JP2000320507A - クランプ金具 - Google Patents

クランプ金具

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JP2000320507A
JP2000320507A JP11127286A JP12728699A JP2000320507A JP 2000320507 A JP2000320507 A JP 2000320507A JP 11127286 A JP11127286 A JP 11127286A JP 12728699 A JP12728699 A JP 12728699A JP 2000320507 A JP2000320507 A JP 2000320507A
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nut
bolt
clamp
clamp fitting
outer end
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Masao Suzuki
政夫 鈴木
Tadayuki Gunji
忠行 郡司
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SUZUTOU KK
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SUZUTOU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動締付機でナットを緩めてもナットがボル
トより離脱することがなく、また、その離脱手段がボル
トより外部に飛び出すことなく簡単な構造によって達成
でき、しかも安全性にも優れたクランプ金具を提供する
ことにある。 【解決手段】 パイプや板材等を連結するクランプ2、
3を締付固定するボルト7とナット13を設けたクラン
プ金具1において、ナット13を締付けたり緩めたりす
るための自動締付機でナット13を緩める方向に螺出し
たとき、ボルト7よりナット13が離脱不能な離脱阻止
部9をナット13の端部に設けて、自動締付機の回転ト
ルクではボルト7からナット13が離脱しないように構
成したクランプ金具である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば建築現場な
どの周囲の仮囲い用パネルを保持するためのパイプの枠
組を構築したり、又は足場用パイプの締結用或はその他
のパイプ締結用のクランプ金具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばパイプ同士やパイプと
H型鋼等をクランプを介して連結することによりパイプ
を枠組みし、このパイプにフックを介してパネルを掛設
して仮囲いを構築している。また、足場用パイプの場合
も、クランプ金具でパイプ同志を締結している。このク
ランプでパイプを締結する場合、クランプのボルトにナ
ットを締め込んで取付け、また、解体する場合は、手動
レンチ等でナットを緩めてクランプをパイプ等から取り
外すようにしている。
【0003】この解体作業のとき、ナットがボルトより
外れて落下してしまう等の欠点があるため、通常、ボル
トのねじ山の一部を刃具で潰してナットを係止するよう
にしている。また、例えば、特開平11−22716号
公報に記載されているように、ボルトの端部に割りリン
グ等を設けるようにして、ナットの脱落防止を図ってい
るものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
手動レンチによってナットを外す場合には従来の手段で
充分であるが、最近使用されつつある自動レンチや電動
ラチェット等の自動締付機でこの種のナットの取外しを
行った場合、ナットがボルト端部の係止部に係止する小
さいトルクよりも自動締付機の有する回転トルクが大き
いため、自動締付機を使用してナットを緩めると、ナッ
トがボルトから不用意に外れてしまう等の欠点があっ
た。
【0005】また一方、上記公報のように割りリングを
設けた場合、ボルトの端部に割りリングが露出して人な
どと接触するために非常に危険であると共に、また、枠
組組付後のクランプには、安全上の配慮から既製の樹脂
製のカバーで被覆することが行われているが、ボルトの
端部から割リングが露出している場合にはこの樹脂製カ
バーを取付けることができない。
【0006】本発明は、上記の従来の課題を解消するた
めに開発されたものであり、その目的とするところは、
自動締付機でナットを緩めてもナットがボルトより離脱
することがなく、また、その離脱手段がボルトより外部
に飛び出して露出することなく、しかも簡単な構造によ
って達成でき、安全性にも優れたクランプ金具を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、パイプや板材等を連結するクランプを締
付固定するボルトとナットを設けたクランプ金具におい
て、ナットを締付けたり緩めたりするための自動締付機
でナットを緩める方向に螺出したとき、ボルトよりナッ
トが離脱不能な離脱阻止部をナットの端部に設けて、自
動締付機の回転トルクではボルトからナットが離脱しな
いように構成したクランプ金具である。
【0008】更に、上記の離脱阻止部は、ボルトの外端
部をプレス機で押し潰してボルトの外端部を潰すと共
に、ボルトの当該部位にナットの螺出を阻止する環状の
係止部を設けた。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明におけるクランプ金具の好
ましい実施形態を図面に従って説明する。図1におい
て、1は、図示しないパイプを連結する一対のクランプ
本体2、3を設けたクランプ金具である。なお、クラン
プ本体2、3は、複数のリベット等の固着部材15で固
着され、パイプ等が略直交になるような方向性にして固
定しているが、パイプ等が略平行の状態になるようにし
て固定するようにしてもよい。また、図示しないH型鋼
等の板材部材をクランプ可能な形状のクランプ本体をク
ランプ金具の一方に設けるようにしてもよい。
【0010】クランプ本体2、3の一端には、パイプ等
を固定するための締付片4が軸着杆5によってクランプ
本体2、3の軸着部6に夫々回動自在に設けられてい
る。また、締付片4の先端付近には、止着溝部4aを設
けている。
【0011】7は、ボルトであり、このボルト7は、夫
々クランプ本体2、3の軸着部7aにおいて回動自在に
軸着されており、また、外周におねじ部8を有する。ナ
ット13は、おねじ部8に螺合するめねじ部13aを有
しており、ナット13を締付けたり緩めたりすることに
よって、止着溝部4aに対してボルト7とナット13を
固定して、パイプ等をクランプ本体2、3を締付け可能
にしている。このナット13は、本例において長ナット
を用いているが、通常のナットでも良い。
【0012】図2において、9はボルト7の外端部位に
設けた離脱阻止部であり、本例において離脱阻止部9
は、ボルト7にナット13を螺合させた後に設けるよう
にしている。この離脱阻止部9は、上記のクランプ金具
1において、自動レンチ、電動ラチェット等の自動締付
機(図示せず)を使用してナット13を緩める方向に螺
出したときに、自動締付機より発生する回転トルクによ
ってボルト7からナット13が離脱しないように形成し
たものである。
【0013】図3は、ボルト7の外端部位をプレス機
(図示せず)の溝部18aを有するプレス部材18によ
って押圧して押し潰したボルト7の押圧状態を示す一部
切欠き正面図であり、押圧プレスによってボルト7の外
端部位のネジ山が押し下げられて当該部位のネジ溝をふ
さぐようにして環状の係止部8aを形成している。
【0014】また、図4は、他の形状のプレス部材19
によっておねじ部11の外端部位を押し潰して、環状の
係止部11aを設けた例である。この場合、プレス部材
19は、図に示すように断面略半円状の半円溝19aを
有しており、この半円溝19aをボルト10外端に押圧
すると、ボルト10の外端部位は半円溝19aの外周側
に向けて押し潰され、図示のような環状の係止部11a
が成形される。
【0015】このようにして形成した係止部11aは、
押圧時に先端部位が押し潰されると共に半円溝19aの
方向にも膨出してカール状に変形するので、ボルト10
の後方向に露出することなく離脱阻止部12を形成する
ことができる。
【0016】本例におけるナット13は、円筒部13b
を締付け部位より延設して設け、クランプ本体2、3の
締付けの際には、円筒部13bが止着溝部4aの円弧部
位に当接するようにしてナット13を締付けたり緩めた
りするようにしている。 従って、円筒部13bを設け
ることによって、パイプ等を締付けを強固に行うことが
でき、締め付け後には自然に緩んだりすることがない
が、上記のように通常のナットであっても良い。
【0017】次に、上記の実施形態の作用を説明する。
自動締付機によってナット13の取外しを行う際には、
ナット13がボルト7の外端近傍に位置すると、ナット
13が離脱阻止部9又は12に係止し、更に自動締付機
の回転トルクが加わったとしても、おねじ部8のピッチ
を変形し、かつ外端が押し潰された係止部9にめねじ部
13aが係止した状態で停止し、この状態で自動締付機
より発生する回転トルクに抗することができるので、ナ
ット13がボルト7からみだりに抜け落ちることがな
い。
【0018】また、離脱防止部9又は12は、おねじ部
8の外径より突出していないため、人などに接触するこ
とがなく、また、本体1を樹脂製のカバー等によって被
覆することができるので、更に安全性を高めることがで
きる。
【0019】上記の離脱防止部は、上記の例に限定され
ることなく、自動締付機の回転トルクによってナットが
抜け落ちないような構造であれば良く、本発明の技術的
思想に包含される構造であれば良い。
【0020】また、本発明におけるボルトの離脱防止部
は、クランプ金具以外に各種の工事現場(鉄塔工事等)
などにも用いることができ、この場合も、自動締付機に
よるトルクによってナットが抜け落ちないため、実用的
価値があり、安全性にも優れている。なお、離脱阻止部
は、ナットを螺合する前でも螺合した後に形成するよう
にしても良く、これらは実施に応じて任意である。
【0021】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
のクランプ金具によると、自動締付機を使用してナット
を緩めても、離脱阻止部にナットが係止され、ボルトよ
り離脱することがない。
【0022】また、その離脱手段は、簡単な構造によっ
て達成でき、また、クランプ金具の取付け後に人などに
接触するおそれがない構造であるため、安全性にも優れ
たクランプ金具である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるクランプ金具の一例を示した斜
視図である。
【図2】図1の離脱阻止部を示す拡大断面図である。
【図3】ボルトの押圧状態の一例を示す一部切欠き正面
図である。
【図4】ボルトの押圧状態の他例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 クランプ金具 2、3 クランプ本体 7 ボルト 8a 係止部 9 離脱阻止部 11a 係止部 12 離脱阻止部 13 ナット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプや板材等を連結するクランプを締
    付固定するボルトとナットを設けたクランプ金具におい
    て、ナットを締付けたり緩めたりするための自動締付機
    でナットを緩める方向に螺出したとき、ボルトよりナッ
    トが離脱不能な離脱阻止部をナットの端部に設けて、自
    動締付機の回転トルクではボルトからナットが離脱しな
    いように構成したことを特徴とするクランプ金具。
  2. 【請求項2】 上記の離脱阻止部は、ボルトの外端部を
    プレス機で押し潰してボルトの外端部を潰すと共に、ボ
    ルトの当該部位にナットの螺出を阻止する環状の係止部
    を設けた請求項1記載のクランプ金具。
JP11127286A 1999-05-07 1999-05-07 クランプ金具 Pending JP2000320507A (ja)

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