JP3071508B2 - オレフィン重合用触媒 - Google Patents

オレフィン重合用触媒

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JP3071508B2
JP3071508B2 JP3229038A JP22903891A JP3071508B2 JP 3071508 B2 JP3071508 B2 JP 3071508B2 JP 3229038 A JP3229038 A JP 3229038A JP 22903891 A JP22903891 A JP 22903891A JP 3071508 B2 JP3071508 B2 JP 3071508B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔発明の背景〕
【産業上の利用分野】本発明は、オレフィン重合用触媒
に関するものである。さらに具体的には、本発明は、炭
素数3以上のオレフィンの重合に適用した場合に、高立
体規則性重合体を高収量で得ることができる触媒に関す
るものである。従来の触媒では、プロピレン等を重合す
る場合、生成するポリマーの立体規則性やパウダー性状
を改良するためには、本重合の前にいわゆる「予備重
合」を行なうことが必要となる場合が多かったが、本発
明による触媒は、そのα‐オレフィンの予備重合を省略
することを可能にするものである。
【0002】
【従来の技術】近年、チタン、マグネシウムおよびハロ
ゲンを必須成分として含有する固体成分を使用して、炭
素数3以上のα‐オレフィンの高立体規則性重合体を製
造することが数多く提案されている。このような従来の
提案方法によれば、実際に重合を行なうにあたっては上
記のα‐オレフィンの予備重合が必須であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この予
備重合を行なうと、多くの場合、触媒活性の低下および
触媒性状の悪化につながることが多くてその改善が望ま
れる状態にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
〔発明の概要〕 <要旨>本発明は上記の点に解決を与えることを目的と
し、チーグラー型触媒の固体触媒成分として特定の構成
のものを使用することによってこの目的を達成しようと
するものである。
【0005】すなわち、本発明によるオレフィン重合用
触媒は、下記の成分(A)および成分(B)よりなるこ
と、を特徴とするものである。成分(A) 下記の成分(i) 、成分(ii)および成分(iii) の接触生成
物であって、成分(ii)の存在下に成分(i)と成分(iii)を
接触させて得られた、成分(iii) の重合量が成分(i) 1
グラムあたり0.01〜10グラムの範囲内にある固体
触媒成分。成分(i) チタン、マグネシウムおよびハロゲンを必須成分として
含有するチーグラー型触媒用成分、成分(ii) アルコールおよび(または)水、成分(iii) 芳香族ビニルないしアリル、成分(B) 有機アルミニウム化合物。
【0006】<効果>本発明によるオレフィン重合用触
媒は、従来の触媒で必要とされていたプロピレン等によ
る予備重合を行なわなくても、高活性で高立体規則性の
重合体をパウダー性状のよい状態で得ることが可能であ
る。また、本発明による触媒は、成分(A)の製造にお
いて予備重合を行なう場合には、成分(iii) の予備重合
時に従来必要とされていた有機金属化合物、特に有機ア
ルミニウム化合物、を使用しなくても予備重合ができる
という利点を有するものである。一般に、有機金属化合
物を使用する予備重合は、触媒活性の低下や触媒性状の
悪化といった問題点を有する場合が多いのであるが、本
発明では上記のような問題点を合わせて解決することが
できる。
【0007】また、本発明による触媒で実質的に溶媒を
使用しない方法でプロピレンブロック共重合体を製造す
ることにより、高活性で、しかも高剛性、高衝撃強度の
プロピレンブロック共重合体を安定して製造することが
できる。
【0008】また、本発明によれば、ゴム状共重合体の
重量が多くなった場合(たとえば50重量パーセント以
上)にも、重合体粒子の粘着性が少なく、従来、問題と
されていた運転操作上のトラブルを解決することができ
る。
【0009】また、本発明の固体触媒成分は、触媒性状
がよく、たとえば触媒の流動性がよく、付着量が少ない
ために、触媒の重合槽への固体成分の導入を均一に行な
うことが可能となって、目的重合体の製造装置を安定的
に運転することができる。
【0010】〔発明の具体的説明〕 〔触 媒〕本発明によるオレフィン重合用触媒は、特
定の成分(A)および成分(B)よりなるものである。
ここで「よりなる」ということは、成分が挙示のもの
(すなわち、AおよびB)のみであるということを意味
するものではなく、合目的的な第三成分の共存を排除し
ない。
【0011】成分(A) 本発明での触媒の成分(A)は、下記の成分(i) ないし
成分(iii) を接触させて得られる固体触媒成分である。
ここで、「接触させて得られる」ということは対象が挙
示のもの(すなわち(i) 〜(iii))のみであるということ
を意味するものではなく、合目的的な他の成分の共存を
排除しない。
【0012】成分(i) 成分(i) は、チタン、マグネシウムおよびハロゲンを必
須成分として含有するチーグラー型触媒用成分である。
ここで「必須成分として含有する」ということは、挙示
の三成分の外に合目的的な他元素を含んでいてもよいこ
と、これらの元素はそれぞれが合目的的な任意の化合物
として存在してもよいこと、ならびにこれら元素は相互
に結合したものとして存在してもよいこと、を示すもの
である。チタン、マグネシウムおよびハロゲンを含むチ
ーグラー触媒用固体成分そのものは公知のものである。
例えば、特開昭53−45688号、同54−3894
号、同54−31092号、同54−39483号、同
54−94591号、同54−118484号、同54
−131589号、同55−75411号、同55−9
0510号、同55−90511号、同55−1274
05号、同55−147507号、同55−15500
3号、同56−18609号、同56−70005号、
同56−72001号、同56−86905号、同56
−90807号、同56−155206号、同57−3
803号、同57−34103号、同57−92007
号、同57−121003号、同58−5309号、同
58−5310号、同58−5311号、同58−87
06号、同58−27732号、同58−32604
号、同58−32605号、同58−67703号、同
58−117206号、同58−127708号、同5
8−183708号、同58−183709号、同59
−149905号、同59−149906号各公報等に
記載のものが使用される。
【0013】本発明において使用されるマグネシウム源
となるマグネシウム化合物としては、マグネシウムジハ
ライド、ジアルコキシマグネシウム、アルコキシマグネ
シウムハライド、マグネシウムオキシハライド、ジアル
キルマグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシ
ウム、マグネシウムのカルボン酸塩等があげられる。こ
れらの中でもマグネシウムジハライドが好ましい。
【0014】また、チタン源となるチタン化合物は、一
般式Ti(OR4-n (ここで、Rは炭化水素
残基、好ましくは炭素数1〜10程度のもの、であり、
Xはハロゲンを示し、nは0≦n≦4の数を示す。)で
表わされる化合物があげられる。具体例としては、Ti
Cl、TiBr、Ti(OC)Cl、Ti
(OCCl、Ti(OCCl、
Ti(O−iC)Cl、Ti(O−nC
)Cl、Ti(O−nCCl、T
i(OC)Br、Ti(OC)(OC
Cl、Ti(O−nCCl、Ti
(O−C)Cl、Ti(O−iC
、Ti(OC11)Cl、Ti(OC
13)Cl、Ti(OC、Ti(O−nC
、Ti(O−nC、Ti(O−i
、Ti(O−nC13、Ti(O
−nC17、Ti〔OCHCH(C
などが挙げられる。
【0015】また、TiX′(ここではX′はハロゲ
ンを示す)に後述する電子供与体を反応させた分子化合
物をチタン源として用いることもできる。そのような分
子化合物の具体例としては、TiCl・CHCOC
、TiCl・CHCO、TiCl
・CNO、TiCl・CHCOCl、T
iCl・CCOCl、TiCl・C
、TiCl・ClCOC、TiC
・CO等があげられる。
【0016】また、TiCl(TiClをHで還
元したもの、Al金属で還元したもの、あるいは有機金
属化合物で還元したもの等を含む)、TiBr、Ti
(OC)Cl、TiCl、ジシクロペンタジ
エニルチタニウムジクロライド等のチタン化合物の使用
も可能である。これらのチタン化合物の中でもTiCl
、Ti(OC、Ti(OC)Cl
などが好ましい。
【0017】ハロゲンは、上述のマグネシウムおよび
(または)チタンのハロゲン化合物から供給されるのが
普通であるが、他のハロゲン源、たとえばアルミニウム
のハロゲン化物やケイ素のハロゲン化物、リンのハロゲ
ン化物といった公知のハロゲン化剤から供給することも
できる。触媒成分中に含まれるハロゲンはフッ素、塩
素、臭素、ヨウ素またはこれらの混合物であってよく、
特に塩素が好ましい。
【0018】本発明に用いる固体成分は、上記必須成分
の他にAl(O−iC、AlCl、AlB
、Al(OC、Al(OCHCl
等のアルミニウム化合物およびB(OCH、B
(OC、B(OC等のホウ素化合
物、WCl、MoCl等の他成分の使用も可能であ
り、これらがケイ素、アルミニウムおよびホウ素等の成
分として固体成分中に残存することは差支えない。更
に、この固体成分を製造する場合に、電子供与体を内部
ドナーとして使用して製造することもできる。
【0019】この固体成分の製造に利用できる電子供与
体(内部ドナー)としては、アルコール類、フェノール
類、ケトン類、アルデヒド類、カルボン酸類、有機酸ま
たは無機酸類のエステル類、エーテル類、酸アミド類、
酸無水物類のような含酸素電子供与体、アンモニア、ア
ミン、ニトリル、イソシアネートのような含窒素電子供
与体などを例示することができる。
【0020】より具体的には、(イ)メタノール、エタ
ノール、プロパノール、ペンタノール、ヘキサノール、
オクタノール、ドデカノール、オクタデシルアルコー
ル、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコール、
クミルアルコール、イソプロピルベンジルアルコールな
どの炭素数1ないし18のアルコール類、(ロ)フェノ
ール、クレゾール、キシレノール、エチルフェノール、
プロピルフェノール、クミルフェノール、ノニルフェノ
ール、ナフトールなどのアルキル基を有してよい炭素数
6ないし25のフェノール類、(ハ)アセトン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン、アセトフェノ
ン、ベンゾフェノンなどの炭素数3ないし15のケトン
類、(ニ)アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、
オクチルアルデヒド、ベンズアルデヒド、トルアルデヒ
ド、ナフトアルデヒドなどの炭素数2ないし15のアル
デヒド類、(ホ)ギ酸メチル、酢酸メチル、酢酸エチ
ル、酢酸ビニル、酢酸プロピル、酢酸オクチル、酢酸シ
クロヘキシル、酢酸セロソルブ、プロピオン酸エチル、
酪酸メチル、吉草酸エチル、ステアリン酸エチル、クロ
ル酢酸メチル、ジクロル酢酸エチル、メタクリル酸メチ
ル、クロトン酸エチル、シクロヘキサンカルボン酸エチ
ル、安息香酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸プロピ
ル、安息香酸ブチル、安息香酸オクチル、安息香酸シク
ロヘキシル、安息香酸フェニル、安息香酸ベンジル、安
息香酸セロソルブ、トルイル酸メチル、トルイル酸エチ
ル、トルイル酸アミル、エチル安息香酸エチル、アニス
酸メチル、アニス酸エチル、エトキシ安息香酸エチル、
フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジヘプ
チル、γ−ブチロラクトン、α−バレロラクトン、クマ
リン、フタリド、炭酸エチレンなどの炭素数2ないし2
0の有機酸エステル類、(ヘ)ケイ酸エチル、ケイ酸ブ
チル、フェニルトリエトキシシランなどのケイ酸エステ
ルのような無機酸エステル類、(ト)アセチルクロリ
ド、ベンゾイルクロリド、トルイル酸クロリド、アニス
酸クロリド、塩化フタロイル、イソ塩化フタロイルなど
の炭素数2ないし15の酸ハライド類、(チ)メチルエ
ーテル、エチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチ
ルエーテル、アミルエーテル、テトラヒドロフラン、ア
ニソール、ジフェニルエーテルなどの炭素数2ないし2
0のエーテル類、(リ)酢酸アミド、安息香酸アミド、
トルイル酸アミドなどの酸アミド類、(ヌ)メチルアミ
ン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリブチルアミ
ン、ピペリジン、トリベンジルアミン、アニリン、ピリ
ジン、ピコリン、テトラメチルエチレンジアミンなどの
アミン類、(ル)アセトニトリル、ベンゾニトリル、ト
ルニトリルなどのニトリル類、などを挙げることができ
る。これら電子供与体は、二種以上用いることができ
る。これらの中で好ましいのは有機酸エステルおよび酸
ハライドであり、特に好ましいのはフタル酸エステル、
酢酸セロソルブエステルおよびフタル酸ハライドであ
る。
【0021】上記各成分の使用量は、本発明の効果が求
められるかぎり任意のものがありうるが、一般的には、
次の範囲内が好ましい。
【0022】チタン化合物の使用量は、使用するマグネ
シウム化合物の使用量に対してモル比で1×10-4〜1
000の範囲内がよく、好ましくは0.01〜10の範
囲内である。ハロゲン源としてそのための化合物を使用
する場合は、その使用量はチタン化合物および(また
は)マグネシウム化合物がハロゲンを含む、含まないに
かかわらず、使用するマグネシウムの使用量に対してモ
ル比で1×10-2〜1000の範囲内がよく、好ましく
は0.1〜100の範囲内である。
【0023】ケイ素、アルミニウムおよびホウ素化合物
を使用するときの使用量は、上記のマグネシウム化合物
の使用量に対してモル比で1×10-3〜100の範囲内
がよく、好ましくは0.01〜1の範囲内である。
【0024】電子供与性化合物を使用するときの使用量
は、上記のマグネシウム化合物の使用量に対してモル比
で1×10-3〜10の範囲内がよく、好ましくは0.0
1〜5の範囲内である。
【0025】成分(i) は、上述のチタン源、マグネシウ
ム源およびハロゲン源、ならびに必要により電子供与体
等の他成分を用いて、例えば以下の様な製造法により製
造される。 (イ) ハロゲン化マグネシウムと必要に応じて電子供
与体とチタン含有化合物とを接触させる方法。 (ロ) アルミナまたはマグネシアをハロゲン化リン化
合物で処理し、それにハロゲン化マグネシウム、電子供
与体、チタンハロゲン含有化合物を接触させる方法。 (ハ) ハロゲン化マグネシウムとチタンテトラアルコ
キシドおよび特定のポリマーケイ素化合物を接触させて
得られる固体成分に、チタンハロゲン化合物および(ま
たは)ケイ素のハロゲン化合物を接触させる方法。
【0026】このポリマーケイ素化合物としては、下式
で示されるものが適当である。 (ここで、Rは炭素数1〜10程度の炭化水素残基、
mはこのポリマーケイ素化合物の粘度が1〜100セン
チストークス程度となるような重合度を示す)
【0027】具体的には、メチルハイドロジェンポリシ
ロキサン、エチルハイドロジェンポリシロキサン、フェ
ニルハイドロジェンポリシロキサン、シクロヘキシルハ
イドロジェンポリシロキサン、1,3,5,7−テトラ
メチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7,9−
ペンタメチルシクロペンタシロキサン等が好ましい。 (ニ) マグネシウム化合物をチタンテトラアルコキシ
ドおよび電子供与体で溶解させて、ハロゲン化剤または
チタンハロゲン化合物で析出させた固体成分に、チタン
化合物を接触させる方法。 (ホ) グリニャール試薬等の有機マグネシウム化合物
をハロゲン化剤、還元剤等と作用させた後、これに必要
に応じて電子供与体とチタン化合物とを接触させる方
法。 (ヘ) アルコキシマグネシウム化合物にハロゲン化剤
および(または)チタン化合物を電子供与体の存在もし
くは不存在下に接触させる方法。 これらの製造法の中でも(ハ)、(ニ)が好ましい。
【0028】成分(ii) 本発明で使用する成分(ii)は、水および(または)アル
コールである。
【0029】ここで、「アルコール」は、水酸基が芳香
環に直結したもの、すなわちフェノール(ナフトールを
含有する)を含有するものである。また、アルコールは
一価アルコールが代表的であるが、二価ないし多価アル
コールを含有するものである。
【0030】アルコールの具体例としては、(イ)メタ
ノール、エタノール、イソプロパノール、プロパノー
ル、n−ブタノール、イソブタノール、secブタノー
ル、ターシャルブタノール、ペンタノール、ヘキサノー
ル、オクタノール、2−エチルヘキサノール、ドテカノ
ール、オクタデシルアルコール、ベンジルアルコール、
フェニルエチルアルコール、クミルアルコール、イソプ
ロピルベンジルアルコールなどの炭素数1ないし18の
アルコール類、(ロ)フェノール、クレゾール、キシレ
ノール、エチルフェノール、プロピルフェノール、クミ
ルフェノール、ノニルフェノール、ナフトールなどのア
ルキル基を有してよい炭素数6ないし25のフェノール
類、等がある。
【0031】成分(iii) 本発明で使用する成分(iii) は、芳香族ビニルないしア
リルである。芳香族ビニルの典型的なものは、スチレン
およびスチレンの核および(または)側鎖置換体であっ
て、置換基としては、炭素数1〜10程度、好ましくは
1〜6のアルキルおよびアルコキン、ハロゲン等を挙げ
ることができる。
【0032】成分(iii) の他の一群をなす芳香族アリル
は、基本的なアリルベンゼンの外に、上記のスチレン誘
導体と同様な誘導体を包含する。ビニル基およびアリル
基は、2個以上存在してもよい。
【0033】成分(iii) として適当な化合物を挙げれ
ば、スチレン、α−メチルスチレン、β−メチルスチレ
ン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メ
チルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、2,5−ジ
メチルスチレン、3,4−ジメチルスチレン、3,5−
ジメチルスチレン、p−ジビニルベンゼン、m−ジビニ
ルベンゼン、o−ジビニルベンゼン、p−エチルスチレ
ン、アリルベンゼン、エチルビニルベンゼン、o−クロ
ルスチレン、m−クロルスチレン、p−クロルスチレ
ン、アリルベンゼン等がある。
【0034】成分(A)の製造 上述の成分(i) 〜成分(iii) の接触条件は、本発明の効
果が認められるかぎり任意のものでありうるが、一般的
には、次の条件が好ましい。接触温度は、−50〜20
0℃程度、好ましくは0〜100℃、さらに好ましくは
20〜70℃、である。接触方法としては、回転ボール
ミル、振動ミル、ジェットミル、媒体攪拌粉砕機などに
よる機械的な方法、不活性希釈剤の存在下に、攪拌によ
り接触させる方法などがあげられる。このとき使用する
不活性希釈剤としては、脂肪族または芳香族の炭化水素
およびハロ炭化水素、ポリシロキサン等があげられる。
【0035】本発明における成分(A)の製造において
は、成分(ii)の存在下に、成分(i)と成分(iii) を接触
させる。
【0036】成分(i) 〜成分(iii) の量比は本発明の効
果が認められるかぎり任意のものでありうるが、一般的
には、次の範囲内が好ましい。成分(i) と成分(ii)の量
比は、成分(i) を構成するチタン成分に対する成分(ii)
モル比で0.01〜1000、好ましくは0.1〜10
0の範囲内である。成分(iii) の使用量は、成分(i) に
対して重合比(成分(iii) /成分(i))で0.01〜10
0、好ましくは、0.1〜30、の範囲内である。
【0037】成分(B) 成分(B)は、有機アルミニウム化合物である。具体例
としては、R 3-p AlXまたは、R 3-q Al(O
(ここでRおよびRは同一または異なって
もよい炭素数1〜20程度の炭化水素残基または水素原
子、Rは炭素数1〜20程度の炭化水素残基、Xはハ
ロゲン、pおよびqはそれぞれ0≦p<3、0<q<3
の数である。)で表されるものがある。具体的には、
(イ)トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウ
ム、トリイソブチルアルミニウム、トリヘキシルアルミ
ニウム、トリオクチルアルミニウム、トリデシルアルミ
ニウム、などのトリアルキルアルミニウム、(ロ)ジエ
チルアルミニウムモノクロライド、ジイソブチルアルミ
ニウムモノクロライド、エチルアルミニウムセスキクロ
ライド、エチルアルミニウムジクロライドなどのアルキ
ルアルミニウムハライド、(ハ)ジエチルアルミニウム
ハイドライド、ジイソブチルアルミニウムハイドライド
などのアルキルアルミニウムハイドライド、(ニ)ジエ
チルアルミニウムエトキシド、ジエチルアルミニウムフ
ェノキシドなどのアルミニウムアルコキシド、などがあ
げられる。
【0038】これら(イ)〜(ハ)の有機アルミニウム
化合物に他の有機金属化合物、たとえばR 3-r Al
(OR(ここで、1≦r≦3、RおよびR
は、同一または異なってもよい炭素数1〜20程度の
炭化水素残基である。)で表わされるアルキルアルミニ
ウムアルコキシドを併用することもできる。たとえば、
トリエチルアルミニウムとジエチルアルミニウムエトキ
シドの併用、ジエチルアルミニウムモノクロライドとジ
エチルアルミニウムエトキシドとの併用、エチルアルミ
ニウムジクロライドとエチルアルミニウムジエトキシド
との併用、トリエチルアルミニウムとジエチルアルミニ
ウムエトキシドとジエチルアルミニウムクロライドとの
併用があげられる。
【0039】成分(B)の使用量は、重量比で成分
(B)/成分(A)比が0.1〜1000、好ましくは
1〜100、の範囲である。
【0040】〔触媒の使用/重合〕本発明による触媒
は、通常のスラリー重合に適用されるのはもちろんであ
るが、実質的に溶媒を用いない液相無溶媒重合、溶液重
合、または気相重合法にも適用される。また、連続重
合、回分式重合または予備重合を行なう方式にも適用さ
れる。スラリー重合の場合の重合溶媒としては、ヘキサ
ン、ヘプタン、ペンタン、シクロヘキサン、ベンゼン、
トルエン等の飽和脂肪族または芳香族炭化水素の単独あ
るいは混合物が用いられる。重合温度は室温から200
℃程度、好ましくは50〜150℃であり、重合圧力は
大気圧〜300kg/cm2 程度、好ましくは大気圧〜50
kg/cm2 であり、そのときの分子量調節剤として補助的
に水素を用いることができる。
【0041】また、得られる重合体の立体規則性を制御
するために重合時に第三成分として、公知のエステル、
エーテル、アミン等の電子供与性化合物を使用すること
もできる。スラリー重合の場合は、成分(A)の使用量
は、0.001〜0.1グラム、成分(A)/リットル
溶剤の範囲が好ましい。
【0042】本発明の触媒系で重合するα‐オレフィン
類は、一般式R−CH=CH(ここでRは水素原子、
または炭素数1〜10の炭化水素残基であり、分枝基を
有してもよい。)で表わされるものである。具体的に
は、エチレン、プロピレン、ブテン‐1、ペンテン‐
1、ヘキセン‐1、4‐メチルペンテン‐1などのオレ
フィン類がある。好ましいのはエチレンおよびプロピレ
ンである。これらのα‐オレフィンの単独重合のほか
に、共重合、たとえばエチレンとその50重量パーセン
トまで、好ましくは20重量パーセントまで、の上記オ
レフィンとの共重合を行なうことができ、プロピレンに
対して30重量パーセントまでの上記オレフィン、特に
エチレン、との共重合を行なうことができる。その他の
共重合性モノマー(たとえば酢酸ビニル、ジオレフィン
等)との共重合を行なうこともできる。
【0043】また、本発明による触媒で実質的に溶媒を
使用しない方法でプロピレンブロック共重合体を製造す
る場合の重合法は、少なくとも工程(1)および工程
(2)の二段階よりなる。
【0044】重合工程(1) 重合工程(1)は、プロピレン単独あるいはプロピレン
/エチレン混合物を前記触媒成分(A)および(B)を
有する重合系に供給して、一段あるいは多段に重合させ
て、プロピレン単独重合体またはエチレン含量7重量%
以下、好ましくは0.5重量%以下、のプロピレン・エ
チレン共重合体を、全重合量の20〜90重量%以下、
好ましくは50〜80重量%、に相当する量を形成させ
る工程である。
【0045】重合工程(1)でプロピレン・エチレン共
重合体中のエチレン含量が7重量%を超えると、最終共
重合体の嵩密度が低下し、低結晶性重合体の副生量が大
幅に増大する、また、重合割合が上記範囲の下限未満で
は、やはり低結晶性重合体の副生量が増加する。
【0046】重合工程(1)での重合温度は30〜12
0℃、好ましくは50〜95℃、程度であり、重合圧力
は通常1〜50kg/cm2 Gの範囲である。重合工程
(1)においては、水素などの分子量調節剤を用いてM
FRを制御して、最終共重合体の溶融時流動性を高めて
おくのが好ましい。
【0047】重合工程(2) 重合工程(2)は、プロピレン/エチレン混合物を一段
あるいは多段に重合させて、プロピレン/エチレンの重
合比(重量比)が80/20〜20/80の割合である
プロピレンのゴム状共重合体を形成させる工程(ただ
し、この工程での重合量は、全重合量の10〜80重量
%、好ましくは20〜50重量%、に相当する量であ
る)である。
【0048】この重合工程(2)では、他のコモノマー
を共存させても良い。たとえば、1‐ブテン、1‐ペン
テン、1‐ヘキセン等のα‐オレフィンを用いることが
できる。
【0049】重合工程(2)の重合温度は、30〜90
℃、好ましくは50〜80℃、程度である。重合圧力
は、1〜50kg/cm2 Gの範囲が通常用いられる。重合
工程(1)から重合工程(2)に移る際に、プロピレン
ガスまたはプロピレン/エチレン混合ガスと水素ガスを
パージして次の工程に移ることが好ましい。重合工程
(2)で分子量調節剤は、目的に応じて用いても用いな
くても良い。
【0050】重合様式 本発明による共重合体の製造法は、回分式、連続式、半
回分式のいずれの方法によっても実施可能である。この
際、使用する単量体自身を媒質として重合を行なう方
法、媒質を使用せずにガス状の単量体中で重合を行なう
方法、さらには、これらを組み合わせて重合を行なう方
法などがある。
【0051】
【実施例】実施例1 〔成分(A)の製造〕充分に窒素置換したフラスコに脱
水および脱酸素したn‐ヘプタン200ミリリットルを
導入し、次いでMgClを0.4モル、Ti(O−n
を0.8モル導入し、95℃で2時間反応
させた。反応終了後、40℃に温度を下げ、次いでメチ
ルヒドロポリシロキサン(20センチストークスのも
の)を48ミリリットル導入し、3時間反応させた。生
成した固体成分をn‐ヘプタンで洗浄した。
【0052】ついで充分に窒素置換したフラスコに上記
と同様に精製したn−ヘプタンを50ミリリットル導入
し、上記で合成した固体成分をMg原子換算で0.24
モル導入した。ついでn‐ヘプタン25ミリリットルに
SiCl 0.4モルを混合して30℃、30分間で
フラスコへ導入し、70℃で3時間反応させた。反応終
了後、n‐ヘプタンで洗浄した。次いでn‐ヘプタン2
5ミリリットルにフタル酸クロライド0.024モルを
混合して、70℃、30分間でフラスコへ導入し、90
℃で1時間反応させた。
【0053】反応終了後、n‐ヘプタンで洗浄し、固体
成分を得た。生成固体中のチタン含量は、2.18重量
パーセントであった。
【0054】次に、充分に窒素置換したフラスコに充分
に精製したn‐ヘプタンを50ミリリットル導入し、次
いで上記で得た固体成分を5グラム導入し、さらに、S
iClを2ミリリットル導入し、90℃で2時間接触
させ、接触終了後、n−ヘプタンで充分に洗浄して成分
(i) とした。
【0055】次いで、成分(iii) としてメタジビニルベ
ンゼンを12グラム導入し、成分(ii)としてHOを
0.2ミリリットル導入し、30℃で2時間接触させ
た。接触終了後、n‐ヘプタンで充分に洗浄して成分
(A)とした。一部分を取出して成分(iii) の予備重合
量を調べたところ、0.58グラム成分(iii) /グラム
成分(i) であった。
【0056】〔プロピレンの重合〕攪拌および温度制御
装置を有する内容積1.5リットルのステンレス鋼製オ
ートクレーブに、充分に脱水および脱酸素したn‐ヘプ
タンを500ミリリットル、成分(B)としてトリエチ
ルアルミニウム125ミリグラムおよび第三成分として
シクロヘキシルジメトキシシランを20.7ミリグラム
導入し、75℃に昇温し、水素を60ミリリットル導入
し、次いでプロピレンで5kg/cm2 Gまで昇圧した。次
いで成分(A)(成分(i) の重量として15ミリグラ
ム)をプロピレンにて重合槽へ導入した。その後、重合
圧力=5kg/cm2 G、重合温度=75℃、重合時間=2
時間の条件で重合した。重合終了後、得られたポリマー
スラリーを濾過により分離し、ポリマーを乾燥した。そ
の結果、183.9グラムのポリマーが得られた。ま
た、濾過液からは、0.41グラムのポリマーが得られ
た。沸騰ヘプタン抽出試験より、全製品I.I(以下、
T‐I.Iと略す)は、98.9重量パーセント、MF
R=1.9g/10分、ポリマー嵩比重=0.43g/
ccであった。
【0057】実施例2 〔成分(A)の製造〕充分に窒素置換したフラスコに脱
水および脱酸素したn‐ヘプタン200ミリリットルを
導入し、次いでMgClを0.4モル、Ti(O−n
を0.8モル導入し、95℃で2時間反応
させた。反応終了後、40℃に温度を下げ、次いで1,
3,5,7,9ペンタメチルシクロペンタシロキサンを
60ミリリットル導入し、3時間反応させた。生成した
固体成分をn‐ヘプタンで洗浄した。
【0058】ついで充分に窒素置換したフラスコに上記
と同様に精製したn‐ヘプタンを50ミリリットル導入
し、上記で合成した固体成分をMg原子換算で0.24
モル導入した。ついでn‐ヘプタン25ミリリットルに
SiCl 0.8モルを混合して30℃、30分間で
フラスコへ導入し、90℃で3時間反応させた。反応終
了後、n‐ヘプタンで洗浄して固体成分を得た。
【0059】次に、充分に窒素置換したフラスコに充分
に精製したn‐ヘプタンを50ミリリットル導入し、次
いで上記で得た固体成分を5グラム導入し、次いでWC
を0.7グラム導入し、70℃で2時間接触させ
た。接触終了後、n−ヘプタンで充分に洗浄した。次い
で成分(ii)としてn−ブタノールを0.25ミリリット
ル導入し、さらに成分(iii) として、スチレンを10グ
ラム導入し、40℃で3時間接触させ、接触終了後、n
−ヘプタンで充分に洗浄して、成分(A)とした。な
お、成分(iii) の予備重合量は、0.66グラム成分(i
ii) /グラム成分(i) であった。
【0060】〔プロピレンの重合〕実施例1の重合条件
において、シクロヘキシルメチルジメトキシシランのか
わりにt−ブチルメチルジメトキシシラン18ミリグラ
ムを使用した以外は、全く同様に重合を行なった。その
結果、136.7グラムのポリマーが得られ、T‐I.
I=97.9重量%、MFR=2.8g/10分、嵩比
重=0.43g/ccであった。
【0061】実施例3〜5 実施例1の成分(A)の製造において、成分(ii)および
成分(iii) の種類を表1に示す化合物を使用した以外
は、全く同様に成分の製造を行ない、重合も全く同様に
行なった。表1はその結果を示すものである。
【0062】比較例1 実施例1の成分(A)の製造において、成分(iii) のメ
タジビニルベンゼンを使用しなかった以外は全く同様に
成分(A)の製造を行ない、プロピレンの重合も全く同
様に行なった。その結果、97.7グラムのポリマーが
得られた。このもののT‐I.I=97.2重量%、M
FR=3.4g/10分、ポリマー嵩比重=0.32g
/ccであった。
【0063】実施例6 〔成分(A)の製造〕実施例1の成分(A)の製造にお
いて、成分(iii)のメタジビニルベンゼンの使用量を2
0グラムとした以外は、全く同様に製造を行なった。予
備重合量は、0.89グラム成分(iii) /グラム成分
(i) であった。
【0064】〔プロピレンの共重合〕特公昭61−33
721号公報に開示されている方法で、内容積13リッ
トルの横型2軸気相重合槽を使用してプロピレンの共重
合を行なった。
【0065】重合槽内を充分に精製した窒素で置換した
あと、充分に脱水および脱酸素したポリマー担体を40
0グラム添加した。次いで成分(B)のトリエチルアル
ミニウム500ミリグラム、t−ブチルメチルジメトキ
シシラン108ミリグラムおよび前記で合成した成分
(A)を120ミリグラム導入した。第一段目の重合工
程(1)では、水素を1000ミリリットル導入した
後、温度を75℃にして、プロピレンを1.3グラム/
分の定速で導入した。なお、重合槽の攪拌回転数は、3
50r.p.m であった。重合温度を75℃に維持し、3時
間30分後、プロピレンの導入を停止した。75℃で重
合を継続し、重合圧力が1kg/cm2 Gになった時点で重
合サンプルを一部採取した。
【0066】その後、Hを500ミリリットル添加し
て、重合工程(2)を開始した。第二段重合は、プロピ
レンを0.59グラム/分、エチレンを0.40g/分
のそれぞれ定速で、70℃て1時間50分導入した。プ
ロピレンおよびエチレンの導入を停止して、重合圧力が
1kg/cm2 Gになるまで残圧重合した。重合終了後、パ
ージをしてポリマーを取り出した。382グラムの重合
体が得られた。生成ポリマーのMFRは6.7g/10
分であり、ポリマー嵩密度(B.D.)は0.44(g
/cc)であり、ポリマー落下速度は5.3秒であった。
ゴム状共重合体の重量は、29.7重量パーセントであ
った。
【0067】また、重合槽は、ポリマー付着が全くな
く、中間サンプルのMFRは16.4g/10分であっ
た。なお、ポリマー落下速度は、50グラムのポリマー
が落下するのに要する時間を意味する。
【0068】比較例2 比較例1で製造した成分(A)を使用して、実施例6と
全く同様にプロピレンの共重合を行なった。その結果、
377グラムの重合体が得られ、このものはMFR=
7.9g/10分、ポリマー嵩密度=0.27(g/c
c)、ポリマー落下速度=落下せず、ゴム状共重合体の
重量=29.6重量パーセントであった。重合槽内に
は、多量のポリマー付着が見られた。
【0069】
【表1】
【0070】
【発明の効果】本発明によるオレフィン重合用触媒は、
従来の触媒で必要とされていたオレフィンの予備重合を
行なわなくても、高活性で高立体規則性の重合体をパウ
ダー性状のよい状態で得ることが可能であり、そして、
予備重合を行なう場合にも従来必要とされていた有機金
属化合物を使用しなくても予備重合ができるという利点
を有するものであって、よって、有機金属化合物を使用
しての予備重合に伴う問題、例えば触媒活性の低下や触
媒性状の悪化、を解決することができるものであること
は、「発明を解決するための手段」の項において前記し
たところである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はチーグラー触媒に関する本発明の技術内
容の理解を助けるためのものである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の成分(A)および成分(B)よりな
    ることを特徴とする、オレフィン重合用触媒。成分(A) 下記の成分(i) 、成分(ii)および成分(iii) の接触生成
    物であって、成分(ii)の存在下に成分(i)と成分(iii)を
    接触させて得られた、成分(iii) の重合量が成分(i) 1
    グラムあたり0.01〜10グラムの範囲内にある固体
    触媒成分。成分(i) チタン、マグネシウムおよびハロゲンを必須成分として
    含有するチーグラー型触媒用成分、成分(ii) アルコールおよび(または)水、成分(iii) 芳香族ビニルないしアリル、成分(B) 有機アルミニウム化合物。
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