JP3069763U - カシメ止め金具 - Google Patents

カシメ止め金具

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JP3069763U JP1999010175U JP1017599U JP3069763U JP 3069763 U JP3069763 U JP 3069763U JP 1999010175 U JP1999010175 U JP 1999010175U JP 1017599 U JP1017599 U JP 1017599U JP 3069763 U JP3069763 U JP 3069763U
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projection
metal
stopper
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annular substrate
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Inventor
一馬 前田
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前田物産株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可撓性シートに対する貫通孔の形成工程を省
略できる上に、可撓性シートの両側に配置されるリベッ
トと金属製止め座との位置合わせに際して、多少の位置
ずれが生じたとしても、その位置ずれを自己修正させる
ことを可能にしたカシメ止め金具を提供する。 【解決手段】 先端が円錐状をなす中空構造の突起10
を突設してなる金属製のリベット7と、前記突起10が
挿入される筒状の嵌合部13を備え、当該嵌合部13に
前記突起10を挿入した状態で加圧することにより突起
先端部を押しつぶしてカシメ止めする金属製止め座8と
からなるカシメ止め金具Aにおいて、前記嵌合部13の
突起導入口Xを外拡がりに形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えば、バインダー本体とその内面に設けられる書類綴じ具との連結 やカバンとベルトとの連結などに用いられるカシメ止め金具に関し、詳しくは、 頭部とその裏面中央部に突設された先尖りの金属製突起とを備えたリベットと、 頭部とその裏面中央部に突設された筒状の嵌合部とを備え、嵌合部に前記突起を 挿入した状態で加圧することにより突起先端部を押しつぶしてカシメ止めする金 属製止め座とからなるカシメ止め金具の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来のカシメ止め金具Aの一例を示す。カシメ止め金具Aは金属製の リベット7と金属製止め座8とから構成され、リベット7は、環状基板9の裏面 中央部に円筒状の突起10を一体形成してなる金属製の第一部材7aと、円形基 板11の周部11aを前記環状基板9の裏面側に折り曲げることにより当該環状 基板9と一体化された金属製の第二部材7bとによって構成されている。金属製 止め座8は、環状基板12の裏面中央部に円筒状の嵌合部13を一体形成してな る金属製の第一部材8aと、円形基板14の周部14aを前記環状基板12の裏 面側に折り曲げることにより当該環状基板12と一体化された金属製の第二部材 8bとによって構成され、且つ、前記嵌合部13に前記突起10を挿入した状態 で加圧することにより突起先端部を押しつぶしてカシメ止めするように構成され ている。
【0003】 尚、リベット7の頭部は、第一部材7aの環状基板9とそれを被覆する第二部 材7bとで形成され、金属製止め座8の頭部は、第一部材8aの環状基板12と それを被覆する第二部材8bとで形成されている。
【0004】 上記のカシメ止め金具Aを使用して、例えば図1に示すバインダーにおける書 類綴じ具2の基板4を、合成樹脂や厚紙などの可撓性シートで作製されたバイン ダー本体1に止着する場合、リベット7の突起10が円筒状であって、これをバ インダー本体1に刺し通すことができないため、従来では、バインダー本体1に 予め、書類綴じ具2の基板4に開設された貫通孔bと同芯状の貫通孔cを形成し て、この貫通孔b,cに、一方向から金属製止め座8の嵌合部13を挿入し、他 方向からリベット7の突起10を金属製止め座8の嵌合部13に挿入した状態で 、両者7,8を軸芯方向に加圧することにより、突起10の先端を押しつぶして 嵌合部13の内部にカシメ止めする止着形態をとっている(図6を参照)。
【0005】 図示しないが、例えば柔軟な合成樹脂や布などの可撓性シートで作製されたカ バンとベルトを連結する場合も、予め、カバンとベルトに同芯状の貫通孔を形成 して、上記のカシメ止めの手段によって両者を一体化させている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記の構成よりなる従来のカシメ止め金具Aでは、書類綴じ具2の基板4に形 成された貫通孔bと同芯状の貫通孔cをバインダー本体1に予め形成しておくと いったように、連結すべき二部材の夫々に、予め、同芯状の貫通孔を形成する必 要があるため、作業工数が多くて、生産性が低いという欠点があった。
【0007】 上記の従来欠点に鑑み、本考案は、リベットの突起を尖鋭な形状にして、合成 樹脂や厚紙などの可撓性シートで作製されたバインダー本体、柔軟な合成樹脂や 布などの可撓性シートで作製されたベルトやカバンに刺し通すように構成するこ とにより、連結すべき二部材のうち少なくとも一方に対しては、別途、貫通孔を 形成する工程を省略できるようにすると共に、貫通孔を省略することによって派 生する新たな問題点、つまり、リベットの突起をバインダー本体等の可撓性シー トに刺し通して、その反対側に配置された金属製止め座の嵌合部に挿入する際、 両者の中心位置がずれることにより、嵌合部や突起が変形して、カシメ止めが不 完全になり、不良品が発生するという問題点を解決できるカシメ止め金具を提供 することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本考案が講じた技術的手段は、次のとおりであ る。即ち、請求項1の考案によるカシメ止め金具は、頭部とその裏面中央部に突 設された先尖りの金属製突起とを備えたリベットと、頭部とその裏面中央部に突 設された筒状の嵌合部とを備え、嵌合部に前記突起を挿入した状態で加圧するこ とにより突起先端部を押しつぶしてカシメ止めする金属製止め座とからなるカシ メ止め金具であって、前記嵌合部の突起導入口を外拡がりに形成してあることを 特徴としている。
【0009】 請求項2の考案によるカシメ止め金具は、環状基板の裏面中央部に先端が円錐 状をなす中空構造の突起を一体形成してなる金属製の第一部材と、円形基板の周 部を前記環状基板の裏面側に折り曲げることにより当該環状基板と一体化された 金属製の第二部材とによって構成されたリベットと、環状基板の裏面中央部に筒 状の嵌合体を一体形成してなる金属製の第一部材と、円形基板の周部を前記環状 基板の裏面側に折り曲げることにより当該環状基板と一体化された金属製の第二 部材とによって構成され、且つ、前記嵌合部に前記突起を挿入した状態で加圧す ることにより突起先端部を押しつぶしてカシメ止めするように構成された金属製 止め座とからなるカシメ止め金具であって、前記嵌合部の突起導入口を外拡がり に形成してあることを特徴としている。
【0010】 請求項1、2に記載の考案によれば、何れもリベットの金属製突起が尖鋭な形 状であるため、合成樹脂や厚紙などの可撓性シートで作製されたバインダー本体 、柔軟な合成樹脂や布などの可撓性シートで作製されたベルトやカバンに刺し通 すことができ、これらの部材に対する貫通孔の形成工程を省略することができ、 作業工数の減少による生産性の向上が可能である。
【0011】 それでいて、金属製止め座における嵌合部の突起導入口を外拡がりに形成して あるため、リベットの突起をバインダー本体等の可撓性シートに刺し通して、そ の反対側に配置された金属製止め座の嵌合部に挿入する際、両者の中心位置が多 少ずれても、突起先端が外拡がりの突起導入口に案内されることで、中心の位置 ずれが自己修正されることになり、嵌合部や突起が変形して、カシメ止めが不完 全になり、不良品が発生するという問題点を解決できるのである。
【0012】 殊に、請求項3に記載の考案によれば、金属製止め座における嵌合部の突起導 入口部分を口部内方に折り返してあるので、突起導入口の周囲が二重構造となっ て補強される。従って、突起導入口の強度アップにより、嵌合部の変形防止効果 が高くて、不良品の発生率をより一層減少させることができ、しかも、嵌合部の 先端が丸みを帯びることから、エッジで傷付ける可能性がなくなり、取り扱いの 面で安全性に優れるという利点がある。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、パンチ孔が形 成された書類(図示を省略)を綴じるためのバインダーを示す。1は、合成樹脂 や厚紙などの可撓性シートで作製されたバインダー本体、2は既知構造の書類綴 じ具であり、パンチ孔に挿入される2本の綴じ部材3,3を備えた合成樹脂製の 基板4と、綴じ部材3,3の挿通孔a,aを備えたレール状の押さえ部材5と、 この押さえ部材5に備えられたスライダー6,6から成り、基板4は、本考案に よるカシメ止め金具Aによってバインダー本体1に止着されている。基板4の両 側には、カシメ止め金具Aによる止着用の貫通孔(図2を参照)bが、予め、形 成されている。
【0014】 前記カシメ止め金具Aは、図2に示すように、リベット7と金属製止め座8と から構成されている。リベット7は、環状基板9の裏面中央部に先端が円錐状を なす尖鋭な中空構造の突起10をプレス加工により一体形成してなる金属製の第 一部材7aと、円形基板11の周部11aを前記環状基板9の裏面側に折り曲げ ることにより当該環状基板9と一体化された金属製の第二部材7bとによって構 成されており、第一部材7aの環状基板9とそれを被覆する第二部材7bとでリ ベット7の頭部が形成されている。
【0015】 金属製止め座8は、環状基板12の裏面中央部に筒状の嵌合部13をプレス加 工により一体形成してなる金属製の第一部材8aと、円形基板14の周部14a を前記環状基板12の裏面側に折り曲げることにより当該環状基板12と一体化 された金属製の第二部材8bとによって構成され、第一部材8aの環状基板12 とそれを被覆する第二部材8bとで金属製止め座8の頭部が形成されている。
【0016】 前記嵌合部13の突起導入口Xは外拡がりに形成されており、当該嵌合部13 に前記突起10を挿入した状態で軸芯方向に加圧することにより突起先端部を押 しつぶしてカシメ止めするように構成されている。また、突起導入口Xの周囲は 突起導入口部分13aを口部内方に折り返すことによって二重構造とされている 。前記環状基板12の中央部分12aは嵌合部13側にやゝ膨らませて、この中 央部分12aと円形基板14との間に奥拡がりの空間Rを形成している。
【0017】 上記の構成によれば、バインダー本体1の所定位置に書類綴じ具2の基板4を 乗載して、基板4の貫通孔bに金属製止め座8の嵌合部13を挿入する一方、バ インダー本体1の反対側からリベット7の突起10を刺し通して、金属製止め座 8の嵌合部13に挿入し、両者7,8を軸芯方向に加圧することにより、突起先 端が円形基板14に突き当たって押しつぶされ、図3に示すように、嵌合部13 の内部(即ち、奥拡がりの空間R内)でカシメ止めされることになる。
【0018】 この場合、リベット7の突起10先端を円錐状にする一方、金属製止め座8に おける嵌合部13の突起導入口を外拡がりに形成したことで、図外の加圧装置に よるリベット7と金属製止め座8との中心の位置合わせに際して、多少のずれが 生じたとしても、リベット7と金属製止め座8との接近移動に伴って、突起先端 が外拡がりの突起導入口Xに案内されることで、中心の位置ずれが自己修正され ることになり、嵌合部13や突起10が変形して、カシメ止めが不完全になり、 不良品が発生するという問題点を解決できるのである。
【0019】 尚、上記の実施の形態では、嵌合部13の突起導入口部分13aを口部内方に 折り返してあるため、突起導入口Xの周囲が二重構造となり、突起導入口Xの強 度アップに加えて、嵌合部13の先端が丸みを帯びることから、取り扱いの面で 安全性に優れる利点があるが、図4に示すように、前記突起導入口部分10aの 折り返しを省略して実施することも可能である。
【0020】 図示は省略するが、柔軟な合成樹脂などの可撓性シートで作製されたベルトと カバンを連結する場合のように、可撓性シートどうしを連結する際は、リベット 7の突起10を二枚の可撓性シートに刺し通して、突起10先端を金属製止め座 8の嵌合部13に挿入することができ、連結すべき二枚の可撓性シートに対する 貫通孔の形成工程が省略されることになる。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、リベットの金属製突起が尖鋭な形状であ るため、合成樹脂や厚紙などの可撓性シートで作製されたバインダー本体、柔軟 な合成樹脂などの可撓性シートで作製されたベルトやカバンに刺し通すことがで き、これらの部材に対する貫通孔の形成工程が省略されるので、作業工数の減少 による生産性の向上が可能である。
【0022】 それでいて、金属製止め座における嵌合部の突起導入口を外拡がりに形成して あるため、リベットの突起をバインダー本体等の可撓性シートに刺し通して、そ の反対側に配置された金属製止め座の嵌合部に挿入する際、両者の中心位置が多 少ずれても、突起先端が外拡がりの突起導入口に案内されることで、中心の位置 ずれが自己修正されることになり、嵌合部や突起が変形して、カシメ止めが不完 全になり、不良品が発生するという問題点を解決できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるカシメ止め金具が使用されたバイ
ンダーの斜視図である。
【図2】リベットと金属製止め座をカシメ止めする前の
状態を示すカシメ止め金具の断面図である。
【図3】リベットと金属製止め座をカシメ止めした状態
を示すカシメ止め金具の断面図である。
【図4】他の実施の形態を示すカシメ止め金具の断面図
である。
【図5】従来のカシメ止め金具の断面図である。
【図6】従来のカシメ止め金具の断面図である。
【符号の説明】
A…カシメ止め金具、X…突起導入口、7…リベット、
7a…第一部材、7b…第二部材、8…金属製止め座、
8a…第一部材、8b…第二部材、10…突起、13…
嵌合部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部とその裏面中央部に突設された先尖
    りの金属製突起とを備えたリベットと、頭部とその裏面
    中央部に突設された筒状の嵌合部とを備え、嵌合部に前
    記突起を挿入した状態で加圧することにより突起先端部
    を押しつぶしてカシメ止めする金属製止め座とからなる
    カシメ止め金具であって、前記嵌合部の突起導入口を外
    拡がりに形成してあることを特徴とするカシメ止め金
    具。
  2. 【請求項2】 環状基板の裏面中央部に先端が円錐状を
    なす中空構造の突起を一体形成してなる金属製の第一部
    材と、円形基板の周部を前記環状基板の裏面側に折り曲
    げることにより当該環状基板と一体化された金属製の第
    二部材とによって構成されたリベットと、環状基板の裏
    面中央部に筒状の嵌合体を一体形成してなる金属製の第
    一部材と、円形基板の周部を前記環状基板の裏面側に折
    り曲げることにより当該環状基板と一体化された金属製
    の第二部材とによって構成され、且つ、前記嵌合部に前
    記突起を挿入した状態で加圧することにより突起先端部
    を押しつぶしてカシメ止めするように構成された金属製
    止め座とからなるカシメ止め金具であって、前記嵌合部
    の突起導入口を外拡がりに形成してあることを特徴とす
    るカシメ止め金具。
  3. 【請求項3】 嵌合部の突起導入口部分を口部内方に折
    り返してあることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    カシメ止め金具。
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