JP3068027B2 - 記録信号補正方法及びディスク装置 - Google Patents

記録信号補正方法及びディスク装置

Info

Publication number
JP3068027B2
JP3068027B2 JP9065127A JP6512797A JP3068027B2 JP 3068027 B2 JP3068027 B2 JP 3068027B2 JP 9065127 A JP9065127 A JP 9065127A JP 6512797 A JP6512797 A JP 6512797A JP 3068027 B2 JP3068027 B2 JP 3068027B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bit
delay amount
inversion
delay
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9065127A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10261203A (ja
Inventor
博秋 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP9065127A priority Critical patent/JP3068027B2/ja
Priority to US09/025,115 priority patent/US6157506A/en
Publication of JPH10261203A publication Critical patent/JPH10261203A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3068027B2 publication Critical patent/JP3068027B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/012Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic disks
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/02Recording, reproducing, or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B5/09Digital recording

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Digital Magnetic Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録信号補正方法及
びディスク装置に係り、特に、ディジタル情報を記録す
る際の記録信号の補正を行うための記録信号補正方法及
びディスク装置に関する。近年、磁気ディスク装置では
磁気記録密度の向上により記録媒体上の磁化反転間隔が
微小となっている。このため、先行する記録媒体上の既
記録情報(ビット)の磁化の反転の影響により記録情報
の位置ずれが発生してしまい本来の磁化反転位置とはず
れてしまい、記録情報再生時に適切な再生が出来ない現
象が発生する。この現象は、一般的に非線型ビットシフ
トと呼ばれている。この非線型ビットシフトを補正しな
いと、媒体上の磁化反転位置に実際の記録信号とずれが
生じる。
【0002】
【従来の技術】図9に従来の磁気ディスク装置の一例の
ブロック構成図を示す。磁気ディスク装置1は、磁性体
から構成される磁気ディスク2を回転させつつ、磁気デ
ィスク2に対向して設けた磁気ヘッド3に記録電流を供
給することにより、磁気ヘッド3に磁界を発生させ、磁
気ディスク2を磁化することにより情報の記録を行う。
このとき、磁気ヘッド3は、アクチュエータ4により磁
気ディスク2の半径方向(矢印A方向)に移動して、磁
気ディスク2に同心円状に情報を記録していく。また、
磁気ヘッド3には、ヘッドIC5から記録電流が供給さ
れ、記録情報に応じた磁界を発生する。
【0003】記録情報は、まず、外部から制御回路6に
供給される。制御回路6は、外部からの記録情報を受信
して、エンコーダ7に供給する。エンコーダ7は、制御
回路6から供給された記録情報を磁気ディスク2に記録
するべきNRZ(nonreturnto zero )の情報に変換し
て、出力する。エンコーダ7の出力信号は、記録補正回
路8に供給される。なお、NRZは、非ゼロ復帰記録方
式と呼ばれるもので、2値信号パルス列において、単位
符号間隔の長さとパルスの長さが同じようになるパルス
波形で記録を行う記録方式である。
【0004】記録補正回路8は、エンコーダ7の出力記
録信号のビットの配列を検出して、ヒットの配列に応じ
た補正を行う。記録補正回路8で補正された記録信号
は、ヘッドIC5に供給される。ヘッドIC5は、記録
補正回路8から供給された記録情報に応じた記録電流を
磁気ヘッド3に供給する。一方、磁気ヘッド3により再
生された信号はヘッドIC5に供給されて増幅された
後、AGC(Automatic Gain Control)回路9に供給さ
れる。AGC回路9は、ヘッドIC5から供給された信
号の振幅を一定に制御して出力する。
【0005】AGC回路9の出力信号は、信号検出回路
10に供給され、再生情報が検出される。信号検出回路
10で検出された再生情報は、デコーダ11に供給さ
れ、デコードされた後、制御回路6に供給される。制御
回路6では、再生情報を外部に出力する。また、AGC
回路9の出力信号は、サーボ復調回路12に供給され
る。サーボ復調回路12では、AGC回路9から供給さ
れた信号からサーボ信号を復調して、サーボ制御回路1
3に供給する。サーボ制御回路13は、サーボ復調回路
12から供給されるサーボ信号と制御回路6から供給さ
れる制御信号との応じて磁気ヘッド5の現在の位置と記
録、又は、再生を行うべき位置との差に応じたドライブ
制御信号を生成して、ドライブ回路14に供給する。
【0006】ドライブ回路14は、サーボ制御回路13
から供給されたドライブ制御信号に応じてアクチュエー
タ4を駆動するドライブ信号を生成し、アクチュエータ
4に供給する。アクチュエータ4は、ドライブ回路14
からのドライブ信号に応じて駆動され、磁気ヘッド5を
所定の位置に移動させる。このような、磁気ディスク装
置1で、磁気ディスク2に記録情報を記録する場合に
は、磁気ディスク2を磁化する必要があるので、先行す
る記録媒体上の既記録情報(ビット)の磁化の反転の影
響により記録情報の位置ずれが発生してしまい本来の磁
化反転位置とはずれてしまう。
【0007】図10に記録補正を行わない場合の記録信
号と磁化反転の状態を説明するための図を示す。図10
(A)はエンコーダ7から供給される記録情報である入
力NRZ信号、図10(B)は磁気ヘッド3に供給する
記録電流、図10(C)は磁気ディスク2の磁化の状態
を示す。記録補正を行わない場合には、図10(A)、
(B)に示すようにエンコーダ7から供給される記録情
報、及び、磁気ヘッド3に供給される記録電流の変化の
タイミングは一致する。
【0008】ここで、図10(B)に示す記録電流によ
り、磁気ディスク2を磁化することを考える。まず、時
刻t0 で記録電流の極性が反転すると、逆方向の磁界に
より磁化され、磁化の方向が反転する。次に、時刻t0
に連続する時刻t2 で記録電流の極性が反転すると、時
刻t0から反転した時間が短いので、磁気ディスク2
は、時刻t0 の前の状態に引っ張られ、時刻t2 に達す
る前の時刻t1 で磁化の方向が反転してしまう。これ
が、いわゆる、非線型ビットシフトと言われるもので、
このまま記録を行うと、記録情報が本来の磁化反転位置
とはずれてしまい、磁気ディスク2から情報を再生する
時に適切な再生ができない。
【0009】このため、図9に示される磁気ディスク装
置1では、エンコーダ7とヘッドIC5との間に記録補
正回路8を設け補正を行う。図11に従来の磁気ディス
ク装置の一例の記録補正方法を説明するための図を示
す。従来の記録補正回路8における非線型ビットシフト
の補正(Write Precompensation :WPC)は、記録情
報の直前ビットの磁化反転の有無により記録情報の反転
位置を変化させることで媒体記録位置を補正し、再生時
に正規の磁化反転位置とする補正である。
【0010】つまり、磁化反転が連続する場合、2ビッ
ト以降は記録反転間隔を通常のビット間隔より大きくと
り、媒体上の磁化反転としては正規の磁化反転間隔とな
るように補正を行う。図11に従来の磁気ディスク装置
の一例の記録補正方法を説明するための図を示す。
【0011】図11において前のビットから磁化の反転
がある場合を”1”、磁化の反転がない場合を”0”で
表現する。従来の記録補正回路8では、図11に示すよ
うに2ビット前のビットから連続して反転された場合に
予め設定された所定の遅延量t10だけ遅延を行ってい
た。図12に従来の磁気ディスク装置の一例の記録補正
動作を説明するための図を示す。図12(A)はエンコ
ーダ7から供給される記録情報である入力NRZ信号、
図12(B)は磁気ヘッド3に供給する記録電流、図1
2(C)は磁気ディスク2の磁化の状態を示す。
【0012】記録補正回路8により、時刻t0 で図12
(A)に示すように入力情報が反転し、続けて、時刻t
1 で、入力情報が反転すると、2ビット連続して反転が
行われるので、図12(B)に示す記録電流が図11に
示すように所定の遅延量t10だけ遅延した時刻t2 で反
転される。このため、図12(C)に示す磁気ディスク
2の磁化の反転が遅延され、図12(A)に示すように
入力情報が反転する時刻t1 で磁化反転され、図12
(A)に示すエンコーダ7からの記録情報のビットの反
転位置と一致した位置で磁化を行うことができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、磁気ディス
ク装置では更なる記録密度向上により連続した磁化反転
だけでなく、2ビット前に起こった磁化反転の影響が無
視できなくなっている。従来の磁気ディスク装置の記録
補正方法では、過大補正もしくは補正不足により磁化反
転位置が適切とならず誤差となって現れ、再生時にデー
タの誤検出となる等の問題点があった。
【0014】また、図12の場合は過大補正のため2ビ
ット連続の磁化反転に対しては記録補正により適切な位
置に記録されているが、例えば、図12の時刻t3 のよ
うに3ビット連続して磁化反転が起こった場合には、時
刻t5 で図12(B)に示すように記録電流が反転する
が、このとき、前の前のビットと同じ磁化の方向となる
ので、前の磁化反転の影響が減少するので、適切な磁化
反転位置、すなわち、時刻t3 より後方にずれた時刻t
4 で磁化が反転し、結局、記録情報と、磁化の反転位置
とがずれてしまう等の問題点があった。
【0015】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、高記録密度に適した記録補正方法及びディスク装置
を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1、10
は、第1のビットに先行する第2のビット、該第2のビ
ットに先行する第3のビットの反転状態を認識し、第2
のビットに反転があり、かつ、第3のビットに反転がな
い場合に、第1のビットの反転を第1の遅延量だけ遅延
させ、第3のビットに記録信号の反転があり、かつ、第
2のビットに反転がある場合に、第1のビットへの記録
信号の反転を第1の遅延量以下に設定された第2の遅延
量だけ遅延させ、第3のビットに反転があり、かつ、第
2のビットに反転がない場合に、第1のビットの反転を
第2の遅延量以下に設定された第3の遅延量だけ遅延さ
せる。請求項1、10によれば、2ビット連続して記録
信号に反転が有る場合には、最大の遅延量に設定された
第1の遅延量により第1ビットへの記録信号の反転を遅
延させ、3ビット連続して記録信号に反転がある場合に
は、2ビット前の磁化の反転により前のビットの磁化の
反転による影響が低減されるため、第1の遅延量より小
さい遅延量に設定された第2の遅延量での記録補正を行
い、2ビット前に記録信号の反転がある場合には、反転
があってからの距離が長いので、ビット反転による影響
が小さくなるため、第2の遅延量より小さい遅延量に設
定された第3の遅延量により記録信号の補正が行われる
ので、記録信号のビット列に最適な記録補正が行える。
なお、このとき、全て遅延だけで記録補正が行おこなわ
れるので、記録補正を容易に行うことができる。
【0017】請求項2、11は、第2の遅延量を第1の
遅延量に第1の係数を乗算して設定し、第3の遅延量を
第1の遅延量に第1の係数より小さい第2の係数を乗算
することにより設定する。 請求項2、11によれば、第
2及び第3の遅延量を第1の遅延量に第1及び第2の係
数を乗算することにより設定することにより、第1の遅
延量を決定することにより第2及び第3の遅延量を自動
的に設定できるので、第1乃至第3の遅延量の全てを設
定する必要がないので、遅延量の設定を簡単に行える。
【0018】請求項3、12は、第2の遅延量を第1の
遅延量から第3の遅延量を減じた値に設定することを特
徴とする。 請求項3、12によれば、第2の遅延量を第
1の遅延量から第3の遅延量を減じた値に設定すること
により、第1の遅延量及び第3の遅延量を決定すれば、
第2の遅延量を自動的に設定でき、第1乃至第3の遅延
量の全てを設定する必要がないので、遅延量の設定を簡
単に行える。
【0019】請求項4、13は、前記第3の遅延量を前
記第1の遅延量から前記第2の遅延量を減じた値に設定
することを特徴とする。請求項4、13によれば、第3
の遅延量を第1の遅延量から第2の遅延量を減じた値に
設定することにより、第1の遅延量及び第3の遅延量を
決定すれば、第2の遅延量を自動的に設定でき、第1乃
至第3の遅延量の全てを設定する必要がないので、遅延
量の設定を簡単に行える。
【0020】請求項5、14は、前記第1の遅延量を前
記第2の遅延量と前記第3の遅延量とを加算した値に設
定することを特徴とする。 請求項5,14によれば、第
1の遅延量を第2の遅延量と第3の遅延量とを加算した
値に設定することにより、第1の遅延量及び第3の遅延
量を決定すれば、第2の遅延量を自動的に設定でき、第
1乃至第3の遅延量の全てを設定する必要がないので、
遅延量の設定を簡単に行える。
【0021】請求項6、15は、前記第1のビットに先
行する第2のビットに反転がある場合に、前記第1のビ
ットの反転を第4の遅延量だけ遅延させ、前記第2のビ
ットに先行する第3のビットに反転がある場合に、前記
第1のビットへの記録信号の反転を前記第4の遅延量以
下に設定された第5の遅延量だけ遅延させることを特徴
とする。 請求項6、15よれば、磁化反転が2ビット以
上連続した場合には第4の遅延量で記録補正を行い、2
ビット前に磁化反転した場合には、第4遅延量より小さ
い第5の遅延量で記録補正を行い、その他の場合は記録
補正無しとすることにより、不要な遅延を行う必要がな
いので、記録補正を簡単に行える。
【0022】請求項7、16は、前記第5の遅延量を前
記第4の遅延量に予め設定された所定の係数を乗算する
ことにより設定する。 請求項7、16によれば、第4の
遅延量を設定することにより、第5の遅延量を自動的に
設定できるので、遅延量の設定を簡単に行なえる。
【0023】請求項8、17は、前記第1のビットに先
行する第2のビットに反転があり、かつ、前記第2のビ
ットに先行する第3のビットに反転がない場合に、前記
第1のビットへの前記記録信号の反転を第6の遅延量だ
け遅延させ、前記第2のビットに反転があり、かつ、前
記第3のビットに反転がある場合に、前記第1のビット
への記録信号の反転を前記第6の遅延量以下に設定され
た第7の遅延量だけ遅延させることを特徴とする。 請求
項8、18によれば、磁化反転が2ビット連続した場合
には、第6の遅延量により記録補正を行い、3ビット以
上連続する場合には、第6の遅延量より小さい第7の遅
延量により記録補正を行い、その他の場合は記録補正無
しとすることにより、不要な遅延を行う必要がないの
で、記録補正を簡単に行える。
【0024】請求項9、18は、前記第7の遅延量を、
前記第6の遅延量に予め設定された所定の係数を乗算す
ることにより設定する。 請求項9、18によれば、第7
の遅延量を第6の遅延量に予め設定された所定の係数を
乗算することにより設定することにより、第6の遅延量
を設定することにより第7の遅延量が設定されるので、
第6の遅延量及び第7の遅延量の両方を設定する必要が
なく、遅延量の設定を簡単に行える。
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【発明の実施の形態】図2に本発明の磁気ディスク装置
の一実施例のブロック構成図を示す。同図中、図9と同
一構成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
本実施例の磁気ディスク装置100は、図9の磁気ディ
スク装置とは、記録補正回路101の構成が異なる。本
実施例の磁気ディスク装置100の記録補正回路101
は、エンコーダ7から供給される記録信号の信号反転位
置を補正して出力する。
【0040】記録補正回路101は、記録信号のうち書
き込もうとするビットである第1のビット、第1のビッ
トの前のビットである第2のビット、第2のビットの前
のビットである第3のビットの反転の状態を認識し、第
2のビットに反転があり、かつ、第3のビットに反転が
ない場合に、第1のビットの反転を第1の遅延量だけ遅
延させ、第3のビットに反転があり、かつ、第2のビッ
トに反転がある場合に、第1のビットの反転を第1の遅
延量以下に設定された第2の遅延量だけ遅延させ、第3
のビットに反転があり、かつ、第1のビットに反転がな
い場合に、第1のビットの反転を第2の遅延量以下に設
定された第3の遅延量だけ遅延させる。
【0041】図3に本発明の磁気ディスク装置の一実施
例の記録補正回路のブロック構成図を示す。本実施例の
記録補正回路101は、エンコーダ7から記録情報を1
ビット分遅延させる遅延回路110、遅延回路110に
より1ビット分遅延された記録情報をさらに1ビット分
遅延させる遅延回路111、遅延回路111により1ビ
ット遅延された記録情報と遅延回路111により2ビッ
ト遅延された記録情報との論理積を求めるANDゲート
112、遅延回路111により2ビット遅延された記録
情報を反転させるインバータ117、遅延回路110に
より1ビット遅延された記録情報を反転させるインバー
タ118、遅延回路110により1ビット遅延された記
録情報とインバータ117との出力との論理積を求める
ANDゲート113、遅延回路111により2ビット遅
延された記録情報とインバータ118との出力との論理
積を求めるANDゲート113、ANDゲート112,
113,114の出力論理に応じて第1乃至第3の遅延
量t1 ,t2 ,t3 のいずれかのパルス信号を出力する
遅延発生回路115、エンコーダ7からの記録情報と遅
延発生回路115の出力パルスとの論理積を求めるAN
Dゲート116から構成される。
【0042】ここで、ビットに反転がある場合を”
1”、反転がない場合を”0”で表現し、記録補正回路
101の動作を説明する。記録補正回路101にエンコ
ーダ7から1ビット前のビットと2ビット前のビットが
共に「1」のビット列が供給されたとすると、ANDゲ
ート112には、遅延回路110、及び、遅延回路11
1の出力ビットが供給されるので、両者の論理積が取ら
れ、ANDゲート112の出力は「1」となる。また、
ANDゲート113には、遅延回路110の出力ビット
「1」と、遅延回路111の出力ビットを反転させたビ
ット「0」とが供給されるため、その論理積として
「0」が出力される。さらに、ANDゲート113に
は、遅延回路110の出力ビット「1」を反転させた論
理入力「0」及び遅延回路111の出力ビット「1」と
が供給されるため、その論理積として「0」が出力され
る。
【0043】また、1ビット前のビットが「1」で2ビ
ット前のビットが「0」のビット列が供給されると、A
NDゲート112には遅延回路110及び遅延回路11
1から「1」及び「0」が供給されるため、その出力は
「0」となる。また、ANDゲート113には、遅延回
路111の出力ビット「0」を反転させた「1」が供給
されるので、その入力は共に「1」、「1」となり、そ
の出力論理は「1」となる。さらに、ANDゲート11
4には、遅延回路110の出力ビット「1」を反転させ
た「0」が供給されるので、その入力は共に「0」、
「0」となり、その出力論理は「0」となる。
【0044】また、1ビット前のビットが「0」で2ビ
ット前のビットが「1」のビット列が供給されると、A
NDゲート112には遅延回路110及び遅延回路11
1から「0」及び「1」が供給されるため、その出力は
「0」となる。また、ANDゲート113には、遅延回
路111の出力ビット「1」を反転させた「0」が供給
されるので、その入力は共に「0」、「0」となり、そ
の出力論理は「1」となる。さらに、ANDゲート11
4には、遅延回路110の出力ビット「0」を反転させ
た「1」が供給されるので、その入力は共に「1」、
「1」となり、その出力論理は「1」となる。
【0045】一方、遅延発生回路115には、ビットに
応じたクロックが供給されており、このクロックをAN
Dゲート112〜113からの出力に応じて3種類の遅
延量t1 ,t2 ,t3 だけ遅延させて出力する。このと
き、遅延量t1 ,t2 ,t3は、 0≦t3 ≦t2 ≦t1 に設定されている。なお、遅延量t1 ,t2 ,t3 は、
後述するように規格化線密度に応じて設定される。
【0046】遅延発生回路115は、ANDゲート11
3の出力ビットが「1」のときは、ビット列「0,1,
1」と判断できるので、最大の遅延量t1 が選択され
る。また、ANDゲート112の出力ビットが「1」の
ときは、ビット列が「1,1,1」と判断できるので、
遅延量t2 が選択される。さらに、ANDゲート111
の出力ビットが「1」のときは、ビット列が「1,0,
1」と判断できるので、遅延量t3 が選択され、出力を
選択された遅延量だけ遅延させて「1」にする。
【0047】遅延発生回路115の出力ビットは、AN
Dゲート116に供給される。ANDゲート116は、
エンコーダ7からの出力ビットが「1」すなわち反転が
あり、かつ、遅延発生回路115の遅延出力が「1」と
なった時点で出力が反転され、遅延発生回路115で選
択された遅延量t1 ,t2 ,t3 だけ遅延させて出力す
る。
【0048】図4に本発明の磁気ディスク装置の一実施
例の記録補正回路の動作フローチャートを示す。図4
は、図3に示す記録補正回路の動作をフローチャートに
したものである。本実施例では、記録信号から1ビット
前と2ビット前の磁化の反転の有無を認識して、記録補
正のための遅延量t1 ,t2 ,t3 を切り替える。
【0049】図4のフローチャートでは、ステップS1
−1〜S1−4により1ビット前と2ビット前の磁化の
反転の有無を判定し、ステップS1−5〜S1−8で記
録補正を行っている。本実施例の記録補正回路101で
は、記録しようとしている第1のビットBit(N)、
前ビットである第2ビットBit(N−1)と2ビット
前のビットである第3ビットbit(N−2)の組み合
わせにより記録補正量を制御する。、図1に本発明の磁
気ディスク装置の一実施例の記録補正方法を説明するた
めの図を示す。
【0050】図1において、前のビットから磁化の反転
がある場合を”1”、磁化の反転がない場合を”0”で
表現する。また、磁化の反転の有無”1”、”0”を問
わない場合を”×”と定義する。まず、記録しようとし
ているビットBit(N)が前のビットBit(N−
1)に対して磁化の反転が無い場合、すなわち、Bit
(N)=0のときは、第2ビットBit(N−1)、及
び、第3ビットBit(N−2)によらず補正を行わな
い。つまり、Bit(N−2,N−1,N)=[×,
×,0]の場合は補正は行わない。
【0051】また、Bit(N−2、N−1、N)=
[0,0,1]の場合も、補正を行わない。Bit(N
−2,N−1,N)=[0,1,1]の場合は2ビット
連続して磁化の反転があるため、その影響が出やすいの
で、最大の遅延量t1 の記録補正を行う。Bit(N−
2,N−1,N)=[1,1,1]の場合は、3ビット
連続して磁化の反転があるため、2ビット前の磁化の反
転により前のビットの磁化の反転による影響が低減され
るため、遅延量t1 より小さい遅延量に設定された遅延
量t2 での記録補正を行う。
【0052】Bit(N−2,N−1,N)=[1,
0,1]の場合は、2ビット前の磁化反転によるビット
シフトを補正するために、ビット反転による影響が小さ
いので、遅延量t2 より小さい遅延量に設定された遅延
量t3 により記録補正を行う。図5に本発明の一実施例
の記録時の記録電流に対する磁化反転の状態を示す図を
示す。
【0053】図5(B)に示すように、反転する時刻t
3 のビットにおいて、2ビット前の時刻t1 のビットで
反転がなく、1ビット前の時刻t2 のビットで反転があ
ると、ビット列Bit(N−2,N−1,N)=[0,
1,1]で表せるので、時刻t3 のビットは、最大の遅
延量t1 だけ遅延されて時刻t4 で反転される。以上に
より、図5(C)に示す磁化の反転を図5(A)に示す
入力ビットの位置に一致させることができる。
【0054】また、図5(B)の記録電流が反転する時
刻t5 のビットにおいて、2ビット前の時刻t2 のビッ
トで反転があり、1ビット前の時刻t3 のビットで反転
があると、ビット列Bit(N−2,N−1,N)=
[1,1,1]で表せるので、時刻t5 のビットは、2
ビット前のビットの磁化により1ビット前のビットの磁
化の反転が打ち消されるため、最大の遅延量t1 より小
さい遅延量t2 だけ遅延した時刻t6 で反転を行う。以
上により、図5(C)に示す磁化の反転を図5(A)に
示す入力ビットの位置に一致させることができる。
【0055】さらに、図5(B)の記録電流が反転する
時刻t8 のビットにおいて、2ビット前の時刻t5 のビ
ットで反転があり、1ビット前の時刻t7 のビットで反
転がないと、ビット列Bit(N−2,N−1,N)=
[1,0,1]で表せるので、時刻t8 のビットは、2
ビット前のビットの磁化の反転の影響を受けるだけであ
るので、最小の遅延量t3 だけ遅延した時刻t9 で反転
を行う。以上により、図5(C)に示す磁化の反転を図
5(A)に示す入力ビットの位置に一致させることがで
きる。
【0056】前のビットの磁化の反転の関係により設定
されるので、遅延量t1 とは距離的関係にあると判断で
きるので、遅延量t1 の比例係数として補正量を表すこ
とができる。例えば、 t2 =α×t1 ・・・(1) t3 =β×t1 ・・・(2) として設定できる。
【0057】ここで、α,βは比例系数値であり、共に
0≦(α,β)≦1である。また、理想的な場合、2ビ
ット前の磁化の反転による影響は、1ビット前の磁化の
反転の有無によって、ビットシフトに作用する極性のみ
が異なり、量は同じであるため、 t2 =t1 −t3 ・・・(3) 若しくは、 t3 =t1 −t2 ・・・(4) で表すことができる。
【0058】また、上記理想的な関係を用いると、 t1 =t2 +t3 ・・・(5) で設定することもできる。なお、遅延量t1 ,t2 ,t
3 の最適値の決定に際して、上記式に従うことなく、実
際の測定に応じて遅延量t1 ,t2 ,t3 をそれぞれ独
立に設定してもよい。なお、このとき、補正量”0”と
設定できるようにすることも重要である。
【0059】図6に本発明の磁気ディスク装置の一実施
例の規格化線密度に対する設定遅延量の特性を示す図を
示す。図6において、実線は規格化線密度に対する遅延
量t1 、点線は規格化線密度に対する遅延量t2 、一点
鎖線は規格化線密度に対する遅延量t3 の特性を示す。
なお、図6では遅延量t1 ,t2 ,t3 は、1ビットの
間隔に対する補正量を%で示したものである。
【0060】上記、係数α,β、遅延量t1 ,t2 ,t
3 は、実際の特定結果から得られた図6に示す規格化線
密度に応じた遅延量t1 ,t2 ,t3 の特性にしたがっ
て設定される。本実施例によれば、2ビット前までの磁
化の反転の有無を考慮することで、磁化反転が2ビット
連続する場合に、最大の遅延量t1 の補正量で補正し、
磁化反転が3ビット連続する場合は、2ビット前の磁化
反転の影響により、磁化の反転の影響が2ビット連続す
る場合のずれ量より小さくなるため、補正量は遅延量t
1 より小さい遅延量t2 とする。
【0061】また、磁化反転が連続する場合隣接磁化反
転では磁化反転間隔を小さくする方向に作用し、2ビッ
ト前の磁化反転は磁化反転間隔を広げようとする方向に
作用する。しかし、その作用は磁化反転問隔に反比例す
るため隣接磁化反転による作用の方が2ビット前の作用
より大きくなる。また、1ビット前に磁化反転が無く、
2ビット前に磁化反転がある場合は2ビット前の磁化反
転の影響により磁化反転間隔を小さくする方向に作用す
るため、遅延量t2 より小さい遅延量t3 で記録補正を
行う。このように記録補正することで媒体上の磁化反転
は適切な間隔となり再生時の位置ずれによる誤りを除去
することができる。
【0062】本実施例では、2ビット前の磁化反転を考
慮した完全な形式であるが、記録ヘッド及び記録媒体の
特性によっては、記録補正必要数(上記場合は3種類)
を遅延量t1 ,遅延量t2 の2種類、又は、遅延量t1
,t3 の2種類のように減少させることができる。図
7に本発明の磁気ディスク装置の一実施例の記録補正回
路の第1変形例の補正処理のフローチャートである。
【0063】図7に示される記録補正処理は、磁化反転
が2ビット以上連続した場合と2ビット前に磁化反転し
た場合にのみ記録補正が必要な場合に適用される処理で
ある。この方式ではステップS2−1〜S2−3でビッ
ト列Bit(N−2,N−1,N)=[X,1,1]の
場合、ビット列Bit(N−2,N−1,N)=[1,
0,1]、及び、その他のビット列を判定し、ステップ
S2−4〜S2−6でビット列Bit(N−2,N−
1,N)=[X,1,1]の場合には、遅延量t1 の記
録補正を行い、Bit(N−2,N−1,N)=[1,
0,1]の場合に、遅延量t3 の記録補正を行い、その
他の場合は記録補正無しとする処理を行う。
【0064】遅延量t1 ,t3 の設定は、例えば、比例
係数βを用いて t3 =β×t1 により設定される。なお、遅延量t1 ,t3 の設定は、
上記式に従うことなく独立に設定してもよい。また、遅
延量t1 ,t3 の最適値決定に際して、遅延量t1 ,t
3 が個別に補正量”0”と設定できるようにすることも
重要である。
【0065】図8に本発明の磁気ディスク装置の一実施
例の記録補正回路の第2変形例の補正処理のフローチャ
ートである。図8に示される記録補正処理は、磁化反転
が2ビット連続した場合と3ビット以上連続する場合に
のみ記録補正が必要な場合に適用されるものである。こ
の方式では、ステップS3−1〜3−3でビット列Bi
t(N−2,N−1,N)=[1,1,1]の場合、B
it(N−2,N−1,N)=[1、1、1]の場合、
その他のビット列の判定を行い、ステップS3−4〜S
3−6でビット列Bit(N−2,N−1,N)=
[1,1,1]の場合に、最大の遅延量t1 の記録補正
を行い、ビット列Bit(N−2,N−1,N)=
[1、1、1]の場合に、遅延量t2 の記録補正を行
い、その他の場合は記録補正無しとする処理を行う。
【0066】遅延量t1 ,t2 の設定は、例えば、比例
係数αを用いて t2 =α×t1 により設定される。なお、遅延量t1 ,t2 の設定は、
上記式に従うことなく独立に設定してもよい。また、遅
延量t1 ,t2 の最適値決定に際して、遅延量t1 ,t
2 が個別に補正量”0”と設定できるようにすることも
重要である。
【0067】以上のように、実施例によれば、非線型ビ
ットシフト分を考慮した記録補正を行うことでビットシ
フトを除去することができ、記録データ再生時の誤り率
を低減できるため磁気記録装置の性能向上に寄与すると
ころが大きい。
【0068】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1、10
よれば、2ビット連続して記録信号に反転が有る場合に
は、最大の遅延量に設定された第1の遅延量により第1
ビットの反転を遅延させ、3ビット連続して記録信号に
反転がある場合には、2ビット前の磁化の反転により前
のビットの磁化の反転による影響が低減されるため、第
1の遅延量より小さい遅延量に設定された第2の遅延量
での記録補正を行い、2ビット前に記録信号の反転があ
る場合には、反転があってからの距離が長いので、ビッ
ト反転による影響が小さくなるため、第2の遅延量より
小さい遅延量に設定された第3の遅延量により記録信号
の補正が行われるので、記録信号のビット列に最適な記
録補正が行え、このとき、全て遅延だけで記録補正が行
おこなわれるので、記録補正を容易に行うことができる
等の特長を有する。
【0069】請求項2、11によれば、第2及び第3の
遅延量を第1の遅延量に第1及び第2の係数を乗算する
ことにより設定することにより、第1の遅延量を決定す
ることにより第2及び第3の遅延量を自動的に設定で
き、第1乃至第3の遅延量の全てを設定する必要がない
ので、遅延量の設定を簡単に行える等の特長を有する。
【0070】請求項3、12によれば、第2の遅延量を
第1の遅延量から第3の遅延量を減じた値に設定するこ
とにより、第1の遅延量及び第3の遅延量を決定すれ
ば、第2の遅延量を自動的に設定でき、第1乃至第3の
遅延量の全てを設定する必要がないので、遅延量の設定
を簡単に行える等の特長を有する。
【0071】請求項4、13によれば、第3の遅延量を
第1の遅延量から第2の遅延量を減じた値に設定するこ
とにより、第1の遅延量及び第3の遅延量を決定すれ
ば、第2の遅延量を自動的に設定でき、第1乃至第3の
遅延量の全てを設定する必要がないので、遅延量の設定
を簡単に行える等の特長を有する。
【0072】請求項5、14によれば、第1の遅延量を
第2の遅延量と第3の遅延量とを加算した値に設定する
ことにより、第1の遅延量及び第3の遅延量を決定すれ
ば、第2の遅延量を自動的に設定でき、第1乃至第3の
遅延量の全てを設定する必要がないので、遅延量の設定
を簡単に行える等の特長を有する。
【0073】請求項6、15によれば、磁化反転が2ビ
ット以上連続した場合には、第4の遅延量で記録補正を
行い、2ビット前に磁化反転した場合には、第4の遅延
量より小さい第5の遅延量で記録補正を行い、その他の
場合は記録補正無しとすることにより、不要な遅延を行
う必要がないので、記録補正を簡単に行える等の特長を
有する。
【0074】請求項7、16によれば、第5の遅延量を
第4の遅延量に予め設定された所定の係数を乗算するこ
とにより設定することにより、第4の遅延量を設定する
ことにより第5の遅延量が設定されるので、第4の遅延
量及び第5の遅延量の両方を設定する必要がなく、遅延
量の設定を簡単に行える等の特長を有する。
【0075】請求項8、17によれば、磁化反転が2ビ
ット連続した場合には、第6の遅延量により記録補正を
行い、3ビット以上連続する場合には、第6の遅延量よ
り小さい第7の遅延量により記録補正を行い、その他の
場合は記録補正無しとすることにより、不要な遅延を行
う必要がないので、記録補正を簡単に行える等の特長を
有する。
【0076】請求項9、18によれば、第7の遅延量を
第6の遅延量に予め設定された所定の係数を乗算するこ
とにより設定することにより、第6の遅延量を設定する
ことにより第7の遅延量が設定されるので、第6の遅延
量及び第7の遅延量の両方を設定する必要がなく、遅延
量の設定を簡単に行える等の特長を有する。
【0077】
【0078】
【0079】
【0080】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ディスク装置の一実施例の記録補
正方法を説明するための図である。
【図2】本発明の磁気ディスク装置の一実施例のブロッ
ク構成図である。
【図3】本発明の磁気ディスク装置の一実施例の記録補
正回路のブロック構成図である。
【図4】本発明の磁気ディスク装置の一実施例の記録補
正回路のフローチャートである。
【図5】本発明の磁気ディスク装置の一実施例の記録時
のタイミングを示す図である。
【図6】本発明の磁気ディスク装置の一実施例の規格化
線密度に対する設定遅延量の特性を示す図である。
【図7】本発明の磁気ディスク装置の一実施例の記録補
正回路の第1変形例の補正処理のフローチャートであ
る。
【図8】本発明の磁気ディスク装置の一実施例の記録補
正回路の第2変形例の補正処理のフローチャートであ
る。
【図9】従来の磁気ディスク装置の一例のブロック構成
図である。
【図10】記録補正を行わない場合の記録信号と磁化反
転の状態を説明するための図である。
【図11】従来の磁気ディスク装置の一例の記録補正方
法を説明するための図である。
【図12】従来の磁気ディスク装置の一例の記録時のタ
イミングを示す図である。
【符号の説明】
100 磁気ディスク装置 101 記録補正回路

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録信号のビットの配列に応じて該記録
    信号を補正する記録信号補正方法において、前記第1のビットに先行する第2のビット、該第2のビ
    ットに先行する第3のビットの反転状態を認識し、 前記第2のビットに反転があり、かつ、前記第3のビッ
    トに反転がない場合に、前記第1のビットの反転を第1
    の遅延量だけ遅延させ、 前記第3のビットに記録信号の反転があり、かつ、前記
    第2のビットに反転がある場合に、前記第1のビットへ
    の記録信号の反転を前記第1の遅延量以下に設定された
    第2の遅延量だけ遅延させ、 前記第3のビットに反転があり、かつ、前記第2のビッ
    トに反転がない場合に、前記第1のビットの反転を前記
    第2の遅延量以下に設定された第3の遅延量だけ遅延さ
    せることを特徴とする記録信号補正方法。
  2. 【請求項2】 前記第2の遅延量は、前記第1の遅延量
    に第1の係数を乗算して設定し、 前記第3の遅延量は、前記第1の遅延量に前記第1の係
    数より小さい第2の係数を乗算することにより設定する
    ことを特徴する請求項1記載の記録信号補正方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の遅延量は、前記第1の遅延量
    から前記第3の遅延量を減じた値に設定することを特徴
    とする請求項1記載の記録信号補正方法。
  4. 【請求項4】 前記第3の遅延量は、前記第1の遅延量
    から前記第2の遅延量を減じた値に設定することを特徴
    とする請求項1記載の記録信号補正方法。
  5. 【請求項5】 前記第1の遅延量は、前記第2の遅延量
    と前記第3の遅延量とを加算した値に設定することを特
    徴とする請求項1記載の記録信号補正方法。
  6. 【請求項6】 記録信号のビットの配列に応じて該記録
    信号を補正する記録信号補正方法において、 前記第1のビットに先行する第2のビット、該第2のビ
    ットに先行する第3のビットの反転状態を認識し、 前記第1のビットに先行する第2のビットに反転がある
    場合に、前記第1のビ ットの反転を第4の遅延量だけ遅
    延させ、 前記第2のビットに先行する第3のビットに反転がある
    場合に、前記第1のビットの反転を前記第4の遅延量以
    下に設定された第5の遅延量だけ遅延させることを特徴
    とする記録信号補正方法。
  7. 【請求項7】 前記第5の遅延量は、前記第4の遅延量
    に予め設定された所定の係数を乗算することにより設定
    することを特徴とする請求項6記載の記録信号補正方
    法。
  8. 【請求項8】 記録信号のビットの配列に応じて該記録
    信号を補正する記録信号補正方法において、 前記第1のビットに先行する第2のビット、該第2のビ
    ットに先行する第3のビットの反転状態を認識し、 前記第1のビットに先行する第2のビットに反転があ
    り、かつ、前記第2のビットに先行する第3のビットに
    反転がない場合に、前記第1のビットの反転を第6の遅
    延量だけ遅延させ、 前記第2のビットに反転があり、かつ、前記第3のビッ
    トに反転がある場合に、前記第1のビットの反転を前記
    第6の遅延量以下に設定された第7の遅延量だけ遅延さ
    せることを特徴とする記録信号補正方法。
  9. 【請求項9】 前記第7の遅延量は、前記第6の遅延量
    に予め設定された所定の係数を乗算することにより設定
    することを特徴とする請求項8記載の記録信号補正方
    法。
  10. 【請求項10】 回転するディスクに対向して配置され
    たヘッドに記録信号に応じた磁界を発生させ、該ディス
    クを該記録信号に応じて磁化反転させ該記録信号に応じ
    た情報を記録するディスク装置において、 前記記録信号が供給され、前記記録信号のうち書き込も
    うとするビットである第1のビットに先行する第2のビ
    ットに反転があり、かつ、前記第2のビットに先行する
    第3のビットに反転がない場合に、前記第1のビットの
    反転を第1の遅延量だけ遅延させ、前記第3のビットに
    反転があり、かつ、前記第2のビットに反転がある場合
    に、前記第1のビットの反転を前記第1の遅延量以下に
    設定された第2の遅延量だけ遅延させ、前記第3のビッ
    トの反転があり、かつ、前記第2 のビットに反転がない
    場合に、前記第1のビットの反転を前記第2の遅延量以
    下に設定された第3の遅延量だけ遅延させ、前記ヘッド
    に供給する記録信号補正手段を有することを特徴とする
    ディスク装置。
  11. 【請求項11】 前記第2の遅延量は、前記第1の遅延
    量に第1の係数を乗算して設定し、 前記第3の遅延量は、前記第1の遅延量に前記第1の係
    数より小さい第2の係数を乗算することにより設定する
    ことを特徴する請求項10記載のディスク装置。
  12. 【請求項12】 前記第2の遅延量は、前記第1の遅延
    量から前記第3の遅延量を減じた値に設定することを特
    徴とする請求項10記載のディスク装置。
  13. 【請求項13】 前記第3の遅延量は、前記第1の遅延
    量から前記第2の遅延量を減じた値に設定したことを特
    徴とする請求項10記載のディスク装置。
  14. 【請求項14】 前記第1の遅延量は、前記第2の遅延
    量と前記第3の遅延量とを加算した値に設定することを
    特徴とする請求項10記載のディスク装置。
  15. 【請求項15】 回転するディスクに対向して配置され
    たヘッドに記録信号に応じた磁界を発生させ、該ディス
    クを該記録信号に応じて磁化反転させ該記録信号に応じ
    た情報を記録するディスク装置において、 前記記録信号が供給され、前記記録信号のうち書き込も
    うとするビットである第1のビットに先行する第2のビ
    ットに反転がある場合に、前記第1のビットの反転を第
    4の遅延量だけ遅延させ、前記第2のビットに先行する
    第3のビットに反転がある場合に、前記第1のビットの
    反転を前記第4の遅延量以下に設定された第5の遅延量
    だけ遅延させ、前記磁気ヘッドに供給する記録信号補正
    手段を有することを特徴とするディスク装置。
  16. 【請求項16】 前記第5の遅延量は、前記第4の遅延
    量に予め設定された所定の係数を乗算することにより設
    定することを特徴とする請求項15記載のディスク装
    置。
  17. 【請求項17】 前記第1のビットに先行する第2のビ
    ットに反転があり、かつ、前記第2のビットに先行する
    第3のビットに反転がない場合に、前記第1のビットの
    反転を第6の遅延量だけ遅延させ、前記第2のビットに
    反転があり、 かつ、前記第3のビットに反転がある場合
    に、前記第1のビットの反転を前記第6の遅延量以下に
    設定された第7の遅延量だけ遅延させ、前記ヘッドに供
    給する記録信号補正手段を有することを特徴とする請求
    項16記載のディスク装置。
  18. 【請求項18】 前記第7の遅延量は、前記第6の遅延
    量に予め設定された所定の係数を乗算することにより設
    定することを特徴とする請求項17記載のディスク装
    置。
JP9065127A 1997-03-18 1997-03-18 記録信号補正方法及びディスク装置 Expired - Fee Related JP3068027B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9065127A JP3068027B2 (ja) 1997-03-18 1997-03-18 記録信号補正方法及びディスク装置
US09/025,115 US6157506A (en) 1997-03-18 1998-02-17 Write compensation method and magnetic disk apparatus adapted for high-density recording

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9065127A JP3068027B2 (ja) 1997-03-18 1997-03-18 記録信号補正方法及びディスク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10261203A JPH10261203A (ja) 1998-09-29
JP3068027B2 true JP3068027B2 (ja) 2000-07-24

Family

ID=13277909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9065127A Expired - Fee Related JP3068027B2 (ja) 1997-03-18 1997-03-18 記録信号補正方法及びディスク装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6157506A (ja)
JP (1) JP3068027B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6031643B1 (ja) * 2016-01-04 2016-11-24 義弘 林 ゴルフ練習器具
KR101928442B1 (ko) * 2017-06-12 2018-12-12 삼육대학교산학협력단 운동자세를 올바르게 교정 가능한 교정교구 및 교정방법.

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0959468A1 (en) * 1998-05-19 1999-11-24 Hewlett-Packard Company Double pulse write driver
US6760171B2 (en) 2001-03-23 2004-07-06 Guzik Technical Enterprises Magnetic medium precompensation method and apparatus
JP2010123233A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv 磁気ディスク・ドライブ及び磁気ディスクへのデータ記録方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6042524B2 (ja) * 1976-01-21 1985-09-24 株式会社日立製作所 磁気記憶装置の信号検出方式
JPS53102007A (en) * 1977-02-18 1978-09-06 Hitachi Ltd Agnetic memory device
JPS5637812A (en) * 1979-08-31 1981-04-11 Fujitsu Ltd Correction system for phase shift of magnetic recording information
JPS5683819A (en) * 1979-12-12 1981-07-08 Fujitsu Ltd Magnetic recording system
JPS5977607A (ja) * 1982-10-27 1984-05-04 Hitachi Ltd 記録タイミング補正方式
JPS5987610A (ja) * 1982-11-10 1984-05-21 Fujitsu Ltd 書込デ−タのプリシフト回路
JPH076306A (ja) * 1993-06-17 1995-01-10 Fujitsu Ltd データ書き込み補償回路
US5493454A (en) * 1994-10-04 1996-02-20 Quantum Corporation Write precompensation optimization in a PRML channel using a selected PRML signal level

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6031643B1 (ja) * 2016-01-04 2016-11-24 義弘 林 ゴルフ練習器具
KR101928442B1 (ko) * 2017-06-12 2018-12-12 삼육대학교산학협력단 운동자세를 올바르게 교정 가능한 교정교구 및 교정방법.

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10261203A (ja) 1998-09-29
US6157506A (en) 2000-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1941138B (zh) 信号处理装置、信号处理方法及存储系统
CN1941136B (zh) 信号处理装置、信号处理方法及存储系统
US6621648B2 (en) Look ahead write precompensation
JPS61104370A (ja) 3値記号列を磁気媒体上に記録する装置
CN1941137B (zh) 信号处理装置、信号处理方法及存储系统
JPS5946050B2 (ja) ピ−ク移動補償回路
JP3068027B2 (ja) 記録信号補正方法及びディスク装置
JP3609721B2 (ja) デジタルデータ再生装置及びデジタルデータ再生方法
JP2755144B2 (ja) 光ディスク信号再生方法及び光ディスク信号再生装置
US4167761A (en) Precedent and subsequent minor transitions to alleviate pulse crowding
JPH07220398A (ja) 記録信号再生方法及びその装置
JPH10172251A (ja) 光学式情報再生方法及び再生装置
US6002730A (en) Method for detecting data and device therefor of data storing unit
US9721588B2 (en) Magnetic recording system including differentiated write current emphasis signal generator circuit
US6903890B2 (en) Method and apparatus for write compensation of perpendicular magnetic recording in disk drive
JP2787895B2 (ja) 情報記録再生装置
US5148333A (en) Method for recording and/or reproducing a signal
US7821729B2 (en) Storage apparatus and method for processing recording compensation
JP2890713B2 (ja) 磁気ディスク記録装置及び磁気ディスク再生装置
JPH0745009A (ja) データ伝送装置
JP2870060B2 (ja) 符号化方法
JP3225588B2 (ja) ディジタル信号再生回路
KR0129966B1 (ko) 데이타 재생회로
KR0136462B1 (ko) 디지탈 브이씨알(dvcr)의 에러검출 및 정정장치
JPS59217217A (ja) 同期抽出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000425

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080519

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090519

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090519

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100519

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100519

Year of fee payment: 10

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100519

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100519

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110519

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees