JP3073187B2 - 補償システムを有する摩擦クラッチ - Google Patents

補償システムを有する摩擦クラッチ

Info

Publication number
JP3073187B2
JP3073187B2 JP10126149A JP12614998A JP3073187B2 JP 3073187 B2 JP3073187 B2 JP 3073187B2 JP 10126149 A JP10126149 A JP 10126149A JP 12614998 A JP12614998 A JP 12614998A JP 3073187 B2 JP3073187 B2 JP 3073187B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
space
medium
friction clutch
mass
compensation system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10126149A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10318285A (ja
Inventor
パイネマン ベルント
フェルトハウス ラインハルト
Original Assignee
マンネスマン ザックス アクチエンゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from DE19814502A external-priority patent/DE19814502A1/de
Application filed by マンネスマン ザックス アクチエンゲゼルシャフト filed Critical マンネスマン ザックス アクチエンゲゼルシャフト
Publication of JPH10318285A publication Critical patent/JPH10318285A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3073187B2 publication Critical patent/JP3073187B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/32Correcting- or balancing-weights or equivalent means for balancing rotating bodies, e.g. vehicle wheels
    • F16F15/36Correcting- or balancing-weights or equivalent means for balancing rotating bodies, e.g. vehicle wheels operating automatically, i.e. where, for a given amount of unbalance, there is movement of masses until balance is achieved
    • F16F15/366Correcting- or balancing-weights or equivalent means for balancing rotating bodies, e.g. vehicle wheels operating automatically, i.e. where, for a given amount of unbalance, there is movement of masses until balance is achieved using fluid or powder means, i.e. non-discrete material
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/70Pressure members, e.g. pressure plates, for clutch-plates or lamellae; Guiding arrangements for pressure members
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/12Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
    • F16F15/131Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon the rotating system comprising two or more gyratory masses
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2300/00Special features for couplings or clutches
    • F16D2300/18Sensors; Details or arrangements thereof
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2300/00Special features for couplings or clutches
    • F16D2300/22Vibration damping

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1の上位概
念部分に記載の動力車のための摩擦クラッチに関する。 【0002】 【従来の技術】ドイツ特許出願公開第3643272号
明細書により、質量体を伴う補償システムとしての補償
回転質量を備えている回転質量装置を有する、動力車の
ための摩擦クラッチが知られている。当該補償回転質量
は、本来の回転質量に比べて自由に回転可能に装着され
ており、ねじり振動の開始の際のその質量慣性(Massent
raegheit)に基づいて抵抗モーメントを発生させる。 【0003】当該補償回転質量は、弾性支持されて装着
された補償おもりを備えている。当該補償おもりは、遠
心力に依存して、その静止位置からの偏位をこうむる。
それによって、当該補償回転質量はたしかに回転数に依
存して効力がある。しかし、当該補償回転質量は、補償
おもりとの弾性結合に基づいて、弾性体によって決まっ
た振動数領域でだけ十分な効果をもって機能を果たす能
力があり、他の振動数領域では機能を発揮しない可能性
がある。 【0004】米国特許第5295411号明細書によ
り、複数の円形の空所に、質量体を伴う補償システムと
してのそれぞれ一つの円形の補償回転質量を受容する回
転質量装置が知られている。その際、当該補償回転質量
の直径は、割り当てられた空所の直径よりも小さい。こ
のような回転質量装置は、補償回転質量がその偏位速度
に関して当該回転質量における回転数変化に依存すると
いう利点をもつ。それによって、所定の次数のねじり振
動、四つのシリンダーを有する内燃機関の場合には好ま
しくは二次(zweite Ordnung)のねじり振動が所定の振幅
の大きさで際立って、所定の量まで減少させられ得る。
しかし、別の次数の振動に影響を及ぼす可能性が欠けて
いる。 【0005】前に述べた両方の装置は、技術的にアブソ
ーバー(Tilger)の一種である。すでに述べたように、こ
のようなアブソーバーは、所定の共振回転数あるいは所
定の次数で際立って効果的であり得る。しかし、他の回
転数あるいは次数では役に立たない。この理由から、例
えばドイツ特許第3630398号明細書で論じられて
いるように、そのようなアブソーバーをねじり振動ダン
パと組み合わせることがしばしば必要である。このねじ
り振動ダンパは、駆動側の回転質量とこれに対して相対
的に回転可能な従動側の回転質量とを有する回転質量装
置を備えて構成されている。それらの回転質量の相対運
動は、それらの回転質量の間で周方向に効力のある連結
エレメントの偏位のもとで行われる。これらの連結エレ
メントは、このために両方の回転質量と作用結合状態に
ある。上記の連結エレメントは、周方向に延在する弾性
体によって形成される。 【0006】前述の種類のねじり振動ダンパは、完全な
振動数範囲をフィルターにかけるために、すなわち異な
る次数の振幅を減衰させるために適している。しかし、
決まった次数の特に邪魔な振幅は、このことがしばしば
必要とされるほどには効果的に抑制され得ない。 【0007】そのようなねじり振動ダンパが所定の振動
数あるいは次数でのその効果に関して改善される必要が
あるならば、これをアブソーバーと組み合わせることを
考え得るだろう。当該アブソーバーにおける補償回転質
量並びにこのために必要なガイド軌道あるいはジョイン
トのために、そのように構成された摩擦クラッチは、一
方で非常に重く且つ大きく構成され、他方で極めて複雑
な構造上の構成をもつだろう。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、摩擦
クラッチのために、極めて簡単な構造上の構成で有効な
アブソーバー機能を果たす、質量体を伴う補償システム
を提供することである。 【0009】 【課題を解決するための手段】前記課題は、本発明によ
り、請求項1の特徴部分に記載の構成により解決され
る。 【0010】 【発明の実施の形態】予め定められた充填度合で流動性
の媒体(例えば、液体状の媒体)を受容する少なくとも
一つの空間としての、回転質量装置における質量体を伴
う補償システム(massebehaftetes Ausgleichssystem)の
構成によって、この媒体を補償回転質量(補償回転質量
体、Ausgleichsschwungmasse)として使用することの可
能性が達成される。このために、簡単に相応の空間を回
転質量装置のそれぞれの部材に形成することが可能であ
り、また流動性の媒体の注入の後に密閉することが可能
である。当該部材は、例えば、単独の回転質量、例えば
押し付けプレートのようなクラッチハウジングの部材の
場合、または二質量フライホイールでの駆動側のあるい
は従動側の回転質量である。それ故に、導入されたねじ
り振動の結果としての回転質量装置の、当該補償システ
ムを受容するそれぞれの部材の偏位(平衡状態からの変
位)が、当該流動体の慣性に基づいて当該流動体に対し
ての相対運動を結果として伴う。その結果、当該流動体
が当該空間を有する部材に対して位相をずらされて運動
させられる。それによって、機械的な経費(mechanische
r Aufwand)なしに完全なアブソーバーが作り出される。
当該アブソーバーは、当該流動性の媒体の流出の防止の
ために密閉部を必要とするだけである。 【0011】このような質量体を伴う補償システムの原
理的な利点にもかかわらず、付加的にこの空間の位置
(姿勢)及び造形によって当該流動性の媒体の作用へ相
当な影響が及ぼされ得る。従って、例えば回転質量装置
の回転軸心に対してほぼ垂直に方向づけられており且つ
半径方向外側領域に予め定められた曲率中心に関しての
湾曲を有する延在(Verlauf)を有する空間が、当該空間
内にある流動体がこの曲率中心に関しての、これとガイ
ド軌道として用いられる空間の半径方向外側壁部との間
で残っている半径での振動を有効であるように、効力を
もち得る。流動性の媒体は、空間のこのような配置及び
構成の場合には、曲率中心に関して振り子のように運動
可能な機械的な補償回転質量と匹敵する。その結果、こ
の場合と全く同様に振動数に依存せずに所定の次数のね
じり振動が少なくとも低下させられ得る。この有利な効
果は、流動性の媒体の相応の選択によってさらに影響を
受け得る。その際、これは、前に述べた作用方法では好
ましくは高い密度と小さい粘性(粘度)とをもつべきで
あるだろう。この理由は、高い密度によってアブソーバ
ー機能がさらに増大可能であり、一方小さい粘性に基づ
いて、流動性の媒体に対する空間を有する部材の相対運
動が助長される点にある。さらに、空間の充填度合が流
動性の媒体のアブソーバー挙動に影響をもたらす。なぜ
ならば、空間の充填度合が小さくなればなるほど、流動
性の媒体が大きな偏位運動を受け得るからである。 【0012】流動性の媒体のこの偏位挙動の有利な効果
は、前記空間が流体連通部を介して互いに流れ連通状態
にある複数の空間部分によって形成されていると、さら
に高まり得る。当該流体連通部は、例えば、流動性の媒
体のための前にすでに述べた半径方向外側のガイド軌道
によって形成され得る。一方、空間部分は、回転質量装
置の回転軸心に関してそれぞれの半径方向軸線に対する
予め定められた角度でこの流体連通部から半径方向内側
へ向かって延在する脚部であり得る。それによって、ほ
ぼU字形の横断面を有する空間が生じる。その際、両方
の脚部の間の連通部分、すなわち前記流体連通部は、前
に既に述べた曲率中心に関しての湾曲(曲率)をもって
いる。前記空間における流動性の媒体の偏位運動の際に
は、これがねじり振動の作用方向に応じてU字形の空間
の一方の脚部へあるいはもう一方の脚部へ排除され得
る。流動性の媒体の中間位置からの相応に大きい偏位運
動が可能である。 【0013】別の極端は、前記空間をこれまで述べた配
置に比べて90°回転させ、それによって前記空間が回
転質量装置の回転軸心に平行に延在することにある。同
様に90°回転させられた曲率中心に関しての湾曲を有
する空間の構成においてでも、この場合に、流動性の媒
体の振り子作用が失われる。その結果、これは、ねじり
振動の導入の際に空間の周方向における運動を行う。こ
の場合について、アブソーバー機能がもはや所定の次数
に調節されているのでなく、所定の振動数に調節されて
いることが判明した。従って、空間内の流動性の媒体
が、速度に比例した粘性の減衰装置の機能を引き受け
る。このような場合には、高い粘性を有する媒体の使用
が考慮に値する。なぜならば、これによって減衰特性が
改善されるからである。 【0014】本発明に係る質量体を伴う補償システムの
前に述べた両方の有利な特性、つまりアブソーバー特性
及びダンパ特性(減衰特性)が必要であれば、前記空間
を回転質量装置のそれぞれの部材において傾斜させて形
成すること、つまり回転質量装置の回転軸心に対して垂
直に延びる半径方向軸線に対して予め定められ得る角度
を有して延びる延在軸線上に形成することが可能であ
る。 【0015】前記空間の密閉は、重要な意味のあること
である。例えば前記空間にカバープレートを装着するこ
と、及びこれを当該カバープレート並びにそれを受容す
る部材を取り巻く締付固定リングによって固定すること
が考えられる。完全な密閉は、当該カバープレートと前
記空間との間に配置された、例えばOリングの形状で
の、パッキングエレメントによって達成され得る。前に
述べた締付固定リングは、全く同様に、焼きばめされた
歯付リング(リングギア)によって形成されてもよい。
当該歯付リングは、それ自体周知のようにして、スター
ターピニオンと作用結合状態にされ得る。前記空間の密
閉が、カバープレートの溶接、接着、あるいはインジェ
クティング・オペレーション(Anspritzen)のような物質
拘束によって実現されてもよい。また、前記空間の密閉
が、カバープレートを巻き付けるように曲げること(ben
ding round;Verrollen)によってのような、空間を受容
する部材とのカバープレートの形状拘束によって実現さ
れてもよい。 【0016】密閉(密閉部)を構成する別の方法は、前
記空間を回転質量装置の一つの部材の一方の軸方向側部
に設けて、別の部材を用いて密閉を行うことである。当
該別の部材は例えば回転質量装置を駆動装置とまたはそ
のクランクシャフトと結合すべきであり、それゆえそれ
に、前記空間を受容する部材が固定されねばならない。
フランジの形でのこのような部材は、軸方向にたわみ可
能な構成では、いわゆるフレックスプレート(Flex-Plat
e)であってよく、当該フレックスプレートによってクラ
ンクシャフトにより発生させられる軸方向振動が回転質
量装置から遠ざけておかれ得る。もちろん、このような
フレックスプレートと隣接している前記空間を受容する
部材との間に前記空間の密閉のためのパッキングエレメ
ントが設けられていてもよい。その際、これらのパッキ
ングエレメントは軸方向に効力がある。 【0017】前にすでに暗示されたように、前記空間の
本質的な課題は減衰機能である。この減衰機能は、前記
空間の相応の構成の場合に、例えば流動性の媒体の貫流
の際に絞りとして効力のある流れ狭小部が設けられてい
ることによって、さらに高められ得る。これらの流れ狭
小部の少なくとも一部がそれぞれ一つの弁を備えている
と、さらにより大きな影響が生じる。なぜならば、この
弁によって、例えばこの弁における弾性負荷を与えられ
た質量体を前提として、遠心力に依存して、従って回転
質量装置の回転数に依存して当該流れ狭小部がその貫流
横断面を変化させられ得るからである。 【0018】例えば、例えば高い角加速度(Drehbeschle
unigungen)で、境界シェア速度(Grenzschergeschwindig
keit)から急に動粘度(絶対粘度、dynamische Viskosit
aet)を高めるダイラタント流体(dilatales Fluid)が使
用されるならば、流動体自体によってもさらに大きな影
響が及ぼされ得る。全く同様に、レオロジー的な流動体
の使用が考えられる。その際、これらが磁気レオロジー
的あるいは電気レオロジー的な特性をもっていてもよ
く、従って磁場または電場を与えるとその動粘度を変化
させる。従ってその強さが可変である相応の場が一つあ
るいは複数の空間に与えられると、例えばセンサーによ
って検知可能な駆動装置における運転条件に依存して、
アブソーバーの機能かあるいはダンパの機能かあるいは
両方の機能を組み合わせて示すことが可能である。 【0019】要求に応じて空間がそれ自体で閉じたカプ
セル内に設けられていると特に有利である。当該カプセ
ルは、リベットあるいはねじによってのように、例えば
一つの回転質量あるいはクラッチハウジングにおける押
し付けプレートのようなこのために設けられた部材に接
続して固定され得る。回転質量装置のそれぞれの部材に
このカプセルのための空所が設けられていると、追加の
場所の要求は生じない。しかしコストの引き下げのため
にカプセルが直接に対応する部材に取り付けられても全
くよい。カプセルの充填のためにこれが充填口を有する
と好ましい。当該充填口は、例えば溶接密封の形での密
封部によって閉じられ得る。 【0020】質量体を伴う補償システムの、構造上非常
に簡単な且つわずかしか構造空間を必要としない構成に
基づいて、これが、要求に従って有利な方法で、導入さ
れたねじり振動を低下させるための減衰装置を有するね
じり振動ダンパと組み合わされ得る。この減衰装置は、
クラッチディスクに設けられていてよい。しかし全く同
様に、そのようなねじり振動ダンパのすぐれた減衰特性
を支援するために、互いに対して相対的に回転可能な二
つの回転質量を有して構成されたいわゆる二質量フライ
ホイール(Zweimassenschwungrad)を考えてもよい。 【0021】流動性の媒体に加えて過圧を与えられた圧
縮可能な媒体を前記空間に詰める措置によって、圧縮の
強さに応じて程度の差はあるが大きいプレストレスを生
み出す弾性体が形成される。当該流動体振動システムの
固有振動数は、このようにして形成された弾性体の剛性
に依存する。 【0022】全く同様に、少なくとも前記空間部分のう
ちの一つの空間部分の閉鎖側の端部に、要求に従って、
次のような減衰エレメントが設けられているとよい。す
なわち、当該減衰エレメントは、この空間部分の閉鎖側
の端部を残りの空間部分から隔離するシール手段と変形
エレメントとを有する。その際、後者は、好ましくはス
プリングによって形成されている。しかし圧縮可能な媒
体の形で存在してもよい。残りの空間部分における媒体
からのこの圧縮可能な媒体の隔離は、すでにのべたシー
ル手段によって行われる。上述の減衰エレメントによっ
て、ストッパー減衰部(Anschlagdaempfung)が形成され
得る。それによって、当該流動体振動システムの固有振
動数にさらに強い影響が及ぼされ得る。 【0023】好ましくは前記空間の前記空間部分が対応
する部材のほぼ回転軸心の方へ延在している。このよう
にして、振動する流動性の媒体の境界面がそれぞれの空
間部分の横断面に常に平行に延びていることが保障され
ている。前記圧縮可能な媒体と前記流動性の媒体との混
和はそれによって妨げられる。同時に遠心力が前記流動
性の媒体の境界面に垂直に作用する。 【0024】前記空間の異なる空間部分の間の補償連通
部を作り出すことによって、前記空間部分のそれぞれ流
動体のない領域における過圧あるいは負圧の発生が回避
される。それによって十分に、流動性の媒体の回動角
が、導入された振動の作用方向に依存せず影響を受けな
い。 【0025】前記空間の前記空間部分に固体、例えば球
形を有する固体を詰めることが可能である。流動性の媒
体中に当該固体を配置することによってこれらが潤滑に
され、その結果それらと空間壁部との間での摩損がごく
わずかである。当該固体は、高いアブソーバー作用にと
って有利な結果となるように、高い質量を有するべきだ
ろう。 【0026】前記空間の前記空間部分が、要求に従っ
て、当該固体のための弾性的な端部ストッパーを有して
形成されているならば、これらの端部ストッパーの剛性
によって当該振動システムの固有振動数が変化させられ
得る。それぞれの空間部分の閉鎖側の端部の側のそれぞ
れ最後の固体がそれぞれ少なくとも弾性的な領域をもっ
ていると、あるいはそれどころか完全に弾性的な材料か
らなると、類似の効果が獲得され得る。 【0027】異なる質量を有する前記固体を形成する
と、遠心力の作用で、当該空間における前記固体の非対
称である配置が生じる。この理由から、質量の異なる固
体を前記空間に組み込むことが、構造的な理由から前記
空間を回転軸心に対して垂直な平面に関して対称に配置
することが不可能であるときに特に望ましい。それによ
って、異なる長さの空間部分が実現可能である。回転軸
心に平行な軸線の回りで回転させられた空間も実現可能
である。なぜならば、それにもかかわらず異なる質量の
場合の遠心力により引き起こされる前記固体の位置変位
(姿勢変位)によって両方の振動方向における等しい長
さの振動角が可能にされるからである。異なる質量は、
例えば異なる固体密度、異なる固体サイズ、あるいは異
なる固体形状のようにさまざまな方法で獲得され得る。 【0028】もちろん、本発明に係る質量体を伴う補償
システムは、流体力学的なトルクコンバータのトルク伝
達経路にも(好ましくはこの場合にはロックアップクラ
ッチにおけるねじり振動ダンパの領域に)設け得る。こ
の特別の配置方法によって構造上の構成は何も変わらな
いので、個々にこのような解決策に詳細にはふれない。 【0029】 【実施例】以下に、本発明の実施例を図面をもとにして
詳細に説明する。図1には、回転軸心4のまわりで回転
可能である、不図示のように駆動装置6のクランクシャ
フト5に固定された回転質量(回転質量体、Schwungmass
e)3を有する回転質量装置(Schwungmassenvorrichtung)
1が示されている。回転質量3は、半径方向外側領域に
空間8を有する。当該空間の造形は図2からよりよく読
みとることができる。また、当該空間は、流動性の媒体
10の収容のために用いられる。当該流動性の媒体は、
図1及び図2では半径方向外側に図示されている。なぜ
ならば、回転質量装置1が回転している際の遠心力の結
果として、それがこのポジションへ押しやられるからで
ある。また、当該流動性の媒体は、図2に従って、回転
軸心4に関して振り子状態(Pendellage)を占める。導入
されたねじり振動(Torsionsschwingung)は以下にさらに
詳細に説明されるようにしてそれに影響を及ぼす。 【0030】図2からわかるように、複数のそのような
空間8が周囲(円周)に沿って分散配置されていること
も全く可能である。これらの空間8のそれぞれは、周囲
領域にカバープレート18を有する。当該カバープレー
トは、回転質量3と当該カバープレート18との間に設
けられた(例えばOリングの形状での)パッキングエレ
メント(シールエレメント)20を有して構成されてい
る。それによって、カバープレート18は、パッキング
エレメント20と関連して空間8のための密閉部22と
して働く。カバープレート18は、その内側部に湾曲部
21を有して構成されている。当該湾曲部は、符号28
を付された曲率中心(Kruemmungszentrum)に関して広が
っている。この湾曲部21から、半径方向に延在する中
央のウエブ(Steg)11の両側に空間部分12、14が半
径方向内側へ、つまり、回転軸心4への半径方向の方向
付けに対して予め定められた角度のもとでのずれを有し
て延びている。ウエブ11及び空間部分12、14及び
カバープレート18における湾曲部21と関連して、U
字形の横断面の空間8が生じる。その場合に、空間部分
12、14が脚部15として、湾曲部21が流体連通部
17として効力がある。カバープレート18がそれと回
転質量3とを取り巻く締付固定リング(Spannring)24
によってそのポジションに固定可能であることについて
も述べておく。その際、この締付固定リングは、例えば
図11に示されているように、回転質量に焼ばめされて
おり且つスターターピニオン70とかみ合い係合状態に
され得る歯付リング(Zahnkranz)68によって代用され
てもよい。 【0031】空間8にもどって、回転質量装置への回転
運動の導入の際に、流動性の媒体10は半径方向外側へ
向かって移動するだろう。回転質量装置1へ伝えられる
トルクにねじり振動が重なるやいなや、流動性の媒体1
0がその慣性に基づいて、図2において明白な回転質量
3に対しての相対運動を実行するだろう。その際、回転
軸心4に対して垂直に位置する半径方向軸線26(図
1)上での空間8の配置と流体連通部17の湾曲とに基
づいて、流動性の媒体が振動運動を行う。その際、それ
は機械的な振り子に類似に曲率中心28のまわりで振動
し、これに伴って脚部15のうちの一方からのがれ出て
もう一方の脚部15内へ押される。図2におけるちょう
ど効力のあるねじり振動の場合には、流動性の媒体が、
回転軸心4の上方に位置する空間8では空間部分14か
ら空間部分12内へ押しのけられる。当然、回転軸心4
の下方に位置する空間では、それは逆にふるまう。 【0032】曲率中心28に関しての補償質量体を有す
る機械的な振り子と当該流動性の媒体10のこの振動挙
動とが比較可能であることに基づいて、所定の次数のね
じり振動が制限される。したがって、空間8における媒
体10は、アブソーバー機能(Tilgerfunktion)を及ぼ
す、質量(質量体)を伴う補償システム30として効力
がある。この機能は主として回転質量3と流動性の媒体
との間の迅速な相対偏位によって達成されるので、非常
に粘性の小さい媒体が使用されると有利である。この媒
体が高い密度を有すると、非常に高いアブソーバー機能
が生じる。 【0033】空間8の別の実施形態に立ち入る前に、次
に簡潔に図1における回転質量装置1のその他の構成要
素にふれる。回転質量3はクランクシャフト5と反対の
側でクラッチハウジング33を受ける。当該クラッチハ
ウジングは、リング35を介して押し付けスプリング3
4を支持する。当該押し付けスプリングは、その半径方
向外側領域において押し付け力を押し付けプレート37
に及ぼし、半径方向内側領域においてスプリング舌状部
で、通常のように形成された、それゆえ不図示の連動解
除装置(クラッチリリースベアリング、連動解除軸受、
Ausruecker)によって軸方向に付勢され得る。 【0034】押し付けプレート37は、クラッチディス
ク38の摩擦ライニング39を介して回転質量3におけ
る対抗摩擦面に作用し、且つ半径方向外側領域において
同様に、流動性の媒体10の収容のために用いられる空
間8を有して形成されている。空間8は、構造及び機能
方法に関して回転質量3をもとにして前に述べた空間8
に相当する。その結果、ここでは追加の説明は必要ない
と思われる。本質的なことは、単に、回転質量がそのよ
うな空間の受容のために適しているだけでなく、例えば
押し付けプレート37のような摩擦クラッチ32の別の
部材も適しているということである。 【0035】クラッチディスク38の摩擦ライニング3
9は、支持プレート40に固定されている。当該支持プ
レートは、互いに回転固定な(相対回転しない)カバー
板材(クロージングパネル)42に固定されている。こ
れらのカバー板材は、窓部に周方向スプリング(Umfang
sfedern)44を収容する。これは、他方の端部で、同様
に窓を有して形成されて軸方向に両方のカバー板材42
の間に配置されたハブディスク46に支持される。この
ハブディスク46は、内歯(内かみあい部、Innenverza
hnung)50によって不図示のギアシャフトと回転固定
に結合しているハブ48と一体的である。周方向スプリ
ング44は、ねじり振動ダンパ(Torsionsschwingungsda
empfer)120の入力部としての効力のあるカバー板材
42とねじり振動ダンパ120の出力部としての効力の
あるハブディスク46との間でアクティブであり得る減
衰装置43の一部である。クラッチディスク38によっ
て回転質量3及びクラッチハウジング33と関連して、
押し付けスプリング34及び押し付けプレート37のよ
うなそこに収容される部材と一緒に、摩擦クラッチ32
が形成される。 【0036】図3は、原理的な構造に関しては図1に示
すものに相当する空間8を示す。相違点は、当該空間8
が、半径方向軸線26に対して角度αだけ回転させられ
ている延在軸線52上に位置することだけである。空間
8のこの別の位置(姿勢)によって曲率中心28が流動
性の媒体10についてのその想定される回転軸心に関し
て回転軸心4に対して変更を受ける。その結果として、
流動性の媒体10が振動運動を図1に対して記述された
ように行うだけでなく、単純に空間8内において周方向
にだけも偏位を被る。それによって、この質量体を伴う
補償システム30の吸収機能(Tilgungsfunktion)は低下
させられるが、しかし同時にその減衰機能は高められ
る。なぜならば、流動性の媒体10が少なくとも一部
は、速度に比例した粘性のねじり振動ダンパにおいての
ようにふるまうからである。もちろん、当該質量体を伴
う補償システム30のこの特性は、必要のある場合に
は、より高い粘性(粘度)をもつ流動性の媒体が使用さ
れることによってさらに強められ得る。図1に示す実施
例の場合と全く同様に、振動ストロークは、流動性の媒
体10による空間8の充填の度合いに依存する。 【0037】図4及び図5は、図1に示すものに比べて
90°回転させられている空間8を示す。曲率中心28
のまわりでの回転軸心のそれによって引き起こされた位
置変化に基づいて、流動性の媒体がこの曲率中心28に
関してもはや振動運動を行わず、ほとんどもっぱら、な
お周方向において偏位を受けるだけである。従って、そ
のように構成された質量体を伴う補償システム30に
は、減衰機能だけが割り当てられている。そのために、
U字形の横断面を有する図2に示す空間構成もなくてよ
い。図4及び図5から読み取り得るように、その代わり
にほぼ直方体形状の空間構成で十分である。ここでも、
より良い減衰特性にとって有利な結果になるように、よ
り高い粘性をもつ流動性の媒体の使用が考えられる。 【0038】空間8における速度に比例した粘性による
減衰の機能は、当該空間が少なくとも一つの流れ狭小部
(狭くなった箇所)、しかし好ましくは複数の流れ狭小
部54を備える図6に示す構成を有すると、さらに改善
され得る。これらの流れ狭小部54は、それぞれ絞りの
作用をもち、それによって流動性の媒体10の振動を困
難にする。流れ狭小部56が設けられており、その延在
領域に弁58(当該弁は例えば弾性負荷を与えられた質
量体60を有し、それゆえに回転質量3の回転数に依存
して比較的大きな流れ横断面を解放し、あるいは流れ横
断面を狭くする)があると、振動挙動へのさらにより大
きな影響が及ぼされ得る。質量体60は、図6に示す配
置の場合には半径方向内側へ突出しており、回転数が増
大すると、付設されたばね61の変形で質量体60の案
内のために設けられた受容部63内へ押し込まれる。そ
れによって、流れ狭小部56の横断面が拡大される。逆
に、回転数の低下は、結果として当該横断面の減少を伴
う。 【0039】図6におけるカバープレート18の拡大さ
れた部分図に基づいて、特に明白にパッキングエレメン
ト20を有する密閉部22が認識可能である。この密閉
部22は、半径方向外側から作用する。それとは対照的
に、図7における密閉部22は軸方向において効力があ
る。これに加えて、空間8は、回転質量3のクランクシ
ャフト5側の側部に形成されており、クランクシャフト
5に固定エレメント65を用いて固定された主フランジ
部62によって保持される。その際、この主フランジ部
は、不図示の方法で回転質量3に固定されている。この
固定は、例えばリベット締めあるいはねじ締めによって
行われてよい。主フランジ部62が軸方向に弾性的に形
成されており、従ってフレックスプレート64として作
用すると特に有利である。すなわち、軸方向に回転質量
装置1に影響を及ぼすであろうクランクシャフト5の振
動がフレックスプレート64によって遠ざけられる。 【0040】図4及び図5に示す空間8の配置の場合も
絞りが全く有効であることを補足しておく。回転質量3
は、図7の場合に、半径方向外側に向かって密閉される
必要がないので、締付固定リング24の代わりに、スタ
ーターピニオン70と作用結合状態にされ得る歯付リン
グ68が装着されている。 【0041】これまでに記載された実施例の場合には、
常に、回転質量3にあるいは例えば押し付けプレート3
7のような摩擦クラッチ32の別の部材に、空間8の形
成のための凹部が設けられている。それに対して、図8
では、好ましくは充填口74を有するカプセル72の形
でのそれ自体で閉じた空間8が図示されている。当該充
填口は、充填過程の終了の後に、例えば溶接密封部(Sch
weissverschluss)76によって密封される。このカプセ
ル72は固定フランジ部78を有する。当該固定フラン
ジ部によって、例えばリベット締め114によって、例
えば回転質量3のようなそのときどきの部材における固
定が可能である。全く同様に、ねじ締めを考えることも
可能である。図8及び図9に示すように、回転質量3に
これらのカプセル72のそれぞれ一つを収容するための
凹所122が設けられている。その結果、回転質量にこ
のような質量体を伴う補償システム30を装備すること
が、比較的大きな構造空間要求なしに実現可能である。
しかし当該構造空間が回転質量3における凹所122の
形成によって引き起こされる超過コストよりも小さい重
要さしかもたないならば、全く同様に、それぞれのカプ
セル72が回転質量3の側面にねじ固定されてもよい。
その結果、カプセル72は、回転質量から軸方向に突き
出る。まさに最後に述べた実施例はすでにある回転質量
に有利に増備するために適当であることが理解できる。 【0042】図1〜図9に示す前記空間の実施例に関し
て、流動性の媒体10として、動粘度を境界シェア速度
から急に高めるダイラタント流体も使用され得ることを
補足しておく。この効果は、例えば高い角加速度の場合
に現れる。 【0043】図10は、主として回転質量3並びに空間
8を、それらがすでに図1に示されているのと同じよう
に示す。ただし、回転質量3の周囲領域とカバープレー
ト18との間に電気的な絶縁体80が設けられていると
いう違いがある。一方は回転質量3と他方はカバープレ
ート18とは、それぞれ、調整可能な電源(電圧源)8
2に接続されている。その際、これが空間8の延在領域
に電場をもたらし、絶縁体80が回転質量3とカバープ
レート18との間での短絡を防止する。電源82は、コ
ントロール装置84を用いて調整可能である。その際、
当該コントロール装置は、そのコントロール機能のため
の情報をクランクシャフト5の運動を監視するセンサー
86から受け入れる。最後に述べたセンサーは、クラン
クシャフト5におけるねじり振動を検知し、それによっ
てコントロール装置84を介して、前記空間内での電場
の適合を導く電源82の調節をもたらす。したがって、
流動性の媒体として空間8に注入されるレオロジー的な
流動体と協働して、媒体10の粘性が電場に依存して、
従ってクランクシャフト5におけるねじり振動に依存し
て調節される。その結果、媒体10によって達成され得
る減衰挙動がねじり振動のそのときどきの大きさに常に
最適に適合させられている。 【0044】全く同様に、それを取り巻く磁場に反応す
る磁気レオロジー的な流動体(magnetorheologische Flu
essigkeit)を使用することが考えられる。そのような磁
場の発生のための相応に実現される回路は、それ自体周
知であり、従って詳細には説明しない。そのような磁場
は、永久磁石によって実現されてもよい。 【0045】これまでに述べた実施例では、回転質量装
置1が常に一つの単独の回転質量3を有して形成されて
いる。これとは異なって、図11は、互いに相対的に回
転可能な二つの回転質量88及び108を備える回転質
量装置1を示している。その際、駆動側の回転質量88
は、不図示の方法でクランクシャフト5に固定されてお
り、主ハブ部112をもっている。当該主ハブ部に支持
部(軸受け)110を介して従動側の回転質量108が
配置されている。駆動側の回転質量88は、主ハブ部1
12から半径方向外側に向かって延びている主フランジ
部62を有する。当該主フランジ部は、流動性の媒体1
0で部分的に満たされた空間8の受容のために半径方向
外側領域で軸方向の拡幅を受ける。空間8は、周囲領域
に、すでに述べたように、焼きばめされた歯付リング6
8によって固定される密閉部22を備えている。したが
って、これは、半径方向に効力のあるパッキングエレメ
ント20に影響を及ぼすことによって、別の図のところ
で記述された締付固定リング24に匹敵して働く。歯付
リング68は半径方向外側領域で、スターターピニオン
70と作用結合状態にある。 【0046】主フランジ部62には、その周囲領域に軸
方向付加部92が一体成型されている。当該軸方向付加
部には、半径方向内側に向かって延びるカバープレート
94が設けられている。当該カバープレートは、その半
径方向内側領域に従動側の回転質量108に対するパッ
キング95を有する。このパッキング95は、主フラン
ジ部62、軸方向付加部92、及びカバープレート94
によって画成された油脂室97中にあり、この油脂室内
に配置された後に詳細に述べられる減衰装置96を用い
て粘性による減衰をもたらす高粘性の油脂(グリース
等)が流れ出るのを妨げる。減衰装置96は、この実施
例では、弾性体(例えば、ばね)98を備える互いに対
して半径方向にずらされた二つの弾性体セットを有す
る。その際、半径方向外側の弾性体セットは、ガイドシ
ュー(スライディングブロック)100を介して半径方
向外側で軸方向付加部92に支持されており、主フラン
ジ部62及び(あるいは)カバープレート94の油脂室
側における不図示のコントロールエレメント(Ansteuere
lemente)によって付勢され得る。当該弾性体セットの反
対側は、カバープレート102に支持される。当該カバ
ープレート102は、他方また、半径方向内側に位置す
る弾性体セットのためのコントロールエレメントとして
用いられる。当該弾性体セットは、リベット締め106
によって従動側の回転質量108にしっかりと結合させ
られているハブフランジ部104に支持されている。 【0047】二つの回転質量を有して構成されているこ
のような回転質量装置の機能は、例えばはじめに評価さ
れたドイツ特許出願公開第3630398号明細書によ
り一般的に知られている。従って、ここでは、そのこと
には詳しく立ち入らない。当該回転質量装置は、半径方
向にずらされた二つの弾性体セットの代わりに一方の端
部で主フランジ部62及びカバープレート94に支持さ
れて他方の端部でハブディスク104に支持される一つ
の弾性体セットだけがあったとしても、ねじり振動ダン
パ120としてすぐれた作用をもたらすだろう。 【0048】それに対して、図11に示す回転質量装置
で本質的なことは、回転質量のうちの少なくとも一つ
に、好ましくは駆動側の回転質量に、流動性の媒体10
を有する少なくとも一つの空間8が設けられていること
である。当該空間は好ましくは図1をもとにして詳しく
述べたようにそれがアブソーバー機能を満たすようにも
配置されているべきだろう。それ故に、アブソーバーと
してのこの質量体を伴う補償システム30の構成が、減
衰機能よりも優先されるべきである。なぜならば、回転
質量装置1が全体としてみて、すでに減衰装置96を備
える非常に有効なねじり振動ダンパ120を有するから
である。当該補償システム30は、もちろん、破線で暗
示されているように従動側の回転質量108に配置され
ていてもよい。しかし、駆動側の回転質量88に配置す
ることがより有効である。なぜならば、質量体を伴う補
償システム30のアブソーバー機能または場合によって
は減衰機能に基づいて、すでに駆動側で、最も邪魔な次
数が、または複数の異なる空間8の場合には複数の非常
に邪魔な次数が、相応のねじり振動がねじり振動ダンパ
120の減衰装置96に伝えられる前に、フィルターに
かけられ得る、または減衰機能の場合には減衰させられ
得るからである。 【0049】もちろん、この回転質量装置も摩擦クラッ
チ32の一部分である。その際、クラッチハウジング3
3は、従動側の回転質量108に固定される。この摩擦
クラッチも、例えば押し付けプレート37に、質量体を
伴う補償システム30を有し得る。 【0050】図12は、空間部分12、14と流体連通
部17とを備える空間8を示す。その際、全体で馬蹄形
の形状が生じ、空間部分12、14の閉鎖側の端部13
2、134がそれぞれ回転質量3の回転軸心4の方へ向
けられている。図の右半分に例示的に示されているよう
に、空間部分14の閉鎖側の端部134に減衰エレメン
ト136が付設されていることが可能である。当該減衰
エレメントは、シール手段138を有し、及び変形エレ
メント140をばね142の形で有する。最後に述べた
ものは、シール手段138とは反対の側で、空間部分1
4の閉鎖側の端部134に支持されており、空間8に注
入された流動性の媒体10によって振動運動の際にシー
ル手段138に伝えられる衝撃をやわらげるために用い
られる。同じ目的に、圧縮可能な媒体130が用いられ
てもよい。当該圧縮可能な媒体は、例えば空間8に過圧
を有して注入された空気によって形成され、例示的に図
の左半分に示されている。圧縮可能な媒体130も減衰
エレメント136も、それぞれ、質量体を伴う補償シス
テムにおける振動の固有振動数に影響を及ぼすことに適
している。 【0051】もちろん、ばね142がなくなるべきであ
るならば、減衰エレメント136は変形エレメント14
0として不図示の圧縮可能な媒体をもっていることが可
能である。その際、この圧縮可能な媒体は、シール手段
138の反対側の媒体10から当該シール手段によって
隔離されている。 【0052】馬蹄形の空間8は、このような減衰手段な
しに、それ自体でも振動技術上有利である。図13に
は、半径方向内側領域に空間部分12、14の間の補償
連通部145を有する空間8が示されている。非常に大
きい振動が始まると、流動性の媒体10がそれぞれ別の
空間部分12、14へ移動し得る。 【0053】図14は、次のような空間8を示す。すな
わち、当該空間には固体が詰められている。当該固体
は、好ましくは球形を有する。図示された実施例では、
固体147がより小さい密度をもち、固体149がより
大きい密度をもつ。その際、後者の固体149は、ハッ
チングによって他方の固体147から区別され得る。固
体147、149の異なる密度の結果、遠心力の影響
で、図14に例示的に示されているようなそれらの配置
が生じる。この措置は、特に、図15に示すように、例
えば構造上の実状に強制されて、当該空間が回転軸心4
に平行な軸線154のまわりで回転させられて設けられ
ねばならないときに使用される。この場合には、回転さ
せられた配設状態にもかかわらず、空間部分12、14
のそれぞれの閉鎖側の端部132、134への固体14
7、149の等しい距離(Weg)が残される。それによっ
て、他方また両方の回転方向における偏位運動について
の必要な対称性が生じる。 【0054】閉鎖側の端部132、134の少なくとも
一つに弾性的な端部ストッパー150を取り付けること
によって、一方ではそれぞれに対応して配置された固体
147、149の衝突の力を和らげ得る。他方では、そ
れぞれの端部ストッパーの剛性の指定によっても振動シ
ステムの固有振動数が影響を及ぼされ得る。それぞれの
弾性的な端部ストッパー150は、それぞれに隣接する
少なくとも一つの固体147あるいは149と結び付け
られ得る。当該固体は、少なくとも、弾性的に変形可能
な領域152を有し得る。この領域は、図14では、そ
れぞれの固体147、149の外径と内径との間で描か
れている。もちろん、固体147、149全体が弾性的
に形成されていてもよく、それぞれの弾性的な端部スト
ッパー150の代用として用いられてもよい。
【図面の簡単な説明】 【図1】回転質量、並びにそれに固定された、押し付け
プレート及びこれと回転質量との間に配置されたクラッ
チディスクを備えるクラッチハウジングを有する回転質
量装置の図である。その際、回転質量も押し付けプレー
トも、質量体を伴う補償システムを有し、クラッチディ
スクは減衰装置を有する。 【図2】図1の回転質量の切断面II-IIによる側面図で
ある。 【図3】質量を伴う補償システムの傾斜配置の場合の、
図1と同様の図である。クラッチハウジング及びクラッ
チディスクは示されていない。 【図4】質量体を伴う補償システムの横向配置の場合
の、図3と同様の図である。 【図5】図4における切断線V-Vによる図である。 【図6】流れ狭小部を備えている、質量体を伴う補償シ
ステムの空間の拡大された部分図である。 【図7】回転質量の軸方向の側部における、質量体を伴
う補償システムの配置の図である。 【図8】カプセルの形状での、質量体を伴う補償システ
ムの構成の図である。 【図9】図8における注視方向IX-IXでの部分図であ
る。 【図10】クラッチハウジングとクラッチディスクとを
省略した図1と同様の図である。ただし電子工学的な部
品を有する。 【図11】互いに対して相対的に回転可能な二つの回転
質量を有する回転質量装置における、質量体を伴う補償
システムの図である。 【図12】質量体を伴う補償システムにおける、圧力を
かけられた圧縮可能な媒体を有する場合の、図2と同様
の図である。 【図13】質量体を伴う補償システムの異なる空間部分
の間での補償連通部を有する場合の、図2と同様の図で
ある。 【図14】質量体を伴う補償システムに固体のための弾
性的な端部ストッパーを有する場合の、図2と同様の図
である。 【図15】質量体を伴う補償システムの回転させられた
空間を有する場合の、図14と同様の図である。 【符号の説明】 1 回転質量装置 3 回転質量 4 回転軸心 5 クランク
シャフト 6 駆動装置 8 空間 10 流動性の媒体 11 ウエブ 12 空間部分 14 空間部
分 15 脚部 17 流体連
通部 18 カバープレート 20 パッキ
ングエレメント 21 湾曲部 22 密閉部 24 締付固定リング 26 半径方
向軸線 28 曲率中心 30 補償シ
ステム 32 摩擦クラッチ 33 クラッ
チハウジング 34 押し付けスプリング 35 リング 37 押し付けプレート 38 クラッ
チディスク 39 摩擦ライニング 40 支持プ
レート 42 カバー板材 43 減衰装
置 44 周方向ばね 46 ハブデ
ィスク 48 ハブ 50 内歯 52 延在軸線 54 流れ狭
小部 56 流れ狭小部 58 弁 60 弾性負荷をかけられた質量体 61 ばね 62 主フランジ部 63 受容部 64 フレックスプレート 65 固定エ
レメント 66 軸方向パッキングエレメント 68 歯付リ
ング 70 スターターピニオン 72 カプセ
ル 74 注入開口部 76 溶接密
封部 78 固定フランジ部 80 絶縁体 82 電圧源 84 コント
ロール装置 86 センサー 88 駆動側
の回転質量 92 軸方向付加部 94 カバー
プレート 95 パッキング 96 減衰装
置 97 油脂室 98 周方向
ばね 100 ガイドシュー 102 カバ
ープレート 104 ハブフランジ部 106 リベ
ット締め 108 従動側の回転質量 110 軸受
け 112 主ハブ部 114 リベ
ット締め 120 ねじり振動ダンパ 122 凹所 130 圧縮可能な媒体 132 空間
部分の閉鎖側端部 134 空間部分の閉鎖側端部 136 減衰
エレメント 138 シール手段 140 変形
エレメント 142 ばね 145 補償
連通部 147 固体 149 固体 150 弾性的な端部ストッパー 152 弾性
的な変形可能な領域 154 軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラインハルト フェルトハウス ドイツ連邦共和国 デー・97714 エー ベンハウゼン アン デア アルテン ポスト 4 (56)参考文献 実開 平4−101844(JP,U) 特許145603(JP,C1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 11/00 - 23/14 F16F 15/00 - 15/36

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 質量体を伴う補償システムが少なくとも
    一つ付設されている回転質量装置を有する動力車のため
    の摩擦クラッチにおいて、 前記回転質量装置(1)の少なくとも一つの部材(3;
    37;88、108)が前記補償システム(30)の形
    成のために少なくとも一つの空間(8)を備えており、
    当該空間が、予め定められた充填度合で流動性の媒体
    (10)を収容し、ねじり振動が発生すると前記空間
    (8)内での当該媒体の位置が変化させられ、この位置
    変化の結果として生じる作用が、一方では当該媒体(1
    0)の粘性に並びに密度に依存しており、他方では当該
    媒体(10)の振動挙動を定める回転軸心(4)に対し
    て相対的な前記空間(8)の配置に並びに移動抵抗を定
    めるその形状に及びその充填度合に依存していること 前記空間(8)が複数の空間部分(12、14)を有し
    て構成されており、当該空間部分が流体連通部(17)
    を介して互いに連通させられており、当該流体連通部
    (17)が曲率中心(28)に関して予め決められ得る
    湾曲を有して構成されていること、及び 前記流体連通部
    (17)の前記曲率中心(28)が前記回転質量装置
    (1)の回転軸心(4)に対して垂直の半径方向軸線
    (26)上で前記回転軸心(4)に対して設定された半
    径方向距離に位置すること を特徴とする摩擦クラッチ。 【請求項2】 質量体を伴う補償システムが少なくとも
    一つ付設されている回転質量装置を有する動力車のため
    の摩擦クラッチにおいて、 前記回転質量装置(1)の少なくとも一つの部材(3;
    37;88、108)が前記補償システム(30)の形
    成のために少なくとも一つの空間(8)を備えており、
    当該空間が、予め定められた充填度合で流動性の媒体
    (10)を収容し、ねじり振動が発生すると前記空間
    (8)内での当該媒体の位置が変化させられ、この位置
    変化の結果として生じる作用が、一方では当該媒体(1
    0)の粘性に並びに密度に依存しており、他方では当該
    媒体(10)の振動挙動を定める回転軸心(4)に対し
    て相対的な前記空間(8)の配置に並びに移動抵抗を定
    めるその形状に及びその充填度合に依存していること、 前記空間(8)が複数の空間部分(12、14)を有し
    て構成されており、当該空間部分が流体連通部(17)
    を介して互いに連通させられており、当該流体連通部
    (17)が曲率中心(28)に関して予め決められ得る
    湾曲を有して構成されていること、及び 前記空間(8)
    の前記曲率中心(28)が、前記回転質量装置(1)の
    回転軸心(4)に対して垂直の半径方向軸線(26)を
    出発点として前記回転軸心(4)に対して定められた半
    径方向距離で前記半径方向軸線(26)に対して角度を
    なして延在する延在軸線(52)上に位置することを特
    徴とする摩擦クラッチ。 【請求項3】 前記空間(8)が前記回転軸心(4)に
    対して垂直な平面にてU字形の横断面を有し、当該横断
    面の、空間部分(12、14)としての効力のある脚部
    (15)が、半径方向外側に位置してアーチ形に構成さ
    れている前記流体連通部(17)からそれぞれの半径方
    向軸線(26)に対して予め定められた角度で半径方向
    内側へ延びていることを特徴とする、請求項または請
    求項に記載の摩擦クラッチ。 【請求項4】 流動性の媒体(10)としてダイラタン
    ト流体が使用されることを特徴とする、請求項1〜3の
    いずれか一項に記載の摩擦クラッチ。 【請求項5】 流動性の媒体(10)としてレオロジー
    的な流動体が使用されることを特徴とする、請求項1〜
    のいずれか一項に記載の摩擦クラッチ。 【請求項6】 流動性の媒体(10)としてレオロジー
    的な流動体を使用する場合に、調節可能な電源(82)
    によって、前記空間(8)を受容する部材(3;37;
    88、108)に電場が発生させられ得ることを特徴と
    する、請求項に記載の摩擦クラッチ。 【請求項7】 前記空間(8)を受容する部材(3)と
    結合している駆動装置(6)をねじり振動について監視
    するセンサー(86)が、算出されたねじり振動に依存
    して前記電源(82)の調整を行うことを特徴とする、
    請求項に記載の摩擦クラッチ。 【請求項8】 前記空間(8)が半径方向外側領域で密
    閉部(22)によって密封されていることを特徴とす
    る、請求項1〜7のいずれか一項に記載の摩擦クラッ
    チ。 【請求項9】 記密閉部(22)が外側に位置するア
    ーチ形の流体連通部(17)として前記空間部分(1
    2、14)の間で効力があることを特徴とする、請求項
    に記載の摩擦クラッチ。 【請求項10】 前記密閉部(22)が、部材(3;3
    7;88、108)を取り囲み且つカバープレート(1
    8)を前記空間(8)に締め付け固定する締付固定リン
    グ(24)によってのように、外力拘束によってそのポ
    ジションに固定可能であることを特徴とする、請求項
    に記載の摩擦クラッチ。 【請求項11】 前記締付固定リング(24)がスター
    ターピニオン(70)と作用結合状態にされ得る歯付リ
    ング(68)によって形成されていることを特徴とす
    る、請求項10に記載の摩擦クラッチ。 【請求項12】 前記密閉部(22)がパッキングエレ
    メント(20、66)をそれ自体と前記少なくとも一つ
    の部材(3;37;88、108)との間に閉じ込めて
    いることを特徴とする、請求項9、10、または11
    記載の摩擦クラッチ。 【請求項13】 前記密閉部(22)が、カバープレー
    ト(18)の物質拘束によって実現されることを特徴と
    する請求項に記載の摩擦クラッチ。 【請求項14】 前記密閉部(22)が、カバープレー
    ト(18)と空間(8)を受容する部材(3;37;8
    8、108)との形状拘束によって実現されることを特
    徴とする、請求項に記載の摩擦クラッチ。 【請求項15】 前記密閉部(22)が、軸方向に、回
    転質量(3;88)を駆動装置(6)に結合する主フラ
    ンジ部(62)と隣接する回転質量(3;88)との間
    に設けられていることを特徴とする、請求項に記載の
    摩擦クラッチ。 【請求項16】 前記空間(8)が、前記部材(3;3
    7;88、108)の少なくとも一つに固定されるべ
    き、外側へ向かって密閉されたカプセル(72)内に配
    設されていることを特徴とする、請求項1〜のいずれ
    か一項に記載の摩擦クラッチ。 【請求項17】 前記カプセル(72)が、密閉部(2
    2)によって密封可能である充填口(74)を有するこ
    とを特徴とする、請求項16に記載の摩擦クラッチ。 【請求項18】 前記密閉部(22)が溶接密封部(7
    6)によって実現されることを特徴とする、請求項17
    に記載の摩擦クラッチ。 【請求項19】 前記カプセル(72)が部材(3;3
    7;88、108)に結合するための固定フランジ部
    (78)を備えていることを特徴とする、請求項16
    記載の摩擦クラッチ。 【請求項20】 互いに対して相対的に回転可能な複数
    の回転質量を備える回転質量装置を有する請求項1〜
    のいずれか一項に記載の摩擦クラッチにおいて、前記
    回転質量(88、108)のうちの少なくとも一つの回
    転質量(88)が流動性の媒体(10)のための少なく
    とも一つの空間(8)の受容のために設けられているこ
    とを特徴とする摩擦クラッチ。 【請求項21】 押し付け弾性体、押し付けプレート、
    及びクラッチディスクを有するクラッチハウジングを備
    える請求項1〜20のいずれか一項に記載の摩擦クラッ
    チにおいて、前記押し付けプレート(37)が流動性の
    媒体(10)のための少なくとも一つの空間(8)の受
    容のために設けられていることを特徴とする摩擦クラッ
    チ。 【請求項22】 質量体を伴う補償システム(30)を
    備える前記回転質量装置(1)がねじり振動ダンパの減
    衰装置(43、96)と組み合わされていることを特徴
    とする、請求項1〜21のいずれか一項に記載の摩擦ク
    ラッチ。 【請求項23】 前記減衰装置(43)が、クラッチデ
    ィスク(38)に設けられており、しかも作用的に、入
    力部としての効力のあるカバー板材(42)と出力部と
    しての効力のあるハブディスク(46)との間に設けら
    れていることを特徴とする、請求項22に記載の摩擦ク
    ラッチ。 【請求項24】 前記回転質量装置(1)が互いに対し
    て相対的に回転可能で同軸の二つの回転質量(88、1
    08)を有し、作用的にそれらの間に前記減衰装置(9
    6)が配置されていることを特徴とする、請求項22
    記載の摩擦クラッチ。 【請求項25】 質量体を伴う補償システムが少なくと
    も一つ付設されている回転質量装置を有する動力車のた
    めの摩擦クラッチにおいて、 前記回転質量装置(1)の少なくとも一つの部材(3;
    37;88、108)が前記補償システム(30)の形
    成のために少なくとも一つの空間(8)を備えており、
    当該空間が、予め定められた充填度合で流動性の媒体
    (10)を収容し、ねじり振動が発生すると前記空間
    (8)内での当該媒体の位置が変化させられ、この位置
    変化の結果として生じる作用が、一方では当該媒体(1
    0)の粘性に並びに密度に依存しており、他方では当該
    媒体(10)の振動挙動を定める回転軸心(4)に対し
    て相対的な前記空間(8)の配置に並びに移動抵抗を定
    めるその形状に及びその充填度合に依存していること、
    及び 前記空間(8)が、前記流動性の媒体(10)に加
    えて、過圧を受けている圧縮可能な媒体(130)を詰
    められていることを特徴とする摩擦クラッチ。 【請求項26】 質量体を伴う補償システムが少なくと
    も一つ付設されている回転質量装置を有する動力車のた
    めの摩擦クラッチにおいて、 前記回転質量装置(1)の少なくとも一つの部材(3;
    37;88、108)が前記補償システム(30)の形
    成のために少なくとも一つの空間(8)を備えており、
    当該空間が、予め定められた充填度合で流動性の媒体
    (10)を収容し、ねじり振動が発生すると前記空間
    (8)内での当該媒体の位置が変化させられ、この位置
    変化の結果として生じる作用が、一方では当該媒体(1
    0)の粘性に並びに密度に依存しており、他方では当該
    媒体(10)の振動挙動を定める回転軸心(4)に対し
    て相対的な前記空間(8)の配置に並びに移動抵抗を定
    めるその形状に及びその充填度合に依存していること、 前記空間(8)が複数の空間部分(12、14)を有し
    て構成されており、当該空間部分が流体連通部(17)
    を介して互いに連通させられており、当該流体連通部
    (17)が曲率中心(28)に関して予め決められ得る
    湾曲を有して構成されていること、及び 前記空間(8)
    が、前記流動性の媒体(10)に加えて、過圧を受けて
    いる圧縮可能な媒体(130)を詰められていること、
    及び、 前記圧縮可能な媒体(130)が少なくとも一つの空間
    部分(12、14)にてその閉鎖側の端部(132、1
    34)で効力があることを特徴とする摩擦クラッチ。 【請求項27】 質量体を伴う補償システムが少なくと
    も一つ付設されている回転質量装置を有する動力車のた
    めの摩擦クラッチにおいて、 前記回転質量装置(1)の少なくとも一つの部材(3;
    37;88、108)が前記補償システム(30)の形
    成のために少なくとも一つの空間(8)を備えており、
    当該空間が、予め定められた充填度合で流動性の媒体
    (10)を収容し、ねじり振動が発生すると前記空間
    (8)内での当該媒体の位置が変化させられ、この位置
    変化の結果として生じる作用が、一方では当該媒体(1
    0)の粘性に並びに密度に依存しており、他方では当該
    媒体(10)の振動挙動を定める回転軸心(4)に対し
    て相対的な前記空間(8)の配置に並びに移動抵抗を定
    めるその形状に及びその充填度合に依存していること、 前記空間(8)が複数の空間部分(12、14)を有し
    て構成されており、当該空間部分が流体連通部(17)
    を介して互いに連通させられており、当該流体連通部
    (17)が曲率中心(28)に関して予め決められ得る
    湾曲を有して構成されていること、及び 少なくとも一つ
    の空間部分(14)がその閉鎖側の端部(134)の領
    域に減衰エレメント(136)を有し、当該減衰エレメ
    ントがこの閉鎖側の端部(134)を残りの空間部分
    (14)に対して隔離するシール手段(138)をもっ
    ていることを特徴とする摩擦クラッチ。 【請求項28】 少なくとも一つの空間部分(14)が
    その閉鎖側の端部(134)の領域に減衰エレメント
    (136)を有し、当該減衰エレメントがこの閉鎖側の
    端部(134)を残りの空間部分(14)に対して隔離
    するシール手段(138)をもっていることを特徴とす
    る、請求項26に記載の摩擦クラッチ。 【請求項29】 前記シール手段(138)が変形エレ
    メント(140)を介して閉鎖側の端部(134)に支
    持されていることを特徴とする、請求項27または請求
    項28に記載の摩擦クラッチ。 【請求項30】 前記変形エレメント(140)が弾性
    体(142)によって形成されていることを特徴とす
    る、請求項29に記載の摩擦クラッチ。 【請求項31】 前記変形エレメント(140)が別の
    圧縮可能な媒体によって形成されていることを特徴とす
    る、請求項29に記載の摩擦クラッチ。 【請求項32】 圧縮可能な媒体(130)が空気によ
    って形成されていることを特徴とする、請求項25に記
    載の摩擦クラッチ。 【請求項33】 前記空間部分(12、14)が前記部
    材(3;37;88、108)の回転軸心(4)の方へ
    向けられていることを特徴とする、請求項26に記載の
    摩擦クラッチ。 【請求項34】 質量体を伴う補償システムが少なくと
    も一つ付設されている回転質量装置を有する動力車のた
    めの摩擦クラッチにおいて、 前記回転質量装置(1)の少なくとも一つの部材(3;
    37;88、108)が前記補償システム(30)の形
    成のために少なくとも一つの空間(8)を備えており、
    当該空間が、予め定められた充填度合で流動性の媒体
    (10)を収容し、ねじり振動が発生すると前記空間
    (8)内での当該媒体の位置が変化させられ、この位置
    変化の結果として生じる作用が、一方では当該媒体(1
    0)の粘性に並びに密度に依存しており、他方では当該
    媒体(10)の振動挙動を定める回転軸心(4)に対し
    て相対的な前記空間(8)の配置に並びに移動抵抗を定
    めるその形状に及びその充填度合に依存していること、 前記空間(8)が複数の空間部分(12、14)を有し
    て構成されており、当該空間部分が流体連通部(17)
    を介して互いに連通させられており、当該流体連通部
    (17)が曲率中心(28)に関して予め決められ得る
    湾曲を有して構成されていること、及び 前記空間部分
    (12、14)が付加的な補償連通部(145)によっ
    て互いに接続されていることを特徴とする摩擦クラッ
    チ。 【請求項35】 質量体を伴う補償システムが少なくと
    も一つ付設されている回転質量装置を有する動力車のた
    めの摩擦クラッチにおいて、 前記回転質量装置(1)の少なくとも一つの部材(3;
    37;88、108) が前記補償システム(30)の形
    成のために少なくとも一つの空間(8)を備えており、
    当該空間が、予め定められた充填度合で流動性の媒体
    (10)を収容し、ねじり振動が発生すると前記空間
    (8)内での当該媒体の位置が変化させられ、この位置
    変化の結果として生じる作用が、一方では当該媒体(1
    0)の粘性に並びに密度に依存しており、他方では当該
    媒体(10)の振動挙動を定める回転軸心(4)に対し
    て相対的な前記空間(8)の配置に並びに移動抵抗を定
    めるその形状に及びその充填度合に依存していること、 前記空間(8)が複数の空間部分(12、14)を有し
    て構成されており、当該空間部分が流体連通部(17)
    を介して互いに連通させられており、当該流体連通部
    (17)が曲率中心(28)に関して予め決められ得る
    湾曲を有して構成されていること、及び 前記空間(8)
    が少なくとも一つの固体(147、149)を中にもっ
    ていることを特徴とする摩擦クラッチ。 【請求項36】 前記両方の空間部分(12、14)の
    うちの少なくとも一つの空間部分の閉鎖側の端部(13
    2、134)に、それぞれ一つの弾性的な端部ストッパ
    ー(150)が前記固体(147、149)のために設
    けられていることを特徴とする、請求項35に記載の摩
    擦クラッチ。 【請求項37】 それぞれ少なくとも、前記両方の空間
    部分(12、14)のうちの少なくとも一方の空間部分
    の閉鎖側の端部(132、134)に最も近くに位置す
    る前記固体(147、149)が、少なくとも弾性的に
    変形可能な領域(152)を有して形成されていること
    を特徴とする、請求項35に記載の摩擦クラッチ。 【請求項38】 第一の固体(147)が第二の固体
    (149)よりも小さい質量を有して形成されているこ
    とを特徴とする、請求項35に記載の摩擦クラッチ。 【請求項39】 質量体を伴う補償システムが少なくと
    も一つ付設されている回転質量装置を有する動力車のた
    めの摩擦クラッチにおいて、 前記回転質量装置(1)の少なくとも一つの部材(3;
    37;88、108) が前記補償システム(30)の形
    成のために少なくとも一つの空間(8)を備えており、
    当該空間が、予め定められた充填度合で流動性の媒体
    (10)を収容し、ねじり振動が発生すると前記空間
    (8)内での当該媒体の位置が変化させられ、この位置
    変化の結果として生じる作用が、一方では当該媒体(1
    0)の粘性に並びに密度に依存しており、他方では当該
    媒体(10)の振動挙動を定める回転軸心(4)に対し
    て相対的な前記空間(8)の配置に並びに移動抵抗を定
    めるその形状に及びその充填度合に依存していること、
    及び 前記空間(8)が、前記回転軸心(4)に対して垂
    直な平面に関して非対称に配置されていることを特徴と
    する摩擦クラッチ。 【請求項40】 前記空間(8)が前記回転軸心(4)
    に平行な軸線(154)の回りで回動させられて配置さ
    れていることを特徴とする、請求項39に記載の摩擦ク
    ラッチ。
JP10126149A 1997-05-09 1998-05-08 補償システムを有する摩擦クラッチ Expired - Fee Related JP3073187B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19719506 1997-05-09
DE19814502:0 1998-04-01
DE19814502A DE19814502A1 (de) 1997-05-09 1998-04-01 Reibungskupplung mit einem Ausgleichssystem
DE19719506:7 1998-04-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10318285A JPH10318285A (ja) 1998-12-02
JP3073187B2 true JP3073187B2 (ja) 2000-08-07

Family

ID=26036427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10126149A Expired - Fee Related JP3073187B2 (ja) 1997-05-09 1998-05-08 補償システムを有する摩擦クラッチ

Country Status (6)

Country Link
US (2) US6050380A (ja)
JP (1) JP3073187B2 (ja)
BR (1) BR9803304A (ja)
ES (1) ES2190679B1 (ja)
FR (1) FR2763109A1 (ja)
GB (1) GB2327999B (ja)

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BR9904384A (pt) * 1998-10-21 2000-09-05 Mannesmann Sachs Ag Placa de compressão para embreagem de fricção
KR100337349B1 (ko) * 1999-10-29 2002-05-21 이계안 차량 진동 감쇠 장치 및 방법
US6755473B2 (en) 2000-11-22 2004-06-29 Herman Miller, Inc. Fluid control system for an office furniture device
GB2386668B (en) * 2002-03-20 2005-06-29 Perkins Engines Co Ltd Variable inertia flywheel
DE10218907A1 (de) * 2002-04-26 2003-12-04 Tmd Friction Europe Gmbh Fahrwerk-Baugruppe für Kraftfahrzeuge
US6668995B2 (en) * 2002-05-14 2003-12-30 Ford Global Technologies, Llc Variable inertia flywheel
US7712840B2 (en) * 2003-07-18 2010-05-11 Fogal Sr Robert D Uniformity and stabilizing system for a tire/wheel assembly
US6979060B2 (en) * 2003-07-18 2005-12-27 Fogal Sr Robert D Balance weight cartridge with enclosed balance media
US6883655B2 (en) * 2003-09-19 2005-04-26 Borgwarner, Inc. Variable torsional damper having magneto-rheological fluid damping in parallel with a spring damper
US7584685B2 (en) * 2004-10-20 2009-09-08 Dayco Products, Llc Active vibrational damper
DE102005018954A1 (de) * 2005-04-23 2006-11-02 Zf Friedrichshafen Ag Torsionsschwingungsdämpfer
DE102006059880A1 (de) * 2006-12-19 2008-06-26 Zf Friedrichshafen Ag Torsionssschwingungsdämpferanordnung
CN102105712B (zh) * 2008-06-16 2016-11-16 舍弗勒技术股份两合公司 具有扭转振动减振器的双离合器
JP5212337B2 (ja) * 2009-11-05 2013-06-19 トヨタ自動車株式会社 ダイナミックダンパ
US20120291589A1 (en) * 2011-05-20 2012-11-22 Vijayaselvan Jayakar Variable inertia flywheel
DE102013200228A1 (de) * 2012-01-17 2013-07-18 Ford Global Technologies, Llc Verfahren zur Herstellung einer Getriebekupplungs-Anordnung zur Reduzierung von Antriebsgeräuschen (Squawk)
US9416860B2 (en) * 2012-02-29 2016-08-16 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vibration damping device
WO2016133845A1 (en) 2015-02-17 2016-08-25 Allison Transmission, Inc. Torque converter lockup clutch structure
DE112016004293A5 (de) * 2015-09-25 2018-06-21 Schaeffler Technologies AG & Co. KG (Doppel-)Kupplung mit einer Drehmomentübertragungsplatte, System umfassend eine Kupplung und ein Werkzeug und Verfahren zum Auswuchten einer Kupplung
FR3041727B1 (fr) * 2015-09-28 2017-10-20 Valeo Embrayages Mecanisme d'embrayage et son utilisation dans un systeme de transmission pour vehicule automobile
JP2018115745A (ja) * 2017-01-20 2018-07-26 株式会社エクセディ トルクコンバータ
TR201704479A2 (tr) * 2017-03-24 2017-07-21 Valeo Otomotiv Sanayi Ve Ticaret A S Sürtünmeli̇ kavramalar i̇çi̇n bi̇r kapak
US10274040B2 (en) * 2017-04-06 2019-04-30 GM Global Technology Operations LLC Active damper for torsional vibration and noise mitigation in a driveline

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1906925A (en) * 1930-05-31 1933-05-02 William T Edwards Vibration damper
GB604528A (en) * 1945-10-26 1948-07-06 George Sutoliffe Bower Improvements in or relating to means for eliminating torsional vibrations from rotary bodies
FR1337238A (fr) * 1962-04-20 1963-09-13 Landis Gendron Dispositif automatique compensateur de balourd
US3641839A (en) * 1970-02-05 1972-02-15 Houdaille Industries Inc Viscous torsional vibration dampers
DE2905729A1 (de) * 1979-03-12 1980-10-02 Jurij Grigorievitsch Schivotov Einrichtung zum auswuchten von rotationskoerpern
US4314486A (en) * 1980-04-11 1982-02-09 Hellwig Lowell L Vibration dampening ring
US5197352A (en) * 1984-12-21 1993-03-30 Isp Corporation Flywheel for an internal combustion engine
US4674356A (en) * 1985-05-01 1987-06-23 Kilgore Ronald B Dynamic rotational counterbalance structure
CA1287239C (en) * 1985-09-07 1991-08-06 Wolfgang Reik Apparatus for counteracting torsional stresses
DE3645346C2 (de) * 1985-09-07 1997-08-21 Luk Lamellen & Kupplungsbau Drehstoßmindernde Einrichtung
DE3643272A1 (de) 1986-12-18 1988-06-23 Fichtel & Sachs Ag Schaltbare zusatzmasse
JPH0645727Y2 (ja) * 1989-08-29 1994-11-24 株式会社大金製作所 液体粘性ダンパー
JPH0714633B2 (ja) * 1990-08-22 1995-02-22 日立化成工業株式会社 金属張積層板の連続製造方法
JP3116639B2 (ja) * 1992-06-08 2000-12-11 日産自動車株式会社 フライホイール
US5295411A (en) 1993-06-22 1994-03-22 Speckhart Frank H Torsional vibration absorber system
DE4413998B4 (de) * 1994-04-22 2005-03-24 Zf Sachs Ag Schwungradvorrichtung

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10318285A (ja) 1998-12-02
ES2190679B1 (es) 2004-11-16
GB9809719D0 (en) 1998-07-08
US6050380A (en) 2000-04-18
US6095299A (en) 2000-08-01
ES2190679A1 (es) 2003-08-01
BR9803304A (pt) 1999-09-28
GB2327999B (en) 2001-03-07
GB2327999A (en) 1999-02-10
FR2763109A1 (fr) 1998-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3073187B2 (ja) 補償システムを有する摩擦クラッチ
US5863274A (en) Apparatus for damping fluctuations of torque
GB2285109A (en) Torsional vibration damper
JP5862767B2 (ja) 振動低減装置
EP0294048B1 (en) Two mass flywheel assembly with torsional damping means
JPS636243A (ja) トルク伝動装置用に適したダンパ型はずみ車
US5125872A (en) Apparatus for damping torsional vibrations with a slip clutch between input and output members
JPS5828455B2 (ja) ネジリシンドウダンパ
CN104285080A (zh) 传动装置
JPH08508078A (ja) 振動減衰体
US4903544A (en) Double damped flywheel, especially for automotive vehicles
US5935007A (en) Torsional vibration damper
JPH0366954A (ja) トーション緩衝装置
US11236801B2 (en) Crankshaft assembly comprising a torsional vibration damper
JPH02278019A (ja) 弾性継手
JPH05106688A (ja) 自動車の緩衝式二重フライホイール
CN107076219A (zh) 用于离合器的摩擦盘
JPS6151171B2 (ja)
KR20080089151A (ko) 점성감쇠장치를 제공하는 이중 질량 플라이휠
CN212338025U (zh) 用于驱动系的扭矩限制器、混合动力驱动系及混合动力车辆
JP6554819B2 (ja) 振動吸収装置
JP2002515574A (ja) 振動を減衰するための装置、特に振動ダンパ
SU920299A2 (ru) Демпфер в зкого трени
CN213270878U (zh) 具有内置的离心力摆单元的双质量飞轮
JP3408660B2 (ja) ダンパー機構

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees