JP3069331U - 着脱簡単ボルト、ナット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】ボルトやナットが錆付いた場合でも、簡単にナ
ットを着脱できる、着脱簡単ボルト、ナットを提供す
る。 【解決手段】 ボルト（１）に引っ掛け部分（２）とス
パナ噛ませ部（３）を設け、ナット（４）には、入り口
穴（５）を設け、内部にはロック壁（６）と外し壁
（７）を設けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、発電所内作業などでよく使用するボルトで、ボルト又はナットが 錆びた場合でも簡単にナットを外せる着脱簡単ボルト、ナットに関するものであ る。

【０００２】

【従来の技術】

従来のボルト、ナットを使用すると、取り外し時にペンキが付いていたり、ボ ルトやナットが錆びていると外す際に大変な労力と時間を必要とした。

【０００３】

【考案が解決しようする課題】

これは次のような欠点があった。 イ、ボルト、ナット使用箇所にペンキが付いていたり、ボルト、ナットが錆付い てしまっている場合にナットを外そうとすると、途中でナットが回らなくなった りして外れなくなる場合がよくあった。 ロ、外れない場合は、グラインダーやガスで切断していたが、そうなると段取り や後片付けなど余計な時間がかかってしまい、作業効率を大幅に悪くする原因だ った。 本考案は、以上の欠点を解決するためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

ボルト（１）に、引っ掛け部分（２）とスパナ噛ませ部（３）を設ける。そし て、ナット（４）に、引っ掛け部分（２）を入れる入り口穴（５）を設ける。ナ ットの内部には、ロック壁（６）と外し壁（７）を設ける。 本考案は、以上の構成よりなる着脱簡単ボルト、ナットである。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を説明する。 （イ）、ボルト（１）に長方形型の引っ掛け部分（２）とスパナ噛ませ部（３） を設ける。 （ロ）、ナット（４）に、引っ掛け部分（２）を入れる入り口穴（５）を設ける 。 （ハ）、ナット（４）内部に、引っ掛け部分（２）を入れてから、ナットを締め 付ける時にボルトとナットを固定するためのロック壁（６）を設け、さらにロッ クを解除し、ナットを外す際に必要な外壁（７）を設ける。 本考案は、以上の構成よりなっている。 本考案を使用するときは、まず、ボルト（１）の引っ掛け部分（２）をナット （４）の入り口穴（５）へ入れてやる。そして、ナット（４）を締め付けると引 っ掛け部分（２）がロック壁（６）にあたりロックされる。外す際は、ナット（ ４）を弛めると引っ掛け部分（２）が外し壁（７）にあたり、後はナット（４） をボルト（１）から取り外せばいいだけなので非常に簡単に着脱できる。また、 ボルト（１）に設けてあるスパナ噛ませ部（３）は、ナットを外す際に、（４） のナットが回らず他方のナットが回ってしまう時に、スパナをスパナ噛ませ部（ ３）にかけて（４）のナットを取り外す。

【０００６】

【考案の効果】

本考案は以上の様な構造なので、ボルトやナットが錆付いてしまった時に、従 来の用にナットが外れなくなり、グラインダーやガスでボルトを切断するといっ た作業がいらなくなるので、仕事がスムーズになり、作業効率も上がる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の分解正面図

【図２】本考案の分解側面図

【図３】本考案の分解平面図

【図４】本考案の分解低面図

【図５】本考案（４）ナットの横断面図

【符号の説明】

１ ボルト ２ 引っ掛け部分 ３ スパナ噛ませ部 ４ ナット ５ 入り口穴 ６ ロック壁 ７ 外し壁 ８ 通常ナット

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ボルト（１）に、引っ掛け部分（２）と
   スパナ噛ませ部（３）を設け、ナット（４）に、引っ掛
   け部分（２）を入れる入口穴（５）と内部にロック壁
   （６）と外し壁（７）を設けた着脱簡単ボルトナット。