収納する外装繊維素 材5とを具える。この連続気泡を有するウレタンスポンジ4は消臭剤を保持する 基材としての機能を有する。連続気泡を有するウレタンスポンジは、その内部に 互いに連通する多数の気泡を有しているので、外部と連通する極めて大きな内部 表面積を有することになる。本考案は、このウレタンスポンジの特有の構造的特 徴を利用し、内部表面上にカテキン、備長炭、ヤシガラ活性炭等の粉末の消臭剤 を接着或いは付着させる。この結果、ウレタンスポンジ4の内部には大面積の消 臭剤層が形成され、極めて高い消臭効果を達成することができる。
【0014】 連続気泡を有するウレタンスポンジの内部表面に消臭剤層を形成するには、上 述した粉末状の消臭剤を分散させた水溶液を作成し、この水溶液中に所望形状の ウレタンスポンジを浸漬する。消臭剤が分散した水溶液はウレタンスポンジの連 続気泡内に浸透するので、内部表面上に消臭剤の層を容易に形成することができ る。
【0015】 外装繊維素材5は、綿繊維シートやセルロースシート等の通気性に優れた素材 を用いることが好ましい。
【0016】 図4は本考案による消臭パッドの変形例を示す線図的断面図である。本例では 、パッドを二層構造とし、第1のウレタンスポンジ10は吸水性の高いウレタン スポンジとし、第2のウレタンスポンジ11は上述した構造の消臭効果の高いウ レタンスポンジとする。そして、使用者の身体に装着する際、第1のウレタンス ポンジ10が身体に近くなるように装着する。このように、吸水性の高いパッド と消臭効果の高いパッドとの二層構造とすることにより、尿等が漏れても第1の ウレタンスポンジにより吸水される共に、漏れた尿により発生する匂いは第2の ウレタンスポンジ11により除去されることになる。
【0017】 図5は本考案による消臭パッド付きの下着の構成を示すものであり、図5(a )は斜視図であり、図5(b)は図5(a)のII−II線断面図である。本例 では、消臭パッドが下着自身に埋め込まれている下着を示す。この消臭パッド付 きの下着は、下着10の内側に消臭パッド11を外装繊維素材12を介して下着 10に直接縫い込まれている。この消臭パッド付きの下着は使用者が外出する際 に履くのに好適である。すなわち、下着自身が消臭効果を有しているので、外出 途中で失禁しても発生した匂いは下着に吸収され外部に飛散するのが防止され、 高齢者が外出する際に強い安心感を与えることができる。尚、本例においても、 消臭パッドとして二重構造の消臭パッドを用いることができ、外出途中で失禁し ても尿及び匂いの両方が周囲に飛散するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案による消臭パッドの使用状態を示す線
図である。
【図2】 図1に示す消臭パッドを展開した展開図であ
る。
【図3】 図2のI−I線断面図である。
【図4】 二重構造の消臭パッドの構成を示す断面図で
ある。
【図5】 本考案による消臭下着の一例の構成を示す斜
視図及び断面図である。
【符号の説明】
1 消臭パッド 2 消臭パッド本体 3a,3b マジックテープ 4 ウレタンスポンジ 5 外装繊維素材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続気泡を有するウレタンスポンジと、
    このウレタンスポンジを収納する外装繊維素材とを具
    え、前記連続気泡を有するウレタンスポンジ内部の内壁
    面に消臭効果を有する多数の微細粒子が付着しているこ
    とを特徴とする消臭パッド。
  2. 【請求項2】 第1の連続気泡を有するウレタンスポン
    ジと、第2の連続気泡を有するウレタンスポンジと、こ
    れら第1及び第2のウレタンスポンジを収納する外装繊
    維素材とを具える二重構造の消臭パッドであって、 前記第1のウレタンスポンジを吸水性のウレタンスポン
    ジとし、前記第2のウレタンスポンジを、その内壁表面
    に消臭効果を有する多数の微細粒子が付着している消臭
    性ウレタンスポンジとし、吸水効果及び消臭効果の両方
    を達成するように構成したことを特徴とする消臭パッ
    ド。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の消臭パッドが着
    脱自在に装着されていることを特徴とする下着。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210057370A (ko) * 2019-11-12 2021-05-21 장병성 소취 기능을 갖는 요실금 팬티

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