JP3068209U - 作業用日除け - Google Patents

作業用日除け

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JP3068209U
JP3068209U JP1999007796U JP779699U JP3068209U JP 3068209 U JP3068209 U JP 3068209U JP 1999007796 U JP1999007796 U JP 1999007796U JP 779699 U JP779699 U JP 779699U JP 3068209 U JP3068209 U JP 3068209U
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work
shade
neck
cover part
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JP1999007796U
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Inventor
温子 中原
Original Assignee
温子 中原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 へちま繊維板により背中と首部への日当たり
を防止し、通気性を良好にして夏期においても農作業や
土木作業を軽快に行うことができる日除けを提供する。 【解決手段】 ヘチマ繊維板により、背覆い部と、その
上部の山形状の首覆い部とよりなる日除け板を形成し、
該日除け板の外周を玉縁により被覆すると共に日除け板
の背面に背負いバンドを取り付けている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、農作業や土木作業の際に、背中に着用し、背中と首部への日当たり を防止する、作業用日除けに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
農作業や土木作業は、背中とか首の後部に日が当たり、暑くて疲労し易いので 、農作業にあっては、古くから肩幅よりやや大きなござを背負い、日をさえぎっ ていた。
【0003】 しかし、このござの日除けでは、首部への日当たりを防ぐことができず、また 通気性も悪いので、夏期の農作業には適切なものではなかった。しかも身体に馴 染み難いので、作業に支障を来すという欠点もあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、従来のござを用いた日除けの問題点に鑑み、へちま繊維板により背 中と首部への日当たりを防止し、通気性を良好にして夏期においても農作業や土 木作業を軽快に行うことができる日除けを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の作業用日除けは、上記の目的を達成するために、ヘチマ繊維板により 、背覆い部とその上部の首覆い部とよりなる日除け板を形成し、該日除け板の外 周を玉縁により被覆すると共に、日除け板の背面に背負いバンドを取り付けたこ とを特徴としている。
【0006】 上記請求項1の作業用日除けは、日除け板の背面に設けた背負いバンドにより 着用するときは、背中と首部が覆われ、ヘチマ繊維板により直射日光をさえぎる ことができる。しかもヘチマ繊維板は、通気性がきわめて良好であるから、汗を 容易に発散することができるのである。また日除け板は、ヘチマ繊維により形成 されているため、背中に馴染み易く、作業時に支障を来すことがないのである。
【0007】
【考案の実施の形態】
本考案に使用するヘチマ繊維板は、特開平5−16306号公報に開示されて いるヘチマ繊維素材であり、完熟したヘチマを水に晒して果肉を腐敗させた後、 このヘチマの上下両端部を切除し、洗浄して腐った果肉部を除去し、これを天日 乾燥して網目状の繊維状態とし、表皮と種子を取り除き、断面円形状の外皮部の 表面から反対側の外皮部の内面に亘って縦方向の切り目を入れ、芯部、及び芯部 と外皮部の内側とを連結している放射状の架橋部を外皮部から切り取る。芯部等 を取り除いた外皮部は断面円弧状に彎曲しているので、これを平らになるように 加工する。
【0008】 このようにして得たヘチマ繊維板は、ヘチマの表側に相当する面は、細くて柔 らかな繊維による緻密な網目が形成され、ヘチマの内側に相当する面は、架橋部 を切り取った際の上下方向の残渣部が、左右に間隔的に形成されている。この残 渣部は、横方向のやや硬い繊維により、表面にやや突出した状態で表れ、残渣部 と残渣部との間には、上下方向に目の粗い繊維の網目が形成されている。
【0009】 尚、1個のヘチマから得られる繊維板は、上下の長さが40〜50cm、横巾が 20〜25cm程度であるから、2〜3枚の繊維板を、その上下を横向きにし、こ れを上下に接続して所望の大きさのヘチマ繊維板を形成する。
【0010】 以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。 図1及び図2は請求項1における作業用日除けの一例を示すものであり、図1 は、正面図、図2は斜視図である。
【0011】 図中の符号1は、前記ヘチマ繊維板により形成した日除け板であり、背覆い部 2と、その上部の山形状の首覆い部3とよりなる。この日除け板1は、緻密な網 目4の側を内側に、即ち背中に当たる側に、残渣部5と粗い網目部分6とが交互 に形成された側を外側にして使用する。また前記したように残渣部5と粗い網目 部分6は横縞状になっている。
【0012】 符号7は上記日除け板1の外周に縫着した布製の玉縁であり、日除け板1の端 面を被覆している。この玉縁7には、プラスチックテープを用いることもある。
【0013】 符号8は日除け板1の内側に取付けた左右一対の布製の背負いバンドであり、 上端を背覆い部2と首覆い部3との境界部に縫着し、下端を背覆い部2の下部に 縫着している。この背負いバンド8には、プラスチックテープを用いることもあ る。尚符号9は、上下のヘチマ繊維板を接続するための縫い目線である。
【0014】 上記本考案の実施形態にあっては、これを背負いバンド8により背負うと、背 覆い部2が背中に接触し、首覆い部3が首の後部にやや離れて対向するので、背 中と首部への直射日光がさえぎられる。しかもヘチマ繊維板は、通気性がきわめ て良好であるから、身体から発生する汗は容易に発散される。また日除け板1に おける網目部分6の繊維は、縞模様の方向に長くて、しかも粗い網目のため、作 業者の屈伸に応じて日除け板は前後に彎曲したり、平らに伸びたりする。即ち日 除け板1は、作業者の身体の動きに応じて変形することができるのである。
【0015】 上記本考案の実施形態のように、緻密な繊維4の側を背中に当たる側にして使 用するときは、感触が良好であり、また残渣部5と粗い網目部分6との横縞模様 により、外観が良好となる。
【0016】
【考案の効果】
本考案に係る作業用日除けは、以上説明したような形態で実施され、以下に記 載するような効果を奏する。
【0017】 日除け板をヘチマ繊維板により形成したから、これを背負うと、背中と共に首 の後部への直射日光をさえぎることができ、身体の汗も容易に発散させることが できる。また日除け板は、ヘチマの繊維方向に応じて容易に彎曲するため、作業 者の背中に馴染み易く、しかも首覆い部は山形状に形成したから、この部分が作 業の邪魔になることがない。従って農作業や土木作業を、違和感を抱くことなく 、軽快に行うことができる。
【0018】 しかも日除け板の内側には、背負いバンドを設けたから、簡単に着用すること ができる。また日除け板の外周には玉縁を設けて端面を被覆したから、作業時に 樹木や作業機具等に当てて損傷するようなことがない。
【0019】 ヘチマ繊維板の緻密な繊維側を内側に、残渣部を有する側を外側に使用すると きは、身体への触感がきわめて良好であり、また外側には残渣部による縞模様が 表現されるため、商品価値を一段と高揚することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る作業用日除けの一例を示す正面図
である。
【図2】同上作業用日除けの斜視図である。
【符号の説明】
1 日除け板 2 背覆い部 3 首覆い部 4 緻密な網目 5 残渣部 6 粗い網目部分 7 玉 縁 8 背負いバンド 9 縫い目線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘチマ繊維板により、背覆い部と、その
    上部の山形状の首覆い部とよりなる日除け板を形成し、
    該日除け板の外周を玉縁により被覆すると共に、日除け
    板の背面に背負いバンドを取り付けたことを特徴とする
    作業用日除け。
JP1999007796U 1999-10-14 1999-10-14 作業用日除け Expired - Lifetime JP3068209U (ja)

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