JP3069646B2 - 5−フルオロウリジン−高分子複合体 - Google Patents

5−フルオロウリジン−高分子複合体

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JP3069646B2
JP3069646B2 JP3123335A JP12333591A JP3069646B2 JP 3069646 B2 JP3069646 B2 JP 3069646B2 JP 3123335 A JP3123335 A JP 3123335A JP 12333591 A JP12333591 A JP 12333591A JP 3069646 B2 JP3069646 B2 JP 3069646B2
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知雄 小林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、ジビニルエーテル−
無水マレイン酸共重合体と5’−アミノアシル−5−フ
ルオロウリジンから製造される5−フルオロウリジン−
高分子複合体およびそれらを有効成分とする抗腫瘍剤に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、薬物の活性を保持したまま、何ら
かのシステムにより生体内の薬物動態を変えて、薬物の
治療上の有効性をあげることを目的とした試み、いわゆ
るドラッグ・デリバリ−・システムが、がんの治療方法
として注目されている。その一つとして高分子に薬物を
結合させた高分子化製剤がある。高分子は、多様な性状
と機能を有し、生体内物質との間に示される相互作用も
大きく異なっているので、低分子の薬物を高分子に結合
させることにより、薬物自身の生体内挙動や細胞との相
互作用を変化させることができる。これを利用して、癌
組織に対しての集積性を上げたり、毒性の軽減のために
徐放性を有する製剤とする試みがなされいる。ジビニル
エーテル−無水マレイン酸共重合体と抗腫瘍作用を有す
る化合物との複合体としては、ジビニルエーテル−無水
マレイン酸共重合体と5−フルオロウリジンの5’位の
水酸基とを直接エステルで結合させた複合体が知られて
おり、P388マウス白血病細胞に対して、抗腫瘍作用
を有することも知られている(昭62−32200
号)。しかし、エステル結合が生体内で不安定であり、
十分な徐放性が得られず、また、抗腫瘍活性が比較的弱
いなど問題があった。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】本願発明者らは、長年
にわたり、検討を重ねた結果、ジビニルエーテル−無水
マレイン酸共重合体と5−フルオロウリジン誘導体と
を、アミノカルボン酸をスペ−サ−として結合させるこ
とにより、徐放性が高く、種々の腫瘍細胞に対し、強い
制がん活性を示すことを見出し、本発明を完成した。
【0004】
【課題を解決するための手段】一般式
【0005】
【化5】
【0006】(式中、nは10乃至30の整数を示
す。)を有するジビニルエ−テル−無水マレイン酸共重
合体に、一般式
【0007】
【化6】
【0008】(式中、mは1乃至19の整数を示す。)
で表わされる化合物を反応させて、残存する酸無水部分
を加水分解して得られる一般式
【0009】
【化7】
【0010】および
【0011】
【化8】
【0012】(上記式中、mは前述のものと同意義を示
す。)を有する単位構造群から選ばれる単位構造を有
し、−CONH−/−COO−が0.01乃至1.0で
ある5−フルオロウリジン−高分子複合体およびその塩
である。
【0013】本発明の5−フルオロウリジン−高分子複
合体において、好適には、 (1)nが18乃至23の整数である複合体 (2)−CONH−/−COO−の値が、0.1乃至
0.4である複合体 (3)mが2乃至15の整数である複合体 (4)平均分子量が、6000乃至26000である複
合体 (5)式(4)を有する単位構造を含有する複合体 をあげることができるさらに好適には、 (6)mが5乃至15の整数である複合体 (7)平均分子量が、8000乃至20000(特に好
適には10000乃至15000)である複合体をあげ
ることができる。本発明の化合物(I) は、塩にすること
ができ、そのような塩としては、好適にはナトリウム
塩、カリウム塩のようなアルカリ金属塩、カルシウム
塩、マグネシウム塩のようなアルカリ土類金属塩等の金
属塩をあげることができるが、好適にはアルカリ金属塩
である。
【0014】本発明の目的複合体は、不活性溶剤中、前
記式1を有するジビニルエーテル−無水マレイン酸共重
合体を、窒素気流中下、前記式2を有する化合物または
その塩と反応させ(第1段階)、残存する酸無水物部分
を塩基を用いて加水分解すること(第2段階)により得
ることができる。不活性溶剤は原料化合物を溶解し、か
つ、酸無水物部分と反応しないものであれば、特に限定
なく、例えばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド、N−メチルピロリドンのようなアミド類、ジメチ
ルスルフォキシドのようなスルフォキシド類などがあげ
られるが、好適にはN−メチルピロリドンである。
【0015】第1段階の反応を効率よく行うために触媒
として、塩基を用いることができる。その塩基として
は、トリエチルアミン、N−メチルピロリジン、ジメチ
ルアニリン、ピリジン、ジメチルアミノピリジン、DB
U、DBNなどの有機アミンをあげることができるが、
好適にはトリエチルアミンのような第3級アミンであ
る。第2段階の加水分解反応に用いる塩基としては、特
に限定はないが、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウムのようなアルカリ金属水酸化物、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸水素カリウムのようなアルカリ金属炭酸水素
塩、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金
属炭酸塩などがあげられ、好適には、アルカリ金属炭酸
水素塩である。第1段階及び第2段階の反応時間は通
常、30分乃至48時間であり、好適には第1段階の反
応においては、5時間乃至24時間であり、第2段階の
反応においては30分乃至2時間である。第1段階及び
第2段階の反応温度は特に限定はないが、通常、0℃乃
至60℃であり、好適には第1段階の反応においては室
温付近であり、第2段階の反応においては0℃乃至20
℃である。
【0016】本発明の目的複合体は、反応終了後、例え
ば、以下のような方法により、処理することにより得る
ことができる。すなわち、得られた複合体を含む溶液
を、自然透析および電気透析を適宜組み合わせることに
より、有機溶剤、未反応の化合物(1)、無機塩などを
除去し、凍結乾燥することにより得られる。こうして得
られた複合体は、さらに、水、燐酸緩衝液などに、溶解
し、限外濾過や、ゲル濾過などの分子篩クロマトを行な
うことにより、精製することができる。さらに、イオン
交換クロマトにより塩交換することもできる。
【0017】次に、実施例と製剤例を挙げて、本発明を
更に具体的に説明する。なお、各実施例の化合物のUV
スペクトルは水に溶解して測定し、核磁気共鳴スペクト
ルは、化合物をd6-ジメチルスルフォキシドに溶解し
て、270MHzで測定し、赤外吸収スペクトルは、K
Brを用いて測定した。なお、−CONH−/−COO
−の値は、5’−O−(アミノアシル)−5−フルオロ
ウリジンの254nmにおける吸光度を用いて、計算し
た。
【0018】
【実施例】(実施例1) ジビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体(分子量約
5600) 1.60g(6mmole)を、水素化カルシウムを加え
て蒸留した無水 N- メチルピロリドン 30ml に溶解して
おき、5'-O- (3-アミノプロピオニル- β- アラニル)
-5- フルオロウリジン塩酸塩(β-Ala-FUR) 2.22g(6mm
ole)を加え、撹拌下、トリエチルアミン1.66ml(12mmol
e) を滴下した。窒素気流中下、室温にて、5時間撹拌
後、一夜放置した。氷冷下、反応液に水 60ml を加え、
5%炭酸水素ナトリウム水溶液を徐々に添加し、pHを6.
5-7.0 に保ちながら、30分間撹拌した。この溶液を、5
℃にて、24時間透析後、凍結乾燥し、目的化合物 4.7
3gを白色粉末として得た。−CONH−/−COO−:
0.329ジビニルエ−テル−無水マレイン酸共重合体
の単位構造1モル当たりのUV吸収:8700(254
nm)なお、核磁気共鳴スペクトルを図1に、赤外吸収
スペクトルを図2に示した。
【0019】(実施例2) ジビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体(分子量約
5600) 532mg(2mmole)を、水素化カルシウムを加え
て蒸留した無水 N- メチルピロリドン 10ml に溶解して
おき、5'-O- (6-アミノカプロイル)-5- フルオロウリ
ジン塩酸塩(ε-Acp-FUR) 824mg(2mmole)を加え、撹拌
下、トリエチルアミン 0.55ml(4mmole)を滴下した。窒
素気流中下、室温にて、5時間撹拌後、一夜放置した。
氷冷下、反応液に水 20ml を加え、5%炭酸水素ナトリ
ウム水溶液を用いて、pHを6.5-7.0 に保ちながら、30分
間撹拌した。この溶液を、5℃にて、30時間透析した
後、凍結乾燥し、目的の化合物 1.51gを白色粉末として
得た。−CONH−/−COO−:0.325ジビニル
エ−テル−無水マレイン酸共重合体の単位構造1モル当
たりのUV吸収:7600(254nm)なお、核磁気
共鳴スペクトルを図3に、赤外吸収スペクトルを図4に
示した。
【0020】(実施例3) ジビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体(分子量約
5600)1.60g(6mmole) を、水素化カルシウムを加え
て蒸留した無水 N- メチルピロリドン 30ml に溶解して
おき、5'-O- (12- アミノドデカノイル)-5- フルオロ
ウリジン塩酸塩(12-Add-FUR) 3.92g(7.9mmole)を加
え、撹拌下、トリエチルアミン 1.66ml(12mmole)を滴下
した。窒素気流中下、室温にて、5時間撹拌後、一夜放
置した。氷冷下、反応液に水 60ml を加え、5%炭酸水
素ナトリウム水溶液を用いて、pHを6.5-7.0 に保ちなが
ら、30分間撹拌した。この溶液を、5℃にて、24時間
(外液は3l、2度交換)透析後、凍結乾燥し、目的の
化合物 5.26g を白色粉末として得た。
【0021】この粉末 0.96gを、水 130mlにとかし、マ
イクロアシライザ−(旭化成社製G−3)を用いて、氷
冷下、4時間脱塩した。この溶液に、水を加え、約300m
lとした後、一部をとり凍結乾燥し、白色粉末63.8mgを
得た。残りの溶液は、氷冷下、5%炭酸水素ナトリウム
水溶液を用いて、pH 7.2とした後、凍結乾燥し、白色粉
末1.129gを得た。−CONH−/−COO−:0.34
3ジビニルエ−テル−無水マレイン酸共重合体の単位構
造1モル当たりのUV吸収:8000(254nm)な
お、核磁気共鳴スペクトルを図5に、赤外吸収スペクト
ルを図6に示した。
【0022】(実施例4) ジビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体(分子量約
5600) 133mg(0.5mmole)を、水素化カルシウムを加
えて蒸留した無水 N- メチルピロリドン3ml に溶解して
おき、5'-O- (16- アミノヘキサデカノイル)-5- フル
オロウリジン塩酸塩(16-Ahd-FUR)(9) 276mg(0.5mmol
e) を加え、撹拌下、トリエチルアミン 0.14ml(1mmole)
を滴下した。窒素気流中下、室温にて、5時間撹拌
後、一夜放置した。氷冷下、反応液に水 5mlを加え、5
%炭酸水素ナトリウム水溶液を用いて、pHを 6.5〜7.0
に保ちながら、30分間撹拌した。この溶液を、5℃に
て、96時間(外液は3l、2度交換)透析した後、凍
結乾燥し、目的の化合物 360mgを白色粉末として得た。
−CONH−/−COO−:0.322ジビニルエ−テ
ル−無水マレイン酸共重合体の単位構造1モル当たりの
UV吸収:7900(254nm)その核磁気共鳴スペ
クトルを図7に、赤外吸収スペクトルを図8に示した。
【0023】(製剤例1)ハ−ドカプセル剤 標準二分式ハ−ドゼラチンカプセルの各々に、100 mgの
粉末状の実施例1の複合体、150 mgのラクト−ス、50 m
g のセルロ−ス及び6 mgのステアリン酸マグネシウムを
充填して、単位カプセルを製造し、それを洗浄後、乾燥
して、ハードカプセル剤を得た。 (製剤例2)錠剤 100 mgの実施例1の複合体、0.2 mgのコロイド性二酸化
珪素、5 mgのステアリン酸マグネシウム、275 mgの微結
晶性セルロ−ス、11 mg のデンプン及び98.8 mg のラク
ト−スを混合し、打錠して、錠剤を得た。尚、所望によ
り、剤皮を塗布した。 (製剤例3)注射剤 1.5 重量% の実施例1の複合体を、10容量% のプロピレ
ングリコ−ル中で撹拌し、次いで、注射用蒸留水で一定
容量にした後、滅菌して注射剤を得た。 (製剤例4)懸濁剤 5 ml中に、100 mgの微粉化した実施例1の複合体、100
mgのナトリウムカルボキシメチルセルロ−ス、5 mgの安
息香酸ナトリウム、1.0 g のソルビト−ル溶液(日本薬
局方) 及び0.025 mlのバニリンを混合して、均一に懸濁
し、懸濁剤を得た。
【0024】
【発明の効果】実施例1乃至4の複合体は、P388白
血病細胞移植のマウスを用いた抗腫瘍試験において、優
れた延命効果を示した。また、本発明の複合体は、癌組
織に対して集積性を示し、徐放性に優れているため、本
発明により製造される複合体は、腫瘍性疾患を対象とす
る抗腫瘍剤として人を含む温血動物に対して有用であ
る。その投与形態としては、静脈内注射、皮下注射、筋
肉内注射、座剤などによる非経口投与法、あるいは錠
剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤、などによる経口投与法
が挙げられる。その成人に対する投与量は対象疾患、投
与経路および投与回数、期間などによって異なるが、通
常は1日0.01乃至5gを1回または数回に分けて投
与する。また、他の制がん剤、例えば5Fu、Ara
C、ACNU、BCNUなどのニトロソウレア系の薬
剤、シスプラチン、ダウノマイシン、アドリアマイシ
ン、マイトマイシンCまたはエトポシドなどと併用して
もよい。更に、本発明により製造される複合体は任意慣
用の方法で投与用に調製することができる。
【0025】また、本発明の5−フルオロウリジン−高
分子複合体は、医薬に用いられる組成物を製造するため
に使用される。注射用組成物は単位投与量アンプルまた
は多投与量容器中で提供され、懸濁化剤、安定化剤、分
散剤のような添加剤を含んでいてもよく、通常は使用す
る前に適当な溶媒、例えば発熱物質を含まない滅菌水性
媒体で再溶解せしめる粉末であってもよい。このような
製剤は例えば、薬としてバイアルに分注し、水を加えて
凍結乾燥することによって調製される。更に経口用組成
物は投与に適当な量の5−フルオロウリジン−高分子複
合体を含有する錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤、シロ
ップ剤などによって提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の複合体の核磁気共鳴スペクトル
【図2】実施例1の複合体の赤外吸収スペクトル
【図3】実施例2の複合体の核磁気共鳴スペクトル
【図4】実施例2の複合体の赤外吸収スペクトル
【図5】実施例3の複合体の核磁気共鳴スペクトル
【図6】実施例3の複合体の赤外吸収スペクトル
【図7】実施例4の複合体の核磁気共鳴スペクトル
【図8】実施例4の複合体の赤外吸収スペクトル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08F 216/12 C08F 216/12 222/06 222/06 //(C08F 222/06 216:16) (72)発明者 小林 知雄 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共 株式会社内 (72)発明者 平野 隆 茨城県つくば市松代4丁目406棟304号 (72)発明者 大箸 信一 茨城県つくば市吾妻4丁目104棟302号 (72)発明者 田中 芳雄 茨城県つくば市松代5丁目722棟1号 審査官 佐藤 邦彦 (56)参考文献 特開 昭63−22803(JP,A) 特開 平3−2193(JP,A) 特開 昭62−32200(JP,A) 特開 昭64−61494(JP,A) 特開 昭62−32172(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 8/30 A61K 47/48 C08F 8/12 C08F 216/12 C08F 222/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 (式中、nは10乃至30の整数を示す。)を有するジ
    ビニルエ−テル−無水マレイン酸共重合体に、一般式 【化2】 (式中、mは1乃至19の整数を示す。)で表わされる
    化合物を反応させて、残存する酸無水物部分を加水分解
    して得られる一般式 【化3】 および 【化4】 (上記式中、mは前述のものと同意義を示す。)を有す
    る単位構造群から選ばれる単位構造を有し、−CONH
    −/−COO−が0.01乃至1.0である5−フルオ
    ロウリジン−高分子複合体およびその塩
  2. 【請求項2】平均分子量が6000乃至26000であ
    る請求項1の5−フルオロウリジン−高分子複合体およ
    その塩
  3. 【請求項3】−CONH−/−COO−が0.1乃至
    0.4である請求項1の5−フルオロウリジン−高分子
    複合体およびその塩
  4. 【請求項4】nが18乃至23の整数である請求項1の
    5−フルオロウリジン−高分子複合体およびその塩
  5. 【請求項5】mが5乃至15の整数である請求項1の5
    −フルオロウリジン−高分子複合体およびその塩
  6. 【請求項6】請求項1に記載の複合体を有効成分とする
    抗腫瘍剤。
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