JPH0476018A - 新規な硬化性ポリフェニレンエーテル・エポキシ樹脂組成物 - Google Patents

新規な硬化性ポリフェニレンエーテル・エポキシ樹脂組成物

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JPH0476018A
JPH0476018A JP18786790A JP18786790A JPH0476018A JP H0476018 A JPH0476018 A JP H0476018A JP 18786790 A JP18786790 A JP 18786790A JP 18786790 A JP18786790 A JP 18786790A JP H0476018 A JPH0476018 A JP H0476018A
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Japan
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polyphenylene ether
epoxy resin
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JP18786790A
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English (en)
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Teruo Katayose
照雄 片寄
Hiroharu Oda
弘治 小田
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0476018A publication Critical patent/JPH0476018A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/0353Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement

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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、硬化性ポリフェニレンエーテル・エポキシ樹
脂組成物およびこれを硬化して得られる硬化体に関する
さらに本発明は、該樹脂組成物と基材からなる複合材料
、その硬化体、硬化体と金属箔からなる積層体、および
硬化体と金属板からなる積層板に関する。
本発明の樹脂組成物は、硬化後において優れた耐薬品性
、誘電特性、耐熱性、難燃性を示し、電気産業、電子産
業、宇宙・航空機産業等の分野において誘電材料、絶縁
材料、耐熱材料等に用いることができる。特に片面、両
面、多層プリント基板、セミリジット基板、放熱特性に
優れた基板等として用いることができる。
〔従来の技術〕
近年、通信用、民生用、産業用等の電子機器の分野にお
ける実装方法の小型化、高密度化への指向は著しいもの
があり、それに伴って材料の面でもより優れた耐熱性、
寸法安定性、電気特性が要求されつつある。例えばプリ
ント配線基板としては、従来からフェノール樹脂やエポ
キシ樹脂などの熱硬化性樹脂を材料とする銅張り積層板
が用いられてきた。これらは各種の性能をバランスよく
有するものの、電気特性、特に高周波領域での誘電特性
が悪いという欠点を持っている。この問題を解決する新
しい材料としてポリフェニレンエーテルが近年注目をあ
び銅張り積層板への応用が試みられている。
特公昭64−3223号公報には、ポリフェニレンエー
テルと各種のエポキシ樹脂との組み合わせが開示されて
いる。このエポキシ樹脂としては、ビスフェノールAや
3,3°、5,5°−テトラブロモビスフェノールAの
ポリグリシジルエーテル、エポキシフェノールノボラッ
ク樹脂等一般のものが使用されており、アミン類をはじ
めとする様々な公知の硬化剤を用いることによって硬化
が行われている。しかしこの硬化物は耐薬品性にひどく
劣っており、プリント基板材料に要求される耐トリクロ
ロエチレン性をまったく示さない。
耐薬品性を改善し、さらに難燃性を付与した材料として
、特開平2−55721号および同55722号公報に
は、(i)ビスフェノールポリグリシジルエテル、エポ
キシノボラック、臭素化ビスフエノルの反応生成物から
なる樹脂組成物、(1j)ポリフェニレンエーテル、(
Ni)ノボラック樹脂、(iv)イミダゾールおよびポ
リアミン類、 (V)亜鉛塩、(vi)Sb20.から
なる樹脂組成物が開示されている。しかしながら、この
硬化体においても耐トリクロロエチレン性の改善はなお
不十分であり、トリクロロエチレン煮沸後においてはざ
らつき等外観の著しい変化が認められる。また特開平2
−55721号公報中の実施例6に示されるように、ポ
リフェニレンエーテルを全樹脂組成中の約1/2も用い
ているにもかかわらず、誘電率は4.19と十分な改良
は行われていない。これは市販のガラス/エポキシ樹脂
銅張り積層板の誘電率4.5(樹脂量的40%)とほぼ
同一のレベルである。
一方、ヨーロッパ特許公報第315829号には、ポリ
フェニレンエーテル、ビスフェノールA型エポキシ樹脂
、およびアミン硬化剤からなる樹脂組成物が開示されて
いる。しかしながらこの硬化物の耐薬品性については、
同明細書中には何ら説明がなされておらず、最近増々要
求特性が厳しくなっているため前記特公昭64−322
3号と同様より一層の耐薬品性の改善か待たれている。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明はVλ1−のような事情に鑑みてなされたもので
あり、ポリフェニレンエーテルの優れた誘電特性とエポ
キシ樹脂のバランスのとれた各種の性能および経済性を
4Fね備え、かつ硬化後において優れた耐薬品性と耐熱
性を示す新規な硬化性ポリフェニレンエーテル・エポキ
シ樹脂組成物全提供しようと4〜るものである。
〔課題を解決するだめの手段〕
本発明者らは1.述のような課題を解決するため鋭意検
討を重ねた結果、本発明の1」、的に沿った新規な樹脂
組成物を見い出し本発明を完成するに到った。本発明は
次に述べる7つの発明より構成される。
すなわち本発明の第1は、(a)不飽和基を含むポリフ
ェニレンエーテル樹脂、(b)I−リアリルイソシアヌ
レートおよび/またはトリアリルシアヌレート、(cl
−1および(c)エボキン樹脂からなる硬化性ポリフェ
ニレンエーテル・エポキシ樹脂組成物であって、(a)
成分と(b)成分の和100重量部を基準として(a)
成分が98〜40重量部、(b)成分が2〜60重量部
であり、かつ(a)〜(e)成分の和100重量部を基
準として(a) + (b)成分が90〜10重量部、
(e)成分が10〜90重量部であることを特徴とする
硬化性ポリフェニレンエーテル・エポキシ樹脂組成物を
提供する。
本発明の第2は、上記第1発明の硬化性ポリフェニレン
エーテル・エポキシ樹脂組成物を硬化して得られた硬化
ポリフェニレンエーテル・エポキシ樹脂組成物を提供す
る。
本発明の第3は、上記第1発明の硬化性ポリフェニレン
エーテル・エポキシ樹脂組成物と基利からなる硬化性複
合材料を提供する。
本発明の第4は、上記第3発明の硬化性複合材料を硬化
して得られた硬化複合材料を提供する。
本発明の第5は、」−2第4発明の硬化複合材料と金属
箔からなる積層体を提供する。
本発明の第6は、金属ヘ−ス上に1−2第4発明の硬化
複合材料からなる絶縁層を積層した積層板を提供する。
最後に本発明の第7は、金属ベース七の少なくとも片面
にL記第4発明の硬化複合材料からなる絶縁層が積層さ
れており、かつ該絶縁層の少なくとも最表層に金属箔か
積層された金属張り積層板を提供する。
以トの7−)の発明について以下に詳しく説明する。
まず本発明の第1および第2である硬化性ポリフェニレ
ンエーテル・エポキシ樹脂組成物とその硬化体について
説明する。
硬化性ポリフェニレンエーテル・エポキシ樹脂組成物の
(a)成分として用いられる不飽和基を含むポリフェニ
レンエーテル樹脂とは、ポリフェニレンエーテル鎖に対
して側鎖として炭素−炭素二重結合および/または炭素
−炭素二重結合を含む官能基を導入したものを指す。そ
の好適な例としては、例えば次の一般式(b)で表わさ
れるポリフェニレンゴー−チル樹脂と一般式(bII)
のアルケニルハライドおよび/または一般式(bV)の
アルキニルハライドの反応生成物からなる樹脂であって
、 Q −[−J−H] m(b) 〔式中、mは1〜6の整数であり、Jは次式(bI)で
表わされる単位から実質的に構成されるポリフェニレン
エーテル鎖であり、 Qはmが1のとき水素原子を表わし、mが2以上のとき
は一分子中に2〜6個のフェノール性水酸基を持ち、フ
ェノール性水酸基のオルト位およびパラ位に重合不活性
な置換基を何する多官能性フェノール化合物の残基を表
わす。〕 ] 0 〔式中、g、には各々独立に1〜4の整数であり、X、
Yは各々独立に塩素、臭素またはヨウ素であXおよび/
またはY1下記アルケニル基および/またはアルキニル
基がそれぞれ共有的にポリフェニレンエーテル樹脂に結
合している樹脂を挙げることができる。
R −(−CHf  C三C−R(bV’)2k     
    4 一般式(b)のポリフェニレンエーテル樹脂について説
明すると、Qの代表的な例としては、次の4種の一般式
で表わされる化合物群が挙げられる。
(以下余白) 〔式中、A 、A2は同一または異なる炭素数1〜4の
直鎖状アルキル基を表わし、Xは脂肪族炭化水素残基お
よびそれらの置換誘導体、アラルキル基およびそれらの
置換誘導体、酸素、硫黄、スルホニル基、カルボニル基
を表わし、Yは脂肪族炭化水素残基およびそれらの置換
誘導体、芳香族炭化水素残基およびそれらの置換誘導体
、アラルキル基およびそれらの置換誘導体を表わし、Z
は酸素、硫黄、スルホニル基、カルボニル基を表わしA
 と直接結合した2つのフェニル基、A2とX、 A 
 とY、A2とZの結合位置はすべてフェノール性水酸
基のオルト位およびパラ位を示し、rは0〜4、Sは2
〜6の整数を表わす。〕具体例として、 等がある。
一般式(b)中のJで表わされるポリフェニレンエーテ
ル鎖中には、該ポリフェニレンエーテル樹脂の耐熱性、
熱安定性を低下させない限りにおいて以下に述べる単位
または末端基のうち一種または二種以上が含まれていて
もよい。
i)次の一般式で表わされる単位であって(bI)以外
のもの、 〔式中、R9−R15は各々独立に水素、アルキル基、
置換アルキル基、アリール基、置換アリール基を表わし
、R14、R15が同時に水素であることはない。〕 1ff)次の一般式で表わされる末端基、〔式中、R−
R8は各々独立に水素、アルキル基、置換アルキル基、
アリール基、置換アリール基を表わす。〕 if)次の一般式で表わされる単位、 R+o  R9 \   /     R 〔式中、R16〜R2oは各々独立に水素、アルキル基
、置換アルキル基、アリール基、置換アリール基を表わ
し、R21〜R23は各々独立に水素、アルキル基、置
換アルキル基、アルケニル基、置換アルケニル基、アリ
ール基、置換アリール基を表わし、Arはアリール基、
置換アリール基を表わす。〕 iv) J二記弐(H)および一般式(V)〜(■)の
単位または末端基に対し、スチレン、メタクリル酸メチ
ルなどの不飽和結合を持つ重合性モノマをグラフト重合
させて得られる単位または末端基。
一般式(V)の単位の例としては、 等か挙げられる。
一般式(Vl)の単位の例とし、では、等が挙げられる
一般式(■)の末端基の例としては、 次に一般式(bn)のアルケニルハライドの具体的な例
を挙げると、アリルクロライド、アリルブロマイド、ア
リルアイオダイド、4−ブロモ1−−ブテン、トランス
−および/またはシス1−ブロモー2−ブテン、トラン
ス−および/またはシス−1−クロロ−2−ブテン、1
−−り自ロー2−メヂルーブロペン、5−プロモーゴー
ペンテン、4−ブロモ−2−メチル−2−ブテン、6−
ブロモ−1−ヘキセン、5−ブロモ−2−メチル−2−
ペンテン等がある。
一般式(bV)のアルキニルハライドの具体的な例を挙
げるとプロパルギルクロライド、プロパルギルブロマイ
ド、プロパルキ゛ルアイオダイド、4−ブロモ−1−ブ
チン、4−ブロモ−2−ブチン、5−ブロモ−1−ペン
チン、5−ブロモ2−ペンチン、1−ヨード−2−ペン
チン、1ヨード−3−ヘキシン、6−ブロモ−1−ヘキ
シン等がある。
これらのアルケニルハライドおよびアルキニルハライド
は、一種のみあるいは二装置I−をあわせて用いること
ができる。
本発明の(a)成分に用いられる不飽和基が導入された
ポリフェニレンエーテル樹脂は、例えば特開昭84−6
9628す・、同64−69629号、特開平1−11
3425号、同1−113426号、特願平1−520
41号、同1−53703号に開示された方法に従い、
−前人(b)のポリフェニレンエーテル樹脂を有機金属
でメタル化し、続いてアルケニルハライド(m)および
/またはアルキニルハライド(bV)で置換反応するこ
とにより製造することができる。
本方法に従って製造されるポリフェニレンエーテル樹脂
は、少なくとも次の2種ないし3種の構造式で表わされ
る単位より構成される。
〔式中、Rは前記アルケニル基(■′)および/または
アルキニル基(■′)を表わす。〕さらには上記の他、
次の単位を含むこともある。
〔式中、Zはハロゲンを表わす。〕
上記一般式(■)に由来するハロゲンの含量は、該ポリ
フェニレンエーテル樹脂を基準として0以上30重量%
以下の範囲であり、より好ましくは0以上20重量%以
下の範囲である。本発明に用いられる不飽和基が導入さ
れたポリフェニレンエーテル樹脂中には、必ずしもハロ
ゲンが含まれる必要はない。しかしながらハロゲンが特
に塩素、臭素である場合には、本発明の硬化性ポリフェ
ニレンエーテル・エポキシ樹脂組成物に難燃性を付与で
きるという効果がある。難燃性を付与する場合好ましい
ハロゲンの含量は1重量%以1〕である。しかし30重
量%を越えるとポリフェニレンニーデル樹脂自体の熱安
定性が低下するので好ましくない。
上記の方法で得られる不飽和基が導入されたポリフェニ
レンエーテル樹脂の好ましい例としては、以下に述べる
樹脂とアリルブロマイド、アリルクロライド、プロパル
ギルブロマイド、プロパルギルクロライドの反応生成物
からなる樹脂を挙げることができる。
2.6−ジメチルフェノールの単独重合で得られるポリ
(2,6−シメチルー1.4−フェニレンエーテル)、
ポリ(2,6−シメチルー1.4−フェニレンエーテル
)のポリスチレングラフト共重合体、2.6−ジメチル
フェノールと2.3.6− )ジメチルフェノールの共
重合体、2.6−ジメチルフェノールと2.6−シメチ
ルーヲーフエニルフエノールの共重合体、2,6−ジメ
チルフェノールを多官能性フェノール化合物Q(H) 
  (mは1〜6の整■ 数)の存在下で重合して得られた多官能性ポリフェニレ
ンエーテル樹脂、例えば特開昭63301222号、特
開平1−29748号に開示されているような一般式(
V)および(Vl)の単位を含む共重合体、例えば特願
平1−135763号に開示されているような一般式(
V)の単位および一般式(■)の末端基を含む樹脂等。
本発明の硬化性ポリフェニレンエーテル・エポキシ樹脂
組成物に用いられる不飽和基を含むポリフェニレンエー
テル樹脂の他の例としては、次のような繰り返し単位を
含む樹脂を挙げることができる。
〔式中、R24,R25は、各々独立に水素、アルキル
キル基、フェニル基を表わす。〕 具体的な例としては、米国特許第3422062号に開
示されているような2−アリル 6−メチルフェノール
と2,6−ジメチルフェノールの共重合体、米国特許第
3281393号に開示されているような2.6−ジア
リル 4 ブロモフェノールと2,6−ジメチル+ブロ
モフェノールの共重合体、特公昭63−47733 Z
に開示されているような2,6ジブレニルフエノールと
2.6−シメナルフエノルの共重合体、同じ<2,6−
ビス(2−ブテニル)フェノールと2.〔1−ジメチル
フェノールの)(重合体、同しく2.(置ジンンナミル
フェノールと2.6 −ジメチルフェノールの共重合体
、特開昭58−2’yn9−;に開示されているような
2−プレニル−6−メチルフェノールの単独重合体、同
じく2−プレニル−6−メチルフェノールと2,6−シ
メチルフJ−〕−ルの共重合体、同じ<2−(2ブデニ
ル) 6−メチルフェノールの単独重合体、同じく2 
(2−ブテニル)−6−メチルフェノ −ルと2,6 
 ジメチルフェノールの共重合体、同じく2−シンナミ
ル−6−メチルフーrノールの!1′L独重合体、同じ
く2−シンナミル−6−メチルフェノールと2,6−ジ
メチルフェノールの共重合体等が挙げられる。
また米国特許第4834742号に開示されたポリ(2
,6−シメチルー1,4−フェニレンエーテル)の2.
6位のメチル基をビニル基に変換して得られる樹脂、同
じくポリ(2,6−シメチルー1,4 −フェニレンエ
ーテル)のフェニル基の3,5位にビニル基を導入して
得られる樹脂も本発明に用いられる不飽和基を含むポリ
フェニレンエーテル樹脂の好ましい例の一つである。
本発明において用いられる不飽和基を含むポリフェニレ
ンエーテル樹脂の不飽和基の含量の範囲は、次式の定義
に従った場合0.1モル%以−J=−100モル%以下
、より好ましくは0.5モル%以上50モル%以下が好
適である。
不飽和基の含量− 不飽和基のrλ量がO,1モル%を下まわると硬化後の
耐薬品性の改善がネト分となるので好ましくない。逆に
」()0モル%を越えると硬化後において非常に脆くな
るので好ましくない。
また本発明において用いられる不飽和基が導入されたポ
リフェニレンエーテル樹脂の分子量については、30℃
、0.5g/dρのクロロホルム溶液で測定した粘度数
η /Cが0.1〜1.0の範囲にp あるものか良好に使用できる。
本発明の硬化性ポリフェニレンエーテル・エポキシ樹脂
4411成物の(b)成分とし7て用いられるトリアリ
ル・イソシアヌレ−I・および/またはI・リアリルシ
アヌレ−1−とけ、それぞれ次の構造式で表される3官
能性モノマーである。
CHCH=CH 本発明を実施する」−においては、l・リアリルイソシ
アヌレートおよびトリアリルシアヌレート、(c1・は
それぞれ単独で用いられるたけでなく、両者を任意の割
合で混合して使用することが可能である。
本発明において、l・リアリルイソシアヌレートおよび
トリアリルシアヌレートは、可塑剤ならびに架橋剤とし
てその効果を発揮する。ずなわぢ、プレス時の樹脂流れ
の向1−と架橋密度の向上をもたらす。
本発明の硬化性ポリフェニレンエーテル・エポキシ樹脂
組成物の(c)成分として用いられるエポキシ樹脂とは
、−分子中に2個以上のエポキシ基を含有するものであ
れはよく、公知のものか一種のみもしくは二装置」二組
み合わせて用いられる。
代表的な例としては、フェノール類またはアルコール類
とエビクロロヒドリンとの反応によって得られるグリシ
ジルエーテル型エボギン樹脂、カルボン酸類とエビクロ
ロヒドリンとの反応によって得られるグリンシルエステ
ル型エポキシ樹脂、アミン類またはシアヌル酸とエビク
ロロヒドリンとの反応によって得られるグリシジルアミ
ン型エポキシ樹脂、二重結合の酸化によって得られる内
部エポキシ樹脂等が挙げられる(これらの詳細について
は、例えば新保正樹編、「エポキシ樹脂ハンドブック」
 (日刊工業新聞社、 1987)を参照のこと)。
以」−説明した(a)〜(e)の3つの成分のうち(a
)成分と(b)成分の配合割合は、両者の和100重量
部を基準として(a)成分が98〜40重量部、(b)
成分が2〜60重回部であり、より好ましくは(a)成
分が95〜50重量部、(b)成分が5〜50重量部の
範囲である。
(b)成分が2重量部未満では耐薬品性の改善が不十分
であり好ましくない。逆に60重量部を越えると誘電特
性、難燃性、吸湿特性が低下し、また硬化後において非
常に脆い材料となるので好ましくない。
また(c)成分の配合割合は、(a)〜(c)成分の和
100重量部を基準として(a) +(b)成分が90
〜10重量部、(c)成分が10〜90重量部であり、
より好ましくは(a) + (b)成分80〜20重量
部、 (c)成分20〜80重量部、さらに好ましくは
(a)+(b)成分75〜30重量部、(c)成分25
〜70重量部の範囲である。
(c)成分が10重量部未満では耐薬品性が不十分であ
ったり、後述するように金属箔等と接着させた場合、接
着強度が得られず、好ましくない。逆に(c)成分が9
0重量部を越えると誘電特性が低下するので好ましくな
い。
本発明において、(a)成分として不飽和基と同時に臭
素または塩素を含むポリフェニレンエーテル樹脂を用い
たり、 (c)成分として臭素化エポキシ樹脂を用いる
と、難燃性の樹脂組成物を得ることができる。難燃性を
付与するための好ましいハロゲン含量は、(a)〜(c
)成分の和を基準として5重量%以上、より好ましくは
10重量%以上である。
上記の(a)〜(c)の3つの成分を混合する方法とし
ては、三者を溶媒中に均一に溶解または分散させる溶液
混合法、あるいは押し出し機等により加熱して行う溶融
ブレンド法等が利用できる。
溶液混合に用いられる溶媒としては、ジクロロメタン、
クロロホルム、トリクロロエチレンなどのハロゲン系溶
媒;ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族系溶媒
;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケ
トンなどのケトン系溶媒等が単独で、あるいは二種以上
を組み合わせて用いられる。
本発明の樹脂組成物は、特に限定するものではないが、
フィルム状として良好に使用することができる。その製
造方法としては、例えば通常の溶媒成膜法(キャスティ
ング法)等が利用でき、任意の厚みのものが製造できる
。フィルムの製造に適した組成は、特に限定するもので
はないが、(a)成分と(b)成分の和100重量部を
基準として(a)成分が98〜50重量部、(b)成分
が2〜50重量部の範囲であり、かつ(a)〜(c)成
分の和100重量部を基準として(a) +(b)成分
が90〜20重量部、(c)成分が10〜80重量部の
範囲である。(b)成分および(c)成分が上記の範囲
未満では前述の通り耐薬品性や金属箔との接着性が不十
分であり好ましくない。逆に上記の範囲を越えるとフィ
ルムが脆くなったり、べたつきが生じて取り扱い性に劣
るため好ましくない。
本発明の樹脂組成物は、後述するように加熱等の手段に
より架橋反応を起こして硬化するが、その際の温度を低
くしたり架橋反応を促進する目的でラジカル開始剤や硬
化剤を含有させて使用してもよい。
ラジカル開始剤としては、通常の過酸化物が使用できる
また硬化剤としては、通常のエポキシ樹脂の硬化剤、例
えばポリアミン系硬化剤、酸無水物系硬化剤、ポリフェ
ノール系硬化剤、ポリメルカプタン系硬化剤、アニオン
重合型触媒型硬化剤、カチオン重合型触媒型硬化剤、潜
在型硬化剤等が使用できる(詳細は、例えば新保正樹編
、「エポキシ樹脂ハンドブック」 (日刊工業新聞社、
 1987)、室井宗−2石村秀−著、「入門エポキシ
樹脂」(高分子刊行会、 198g)等を参照のこと)
ラジカル開始剤および硬化剤は、それぞれ一種のみを単
独で用いてもよく、二装置1−を組み合わせて用いても
よい。
本発明の樹脂キ11成物は、L記のラジカル開始剤、硬
化剤の他にその用途に応じて所望の性能を(1与する目
的で本来の性質を損わない範囲の量の充填側や添加剤を
配合して用いることができる。充填側は繊維状であって
も粉末状であってもよく、ガラス繊組、アラミド繊維、
カーボン繊維、ボロン繊維、セラミック繊維、アスベス
ト繊維、カボンブラック、シリカ、アルミナ、タルク、
雲母、ガラスピース、ガラス中空球等を挙げることがで
きる。添加剤としては、酸化防+h剤、熱安定剤、帯電
防止剤、可塑剤、顔料、染料、着色剤等が挙げられる。
またIA1燃件0御層の向−1−を図る目的で塩素系、
臭素系、リン系の難燃剤や、5b203゜Sb  O、
Na5bO]/4H20等の難燃助剤を併用することも
できる。さらには、例えはアリルクリシシルエーテル、
グリシジルメタクリレ−1・、クリシンルアクリレート
等の架橋性のモ3] ツマ−、ポリフェニレンエーテルをはじめとする熱可塑
性樹脂、あるいは他の熱硬化性樹脂を一種または二装置
1−配合することも可能である。
本発明(7)m2の硬化ポリフェニレンエーテル・エポ
キシ樹脂組成物は、以1−に述べた硬化性ポリフェニレ
ンエーテル・エポキシ樹脂組成物を硬化することにより
得られるものである。硬化の方法は任意であり、熱、光
、電子線等による方法を採用することができる。
加熱により硬化を行う場合その温度は、ラジカル開始剤
、硬化剤の有無やその種類によっても異なるが、80〜
300°C1より好ましくは150〜250℃の範囲で
選ばれる。また時間は1分〜10時間程度、より好まし
くは1分〜5時間である。
得られた硬化ポリフェニレンエーテル・エポキシ樹脂組
成物は、赤外吸収スペクトル法、高分解能固体核磁気共
鳴スペクj・ル法、熱分解ガスクロマトグラフィー等の
方法を用いて樹脂組成を解析することかできる。
本発明の硬化ポリフェニレンエーテル・エポキシ樹脂紹
成物1j、特に限定するものではないが、フィルム状と
17て良好に使用するこさがてきる。
まノ:この硬化ポリフェニレンエーテル・エポキシ樹脂
組成物は、第4発明として後述する硬化複合H料と同様
、金属箔および/または金属板と張り合せて用いること
ができる。
次に本発明の第3および第4である硬化性複合H料とぞ
の硬化体について説明する。
本発明の硬化性複合祠料は、本発明の第1としてI−で
説明した硬化性ポリフェニレンエーテル・エポキシ樹脂
組成物と基材より構成される。本発明に用いられる基祠
としでは、ロービングクロス、クロス、チョツプドマッ
ト、ザーフェシングマットなどの各種ガラス布またはガ
ラス不織布;セラミック繊維布、アスベスト布、金属繊
維布およびその他合成もしくは天然の無機繊維布;ポリ
ビニルアルコール繊維、ポリエステル繊維、アクリル繊
維、全芳香族ポリ゛アミド繊維などの合成繊維から得ら
れる織布または不織布;綿布、麻布、フェルトなと゛の
天然繊維布;カーボン繊紐°布・タラフト紙、コツトン
紙、紙−ガラス混繊紙などの天然セルロース系布などが
、それぞれ単独で、あるいは2種以上01せて用いられ
る。
本発明の硬化性複合祠料における基材の占める割合は、
硬化性複合材料100重量部を基準として5〜90重量
部、より好ましくは10〜80重量部、さらに好ましく
は20〜70重量部の範囲である。基材が5重量部より
少なくなると複合H料の硬化後の寸法安定性や強麿が不
十分であり、また基材が90重量%より多くなると複合
材料の誘電特性や難燃性が劣り好ましくない。
本発明の複合材料には、必要に応じて樹脂と基材の界面
における接着性を改善する目的でカップリング剤を用い
ることができる。カップリング剤としては、シランカッ
プリング剤、チタネート系カップリング剤、アルミニウ
ム系カップリンク剤、ジルコアルミネートカップリング
剤等一般のものが使用できる。
本発明の複合材料を製造する方法としては、例えば本発
明の第1の項で説明した(a)〜(c)成分と、必要に
応じて他の成分を前述のハロゲン系、芳香族系、ケトン
系等の溶媒もしくはその混合溶媒中に均一に溶解または
分散させ、基拐に含浸させた後乾燥する方法が挙げられ
る。
含浸は浸漬(ディッピング)、塗布等によって行われる
。含浸は必要に応じて複数回繰り返すことも可能であり
、またこの際組成や濃度の異なる複数の溶液を用いて含
浸を繰り返し、最終的に希望とする樹脂組成および樹脂
量に調整することも可能である。
本発明の第4の硬化複合材料は、このようにして得た硬
化性複合材料を加熱等の方法により硬化することによっ
て得られるものである。その製造方法は特に限定される
ものではなく、例えば該硬化性複合材料を複数枚重ね合
わせ、加熱加圧下に各層間を接着せしめると同時に熱硬
化を行い、所望の厚みの硬化複合材料を得ることができ
る。また−度接着硬化させた硬化複合材料と硬化性複合
材料を組み合わせて新たな層構成の硬化複合材料を得る
ことも可能である。
積層成形と硬化は、通常熱プレス等を用い同時に行われ
るが、両者をそれぞれ単独で行ってもよい。すなわち、
あらかじめ積層成形して得た未硬化あるいは半硬化の複
合材料を、熱処理または別の方法で処理することによっ
て硬化させることができる。
成形および硬化は、温度80〜300℃、圧力0.1−
1000kg/cJ、時間1分〜10時間の範囲、より
好ましくは、温度150〜250℃、圧力1〜500k
g / cJ、時間1分〜5時間の範囲で行うことがで
きる。
最後に本発明の第5、第6、および第7である積層体、
積層板、金属張り積層板について説明する。
本発明の積層体とは、本発明の第4として上で説明した
硬化複合材料と金属箔より構成されるものである。また
積層板とは、同じく硬化複合材料と金属板より構成され
るものであり、金属張り積層板きは、硬化複合材料、金
属箔、および金属板より構成されるものである。
3に こで用いられる金属箔としては、例えば銅箔、アルミニ
ウム箔等が挙げられる。その厚みは特に限定されないが
、5〜200μm1より好ましくは5〜100μmの範
囲である。
また金属板としては、例えば鉄板、アルミニウム板、ケ
イ素鋼板、ステンレス板等が挙げられる。
その厚みは特に限定されないが、0.2mm〜10 m
m sより好ましくは0.2mm〜5mmの範囲である
。金属板は使用に先立ち、その接着性を改善するため研
磨紙や研磨布によるサンディング、湿式ブラスト、乾式
ブラスト等の機械的研磨を行い、さらに脱脂、エツチン
グ、アルマイト処理、化成皮膜処理等を施して用いるこ
とができる。アルミニウム板では、研磨後炭酸ナトリウ
ムで脱脂し、水酸化ナトリウムでエツチングするのが好
ましいが、特にこの方法に限定されない。
本発明の積層体、積層板、および金属張り積層板を製造
する方法としては、例えば本発明の第3として上で説明
した硬化性複合材料と、金属箔および/または金属板を
目的に応じた層構成で積層し、加熱加圧下に各層間を接
着せしめると同時に熱硬化させる方法を挙げることがで
きる。
例えば積層体においては、硬化性複合材料と金属箔が任
意の層構成で積層される。金属箔は表層としても中間層
としても用いることができる。
積層板においては、金属板をベースとしその片面または
両面に硬化性複合材料が積層される。
金属張り積層板においては、金属板をベースとしその片
面または両面に硬化性複合材料を介して金属箔が積層さ
れる。この際金属箔は最表層として用いられるが、最表
層以外に中間層として用いてもよい。
上記の他、積層と硬化を複数回繰り返して多層化するこ
とも可能である。
金属箔および金属板の接着には接着剤を用いることもで
きる。接着剤としては、エポキシ系、アクリル系、フェ
ノール系、シアノアクリレート系等が挙げられるが、特
にこれらに限定されない。
上記の積層成形と硬化は、本発明の第4と同様の条件で
行うことができる。
〔実 施 例〕
以下、本発明を一層明確にするために実施例を挙げて説
明1−るか、本発明の範囲をこれらの実施例に限定する
ものではない。
以下の実施例にはに成分として次のようなものを用いた
エポキン樹脂: ビスフェノールAグリシジルエーテルエポキシ樹脂 旭化成 AER33,l  エポキン当量189低臭素
化ビスフJノールAグリンジルエーテルエポキン樹脂 旭化成 AER711ユ、ポキシ当量485臭素含らt
  20重量% ルAグリシジルエーテ 高臭素化ビスフJノ ルエポキシ樹脂 タウゲミカル DER542 エボキン当け320  臭素態量48市量%クレゾール
ノポラックエボキシ樹脂 旭化成 ECN273  エポキシ5聞2203つ 開始剤= 2.5−ジメチル ヘキシン−3 硬化剤; E4MZ  MZ DM PR PN 2.5−ジ(t−ブチルパーオキシ) ([1本浦脂パーヘキシン25B) 2−エチル+メチルイミダ ゾール 2−メチルイミダゾール 4.4°−ジアミノジフェニルメタン t−ブチルフェノールレゾール樹 脂(肝栄化学 P S 2657) フェニルフェノールノボラック樹 脂(群栄化学 P S 2880) 難燃助剤: 5bO(日本精鉱 PATOX−M) sboc日産化学 N A −4800)ガラスクロス
: Eガラス製、lイーt48g/nイまたは]05g・/
nずDガラス製、II f−187g /ば(以]ζ余
白) 実施例 1〜3 不飽和基を含むポリフェニレンエーテル樹脂の合成 ・1何句置換率14%、η / C= 0.62 (3
0°C,0,5p g/d、Q、クロロホルム溶〆fk)のアリル基置換ポ
リフェニレンエーテルを特開昭64 69(i29 ”
;に開示された公知の方法に従ってη /C=0.56
のポp す(2,6ジメチル−1,4フェニレンエーテル)より
合成した。
−に記アリル基置換ポリフェニレンエーテルとトノアリ
ルイソシアヌレ−ト、エポキン樹脂、開始剤、硬化剤、
およびグリシジルメタクリレ−トを表1に示した組成で
クロロホルムに溶解させ、テフロン板トに流して成膜し
た。得られたフィルムは厚さか約100μmであった。
成膜性はいずれも良好であり、液状エポキン樹脂(A 
E R331)を65重量部用いたものでも表面のべた
つきは認められなかった。
このフィルムをエアーオーブン中で乾燥させた後、真空
プレス中で200°CX2時間の条件で成形・硬化させ
、厚さ約1. mmの硬化物を得た。
この硬化物は、トリクロロゴ、チレン中で5分間煮沸し
ても外観に変化は認められなかった。
比較例 1 アリル基置換ポリフェニレンエーテルの代りにポリ(2
,6−シメチルー1 、4−フェニレンエーテル)(η
8p/ C= 0.5[3)を用いて、表1の組成で実
施例1〜3と同じ操作を繰り返した。得られた硬化物を
トリクロロエチレン中で5分間煮沸したところ著しい膨
潤と反りが認められた。
(以下余白) 実施例 4〜11 不飽和基を菖むポリフェニレンエーテル樹脂の合成 実施例・1〜7および9では、実施例1〜3で用いたも
のと同じポリマーを用いた。
実施例8では、同様の方法で\14均置換宇28%、η
8./ C= 0.50のアリル基置換ポリフェニレン
エーテルを合成して用いた。
実施例JOでは、実施例1〜3で合成したアリル基置換
ポリフェニレンエーテルを、特開昭8469628号に
開示された公知の方法に従って平均置換率14%、ηS
 I)/ C−0−58のプロパルギル基置換ボリフJ
ニレンエーテルに変換して用いた。
実施例月で(」、2,2−ビス(3,5−ジメチル4−
ヒドロキシフェニル)プロパンの共存下に2.6−ジメ
チルフエノールを酸化重合して得た2官能性ポリフ、1
ニレンエーテル(ηSp/ C−0,40)を用い、時
開ゞr’l−113426−;″に開示された公知の方
法に従って、3−ブテニル基を導入して用いた。
平均置換率は18%、η /Cは0.38であった。
p 、44 硬化性複合材料 表2に示しまた組成で各成分をトリクロロエヂレン中に
溶解または分散させた。この溶液にガラスクロスを浸漬
して含浸を行い、エアーオーブン中で乾燥させた。実施
例4.6ではLJ付413g/rrrのEガラスクロス
を、実施例7ではLJ N’ 87 g / rdのD
カラスクロスを、実施例5および8〜11では目(”I
’ 105g/rrf’のEガラスクロスをそれぞれ用
いた。
得られた硬化性複合材料はいずれも表面のべたつきが無
く、取り扱い性に優れたものであった。
積層体 成形後の厚みが約0.8mmとなるように1−記の硬化
性複合材料を複数枚重ね合わせ、その両面に厚さ35μ
mの銅箔を置いてプレス成形機により成形硬化させて積
層体を得た。各実施例の硬化条件を表3に示した。圧力
はすべて40kg/cJとした。いずれの実施例もプレ
ス時の樹脂流れは良好であった。
このようにして得られた積層体の諸物性を以下の方法で
A遣す定12、表3に示した通りの良好な結果を得た。
1、耐トリクロロエチレン性 銅箔を除去し、た積層体を25mm角に切り出し、l・
Jクロロエチレン中で5分間煮d];シ、外観の変化を
に1視により観察した。
2、誘電率、誘電正接 I Mllzで測定を行った。
3、ハンダ耐熱性 銅箔を除去した積層体を25mm角に切り出し、260
°Cのハンダ浴中に120秒間浮かべ、外観の変化を1
]視により観察した。
4、銅箔引き剥し強さ 積層体から幅20mm、長さ100mmの試験片を切り
出し、銅箔面に幅LOmmの平行な切り込みを入れた後
、面に対して垂直なる方向に50mm/分の速さで連続
的に銅箔を引へ剥し、その時の応力を引張り試験機にて
測定し、その応力の最低値を示した。
5、難燃(/1 銅箔を除去した積層体から長さ1.27mm、幅12.
7mmの試験片を切り出し、UL−94の試験法に準じ
て行った。
比較例 2,3 実施例7および8において、アリル基置換ポリフJニレ
ンエーテルの代りにη8p/C=0.56のポリ(2,
6−シメチルー1,4−フェニレンエーテル)を用い、
かつI・リアリルイソシアヌレー!・とトリアリルシア
ヌレート い、積層板を作製した。この積層板の耐トリクロロエチ
レン性を測定したところ、表面の著しい白化とガラスク
ロスの露出が認められた。
(以下余白) 4つ 実施例 11 研磨、脱脂、エツチング処理を施した厚さ1.0mmの
アルミニウム板−ヒに実施例9で得られた硬化性複合材
料3枚を積層し、220℃、30分、40kg/cII
Iの条件でプレス成形して積層板を作製した。
この積層板の熱抵抗は25℃/Wであり、アルミニウム
板を使用しない場合(61℃/W)に比べて熱放散性に
優れたものであった。
熱抵抗は、35mm X 50mmのサンプル上に回路
を形成し、100Ωのチップ抵抗をハンダ付けし、電圧
印加後の温度上昇を測定することにより行った。
実施例 12 研磨、脱脂、エツチング処理を施した厚さ1.0mmの
アルミニウム板上−に実施例5で得られた硬化性複合材
料3枚と厚さ35μmの銅箔を積層し、220℃、30
分、40kg/cIITの条件でプレス成形して金属張
り積層板を作製した。
この金属張り積層板の熱抵抗を実施例11と同様の方法
で測定したところ24℃/Wであり、熱放散性に優れた
ものであった。
〔発明の効果〕
本発明の硬化性ポリフェニレンエーテル・エポキシ樹脂
組成物は、溶媒成膜性が良好であり、液状エポキシ樹脂
を主成分として用いても表面のべたつきがない取り扱い
性に優れたフィルムや硬化性複合材料が得られる。また
プレス時の樹脂流れも良好である。
本発明の硬化性ポリフェニレンエーテル・エポキシ樹脂
組成物を用いて得られる積層体、積層板、金属張り積層
板は、良好な耐薬品性と優れた誘電特性を兼ね備えた材
料である。
すなわち、煮沸トリクロロエチレンに対する十′分な耐
性を持ち、かつエポキシ樹脂を主成分としているにもか
かわらずほぼ4.0以下の誘電率を示す。耐薬品性は、
トリアリルイソシアヌレートおよび/またはトリアリル
シアヌレートの併用により特に優れたものとなっている
。またこれらは可塑剤としての効果も持ち、プレス時の
樹脂流れの向−ヒにも寄り、している。
本発明の積層体、積層板、金属張り積層板は、この他耐
熱性、難燃性、金属との接着性、寸法安定性、あるいは
熱放散性等の諸物性においてバランスのとれた特性を示
す。
従って本発明の材料は、電気産業、電子産業、宇宙・航
空機産業等の分野において誘電材料、絶縁材料、耐熱材
料等として用いることができる。
特に片面、両面、多層プリント基板、セミリジット基板
、金属ベース基板、多層プリント基板用プリプレグとし
て好適に用いられる。
特許出願人 旭化成工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)不飽和基を含むポリフェニレンエーテル樹脂
    、(b)トリアリルイソシアヌレートおよび/またはト
    リアリルシアヌレート、および(c)エポキシ樹脂から
    なる硬化性ポリフェニレンエーテル・エポキシ樹脂組成
    物であって、(a)成分と(b)成分の和100重量部
    を基準として(a)成分が98〜40重量部、(b)成
    分が2〜60重量部であり、かつ(a)〜(c)成分の
    和100重量部を基準として(a)+(b)成分が90
    〜10重量部、(c)成分が10〜90重量部であるこ
    とを特徴とする硬化性ポリフェニレンエーテル・エポキ
    シ樹脂組成物。 2、塩素および臭素の合計の含量が5重量%以上である
    請求項1記載の硬化性ポリフェニレンエーテル・エポキ
    シ樹脂組成物。 3、形状がフィルムである請求項1または2記載の硬化
    性ポリフェニレンエーテル・エポキシ樹脂組成物。 4、請求項1または2記載の硬化性ポリフェニレンエー
    テル・エポキシ樹脂組成物を硬化して得られた硬化ポリ
    フェニレンエーテル・エポキシ樹脂組成物。 5、形状がフィルムである請求項4記載の硬化ポリフェ
    ニレンエーテル・エポキシ樹脂組成物。 6、(a)不飽和基を含むポリフェニレンエーテル樹脂
    、(b)トリアリルイソシアヌレートおよび/またはト
    リアリルシアヌレート、(c)エポキシ樹脂、および(
    d)基材からなる硬化性複合材料であって、(a)成分
    と(b)成分の和100重量部を基準として(a)成分
    が98〜40重量部、(b)成分が2〜60重量部であ
    り、かつ(a)〜(c)成分の和100重量部を基準と
    して(a)+(b)成分が90〜10重量部、(c)成
    分が10〜90重量部であり、かつ(a)〜(d)成分
    の和100重量部を基準として(a)+(b)+(c)
    成分が95〜10重量部、(d)成分が5〜90重量部
    であることを特徴とする硬化性複合材料。 7、塩素および臭素の合計の含量が(a)〜(c)成分
    の和を基準として5重量%以上である請求項6記載の硬
    化性複合材料。 8、請求項6または7記載の硬化性複合材料を硬化して
    得られた硬化複合材料。 9、請求項8記載の硬化複合材料と金属箔からなる積層
    体。 10、金属ベース上に請求項8記載の硬化複合材料から
    なる絶縁層を積層した積層板。 11、金属ベース上の少なくとも片面に請求項8記載の
    硬化複合材料からなる絶縁層が積層されており、かつ該
    絶縁層の少なくとも最表層に金属箔が積層されているこ
    とを特徴とする金属張り積層板。
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