JP3070510B2 - 半導体装置の入力回路および出力回路ならびに半導体装置 - Google Patents

半導体装置の入力回路および出力回路ならびに半導体装置

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JP3070510B2
JP3070510B2 JP9067967A JP6796797A JP3070510B2 JP 3070510 B2 JP3070510 B2 JP 3070510B2 JP 9067967 A JP9067967 A JP 9067967A JP 6796797 A JP6796797 A JP 6796797A JP 3070510 B2 JP3070510 B2 JP 3070510B2
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置ならび
にその入力回路および出力回路に関するもので、特に異
なる外部電源電圧Vccのもとで動作するワイドレンジ対
応の半導体装置の入力回路および出力回路に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、同一のチップで外部電源電圧Vcc
がたとえば3V程度の低電圧から5.5Vの高電圧まで
の広いレンジで動作するスタティックRAM(SRA
M)などの半導体装置が提供されるようになっている。
従来より、そのような半導体装置の入力回路は、図5に
示すように、ソースを外部電源電圧Vccに接続しドレイ
ンを出力端子に接続したpチャンネルトランジスタTr01
と、ドレインを出力端子に接続しソースを接地したnチ
ャンネルトランジスタTr02とから成るCMOSインバー
タで構成されていた。また従来の半導体装置における出
力回路は、図6(a)および(b)に示すようなもので
あった。すなわち、図6(a)に示す出力回路は、ソー
スとドレインをそれぞれ電源Vccと出力端子に接続した
pチャンネルトランジスタTr03と、ドレインを出力端子
に接続しソースを接地したnチャンネルトランジスタTr
04とから構成されている(以下、このような出力回路の
構成をP−N構成と呼ぶ。)。また、図6(b)に示す
出力回路は、ドレインとソースをそれぞれ電源Vccと出
力端子に接続したnチャンネルトランジスタTr05と、ド
レインを出力端子に接続しソースを接地したnチャンネ
ルトランジスタTr06とから構成されている(以下、この
ような出力回路の構成をN−N構成と呼ぶ。)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらワイドレ
ンジ対応の半導体装置においては上述のような構成を有
する入力回路および出力回路は次のような問題があっ
た。第1に、従来の入力回路では、出力信号がHレベル
からLレベルに切り替わる入力信号INの電圧VIHとスペ
ックとのマージン、および出力信号がLレベルからHレ
ベルに切り替わる入力信号INの電圧VILとスペックとの
マージンをワイドレンジの外部電源電圧Vccにわたって
十分に確保することが困難なことである。
【0004】すなわち、入力回路の出力信号OUT がHレ
ベルからLレベルに切り替わる実際の入力信号INの電圧
VIHは、外部電源電圧VccとCMOSインバータを構成
するpチャンネルトランジスタTr01とnチャンネルトラ
ンジスタTr02のサイズ比とによって左右される。これ
は、出力トランジスタTr01,Tr02のサイズ比が一定であ
るならば、外部電源電圧Vccが大きくなればVIHも大き
くなり、スペックの値とのマージンが小さくなることを
意味している。したがって、このマージンが小さくなる
と、回路と配線のインダクタンス成分による起電力の影
響によりGNDレベルが揺れたとき誤動作を起こしやす
くなる。換言するならば、入力回路と接続された外部回
路からGNDに大電流が流れた場合に、上記インダクタ
ンス成分によって接地されたnチャンネルトランジスタ
Tr02のドレインの電位が実際のGNDレベルよりも浮い
てしまうことによりVIHのマージンが小さくなり、高電
圧動作時の動作が不安定となる。これを避けるためにp
チャンネルトランジスタTr01のWよりもnチャンネルト
ランジスタTr02のWを大きくし(サイズ比を大きくし)
VIHを下げた場合、高電圧動作時におけるVIHに関する
スペックとのマージンを確保することができても、今度
は低い電圧のVccで動作する時にLレベルを表す入力信
号電圧VILのスペックとのマージンが少なくなってしま
う。その結果、外部電源電圧Vccによっては誤動作を起
こし、動作が不安定となる問題があった。
【0005】一方、広いレンジのVccで動作する半導体
装置には低電圧動作時においても速いアクセス速度が要
求されている。第2の問題は、従来の出力回路ではノイ
ズの影響を考えると出力トランジスタのサイズを大きく
できないために低電圧動作時のアクセス速度を上げるこ
とができないことである。すなわち、従来の出力回路に
おいて低電圧動作時における高速動作を実現するために
は、図6(a)に示すP−N型においてはトランジスタ
Tr03,Tr04、図6(b)に示すN−N型においてはトラ
ンジスタTr05,Tr06のサイズ(W)を大きくする必要が
ある。しかしながら、サイズを大きくすると高いVccで
動作させるときに出力遷移時に出力トランジスタに大き
な電流が流れノイズの影響を受けることとなる。したが
って、これらのトランジスタのサイズには自ずと制限が
あり、従来の出力回路ではワイドレンジ用の半導体装置
における高電圧動作時のノイズの問題と低電圧動作時の
アクセス速度の問題を同時に解決することができなかっ
た。
【0006】さらに図6(b)に示したN−N型の出力
回路では、Hレベル出力時、すなわち外部電源電圧Vcc
に接続されたnチャンネルトランジスタTr05がオン状態
にある時にドレイン−ソース間に電位差VT が生じる。
その結果、出力回路がHレベルを出力するときには出力
端子に現れる電圧OUT は(Vcc−VT )となる(VT段
落ち)。したがって、低い外部電源電圧Vccで動作する
場合には、高電圧側の出力トランジスタTr05(図6
(c))におけるVT 段落ちのために出力信号OUTがH
レベルであることを表す電圧VOHに関するスペックを満
たすことが困難となり、これが誤動作の原因になるとい
う問題もあった。
【0007】本発明は上述の問題を解決するためになさ
れたものであり、入力回路や出力回路の出力トランジス
タのサイズ比またはサイズを外部電源電圧Vccに応じて
切り替えることにより、広い範囲の外部電源電圧Vccに
わたって速いアクセス速度と安定な動作を行う半導体装
置の入力回路および出力回路を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、ワイドレンジ対応の半導体装置の入力回
路であって、pチャンネルトランジスタとnチャンネル
トランジスタとからなり、前記pチャンネルトランジス
タのゲートと前記nチャンネルトランジスタのゲートが
入力端子に接続され、前記pチャンネルトランジスタの
ドレインと前記nチャンネルトランジスタのドレインが
出力端子に接続され、前記pチャンネルトランジスタの
ソースが外部電源電圧に接続され、前記nチャンネルト
ランジスタのソースが接地されたCMOSインバータ
と、前記外部電源電圧を所定の参照電圧と比較し、前記
外部電源電圧が前記参照電圧より高いか低いかを示すリ
ファレンス信号を出力する電圧比較手段と、前記リファ
レンス信号と前記CMOSインバータの入力信号とを論
理演算し、その論理演算結果を制御信号として出力する
演算手段と、第1の端子が前記出力端子に接続され、第
2の端子が接地され、第3の端子に入力される前記演算
手段からの前記制御信号によって前記第1の端子と前記
第2の端子との間をオン/オフするスイッチング素子
と、前記CMOSインバータを構成する前記pチャンネ
ルトランジスタのソースと前記外部電源との間に設けら
れ、前記CMOSインバータの前記入力端子に入力信号
が入力されているか否かを示す外部制御信号に基づいて
オン/オフする第1のスイッチング手段と、前記CMO
Sインバータを構成する前記nチャンネルトランジスタ
と並列に設けられ、前記外部制御信号に基づいてオン/
オフする第2のスイッチング手段とを備え、前記演算手
段は、前記リファレンス信号に基づいて前記外部電源電
圧が前記所定の参照電圧よりも低い場合には前記スイッ
チング素子をオフし、前記外部電源電圧が前記所定の参
照電圧よりも高い場合には前記CMOSインバータの前
記入力信号に基づいて前記入力信号がHレベルのときは
前記スイッチング素子をオン、Lレベルのときはオフす
る制御信号を出力し、前記第1のスイッチング手段は、
前記外部制御信号に基づいて前記CMOSインバータの
前記入力端子に入力信号が入力されているときにはオン
し、入力されていないときにはオフし、前記第2のスイ
ッチング手段は、前記外部制御信号に基づいて前記入力
信号が入力されているときにはオフし、入力されていな
いときにはオンすることを 特徴とするものである。
【0009】上述のような構成において、外部電源電圧
Vccが所定の参照電圧VREF よりも低い場合にはスイッ
チング素子がオフとなるので、上記入力回路はpチャン
ネルトランジスタとnチャンネルトランジスタのみから
なるCMOSインバータとして作用する。また、外部電
源電圧Vccが所定の参照電圧VREF よりも高い場合に
は、スイッチング素子が入力信号に基づいてCMOSイ
ンバータのnチャンネルトランジスタと同じ動作をする
ので、入力回路はCMOSインバータとCMOSインバ
ータのnチャンネルトランジスタと並列に接続されたス
イッチング素子とで構成されることになる。このように
外部電源電圧Vccに応じて入力回路の出力トランジスタ
のサイズ比を切り替えることによって、換言するなら
ば、外部電源電圧Vccが高いときに出力トランジスタの
サイズ比を大きくすることによって高電圧動作時のVIH
を下げ、VIHに関するスペックとの余裕を持たせる一
方、低電圧動作時にはサイズ比を小さくすることでVIL
に関するスペックとの余裕を持たせることができる。そ
の結果、ワイドレンジで動作する半導体装置のにおい
て、VIHが不安定になることによる誤動作を防止するこ
とができる。なお、上記電圧比較手段が出力するリファ
レンス信号は、例えば外部電源電圧Vccと所定の参照電
圧VREF との比較結果に応じてHレベルまたはLレベル
をとる2値信号が考えれられる。
【0010】本発明において、上記スイッチング素子に
は、たとえばバイポーラトランジスタやMOSトランジ
スタ等からなるスイッチングトランジスタを用いること
ができる。その中でも、請求項2に記載された入力回路
は、上記スイッチング素子が、ドレインを前記出力端子
に接続しソースを接地しゲートに前記演算手段が出力す
る前記制御信号を入力したnチャンネルトランジスタで
あることを特徴とするものである。これによって、入力
回路を構成するCMOSインバータのpチャンネルトラ
ンジスタとnチャンネルトランジスタのサイズ比を変え
ることができる。
【0011】こで、上記外部制御信号は、入力回路の
入力の有無に対応して外部から供給されるものとする。
たとえば、入力信号の有無をH/Lの2値の外部制御信
号で表した場合、上記スイッチング手段をスイッチング
トランジスタで構成することができる。このスイッチン
グトランジスタにはMOSトランジスタおよびバイポー
ラトランジスタを含むものとする。
【0012】このような構成において、入力端子に信号
入力がある場合には、本発明にかかる入力回路は上述の
ように動作する一方、入力端子に入力される信号がない
場合には、第1のスイッチング手段によって外部電源電
圧とCMOSインバータのpチャンネルトランジスタの
ソースとが切断される。したがって、入力信号が中間電
位になってもにCMOSインバータに大電流が流れるこ
とを防止することができる。また、同様に信号入力がな
い場合には入力回路の出力端子は常に接地され、すなわ
ち入力回路はLレベルを出力する。
【0013】また、本発明は、半導体装置の出力回路で
あって、外部電源電圧の高低に応じてそのサイズを変更
するものである。具体的には、第1,第2の入力信号に
対応した出力信号を出力するトランジスタ回路と、外部
電源電圧が所定の参照電圧と比較して高いか低いかを示
すリファレンス信号を出力する電圧比較手段と、前記第
1の入力信号と前記リファレンス信号との論理演算を
し、第1の制御信号を出力する第1の演算手段と、前記
第2の入力信号と前記リファレンス信号との論理演算を
し、第2の制御信号を出力する第2の演算手段とを備
え、前記トランジスタ回路は、ゲートに前記第1の入力
信号が入力され、ソースが外部電源電圧に、ドレインが
出力端子に接続された第1のトランジスタと、ゲートに
前記第2の入力信号が入力され、ドレインが前記出力端
子に、ソースが接地された第2のトランジスタと、前記
外部電源電圧に第1の端子を接続し、前記出力端子に第
2の端子を接続し、前記第1の演算手段の出力する第1
の制御信号を第3の端子に入力し、前記第1の端子と前
記第2の端子とを前記第1の制御信号によってオン/オ
フする第1のスイッチング素子と、前記出力端子に第1
の端子を接続し、第2の端子を接地し、前記第2の演算
手段の出力する第2の制御信号を第3の端子に入力し、
前記第1の端子と前記第2の端子とを前記第2の制御信
号によってオン/オフする第2のスイッチング素子とか
ら構成され、前記第1の演算手段は、前記リファレンス
信号に基づいて前記外部電源電圧が前記所定の参照電圧
よりも高い場合には前記第1のスイッチング素子をオフ
にする信号を前記第1の制御信号として出力し、前記外
部電源電圧が前記所定の参照電圧よりも低い場合には第
1の入力信号に対応して前記第1のスイッチング素子を
前記第1のトランジスタと同様にオン/オフする信号を
前記第1の制御信号として出力し、前記第2の演算手段
は、前記リファレンス信号に基づいて前記外部電源電圧
が前記所定の参照電圧よりも高い場合には前記第2のス
イッチング素子をオフにする信号を前記第2の制御信号
として出力し、前記外部電源電圧が前記所定の参照電圧
よりも低い場合には第2の入力信号に対応して前記第2
のスイッチング素子を前記第2のトランジスタと同様に
オン/オフする信号を前記第2の制御信号として出力す
るものである。
【0014】このような構成により外部電源電圧Vccが
参照電圧VREF よりも高い場合は、上記トランジスタ回
路の第1,第2のトランジスタのみが出力トランジスタ
として動作する一方、外部電源電圧Vccが参照電圧VRE
F よりも低い場合には上記第1,第2のスイッチング素
子が第1,第2の入力信号に応じてそれぞれ上記第1,
第2のトランジスタと同様のオン/オフ動作を行う。し
たがって、高電圧動作時にはサイズを小さくし、ノイズ
の影響を軽減することができる一方、低電圧動作時には
出力トランジスタのサイズが大きくなり高速アクセスを
実現することができるので、ワイドレンジ用の半導体装
置の出力回路において、高電圧動作時のノイズを抑えつ
つ、低電圧動作時のアクセス速度を向上させることがで
きる。ここで上記第1,第2のスイッチング素子は、バ
イポーラトランジスタやMOSトランジスタからなるス
イッチングトランジスタを用いても良い。なお、本発明
においても、上記電圧比較手段が出力するリファレンス
信号は、例えば外部電源電圧Vccと所定の参照電圧VRE
F との比較結果に応じてHレベルまたはLレベルをとる
2値信号が考えれられる。
【0015】また、上記第1,第2のスイッチング素子
にMOSトランジスタを用いる場合、pチャンネルトラ
ンジスタ、nチャンネルトランジスタのいずれを用いて
も良いが、本発明にかかる半導体装置の出力回路は、特
、上記第1のスイッチング素子が、ソースを前記外部
電源電圧に接続し、ドレインを前記出力端子に接続し、
ゲートに前記第1の演算手段の出力する第1の制御信号
を入力したpチャンネルトランジスタであり、上記第2
のスイッチング素子は、ドレインを前記出力信号に接続
し、ソースを接地し、ゲートに前記第2の演算手段の出
力する第2の制御信号を入力したnチャンネルトランジ
スタであることを特徴とする。これは第1のスイッチン
グ素子にMOSトランジスタを用いる場合には、特にL
レベル出力時におけるVT 段落ちの影響を考えるとpチ
ャンネルトランジスタを用いることが望ましいことに基
づくものである。すなわち、上記第1のスイッチング素
子は高電圧側の出力トランジスタとして低電圧動作時に
のみ動作する。本発明においては、この第1のスイッチ
ング素子にpチャンネルトランジスタを用いることによ
り、特に第1のトランジスタがnチャンネルトランジス
タである場合にこの第1のトランジスタのドレイン−ソ
ース間に電位差VT の影響を排除し、低電圧動作時に出
力信号がHレベルであることを表す電圧VOHがスペック
を満たすようにすることができる。
【0016】また本発明にかかる出力回路において、
記トランジスタ回路を構成する第1,第2のトランジス
タは、pチャンネルトランジスタでもnチャンネルトラ
ンジスタでもよい。換言するならば、上述の出力回路
は、高電圧動作時にP−N型あるいはN−N型のいずれ
の形態をとっても良いが、その中でも請求項6に記載さ
れた出力回路は特に高電圧動作時にP−N型となるもの
で、具体的には上記第1のトランジスタがpチャンネル
トランジスタであり、上記第2のトランジスタがnチャ
ンネルトランジスタである。また本発明にかかる他の
力回路は高電圧動作時にN−N型となるもので、具体的
には、上記第1,第2のトランジスタがともにnチャン
ネルトランジスタであることを特徴とする。
【0017】また、本発明にかかる半導体装置は、上記
入力回路と、ブートストラップ回路とを備えた半導体装
置において、前記入力回路の前記電圧比較手段は、外部
電源電圧を所定の参照電圧と比較し、前記外部電源電圧
が前記参照電圧より低い場合に活性化信号をブートスト
ラップ回路を活性化する活性化信号を出力する電圧比較
手段を兼ね、前記入力回路の前記演算手段に入力される
前記リファレンス信号は、前記活性化信号を兼ねること
を特徴とする。換言するならば、本発明はブートストラ
ップ回路用の活性化信号を上記演算手段に入力するもの
である。なお、ブートストラップ回路とは、低電圧動作
時に半導体装置内におけるHレベルを表す信号電圧をブ
ーストする回路である。本発明によれば、ブートストラ
ップ回路に供給される活性化信号を、外部電源電圧Vcc
が高電圧であるか低電圧であるかを示すリファレンス信
号として用いるので、別個に電圧比較手段を設ける必要
がない。ここで本発明における半導体装置とは、ブート
ストラップ回路用の電圧比較手段を内蔵しうるすべての
半導体装置を含むものとし、特にRAM等の半導体記憶
装置を含むものとする。具体的には、低電圧動作時にメ
モリ書込の際にワード線の電位をブーストするブートス
トラップ回路と、外部電源電圧Vccと参照電圧VREF を
比較してVccが低いときに上記ブートストラップ回路を
活性化させる電圧比較手段を内蔵したワイドレンジ対応
のSRAMが考えられる。また上記活性化信号は、外部
電源電圧Vccと所定の参照電圧VREF との比較結果に応
じてHレベルまたはLレベルをとる2値信号である。こ
れにより、異なる外部電源電圧Vccに対応できるワイド
レンジ用半導体装置の動作安定を安定させることができ
る。
【0018】また、本発明にかかる半導体装置は、上記
出力回路と、ブートストラップ回路とを備えた半導体装
置において、前記出力回路の前記電圧比較手段は、外部
電源電圧を所定の参照電圧と比較し、前記外部電源電圧
が前記参照電圧より低い場合に活性化信号をブートスト
ラップ回路を活性化する活性化信号を出力する電圧比較
手段を兼ね、前記入力回路の前記演算手段に入力される
前記リファレンス信号は、前記活性化信号を兼ねること
を特徴とする半導体装置である。これにより、異なる外
部電源電圧Vccに対応できるワイドレンジ用半導体装置
の動作安定を安定させ、特に低電圧動作時におけるアク
セス速度の向上に寄与することができる。また、ブート
ストラップ回路に供給される活性化信号を、外部電源電
圧Vccが高電圧であるか低電圧であるかを示すリファレ
ンス信号として用いるので、別個に電圧比較手段を設け
る必要がない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る入力
回路および半導体装置の実施の形態を示す概略図であ
る。ただし、本発明の本質を説明するために、ワード線
やメモリセル等は省略してある。ここに示す半導体装置
は、ブートストラップ回路15を備えたワイドレンジ対
応の汎用SRAM1である。比較回路14は、外部電源
電圧Vccを所定の参照電圧VREF と比較して、Vccが参
照電圧VREF 以上の場合にはHレベル、VREF 未満の場
合にはLレベルとなる2値信号aを出力する。ただし、
本実施の形態の比較回路14において参照電圧VREF は
4Vに設定されている。この汎用SRAM1は、低電圧
動作時、すなわち外部電源電圧Vccが4Vよりも低いと
きにはブートストラップ回路15を活性化し、ワード線
に出力する信号の電圧レベルをブーストすることによっ
て記憶内容を図示しないメモリセルに書き込んでいる。
すなわち、比較回路14の出力aは、低電圧動作時にブ
ートストラップ回路15を活性化させる活性化信号とし
て用いられている。以下の説明においては、所定の参照
電圧VREF を4Vとし、外部電源電圧Vccが4V以上の
場合を高電圧動作時、4V未満の場合を低電圧動作時と
呼ぶことにする。
【0020】上述の比較回路14は次のような構成によ
って外部電源電圧Vccと参照電圧VREF との比較を行
う。その構成の一例を図2に示す。比較回路14は、ソ
ースを外部電源電圧Vccに接続しゲートを互いに接続し
た2つのpチャンネルトランジスタTr21,Tr22と、定電
圧発生回路13から得られる基準電圧Vr をゲートに入
力しドレインをpチャンネルトランジスタTr21のドレイ
ンと接続したnチャンネルトランジスタTr23と、外部電
源電圧Vccを分圧する二つの抵抗R1 ,R2 と、ドレイ
ンを出力端子に接続しゲートに抵抗R2 によって分圧さ
れた電圧を入力したnチャンネルトランジスタTr24から
構成されている。なお、電流調節用に抵抗R3 が設けら
れている。このような構成において、抵抗R1,R2 の
抵抗値は、外部電源電圧Vccが4Vのときにこれらの抵
抗によって分圧された電圧が定電圧発生回路13から得
られる基準電圧Vr と等しくなるように適当に選ばれて
いる。これによって比較回路14の出力aは、外部電源
電圧Vccが4V以上のときにはHレベル、4V未満のと
きにはLレベルとなる。
【0021】図1に示した汎用SRAM1の入力回路1
1は、pチャンネルトランジスタTr11とnチャンネルト
ランジスタTr12とから構成され、入力信号INを入力とし
て出力信号OUT を次段に出力するCMOSインバータ
と、このnチャンネルトランジスタTr12と並列に接続さ
れた、言い換えるとドレインを出力端子に接続しソース
を接地したnチャンネルトランジスタTr13と、論理回路
12とから構成される。なお、本実施の形態にかかる入
力回路11には、外部電源電圧Vccと上記CMOSイン
バータを構成するpチャンネルトランジスタTr11との間
にpチャンネルトランジスタTr10を、またnチャンネル
トランジスタTr12と並列にnチャンネルトランジスタTr
14を設けており、これら二つのトランジスタTr10,Tr14
のゲートに入力回路11のスタンバイ時にはHレベル、
アクティブ時にはLレベルとなる信号CSを入力すること
によって、スタンバイ時に入力信号INが中間レベルにな
った場合に上記CMOSインバータに貫通電流が流れる
ことを防いでいる。
【0022】また比較回路14の出力aは、ブートスト
ラップ回路15に入力されると同時に論理回路12にも
入力されている。すなわち、出力aはブートストラップ
回路15の活性化信号であると同時に入力回路11に対
するリファレンス信号としても作用する。ここで論理回
路12は、上記比較回路14の出力aと入力信号INを入
力とするNANDゲート122とこのNANDゲート1
22の出力を反転するインバータ121からなってお
り、その出力はnチャンネルトランジスタTr13のゲート
に入力される。このような構成において、高電圧動作時
には比較回路14からNANDゲート122にHレベル
の信号が入力されるので、論理回路12はnチャンネル
トランジスタTr13のゲートに入力回路11の入力信号IN
を入力する。したがって、nチャンネルトランジスタTr
13はCMOSインバータを構成しているnチャンネルト
ランジスタTr12と同様に動作することとなり、入力回路
がpチャンネルトランジスタTr11とnチャンネルトラン
ジスタTr12のみからなるCMOSインバータで構成する
場合に比べて入力回路のサイズ比が大きくなる。その結
果、高電圧動作時には、出力信号がHレベルからLレベ
ルに切り替わる入力信号INの実際の電圧VIHを、入力回
路をpチャンネルトランジスタTr11とnチャンネルトラ
ンジスタTr12のみで構成した場合と比較して、低く設定
することができ、これによってVIHに関するスペック
(汎用SRAMについては2.2V)とのマージンを多
くとることができる。したがって、高電圧動作時の動作
を安定化させることができる。
【0023】一方、外部電源電圧Vccが4V未満の場合
にはNANDゲート122にはLレベルの信号が入力さ
れるので論理回路12は常にLレベルを出力する。した
がって、nチャンネルトランジスタTr13はオフとなり、
高電圧動作時に比べサイズ比が小さくなる。これによっ
て低電圧動作時の入力回路11は、pチャンネルトラン
ジスタTr11とnチャンネルトランジスタTr12のみで構成
されることとなる。これによって入力回路の出力信号が
LレベルからHレベルに切り替わる入力信号の実際の電
圧VILとこのVILに関するスペックとの間にマージンを
持たせることができる。このとき、外部電源電圧Vccに
対するVIHの比は増大するが、Vccが低いのでVIHに関
するスペックとの間には十分なマージンを持たせること
ができる。このようにして高電圧動作時と低電圧動作時
とでサイズ比を適正化することによってワイドレンジで
用いても安定な動作をえることができる。
【0024】次に、本発明の第2の実施の形態として、
本発明に係る出力回路の一実施の形態を図3(a)に示
す。図3(a)に示した出力回路は、4つのトランジス
タTr31,Tr32,Tr33,Tr34からなるトランジスタ回路3
0と二つの論理回路31,32とを含むもので、二つの
入力信号IN1 ,IN2 の組み合わせ(L,L)、(L,
H)、(H,L)に対応して出力信号OUT がそれぞれ
「H」、「L」、「出力なし」をとる。
【0025】ここでトランジスタ回路30は、ゲートに
第1の入力信号IN1 を入力し、ソースを外部電源電圧V
ccに接続し、ドレインを出力端子に接続したpチャンネ
ルトランジスタTr31と、ゲートに第2の入力信号IN2 を
入力し、ドレインを出力端子に接続し、ソースを接地し
たnチャンネルトランジスタTr32と、ソースを外部電源
電圧Vccに、ドレインを出力端子に接続したpチャンネ
ルトランジスタTr33と、ドレインと出力端子に接続しソ
ースを接地したnチャンネルトランジスタTr34とから構
成されており、pチャンネルトランジスタTr33とnチャ
ンネルトランジスタTr34のゲートにはそれぞれ論理回路
31,32の出力が入力されている。
【0026】論理回路31は、入力信号IN1 と図3
(a)には図示しない比較回路の出力aを入力とするN
ORゲート312と、NORゲート312の出力を反転
し、これをpチャンネルトランジスタTr33のゲートに入
力するインバータ311から構成されている。また、論
理回路32は、比較回路の出力aを反転するインバータ
323と、このインバータ323の出力(反転a)と入
力信号IN2 とを入力とするNANDゲート322と、こ
のNANDゲート322の出力を反転するインバータ3
21から構成されている。ただし、ここで図示しない比
較回路の出力aは、第1の実施の形態で説明したように
外部電源電圧VccがVREF =4V以上の高電圧動作時に
はHレベル、4V未満の低電圧動作時にはLレベルをと
るものである。
【0027】このような構成を持った出力回路の動作は
次のようなものである。高電圧動作時においては、論理
回路31は入力信号IN1 にかかわらず常にHレベルをp
チャンネルトランジスタTr33のゲートに入力し、これを
オフにする。また、論理回路32は入力信号IN2 にかか
わらずLレベルをnチャンネルトランジスタTr34のゲー
トに入力しこれをオフにする。したがって、この出力回
路は、図3(b)に示すようなpチャンネルトランジス
タTr31とnチャンネルトランジスタTr32からなるP−N
型の出力回路として動作する。一方、低電圧動作時に
は、論理回路31と論理回路32はそれぞれ入力信号IN
1 と入力信号IN2 を出力する。するとpチャンネルトラ
ンジスタTr33とnチャンネルトランジスタTr34は、入力
信号IN1 ,IN2 に応じてそれぞれpチャンネルトランジ
スタTr31とnチャンネルトランジスタTr32と共にオン/
オフする。これは図3(c)に示すように、高電位側の
出力トランジスタを二つのpチャンネルトランジスタTr
31,Tr33、低電位側の出力トランジスタを二つのnチャ
ンネルトランジスタTr32,Tr34で構成した出力回路とし
て動作することを意味する。したがって、高電圧動作時
に比べ出力トランジスタのサイズが大きくなり、低電圧
動作時においても高速にアクセスすることができる。
【0028】以上のようにして高電圧動作時と低電圧動
作時で出力トランジスタのサイズを変えることにより、
高電圧動作時のノイズの問題と低電圧動作時の動作速度
の問題を同時に解決することができる。
【0029】次に本発明の第3の実施の形態を図4を参
照して説明する。図4は本発明に係る出力回路の他の実
施の形態を説明する図である。本実施の形態にかかる出
力回路も、上述した第2の実施の形態にかかる出力回路
同様、トランジスタ回路40と二つの論理回路41,4
2から構成されており、二つの入力信号IN1 ,IN2 の組
み合わせ(H,L)、(L,H)、(L,L)に対応し
て出力信号OUT がそれぞれ「H」、「L」、「出力な
し」をとる。なお、この出力回路に対して(H,H)の
入力信号の組み合わせは使用しないものとする。
【0030】本実施の形態にかかる出力回路のトランジ
スタ回路40は、ゲートに第1の入力信号IN1 を入力
し、ドレインを外部電源電圧Vccに接続し、ソースを出
力端子に接続したnチャンネルトランジスタTr41と、ゲ
ートに第2の入力信号IN2 を入力し、ドレインを出力端
子に接続し、ソースを接地したnチャンネルトランジス
タTr42と、ソースを外部電源電圧Vccに、ドレインを出
力端子に接続したpチャンネルトランジスタTr43と、ド
レインと出力端子に接続しソースを接地したnチャンネ
ルトランジスタTr44とから構成されており、pチャンネ
ルトランジスタTr43とnチャンネルトランジスタTr44の
ゲートにはそれぞれ論理回路41,42の出力が入力さ
れている。
【0031】ここで論理回路41は、図4には図示しな
い比較回路の出力aを入力とするインバータ412と、
入力信号IN1 とインバータ412の出力を入力とするN
ANDゲート411から構成され、このNANDゲート
411の出力をpチャンネルトランジスタTr43のゲート
に入力している。また、論理回路42は、比較回路の出
力aを反転するインバータ423と、このインバータ4
23の出力(反転a)と入力信号IN2 とを入力とするN
ANDゲート422と、このNANDゲート422の出
力を反転するインバータ421から構成されている。た
だし、ここでも上記比較回路の出力aは、第1,第2の
実施の形態で説明したように、高電圧動作時にはHレベ
ル、低電圧動作時にはLレベルをとるものである。
【0032】以上の構成を持った出力回路の動作は次の
ようなものである。まず高電圧動作時においては、論理
回路41は入力信号IN1 にかかわらず常にHレベルをp
チャンネルトランジスタTr43のゲートに入力する。ま
た、論理回路42は入力信号IN2 にかかわらずLレベル
をnチャンネルトランジスタTr44のゲートに入力する。
したがって、外部電源電圧Vccが参照電圧VREF (4
V)以上の高電圧動作時には、pチャンネルトランジス
タTr43とnチャンネルトランジスタTr44は常にオフでと
なり、この出力回路はnチャンネルトランジスタTr41,
Tr42からなるN−N型の出力回路として動作する。
【0033】これに対し、外部電源電圧Vccが参照電圧
VREF (4V)未満の低電圧動作時には、論理回路41
は入力信号IN1 の反転を出力し、また論理回路42は入
力信号IN2 を出力する。したがって、反転IN1 をゲート
に入力するpチャンネルトランジスタTr43は、入力信号
IN1 に応じてnチャンネルトランジスタTr41と共にオン
/オフする。またnチャンネルトランジスタTr44は、入
力信号IN2 に応じてnチャンネルトランジスタTr42と共
にオン/オフする。その結果、低電圧動作時のこの出力
回路の出力トランジスタのサイズは、pチャンネルトラ
ンジスタTr43、nチャンネルトランジスタTr44の分だけ
大きくなり、アクセス速度を上げることができる。
【0034】この出力回路は、以上のように高電圧動作
時と低電圧動作時で出力トランジスタのサイズを変える
ことにより、高電圧動作時のノイズの問題と低電圧動作
時の動作速度の問題を同時に解決することができる。さ
らに、低電圧動作時には高電圧側の出力トランジスタに
pチャンネルトランジスタTr43がつけ加わるので、Hレ
ベル出力時、すなわち外部電源電圧Vccに接続されたn
チャンネルトランジスタTr41がオン状態にある時にドレ
イン−ソース間に生じる電位差VT の影響を排除するこ
とができる。したがって、低い外部電源電圧Vccで動作
する場合でも出力信号OUT がHレベルであることを表す
電圧VOHに関するスペックを容易に満たすことができ、
誤動作を防止することができる。なお、このとき低電圧
動作時に十分なアクセス速度が得られるようにpチャン
ネルトランジスタTr43のサイズ(W)は低電圧動作条件
に合わせて十分大きなものを用いることが望ましい。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、外部電源電圧Vccに基
づいて入力回路および出力回路のサイズ比およびサイズ
を適正に切り替えることにより、異なる外部電源電圧V
ccに対応するワイドレンジ用半導体装置を広い範囲のV
ccに対して安定にかつ高速に動作させることができる。
特に本発明にかかる入力回路によれば、外部電源電圧V
ccが所定の参照電圧VREF よりも高いか低いかに対応し
たリファレンス信号と入力信号との論理を演算し、その
演算結果に基づいてCMOSインバータを構成するnチ
ャンネルトランジスタと並列に設けたスイッチング素子
の動作を制御することによって、出力トランジスタのサ
イズ比を高電圧動作時には大きく、低電圧動作時には小
さくなるように変えている。これによって高電圧動作時
にはHレベルとして認識される入力信号の電圧レベルを
下げ、この電圧レベルVHIに関するスペックとのマージ
ンを持たせる一方、低電圧動作時にはサイズ比を小さく
することでVILに関するスペックとの余裕を持たせるこ
とができる。したがって、回路のインダクタンス成分の
影響によってVIH,VILが不安定になっても誤動作を防
止し、ワイドレンジ対応の半導体装置の動作の安定化を
図ることができる。
【0036】また、入力信号の有無を表す外部制御信号
によりオン/オフするスイッチング手段を備えているの
で、上記入力回路に信号入力がない場合には、入力端子
が中間電位になった場合でもCMOSインバータに大電
流が流れることがなく、またに出力端子には接地される
ので、上記入力回路の動作を安定させることができる。
【0037】また、本発明にかかる出力回路によれば、
外部電源電圧Vccが参照電圧VREFよりも高い場合は第
1,第2のトランジスタが出力トランジスタとして作用
する一方、低電圧動作時には第1と第3、第2と第4の
トランジスタが対になって出力トランジスタとして作用
する。したがって、低電圧動作時には出力トランジスタ
のサイズを大きくして高速アクセスを実現することがで
きる一方、高電圧動作時にはサイズを小さくし、ノイズ
の影響を軽減することができる。よってワイドレンジ用
の半導体装置の出力回路において、高電圧動作時のノイ
ズを抑えつつ、低電圧動作時のアクセス速度を向上させ
ることができる。
【0038】特に、第1のスイッチング素子、すなわち
低電圧動作時にのみ動作する高電圧側の出力トランジス
タにpチャンネルトランジスタを用いることにより、特
にN−N型の出力回路における第1のnチャンネルトラ
ンジスタのドレイン−ソース間に電位差VT の影響を排
除することができる。したがって、出力信号OUT がHレ
ベルであることを表す電圧VOHに関するスペックに対し
て余裕を持たせることができ、低電圧動作時の誤動作を
防止して動作の安定化を図ることができる。
【0039】また、本発明にかかる半導体装置によれ
ば、ブートストラップ回路を内蔵したワイドレンジ対応
の半導体装置において、電圧比較手段の出力、すなわち
外部電源電圧Vccと参照電圧VREF を比較してVccが低
いときに上記ブートストラップ回路を活性化させる活性
化信号を上記入力回路および出力回路のリファレンス信
号として用いているので、上記活性化信号を入力回路お
よび出力回路を構成する論理回路の入力とすることによ
って、入力回路および出力回路専用の電圧比較手段を別
に設ける必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る入力回路および半導体装置の実
施の形態を示す概略図である。
【図2】 上記半導体装置の比較回路の構成の一例を示
す図である。
【図3】 本発明に係る出力回路の一実施の形態を示す
図である。
【図4】 本発明に係る出力回路の他の実施の形態を示
す図である。
【図5】 従来の入力回路の構成を示す図である。
【図6】 従来の出力回路の構成を示す図である。
【符号の説明】
1…汎用SRAM、11…入力回路、12、31、3
2、41、42…論理回路、121、311、321、
323、412、421、423…インバータ、12
2、322、411、422…NANDゲート、13…
定電圧発生回路、14…比較回路、15…ブートストラ
ップ回路、30、40…トランジスタ回路、312…N
ORゲート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 19/00 - 19/23

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 pチャンネルトランジスタとnチャンネ
    ルトランジスタとからなり、前記pチャンネルトランジ
    スタのゲートと前記nチャンネルトランジスタのゲート
    が入力端子に接続され、前記pチャンネルトランジスタ
    のドレインと前記nチャンネルトランジスタのドレイン
    が出力端子に接続され、前記pチャンネルトランジスタ
    のソースが外部電源電圧に接続され、前記nチャンネル
    トランジスタのソースが接地されたCMOSインバータ
    記外部電源電圧を所定の参照電圧と比較し、前記外部
    電源電圧が前記参照電圧より高いか低いかを示すリファ
    レンス信号を出力する電圧比較手段と、 前記リファレンス信号と前記CMOSインバータの入力
    信号とを論理演算しその論理演算結果を制御信号として
    出力する演算手段と 第1の端子が前記出力端子に接続され、第2の端子が接
    地され、第3の端子に入力される前記演算手段からの前
    記制御信号によって前記第1の端子と前記第2の端子と
    の間をオン/オフするスイッチング素子と、 前記CMOSインバータを構成する前記pチャンネルト
    ランジスタのソースと前記外部電源との間に設けられ、
    前記CMOSインバータの前記入力端子に入力信号が入
    力されているか否かを示す外部制御信号に基づいてオン
    /オフする第1のスイッチング手段と、 前記CMOSインバータを構成する前記nチャンネルト
    ランジスタと並列に設けられ、前記外部制御信号に基づ
    いてオン/オフする第2のスイッチング手段と を備え、 前記演算手段は、 前記リファレンス信号に基づいて前記外部電源電圧が前
    記所定の参照電圧よりも低い場合には前記スイッチング
    素子をオフし、前記外部電源電圧が前記所定の参照電圧
    よりも高い場合には前記CMOSインバータの前記入力
    信号に基づいて前記入力信号がHレベルのときは前記ス
    イッチング素子をオン、Lレベルのときはオフする制御
    信号を出力し、 前記第1のスイッチング手段は、 前記外部制御信号に基づいて前記CMOSインバータの
    前記入力端子に入力信 号が入力されているときにはオン
    し、入力されていないときにはオフし、 前記第2のスイッチング手段は、 前記外部制御信号に基づいて前記入力信号が入力されて
    いるときにはオフし、入力されていないときにはオン
    ることを特徴とする半導体装置の入力回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された半導体装置の入力
    回路において、 前記スイッチング素子は、 ドレインを前記出力端子に接続しソースを接地しゲート
    に前記演算手段が出力する前記制御信号を入力したnチ
    ャンネルトランジスタであることを特徴とする半導体装
    置の入力回路。
  3. 【請求項3】 第1,第2の入力信号に対応した出力信
    号を出力するトランジスタ回路と、 外部電源電圧が所定の参照電圧と比較して高いか低いか
    を示すリファレンス信号を出力する電圧比較手段と、 前記第1の入力信号と前記リファレンス信号との論理演
    算をし、第1の制御信号を出力する第1の演算手段と、 前記第2の入力信号と前記リファレンス信号との論理演
    算をし、第2の制御信号を出力する第2の演算手段とを
    備え、 前記トランジスタ回路は、 ゲートに前記第1の入力信号が入力され、ソースが外部
    電源電圧に、ドレインが出力端子に接続された第1のト
    ランジスタと、 ゲートに前記第2の入力信号が入力され、ドレインが前
    記出力端子に、ソースが接地された第2のトランジスタ
    と、 前記外部電源電圧に第1の端子を接続し、前記出力端子
    に第2の端子を接続し、前記第1の演算手段の出力する
    第1の制御信号を第3の端子に入力し、前記第1の端子
    と前記第2の端子とを前記第1の制御信号によってオン
    /オフする第1のスイッチング素子と、 前記出力端子に第1の端子を接続し、第2の端子を接地
    し、前記第2の演算手段の出力する第2の制御信号を第
    3の端子に入力し、前記第1の端子と前記第2の端子と
    を前記第2の制御信号によってオン/オフする第2のス
    イッチング素子 とから構成され、 前記第1の演算手段は、 前記リファレンス信号に基づいて前記外部電源電圧が前
    記所定の参照電圧よりも高い場合には前記第1のスイッ
    チング素子をオフにする信号を前記第1の制御信号とし
    て出力し、前記外部電源電圧が前記所定の参照電圧より
    も低い場合には第1の入力信号に対応して前記第1のス
    イッチング素子を前記第1のトランジスタと同様にオン
    /オフする信号を前記第1の制御信号として出力し、 前記第2の演算手段は、 前記リファレンス信号に基づいて前記外部電源電圧が前
    記所定の参照電圧よりも高い場合には前記第2のスイッ
    チング素子をオフにする信号を前記第2の制御信号とし
    て出力し、前記外部電源電圧が前記所定の参照電圧より
    も低い場合には第2の入力信号に対応して前記第2のス
    イッチング素子を前記第2のトランジスタと同様にオン
    /オフする信号を前記第2の制御信号として出力するこ
    とを特徴とする半導体装置の出力回路。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載された半導体装置の出力
    回路において、 前記第1のスイッチング素子は、 ソースを前記外部電源電圧に接続し、ドレインを前記出
    力端子に接続し、ゲートに前記第1の演算手段の出力す
    る第1の制御信号を入力したpチャンネルトランジスタ
    であり、 前記第2のスイッチング素子は、 ドレインを前記出力信号に接続し、ソースを接地し、ゲ
    ートに前記第2の演算手段の出力する第2の制御信号を
    入力したnチャンネルトランジスタであることを特徴と
    する半導体装置の出力回路。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載された半
    導体装置の出力回路において、 前記第1のトランジスタは、 pチャンネルトランジスタであり、 前記第2のトランジスタは、 nチャンネルトランジスタであることを特徴とする半導
    体装置の出力回路。
  6. 【請求項6】 請求項3または請求項4に記載された半
    導体装置の出力回路において、 前記第1,第2のトランジスタは、ともにnチャンネル
    トランジスタであることを特徴とする半導体装置の出力
    回路。
  7. 【請求項7】 請求項1又は請求項2に記載された入力
    回路と、ブートストラップ回路とを備えた半導体装置に
    おいて、 前記入力回路の前記電圧比較手段は、 外部電源電圧を所定の参照電圧と比較し、前記外部電源
    電圧が前記参照電圧より低い場合に活性化信号をブート
    ストラップ回路を活性化する活性化信号を出力する電圧
    比較手段を兼ね、 前記入力回路の前記演算手段に入力される前記リファレ
    ンス信号は、 前記活性化信号を兼ねることを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項3乃至請求項6のいずれかに記載
    された出力回路と、ブートストラップ回路とを備えた半
    導体装置において、 前記出力回路の前記電圧比較手段は、 外部電源電圧を所定の参照電圧と比較し、前記外部電源
    電圧が前記参照電圧より低い場合に活性化信号をブート
    ストラップ回路を活性化する活性化信号を出力する電圧
    比較手段を兼ね、 前記入力回路の前記演算手段に入力される前記リファレ
    ンス信号は、前記活性化信号を兼ねることを特徴とする
    半導体装置。
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