JPH0476019A - 硬化性ポリフェニレンエーテル・エポキシ樹脂組成物 - Google Patents

硬化性ポリフェニレンエーテル・エポキシ樹脂組成物

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JPH0476019A
JPH0476019A JP18786690A JP18786690A JPH0476019A JP H0476019 A JPH0476019 A JP H0476019A JP 18786690 A JP18786690 A JP 18786690A JP 18786690 A JP18786690 A JP 18786690A JP H0476019 A JPH0476019 A JP H0476019A
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polyphenylene ether
epoxy resin
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resin composition
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JP18786690A
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Teruo Katayose
照雄 片寄
Hiroharu Oda
弘治 小田
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/0353Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement

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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、硬化性ポリフェニレンエーテル・エポキシ樹
脂組成物およびこれを硬化して得られる硬化体に関する
さらに本発明は、該樹脂組成物と基材からなる複合材料
、その硬化体、硬化体と金属箔からなる積層体、および
硬化体と金属板からなる積層板に関する。
本発明の樹脂組成物は、硬化後において優れた耐薬品性
、誘電特性、耐熱性、難燃性を示し、電気産業、電子産
業、宇宙・航空機産業等の分野において誘電材料、絶縁
材料、耐熱材料等に用いることができる。特に片面、両
面、多層プリント基板、セミリジット基板、放熱特性に
優れた基板等として用いることができる。
〔従来の技術〕
近年、通信用、民生用、産業用等の電子機器の分野にお
ける実装方法の小型化、高密度化への指向は著しいもの
があり、それに伴って材料の面でもより優れた耐熱性、
寸法安定性、電気特性が要求されつつある。例えばプリ
ント配線基板としては、従来からフェノール樹脂やエポ
キシ樹脂などの熱硬化性樹脂を材料とする銅張り積層板
が用いられてきた。これらは各種の性能をバランスよく
有するものの、電気特性、特に高周波領域での誘電特性
が悪いという欠点を持っている。この問題を解決する新
しい材料としてポリフェニレンエテルが近年注口をあび
銅張り積層板への応用が試みられている。
特公昭64−3223号公報には、ポリフェニレンエー
テルと各種のエポキシ樹脂との組み合わせが開示されて
いる。このエポキシ樹脂と゛しては、ビスフェノールA
や3.3”、5,5°−テトラブロモビスフェノールA
のポリグリシジルエーテル、エポキシフェノールノボラ
ック樹脂等一般のものが使用されており、アミン類をは
じめとする様々な公知の硬化剤を用いることによって硬
化が行われている。しかしこの硬化物は耐薬品性にひど
く劣っており、プリント基板材料に要求される耐トリク
ロロエチレン性をまったく示さない。
耐薬品性を改善し、さらに難燃性を付与した材料として
、特開平2−55721号および同55722号公報に
は、(b)ビスフェノールポリグリシジルエーテル、エ
ポキシノボラック、臭素化ビスフェノールの反応生成物
からなる樹脂組成物、(b1)ポリフェニレンエーテル
、 (iff)ノボラック樹脂゛、(bv)イミダゾー
ルおよび、ポリアミン類、 (V)亜鉛塩、(vj) 
S b 205からなる樹脂組、酸物が開示されている
。しかしながら、この硬化体においても耐トリクロロエ
チレン性の改善はなお不十分であり、トリクロロエチレ
ン煮沸後においてはざらつき等外観の著しい変化が認め
られる。また特開平2−55721号公報中の実施例6
に示されるように、ポリフェニレンエーテルを全樹脂組
成中の約1/2も用いているにもかかわらず、誘電率は
4.19と十分な改良は行われていない。これは市販の
ガラス/エポキシ樹脂銅張り積層板の誘電率4.5(樹
脂量的40%)とほぼ同一のレベルである。
一方、ヨーロッパ特許公報第315829弓・には、ポ
リフェニレンエーテル、ビスフェノールA型エポキシ樹
脂、およびアミン硬化剤からなる樹脂組成物が開示され
ている。しかしながらこの硬化物の耐薬品性については
、同明細書中には何ら説明がなされておらず、最近増々
要求特性が厳しくなっているため前記特公昭84−32
23号と同様より一層の耐薬品性の改善が待たれている
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は以−1−のような事情に鑑みてなされたもので
あり、ポリフェニレンエーテルの優れた誘電特性とエポ
キシ樹脂のバランスのとれた各種の性能および経済性を
兼ね備え、かつ硬化後において優れた耐薬品性と耐熱性
を示す新規な硬化性ポリフェニレンエーテル・エポキシ
樹脂組成物を提供し7上−)と4−るものである。
〔課題を解決−4るための手段〕 本発明省らは1述のよ・うな課題を解決するため鋭意検
9、・]牟4;−ねた結甲、本発明の1−1的に沿った
新規な樹脂組成物を1□1.い出し本発明を完成するに
致また。本発明は次に述べる7−つの発明より構成され
る。
ナなわk)本発明の第1は、(a)不飽和基を含むボリ
フー’r、″′、lzンニT〜−チル樹脂および(b)
)エポキシ樹脂から/1f8硬化4/iポリフゴ、、ニ
ーL Lノンニーデル・ゴ、1;キン樹脂組成物°であ
って、 (a)成分と (b)成分の和100小晴部を
基準、ヒし2で(a)成分が90〜10重量部、 (b
:+)成分が10〜90重量部であることを特徴とする
硬化性ボリフゴ−7−L−ンエーテル・エポキシ樹脂組
成物を提供する。
本発明の第2は、上記第1発明の硬化性ポリフr−二l
ノンエーテル・エポキシ樹脂組成物を硬化して11jら
れた硬化ホリフJニレンエーテル・エポキシ樹脂組成物
を提供J゛る。
本発明の第311、に記第1発明の硬化性ポリフェ」−
レンエーテル・エポキシ樹脂組成物と基何からなる硬化
性複合月利を提供する。
本発明の第4は、上記第3発明の硬化性複合刊料を硬化
し2て得られた硬化複合H料を提供する。
本発明の第5は、上記第4発明の硬化複合(]料と金属
箔からなる積層体を提供する。
本発明の第6は、金属ベース1ユに上記第4発明の硬化
複合+3利からなる絶縁層を積層した積層板を提供する
最後に本発明の第7(4、金属べ=−ス11の少なくと
も)・1而に上記第4発明の硬化複合祠事51からなる
絶縁層が積層されており、かつ該絶縁層の少なくとも最
表層に金属箔が積層された金属張り積層板を提供する。
以斗−の7−)の発明について以]稍ご詳しく説明する
まず本発明の第1および第2である硬化性ポリフJニレ
ンエーテル・エポキシ樹脂組成物とその硬化体について
説明する。
硬化性ポリフJニレンJ、−チル・エポキシ横11M組
成物の(b1)成分として用いられる不飽和基を含むボ
リフ丁二しンエーテル樹脂とは、ポリフェニレンエーテ
ル鎖に対し2て側鎖とし7て炭素−炭素二重結合および
/または炭素−炭素三重結合を含む官能基を導入し7た
ものを指す。その好適な例としては、例えは次の一般式
(b)で表わされるポリフェニレンエーテル樹脂と一般
式(bIT)のアルケニルハラ・イドおよCJ’ /ま
たは一般式(bV)のアルキニルハライドの反応生成物
からなる樹脂であって、 Q干J−H]ln(■) 〔式中、n]は1〜6の整数であり、Jは次式(bI)
で表わさイする単位から実質的に構成されるポリフェニ
レンエーテル鎖であり、 HCH3 Qはmか1のとき水素原子を表わし、mが2以上のとき
は−・分子中に2〜6個のフェノール性水酸基を持ち、
フェノール性水酸基のオルト位およびバラ位に重合不活
性な置換基を有する多官能性フェノール化合物の残基を
表わす。〕 3  R2 Y −<−CII   う−Cヨ C−、R(■)2k
         4 〔式中、ρ、1(は各々独立に1〜4の整数であり、X
、Yは各々独立に塩素、臭素またはヨウ素であり、R1
へR4は各々独立に水素、メチル基またはエチル基であ
る。〕 Xおよび/またはY1下記アルケニル基および/または
アルキニル基がそれぞれ共有的にポリフェニレンエーテ
ル樹脂に結合している樹脂を挙げることができる。
−(−CH2 升kCミC (■′ ) 一般式(b)のポリフェニレンエーテル樹脂について説
明すると、Qの代表的な例としては、次の4%の一般式
で表わされる化合物群が挙げられる。
〔式中、A、A2は同一または異なる炭素数1〜4の直
鎖状アルキル基を表わし、Xは脂肪族炭化水素残基およ
びそれらの置換誘導体、アラルキル基およびそれらの置
換誘導体、酸素、硫黄、スルホニル基、カルボニル基を
表わし、Yは脂肪族炭化水素残基およびそれらの置換誘
導体、芳香族炭化水素残基およびそれらの置換誘導体、
アラルキル基およびそれらの置換誘導体を表わし、Zは
酸素、硫黄、スルホニル基、カルボニル基を表わしA2
と直接結合した2つのフェニル基、A2とX、A2とY
、A2とZの結合位置はすべてフェノール性水酸基のオ
ルト位およびパラ位を示し、rは0〜4、Sは2〜6の
整数を表わす。〕具体例として、 等がある。
−前人(b)中のJで表わされるポリフェニレンエーテ
ル鎖中には、該ポリフェニレンエーテル樹脂の耐熱性、
熱安定性を低下させない限りにおいて以下に述べる単位
または末端基のうち一種または二種以上か含まれていて
もよい。
j)次の一般式で表わされる単位であって(bI)以夕
(のもの、 〔式中、R9−R15は各々独立に水素、アルキル基、
置換アルギル基、アリール基、置換アリール基を表わし
、R14’ R1,5か同時に水素であることはない。
〕 1ii)次の一般式で表わされる末端基、〔式中、R5
−R8は各々独立に水素、アルキル基、置換アルキル基
、アリール基、置換アリール基を表わす。〕 jj〉次の一般式で表わされる単位、 〔式中、R16〜R2oは各々独立に水素、アルキル基
、置換アルキル基、アリール基、置換アリール基を表わ
し、R16〜R2oは各々独立に水素、アルキル基、置
換アルキル基、アルケニル基、置換アルケニル基、アリ
ール基、置換アリール基を表わし、Arはアリール基、
置換アリール基を表わす。〕 iv)  I−肥大(bI)および−・前人(V)〜(
■)の単位または末端基に対し、スチレン、メタクリル
酸メチルなどの不飽和結合を持つ重合性モノマをグラフ
ト重合させて得られる中位または末端基。
−前人(V)の即位の例としては、 等か挙げられる。
一般式(VI)の即位の例と15では、等か挙げられる
一般式(■)の末端基の例としては、 次に一般式(bII)のアルケニルハライドの具体的な
例を挙げると、アリルクロライド、アリルブロマイド、
アリルアイオダイド、4−ブロモ1−ブテン、)・ラン
ス−および/またはシス1−ブロモ−2−ブテン、l−
ランス−および/またはシス−1−クロロ−2−ブテン
、1−クロロ−2−メヂループロペン、5−ブロモ−1
ペンテン、4−ブロモ−2−メチル−2−ブテン、6−
ブロモ−1−ヘキセン、5−ブロモ−2−メチル−2−
ペンテン等がある。
一般式(bV)のアルキニルハライドの具体的な例を挙
げるとプロパルギルクロライド、プロパルギルブロマイ
ド、プロパルギルアイオタイド、4−ブロモ−1−ブチ
ン、4−ブロモ−2−ブチン、5−ブロモ−1−ペンチ
ン、5−ブロモ2 ペンチン、1−ヨード−2−ペンチ
ン、1ヨード−3−ヘキシン、6−ブロモ−1−ヘキシ
ン等がある。
これらのアルケニルハライドおよびアルキニルハライド
は、一種のみあるいは二装置1−をあわせコア て用いることができる。
本発明の(a)成分に用いられる不飽和基が導入された
ポリフェニレンエーテル樹脂は、例えば特開昭64−6
9628号、同64−69829号、特開平1−113
425号、同L−113426号、特願平1−5204
1号、同1−53703号に開示された方法に従い、−
前人(b)のポリフェニレンエーテル樹脂を有機金属で
メタル化し、続いてアルケニルハライド(bII)およ
び/またはアルキニルハライド(bV)で置換反応する
ことにより製造することができる。
本方法に従って製造されるポリフェニレンエーテル樹脂
は、少なくとも次の2種ないし3種の構造式で表わされ
る単位より構成される。
〔式中、Rは前記アルケニル基(■′)および/または
アルキニル基(■′)を表わす。〕さらには」二記の他
、次の単位を含むこともある。
〔式中、Zはハロゲンを表わす。〕
−に記一般式(■)に由来するハロゲンの含量は、該ポ
リフェニレンエーテル樹脂を基準として0以上30重量
%以下の範囲であり、より好ましくはO以上20重量%
以下の範囲である。本発明に用いられる不飽和基が導入
されたポリフェニレンエーテル樹脂中には、必ずしもハ
ロゲンが含まれる必要はない。しかしながらハロゲンが
特に塩素、臭素である場合には、本発明の硬化性ポリフ
ェニレンエーテル・エポキシ樹脂組成物に難燃性を付与
できるという効果がある。難燃性を付与する場合好まし
いハロゲンの含量は1重量%以上である。しかし30重
量%を越えるとポリフェニレンエーテル樹脂自体の熱安
定性が低下するので好ましくない。
上記の方法で得られる不飽和基が導入されたポリフェニ
レンエーテル樹脂の好ましい例としては、以下に述べる
樹脂とアリルブロマイド、アリルクロライド、プロパル
ギルブロマイド、プロパルギルクロライドの反応生成物
からなる樹脂を挙げることができる。
2.6−ジメチルフェノールの単独重合で得られるポリ
(2,6−シメチルー1.4−フェニレンエテル)、ポ
リ(2,6−シメチルー1,4−フェニレンエーテル)
のポリスチレングラフト共重合体、2.6−ジメチルフ
ェノールと2.3.6− )ジメチルフェノールの共重
合体、2,6−シメチルフエノルと2,6−シメチルー
3−フェニルフェノールの共重合体、2,6−ジメチル
フェノールを多官能性フェノール化合物Q−+H)  
 (mは1〜6の整数)の存在下で重合して得られた多
官能性ポリフェニレンエーテル樹脂、例えば特開昭63
301222号、特開平1−29748号に開示されて
いるような一般式(V)および(Vl)の単位を含む共
重合体、例えば特願平1−135763号に開示されて
いるような一般式(V)の単位および一般式(■)の末
端基を含む樹脂等。
本発明の硬化性ポリフェニレンエーテル・エポキシ樹脂
組成物に用いられる不飽和基を含むポリフェニレンエー
テル樹脂の他の例としては、次のような繰り返し単位を
含む樹脂を挙げることができる。
〔式中、R24,R25は各々独立に水素、アルキルキ
ル基、フェニル基を表わす。〕 具体的な例としては、米国特許第3422062号に開
示さイ1ているような2−アリル−6−メチルフェノー
ルと2,6−ジメチルフェノールの共重合体、米国特許
第3281393吋に開示されているような2,6  
ジアリル−4−ブロモフェノールと2,6−ジメヂルー
、41−ブロモフェノールの共重合体、特公昭63−4
7733 :;に開示されているような2,6−ジブ1
ノニルフエノールと2.6−ジメチルフェノールの共重
合体、同しく2,6−ビス(2−フチニル)フェノール
と2,6  ジメチルフェノールの共重合体、同じ(2
,6ジシンナミルフェノールと2.6−ジメチルフェノ
ールの共重合体、特開昭58−27719 弓に開示さ
れているような2−プレニル−6−メチルフェノールの
単独重合体、同じく2−プレニル−6−メチルフェノー
ルと2,6−ジメチルフーr、ノールの共重合体、同じ
<2−(2ブテニル) 6−メチルフェノールの単独重
合体、同じく2 (,2−ブテニル)−6−メチルフグ
−ノールと2.6−ジメチルフェノールの共重合体、同
じく2 シンナミル−6−メチルフェノールの単独’I
”C合体、同じく2−シンナミル−6−メチル″:、)
、3 フェノールと2,6−ジメチルフェノールの共重合体等
が挙げられる。
また米国特許第4634.742号に開示さ、lまたポ
リ(2,6−シメチルー1,4−フェニIノンエーテル
)の2.6位のメチル基をビニル基に変換して得られる
樹脂、同じくポリ(2,6−シメチルー1,4−フェニ
[、・ンエーテル)のフェニル基の3.5位にビニル基
を導入して得られる樹脂も本発明に用いられる不飽和基
を含むポリフェニレンエーテル樹脂の好ま[7い例の−
っである。
本発明において用いられる不飽和基を含むポリフェニレ
ンエーテル樹脂の不飽和基の含量の範囲は、次式の定義
に従った場合0.1モル%以上100モル%以下1.よ
り好ましくは0゜5モル%以上50モル%以下か好適で
ある。
不飽和基の含量− 不飽和基の含量か0.1モル%を下まわると硬化後の耐
薬品性の改善が不十分となるので好ましくな0゜逆に1
00モル%を越えると硬化後において非常に脆くなるの
で好ま1.<ない。
また本発明において用いられる不飽和基が導入されたポ
リフェニレンニーデル樹脂の分子量については、80℃
、0.5g/clΩのクロロオルム溶液で測定り、た枯
度数η8./ Cが0.1〜1 、0の範囲にあるもの
が良好に使用できる。
本発明の硬化性ポリフェニレンエーテル・エポキシ樹脂
組成物の(b])成分とし、て用いられるエポキシ樹脂
とは、−分子中に2個以上のエボギシ基を金白゛するも
のであれはよく、公知のものが一種のみもしくはて挿具
1−1組み合わせて用いら]]る。
代表的な例としては、フェノール類またはアルコール類
とエビクロロヒドリンとの反応によ−〕で得られるグリ
ンジルエーテル型J−ボキシ樹脂、カルボン酸類とエビ
クロロヒドリンとの反応によって得られるグリシジルエ
ステル型21−ポキン樹脂、アミン類またはシアヌル酸
とエビクロロヒドリンとの反応によ−)で得られるグリ
シジルアミン型エポキシ樹脂、二中結合の酸化によって
得られる内部エポキシ樹脂等が挙げられる(これらの詳
細については、例えは新保正樹編、「エポキシ樹脂ハン
ドブック−1(目間工業新聞社、 1987)を参照の
こと)。
以上説明した(a) 、(b)) 2つの成分の配合割
合は、両者の和10(]屯置部を基準として(a)成分
が90〜10重量部、 (b)成分が10〜90重量部
であり、より好ましくは(a)成分80〜20重量部、
 (b))成分20〜80重量部、さらに好ましくは(
a)成分75〜30重量部、 (b)成分が25〜70
重量部の範囲である。
(b)成分か10重は部未満では耐薬品性が不十分であ
ったり、後述するように金属箔等と接着させた場合、接
着強度が得られず好ましくない。逆に(b))成分か9
0市は部を越えると誘電特性か低下するので好ましくな
い。
本発明において、(a)成分として不飽和基と同時に臭
素または塩素を含むポリフェニレンエーテル樹脂を用い
たり、(b)成分として臭素化エポキシ樹脂を用いると
、難燃性の樹脂組成物を得ることができる。難燃性をi
□j”j、するための好ましいハロゲン含量は、(a)
 、 (b)両成分の和を基準として5重量%以」二、
より好ましくは10重量%以上である。
上記の(a) 、 (b) 2つの成分を混合する方法
としては、両者を溶媒中に均一に溶解または分散させる
溶液混合法、あるいは押し出し機等により加熱して行う
溶融ブレンド法等が利用できる。
溶液混合に用いられる溶媒としては、ジクロロメタン、
クロロホルム、トリクロロエチレンなどのハロゲン系溶
媒;ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族系溶媒
;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケ
トンなどのケトン系溶媒等が単独で、あるいは二種具に
を組み合わせて用いられる。
本発明の樹脂組成物は、特に限定するものではないが、
フィルム状として良好に使用することができる。その製
造方法としては、例えば通常の溶媒成膜法(キャスティ
ング法)等が利用でき、任意の厚みのものが製造できる
。フィルムの製造に適した組成は、特に限定するもので
はないが、(a)成分と(b)成分の和100重量部を
基準として(a)成分90〜20重量部、(b)成分1
0〜80重量部の範囲が好適である。(b)成分が10
重量部未満では前述の通り耐薬品性や金属箔との接着性
が不十分であり好ましくない。逆に(b)成分が80重
量部を越えるとフィルムが脆くなったり、べたつきが生
じて取り扱い性に劣るため好ましくない。
本発明の樹脂組成物は、後述するように加熱等の手段に
より架橋反応を起こして硬化するが、その際の温度を低
くしたり架橋反応を促進する目的でラジカル開始剤や硬
化剤を含有させて使用してもよい。
ラジカル開始剤としては、通常の過酸化物が使用できる
また硬化剤としては、通常のエポキシ樹脂の硬化剤、例
えばポリアミン系硬化剤、酸無水物系硬化剤、ポリフェ
ノール系硬化剤、ポリメルカプタン系硬化剤、アニオン
重合型触媒型硬化剤、カチオン重合型触媒型硬化剤、潜
在型硬化剤等が使用できる(詳細は、例えば新保正樹編
、[エポキシ樹脂ハンドブック」 (ロ刊工業新聞社、
 1987)、室井宗−2石村秀−著、「入門エポキシ
樹脂」(高分子刊行会、 1988)等を参照のこと)
ラジカル開始剤および硬化剤は、それぞれ一種のみを単
独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよ
い。
本発明の樹脂組成物は、上記のラジカル開始剤、硬化剤
の他にその用途に応じて所望の性能を付与する目的で本
来の性質を損わない範囲の量の充填材や添加剤を配合し
て用いることができる。充填材は繊維状であっても粉末
状であってもよく、ガラス繊維、アラミド繊維、カーボ
ン繊維、ボロン繊維、セラミ、ツク繊維、アスベスト繊
維、カボンブラック、シリカ、アルミナ、タルク、雲母
、ガラスピーズ、ガラス中空球等を挙げることができる
。添加剤としては、酸化防止剤、熱安定剤、帯電防止剤
、可塑剤、顔料、染料、着色剤等が挙げられる。また難
燃性の一層の向上を図る目的で塩素系、臭素系、リン系
の難燃剤や、5b20s 。
S b  O、Na S bo   1/4 H20等
の難燃助剤を併用することもできる。さらには、例えば
アリルグリシジルエーテル、グリシジルメタクリレート
、グリシジルアクリレート等の架橋性のモノマー、ポリ
フェニレンエーテルをはじめとする熱可塑性樹脂、ある
いは他の熱硬化性樹脂を一種または二種以上配合するこ
とも可能である。
本発明の第2の硬化ポリフェニレンエーテル・エポキシ
樹脂組成物は、以上に述べた硬化性ポリフェニレンエー
テル・エポキシ樹脂組成物を硬化することにより得られ
るものである。硬化の方法は任意であり、熱、光、電子
線等による方法を採用することができる。
加熱により硬化を行う場合その温度は、ラジカル開始剤
、硬化剤の有無やその種類によっても異なるが、80〜
300℃、より好ましくは150〜250℃の範囲で選
ばれる。また時間は1分〜lO時間程度、より好ましく
は1分〜5時間である。
得られた硬化ポリフェニレンエーテル・エポキシ樹脂組
成物は、赤外吸収スペクトル法、高分解能固体核磁気共
鳴スペクトル法、熱分解ガスクロマドグラフィー等のノ
ブ法を用いて樹脂組成を解析することかできる。
本発明の硬化ポリフェニレンエーテル・エポキシ樹脂組
成物は、特に限定するものではないが、フィルt\状と
して良好に使用することかできる。
またこの硬化ポリフェニレンエーテル・エポキシ樹脂組
成物は、第4発明として後述する硬化複合材料と同様、
金属箔および/または金属板と張り合せて用いることが
できる。
次に本発明の第3および第4である硬化性複合H料とそ
の硬化体について説明する。
本発明の硬化性複合材料は、本発明の第1として」−で
説明した硬化性ポリフェニレンエーテル・エポキシ樹脂
組成物と見料より構成される。本発明に用いられる基利
とし、では、ロー ピングクロス、クロス、チョツプド
マット、サーフ−rシングマツ)・等の各種ガラス布ま
たはガラス不織布;セラミック繊維布、アスベスト布、
金属繊維布およびその他合成もし、くは天然の無機繊維
布;ポリビニルアルコール繊組、ポリエステル繊維、ア
クリル繊維、全芳香族ポリアミド繊維等の合成繊維から
得られる織布または不織布;綿布、麻布、フェルト等の
天然繊維布;カーボン繊維布;クラフト紙、コツトン紙
、紙−ガラス混繊紙等の天然セルロス系布等が、それぞ
れ単独で、あるいは2種以上併せて用いられる。
本発明の硬化性複合材料における見料の占める割合は、
硬化性複合材料100重量部を基準として5〜90重量
部、より好ましくは10〜80重量部、さらに好ましく
は20〜70重量部の範囲である。見料が5小量部より
少なくなると複合材料の硬化後の寸法安定性や強度が不
十分であり、また基材が90重量%より多くなると複合
材料の誘電特性や難燃性か劣り好ましくない。
本発明の複合材料には、必要に応じて樹脂と基材の界面
における接着性を改善する目的でカップリング剤を用い
ることができる。カップリング剤としては、シランカッ
プリンク剤、チタネート系カップリング剤、アルミニウ
ム系カップリング剤、ジルコアルミネートカップリング
剤等一般のものが使用できる。
本発明の複合H料を製造する方法としては、例えば本発
明の第1の項で説明した(a)、(tJ)成分と、必要
に応じて他、の成分を前述のハロゲン系、芳香族系、ゲ
)・ン系等の溶媒もしくはその混合溶媒中に均一 に溶
解また(」分散させ、見料に含浸させた後乾燥する方法
が挙げられる。
含浸は浸漬(ディッピング)、塗布等によって行イっれ
る。含浸は必要に応じて複数回繰り返すことも可能であ
り、またこの際組成や濃度の異なる複数の溶液を用いて
含浸を繰り返し、最終的に希望とする樹脂組成および樹
脂量に調整することも可能である。
本発明の第4の硬化複合H料は、このようにして得た硬
化性複合材料を加熱等の方法により硬化することによっ
て得られるものである。その製造方法は特に限定される
ものではなく、例えば該硬化性複合材料を複数枚重ね合
わせ、加熱加圧下に各層間を接着せしめると同時に熱硬
化を行い、所望の厚みの硬化複合材料を得ることができ
る。また−度接着硬化させた硬化複合材料と硬化性複合
材料を組み合わせて新たな層構成の硬化複合材料を得る
ことも可能である。
積層成形と硬化は、通常熱プレス等を用い同時に行われ
るが、両者をそれぞれ単独で行ってもよい。すなわち、
あらかじめ積層成形して得た未硬化あるいは半硬化の複
合材料を、熱処理または別の方法で処理することによっ
て硬化させることができる。
成形およO・硬化は、温度80〜300°C1圧力0.
1〜]、000kg/cJ、時間1分〜10時間の範囲
、より好ましくは、温度150〜250℃、圧力1゜〜
500kg / cJ 、時間1分〜5時間の範囲で行
うことかできる。
最後に本発明の第5、第6、および第7である積層体、
積層板、金属張り積層板について説明する。
本発明の積層体とは、本発明の第4として上で説明した
硬化複合H料と金属箔より構成されるものである。また
積層板とは、同じく硬化複合材料と金属板より構成され
るものであり、金属張り積層板とは、硬化複合材料、金
属箔、および金属板より構成されるものである。
ここで用いられる金属箔としては、例えば銅箔、アルミ
ニウム箔等が挙げられる。その厚みは特に限定されない
が、5〜200μm1より好ましくは5〜100μmの
範囲である。
また金属板としては、例えば鉄板、アルミニウム板、ケ
イ素鋼板、ステンレス板等が挙げられる。
その厚みは特に限定されないが、0.2+nm〜10m
m。
より好ましくは0.2mm〜5mmの範囲である。金属
板は使用に先立ち、その接着性を改善するため研磨紙や
研磨布によるサンディング、湿式ブラスト、乾式ブラス
ト等の機械的研磨を行い、さらに脱脂、エツチング、ア
ルマイト処理、化成皮膜処理等を施して用いることがで
きる。アルミニウム板では、研磨後炭酸ナトリウムで脱
脂し、水酸化ナトリウムでエツチングするのが好ましい
が、特にこの方法に限定されない。
本発明の積層体、積層板、および金属張り積層板を製造
する方法とじては、例えば本発明の第3として上で説明
した硬化性複合材料と、金属箔および/または金属板を
目的に応じた層構成で積層し、加熱加圧下に各層間を接
着せしめると同時に熱硬化させる方法を挙げることがで
きる。
例えば積層体においては、硬化性複合材料と金属箔が任
意の層構成で積層される。金属箔は表層としても中間層
としても用いることができる。
積層板においては、金属板をベースとしその片面または
両面に硬化性複合材料が積層される。
金属張り積層板においては、金属板をベースとしその片
面または両面に硬化性複合材料を介して金属箔が積層さ
れる。この際金属箔は最表層として用いられるが、最表
層以外に中間層どして用いてもよい。
上記の他、積層と硬化を複数回繰り返して多層化するこ
とも可能である。
金属箔および金属板の接着には接着剤を用いることもで
きる。接着剤としては、エポキシ系、アクリル系、フェ
ノール系、シアノアクリレート系等が挙げられるが、特
にこれらに限定されない。
」二記の積層成形と硬化は、本発明の第4と同様の条件
で行うことができる。
〔実 施 例〕
以下、本発明を一層明確にするために実施例を挙げて説
明するが、本発明の範囲をこれらの実施例に限定するも
のではない。
以下の実施例には各成分として次のようなものを用いた
エポキシ樹脂: ビスフェノールAグリシジルエーテルエポキシ樹脂 旭化成 AER・331  エポキシ当量189低臭素
化ビスフエノールAグリシジルエーテルエポキシ樹脂 旭化成 AER711エポキシ当量485臭素含量 2
0重量% 高臭素化ビスフェノールAグリシジルエーテルエポキシ
樹脂 ダウケミカル DER542 エポキシ当量320  臭素含量 48重量%クレゾー
ルノボラックエポキシ樹樹 脂化化成ECN273  エポキシ当量220開始剤: 2.5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ
)ヘキシン−3(日本油脂パーヘキシン25B)硬化剤
: 2E4MZ  2−エチル−4−メチルイミダゾール MZ DM PR PN 2−メチルイミダゾール 4.4−ジアミノジフェニルメタン t−ブチルフェノールレゾール樹 脂(群栄化学 P S 2857) フェニルフェノールノボラック樹 脂(群栄化学 P S 2g80) 難燃助剤ニ ー5bO(日本精鉱 PATOX−M)Sb205 、
’(El産化学 N A −4800)ガラスクロス: Eガラス製、目イ4’48g/rrrまたは105g/
ryf’Dガラン、製、!−’l H87z 、y” 
nf実施例 −1−夕べ 不飽和括を菖むポリフr、二L・ンエーテル樹脂の合成 平均置換’e: 14冑)、η /’ C= 0.62
 (30’C10,5Sl) g / dΩ、りIコロホノ)・ム溶液)のアリル基置
換ポノフー1−エL、−ンゴ、−デルを特開昭64−6
9629−゛に開示された公知の、す法に従っでη、p
/ C= 0.56のポIJ(2,6ジメ手ルー1,4
  フェニレンエーテル)より合成した。
I−記アリル基置換ポリフェニレンエーテルとエポキシ
樹脂、開始剤、硬化剤、およびグリシジルメタクリレ−
1・を表1に示した組成でクロロホルムに溶解させ、テ
フロン板子、に流し7て成膜した。
得られたライフ1ムは厚さが約11001zであった。
成膜性はいずれも良好であり、液状エポキシ樹脂(A 
E R331’)を85 ’、rfi、’ m一部用い
たものでも表面のべた一つきは認められなかった。
このフィルス・、をエアーオーブン中で乾燥させた後、
真空プレス中T:200°CX 2 uJ間の条件で成
形・硬化させ、厚さ約1mmの硬化物を得た。
この硬化物(4、トリクロロエチレン中で5分間煮沸し
ても外観に変化は認められなかった。
比較例 1 アリル基置換ポリフェニレンエーテルの代りにポリ(2
,6−シメチルー1,4  フェニレンエーテル)(η
 / C= 0.56)を用いて、表1−の組成で実施
p 例1〜3と同じ操作を繰り返した。得られた硬化物をト
リクロロエチレン中で5分間煮沸したところ著しい膨潤
と反りが認められた。
(以下余白) 35〕 実施例 4〜11 不飽和基を含むポリフェニレンエーテル樹脂の合成 実施例4〜7および9では、実施例1〜3で用いたもの
と同じポリマーを用いた。
実施例8ては、同様の方法で平均置換率28%、η /
C=0.50のアリル基置換ポリフェニレンp エーテルを合成して用いた。
実施例10ては、実施例1〜3で合成したアリル基置換
ポリフェニレンエーテルを、特開昭6489628号に
開示された公知の方法に従って平均置換率14%、η 
/C−0,58のプロパルギル基置換p ポリフェニレンエーテルに変換して用いた。
実施例11では、2,2−ビス(3,5−ジメチル4−
ヒドロキシフェニル)プロパンの共存下に2.6−シメ
チルフエノールを酸化重合して得た2官能性ポリフエニ
レンエーテル(η8./ C= 0.40)を用い、特
開平1−113426弓に開示された公知の方法に従っ
て、3−ブテニル基を導入して用いた。
平均置換率(418%、η /Cは0.38であった。
p 硬化性複合材料 表2に示した即成で各成分をトリクロロエチレン中に溶
解または分散させた。この溶液にガラスクロスを浸漬し
て含浸を行い、エアーオーブン中で乾燥させた。実施例
4,7では目fJ’48 g / rrrのEガラスク
ロスを、実施例6では目(=j87 g/ rrl’の
Dガラスクロスを、実施例5および8〜11では目付L
O5g/rrI’のEカラスクロスをそれぞれ用いた。
得られた硬化性複合材料はいずれも表面のべたつきか無
く、取り扱い性に優れたものであった。
積層体 成形後の厚みが約0.8mmとなるようにL記の硬化性
複合材料を複数枚重ね合わせ、その両面に厚さ35μm
の銅箔を置いてプレス成形機により成形、硬化させて積
層体を得た。各実施例の硬化条件を表3に示した。圧力
はすべて40 kg / crFlとした。いずれの実
施例もプレス時の樹脂流れは良好であった。
このようにして得られた積層体の諸物性を以下の方法で
測定し、表3に示した通りの良好な結果を得た。
1、耐トリクロロエチレン性 銅箔を除去した積層体を25mm角に切り出し、トリク
ロロエチレン中で5分間煮沸(7、外観の変化を1」視
により観察した。
2、誘電宇、誘電正接 1MIIZで測定を行った。
3、ハンタ耐熱性 銅箔を除去した積層体を25mJrl(こ切り出し、2
60°Cのハンタ浴中に120秒間浮かべ、外観の変化
をl’l視により観察した。
4、銅箔引き剥し強さ 積層体から幅20mm、長さ100 mmの試験片を切
り出し、銅箔面に幅10mmの平行な切り込みを入れた
後、面に対して垂直なる方向に50mm/分の速さで連
続的に銅箔を引き剥し、その時の応力を引張り試験機に
て測定し、その応力の最低値を示した。
5、難燃性 銅箔を除去した積層体から長さ127mm、幅12.7
mmの試験片を切り出し、UL−94の試験法に準じて
行った。
比較例 2,3 実施例7および8において、アリル基置換ポリフェニレ
ンエーテルの代りにη8./C=0.56のポリ(2,
6−シメチルー1,4−フェニレンエーテル)を用いて
同様の操作を行い、積層板を作製した。
この積層板の耐トリクロロエチレン性を測定したところ
、表面の著しい白化とガラスクロスの露出が認められた
(以下余白) =159−一 実施例 11 研磨、脱脂、エツチング処理を施した厚さ1.0mmの
アルミニウム板上に実施例7で得られた硬化性複合材料
3枚を積層し、180°C12時間、40kg / c
♂の条件でプレス成形して積層板を作製した。
この積層板の熱抵抗は24℃/Wであり、アルミニウム
板を使用しない場合(60℃/W)に比べて熱放散性に
優れたものであった。
熱抵抗は、35mm X 50mmのサンプル上に回路
を形成し、100Ωのチップ抵抗をハンダ付けし、電圧
印加後の温度上昇を測定することにより行った。
実施例 12 研磨、脱脂、エツチング処理を施した厚さ1.0m1l
lのアルミニウム板上に実施例5で得られた硬化性複合
材料3枚と厚さ35μmの銅箔を積層し、220℃、3
0分、40kg/cJの条件でプレス成形して金属張り
積層板を作製した。
この金属張り積層板の熱抵抗を実施例■1と同様の方法
で測定したところ23℃/Wであり、熱放散性に優れた
ものであった。
〔発明の効果〕
本発明の硬化性ポリフェニレンエーテル・エポキシ樹脂
組成物は、溶媒成膜性が良好であり、液状エポキシ樹脂
を主成分として用いても表面のべたつきがない取り扱い
性に優れたフィルムや硬化性複合材料が得られる。また
プレス時の樹脂流れも良好である。
本発明の硬化性ポリフェニレンエーテル・エポキシ樹脂
組成物を用いて得られる積層体、積層板、金属張り積層
板は、良好な耐薬品性と優れた誘電特性を兼ね備えた材
料である。
すなわち、煮沸トリクロロエチレンに対する十分な耐性
を持ち、かつエポキシ樹脂を主成分としているにもかか
わらずほぼ4.0以下の誘電率を示す。
この低耐熱性、難燃性、金属との接着性、寸法安定性、
あるいは熱放散性等の諸物性においてバランスのとれた
特性を示す。
従って本発明の材料は、電気産業、電子産業、宇宙・航
空機産業等の分野において誘電材料、絶縁材料、耐熱旧
型等として用いることができる。
特に片面、両面、多層プリント基板、セミリジット基板
、金属ベース基板、多層プリント基板用プリプレグとし
て好適に用いられる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)不飽和基を含むポリフェニレンエーテル樹脂
    および(b)エポキシ樹脂からなる硬化性ポリフェニレ
    ンエーテル・エポキシ樹脂組成物であって、(a)成分
    と(b)成分の和100重量部を基準として(a)成分
    が90〜10重量部、(b)成分が10〜90重量部で
    あることを特徴とする硬化性ポリフェニレンエーテル・
    エポキシ樹脂組成物。2、塩素および臭素の合計の含量
    が5重量%以上である請求項1記載の硬化性ポリフェニ
    レンエーテル・エポキシ樹脂組成物。 3、形状がフィルムである請求項1または2記載の硬化
    性ポリフェニレンエーテル・エポキシ樹脂組成物。 4、請求項1または2記載の硬化性ポリフェニレンエー
    テル・エポキシ樹脂組成物を硬化して得られた硬化ポリ
    フェニレンエーテル・エポキシ樹脂組成物。 5、形状がフィルムである請求項4記載の硬化ポリフェ
    ニレンエーテル・エポキシ樹脂組成物。 6、(a)不飽和基を含むポリフェニレンエーテル樹脂
    、(b)エポキシ樹脂、および(c)基材からなる硬化
    性複合材料であって、(a)成分と(b)成分の和10
    0重量部を基準として(a)成分が90〜10重量部、
    (b)成分が10〜90重量部であり、かつ(a)〜(
    c)成分の和100重量部を基準として(c)成分が5
    〜90重量部であることを特徴とする硬化性複合材料。 7、塩素および臭素の合計の含量が(a)成分と(b)
    成分の和を基準として5重量%以上である請求項6記載
    の硬化性複合材料。 8、請求項6または7記載の硬化性複合材料を硬化して
    得られた硬化複合材料。 9、請求項8記載の硬化複合材料と金属箔からなる積層
    体。 10、金属ベース上に請求項8記載の硬化複合材料から
    なる絶縁層を積層した積層板。 11、金属ベース上の少なくとも片面に請求項8記載の
    硬化複合材料からなる絶縁層が積層されており、かつ該
    絶縁層の少なくとも最表層に金属箔が積層されているこ
    とを特徴とする金属張り積層板。
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