JP3069167B2 - ポリエステル系樹脂組成物 - Google Patents
ポリエステル系樹脂組成物Info
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Description
ステル系樹脂組成物に関する。さらに詳しくは、剛性と
ともに強度、とくに低温衝撃強度が要求される分野、た
とえばバンパー、スポイラー、サイドガーニッシュなど
の自動車部材の製造などに好適に使用されるポリエステ
ル系樹脂組成物に関する。
レンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレートなど
の芳香族系ポリエステルは、耐溶剤性、成形性の良好な
樹脂であるが、単独では強度、とくに低温衝撃強度が不
充分である。そのため、強度の改良を目的として、たと
えばMBS 系強化剤、ABS 系強化剤、アクリル系グラフト
強化剤などの強化剤を併用することがすでに提案されて
いる。
S 系強化剤やABS 系強化剤を使用すると、加工時の熱安
定性がわるく、熱劣化による成形着色が生じやすく、ま
た、耐候劣化が生じやすいという問題がある。
使用すれば、MBS 系強化剤やABS 系強化剤を使用する際
の前述の問題は解決されるものの、強度の改良効果が低
いという問題があり、市場が要求するレベルの強度のも
のをえようとすると、多量の強化剤の配合が必要とな
り、その結果、他の物性、たとえば剛性などが低下する
という問題が生じやすくなり、商品として不充分なもの
しかえられないという問題がある。
の大きいアクリル系グラフト強化剤の開発が望まれてい
る。
良好なグラフト強化剤をうるには、できるだけグラフト
強化剤中のゴム含量を上げることが有利であることが知
られている。ゴム含量を上げる方法として、従来より公
知の方法、つまりゴムの架橋度を高くする方法を採用す
れば、アクリル系グラフト強化剤においても、ゴム含量
の高いグラフト物とすることが可能である。しかし、ポ
リエステル樹脂をマトリックスとする系においては、ゴ
ム部の架橋度を高くしてゴム含量を多くする方法では強
度発現力の低いものしかえられず、目的とする強化剤を
うることができないことが本発明者らの検討の結果わか
った。つまりポリエステル系樹脂をマトリックスとする
系においては、ゴム部の架橋度を低く設定することが強
度発現面で重要であり、ゴム部の架橋度を高くしてゴム
含量を上げる方法は、ゴム含量の増量による強度発現力
の向上分が、ゴム部の架橋度を上げることによる強度低
下分と相殺されるため、強度発現力の良好なものがえら
れない。そこで、既存のアクリル系グラフト強化剤に比
較して強度発現力が大幅に改良されたアクリル系グラフ
ト強化剤をうるには、架橋度の低いゴム系にし、かつゴ
ム含量の多いグラフト強化剤をうることが必要になる。
しかし、架橋度の低いゴムを用いて単純にグラフト重合
を行なうと、良好なパウダー形状のものをうることがで
きない。また、強度発現力も期待に反して低いものしか
えられない。その理由は、おそらく、グラフトモノマー
がゴム層に浸透し、グラフト層が充分に形成されないた
め、強化剤とマトリックス樹脂との親和性が低下し、強
度発現力の低いものしかえられないためであると考えら
れる。そこで本発明者らは、ゴム部の架橋度が低いまま
で、ゴム量を上げる技術を鋭意検討した結果、ゴム部に
使用するグラフト化剤の量を0.1 〜0.9 %に設定するこ
とがこれまでの常識の範囲をこえて強度面で大幅に有利
であることがわかった。また、ここで、おどろくべきこ
とに、グラフト部に使用する架橋剤および(または)グ
ラフト化剤をグラフト部全体に含有せしめること(以
下、全体架橋ともいう)よりも、グラフト内層部のみに
導入すること(以下、内層架橋ともいう)の方が強度面
で大幅に良好になることがわかった。
を強度発現に良好な量、つまり、少量のままに保持し、
つづくグラフト重合においてグラフト内層部に架橋剤お
よび(または)グラフト化剤を導入する方法を採用する
ことで、グラフト強化剤中のゴム含量を上げることが可
能になり、強度発現力のより良好なグラフト強化剤がえ
られるのである。
は)グラフト化剤を導入すること(内層架橋)が、グラ
フト部全体に架橋剤および(または)グラフト化剤を導
入する(全体架橋)よりも強度発現が良好である理由に
ついては明確ではないが、おそらく、グラフト外層部は
架橋剤および(または)グラフト化剤を使用しない層に
しておく方がマトリックス樹脂との分子的なからまりが
より容易になることにより、親和力がより向上して強度
発現力が増大するためであると考えられる。
てグラフト化剤を使用するのが有利である。
ものであって、少量の添加量で衝撃強度が大幅に改良さ
れるアクリル系グラフト強化剤を開発し、該アクリル系
グラフト強化剤をポリエステル系樹脂に添加することに
より、脆化温度が低く、優れた低温衝撃強度を有するポ
リエステル系樹脂組成物をうることを目的としてなされ
たものであり、 (A) ポリエステル65〜95部(重量部、以下同様)および (B) グラフト化剤0.1 〜0.9 %(重量%、以下同様)
を使用してなるアクリル酸エステル系ゴム(以下、ゴム
ともいう)68〜90部の存在下に メタクリル酸エステル60〜100 %およびこれと共重合
可能なビニル系モノマー40〜0%よりなるグラフトモノ
マー0〜10部ならびにグラフト化剤および(または)架
橋剤0.05部以上(以下、グラフト成分ともいう)をグ
ラフト重合せしめ、 さらに、メタクリル酸エステル60〜100 %および共重
合可能なビニル系モノマー40〜0%よりなるグラフトモ
ノマー10〜32部(以下、グラフト成分ともいう)をグ
ラフト重合してえられるアクリル系グラフト強化剤35〜
5部よりなることを特徴とするポリエステル系樹脂組成
物に関する。
ては、通常、成形用として使用されているようなポリエ
ステルであればとくに限定なく使用しうる。このような
ポリエステルの具体例としては、たとえば、ポリブチレ
ンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレートなどの
芳香族系ポリエステルがあげられる。
化剤は従来のアクリル系グラフト強化剤が有する強度の
改良効果が低いという欠点を解消し、少量の添加で大巾
に衝撃強度を向上させるための成分であり、ゴムの存
在下に、グラフト成分をグラフト重合せしめ、さら
に、グラフト成分をグラフト重合してえられるもので
ある。
%を使用してなるアクリル酸エステル系ゴムは耐衝撃強
度、とくに低温での強度を付与するための成分である。
の1種または2種以上を0.1 〜0.9%使用してなるもの
であるが、好ましくは0.1 〜0.7 %、さらに好ましくは
0.2〜0.7 %使用してなるものであり、構成成分として
アクリル酸エステル単位を50%以上、さらには70〜100
%含有するゴムが好ましい。グラフト化剤の割合が0.1
%未満ではえられるグラフト物が凝固時にクラム状にな
り、安定的にきれいな粉体をうることが困難になる。ま
た、0.9 %をこえると強度発現力が低下する。また、ア
クリル酸エステル単位が50%未満ではアクリルゴムとし
て機能しなくなる。
2種以上の異なる重合反応性基を含有する化合物のこと
であり、ゴム部の架橋を行なうとともに、グラフト重合
時にグラフト活性点を提供するためのものである。ゴム
部の架橋にグラフト化剤を用いるのはつぎのような理由
による。
架橋度の比較的低い領域で最適点が存在する。つまり、
ゴム部の重合の際に使用される架橋剤またはグラフト化
剤は、グラフト重合時にグラフトモノマーがゴム部に過
大に浸透するのを防止するに足りるだけの量にとどめ、
かつ、その比較的少ない使用量でも、グラフト重合時に
はグラフト活性点の提供源として充分に作用しうること
が重要である。このような観点から、ゴム部の架橋のた
めに同じ重合反応性を有する基を複数個含有する化合物
(本発明に用いる架橋剤)を用いることは、ゴム架橋へ
の寄与度に比較して、グラフト活性点の提供度が低くな
り、前述の2つの作用効果のバランスがくずれるため、
2種以上の異なる重合反応性基を含有する化合物(本発
明に用いるグラフト化剤)の使用に比較して好ましくな
い。
えばアリルメタクリレート、アリルアクリレート、ジア
リルマレエート、ジアリルフマレート、ジアリルイタコ
ネート、モノアリルマレエート、モノアリルフマレート
などがあげられ、物性面のみならず、容易に入手が可能
であること、コスト面でも有利であることから、アリル
メタクリレート、ジアリルマレエートが好ましい。
しうる他の構成成分の具体例としては、たとえばブタジ
エン、イソプレンなどのジエン系モノマー、芳香族ビニ
ルモノマー、メタクリル酸エステルモノマーなどがあげ
られる。
A程度であり、トルエン不溶成分量は通常75〜98%程度
である。
アクリレートゴム、n-オクチルアクリレートゴム、2-エ
チル−ヘキシルアクリレートゴム、また、アクリル酸エ
ステルを50%以上含有するたとえばブチルアクリレート
/ブタジエン共重合体などのアクリル酸エステルとジエ
ン系モノマーからなる共重合ゴム、アクリル酸エステル
を50%以上含有するアクリル酸エステル/シリコンの共
重合ゴムなどがあげられる。
ラフト化剤および(または)架橋剤ならびに要すれば使
用されるグラフトモノマーからなる成分であり、続いて
重合されるグラフト成合がより容易にグラフトされる
ようにするために用いられ、要すれば使用されるグラフ
トモノマーは目的に応じて、マイナーな使用範囲で使用
される。
れるグラフト化剤と同様に、分子構造中に、2種以上の
異なる重合性基を含有する化合物のことである。
えばアリルメタクリレート、アリルアクリレート、ジア
リルマレエート、ジアリルフマレート、ジアリルイタコ
ネート、モノアリルマレエート、モノアリルフマレート
などがあげられ、アリルメタクリレート、ジアリルマレ
エートから選ばれた1種または2種の混合物を用いるの
が物性面のみならず、容易に入手が可能であること、コ
スト面でも有利であることから好ましい。
個含有する化合物のことをいう。架橋剤の具体例として
は、たとえばジビニルベンゼン、ジアリルフタレート、
ブチレンジアクリレート、ブチレンジメタクリレートな
どがあげられる。
用してもよく、併用してもよいが、架橋剤を使用せずグ
ラフト化剤のみを用いるのが、続いて重合するモノマー
(グラフト成分)がよりグラフト重合しやすくなるた
め好ましい。つまり、架橋剤のみを使用するばあいより
も少ない使用量でもグラフト成分がグラフトしやすい
のである。
(以下、グラフト内層モノマーともいう)は、メタクリ
ル酸エステル60〜100 %、およびこれと共重合可能なビ
ニル系モノマー40〜0%からなる。メタクリル酸エステ
ルの割合が60%未満、すなわち、共重合可能なビニル系
モノマーが40%をこえると、たとえば耐候性が低下する
などメタクリル酸エステルを使用する特徴が失われる。
は、たとえばメタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸ブチルなどのメタクリル酸アルキルエ
ステルなどがあげられる。また、これらメタクリル酸エ
ステルと共重合可能なビニル系モノマーの具体例として
は、たとえばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、ア
クリル酸ブチルなどのアクリル酸アルキルエステル、ス
チレン、α−メチルスチレン、クロロスチレンなどの芳
香族系ビニルモノマー、アクリロニトリル、メタクリロ
ニトリルなどのビニルシアンモノマー、塩化ビニル、臭
化ビニルなどのハロゲン化ビニルなどがあげられる。
ー(以下、グラフト外層モノマーともいう)は、マトリ
ックス樹脂であるポリエステルに対するアクリル系グラ
フト強化剤の親和性を向上させるための成分である。
テル60〜100%、好ましくは80〜100 %、およびこれと
共重合可能なビニル系モノマー40〜0%、好ましくは20
〜0からなる。メタクリル酸エステルの割合が60%未
満、すなわち共重合可能なビニル系モノマーが40%をこ
えるとメタクリル酸エステルの特徴が失われる。
は、たとえばメタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸ブチルなどのメタクリル酸アルキルエ
ステルなどがあげられ、これらと共重合可能なビニル系
モノマーの具体例としては、たとえばアクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチルなどのアクリ
ル酸アルキルエステル、スチレン、α- メチルスチレ
ン、クロロスチレンなどの芳香族系ビニルモノマー、ア
クリロニトリル、メタクリロニトリルなどのビニルシア
ンモノマー、塩化ビニル、臭化ビニルなどのハロゲン化
ビニルなどがあげられる。
化剤は、前記ゴム68〜90部、好ましくは70〜85部の存
在下に、前記グラフト成分としてグラフト化剤および
(または)架橋剤を0.05部以上、好ましくは0.05〜5部
ならびにグラフト内層モノマーを0〜10部、好ましくは
3〜10部グラフト重合せしめ、さらにグラフト成分を
10〜32部、好ましくは15〜30部グラフト重合してえられ
るものである。
が少ないために強化剤としての機能が不充分となり、90
部をこえると現実的にグラフト層の形成が困難になり、
強化能力も低下する。前記架橋剤および(または)グラ
フト化剤の使用量が0.05部未満ではグラフト成分のグ
ラフト化が困難となる。また、5部をこえるとグラフト
層がかたくなり、強化能力が低下する傾向がある。前記
グラフト内層モノマーの使用量が10部をこえると、それ
にともないグラフト化剤の量も多くなり、グラフト層の
硬質化がすすみ、強化能力が低下する。前記グラフト成
分の使用量が10部未満ではグラフト層の形成が困難で
あり、グラフト層としての機能が低下する。
らまりがより容易になるという点から、前記グラフト内
層モノマーの使用割合はグラフト内層モノマーとグラフ
ト外層モノマーの総重量に対して半分以下であるのが好
ましく、グラフト外層モノマーの重合によって形成され
る外層のグラフト部(以下、グラフト外層部という)を
架橋剤およびグラフト化剤を使用しない層にしておくの
が好ましい。
層部のみに架橋剤および(または)グラフト化剤を導入
することを条件とする以外はとくに限定はないが、最も
簡単なグラフト重合処方である、たとえば1段目に架橋
剤および(または)グラフト化剤と少量のグラフトモノ
マーを使用し、2段目には架橋剤やグラフト化剤は使用
せず、グラフトモノマーのみをグラフトせしめる2段グ
ラフト法を採用してもよく、さらに分割してグラフト重
合を進めてもよい。なお、前記グラフト重合は連続追加
が行ないやすいという点から乳化重合法が好ましい。乳
化重合の開始剤系はとくに限定するものではなく、たと
えばレドックス系重合開始剤を使用する乳化重合法が採
用できる。
のレドックス系開始剤を使用することができ、たとえば
有機過酸化物/(硫酸第一鉄、ソジウムホルムアルデヒ
ドスルホキシレート、エチレンジアミン酢酸塩)系、有
機過酸化物/(硫酸第一鉄、グルコース、ピロリル酸ナ
トリウム)系、有機過酸化物/(硫酸第一鉄、デキスト
ロース、ピロリル酸ナトリウム)系などがあげられる。
とアクリル系グラフト強化剤とが合計100 部になるよう
に、アクリル系グラフト強化剤5〜35部、好ましくは15
〜30部と、ポリエステル65〜95部、好ましくは85〜70部
とが配合される。アクリル系グラフト強化剤の配合量が
5部未満では強度の発現が充分ではなく、また35部をこ
えると弾性率の低下にともなう剛性の低下が顕著にな
る。
とアクリル系グラフト強化剤とのブレンド方法にはとく
に限定はなく、公知の方法を用いることができる。
ラフト強化剤がポリエステルの強化剤として使用されて
いるので、低温強度が良好である。つまり、たとえば市
販のアクリル系グラフト強化剤を同量配合したばあいと
比較すると、えられる成形体の延性破壊の低温限界温度
(脆化温度)が低い。また、前記アクリル系グラフト強
化剤は少量の添加剤で有効な強度発現効果がえられるの
で、強化剤の添加過多による他物性への悪影響が極力抑
えられている。
を説明するが、これらはいずれも例示的なものであり、
本発明の内容を限定するものではない。
拌しながら、表2に示す単量体およびキュメンハイドロ
パーオキサイド(以下、CHP という)の混合液のうち、
アクリル酸n-ブチルが7部に相当する量を一括して仕込
み、1.5 時間重合を行なった。ついで前記混合液の残り
の量、つまりアクリル酸n-ブチル73部に相当する量を5.
5 時間にわたって添加した。この間に、オレイン酸ナト
リウム1部を連続的に添加した。
に保って重合を完結した。重合転化率は95%であった。
重合終了時の平均粒子径は2200A(546 μmの波長の光
散乱を利用して測定した)であり、ゴム中のトルエン不
溶成分量は85%であった。
気流中で50℃に昇温し、ついで表3の成分を30分にわた
って添加し、そののち45分間保持した。
加したのち、CHP を0.02部添加して2時間の後重合を行
ない、重合を完結させた。重合転化率は95%であった。
熱処理、乾燥して白色粉末状のサンプルをえた。
#1401)75部および耐衝撃性改良剤としてえられた前記
グラフト強化剤25部、リン系安定剤(日産フェロ(株)
製、Ferro-904)0.2 部をベント付き2軸押出機(44m/
m、L/D=28、日本製鋼(株)製、TEX-44-ss )を用
い、樹脂温度が約265 ℃になる条件下で押し出し混練し
た。えられたペレットを120 ℃で2時間乾燥したのち、
射出成形して物性評価用サンプルをえた。
として、JIS K 7110にしたがって、V-ノッチ付き1/8
インチバーを用い、表5に示した測定温度でアイゾット
値を測定した。結果を表5に示す。
0 部、1.5 部とする以外は実施例1と同様にしてサンプ
ルを作製し、特性を評価した。結果を表5に示す。
を使用する以外は実施例1と同様にしてサンプルを作製
し、特性を評価した。結果を表5に示す。
4のMMA を10部にし、表2または表4に示す他の成分は
それに従って比例配分する以外は実施例1と同様にして
サンプルを作製し、特性を評価した。結果を表5に示
す。
しないほかは実施例1と同様にしてサンプルを作製しよ
うとしたが、凝固時にクラム状になりサンプルがえられ
なかった。
し、表4のMMA を25部にし、それに応じて表2または表
4に示す他の成分を比例配分で変化せしめ、実施例1の
方法に準じてサンプルを作製し、特性を評価した。結果
を表5に示す。
同様にしてサンプルを作製し、特性を評価した。結果を
表5に示す。
して全グラフトモノマーにALMAを分散せしめて重合する
以外は実施例1と同様にしてサンプルを作製し、特性を
評価した。結果を表5に示す。
用する以外は実施例1と同様に実施してサンプルを作製
し、特性を評価した。結果を表5に示す。
少量の特定のアクリル系グラフト強化剤を配合すること
により、耐熱性、耐候性、剛性などの低下が少なく、強
度、とくに低温衝撃強度を大幅に向上させた樹脂組成物
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 (A) ポリエステル65〜95重量部および (B) グラフト化剤0.1 〜0.9 重量%を使用してなるア
クリル酸エステル系ゴム68〜90重量部の存在下に メタクリル酸エステル60〜100 重量%およびこれと共
重合可能なビニル系モノマー40〜0重量%よりなるグラ
フトモノマー0〜10重量部ならびにグラフト化剤および
(または)架橋剤0.05重量部以上をグラフト重合せし
め、 さらに、メタクリル酸エステル60〜100 重量%および
これと共重合可能なビニル系モノマー40〜0重量%より
なるグラフトモノマー10〜32重量部をグラフト重合して
えられるアクリル系グラフト強化剤35〜5重量部よりな
ることを特徴とするポリエステル系樹脂組成物。 - 【請求項2】 アクリル酸エステル系ゴムがグラフト化
剤を0.1 〜0.7 重量%使用したゴムである請求項1記載
の組成物。 - 【請求項3】 アクリル酸エステル系ゴム68〜90重量部
の存在下にグラフト化剤および(または)架橋剤を重合
せしめる際に、架橋剤を使用せず、グラフト化剤の1種
または2種以上を使用することを特徴とする請求項1記
載の組成物。 - 【請求項4】 グラフト化剤がアリルメタクリレートお
よびジアリルマレエートから選ばれた1種または2種の
混合物よりなることを特徴とする請求項1記載の組成
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22273991A JP3069167B2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | ポリエステル系樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22273991A JP3069167B2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | ポリエステル系樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0559266A JPH0559266A (ja) | 1993-03-09 |
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ID=16787146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP22273991A Expired - Lifetime JP3069167B2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | ポリエステル系樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3069167B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
DK0776915T3 (da) * | 1995-10-27 | 2003-06-23 | Atofina Chem Inc | Slagstyrkeforbedrende additiv af typen kerne/skal til termoplastiske polymerer |
-
1991
- 1991-09-03 JP JP22273991A patent/JP3069167B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0559266A (ja) | 1993-03-09 |
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