JP3072342B2 - 免震装置用カバー壁 - Google Patents

免震装置用カバー壁

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JP3072342B2
JP3072342B2 JP8177532A JP17753296A JP3072342B2 JP 3072342 B2 JP3072342 B2 JP 3072342B2 JP 8177532 A JP8177532 A JP 8177532A JP 17753296 A JP17753296 A JP 17753296A JP 3072342 B2 JP3072342 B2 JP 3072342B2
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英夫 後藤
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ドーエイ外装有限会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は免震装置を火災から
保護できるように設置される免震装置用カバー壁に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、免震装置を火災から保護するため
の免震装置用カバー壁は、免震装置が設置された下部躯
体より上方に突出させた下部壁と、この下部壁と対応す
る部位の免震装置が設置された上部躯体より下方へ突出
させた上部壁との隙間を覆うように取付けられた耐火材
とで構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の免震装置用カバ
ー壁は免震装置の改良により400ミリメートル程の横
方向のスライド移動するものがあり、このように大きく
横方向にスライド移動すると耐火材が破損してしまうと
いう欠点があるとともに、破損を防止するためにU字状
の曲げ部を大きく設定すると大きな耐火材が必要で、設
置に苦労するとともに、コスト高になるという欠点があ
った。
【0004】本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、
横方向に大きくスライド移動してもその動きを吸収して
損傷することがなく、小さな耐火材で十分にカバーする
ことができる免震装置用カバー壁を提供することを目的
としている。
【0005】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は次に説明を添付図面と照らし合わせて読む
と、より完全に明らかになるであろう。ただし、図面は
もっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範
囲を限定するものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は免震装置が設置され該免震装置を火災から
保護する部位に設置される免震装置用カバー壁におい
て、該免震装置用カバー壁を前記免震装置が設置された
下部躯体に不燃物で上方に突出するように形成された面
台と、この面台と対応する部位の前記免震装置が設置さ
れた上部躯体に前記面台の上面との間に十分な隙間を有
するように不燃物で下方に突出させた上部壁と、この上
部壁に固定された該上部壁と前記面台との間の隙間の上
部を覆う上部カバー板と、この上部ガハー板の下端部と
上部が重なり合う前記面台と前記上部壁との間の隙間の
下部を覆う面台上にスライド移動可能に設置された下部
カバー板と、この下部カバー板の上部と下端部が重なり
合うように前記上部壁に固定された上部耐火材と、この
上部耐火材の下端部と隙間を介して前記下部カバー板と
重なるように固定された前記面台に設置された下部耐火
材と、この下部耐火材あるいは前記上部耐火材に固定さ
れ、下部耐火材と上部耐火材との間の隙間を覆うカバー
耐火材とで免震装置用カバー壁を構成している。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り、本発明を詳細に説明する。
【0008】図1ないし図6の本発明の第1の実施の形
態において、1、1は免震装置2、2が設置された建物
3の該免震装置2、2を火災から保護する部位に設置さ
れた本発明の免震装置用カバー壁で、この免震装置用カ
バー壁1は前記免震装置2が設置された下部躯体4に逆
L字状に上方へ突出するように不燃物であるコンクリー
ト等で形成された面台5と、この面台5の上面ほぼ中央
部と対応する部位の前記免震装置2が設置された上部躯
体6に前記面台5の上面との間に十分な隙間7を有する
ように下方へ突出するように不燃物であるコンクリート
等で形成された上部壁8と、この上部壁8に複数本の固
定ボルト9等によって固定された前記隙間7の上部を覆
う金属材製の上部カバー板10と、この上部カバー板1
0の下端部と上端部が重なり合う前記隙間7の下部を覆
う前記面台5上をスライド移動する複数個のローラ11
が設置された不燃材製の下部カバー板12と、この下部
カバー板12の上部と下端部が重なり合うように前記上
部壁8に取付け金具13によって固定されたセラミック
スボード、耐火ボード等の耐火材製の上部耐火材14
と、この上部耐火材14の下端部と隙間15を介して前
記下部カバー板12と重なるように該下部カバー板12
に固定された前記面台5上に位置するセラミックスボー
ドや耐火ボード等の耐火材製の下部耐火材16と、この
下部耐火材16あるいは前記上部耐火材14、本実施の
形態では下部耐火材16に固定された前記隙間15を覆
うセラミックスボードや耐火ボード等の耐火材製のカバ
ー耐火材17とで構成されている。
【0009】上記構成の免震装置用カバー壁1、1は免
震装置2、2の上下部の躯体6、4が上下方向に揺れ動
いた場合、図5に示すように上部壁8と下部カバー板1
2の上端部との隙間7および上部耐火材14の下端部と
下部耐火材16の上端部との隙間15によって、その動
きを吸収する。左右方向の揺れ動きには下部カバー板1
2および下部耐火材16が面台5上を図6に示すように
スライド移動し、その動きを吸収するため確実に免震装
置2、2への火災の侵入を阻止することができる。
【0010】
【発明の異なる実施の形態】次に、図7ないし図14に
示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。なお、
これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当って、前
記本発明の第1の実施の形態と同一構成部分には同一符
号を付して重複する説明を省略する。
【0011】図7ないし図11の本発明の第2の実施の
形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異
なる点は、下部カバー板12の上端部を上部壁8に取付
けられた取付け金具13によって該取付け金具13と上
部カバー板10とで上下方向にスライド移動可能に支持
するとともに、中央部を弧状に曲げ、上端部が上部壁8
に接触し、下端部が面台5にL字状に接触させた耐火材
18を取付け金具13および下部カバー板12の下部寄
りの部位に複数個のタッピングビスやボルト等の固定具
19、19によって固定し、かつ、面台5の両端部にス
ッパー兼用の火炎を上方に導くガイド片23、23を設
置した点で、このように構成した免震装置用カバー壁1
Aにしても、前記本発明の第1の実施の形態と同様に上
下左右方向の揺れ動きを吸収し、免震装置2、2への火
災の侵入を阻止することができるとともに、下部カバー
板12や耐火材18の面台5からの脱落をガイド片2
3、23で確実に防止することができる。
【0012】図12ないし図14に示す第3の実施の形
態において、前記本発明の第2の実施の形態と主に異な
る点は、下部カバー板12の上端部を上下方向にスライ
ド移動可能に支持するコ字状に形成された上部カバー板
本体20と、この上部カバー板本体20の上端部に外方
へ突出するように一体成形された上部壁8に複数本のタ
ッピングビス21等によって取付けるための取付け板2
2、22とで形成した上部カバー板10Aを用いるとと
もに、この上部カバー板10Aに耐火材18の上部を固
定具19で固定した点で、このように構成した免震装置
用カバー壁1Bにしても、前記本発明の第2の実施の形
態と同様な作用効果が得られる。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0014】(1)免震装置が設置され該免震装置を火
災から保護する部位に設置される免震装置用カバー壁に
おいて、該免震装置用カバー壁を前記免震装置が設置さ
れた下部躯体に不燃物で上方に突出するように形成され
た面台と、この面台と対応する部位の前記免震装置が設
置された上部躯体に前記面台の上面との間に十分な隙間
を有するように不燃物で下方に突出させた上部壁と、こ
の上部壁に固定された該上部壁と前記面台との間の隙間
の上部を覆う上部カバー板と、この上部ガハー板の下端
部と上部が重なり合う前記面台と前記上部壁との間の隙
間の下部を覆う面台上にスライド移動可能に設置された
下部カバー板と、この下部カバー板の上部と下端部が重
なり合うように前記上部壁に固定された上部耐火材と、
この上部耐火材の下端部と隙間を介して前記下部カバー
板と重なるように固定された前記面台に設置された下部
耐火材と、この下部耐火材あるいは前記上部耐火材に固
定され、下部耐火材と上部耐火材との間の隙間を覆うカ
バー耐火材とで構成したので、地震等によって免震装置
が設置されている上下部の躯体間での上下左右方向の揺
れ動きを吸収することができる。
【0015】(2)前記(1)によって、上部耐火材、
下部耐火材、カバー耐火材も上下左右方向に揺れ動くた
め、損傷することがなく、火災の侵入を確実に阻止で
き、免震装置の焼損を効率よく防止することができる。
【0016】(3)前記(1)によって、面台上に下部
カバー板を左右方向に移動可能に取付けているので、大
きな左右方向の揺れに対応するのが容易で、楽に設置す
ることができる。
【0017】(4)請求項2も前記(1)〜(3)と同
様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の使用状態の説明
図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の要部拡大断面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の正面図。
【図4】本発明の第1の実施の形態の背面図。
【図5】本発明の第1の実施の形態の上下方向の移動状
態の説明図。
【図6】本発明の第1の実施の形態の左右方向の移動状
態の説明図。
【図7】本発明の第2の実施の形態の使用状態の説明
図。
【図8】本発明の第2の実施の形態の要部拡大断面図。
【図9】本発明の第2の実施の形態の正面図。
【図10】本発明の第2の実施の形態の上下方向の移動
状態の説明図。
【図11】本発明の第2の実施の形態の左右方向の移動
状態の説明図。
【図12】本発明の第3の実施の形態の使用状態の説明
図。
【図13】本発明の第3の実施の形態の要部拡大断面
図。
【図14】本発明の第3の実施の形態の正面図。
【符号の説明】
1、1A、1B:免震装置用カバー壁、 2:免震装置、 3:建物、 4:下部躯体、 5:面台、 6:上部躯体、 7:隙間、 8:上部壁、 9:固定ボルト、 10、10A:上部カバー板、 11:ローラ、 12:下部カバー板、 13:取付け金具、 14:上部耐火材、 15:隙間、 16:下部耐火材、 17:カバー耐火材、 18:耐火材、 19:固定具、 20:上部カバー板本体、 21:タッピングビス、 22:取付け板、 23:ガイド片。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 免震装置が設置され該免震装置を火災か
    ら保護する部位に設置される免震装置用カバー壁におい
    て、該免震装置用カバー壁を前記免震装置が設置された
    下部躯体に不燃物で上方に突出するように形成された面
    台と、この面台と対応する部位の前記免震装置が設置さ
    れた上部躯体に前記面台の上面との間に十分な隙間を有
    するように不燃物で下方に突出させた上部壁と、この上
    部壁に固定された該上部壁と前記面台との間の隙間の上
    部を覆う上部カバー板と、この上部ガハー板の下端部と
    上部が重なり合う前記面台と前記上部壁との間の隙間の
    下部を覆う面台上にスライド移動可能に設置された下部
    カバー板と、この下部カバー板の上部と下端部が重なり
    合うように前記上部壁に固定された上部耐火材と、この
    上部耐火材の下端部と隙間を介して前記下部カバー板と
    重なるように固定された前記面台に設置された下部耐火
    材と、この下部耐火材あるいは前記上部耐火材に固定さ
    れ、下部耐火材と上部耐火材との間の隙間を覆うカバー
    耐火材とで構成したことを特徴とする免震装置用カバー
    壁。
  2. 【請求項2】 免震装置が設置され該免震装置を火災か
    ら保護する部位に設置される免震装置用カバー壁におい
    て、該免震装置用カバー壁を前記免震装置が設置された
    下部躯体に不燃物で上方に突出するように形成された面
    台と、この面台と対応する部位の前記免震装置が設置さ
    れた上部躯体に前記面台の上面との間に十分な隙間を有
    するように不燃物で下方に突出させた上部壁と、前記面
    台に設置された該面台と前記上部壁との隙間の下部を覆
    う該面台上をスライド移動できる下部カバー板と、この
    下部カバー板の上端部を上下方向にスライド移動可能に
    覆うように前記上部壁に固定された一対の上部カバー板
    と、前記面台と前記上部壁との間の隙間を覆う中央部で
    遊びを有するように曲げられた上部を前記上部カバー板
    に取付けられ、下部を下部カバー板に取付けられた耐火
    材とで構成したことを特徴とする免震装置用カバー壁。
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