JP3071070U - 苗運搬機及び苗運搬分割機の電動走行装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】苗運搬機及び苗運搬分割機の、前進、後退、回
転などの、複雑な動きを損なうことなく、簡単な操作に
よって、電動走行させようとする。 【解決手段】苗運搬機及び苗運搬分割機に、バッテリー
３を電源とする走行装置、すなわち、車軸１０の両端
に、カムクラッチ６，６′を走行車輪５，５′に取り付
け、この走行車輪５，５′を車軸１０の両端に取付け、
車軸１０に取り付けられた歯車９と、走行モーター４に
取り付けられた歯車１２とを、チェーン８で連結した走
行装置、及び走行速度を作業者が自在に選択できる走行
レバーを備えた苗運搬機及び苗運搬分割機の電動走行装
置。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、育成苗ポット１５の運搬あるいは分割する、苗運搬機及び苗運搬分 割機の電動走行装置に関する。

【０００２】

【従来技術】

苗運搬機及び苗運搬分割機は、育成苗ポット１５を運搬、あるいは、育成苗ポ ット１５を分割して、苗箱１６に供給する装置として特公平８−２１４７１４９ 号に示されたように、広く一般的に使用され、公知であるが、苗運搬機及び苗運 搬分割機を使用して、作業を行なうのは、かなりの重労働である。

【０００３】

【解決しようとする課題】

苗運搬機及び苗運搬分割機の、前進、後退、回転などの、複雑な動きを損なう ことなく、簡単な操作によって、電動走行させること。

【０００４】

【技術的手段】

本考案は上記の点に着目し、苗運搬機及び苗運搬分割機の複雑な動きを損なう ことなく、安定した走行を確保するために、車軸１０の両端に、カムクラッチ７ 、７′を備え、ここに走行車輪５，５′を取り付け、

【０００５】 走行装置を制御する、コントロールボックス１１と走行レバー２を備え、作業 者が簡単な操作によって走行速度を自在に選択できる、苗運搬機及び苗運搬分割 機の走行装置を開発したものである。

【０００６】

【作用】

作業者が走行レバー２の握る強さを変えることによって、走行速度を自在に変 化させ、作業者に合わせた速度で、簡単に操作ができる。 ２ａは前進、後退ブレーキ用ボタン、２ｂは差動用ボタンである。

【０００７】

【実施例の態様】

以下、図面に基づいて本考案の実施の態様を苗運搬分割機を用いる場合につい て説明する。 構造の説明：符号順に図面の各部材の説明をする。

【０００８】 １：苗運搬機及び苗運搬分割機を操作するハンドル。 ２：走行を制御する走行レバー。 ２ａ：前進、後退ブレーキ用ボタン、２ｂ：差動用ボタンである。

【０００９】 ３：走行装置のバッテリー電源（１２Ｖ）。 ４：バッテリー３を電源とする走行モーター（直流１２Ｖ）。

【００１０】 ５，５′：走行車輪。 ６，６′：車軸１０の両端と走行車輪５，５′の連結部に取付け、走行モータ ー４によって、車軸１０を駆動するとき、走行車輪５，５′を前進方向のみに駆 動させるカムクラッチ。

【００１１】 ７，７′：走行モーター４の回転を、走行車輪５，５′にスムーズに伝達する ため車軸１０を支えるベアリング。 ８：走行モーター４に取り付けた歯車１２と、車軸１０に取り付けた歯車９を 、連結するチェーン。

【００１２】 ９：走行モーター４に取り付けた歯車１２と、チェーンで連結するために、車 軸１０に取り付けた歯車。 １０：走行モーター４に取り付けた歯車１２と、チェーンで連結された歯車が 取り付けられ走行車輪５，５′にカムクラッチによって前進方向のみに駆動を伝 達する車軸。

【００１３】 １１：走行レバー２の操作状況によって、走行モーター４の回転を制御するコ ントロールボックス。 １２：車軸１０に取り付けた歯車と、チェーンで連結するために、走行モータ ー４に取り付けた歯車。

【００１４】 １３：苗運搬機及び苗運搬分割機のフォーク。 １４：苗運搬機及び苗運搬分割機の育成苗ポットを分割する、分割レバー。 １５：育成苗ポット。 １６：苗箱。

【００１５】 本考案の苗運搬機及び苗運搬分割機の電動走行装置は、以上のように、バッテ リーを電源とする、走行モーター４と、それを制御する走行レバー２からなるも のである。

【００１６】 さらに、作業者が操作するとき、前進、後退、ブレーキ、差動等の、複雑な動 きに対応するため、左右の走行車輪５，５′を、それぞれ独自に空回転し、前進 走行するときは、左右の走行車輪５，５′が、走行モーター４によって安定した 駆動がされるようにした。また、走行レバー２によって、走行速度が自在に変え られ、作業者それぞれに合わせた、走行を選択することができる。これらの動き は走行レバー２とを前進、後退、ブレーキ用ボタン２ａ，差動用ボタン２ｂ、コ ントロールボックス１１により制御される。

【００１７】

【作用の説明】

つぎに、本考案の作用について説明する。 （１）育成苗ポット１５の下に、苗運搬機及び苗運搬分割機のフォーク１３を差 し込み、育成苗ポット１５を持ち上げる。 （２）育成苗ポット１５を持ち上げたのち、苗運搬機及び苗運搬分割機を、目的 の方向に向け、走行レバー２を操作し、走行を開始する。 （３）この時、目的の方向に向けるために、苗運搬機及び苗運搬分割機を後退、 或いは、回転させなければならない。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案苗運搬分割機の斜視図、

【図２】 図１の正面図、

【図３】 車軸１０部分の正面図、

【図４】 走行レバー２部分の斜視図、

【符号の説明】

１：ハンドル、２：走行レバー、２ａ：後退用ボタン、
２ｂ：作動ボタン、３：３：バッテリー電源、４：走行
モーター、５，５′：走行車輪、６，６′：カムクラッ
チ、７，７′：ベアリング、８：チェーン、９：車輪に
取りつけた歯車、１０：車軸、１１：コントロールボッ
クス、１２：走行モーターに取りつけた歯車、１３：フ
ォーク、１４：分割レバー、１５：育成苗ポット、１
６：苗箱。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 苗運搬機及び苗運搬分割機に、バッテリ
   ー３を電源とする走行装置、すなわち、車軸１０の両端
   に、カムクラッチ６，６′を走行車輪５，５′に取り付
   け、この走行車輪５，５′を車軸１０の両端に取付け、
   車軸１０に取り付けられた歯車９と、走行モーター４に
   取り付けられた歯車１２とを、チェーン８で連結した走
   行装置、及び走行速度を作業者が自在に選択できる走行
   レバー２を備えたことを特徴とする、苗運搬機及び苗運
   搬分割機の電動走行装置。
2. 【請求項２】 前進、後退用ボタン２ａ，差動ボタン２
   ｂにより、それぞれの作動を制御する走行レバー２と、
   コントロールボックス１１を設け、走行モーター４によ
   り駆動される走行車輪５，５′の前進、後退、差動を制
   御する、請求項１記載の苗運搬機及び苗運搬分割機の電
   動走行装置。