JP3068001U - ペット用キャリ―ケ―ス - Google Patents

ペット用キャリ―ケ―ス

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JP3068001U
JP3068001U JP1999007275U JP727599U JP3068001U JP 3068001 U JP3068001 U JP 3068001U JP 1999007275 U JP1999007275 U JP 1999007275U JP 727599 U JP727599 U JP 727599U JP 3068001 U JP3068001 U JP 3068001U
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lid
pressing operation
window
pet
case
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JP1999007275U
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紀子 辻
雅嗣 土屋
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Iris Ohyama Inc
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Iris Ohyama Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケース本体に取り付けた蓋体全体を外す必要
がなく、蓋体に設けた窓体を上開き状態に開放するとい
う簡単な操作で、ペットの出し入れを容易に行なえるペ
ット用キャリーケースを提供する。 【解決手段】 内部にペットが収容される箱状のケース
本体2と、上開き状態に開放可能な窓体4を備えてケー
ス本体2の上方に取り付けた蓋体3とから成り、この窓
体4は、自身の一端縁部をヒンジ部7を介して蓋体3に
回動可能に枢着し、他端縁部には、蓋体3の縁部に係合
するプッシュボタン式の止具8を配している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えば、小犬・猫・ハムスター・ウサギ等の小動物を収容して運ぶ ためのペット用キャリーケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のペット用キャリーケースとしては、例えば、実開昭60−13 3778号公報に開示されたものがある。このケースは、合成樹脂による射出成 形等により、天板と底板と側面板とを作成して四角筒状のケース本体を形成して いる。また、ケース本体の前面部には、縦長長方形状の開口部を有し、この開口 部には、回転フック式等の止具を備えた横開き式の扉体が取り付けられている。 さらに、扉体の上半面部には、開閉可能な窓部を配している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のペット用キャリーケースでは、ペットを出し入れする際 に、回転フック式等の止具を回すことにより、ケース本体の前面部にある扉体を 横開き状態に開放するものであり、扉体自体の開閉操作が非常に面倒であった。 また、外部から働く何等かの衝撃や、収容しているペットの激しい動きによる反 動でフックが回転して止具が簡単に外れ、扉体が不意に開いてしまう事態も生じ ていた。さらに、ケース本体内部の糞尿等で汚れたシートを交換する場合には、 横開き式の扉体を開放し、縦長長方形状の狭い開口部から手を入れて作業を行な うため、シートの交換作業が非常に面倒である等の問題点を有していた。
【0004】 そこで、本考案は、叙上のような従来存した問題点に鑑み創案されたもので、 片手による簡単な操作で窓体を開放してペットの出し入れが極めて容易であり、 また、止具が不意に外れてしまう事態を回避して窓体を確実に閉止することがで き、しかも、糞尿等で汚れたシートの交換作業を簡単に行なうことのできるペッ ト用キャリーケースを提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案にあっては、内部にペットが収容される箱状のケース本体2 と、上開き状態に開放可能な窓体4を備えてケース本体2の上方に取り付けた蓋 体3とから成り、この窓体4は、自身の一端縁部をヒンジ部7を介して蓋体3に 回動可能に枢着し、他端縁部には、蓋体3の縁部に係合するプッシュボタン式の 止具8を配したことで、上述した課題を解決した。
【0006】 また、止具8は、支持突部9を介して窓体4前縁部に形成した凹部10内に回 動自在に枢着され、蓋体3の前側縁部に形成した凹溝形の被係止部11に係合す る係止部12を有する押圧操作部13から成ることで、同じく上述した課題を解 決した。
【0007】 さらに、押圧操作部13の裏面に、押圧操作部13の係止部12を常時外方へ 付勢させる弾性部材を配したことで、同じく上述した課題を解決した。
【0008】 また、一端面が押圧操作部13の裏面に固定され、他端面が窓体4前縁部の凹 部10底面に固定されて、押圧操作部13の係止部12を常時外方へ付勢させる 、略U字形の板ばね14を配したことで、同じく上述した課題を解決した。
【0009】 加えて、蓋体3の上面に窓体4を2個配し、一方の窓体4側の蓋体3内部に、 収納凹部16を設けたことで、同じく上述した課題を解決した。
【0010】 本考案に係るペット用キャリーケース1においては、自身の一端縁部がヒンジ 部7を介して蓋体3に回動可能に枢着されて、上開き状態に開放可能な窓体4を 備えているため、例えば、片手で窓体4を開放するという極めて簡単な操作で、 ペットを速やかに出し入れすることができる。
【0011】 また、窓体4の他端縁部に配したプッシュボタン式の止具8は、これを片手で 押圧しながら窓体4を持ち上げるという極めて簡単な操作で、窓体4を容易に開 放できる。
【0012】 一方、窓体4の閉塞時には、板ばね14により押されて止具4の係止部12が 蓋体3の被係止部に係合しているため、窓体4の閉塞状態が確実に保持される。
【0013】 また、蓋体3の上面に窓体4を2個配し、一方の窓体4側の蓋体3内部に収納 凹部16を設けることで、ケース本体2内の交換補充用のシートや、ケース本体 2に取り付けるショルダーベルト等の小物類の収納を可能にしている。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して本考案の一実施の形態を説明する。本考案に係るペット 用キャリーケース1は、図1乃至図3に示すように、内部にペットが収容される 箱状のケース本体2と、ケース本体2の上方に取り付けた蓋体3とから構成され る。このケース本体2は、側面が網目状で全体が長円形の箱状に形成されている 。尚、ケース本体2の形状は図に示すものに限定されず、ペットを収容できるも のであれば、どの様な形状であっても差し支えない。
【0015】 蓋体3は、図3、図7に示すように、ケース本体2の上面開口部2Aに開閉可 能に取り付けられており、ケース本体2に合わせて、長円形状に形成されている 。また、この蓋体3は、図1、図6に示すように、上開き状態に開放可能な窓体 4を2個備えている。尚、蓋体3の形状も図に示すものに限定されず、ケース本 体2の上面開口部2Aを閉じることができれば、どの様な形状であっても差し支 えない。
【0016】 ケース本体2を閉じる蓋体3は、図3、図7に示すように、ケース本体2の上 面開口部2Aに設けた一対のヒンジ部5を介して、ケース本体2に回動可能に取 り付けられている。また、ケース本体2の上面開口部2Aの他側縁部には、図1 に示すように、一対のバックル6を設けている。このバックル6は、ケース本体 2の上面開口部2Aを蓋体3により閉止した状態において、蓋体3の縁部とケー ス本体2の上面開口部2Aの縁部とを係止するものである。そして、図1、図6 に示すように、ケース本体2を手で吊持するために、ケース本体2の上面開口部 2A近傍に、アーチ状に形成した一対のハンドル部17が夫々回動可能に枢着さ れている。さらに、図2に示すように、ケース本体2の上方四隅近傍には、ショ ルダーベルト(図示せず)の両端部を巻挿固定するためのショルダーベルト取付 枠部18を設けている。
【0017】 バックル6の具体的な構成としては、例えば、ケース本体2の上面開口部2A 近傍にバックル6の基端部側を回動可能に枢着し、バックル6の上部に連繋して いる環状の係合部を蓋体3に設けた突起状の被係合部に係合させてから、バック ル6の下端部をケース本体2側に押し込むことにより、蓋体3の被係合部を下方 に引っ張って締結固定するものである。
【0018】 窓体4は、図1に示すように、蓋体3に2個設けられている。一方の窓体4( 左方)は、図3、図4に示すように、蓋体3に穿設した略U字形の上面開口部3 Aを閉止するように蓋体3に取り付けられている。他方の窓体4(右方)は、図 3に示すように、蓋体3に設けた収納凹部16を閉止するように蓋体3に取り付 けられている。この蓋体3の収納凹部16は、交換補充用のシートや、ケース本 体2に取り付けるショルダーベルト等の小物類を収納するために、底浅段差状に 形成されている。そして、両窓体4は、図6に示すように、その基端部がヒンジ 部7を介して蓋体3に取り付けられており、上開き状態に開放可能となっている 。
【0019】 蓋体3への窓体4の取付手段としてのヒンジ部7は、図4に示すように、窓体 4の一端縁部(支持側)に矩形枠状の枢着部15Aを左右一対に設け、この枢着 部15Aの側面から左右に夫々突出した突起部15Bを、蓋体3の中央側におけ る上面開口部3A縁部に設けた左右一対の支持枠部の支持孔部3Bに貫挿させて 成る。一方、窓体4の他端縁部(開放側)には、図4に示すように、窓体4を蓋 体3の上面開口部3A縁部に係合させるための、プッシュボタン式の止具8を配 している。
【0020】 この窓体4の止具8は、具体的に以下のように構成されている。すなわち、図 4、図5に示すように、平板状の押圧操作部13の上端両側縁部において左右へ 突出形成した一対の支持突部9を、窓体4の前縁部に形成した凹部10内の左右 壁面に夫々穿設した支持孔部10Aに枢着させることで、押圧操作部13自体を 凹部10内で前後方向に回動可能に装着している。また、押圧操作部13の下側 縁部には、蓋体3の前側縁部に形成した凹溝形の被係止部11に係合させる、略 レ字型突起片状の係止部12を設けている。さらに、押圧操作部13の裏面には 、係止部12を常時外方へ付勢させる弾性部材を配している。弾性部材の具体例 としては、例えば、図4、図5(a)に示すように、略U字形の板ばね14があ る。この場合、板ばね14の一端面が押圧操作部13裏面に固定され、他端面が 窓体4前縁部の凹部10底面の中央に形成した縦長の枠部10B内に固定されて 、押圧操作部13の係止部12を常時外方へ付勢するのである。そして、図5( b)に示すように、板ばね14の拡圧弾力に抗して押圧操作部13を片手で押圧 し、押圧操作部13自体を凹部10底面側に退避させることで、押圧操作部13 の係止部12が蓋体3の被係止部11から外れ、窓体4を上開き状態に開放でき るのである。
【0021】 次に、本考案の使用の一例を説明する。まず、図5(a)(b)に示すように 、止具8における板ばね14の拡圧弾力に抗して押圧操作部13を片手で押圧す ると、押圧操作部13自体が凹部10底面側に退避して、押圧操作部13の係止 部12が蓋体3の被係止部11から外れた状態となる。そして、押圧操作部13 をそのまま持ち上げれば、窓体4が上開き状態に開放される。こうして、図6に 示すように、左右の窓体4夫々が開放され、蓋体3の上面開口部3A側からはペ ットの出し入れが可能となり、蓋体3の収納凹部16側にはケース本体2内の交 換補充用のシートや、ケース本体2に取り付けるショルダーベルト等の小物類が 収納される。
【0022】 また、窓体4を閉塞する場合には、窓体4自体を片手で押し下げることにより 、押圧操作部13の係止部12底面が、蓋体3の被係止部11に圧接されながら 蓋体3の凹部10底面側へ押し込められ、窓体4の閉塞位置で板ばね14の拡圧 弾力によって押圧操作部13の係止部12が元の位置に復帰する。そして、押圧 操作部13の係止部12と蓋体3の被係止部11とが係合することで、窓体4が 閉塞固定される。一方、糞尿等で汚れたシートの交換作業を行なう場合には、図 7に示すように、バックル6による蓋体3の係合を解除し、ケース本体2から蓋 体3を開放する。
【0023】 尚、本考案は上記した実施の形態に限定されるものではなく、本考案の目的を 達成できる範囲での改良、変形等は本考案に全て包含されるものである。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係るペット用キャリーケース1は、内部にペッ トが収容される箱状のケース本体2と、上開き状態に開放可能な窓体4を備えて ケース本体2の上方に取り付けた蓋体3とから成り、この窓体4は、自身の一端 部をヒンジ部7を介して蓋体3に回動可能に枢着しているため、蓋体3全体をケ ース本体2から外さなくても、蓋体3に配した窓体4を上開き状態に開放するだ けで、ペットの出し入れを簡単に行なうことができる。また、糞尿等で汚れたシ ートを交換する際には、ケース本体2から蓋体3を簡単に外すことで、シートの 交換作業を迅速に行なうことができる。
【0025】 また、窓体4には、蓋体3の縁部に係合するプッシュボタン式の止具8を配し たため,この止具8を片手で押しながら窓体4を持ち上げるという簡単な操作で 、窓体4を上開き状態に開放できる。
【0026】 さらに、止具8は、支持突部9を介して窓体4前縁部に形成した凹部10内に 回動自在に枢着され、蓋体3の前側縁部に形成した凹溝形の被係止部11に係合 する係止部12を有する押圧操作部13から成るため、押圧操作部13の係止部 12が蓋体3の被係止部11に係合しているときは、窓体4の閉塞状態を確実に 保持できる。また、押圧操作部13の係止部12と、蓋体3の被係止部11との 係合状態を解いたときには、窓体4を上開き状態に簡単に開放できる。
【0027】 また、押圧操作部13の裏面に、押圧操作部13の係止部12を常時外方へ付 勢させる弾性部材を配したため、押圧操作部13の係止部12と蓋体3の被係止 部11との係合状態を確実に保持できる。
【0028】 加えて、一端面が押圧操作部13の裏面に固定され、他端面が窓体4前縁部の 凹部10底面に固定されて、押圧操作部13の係止部12を常時外方へ付勢させ る、略U字形の板ばね14を配してあるため、押圧操作部13の係止部12が蓋 体3の被係止部11から容易に外れてしまう事態を回避して、窓体4をしっかり と閉止することができる。また、止具8としての押圧操作部13を板ばね14の 付勢力に抗して片手で押圧することにより、蓋体3の被係止部11に係合してい る押圧操作部13の係止部12を容易に離脱させることができ、窓体4の開放作 業を簡単に行なうことができる。
【0029】 この他、蓋体3の上面に窓体4を2個配し、一方の窓体4側の蓋体3内部に、 収納凹部16を設けてあるので、ケース本体2内の交換補充用のシートや、ケー ス本体2に取り付けるショルダーベルト等の小物類の収納が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施の形態を示したもので、ペット
用キャリーケース全体の正面図である。
【図2】同じくペット用キャリーケースの側面図であ
る。
【図3】図2に示したペット用キャリーケースのA−A
線断面図である。
【図4】蓋体に取り付けた窓体周辺を示す一部分解斜視
図である。
【図5】止具と蓋体の周辺の構成を示すもので、(a)
は止具と蓋体の係合状態を示す断面図、(b)は止具と
蓋体との係合が解かれた状態を示す断面図である。
【図6】蓋体に取り付けた左右の窓体を、夫々上開き状
態に開放した状態を示す正面図である。
【図7】ケース本体に取り付けた蓋体の開放状態を示す
側面図である。
【符号の説明】
1…ペット用キャリーケース 2…ケース本体 3…蓋体 4…窓体 5…ヒンジ部 6…バックル 7…ヒンジ部 8…止具 9…支持突部 10…凹部 11…被係止部 12…係止部 13…押圧操作部 14…板ばね 16…収納凹部 17…ハンドル
部 18…ショルダーベルト取付枠部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月7日(1999.12.
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にペットが収容される箱状のケース
    本体と、上開き状態に開放可能な窓体を備えてケース本
    体の上方に取り付けた蓋体とから成り、この窓体は、自
    身の一端縁部をヒンジ部を介して蓋体に回動可能に枢着
    し、他端縁部には、蓋体の縁部に係合するプッシュボタ
    ン式の止具を配したことを特徴とするペット用キャリー
    ケース。
  2. 【請求項2】 止具は、支持突部を介して窓体前縁部に
    形成した凹部内に回動自在に枢着され、蓋体の前側縁部
    に形成した凹溝形の被係止部に係合する係止部を有する
    押圧操作部から成る請求項1記載のペット用キャリーケ
    ース。
  3. 【請求項3】 押圧操作部の裏面に、押圧操作部の係止
    部を常時外方へ付勢させる弾性部材を配した請求項1ま
    たは2記載のペット用キャリーケース。
  4. 【請求項4】 一端面が押圧操作部の裏面に固定され、
    他端面が窓体前縁部の凹部底面に固定されて、押圧操作
    部の係止部を常時外方へ付勢させる、略U字形の板ばね
    を配した請求項1乃至3のいずれか記載のペット用キャ
    リーケース。
  5. 【請求項5】 蓋体の上面に窓体を2個配し、一方の窓
    体側の蓋体内部に、収納凹部を設けた請求項1乃至4の
    いずれか記載のペット用キャリーケース。
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