JP3072078U - 洗濯物干しハンガー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は弾性コイルを物干し竿に通すだけで
風が吹いても洗濯物が片寄らず、不使用時の片付けを考
慮した。 【解決手段】 本考案は、伸縮自在の弾性コイルに洗濯
バサミとハンガー吊持用パイプを取り付け、その両端に
は固定具を取り付け、ハンガーを使用する場合は、ハン
ガー吊持用パイプに通せば良い。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、洗濯バサミとハンガー吊持用パイプを取り付け、その両端に物干し 竿に固定する一対のクリップ状固定具を取り付けた弾性コイルを本体とする物干 しハンガーに関し、物干し竿に通し（外嵌）て使用するものである。

【０００２】

【従来の技術】

コイル式のものが、すでに提案されているが、これらのものは風が吹くと、洗 濯物が寄ってしまうため別の洗濯バサミで止めなければならない。 又ハンガ式のものは、洗濯物が重なるため日当たり、風通しが悪く乾きにくい 等の欠点があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

弾性コイルを、竿に通す（外嵌する）だけで使用出来、不使用時は自動的に圧 縮されて保管出来るので、邪魔にならない。使用時は、物干し竿に挿入（外嵌） し、その竿に応じて伸縮出来、その両端を物干し竿にクリップ状固定具で固定し た後、洗濯バサミで洗濯物を挟持し、ハンガーを使用する場合はフック部分を、 ハンガー吊持用パイプに通せば良い。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、弾性コイルに市販の洗濯バサミとハンガー吊持用パイプを取り付け 、弾性コイルの両端に一対のクリップ状固定具を取り付け、物干し竿に通（外嵌 ）すだけで使用でき、風が吹いても洗濯物が片寄らず、ハンガーを使用する場合 は、ハンガー吊持用パイプに通せば良い。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案は、物干し竿（１）にその内径部を摺動自在に挿入（外嵌）するため直 径よりやや大くした直径の伸縮自在な弾性コイル（３）（商品名：レインボース プリング）を本体とし、この弾性コイルの下方部（３ａ）に、１ピッチ又は数ピ ッチ毎に洗濯バサミ（２）、ハンガー吊持用パイプ（５）を交互又は連続して取 り付け、更に弾性コイル（３）の両端には、物干し時にこの弾性コイルを竿に伸 長して固定する一対の中型クリップ状固定具（４ａ），（４ｂ）が取り付けられ ている。なお、ハンガー（６）は取りはずしが自由なので必要に応じて使用する 。

【０００６】

【実施例】

以下、添付図面に従って一実施例を説明する。（１）は物干し竿、（２）は洗 濯物を吊持する洗濯バサミ（市販のもので可）で、洗濯物を挟持する先端部（２ ａ）と、その先端部（２ａ）を開くための後端部（２ｂ）と、枢軸（２ｃ）と、 ばね（２ｆ）等で構成され、吊り手（２ｄ）の孔（２ｅ）に弾性コイル（３）を 挿通することにより取付けられる。（３）は伸縮自在な弾性コイル（市販のおも ちゃを流用した。）で、材質は例えばプラスチックでコイル内径部の直径は、物 干し竿（１）の直径よりやや大きくし、弾性コイルの下方部（３ａ）には１ピッ チ又は、数ピッチ毎に、上記洗濯バサミを複数個取り付けている。（５）はビニ ール製のハンガー吊持用パイプで、１ピッチ又は数ピッチ毎に弾性コイルの下方 部（３ｂ）に取り付け、このパイプにハンガー（市販のもので可）のフック部分 （６ａ）を挿入してハンガーを吊持する。なお、フック部分（６ａ）は次のピッ チのコイル部分に跨がるようにして係止すれば、ハンガーを水平に保持でき、安 定した状態で、洗濯物を干すことができる。又コイル（３）の両端には、このコ イルを物干し竿に固定する一対の中型のクリップ形状の固定具（４ａ），（４ｂ ）が取り付けられている。又、ハンガー吊持用パイプ（５）は、直径１０ｍｍ位 の柔軟性のあるビニールホースを長さ７ｍｍ位に切断して製作すればよい。

【０００７】 次に使用法を説明する。 不使用時は、弾性コイル（３）を圧縮して保管する。使用時は物干し竿（１） に挿入（外嵌）し、その竿の長さに応じて弾性コイル（３）を伸縮し、その両端 を竿に固定具（４ａ），（４ｂ）で固定した後、洗濯物を洗濯バサミ（２）で挟 持し、又、洗濯物を吊ったハンガー（６）を吊して使用する。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は、以下の作用効果が期待できる。 （イ）弾性コイルに、洗濯バサミ、ハンガー吊持用パイプ等を、所定の間隔（ピ ッチ）をおいてきちんとしかも簡単に取付けられるので、風が吹いても洗濯物が 片寄らない。 （ロ）不使用時は自動的に圧縮されるので片付けに手間が掛からない。 （ハ）伸縮自由であり、又不使用時はハンガーを取外せば邪魔にならず、便利で ある。 （ニ）パイプ（５）に挿入したハンガーのフック部分（６ａ）を、更に次のピッ チのコイル部分に図１のように跨がるように係止すれば、ハンガーを水平に保持 でき安定した状態で物干しできる。 （ホ）洗濯バサミは、市販のものをそのまま有効に利用できる。 （ヘ）弾性コイル、洗濯バサミ、ハンガー吊持用パイプ等全て市販の部材で製作 できるので、極めて低コストで製造できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案を物干し竿に取り付けた時の図である。

【図２】本考案の弾性コイルのみを示す図である。

【図３】本考案のビニール製のハンガー吊持用パイプを
示す図である。

【図４】本考案の洗濯物を吊持する洗濯バサミを示す図
で（イ）と（ロ）と２種類のものを示す。

【図５】本考案の弾性コイルの両端に取り付けた一対の
クリップ状の固定具を示す図である。

【図６】ハンガーを示す図で（イ）はハンガーのみを示
し、（ロ）はこれに洗濯バサミ（２）を取付けた他の実
施例を示す。

【符号の説明】

（１）竿 （２）洗濯バサミ （２ａ）洗濯バサミの先端部 （２ｂ）洗濯バサミの後端部 （２ｃ）枢軸 （２ｄ）吊り手 （２ｅ）孔 （２ｆ）洗濯物挟持用ばね （３）弾性コイル （３ａ）弾性コイルの下方部 （３ｂ）弾性コイルの下方部 （４ａ）クリップ状固定具 （４ｂ）クリップ状固定具 （５）ハンガー吊持用パイプ （６）ハンガー （６ａ）フック部分

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 物干し竿に摺動自在に挿入するためその
   内径部が物干し竿（１）の直径よりやや大きい直径の伸
   縮自在な弾性コイル（３）に、吊り手（２ａ）によって
   洗濯バサミ（２）を吊り下げ状態で取り付け、上記弾性
   コイルの両端にはこれを物干し竿に固定する一対のクリ
   ップ状固定具を取り付けたことを特徴とする洗濯物干し
   ハンガー。
2. 【請求項２】 物干し竿に摺動自在に挿入するためその
   内径部が物干し竿（１）の直径よりやや大きい直径の伸
   縮自在な弾性コイル（３）に、請求項１記載の洗濯バサ
   ミ（２）とは別に、フック部分（６ａ）でハンガー
   （６）を水平に吊持するハンガー吊持用パイプ（５）を
   取付けたことを特徴とする洗濯物干しハンガー。