JP3070032U - 鉄蓋類のヒンジ装置 - Google Patents

鉄蓋類のヒンジ装置

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JP3070032U
JP3070032U JP1999009898U JP989899U JP3070032U JP 3070032 U JP3070032 U JP 3070032U JP 1999009898 U JP1999009898 U JP 1999009898U JP 989899 U JP989899 U JP 989899U JP 3070032 U JP3070032 U JP 3070032U
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hinge
shaft
hinge shaft
hole
lid
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JP1999009898U
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Inventor
真二 野島
Original Assignee
伊藤鉄工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造、組み立て、保守が容易であり、かつ低
コストで提供し得る鉄蓋類のヒンジ装置を提供する。 【構成】 蓋体11の下面に内外方向かつ袋穴状のヒン
ジ穴20を形成し、袋穴部22に軸承される軸部18を
有するヒンジ軸体15を袋穴部22に抜け出し不可能に
配置するために、ヒンジ軸体15の軸部18をヒンジ穴
20の内外方向にあわせて、袋穴部22よりも狭く形成
された差し込み口21を通過させ、その後回転させて軸
部18を袋穴部22に配置させるとともに、ヒンジ軸体
15と差し込み口21との間のすき間25を埋めてヒン
ジ軸体15の回転を防止するための止め具26をヒンジ
軸体15に取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、蓋体とこれを受け支える枠体とを結合するために、枠体側のヒンジ 受けに繋止されるヒンジ軸体を蓋体に軸支した構成を有する鉄蓋類のヒンジ装置 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えばマンホール蓋を蓋受け枠にヒンジ結合することは従来から普通に行なわ れている。一般的なヒンジ装置は蓋体側にヒンジ軸体を緩く軸支し、ヒンジ軸体 の下部を蓋受け枠に繋ぎ止めた構成を有しているが、蓋体の開閉を繰り返しても 外れないようにヒンジ軸体を取り付ける点に問題の一つがある。しかし、従来提 案されたものは実開昭61−152051号や同57−20244号の考案に見 られるようにヒンジ金具に対して相当大型のものをヒンジ金具の取り付け部へ嵌 め込む構成をとっている。このためヒンジ金具取り付け部が大きくなり、また構 造的にも複雑でありコスト高となる上、組み立ても面倒である。また特に従来の ものは蓋の取り替えが容易でない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前記の点に着目してなされたものであって、その課題は製造、組み立 て及び保守が容易でありかつ低コストで提供し得る鉄蓋類のヒンジ装置を提供す ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本考案は、蓋体の下面に内外方向かつ袋穴状のヒンジ 穴を形成し、袋穴部に軸承される軸部を有するヒンジ軸体を袋穴部に抜け出し不 可能に配置するために、ヒンジ軸体の軸部をヒンジ穴の内外方向に合わせて、袋 穴部よりも狭く形成された差し込み口を通過させその後回転させて軸部を袋穴部 に配置させるとともに、ヒンジ軸体と差し込み口との間のすき間を埋めてヒンジ 軸体の回転を防止するための止め具をヒンジ軸体に取り付けるという手段を講じ ている。
【0005】
【考案の実施の形態】
本考案のヒンジ装置は、鉄蓋装置における蓋体とこれを受け支える枠体とを開 閉可能に結合するものである。そのために枠体側にヒンジ穴等のヒンジ受けを有 し、そこに繋ぎ止められるヒンジ軸体を蓋体に軸支した構成を有する。
【0006】 蓋体には、その下面に内外方向の、かつ袋穴状のヒンジ穴が形成されている。 ヒンジ穴の位置は、ヒンジという構成上、蓋体の下面でも縁部に寄った箇所であ る。ヒンジ穴はその縁部近くに外部から内部へ向かう方向つまり内外方向に設け られるので、ヒンジ穴は内外方向へ所要の大きさを有する。この大きさは後で説 明するヒンジ軸体の軸部を差し込める長さ及び幅である。
【0007】 上記のヒンジ軸体はヒンジ穴の袋穴部に位置することによって軸承される軸部 を有する。この軸部はヒンジ軸体の両側に突出する形態を有する。ヒンジ軸体を 袋穴部に抜け出し不可能に配置するために、ヒンジ軸体の軸部をヒンジ穴の内外 方向に合わせて、袋穴部よりも狭く形成された差し込み口を通過させ、その後回 転させて繋止状態となるようにする。つまり、ヒンジ穴は入り口の差し込み口が 狭く、奥の袋穴部が広い凹穴部分でありそれ故に袋穴と呼ばれる。
【0008】 差し込み口を通過したヒンジ軸体と差し込み口との間のすき間を埋めて、ヒン ジ軸体の回転を防止するための止め具がヒンジ軸体に取り付けられる。ヒンジ軸 体の回転とは、取り付け時にヒンジ軸体の軸部を差し込み口に通したあとでの回 転と同種の回転であり、軸部の方向が差し込み口の方向と一致してヒンジ軸体が 蓋体から脱落しないようにその回転を止めるものである。
【0009】 この止め具は、差し込み口の口壁に相当するヒンジ軸体の外部に凹部を形成し 、この凹部に嵌まり込んでヒンジ軸体と差し込み口との間のすき間を埋める止め 具をヒンジ軸体に取り付けた構成とすることができる。凹部に嵌まり込む止め具 とすることにより、止め具をより安定に固定可能となり、また止め具の形態、構 造もより肉厚で頑丈なものとなり、さらに実用性が向上する。
【0010】
【実施例】
以下図示の実施例を参照して本発明をより詳細に説明する。図1は円形の蓋体 11とこれを受け支える円形の枠体12とから成るマンホール鉄蓋の平面図であ り、図2はその中央部断面図であって、本考案に係るヒンジ装置13はその直径 方向の一端部に設けられている。このヒンジ装置13は枠体12側のヒンジ受け 14に繋止されるヒンジ軸体15を有している(図2)。
【0011】 図において符号16はヒンジ軸体15の下端に設けられた抜け止め部であり、 ヒンジ軸体15が上方へ移動したときに、ヒンジ受け14に引っ掛かる。止め部 16の側をヒンジ受け14の孔部17に取り付ける手段、方法は前記従来の例と 同様で良い。
【0012】 蓋体11の下面、縁部寄りの位置にはヒンジ穴20がヒンジ受けとして形成さ れている。ヒンジ穴20は、ヒンジ軸体15の上端部に設けられている軸部18 の方向をヒンジ穴20の内外方向に合わせたときに差し込み可能な長さ及び幅を 有する差し込み口21と、差し込んだ後でヒンジ軸体15を90度回転させたと きに軸部18を軸承位置に配置することができる差し込み口21よりも幅広の袋 穴部22とを有する。図3〜5参照。例示のヒンジ穴20は特に内外方向へ細長 く形成され、ヒンジ軸体15を同方向へ移動可能となっている。
【0013】 ヒンジ軸体15を取り付けるために、差し込み口21の口壁23とヒンジ軸体 15の外部24との間にはすき間25がある程度必要である。このすき間25を 埋めて、ヒンジ軸体15の回転を防止する止め具26がヒンジ軸体15に設けら れる(図5(a)、(b)参照)。止め具26は、従ってヒンジ軸体15の差し 込み口々壁23に面する左右側面に存在すれば良いが、例示のものは両側面のも のを一体化したコ字型又は類似の形状とされている(図6参照)。
【0014】 さらに例示の止め具26は、差し込み口々壁23に当たるヒンジ軸体15の外 部に形成された凹部27に嵌め込む形状、構造とされている。凹部27と止め具 26とはぴたりと嵌合する態様とされ、それによって止め具26を固定してヒン ジ軸体15に一体化することができる。この止め具26はねじで示された止着手 段28によってヒンジ軸体15に止着されている。なおねじ孔で示された止着相 手部29を凹部27の両側に設けることにより、止め方が自由になり作業性も向 上する。
【0015】 止め具26は強靭なものであることが望ましい。実施例は鋼板及びステンレス 鋼板を材料として夫々プレス加工したものと、鋳鉄を用いた鋳造品を試作して試 験したところ、いずれも良好な結果が得られた。
【0016】 このような構成を有する本考案のヒンジ装置では、従って、既に一部説明した ように、ヒンジ軸体15の軸部18を差し込み口21の方向に合わせて袋穴部2 2に差し入れ(図5(a))、90度回転させて、止め具26をヒンジ軸体15 に固着することで、ヒンジ軸体15の取り付けが完了する。故に着脱が容易であ り、蓋の入れ替えも簡単に実施することができる。本考案のヒンジ装置により結 合された蓋体11は図8(a)〜(d)に示すように枠体12からこじ開けられ (図8(b))、或いは引き上げてヒンジ軸体15を中心に回転させ(図8(c ))、或いは引き上げたのち反転させることができるのは従来と同様である。
【0017】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成されかつ作用するものであるから、蓋体側には袋穴 上のヒンジ穴を設ければ良く、このヒンジ穴は従来のものと比較して最小で済む 上に、ヒンジ穴とヒンジ軸体との間のすき間を止め具を用いて埋め、回転を防止 することができるので、製造、組み立て及び保守が容易であり、かつ低コストで 提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る鉄蓋類のヒンジ装置を実施したマ
ンホール鉄蓋の平面図。
【図2】同じく中央部断面図。
【図3】本考案に係るヒンジ装置を拡大して示す下面
図。
【図4】同じく下方から見た斜視図。
【図5】(a)同上のヒンジ装置を組み立てる途中の下
面図。 (b)同上のヒンジ装置を組み立てた後の下面図。
【図6】ヒンジ軸体の斜視図。
【図7】(a)止め具の取り付け方の1例を示す斜視
図。 (b)止め具の取り付け方の他の例を示す斜視図。
【図8】(a)図1のマンホール鉄蓋の要部断面図。 (b)図1のマンホール鉄蓋をこじ上げた状態の断面
図。 (c)図1のマンホール鉄蓋を引き上げた状態の断面
図。 (d)図1のマンホール鉄蓋を反転した状態の断面図。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋体とこれを受け支える枠体とを結合す
    るために、枠体側のヒンジ受けに繋止されるヒンジ軸体
    を蓋体に軸支した構成を有する鉄蓋類のヒンジ装置であ
    って、蓋体の下面に内外方向かつ袋穴状のヒンジ穴を形
    成し、袋穴部に軸承される軸部を有するヒンジ軸体を袋
    穴部に抜け出し不可能に配置するために、ヒンジ軸体の
    軸部をヒンジ穴の内外方向に合わせて、袋穴部よりも狭
    く形成された差し込み口を通過させ、その後回転させて
    軸部を袋穴部に配置させるとともに、ヒンジ軸体と差し
    込み口との間のすき間を埋めてヒンジ軸体の回転を防止
    するための止め具をヒンジ軸体に取り付けたことを特徴
    とする鉄蓋類のヒンジ装置。
  2. 【請求項2】 差し込み口の口壁に相当するヒンジ軸体
    の外部に凹部を形成し、この凹部に嵌まり込んで、ヒン
    ジ軸体と差し込み口との間のすき間を埋める止め具をヒ
    ンジ軸体に取り付けた構成を有する請求項1記載の鉄蓋
    類のヒンジ装置。
JP1999009898U 1999-12-28 1999-12-28 鉄蓋類のヒンジ装置 Expired - Lifetime JP3070032U (ja)

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