JP3069367B2 - 硬化性ポリフェニレンエーテル樹脂組成物並びにこれを用いた複合材料および積層体 - Google Patents

硬化性ポリフェニレンエーテル樹脂組成物並びにこれを用いた複合材料および積層体

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は硬化性ポリフェニレンエ−テル樹脂組成物お
よびこれを硬化して得られる硬化体に関する。
さらに本発明は、該樹脂組成物と基材からなる複合材
料、その硬化体、硬化体と金属箔からなる積層体、およ
び硬化体と金属箔からなる積層体に関する。
本発明の樹脂組成物は、硬化後において優れた誘電特
性、耐薬品性、耐熱性、寸法安定性、難燃性を示し、電
気産業、宇宙・航空機産業等の分野において誘電材料、
絶縁材料、耐熱材料等に用いることができる。特に片
面、両面、多層プリント基板、セミリジッド基板、放熱
性に優れた基板等として用いることができる。
〔従来の技術〕
近年、通信用、民生用、産業用等の電子機器の分野に
おける実装方法の小型化、高密度化への指向は著しいも
のがあり、それに伴って材料の面でもより優れた耐熱
性、寸法安定性、電気特性が要求されつつある。例えば
プリント配線基板としては、従来からフェノ−ル樹脂や
エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂を材料とする銅張積層
板が用いられてきた。これらは各種の性能をバランスよ
く有するものの、電気特性、特に高周波領域での誘電特
性が悪いという欠点を持っている。また、寸法安定性が
悪く、高周波回路の設計時に問題を生じている。
この問題を解決する新しい材料としてポリフェニレン
エ−テルが近年注目を浴び、銅張積層板への応用が試み
られている。
しかし、高周波回路の設計には、特定の誘電率の制
御、高寸法安定性が求められ、これらをすべて満足でき
る材料がなかった。
〔本発明が解決しようとする課題〕
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであ
り、ポリフェニレンエ−テルの優れた誘電特性を損なう
ことなく、誘電率を制御し、かつ優れた寸法安定性を兼
ね備え、かつ硬化後において優れた耐薬品性と耐熱性を
示す硬化性ポリフェニレンエ−テル樹脂組成物を提供し
ようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは上述のような課題を解決するために鋭意
検討を重ねた結果、本発明の目的に沿った樹脂組成物を
見い出し本発明を完成するに至った。本発明は次に述べ
る7つの発明より構成される。
すなわち本発明の第1は、 (a)不飽和基を含むポリフェニレンエ−テル樹脂、
(b)トリアリルイソシアヌレ−ト、および(c)無機
充填材からなる硬化性ポリフェニレンエ−テル樹脂組成
物であって、(a)成分と(b)成分の和100重量部を
基準として(a)成分が98〜40重量部、(b)成分が2
〜60重量部であり、かつ(a)〜(c)成分の和100重
量部を基準として、(a)+(b)成分が99〜10重量
部、(c)成分が1〜90重量部であることを特徴とする
硬化性ポリフェニレンエ−テル樹脂組成物及びフィルム
を提供する。
本発明の第2は、上記第1発明の硬化性ポリフェニレ
ンエ−テル樹脂組成物を硬化して得られた硬化ポリフェ
ニレンエ−テル樹脂組成物及びフィルムを提供する。
本発明の第3は、上記第1発明の硬化性ポリフェニレ
ンエ−テル樹脂組成物を基材に含浸させた硬化性複合材
料を提供する。
本発明の第4は、上記第3発明の硬化性複合材料を硬
化して得られた硬化複合材料を提供する。
本発明の第5は、上記第4発明の硬化複合材料と金属
箔からなる積層体を提供する。
本発明の第6は、金属ベ−ス上に上記第4発明の硬化
複合材料からなる絶縁層を積層した積層板を提供する。
最後に本発明の第7は、金属ベ−ス上の少なくとも片
面に上記第4発明の硬化複合材料からなる。
以上の7つの発明について以下に詳しく説明する。
まず本発明の第1および第2である硬化性ポリフェニ
レンエ−テル樹脂組成物とその硬化体について説明す
る。
硬化性ポリフェニレンエ−テル樹脂組成物の(a)成
分として用いられる不飽和基を含むポリフェニレンエ−
テル樹脂とは、ポリフェニレンエ−テル鎖に対して側鎖
として炭素−炭素二重結合および/または炭素−炭素三
重結合を含む官能基を導入したものを指す。その好適な
例としては、例えば次の一般式(I)で表わされるポリ
フェニレンエ−テル樹脂と一般式(III)のアルケニル
ハライドおよび/または一般式(IV)のアルキニルハラ
イドの反応生成物からなる樹脂であって、 QJ−H〕 (I) 〔式中、mは1〜6の整数であり、Jは次式(II)で表
わされる単位から実質的に構成されるポリフェニレンエ
−テル鎖であり、 Qはmが1のとき水素原子を表わし、mが2以上のとき
は一分子中に2〜6個のフェノ−ル性水酸基を持ち、フ
ェノ−ル性水酸基のオルト位およびパラ位に重合不活性
な置換基を有する多官能性フェノ−ル化合物の残基を表
わす。〕 (式中、,kは各々独立に1〜4の整数であり、X,Yは
各々独立に塩素、臭素またはヨウ素であり、R1〜R4は各
々独立に水素、メチル基またはエチル基である。〕 Xおよび/またはY、下記アルケニル基および/また
はアルキニル基がそれぞれ共有的にポリフェニレンエ−
テル樹脂に結合している樹脂を挙げることができる。
〔式中の,k,R1〜R4は前記の通り〕 次に、一般式(I)のポリフェニレンエ−テル樹脂に
ついて説明すると、Qの代表的な例としては、次の4種
の一般式で表わされる化合物群が挙げられる。
〔式中、A1,A2は同一または異なる炭素数1〜4の直鎖
状アルキル基を表わし、Xは脂肪族炭化水素残基および
それらの置換誘導体、アラルキル基およびそれらの置換
誘導体、酸素、硫黄、スルホニル基、カルボニル基を表
わし、Yは脂肪族炭化水素残基およびそれらの置換誘導
体、芳香族炭化水素残基およびそれらの置換誘導体、ア
ラルキル基およびそれらの置換誘導体を表わし、Zは酸
素、硫黄、スルホニル基、カルボニル基を表わしA2と直
接結合した2つのフェニル基、A2とX,A2とY,A2とZの結
合位置はすべてフェノ−ル性水酸基のオルト位およびパ
ラ位を示し、rは0〜4、sは2〜6の整数を表わ
す。〕 具体例として、 等がある。
一般式(I)中のJで表わされるポリフェニレンエ−
テル鎖中には、該ポリフェニレンエ−テル樹脂の耐熱
性、熱安定性を低下させない限りにおいて以下に述べる
単位または末端基のうち一種または二種以上が含まれて
いてもよい。
i)次の一般式で表わされる単位であって(II)以外の
もの、 〔式中、R5〜R8は各々独立に水素、アルキル基、置換ア
ルキル基、アリ−ル基、置換アリ−ル基を表わす。〕 ii) 次の一般式で表わされる単位、 〔式中、R9〜R15は各々独立に水素、アルキル基、置換
アルキル基、アリ−ル基、置換アリ−ル基を表わし、R
14,R15が同時に水素であることはない。〕 iii) 次の一般式で表わされる末端基、 〔式中、R16〜R20は各々独立に水素、アルキル基、置換
アルキル基、アリ−ル基、置換アリ−ル基を表わし、R
21〜R23は各々独立に水素、アルキル基、置換アルキル
基、アルケニル基、置換アルケニル基、アリ−ル基、置
換アリ−ル基を表わし、Arはアリ−ル基、置換アリ−ル
基を表わす。〕 iv)上記式(II)および一般式(V)〜(VII)の単位
または末端基に対し、スチレン、メタクリル酸メチルな
どの不飽和結合を持つ重合性モノマ−をグラフト重合さ
せて得られる単位または末端基。
一般式(V)の単位の例としては、 等が挙げられる。
一般式(VI)の単位の例としては、 等が挙げられる。
一般式(VII)の末端基の例としては、 等が挙げられる。
次に一般式(III)のアルケニルハライドの具体的な
例を挙げると、アリルクロライド、アリルブロマイド、
アリルアイオダイド、4−ブロモ−1−ブテン、トラン
ス−および/またはシス−1−ブロモ−2−ブテン、ト
ランス−および/またはシス−1−クロロ−2−ブテ
ン、1−クロロ−2−メチル−2−プロペン、5−ブロ
モ−1−ペンテン、4−ブロモ−2−メチル−2−ブテ
ン、6−ブロモ−1−ヘキセン、5−ブロモ−2−メチ
ル−2−ペンテン等がある。
一般式(IV)のアルキニルハライドの具体的な例を挙
げるとプロパルギルクロライド、プロパルギルブロマイ
ド、プロパルギルアイオダイド、4−ブロモ−1−ブチ
ン、4−ブロモ−2−ブチン、5−ブロモ−1−ペンチ
ン、5−ブロモ−2−ペンチン、1−ヨ−ド−2−ペン
チン、1−ヨ−ド−3−ヘキシン、6−ブロモ−1−ヘ
キシン等がある。
これらのアルケニルハライドおよびアルキニルハライ
ドは、一種のみあるいは二重以上をあわせて用いること
ができる。
本発明の(a)成分に用いられる不飽和基が導入され
たポリフェニレンエ−テル樹脂は、例えば特開昭64−69
628号、同64−69629号、特開平1−113425号、同1−11
3426号、特願平1−52041号、同1−53703号に開示され
た方法に従い、一般式(I)のポリフェニレンエ−テル
樹脂を有機金属でメタル化し、続いてアルケニルハライ
ド(III)および/またはアルキニルハライド(IV)で
置換反応することにより製造することができる。
本方法に従って製造されるポリフェニレンエ−テル樹
脂は、少なくとも次の二種ないし三種の構造式で表わさ
れる単位より構成される。
〔式中、Rは前記アルケニル基(III′)および/また
はアルキニル基(IV′)を表わす。〕 さらには上記の他、次の単位を含むこともある。
〔式中、Zはハロゲンを表わす。〕 上記一般式(VIII)に由来するハロゲンの含量は、該
ポリフェニレンエ−テル樹脂を基準として0以上30重量
%以下の範囲であり、より好ましくは0以上20重量%以
下の範囲である。本発明に用いられる不飽和基が導入さ
れたポリフェニレンエ−テル樹脂中には、必ずしもハロ
ゲンが含まれる必要はない。しかしながらハロゲンが特
に塩素、臭素である場合には、本発明の硬化性ポリフェ
ニレンエ−テル・エポキシ樹脂組成物に難燃性を付与で
きるという効果がある。難燃性を付与する場合好ましい
ハロゲンの含量は1重量%以上である。しかし30重量%
を越えるとポリフェニレンエ−テル樹脂自体の熱安定性
が低下するので好ましくない。
上記の方法で得られる不飽和基が導入されたポリフェ
ニレンエ−テル樹脂の好ましい例としては、以下に述べ
る樹脂とアリルブロマイド、アリルクロライド、プロパ
ルギルブロマイド、プロパルギルクロライドの反応生成
物からなる樹脂を挙げることができる。
2,6−ジメチルフェノ−ルの単独重合で得られるポリ
(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエ−テル)、ポリ
(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエ−テル)のポリス
チレングラフト共重合体、2,6−ジメチルフェノ−ルと
2,3,6−トリメチルフェノ−ルの共重合体、2,6−ジメチ
ルフェノ−ルと2,6−ジメチル−3−フェニルフェノ−
ルの共重合体、2,6−ジメチルフェノ−ルを多官能性フ
ェノ−ル化合物QH)(mは1〜6の整数)の存在
下で重合して得られた多官能性ポリフェニレンエ−テル
樹脂、例えば特開昭63−301222号、特開平1−29748号
に開示されているような一般式(V)および(VI)の単
位を含む共重合体、例えば特願平1−135763号に開示さ
れているような一般式(V)の単位および一般式(VI
I)の末端基を含む樹脂等。
本発明の硬化性ポリフェニレンエ−テル樹脂組成物に
用いられる不飽和基を含むポリフェニレンエ−テル樹脂
の他の例としては、次のような繰り返し単位を含む樹脂
を挙げることができる。
〔式中、R24,R25は各々独立に水素、アルキル基、フェ
ニル基を表わす。〕 具体的な例としては、米国特許第3422062号に開示さ
れているような2−アリル−6−メチルフェノ−ルと、
2,6−ジメチルフェノ−ルの共重合体、米国特許第32813
93号に開示されているような2,6−ジアリル−4−ブロ
モフェノ−ルと2,6−ジメチル−4−ブロモフェノ−ル
の共重合体、特公昭63−47733号に開示されているよう
な2,6−ジプレニルフェノ−ルと2,6−ジメチルフェノ−
ルの共重合体、同じく2,6−ビス(2−ブテニル)フェ
ノ−ルと2,6−ジメチルフェノ−ルの共重合体、同じく
2,6−ジシンナミルフェノ−ルと2,6−ジメチルフェノ−
ルの共重合体、特開昭58−27719号に開示されているよ
うな2−プレニル−6−メチルフェノ−ルの単独重合
体、同じく2−プレニル−6−メチルフェノ−ルと2,6
−ジメチルフェノ−ルの共重合体、同じく2−(2−ブ
テニル)−6−メチルフェノ−ルの単独重合体、同じく
2−(2−ブテニル)−6−メチルフェノ−ルと2,6−
ジメチルフェノ−ルの共重合体、2−シンナミル−6−
メチルフェノ−ルの単独重合体、同じく2−シンナミル
−6−メチルフェノ−ルと2,6−ジメチルフェノ−ルの
共重合体等が挙げられる。
また米国特許第4634742号に開示されたポリ(2,6−ジ
メチル−1,4−フェニレンエ−テル)の2,6位のメチル基
をビニル基に変換して得られる樹脂、同じくポリ(2,6
−ジメチル−1,4−フェニレンエ−テル)のフェニル基
の3,5位にビニル基を導入して得られる樹脂も本発明に
用いられる不飽和基を含むポリフェニレンエ−テル樹脂
の好ましい例の一つである。
本発明において用いられる不飽和基を含むポリフェニ
レンエ−テル樹脂の不飽和基の含量の範囲は、次式の定
義に従った場合0.1モル%以上100モル%以下、より好ま
しくは0.5モル%以上50モル%以下が好適である。
不飽和基の含量が0.1モル%を下まわると硬化後の耐
薬品性の改善が不十分となるので好ましくない。逆に10
0モル%を越えると硬化後において非常に脆くなるので
好ましくない。
また本発明において用いられる不飽和基が導入された
ポリフェニレンエ−テル樹脂の分子量については、30
℃,0.5g/dlのクロロホルム溶液で測定した粘度数ηsp/C
が0.1〜1.0の範囲にあるものが良好に使用できる。
本発明の硬化性ポリフェニレンエ−テル樹脂組成物の
(b)成分として用いられるトリアリルイソシアヌレ−
トおよび/またはトリアリルシアヌレ−トとは、それぞ
れ次の構造式で表される3官能性モノマ−である。
本発明を実施する上においては、トリアリルイソシア
ヌレ−トおよびトリアリルシアヌレ−トはそれぞれ単独
で用いられるだけでなく、両者を任意の割合で混合して
使用することが可能である。
本発明において、トリアリルイソシアヌレ−トおよび
トリアリルシアヌレ−トは、可塑剤ならびに架橋剤とし
てその効果を発揮する。すなわち、プレス時の樹脂流れ
の向上と架橋密度の向上をもたらす。
本発明の硬化性ポリフェニレンエ−テル樹脂組成物の
(c)成分として用いられる無機充填材とはガラスバル
−ン、シリカバル−ン、シリカ、アルミナ、二酸化チタ
ン、酸化アルミニウム、タルク、マイカ、ガラスビ−
ズ、チタン酸バリウムなどが挙げられ、それぞれ単独
で、または二種以上併せて用いることができるが、これ
らに限定されない。
バル−ン状の無機充填材は、中空状であるため誘電率
を低く抑え、誘電損失も低くするとともに、寸法安定
性、耐熱性を向上させる効果がある。サイズは100μm
以下が好ましい。
シリカ、アルミナ、二酸化チタンなどの誘電率の高い
無機充填材を用いることにより、これを含む硬化性ポリ
フェニレンエ−テル樹脂組成物からなる成形物の誘電率
を広範囲に亘って任意に制御することができる。
以上説明した(a)〜(c)の3つの成分のうち
(a)成分と(b)成分の配合割合は、両者の和100重
量部を基準として(a)成分が98〜40重量部、(b)成
分が2〜60重量部であり、より好ましくは(a)成分が
95〜50重量部、(b)成分が5〜50重量部の範囲であ
る。
(b)成分が2重量部以下では耐薬品性の改善が不十
分であり好ましくない。逆に60重量部を越えると誘電特
性、難燃性、吸湿特性が低下し、また硬化後において非
常に脆い材料となるので好ましくない。
また(c)成分の配合割合は、(a)〜(b)成分の
和100重量部を基準として(a)+(b)成分が99〜10
重量部、(c)成分が1〜90重量部であり、より好まし
くは(a)+(b)成分が95〜20重量部、(c)成分が
5〜80重量部、さらに好ましくは(a)+(b)成分が
90〜30重量部、(c)成分が10〜70重量部の範囲であ
る。
(c)成分が90重量部を越えると耐薬品性が不十分で
あったり、後述するように金属箔等と接着させた場合、
接着強度が得られず好ましくない。
本発明において、(a)成分として不飽和基と同時に
臭素または塩素を含むポリフェニレンエ−テル樹脂を用
いると、難燃性の樹脂組成物を得ることができる。難燃
性を付与するための好ましいハロゲン含量は、(a)〜
(c)成分の和を基準として5重量%以上、より好まし
くは10重量%以上である。
上記の(a)〜(c)の3つの成分を混合する方法と
しては、三者を溶媒中に均一に溶解または分散させる溶
液混合法、あるいは押し出し機等により加熱して行う溶
融ブレンド法等が利用できる。
溶液混合に用いられる溶媒としては、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、トリクロロエチレンなどのハロゲン
系溶媒;ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族系
溶媒;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトンなどのケトン系溶媒などが単独で、あるいは二
種以上を組み合わせて用いられる。
本発明の樹脂組成物は、特に限定するものではない
が、フィルム状として良好に使用することができる。そ
の製造方法としては、例えば通常の溶媒成膜法(キャス
ティング法)等が利用でき、任意の厚みのものが製造で
きる。フィルムの製造に適した組成は、特に限定するも
のではないが、(a)成分と(b)成分の和100重量部
を基準として(a)成分が98〜50重量部、(b)成分が
2〜50重量部の範囲であり、かつ(a)〜(c)成分の
和100重量部を基準として(a)+(b)成分が90〜30
重量部、(c)成分が10〜70重量部の範囲である。
(b)成分が上記の範囲未満では前述の通り耐薬品性や
金属箔との接着性が不十分であり好ましくない。逆に上
記の範囲を越えるとフィルムが脆くなったり、べたつき
が生じて取り扱い性に劣るため好ましくない。
本発明の樹脂組成物は、後述するように加熱等の手段
により架橋反応を起こして硬化するが、その際の温度を
低くしたり架橋反応を促進する目的でラジカル開始剤や
硬化剤を含有させて使用してもよい。
ラジカル開始剤としては、通常の過酸化物が使用でき
る。
本発明の樹脂組成物は、上記のラジカル開始剤、硬化
剤の他にその用途に応じて所望の性能を付与する目的で
本来の性質を損わない範囲の量の添加剤を配合して用い
ることができる。添加剤としては、酸化防止剤、熱安定
剤、帯電防止剤、可塑剤、顔料、染料、着色剤など挙げ
られる。また難燃性の一層の向上を図る目的で、塩素
系、臭素系、リン系の難燃材や、Sb2O3,Sb2O5,NaSbO3,1
/4H2O等の難燃助剤を併用することもできる。さらに
は、例えばアリルグリシジルエ−テル、グリシジルメタ
クリレ−ト、グリシジルアクリレ−トなどの架橋性のモ
ノマ−、ポリフェニレンエ−テルをはじめとする熱可塑
性樹脂、あるいは他の熱硬化性樹脂を一種または二種以
上配合することも可能である。
本発明の第2の硬化ポリフェニレンエ−テル・エポキ
シ樹脂組成物は、以上に述べた硬化性ポリフェニレンエ
−テル樹脂組成物を硬化することにより得られるもので
ある。硬化の方法は任意であり、熱、光、電子線等によ
る方法も採用することができる。
加熱により硬化を行う場合その温度は、ラジカル開始
剤、硬化剤の有無やその種類によっても異なるが、80〜
300℃、より好ましくは150〜250℃の範囲で選ばれる。
また時間は1分〜10時間程度、より好ましくは1分〜5
時間である。
得られた硬化ポリフェニレンエ−テル樹脂組成物は、
赤外吸収スペクトル法、高分解能固体核磁気共鳴スペク
トル法、熱分解ガスクロマトグラフィ−等の方法を用い
て樹脂組成を解析することができる。
本発明の硬化ポリフェニレンエ−テル樹脂組成物は、
特に限定するものではないが、フィルム状として良好に
使用することができる。
またこの硬化ポリフェニレンエ−テル樹脂組成物は、
第4発明として後述する硬化複合材料と同様、金属箔お
よび/または金属板と張り合せて用いることができる。
次に本発明の第3および第4である硬化性複合材料と
その硬化体について説明する。
本発明の硬化性複合材料は、本発明の第1として上で
説明した硬化性ポリフェニレンエ−テル樹脂組成物と基
材より構成される。本発明に用いられる基材としては、
ロ−ビングクロス、クロス、チョップドマット、サ−フ
ェシングマットなどの各種ガラス布またはガラス不織
布;セラミック繊維布、アスベスト布、金属繊維布およ
びその他合成もしくは天然の無機繊維布;ポリビニルア
ルコ−ル繊維、ポリエステル繊維、アクリル繊維、全芳
香族ポリアミド繊維などの合成繊維から得られる織布ま
たは不織布;綿布、麻布、フェルトなどの天然繊維布;
カ−ボン繊維布;クラフト紙、コットン紙、紙−ガラス
混織紙などの天然セルロ−ス系布などが、それぞれ単独
で、あるいは二種以上併せて用いられる。
本発明の硬化性複合材料における基材の占める割合
は、硬化性複合材料100重量部を基準として5〜90重量
部、より好ましくは10〜80重量部、さらに好ましくは20
〜70重量部の範囲である。基材が5重量部より少なくな
ると複合材料の硬化後の寸法安定性や強度が不十分であ
り、また基材が90重量%より多くなると複合材料の誘電
特性や難燃性が劣り好ましくない。
本発明の複合材料には、必要に応じて樹脂と基材の界
面における接着性を改善する目的でカップリング剤を用
いることができる。カップリング剤としては、シランカ
ップリング剤、チタネ−ト系カップリング剤、アルミニ
ウム系カップリング剤、ジルコアルミネ−トカップリン
グ剤等一般のものが使用できる。
本発明の複合材料を製造する方法としては、例えば本
発明第1の項で説明した(a)〜(c)成分と、必要に
応じて他の成分を前述のハロゲン系、芳香族系、ケトン
系等の溶媒もしくはその混合溶媒中に均一に溶解または
分散させ、基材に含浸させた後乾燥する方法が挙げられ
る。
含浸は浸漬(ディッピング)、塗布等によって行われ
る。含浸は必要に応じて複数回繰り返すことも可能であ
り、またこの際組成や濃度の異なる複数の溶液を用いて
含浸を繰り返し、最終的に希望とする樹脂組成および樹
脂量に調整することも可能である。
本発明第4の硬化複合材料は、このようにして得た硬
化性複合材料を加熱等の方法により硬化することによっ
て得られるものである。その製造方法は特に限定される
ものではなく、例えば該硬化性複合材料を複数枚重ね合
わせ、加熱加圧下に各層間を接着せしめると同時に熱硬
化を行い、所望の厚みの硬化複合材料を得ることができ
る。また一度接着硬化させた硬化複合材料と硬化性複合
材料を組み合わせて新たな層構成の硬化複合材料を得る
ことも可能である。
積層成形と硬化は、通常熱プレス等を用い同時に行わ
れるが、両者をそれぞれ単独で行ってもよい。すなわ
ち、あらかじめ積層成形して得た未硬化あるいは半硬化
の複合材料を、熱処理または別の方法で処理することに
よって硬化させることができる。
成形および硬化は、温度80〜300℃、圧力0.1〜1000kg
/cm2、時間1分〜10時間の範囲、より好ましくは、温度
150〜250℃、圧力1〜500kg/cm2、時間1分〜5時間の
範囲で行うことができる。
最後に本発明の第5,第6,および第7である積層体、積
層板、金属張り積層板について説明する。
本発明の積層体とは、本発明の第4として上で説明し
た硬化複合材料と金属箔より構成されるものである。ま
た積層板とは、同じく硬化複合材料と金属板より構成さ
れるものであり、金属張り積層板とは、硬化複合材料、
金属箔、および金属板より構成されるものである。
ここで用いられる金属箔としては、例えば銅箔、アル
ミニウム箔等が挙げられる。その厚みは特に限定されな
いが、5〜200μm、より好ましくは5〜100μmの範囲
である。
また金属板としては、例えば鉄板、アルミニウム板、
ケイ素鋼板、ステンレス板等が挙げられる。その厚みは
特に限定されないが、0.2mm〜10mm、より好ましくは0.2
mm〜5mmの範囲である。金属板は使用に先立ち、その接
着性を改善するため研磨紙や研磨布によるサンディン
グ、湿式ブラスト、乾式ブラスト等の機械的研磨を行
い、さらに脱脂、エッチング、アルマイト処理、化成皮
膜処理等を施して用いることができる。アルミニウム板
では、研磨後炭酸ナトリウムで脱脂し、水酸化ナトリウ
ムでエッチングするのが好ましいが、特にこの方法に限
定されない。
本発明の積層体、積層板、および金属張り積層板を製
造する方法としては、例えば本発明第3として上で説明
した硬化性複合材料と、金属箔および/または金属板を
目的に応じた層構成で積層し、加熱加圧下に各層間を接
着せしめると同時に熱硬化させる方法を挙げることがで
きる。
例えば積層体においては、硬化性複合材料と金属箔が
任意の層構成で積層される。金属箔は表層としても中間
層としても用いることができる。
積層板においては、金属板をベ−スとしその片面また
は両面に硬化性複合材料が積層される。
金属張り積層板においては、金属板をベ−スとしその
片面または両面に硬化性複合材料を介して金属箔が積層
される。この際金属箔は最表層として用いられるが、最
表層以外に中間層として用いてもよい。
上記の他、積層と硬化を複数回繰り返して多層化する
ことも可能である。
金属箔および金属板の接着には接着剤を用いることも
できる。接着剤としては、エポキシ系、アクリル系、フ
ェノ−ル系、シアノアクリレ−ト系等が挙げられるが、
特にこれらに限定されない。
上記の積層成形と硬化は、本発明第4と同様の条件で
行うことができる。
〔実 施 例〕
以下、本発明を一層明確にするために実施例を挙げて
説明するが、本発明の範囲をこれらの実施例に限定する
ものではない。
(実施例1) 平均置換率14%、ηsp/C=0.62(30℃,0.5g/dl,クロ
ロホルム溶液)のアリル基置換ポリフェニレンエ−テル
を特開昭64−69629号に開示された公知の方法にしたが
ってηsp/C=0.56のポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニ
レンエ−テル)より合成した。
このアリル基置換ポリフェニレンエ−テルとトリアリ
ルイソシアヌレ−ト、シリカバル−ン、開始剤、難燃剤
および難燃助剤を表1に示した組成でクロロホルムに溶
解または分散させ、テフロン板上に流して成膜した。得
られたフィルムは厚さが約100μmであった。成膜性は
良好であった。
このフィルムをエア−オ−ブン中で乾燥させた後、真
空プレス中で200℃×60分の条件で成形、硬化させ、厚
さ約1mmの硬化物を得た。
この硬化物はトリクロロエチレン中で5分間煮沸して
も外観に変化は認められなかった。物性を表1に示す。
(比較例1) 実施例1に示した組成のうちシリカバル−ンを用いな
かった以外は同じ条件でフィルムを作成した。
(実施例2〜4) 実施例1と同じアリル基置換ポリフェニレンエ−テル
とトリアリルイソシアヌレ−ト、シリカバル−ン、開始
剤、難燃剤および難燃助剤を表1に示した組成でトリク
ロロエチレン中に溶解または分散させた。この溶液にガ
ラスクロスを浸漬して含浸を行い、エア−オ−ブン中で
乾燥させた。
この硬化性複合材料を成形後の厚みが約0.8mmとなる
ように複数枚重ね合わせて、その両面に厚さ35μmの銅
箔を重ね、プレス成形機により200℃×60分×40kg/cm2
で成形、硬化させて積層体を得た。
このようにして得られた積層体の諸物性を以下の方法
で測定し、表1に示した通りの良好な結果を得た。
1.耐トリクロロエチレン性 銅箔を除去した積層体を25mm角に切り出し、トリクロ
ロエチレン中で5分間煮沸し、外観の変化を目視により
観察した。
2.誘電率、誘電正接 1MHzで測定を行った。
3.ハンダ耐熱性 銅箔を除去した積層体を25mm角に切り出し、260℃の
ハンダ浴中に120秒間浮かべ、外観の変化を目視により
観察した。
4.銅箔引き剥し強さ 積層体から幅20mm、長さ100mmの試験片を切り出し、
銅箔面に幅10mmの平行な切り込みを入れた後、面に対し
て垂直なる方向に50mm/分の速さで連続的に銅箔を引き
剥し、その時の応力を引張り試験機にて測定し、その応
力の最低値を示した。
5.難燃性 銅箔を除去した積層体から長さ127mm、幅12.7mmの試
験片を切り出し、UL−94の試験法に準じて行った。
(実施例5〜6) シリカバル−ンをアルミナに替えて、表1に示す組成
で行った以外は実施例2〜4とおなじ条件で積層体を得
た。
(実施例7) シリカバル−ンを二酸化チタンに替えて、表1に示す
組成で行った以外は実施例2〜4とおなじ条件で積層体
を得た。
(実施例8) 研磨、脱脂、エッチング処理を施した厚さ1.0mmのア
ルミニウム板上に表1に示す組成で実施例7で得られた
複合材料を2枚積層し、200℃,30分,40kg/cm2の条件で
プレス成形して積層板を作製した。
この積層板の熱抵抗は25℃/Wであり、アルミニウム板
を使用しない場合(61℃/W)に比べて熱放散性に優れた
ものであった。
熱抵抗は35mm×50mmのサンプル上に回路を形成し、10
0Ωのチップ抵抗をハンダ付けし、電圧印加後の温度上
昇を測定することにより行った。
(比較例2〜3) 無機充填材を用いないで表1に示す組成で行った以外
は実施例2〜4とおなじ条件で積層体を得た。
〔発明の効果〕 本発明の硬化性ポリフェニレンエ−テル樹脂組成物は
誘電特性に優れ、かつ広範囲に亘って誘電率を制御する
ことができる。また耐熱性、寸法安定性にも優れてお
り、電気産業、電子産業、宇宙・航空機産業等の分野に
おいて誘電材料、絶縁材料、耐熱材料として有用であ
る。とくに片面、両面、多層プリント基板、セミリジッ
ド基板、金属ベ−ス基板、多層プリント基板用プリプレ
グとして好適に用いられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08L 71/12 C08L 71/12 (56)参考文献 特開 昭59−12930(JP,A) 特開 昭64−69628(JP,A) 特開 昭56−120729(JP,A) 特開 昭62−121758(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 71/00 - 71/14 C08G 65/00 - 65/48 B32B 15/08 C08J 5/24 C08F 290/02,290/14

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)不飽和基を含むポリフェニレンエ−
    テル樹脂、(b)トリアリルイソシアヌレ−ト、および
    (c)無機充填材からなる硬化性ポリフェニレンエ−テ
    ル樹脂組成物であって、(a)成分と(b)成分の和10
    0重量部を基準として(a)成分が98〜40重量部、
    (b)成分が2〜60重量部であり、かつ(a)〜(c)
    成分の和100重量部を基準として、(a)+(b)成分
    が99〜10重量部、(c)成分が1〜90重量部であること
    を特徴とする硬化性ポリフェニレンエ−テル樹脂組成
    物。
  2. 【請求項2】請求項1記載の硬化性ポリフェニレンエ−
    テル樹脂組成物からなるフィルム。
  3. 【請求項3】請求項1記載の硬化性ポリフェニレンエ−
    テル樹脂組成物を硬化して得られた硬化ポリフェニレン
    エ−テル樹脂組成物。
  4. 【請求項4】請求項3記載の硬化ポリフェニレンエ−テ
    ル樹脂組成物からなるフィルム。
  5. 【請求項5】(a)不飽和基を含むポリフェニレンエ−
    テル樹脂、(b)トリアリルイソシアヌレ−ト、(c)
    無機充填材および(d)基材からなる硬化性複合材料で
    あって、(a)成分と(b)成分の和100重量部を基準
    として(a)成分が98〜40重量部、(b)成分が2〜60
    重量部であり、かつ(a)〜(c)成分の和100重量部
    を基準として、(a)+(b)成分が99〜10重量部、
    (c)成分が1〜90重量部であり、かつ(a)〜(d)
    成分の和100重量部を基準として(a)〜(c)成分の
    和が95〜10重量部である樹脂組成物を、(d)成分の基
    材5〜90重量部に含浸させたことを特徴とする硬化性複
    合材料。
  6. 【請求項6】請求項5記載の硬化性複合材料を硬化して
    得られた硬化複合材料。
  7. 【請求項7】請求項6記載の硬化複合材料と金属箔から
    なる積層体。
  8. 【請求項8】金属ベ−ス上に請求項6記載の硬化複合材
    料からなる絶縁層を積層した積層板。
  9. 【請求項9】金属ベ−ス上の少なくとも片面に請求項6
    記載の硬化複合材料からなる絶縁層が積層されており、
    かつ該絶縁層の少なくとも最表層に金属箔が積層されて
    いることを特徴とする金属張積層板。
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