JP3068823U - 抗粘層を具えたシ―ルテ―プ - Google Patents

抗粘層を具えたシ―ルテ―プ

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JP3068823U
JP3068823U JP1999008553U JP855399U JP3068823U JP 3068823 U JP3068823 U JP 3068823U JP 1999008553 U JP1999008553 U JP 1999008553U JP 855399 U JP855399 U JP 855399U JP 3068823 U JP3068823 U JP 3068823U
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layer
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adhesive
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崇 慶 王
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王佳實業股▲分▼有限公司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品直径厚さを増加することなき状況におい
て粘着した剥離用フィルムの剥離が容易であって、巻き
取り時においてテープ内層と外層が密接するシールテー
プを提供する。 【解決手段】 第1の表面300及び第2の表面301
を有する剥離用フィルム30を備え、前記第1の表面3
00上に離型剤層34を塗着し、前記第2の表面301
上の一部分に第1の粘着層32を塗布すると共に、未塗
布部分に抗粘層31を塗布し、前記第1の粘着層32と
前記抗粘層31の上方に第2の粘着層33を塗布するシ
ールテープであって、前記抗粘層31の厚さを前記第1
の粘着層32の厚さ以下とし、前記第1の粘着層32を
前記第2の粘着層33及び前記剥離用フィルム30の間
に挟持すると共に、前記第2の粘着層33の粘着性を前
記第1の粘着層32の粘着性以上に強くする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、シールテープに関し、特にポリ袋封止部の粘着に用い、シールテー プを介してポリ袋開口部の封止を行うシールテープに関する。
【0002】
【従来の技術】
1998年12月15日付で中華民国政府宛に提出された実願第872208 84号出願「シールテープ」は、図5が示すような従来シールテープの欠点を改 善した実願シールテープを掲示する。前記シールテープは、第1の表面100及 び第2の表面101を有する剥離用フィルム10と、前記剥離用フィルム10の 第2の表面上に形成した第1の粘着層11及び前記第1の粘着層11に貼着した 第2の粘着層12とを含み、前記第1の粘着層11を前記剥離用フィルム10及 び前記第2の粘着層12の間に挟持し、前記第2の粘着層12の粘着力は第1の 粘着層11の粘着力以上に強く設けられてある。また、前記第2の粘着層12外 向側表面の少なくとも一側辺上に抗粘層13が塗布され、前記シールテープ1を ポリ袋開口部の内壁上に貼着した場合、前記第2の粘着層12を介して開口部内 壁上に粘着させ、前記第2の粘着層12上に塗布される抗粘層部分が前記開口部 内壁上に粘着しない故、指を用いて前記剥離用フィルム10を第1の粘着層11 から容易に剥離し得る。なお、前記開口部内壁をポリ袋の外壁側に貼着する場合 は、前記第1の粘着層11をフィルムの剥離で露出させ、前記第1の粘着層11 を介して対向するポリ袋封止部分の外壁上に前記第1の粘着層11を貼着した前 記開口部内壁を粘着して開口部の封止を行うことを特徴とする。
【0003】 然るに、前記シールテープ1は、その製造工程において抗粘層13を第2の粘 着層12上に塗布する必要があり、シールテープ1完成後の円盤状ユニット巻取 りに、前記抗粘層13がシックネス効果により巻取りのシールテープ内層と外層 間とにおいて密接することが難しく、巻取り後の製品直径が厚さ方向に増加して 製品の美観性を害する故に、またの改善を要する必要性が認められる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
よって、本考案の主要目的は、製品直径厚さを増加することなき状況において 粘着した剥離用フィルムの剥離が容易なシールテープを提供することであり、ま た、さらなる目的において、設けられた剥離用フィルムを容易に剥離しうるとと もに、巻取り時においてテープ内層と外層が密接するシールテープを提供するこ とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的開示に基づく本考案のシールテープは、第1の表面及び第2の表面を 有する剥離用フィルムを備え、前記剥離用フィルムの第1の表面上に離型剤層を 塗着し、前記剥離用フィルムの第2の表面上の一部分に第1の粘着層を塗布する と共に前記剥離用フィルムの第2の表面上の第1の粘着層未塗布部分を前記剥離 用フィルムの少なくとも一側辺上に位置させ、前記剥離用フィルムの第2の表面 上の第1の粘着層未塗布部分に抗粘層を塗布する。なお、前記抗粘層の厚さを前 記第1の粘着層の厚さ以下に設け、前記剥離用フィルム上に抗粘層が貼着しない ようにする。
【0006】 前記第1の粘着層上に粘着する第2の粘着層は、前記第1の粘着層を第2の粘 着層及び剥離用フィルム上の間に挟持すると共に、前記第2の粘着層の粘着性を 第1の粘着層の粘着性以上に強くする。
【0007】 前記抗粘層の厚さが第1の粘着層の厚さよりも小さい場合、前記第1の粘着層 が前記抗粘層上を覆い、前記抗粘層は第2の粘着層と貼着することなく、前記剥 離用フィルムと第2の粘着層との間の位置に前記抗粘層が設けられ、前記抗粘層 の厚さが第1の粘着層の厚さと同じの場合は、前記抗粘層が直接第2の粘着層上 に貼着し、前記剥離用フィルムと第2の粘着層との間に前記抗粘層が位置する。
【0008】 前記第2の粘着層の粘着性を第1の粘着層の粘着性以上に強くすることは、本 考案のシールテープがその第2の粘着層の外側表面をポリ膜材上に貼着した場合 、前記第2の粘着層とポリ膜材との間の粘着力を前記第1の粘着層と剥離用フィ ルムとの間の粘着力以上に強くし、かつ、第2の粘着層と前記第1の粘着層との 間の粘着力以上に強くする故、前記剥離用フィルムを前記シールテープから剥離 した後、前記第1の粘着層が前記剥離用フィルム上に粘着して剥離用フィルムと 共に剥離することなく、前記第2の粘着層上に適宜貼着し、第2の粘着層とポリ 膜材間との貼着に影響しない。なお、前記第1の粘着層の側辺に抗粘層塗布部分 を設けた故、剥離用フィルムとの粘着発生がなく、前記剥離用フィルムを剥離す る場合は、本考案の前記シールテープの剥離用フィルムの第1の粘着層未塗布部 分に指を充てて剥離する。また、剥離の際に、抗粘層は剥離用フィルムに貼着せ ず、第2の粘着層とポリ膜材との間の粘着度及び第2の粘着層と第1の粘着層と の間の粘着度が第1の粘着層と剥離用フィルムとの間の粘着度よりも強い故、剥 離用フィルムを剥離した後も、前記抗粘層がなおも前記第2の粘着層上に貼着、 または、前記第1の粘着層及び抗粘層が前記第2の粘着層上に貼着した状態とな る。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は本考 案によるシールテープの一実施の形態の断面図である。図1が示すように、本実 施の形態のシールテープ3は剥離用フィルム30と、第1の粘着層32と、第2 の粘着層33及び抗粘層31で組成する。
【0010】 前記剥離用フィルム30は、例えばPE(polyethylene)材質のプラスチック スシートを用い、第1の表面300と第2の表面301を具え、前記第1の表面 300上に離型剤層34を塗着することによって、本考案のシールテープ3完成 後の円盤状ユニット巻取り時に、上層の第2の粘着層33が下層の離型剤層34 上に粘着することを防ぐ。前記剥離膜30の第2の表面301は、第1の粘着層 32形成の塗布に供され、前記第1の粘着層32を第2の表面301上の中間位 置に塗布し、前記剥離用フィルム30の第2の表面301上の第1の粘着層32 から剥離用フィルム30側辺間の部分に抗粘層31を塗布する。前記抗粘層31 の塗布は剥離用フィルム30の一側辺にのみ塗布してもよく、特に限定しない。 前記抗粘層31の厚さを前記第1の粘着層32の厚さに一致させることで本考案 のシールテープ3完成後の円盤状ユニット巻取り時のシールテープ厚さを均一に して、シールテープ巻取り後にシックネス効果で製品外観の不良が生成すること を防ぎ、かつ、巻き取った後の連続状シールテープの上層部分と下層部分とを完 全に密接させて巻取りによって成形された製品の径方向厚さ増大を無くす。なお 、前記抗粘層31と剥離用フィルム30の第2の表面301では、粘着現象は生 成しない。
【0011】 前記第2の粘着層33は、前記第1の粘着層32及び抗粘層31の上面に塗布 して、前記第1の粘着層32及び抗粘層31を剥離用フィルム30と第2の粘着 層33との間に挟持すると共に、前記第2の粘着層33の粘着度を第1の粘着層 32の粘着度以上に強くする故、前記抗粘層31は、第2の粘着層33上に貼着 された状態になる。
【0012】 前記第1及び第2の粘着層32、33に用いる粘着剤、前記離型剤層34及び 前記抗粘層31に適用する抗粘剤は周知されたものである故、その説明を省略す る。
【0013】 前記実施の形態のシールテープ3をポリ袋開口部片側の外向きに延在した封止 部2内壁20上に貼着した場合を図2及び図3に示す。前記抗粘層31は、剥離 用フィルム30上に粘着しない故、指でシールテープ3の第1の粘着層32未塗 布部分(即ち、抗粘層31を塗布した部分)を持ち、上方に引剥がす方式で前記 剥離用フィルム30を前記第1の粘着層32上から引剥がす。前記第1の粘着層 32と剥離用フィルム30との間の粘着度は、第1の粘着層32と第2の粘着層 33との間の粘着度及び第2の粘着層33と封止部2内壁20との間の粘着度よ り弱い故、前記剥離用フィルム30を引剥がす場合、前記第1の粘着層32と抗 粘層31は剥離用フィルム30に貼着して剥がれることがなく、前記第2の粘着 層33に固着した状態で封止部内壁20上に貼着する。
【0014】 剥離用フィルム30を引剥がして第1の粘着層32を露出した後、第1の粘着 層32を介して封止部内壁20をポリ袋の外壁上に貼着してシールが完成される 。
【0015】 シールしたポリ袋を開封して袋内の物品を取出す場合は、第1の粘着層32と ポリ袋膜材との間の粘着度が第2の粘着層33と第1の粘着層32との間の粘着 度及び第2の粘着層33とポリ袋膜材との間の粘着度よりも弱い故、封止部2を 上方外側に引剥がす方式で引張れば容易に封止部2の内壁20とポリ袋外壁との シール状態を開放することができ、かつ、前記第1の粘着層32はポリ袋外壁上 に残留することもなく、第2の粘着層33上に貼着状態で安定する。よって、本 実施の形態のシールテープ3を具えたポリ袋は、複数回の封止と開封の実施に耐 えうる。
【0016】 図3は、剥離用フィルム30を剥離した場合の状態を示す。抗粘層31は剥離 用フィルム30上に貼着することがなく、かつ、第1の粘着層32と剥離用フィ ルム30との間の粘着度が第1の粘着層32と第2の粘着層33との間の粘着度 及び第2の粘着層33とポリ袋膜材との間の粘着度よりも低い故、剥離用フィル ム30のみがシールテープ3から引剥がされ、前記第1の粘着層32と抗粘層3 1とが前記第2の粘着層33上に貼着した状態となる。前記抗粘層31を第1の 粘着層32の両側辺上に塗布した主旨は、使用時において前記剥離用フィルム3 0を剥離する場合、何れの方向からも剥離が容易に行える便宜性を提供するため である。
【0017】 図4は、本考案のシールテープの第2の実施の形態を示す断面図である。前記 第2の実施の形態の構成は第1の実施の形態の構成に略似し、前記抗粘層31′ を予め前記剥離用フィルム30′の第2の表面301′両側辺上の位置に塗布し 、その後、第1の粘着層32′を前記抗粘層31′と剥離用フィルムム30′の 第2の表面301′の抗粘層31′未塗布部分の上方に塗布して、前記抗粘層3 1′を剥離用フィルム30′と第1の粘着層32′との間に挟持させることで第 1の粘着層32′の露出表面平坦性を保持し、さらに、第2の粘着層33′を第 1の粘着層32′の露出表面上に塗布して、前記抗粘層31′との粘接を回避す ることで異なる。
【0018】 前記第2の実施の形態の構成は、第1の粘着層32′を両端の抗粘層31′間 に充填すると共に前記抗粘層31′上方を覆う故、製作性が第1の実施の形態よ りも良くなる。
【0019】 なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なもの ではない。本考案の範囲は上記した説明ではなくて実用新案登録請求の範囲によ って示され、実用新案登録請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変 更を含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1の実施の形態のシールテープの
構成を示す断面図である。
【図2】 本考案の第1の実施の形態のシールテープを
ポリ袋上に貼着し、指で剥離用フィルムの第1の粘着層
未塗布部分を掴んで引剥がす動作を示す説明図である。
【図3】 本考案の第1の実施の形態のシールテープを
指で剥離用フィルムを剥がす場合の動作を示す説明図で
ある。
【図4】 本考案の第2の実施の形態のシールテープの
構成を示す断面図である。
【図5】 周知の第2粘着層外側表面に抗粘層が塗布さ
れてあるシールテープの構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 シールテープ、2 封止部、3 シールテープ、1
0 剥離用フィルム、11 第1の粘着層、12 第2
の粘着層、13 抗粘層、14 離型剤層、20 内
壁、30,30′ 剥離用フィルム、31,31′ 抗
粘層、32,32′ 第1の粘着層、33,33′ 第
2の粘着層、34 離型剤層、100 第1の表面、1
01 第2の表面、300,300′ 第1の表面、3
01,301′ 第2の表面。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の表面及び第2の表面を有する剥離
    用フィルムを備え、前記剥離用フィルムの第1の表面上
    に離型剤層を塗着し、前記剥離用フィルムの第2の表面
    上の一部分に第1の粘着層を塗布すると共に前記剥離用
    フィルムの第2の表面上の第1の粘着層未塗布部分を前
    記剥離用フィルムの少なくとも一側辺上に位置させ、前
    記剥離用フィルムの第2の表面上の第1の粘着層未塗布
    部分に抗粘層を塗布し、前記第1の粘着層と抗粘層の上
    方に第2の粘着層を塗布するシールテープであって、 前記抗粘層の厚さを前記第1の粘着層の厚さ以下に設
    け、前記剥離用フィルム上に抗粘層が貼着しないように
    し、前記第1の粘着層上に粘着する第2の粘着層は、前
    記第1の粘着層を第2の粘着層及び剥離用フィルム上の
    間に挟持すると共に、前記第2の粘着層の粘着性を第1
    の粘着層の粘着性以上に強くすることを特徴とする抗粘
    層を具えたシールテープ。
  2. 【請求項2】 前記第2の粘着層の粘着度を第1の粘着
    層の粘着度以上に強くすると云うことは、第1の粘着層
    とプラスチックスフィルム材の間の粘着度を第1の粘着
    層と第2の粘着層の間の粘着度及び第2の粘着層とプラ
    スチックスフィルム材の間の粘着度よりも小さくしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の抗粘層を具えたシール
    テープ。
  3. 【請求項3】 前記抗粘剤を前記剥離用フィルムの両対
    向端側から第1の粘着層迄の間の部分上に塗布したこと
    を特徴とする請求項1に記載の抗粘層を具えたシールテ
    ープ。
  4. 【請求項4】 第1の表面及び第2の表面を有する剥離
    用フィルムを備え、前記剥離用フィルムの第1の表面上
    に離型剤層を塗着し、前記剥離用フィルムの第2の表面
    上の少なくとも一端辺の部分に抗粘剤を塗布して抗粘層
    を形成し、かつ、前記抗粘層を前記剥離用フィルムに貼
    着させて、第1の粘着層を前記抗粘層と剥離用フィルム
    の第2の表面上の抗粘層未塗布部分の上面に塗布し、前
    記第1の粘着層の厚さを前記抗粘層の厚さ以上に保持す
    ると共に、前記第1の粘着層の上面に塗布した第2の粘
    着層の粘着性を第1の粘着層の粘着性以上に強くするこ
    とを特徴とする抗粘層を具えたシールテープ。
  5. 【請求項5】 前記第2の粘着層の粘着度を第1の粘着
    層の粘着度以上に強くすると云うことは、第1の粘着層
    とプラスチックスフィルム材の間の粘着度を第1の粘着
    層と第2の粘着層の間の粘着度及び第2の粘着層とプラ
    スチックスフィルム材の間の粘着度よりも小さくしたこ
    とを特徴とする請求項4に記載の抗粘層を具えたシール
    テープ。
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