JP3079736U - 封止用粘着テープ - Google Patents

封止用粘着テープ

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JP3079736U
JP3079736U JP2001000788U JP2001000788U JP3079736U JP 3079736 U JP3079736 U JP 3079736U JP 2001000788 U JP2001000788 U JP 2001000788U JP 2001000788 U JP2001000788 U JP 2001000788U JP 3079736 U JP3079736 U JP 3079736U
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鳴 嶽 王
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王佳實業股▲分▼有限公司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻き取って円盤状にする作業が容易であっ
て、巻き取った場合の円盤の直径を大幅に低減させ、製
造を簡略化し、製造コストの低下を図ることのできる封
止用粘着テープを提供することを目的とする。 【解決手段】 第1表面と第2表面を有する基材フィル
ムと、該基材フィルムの第1表面に塗布してなる第1剥
離剤層と、該基材フィルムの第2表面に塗布してなる第
2剥離剤層と、該第1剥離剤上に設けられ、被粘着物の
表面に粘着することを目的とする粘着層とによって封止
用粘着テープを構成し、かつ該第1剥離剤層と粘着層と
の間の粘着力を第2剥離剤層と粘着層との間の粘着力に
比して強くして、また該粘着と被粘着物表面との粘着力
を該粘着層と第1剥離剤層との間の粘着力に比して強く
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、袋の封緘口などを封止するための粘着テープに関わるものであり 、詳しくはビニール、もしくはその他平滑な表面を有する材質によってなる袋の 封緘口に貼着して該袋の封緘口を封止するために用いられ、かつ封止/剥離の動 作を重複して複数回行うことのできる粘着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】
ビニール袋に物品を収納し、該物品が袋外に出ることをふせぐためにビニール 袋の封緘口を封止する場合、該ビニール袋の封緘口をひもにて直接結ぶ方法が取 られる。但し、これは手間の掛かる方法であり、不便なものである。
【0003】 上述の方法に伴う欠点を解決するために、ビニール袋の封緘口の封止部に粘着 テープを設ける方法が提案され従来のビニール袋の封緘口を直接結ぶ方法の代替 とされている。周知の封止用粘着テープ1は、図1(a)に開示するように袋の 封緘口に貼着するための粘着層(100)の上下表面に基材フィルム(111) 、(112)を設け、かつ該粘着層(100)と、基材フィルム(111)、( 112)との間には基材フィルム(111)、(112)が粘着層(100)か ら順調に剥離するように剥離剤層(121)、(122)を設ける。以上の構成 による封止用粘着テープ(1)をビニール袋の封緘口に貼着して封止/剥離の動 作が自在に行えるようにする。
【0004】 但し、上述の封止用粘着テープ1は、2層の基材」フィルム(111)、(1 12)を有するため、該封止用粘着テープ(1)を巻いて円盤状にした場合、円 盤の直径が大幅に増加するとともに、製造コストも増加する。また、図1(b) に開示するように封止用粘着テープを円盤状に巻いた場合、外周に近い外層部( A’)の基材フィルム(112)と接触する内層部(B’)の基材フィルム(1 11)との間において粘着の関係がないため、挟持手段(図示しない)を用いて 円盤状を保持しなければならない。通常は、挟持手段を用いて両側から用いて、 円盤状に巻いた封止用粘着テープ(1)の形状を保持する。よって、製造上の不 便をもたらし、かつ挟持手段の製造コストを必要とし、製造コストを高めること になる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
周知の技術に見られる以上の欠点を解決するために、本考案者は、基材フィル ムを1層のみにした封止用粘着テープによって、巻き取って円盤状にした場合の 円盤の直径を大幅に低減させ、製造を簡略化し、挟持手段の使用を省くとともに 、基材フィルムを減らすことによって製造コストの低下を図ることを提案する。 即ち、この考案は巻き取って円盤状にした場合円盤の直径が大幅に低減すること のできる封止用粘着テープを提供することを目的とする。また、製造工程を簡略 化して製造コストを低減することのできる封止用粘着テープを提供することを目 的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案による封止用粘着テープは、第1表面と第2表面を有する基材フィル ムと、該基材フィルムの第1表面に塗布してなる第1剥離剤層と、該基材フィル ムの第2表面に塗布してなる第2剥離剤層と、該第1剥離剤上に設けられ、被粘 着物の表面に粘着することを目的とする粘着層とを具えてなる封止様用粘着テー プにおいて、該第1剥離剤層と粘着層との間の粘着力が第2剥離剤層と粘着層と の間の粘着力に比して強く、かつ該粘着層と被粘着物表面との粘着力が該粘着層 と第1剥離剤層との間の粘着力に比して強いことを特徴とする。このため、この 考案による封止用粘着テープを巻き取って円盤状にした場合、外層部の粘着層と 、内層部の第2剥離剤層とが互いに接触して、巻き取った円盤状の形状を保持す る。同時に外層部の封止用粘着テープは内層部に比して、該粘着層と第1剥離剤 層との間の粘着力が第2剥離剤層と粘着層との間の粘着力より強いため、粘着層 は該基材フィルムの第1剥離剤層上に附着して、第2剥離剤層上に粘着しない。 また粘着層と被粘着物の表面との粘着力が第1剥離剤層と粘着層との間の粘着力 より強いため、基材フィルムを被粘着物の表面から剥離する場合、粘着層は被粘 着物の表面に粘着し、基材フィルムを剥離することによって被粘着物の表面から 剥離することはない。
【0007】
【実施例】
この考案の構造と効果、特徴を説明するために、具体的な実施例を挙げ、図示 を参照にして以下に詳述する。図2、図3にこの考案による封止粘着テープの断 面図を開示する。図示によれば、封止粘着テープ(2)は、第1表面(201) と、第2表面(202)を有する基材フィルム(200)と、該基材フィルム( 200)の第1表面(201)上に塗布してなる第1剥離剤層(211)と、該 基材フィルム(200)の第2表面(202)上に塗布してなる第2剥離剤層( 212)と、該第1剥離剤層(211)上に設ける粘着層(220)とによって なる。
【0008】 該基材フィルム(200)は、例えばPEなどのプラスチック材料によって製 造し、かつ該第1剥離剤層(211)と粘着層(220)の粘着力は、第2剥離 剤層(212)と粘着層(220)との間の粘着力よりも強くする。また粘着層 (220)と第1剥離剤層(221)との間の粘着力は、粘着層(220)と封 止粘着テープ(2)の粘着対象物であるビニール袋などの物件の表面との間の粘 着力よりも弱くする。
【0009】 図4に開示するように、封止粘着テープ(2)を巻き取って円盤状にした場合 、該封止粘着テープ(2)の円盤の外層部(A)の第1剥離剤層(211)上に 設けられた粘着層(220)は、該円盤の内層部(B)の第2剥離剤層(212 )上に粘着する。このような積層方式によって封止粘着テープ(2)を巻き取っ て円盤状にすると巻き取った形状が崩れることがない。よって2層の基材フィル ムを使用する必要がなく、封止粘着テープを巻き取って円盤状にする場合、形状 が崩れる問題が発生することなく、挟持手段を使用する必要もなくコストを低減 することができる。また、基材フィルム(200)の第1剥離剤層(211)と 粘着層(220)の粘着力は、第2剥離剤層(212)と粘着層(220)との 間の粘着力よりも強いため、封止粘着テープ(2)の円盤の外層部(A)が、内 層部(B)との重なり合う積層関係から離れる場合、第1剥離剤層(211)上 の粘着層(220)は内層部(B)の第2剥離剤層(212)から順調に離れて 、内層部(B)の第2剥離剤層(212)上に粘着することはない。したがって 、封止粘着テープ(2)は図3に開示する単体の状態となり、使用に供される。
【0010】 図5に被粘着物であるビニール袋(3)の封緘口の部分を粘着させるために、 封止粘着テープ(2)を貼着した状態を示す。図面に開示するように、粘着層( 220)はビニール袋(3)の表面30に接触して粘着する。この場合、該粘着 層220は第1剥離剤層211に接しない表面でビニール袋(3)に粘着すると 共に、剥離フィルム(200)は粘着層(220)上に在って粘着している。次 いで図6に開示するように基材フィルム(200)を粘着層(220)から剥離 させると、ビニール袋(3)の封止する封緘口の部分の表面(30)と、粘着層 (220)との粘着力が第1剥離剤層(211)と粘着層(220)との間の粘 着力より強いため、粘着層(220)は基材フィルム(200)の剥離にともな ってビニール袋(3)の表面から剥離されることがなく、表面(30)には粘着 層(220)のみが付着する。これについでビニール袋(3)の封止する口の部 分を折り曲げて、ビニール袋(3)の対応する部分(図示しない)に重ねあわし て粘着させることによって、ビニール袋(3)の口部の封止の動作が完成する。 当然のことながら、ビニール袋(3)を再度開く場合は、封止した部分からビニ ール袋(3)の折り曲げ部分を上方に引き上げればよい。
【0011】 前記の基材フィルム(200)、第1剥離剤層(211)、第2剥離剤層(2 12)、及び粘着層(220)に適用する材質は、いずれも周知の製品でかまわ ない。よって、ここでは詳述しない。また、図2に開示するように、粘着層(2 20)は、基材フィルム(200)を剥離させる場合の便宜を図るために、基材 フィルム(200)の中間の部位に設ければよく、基材フィルム(200)を全 面的覆う必要はない。
【0012】 以上の実施例は、この考案の特徴と技術内容を説明するためのものであって、 この考案の実施の範囲を限定するものでない。よって、以上の実施例の内容に基 づきなされた修飾、変更などは、いずれも実用新案登録請求の範囲に属するもの とする。
【0013】
【考案の効果】
この考案による封止用粘着テープは、周知の技術に比して、次ぎに掲げる効果 を有する。 1、周知の技術による封止用粘着テープを巻き取って円盤状にした場合、巻き取 った状態が崩れやすく、巻き取りにくいという欠点を解決することができる。 2、この考案による封止用粘着テープは、単一の基材フィルムを設けるため製造 コストが低減するとともに、製造工程を簡略化することができる。 3、この考案による封止用粘着テープは、単一の基材フィルムのみを設けるため 、円盤状に巻き取った場合、該円盤の直径を低減することができ、収納のために 締める空間を狭めることができる。 4、この考案による封止用粘着テープを巻き取る場合、各層ごとが粘着するので 、周知の技術に見られる挟持手段を使用することなく巻き取った状態を保持する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 周知の封止用粘着テープを示す図であり、
(a)は断面図、(b)は周知の封止用粘着テープを巻
き取った状態における局部断面図である。
【図2】 この考案による封止用粘着テープの正面図で
ある。
【図3】 図2におけるA−A線の断面図である。
【図4】 この考案による封止用粘着テープを巻き取っ
た状態における局部断面図である。
【図5】 この考案による封止用粘着テープを被粘着物
に貼着した状態の断面図である。
【図6】 図5の封止用粘着テープを剥離させる状態の
断面図である。
【符号の簡単な説明】
1、2 封止用粘着テープ 100、220 粘着層 111、112 基材フィルム 121、122 剥離剤層 201 第1表面 202 第2表面 211 第1剥離剤層 212 第2剥離剤層 3 ビニール袋 30 表面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1表面と第2表面を有する基材フィル
    ムと、該基材フィルムの第1表面に塗布してなる第1剥
    離剤層と、該基材フィルムの第2表面に塗布してなる第
    2剥離剤層と、該第1剥離剤上に設けられ、被粘着物の
    表面に粘着することを目的とする粘着層とによってなる
    封止用粘着テープにおいて、 該第1剥離剤層と粘着層との間の粘着力を第2剥離剤層
    と粘着層との間の粘着力に比して強くし、かつ該粘着層
    と被粘着物表面との粘着力を該粘着層と第1剥離剤層と
    の間の粘着力に比して強くすることを特徴とする封止用
    粘着テープ。
  2. 【請求項2】 前記基材フィルムの材質がPEであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の封止用粘着テープ。
  3. 【請求項3】 前記粘着層が重複して粘着させることの
    できる粘着剤よりなることを特徴とする請求項1に記載
    の封止用粘着テープ。
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