JP3072305B2 - 小型トラックの後部座席装置 - Google Patents

小型トラックの後部座席装置

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JP3072305B2
JP3072305B2 JP6058092A JP5809294A JP3072305B2 JP 3072305 B2 JP3072305 B2 JP 3072305B2 JP 6058092 A JP6058092 A JP 6058092A JP 5809294 A JP5809294 A JP 5809294A JP 3072305 B2 JP3072305 B2 JP 3072305B2
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seat
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敏明 宮下
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Hino Motors Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は小型トラックの後部座席
装置に係り、詳しくは、長尺荷物などの格納に適した空
所を確保できる後部座席装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車室内に前部座席と後部座席を設けた小
型トラックにおいては、後部座席のシートバックを車室
の後壁を構成するバックパネルの前面に取り付けること
が多い。また、従来ではシートバックの上縁に沿うアッ
パトリムと、シートバックの下縁とシートクッションの
後端上縁の間を覆うロアトリムをバックパネルに取り付
けることにより、後部座席の外観性を確保することが多
かった。
【0003】一方、小型トラックにおいては通常の乗用
車のように大きなトランクを設けておらず、しかも、車
室内の物入れスペースが前部座席の一部である助手席前
方のグローブボックス、車内中央に設けられるコンソー
ルボックス、後部座席のシートクッションの下部に設け
られる小物入れなどに限定されてしまう。
【0004】従って、大きくて長い荷物などはこれらの
物入れに収納することができないために、従来では荷台
あるいは車内の適当な位置に置かざるを得ない。また、
ジャッキアップに用いられる長尺のジャッキバーなどは
ジャッキ本体とともに小物入れなどに格納できないため
に、従来では使用性を犠牲にして分割式のジャッキバー
を用いることが多かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたものであり、物入れスペースが制約される
小型トラックの後部座席装置を改善することにより、長
尺荷物などの格納に適した空所を確保することを課題と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、車室内に前部座席および後部座席を設けた
小型トラックにおいて、後部座席のシートバックを車室
の後壁を形成するバックパネルの前面に取り付ける一
方、前記シートバックの下縁と後部座席のシートクッシ
ョンの後端上縁で挟まれたバックパネルの前面をトリム
で被覆してバックパネルとトリムの間に空所を形成して
いる。そして、トリムの突出量をシートバックの突出量
より小さくするとともに、前記空所を車室に開放させる
べくトリムの前面に設けた開口を開閉可能に覆うドアを
設けたことを特徴としている。
【0007】
【作用】ドアを開閉するとバックパネルとトリムの間に
形成した空所を車室に連通・遮断することができるため
に、例えば一体型ジャッキバーのように長いものをトリ
ムで構成された空所に格納保持させることができる。ま
た、ドアを閉じると空所に格納した荷物などが車室から
見えなくなるために、車室の美観が損なわれることがな
い。さらに、トリムの突出量をシートバックの突出量よ
り小さくしつつ、シートバックの下縁とシートクッショ
ンの後端上縁の間の隙間を利用して物入れを構成したも
のであるために、後部座席の外観および居住性が損なわ
れることもない。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図1は本発明に係る小型トラックの後部座席
装置の一実施例を備えた車室内の斜視図、図2は図1の
A−A断面図である。
【0009】これらの図において、小型トラックの車室
内に前部座席1および後部座席2を設けている。車室の
後壁を構成するバックパネル3の前面には後部座席2の
シートバック2aを取り付ける一方、シートクッション
2bの後端を跳上回動自在に取り付けている。なお、シ
ートクッション2bで開閉自在に覆われた凹部5をフロ
アパネル4に設けることにより、この凹部5を小物入れ
として利用できるようにしている。
【0010】また、前記バックパネル3の前面には前記
シートバック2aの上縁に沿うアッパトリム6を設ける
とともに、シートバック2aの下縁に沿うロアトリム7
を設けている。なお、アッパトリム6およびロアトリム
7はいずれも樹脂成型材で構成している。
【0011】前記ロアトリム7の突出量をシートバック
2aの突出量よりも小さくしてロアトリム7を設けたこ
とによる違和感を排除している。また、ロアトリム7の
下縁をシートクッション2bの後端上縁とほぼ一致させ
ることにより、バックパネル3とロアトリム7で空所8
を形成している。
【0012】そして、前記空所8を車室に開放させる開
口9をトリムの前面に設けるとともに、この開口9を開
閉するドア10の下縁を図示しないヒンジを介して開口
9の下縁に取り付けている。従って、ドア10を開いて
開口9を開放すると、この開口9を介して空所8は車室
に開放されるが、ドア10を閉鎖すれば空所8が車室か
ら遮断される。
【0013】以上のように構成された小型トラックの後
部座席装置において、ドア10を開閉するとバックパネ
ル3とロアトリム7の間に形成した空所8を車室に連通
・遮断することができる。従って、ドアを開いて空所8
に一体型ジャッキバーのように長いものを格納すること
ができる。また、ドア10を閉じると空所8に格納した
収納物が車室から見えなくなるために、車室の美観が損
なわれることがなく、しかも、シートバック2aの下縁
とシートクッション2bの後端上縁の間の隙間を利用し
て物入れを構成できるために、後部座席2の居住性が損
なわれることもない。
【0014】なお、ドア10は例えば図3に示したよう
なロック機構11で閉鎖状態に保持される。12はロッ
ク機構11の摘み、13は摘み12によって係脱回動操
作される掛け金であり、ドア10の周縁にエッジプロテ
クタ14を取り付けることにより、美的効果を高くする
とともに空所8の密閉効果を高くするようにしている。
【0015】また、空所8の後壁面(バックパネル3の
前面)には図4に示したように棒状の収納物15を弾圧
保持するに適したクリップ状のホルダ16を取り付け、
あるいは、図5に示したように一対の弾圧挟持片を接近
配設させたホルダ17を設けることが望まれるが、これ
らのホルダ16、17をドア10の内面に取り付けるこ
ともできる。なお、このようなホルダ16、17の形態
あるいは取付位置もしくは取付数は、空所8に収納され
る荷物(物品)に応じて選択すればよい。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
係る小型トラックの後部座席装置によれば、後部座席の
シートバックの下縁とシートクッションの後端上縁で挟
まれたバックパネルの前面を覆うトリムを利用して物入
れ用の空所を形成し、トリムの前面に設けたドアを開閉
して空所に物を出し入れすることができるために、従来
は荷台あるいは車室内の露出位置に置かざるを得なかっ
た長尺物をも車室から見えない状態で格納することがで
きるために、車室の美観が改善される。また、トリムの
突出量をシートバックの突出量より小さくしたうえで、
シートバックの下縁とシートクッションの後端上縁の間
の隙間を利用して物入れを構成したものであるから、後
部座席の外観および居住性が損なわれることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る小型トラックの後部座席装置の一
実施例を備えた車室内の斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】ドアのロック機構を例示する断面図である。
【図4】空所に設けられるホルダを例示する断面図であ
る。
【図5】空所に設けられるホルダの変形例を示す斜視図
である。
【符号の説明】 1 前部座席 2 後部座席 2a シートバック 2b シートクッション 3 バックパネル 4 フロアパネル 5 凹部 6 アッパトリム 7 ロアトリム 8 空所 9 開口 10 ドア 11 ロック機構 12 摘み 13 掛け金 14 エッジプロテクタ 15 棒状の収納物 16、17 ホルダ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に前部座席および後部座席を設け
    た小型トラックにおいて、後部座席のシートバックを車
    室の後壁を形成するバックパネルの前面に取り付け、該
    シートバックの下縁と後部座席のシートクッションの後
    端上縁で挟まれたバックパネルの前面をトリムで被覆し
    てバックパネルとトリムの間に空所を形成し、該トリム
    の突出量をシートバックの突出量より小さくするととも
    に、前記空所を車室に開放させるべくトリムの前面に設
    けた開口を開閉可能に覆うドアを設けたことを特徴とす
    る小型トラックの後部座席装置。
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