JP3072774U - 側壁体及取付体の構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 側壁体が、敷居及梁に容易に、且確実に、強
固に取付け出来る。側壁体及取付体を提供する。 【構成】 側壁体１を、該体１の下部の側枠２に、ナッ
ト３を数個取付けするとともに、上部の側枠２ａに、開
口して左右動する板６、１０を有する、取付体１３を数
個螺着して、その側壁体１の下部側枠２を、敷居５に固
着するとともに、上部の側枠２ａを取付体１３を介して
梁９に取付して縦設する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、側壁体を、特に内装用の側壁体を、その下部の側枠を、敷居に数個 のボルトで螺着するとともに、上部の側枠を数個の取付体を介して、梁に空間を 調整して釘打して、更に所望数を側部を螺着し連設して縦設出来るようにした、 側壁体及取付体の構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

側壁体が、特願平７−１９５６９２号は、内装用の側壁体を建設する際には、 該体の各上下部の側枠に穿設した孔口により、敷居及梁等に、螺着及釘打ちした ものであるが、これでは側枠が狭いので、その取付けに大変苦労をし、又強度的 にも劣るなどの欠点がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、これを側壁体が、その下部の側枠の内部にナットを取付けて、これ にボルを螺込んで、該ボルトを螺着して、側枠部を個着するとともに、上部の側 枠に取付体を介して、該枠部を梁に取付け出来る様にした、側壁体及取付体の提 供を目的とする。

【０００４】

【課題を解決する手段】

本考案は、側壁体が、その下部の側枠内部にナットを取付けして、これにボル トを挿込んで螺着出来る様にしたので、横方よりの螺着が容易に出来て、下部の 側枠を固着するとともに、上部の側枠内にボルトを螺着して、該ボルトで支持さ れた取付体を介して、梁との空間を調整して上部の側枠を取付けして、建設出来 る手段を講したものである。

【０００５】

【作用】

本考案は、上記の手段を講じたので、これを取付けするには、側壁体の下部は 該体を敷居上に臨ませて、側枠の各ナットに、ボルトをそれぞれ挿込んで、該ボ ルトを螺着すれば、このボルトの先端が劣っているので、敷居に容易に螺込み出 来て一且締着すれば、ナットに螺着されてあるので、このボルトが浮上する様な ことは全くなく、完全に取付けすることが出来る。

【０００６】 又側壁体の上部は、側枠に螺着支持される取付体の、各板の上端折曲部を開閉 して、梁の左右側部に当接して、この取付体を側板に螺着するとともに、板の各 上端折曲部を梁に釘打して取付をすることが出来るのである。

【０００７】 取付体は釘打ちであっても、該体が側枠にナットで螺着支持されてあるので、 また梁の両側面部を各板が支持して、釘打しているので、容易に外れることはな く、而も取付作業が簡単に行えるのである。

【０００８】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面に従って説明する。

【０００９】 この実施例は、側壁体が、特に内装用の側壁体１が、特願平７−１９５６９２ 号は、側壁体の側枠の上下左右に数個の孔口を穿設して、取付けする際には、側 枠の上下部を、その孔口より、梁及敷居等に、螺着或は釘打ちなどして取付けす る様にしたものであるが、これでは側枠の開口部が狭いので、取付けに苦労する のである。本考案はこれを、下部の側枠２の内面下部にナット３を、数個溶着な どして取付けするとともに、上部の側枠２ａに数個のボルト４を外面部より内部 に螺着可能なる取付けて、上下部の各側枠２、２ａが容易に梁及敷居に取付け出 来る様にしたものである。

【００１０】 このナット３に、先端部を尖設したボルト４ａを螺着して、横方より該ボルト ４ａを締着すれば、建設する敷居５に、側壁体１は容易に固着する事が出来る。

【００１１】 実施例は、側壁体１のその上部の側枠２ａ内のボルト４に、板６を１対２位の 比で折曲して、この一端折曲部の中央部辺に、孔口７を設け、他端折曲部辺に長 孔口８を横方向にして穿設して、該孔口７にボルト４を嵌合して、螺着してこの 一端折曲部を側枠２内部の上面部に当設するとともに、他端折曲部を上方向に直 立にして、梁９の側面部に臨ませる。

【００１２】 更に板１０を、板６と同巾位にして、その一端部を側壁体１の厚寸法より少し く長尺にするとともに、他端部を板６の他端折曲部と同長のものにして折曲して 、一端折曲部の前半板１１を少しく巾を狭くして、その中心部に長孔口１２を穿 設し、形成して、この前半板１１を板６の長孔口８に抜差可能に挿込んで、左右 動可能なる様にして、各板６、１０の他端折曲部の２枚で開閉可能に梁９を抱持 する取付体１３を構成する。

【００１３】 こうして、内装壁材として、側壁体１を使用するときは、該体１の表面部を内 外の任意方向にして、敷居５上に立てて、下部の側枠２の各ナット３に、ボルト ４ａをそれぞれ挿込んで、該ボルト４ａを螺着して、側壁体１の下部を敷居５に 固着する。

【００１４】 この際、下部の側枠２は、そのナット３に、先端の尖ったボルト４ａが、横方 から挿込んだ図示してないがスパナなどで螺着出来るので、容易に而も強く螺着 出来て、抜上る様な事がなく確実に固着する事が出来る。

【００１５】 又、ボルト４ｃは、荒目螺のものが望ましい。

【００１６】 而して、側壁体１の上部は、側枠２ａの各ボルト４に各孔口７を嵌合させて、 軽くナット３ａを螺着して、該板６の一端折曲部を側枠２ａの内面部に支持して 、他端折曲部を直立させるとともに、その長孔口８に、板１０の一端折曲部の先 端部を、大孔口１４にボルト４の頭部を覗かせて、長孔口１２に螺部を支持する 様にして、左右動可能に挿入して、他端折曲部を直立させて、この両他端折曲部 の対抗面部を、梁９の両側面部にそれぞれ当接して、強く押当して、側枠２ａの 内部のナット４を固く螺着するとともに、両他端折曲部の面部の孔口よりそれぞ れ釘１５打ちを行って、側壁体１を固着、梁９に取付けする。

【００１７】 この際、側枠２ａは、取付体１３の各板６、１０の各他端折曲部を介して、釘 １５打ちで支持されてあるが、この各板６、１０は各一端折曲部が、側枠２ａに 各螺着されてあるので、釘打であっても、数個の取付体１３で強固に取付けさせ るので、弱体化等の心配は全くないのである。

【００１８】 尚、この取付体１３は、釘打ち出来るので取付が容易、簡単で、更に梁９の空 間の調整を行い得ることが出来る。

【００１９】 図中、１６は折曲した板，１７はコンクリートである。

【００２０】

【本考案の効果】

この様に本考案は、内装用の側壁体１が、その下部を敷居５に容易に、螺着さ れるとともに、その上部は取付体１３を介して、梁に簡単に取付けられて、とも に強固に強力に支持されるとともに、図示してないが各側壁体１は、その側枠を 螺着されて、連設されるので、例へ強度の地震の如き、振動にあっても、螺締で あるので、螺部が緩衝の役目をして、和らげることになるので、破断に強いので 、長く耐用出来て、安心して居住し得る効果及特徴を有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の上部を示す一部断面側面図
である。

【図２】本考案の一実施例の下部を示す一部断面側面図
である。

【図３】本考案の一実施例の上部を示す正面図である。

【図４】本考案の一実施例の下部を示す正面図である。

【図５】本考案の一実施例の上部の要素を示す平面図で
ある。

【符号の説明】

１・・・・・・側壁体 ２、２ａ・・・側枠 ３・・・・・・ナット ４、４ａ・・・ボルト ５・・・・・・敷居 ６・・・・・・板 ７・・・・・・孔口 ８・・・・・・長孔口 ９・・・・・・梁 １０・・・・・・板 １２・・・・・・長孔口 １３・・・・・・取付体

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】側壁体（１）が、その下部の側枠（２）の
   内面部に、数個のナット（３）を溶接着して、上部の側
   枠（２ａ）の内面部に、ボルト（４）を螺着して、該面
   部に、板（６）を折曲して、その一端折曲部にボルト
   （４）を抜挿可能に挿通して当接するとともに、板（１
   ０）を折曲して、その一端折曲部を、側枠（２ａ）の外
   面部より、ボルト（４）を締着可能に支持して、板
   （６）の孔口（８）に抜差可能に挿通して、各該板
   （６）（１０）の他端折曲部を対向させて、開閉可能に
   なるようにして構成した、取付板（１３）を数個設けて
   なることを特徴とする、側壁体及取付体の構造。
2. 【請求項２】取付体（１３）が、板（６）（１０）の各
   一端折曲部に、長孔口（１２）を各々穿設するととも
   に、各他端折曲部に孔口（７）を数個それぞれ穿設した
   ものである。実用新案登録請求の範囲第１項記載の側壁
   体及取付体の構造。
3. 【請求項３】側壁体（１）が、該体（１）の下部の側枠
   （２）を敷居（５）に、各ボルト（４ｃ）で螺着すると
   ともに、上部の側枠（２ａ）を、各取付体（１３）を介
   して、梁（１９）に調整して取付出来るものである。実
   用新案請求の範囲第１項又は第２項記載の側壁体及取付
   体の構造。