JP3070629B2 - 充電方法 - Google Patents

充電方法

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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気自動車等に使用
する蓄電池に対して充電を行なう充電方法に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】電気自動車用の蓄電池を短時
間に充電することは、走行距離を延ばす上で重要なこと
である。
【0003】そのため従来より短時間充電方法が種々検
討されてきたが、短時間で充電するには充電器の出力を
大きくする必要があり、このことは充電器の寸法を大き
くすると共に充電器価格を高価なものにするという問題
がある。
【0004】そこでこの発明は、上記の様な問題点を解
決するため、蓄電池に対する充電が短時間で行なえ、し
かも充電効率、経済性、コンパクト化、安全性等を大幅
に向上させることができる充電方法を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明は、被充電電池に対して、バックア
ップ用電池と充電器で充電を行なう充電方法において、
まずバックアップ用電池により急速充電を行ない、被充
電電池がガス発生電位に達したのを検出してバックアッ
プ用電池による充電から充電器による充電に切り換え、
充電器による充電が一定時間経過した時に再びバックア
ップ用電池からの充電に切り替え、かつこの繰り返しを
1回以上反復させ、バックアップ用電池からの充電継続
時間が5分以下になった時に、以後の充電を中止させる
方法を採用したものである。
【0006】上記発明において、バックアップ用電池の
容量は被充電電池の容量の5〜10倍が好ましく、ま
た、被充電電池に対するバックアップ用電池からの充電
電流は、被充電電池の容量に対して0.5〜2.0C、
充電器からの充電電流は被充電電池の容量に対して0.
02〜0.2Cとするのが好ましい。
【0007】なお、被充電電池に対する充電休止時に
は、充電器でバックアップ用電池を充電しておくことが
でき、その際、充電器の最大出力電流はバックアップ用
電池の10時間率電流にほぼ等しくしておくのが好まし
い。
【0008】
【作用】被充電蓄電池に対して、バックアップ用電池か
ら被充電蓄電池の充電受け入れが許す限り急速充電し、
被充電電池がガス発生電位に達すれば、充電器による充
電に切り換え、一定時間経過後に再びバックアップ用電
池からの急速充電に切り換え、これを繰り返すことによ
り、充電器の出力を大きくすることなく急速充電が可能
になり、急速充電性能、充電効率、経済性、コンパクト
化、安全性などに優れたものとなる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0010】図1に示すように、バックアップ用電池
(定格1000Ah,120V)1と交流電源出力を整
流してなる充電器(定格最大電圧160V,最大電流7
0A)2とによって充電設備が構成され、放電深度70
%の被充電電池3としての電気自動車用鉛蓄電池(定格
150Ah,96V)を上記バックアップ用電池1及び
充電器2と図1の如く接続するようになっている。
【0011】通常電気自動車が急速充電設備に立ち寄る
のは放電深度60〜80%の状態が多いと予想され、上
記の如く放電深度が70%であれば、バックアップ用電
池1によって電気自動車用鉛蓄電池の定格容量に相当す
る電流150A(1C)で30分間急速充電する。
【0012】次に、充電時間に余裕があれば充電器2か
ら前記電池の0.1Cに相当する電流15Aで時間の許
す限り充電する。
【0013】ちなみに、このような充電を延べ8台の電
気自動車について行なった結果、バックアップ用電池1
の放電深度は60%になった。
【0014】このため、このバックアップ用電池1を、
充電設備の休止時に充電器2を使って最大電流の70A
で10時間かけて充電した。
【0015】通常一充電設備が処理する電気自動車の量
としては将来的にも大体これくらいの頻度と予想される
ため、上記の実験での結果は充分意味あるものと考えら
れる。なお電気自動車用鉛蓄電池の放電深度が浅いとき
は、150Aの大電流で充電すると電池電圧は急速に上
昇し数分の内にガス発生電位になってしまうため、この
ような場合はガス発生電位を検知して充電器2による充
電に切り換えるようにし、充電器による充電が一定時間
経過した時に再びバックアップ用電池からの充電に切り
換え、バックアップ用電池からの充電継続時間が5分以
下になった時に、以後の充電を中止させる。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、被充
電電池を短時間で充電出来ると共に、充電器の最大電流
は本来求められる電極値の1/2以下で済み充電器の製
造コスト並びにサイズは約1/2になり、コンパクト化
が可能になる。またバックアップ用電池の放電深度を7
0%以下に管理することにより、充電器の最大電流でバ
ックアップ用電池を夜間の内に充分充電することが出来
るため充電器の有効利用が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】充電設備と被充電電池の接続状態並びに充電方
向を示すブロック図
【符号の説明】
1 バックアップ用電池 2 充電器 3 被充電電池

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被充電電池に対して、バックアップ用電
    と充電器で充電を行なう充電方法において、まずバッ
    クアップ用電池により急速充電を行ない、被充電電池が
    ガス発生電位に達したのを検出してバックアップ用電池
    による充電から充電器による充電に切り換え、充電器に
    よる充電が一定時間経過した時に再びバックアップ用電
    池からの充電に切り換え、かつこの繰り返しを1回以上
    反復させ、バックアップ用電池からの充電継続時間が5
    分以下になった時に、以後の充電を中止させることを特
    徴とする充電方法。
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